JP4431241B2 - ランプ光照射装置並びに車両用前照灯 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光りの照射方向及び/又は拡散角度を変更できるランプ光照射装置に関する。本発明はまた、このような装置によってビーム切換や配光制御を行う車両用前照灯に関する。
【0002】
【従来の技術】
ひとつの光源からの配光を走行ビーム配光とすれ違いビーム配光との切り換え可能としたインナーレンズを有する可動装置を設けた従来の車両用前照灯として、特開平10−55705号がある。これは、ひとつの光源となる放電灯(バルブ)、その光源の放射光を収束させるための放物線を基本とする反射鏡、走行ビーム配光とすれ違いビーム配光とを切り換えるインナーレンズ、インナーレンズを支持軸に対して回動させるための駆動装置、反射鏡から反射された光を前方に透過するアウターレンズとから構成されている。
【0003】
このような従来の構成において、すれ違いビーム配光状態では、インナーレンズは反射鏡の上側1/3程度を覆うように垂下した状態に位置している。インナーレンズが垂下した状態では、反射鏡より照射された光を下向きに且つ拡散方向に制御する。また走行ビーム配光状態は、インナーレンズに連結されている駆動装置が動作することによって、インナーレンズは反射鏡からの直接の照射光を妨げないように約90度上方に回動して水平状態になる。この状態で、反射鏡より照射された光位は走行ビームの配光を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の車両用前照灯においては、走行ビーム配光とすれ違いビーム配光との切り換えがインナーレンズによって可能であるが、大きなインナーレンズ5を回動させるため、駆動機構が大掛かりとなり、そのために大きな出力の駆動装置が必要となり、コスト高にもなる問題がある。また、スラント(傾斜)が大きく、車両のサイドへの回り込みの大きなアウターレンズでは、前照灯内への駆動機構の取り付けスペースにも制約が生じる問題がある。このような点からしても前照灯の全体形状の制約が生じ、また意匠デザイン上の制約も生じるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記のようにインナーレンズの回動方式とは異なる全く別の方式により、光の照射方向を変えることができ、また走行ビーム配光とすれ違いビーム配光との切り換えが行える方式のものであり、その具体的な手段として、第1の発明は、外力により厚み方向に変形自在な透明ゲル状物質と、この透明ゲル状物質をその厚み方向から挟み込み一対の光透過板とで形成した可変プリズム装置をランプ光の通路に配置したランプ光照射装置であって、前記透明ゲル状物質は前記一対の透明板の一方に対応する面を山形の拡散カット形状に形成し、前記一対の光透過板を相対的に移動させて前記可変プリズム装置にプリズム作用を行わせる駆動装置を設け、前記可変プリズム作用を行わせる駆動装置により前記ランプ光の照射方向を変更することを特徴とするランプ光照射装置を提供するものである。
【0006】
第2の発明は、前記透明ゲル状物質を透明シリコーンゲルとしたランプ光照射装置を提供するものである。
【0007】
第3の発明は、ひとつの光源からの光を走行ビーム配光とすれ違いビーム配光とに切り換え可能とした車両用前照灯において、外力により厚み方向に変形自在な透明ゲル状物質と、この透明ゲル状物質をその厚み方向から挟む一対の光透過板とで形成し、前記透明ゲル状物質は前記一対の透明板の一方に対応する面を山形の拡散カット形状に形成した可変プリズム装置をランプ光の通路に配置し、前記一対の光透過板を相対的に移動させて前記可変プリズム装置にプリズム作用を行わせる駆動装置を設け、前記可変プリズム装置および駆動装置にて走行ビーム配光とすれ違い配光ビームとに切り換え可能とした車両用前照灯を提供するものである。
【0008】
第4の発明は、前記透明ゲル状物質を透明シリコーンゲルとした車両用前照灯を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図16は本発明の実施の形態を示す。図1は車両用前照灯の中央部の縦断側面図、図2は前照灯の正面斜視図、図3は可変プリズム装置の説明図、図4は可変プリズム装置を通過する光の屈折状態図、図5は素通しのときのスクリーン照度の配光図、図6はプリズム角2.5度のときのスクリーン照度の配光図、図7はプリズム角3.7度のときのスクリーン照度の配光図、図8は透明ゲル状物質の斜視図、図9は図8の透明ゲル状物質を有する可変プリズム装置の断面図、図10は図8の透明ゲル状物質を押し潰した可変プリズム装置の断面図、図11は可変プリズム装置が図9の状態での前照灯の配光特性、図12は可変プリズム装置が図10の状態での前照灯の配光特性図、図13は他の実施形態である可変プリズム装置の正面図、図14は図13の可変プリズム装置の側面図、図15は図13の可変プリズム装置を有する前照灯の配光特性図、図16はプリズムを複数に分割した可変プリズム装置の側面図、図17はプリズムを複数に分割した他の形状の可変プリズム装置の側面図、図18は本発明に係る車両用前照灯の走行ビーム配光パターン、図19は本発明に係る車両用前照灯のすれ違いビーム配光パターンである。
【0010】
先ず、本発明の第1の実施形態を図に基づいて説明する。図1において、1は車両用前照灯であり、一般に乗用車等の車両前面の左右端部に装飾フレーム等と共に取り付けられるため、その部分の車両の形状にマッチングした外観形状をしている。図1は車両の前面から見て右側の車両用前照灯を示したものであり、その形状は、車両のコーナ部においてその前面が前下方に傾斜し、その前面から側面に延びた形状をしていて、所謂スラントが大きく且つ車両のサイドへの回り込みが大きい形状である。車両の前面から見て左側の車両用前照灯も同様の構成であり、左右の車両用前照灯は左右対称形である。2は前照灯1の基体をなす反射壁であり、例えば、回転放物面とされ、その奥部の中央部には、光源3となるメタルハライドランプ等のランプであり、ソケット4にて取り付けられて電気の通電によって発光する。ソケット4はその端子5、5が所要の電源供給ラインにオン・オフ動作のスイッチ(図示せず)を介して接続されている。6はその周縁部を反射壁2の前面開口の周縁部に形成された溝7にシール材を介して挿入し保持されたアウターレンズであり、車両のデザインに合わせて前面が下方に傾斜した形状をなす。アウターレンズ6と反射壁2との接合は、この両者の周縁部がそれぞれ挿入保持される溝を前後に有する接合枠材にて接合する方法でもよい。
【0011】
反射壁2から反射される光源3の光はアウターレンズ6を透過して車両の前方へ照射されるが、この照射方向を変更できるように、装置8が設けられている。この装置8は、可変プリズムとして機能するものであり、可変プリズムとして、外力による部分的な厚みの変更によってその厚み方向へ通過する光の照射角度が変更されるプリズム特性を有する透明ゲル状物質10と、この透明ゲル状物質10をその厚み方向から挟む一対の光透過板9、9を有した可変プリズム装置8を光の通路に配置し、透明ゲル状物質10の厚み変更を一対の光透過板9、9相互の間隔変更によって行う駆動装置11を設けてなる光照射装置である。このように、光透過板として設けた透明板9、9の平行度を変更することによって透明ゲル状物質10を略楔状に変形させて透過する光が屈折する、即ち、光の照射方向が変わることを利用している。透明ゲル状物質10の厚さを変更する方法によっては、光の屈折角度のみならず拡散角度をも変更することができる。11は前照灯1内下部又は前照灯1の下面に設けられた駆動装置であり、一対の透明板9、9の相対的間隔を変更する。その一つの構成として、前照灯1内上部に固定した一方の透明板9に対して、上端部を回動可能に軸支持12した他方の透明板9の下端部を前後方向へ電動機又は電磁ソレノイド装置11にて駆動する方式を採用することができる。この電動機又は電磁ソレノイド装置11への指令は、車両の操作者が行う。
【0012】
図2は図1に代わる他の実施形態を示す。図1と大きく異なるところは、反射壁2の外側に形成した段差部35に駆動装置11を配置したことであり、駆動装置11によって、一対の透明板9、9の相対的間隔を変更して透明ゲル状物質10の厚さを変更することによって、アウターレンズ6を透過して車両の前方へ照射される光の照射方向、又は光の照射方向と拡散角度を変更できる可変プリズムとして機能することは図1と同様である。
【0013】
いま、本発明に関して行った一つの実施例について以下に記述する。プリズム特性(機能)を有する透明ゲル状物質10としては、製作の容易性、安定性、衝撃吸収性等を考慮してシリコーンゲルが適し、その一つとして、室温で硬化する無溶剤2液付加反応硬化型の液状シリコーンゲルが挙げられる。この一つとして、商品名がWACKER SilGel(登録商標)612を使用した。この商品は、流動性が高く、硬化後は非常に柔らかいゲル状態になり、優れた衝撃吸収性を有し、透明性が高く顔料により着色可能であり、自己粘着性のためにプライマー無しで殆どの物質に密着できる特徴を有する。そして混合比を変えることによってある程度硬化の調節が可能である。
【0014】
図3の可変プリズム装置8において、透明ゲル状物質10として厚さが5mmで60mm×50mmの平板状にした上記商品名のものを用い、一対の透明板9、9として厚さ5mmのポリカーボネート樹脂製の透明な平板を用い、この可変プリズム装置8に対して、図1のような前照灯の反射壁2を使用して、走行ビーム反射壁2から反射されるスポットパターンを可変プリズム装置8に透過させてそれをスクリーンに投影して、照射パターンの屈折などを測定した。この場合の透明ゲル状物質10の屈折率は1.40であり、また透明板9の屈折率は1.58である。一対の透明板9、9は透明アクリル樹脂で構成してもよい。
【0015】
これにおける測定結果として、素通し、即ち可変プリズム装置8を設けない状態でのスクリーン上の光束=350lm(ルーメン)、透明ゲル状物質10を有しない一対の透明板9、9のみの場合の光束=315lm(ルーメン)であり、次に可変プリズム装置8を設けた状態において、プリズム角Tを0度、2.5度、3.7度の3つの場合について結果を得た。即ち、プリズム角T=0度のとき出射角S=0度(計算値と実測値とも)、透明ゲル状物質10の透過率=90%で光束=285lm(ルーメン)であり、プリズム角T=2.5度のとき出射角S=0.98度(計算値)と0.80度(実測値)、透明ゲル状物質10の透過率=97%で光束=308lm(ルーメン)であり、プリズム角T=3.7度のとき出射角S=1.47度(計算値)と1.40度(実測値)、透明ゲル状物質10の透過率=98%で光束=310lm(ルーメン)であった。このスクリーン上の配光パターンはそれぞれ図5乃至図7に示す。図4は可変プリズム装置8を透過する光の屈折状態を示す。配光パターンは可変プリズム装置8の形状を種種選択することによって変更できるので、車両の前照灯に適した配光パターンが形成されるような形状を設計すればよい。
【0016】
配光パターンは可変プリズム装置8の形状を種種選択することによって変更できるので、車両の前照灯に適した配光パターン、即ち、図18のような遠方を照射する走行ビーム配光パターンと、図19のように車両の近くの前方を照射するすれ違いビーム配光パターンが形成されるような形状を設計すればよい。図18と図19は、右ハンドルの運転席から見た状態での車両の前照灯による配光特性の一つの良好な状態を示し、Aは反射壁2からの反射光のうち可変プリズム装置8を透過しない光がアウターレンズ6を透過して前方へ照射される光による固定部配光形状であり、Bは反射壁2から前方へ照射される光が可変プリズム装置8を透過した光により形成される可変プリズム配光形状である。前照灯からはこれらA、Bの合成された配光が得られる。
【0017】
図6と図7から明らかなように、プリズム角Tを大きくするに従って、光の中心が下がって照射方向が下向きになり、このことから、車両の前照灯などにおいてプリズム角Tを駆動装置11にて変更することによって、照射方向を容易に変更できることが解る。また、透過率は、透明ゲル状物質10単体で90%以上、一対の透明板9、9を含めても80%以上であり特に問題なく、出射角は、屈折率とプリズム角Tから算出した出射角とほぼ一致しているため特に問題なく、また、像の歪み、即ち、配光パターンにも可変プリズム装置8を通過したことによる変形や歪みが殆ど無い。このように可変プリズム装置8の光学特性は良好であることが解る。
【0018】
図8乃至図12は車両用前照灯における走行ビームとすれ違いビームとの切換に用いる可変プリズム装置8の一つの実施形態を示す。この場合、透明ゲル状物質10は、一対の透明板9、9の一方に対応する面を丸味を呈する山形の拡散カット形状に形成し(図8)、山形の拡散カット形状を維持した図9の状態で図11のすれ違いビーム配光(Aは固定部配光形状、Bは可変プリズム装置8を通過した可変プリズム配光形状であり、これらの合成配光形状)を形成し、図10のように山形の拡散カット形状を押し潰した状態で図12の走行ビーム配光(Aは固定部配光形状、Bは可変プリズム装置8を通過した可変プリズム配光形状であり、これらの合成配光形状)を形成する構成とすることもできる。
【0019】
図13と図14には、透明ゲル状物質10の厚みを上下左右いずれにも変更できるように一対の透明板9、9相互を4隅でバネ支持の構成とし、これによって、図15に斜線で示すようにビームの中心を多方面に移動できる構成を示している。
【0020】
図16と図17には、プリズムを複数に分割して多彩な照射配光が得られる構成を示したものであり、その一つとして、一対の透明板9、9の一方の透明板9の内面とこれに対応する透明ゲル状物質10の面とを3段に変わる厚みに構成したものを示している。図16のものと図17のものとは、段形成の形状が異なり、異なる照射配光が得られる。
【0021】
上記の他に、透明ゲル状物質10と一対の透明板9、9の形状や厚みを、曲面にしたり、複雑な凹凸形状にしたり、中央部を透明に周辺部を不透明又は半透明にしたり等、目的に応じて種種の形状に構成できるため、様々な応用に適応できる。また、透明ゲル状物質10と一対の透明板9、9の何れか一方、又は双方を着色することによって、色彩配光を得ることも容易である。
【0022】
【発明の効果】
本発明の第1の発明では、透明ゲル状物質の厚み変更を駆動装置によって一対の光透過板相互の間隔を変更する手段によって達成できるので、装置として簡単であり、光照射方向の変更を、段階的或いは無段階的のいずれの装置へも適用できるものである。また、振動等に対しても良好であり自動車のように衝撃の大きいものに適用しても安定した光の制御が行えるものである。
【0023】
本発明の第2の発明では、透明ゲル状物質を透明シリコーンゲルとすることで製作も簡単であり、装置としても安定したものができる。
【0024】
また、本発明の第3の発明では、振動等に対しても安定して、走行ビーム配光とすれ違いビーム配光との切換を可変プリズム装置にて行うことができ、従来のインナーレンズの回動方式とは異なる全く別の方式の車両の前照灯として新規な装置が提供できる。
【0025】
更に、本発明の第4の発明では、透明ゲル状物質を透明シリコーンゲルとすることで製作も簡単であり、装置としても安定したものができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る車両用前照灯の中央部の縦断側面図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る車両用前照灯の正面斜視図である。
【図3】 本発明の実施形態に係る可変プリズム装置の説明図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る可変プリズム装置を通過する光の屈折状態図である。
【図5】 本発明の実施形態に係る可変プリズム装置を設けない素通し状態のときのスクリーン照度の配光図である。
【図6】 本発明の実施形態に係る可変プリズム装置のプリズム角が2.5度のスクリーン照度の配光図である。
【図7】 本発明の実施形態に係る可変プリズム装置のプリズム角が3.7度のスクリーン照度の配光図である。
【図8】 本発明の実施形態に係る可変プリズム装置の透明ゲル状物質の斜視図である。
【図9】 本発明の実施形態に係る透明ゲル状物質を有する可変プリズム装置の断面図である。
【図10】 図10の透明ゲル状物質を押し潰した可変プリズム装置の断面図である。
【図11】 本発明の実施形態に係る可変プリズム装置の図10の状態での前照灯の配光特性図である。
【図12】 本発明の実施形態に係る可変プリズム装置の図11の状態での前照灯の配光特性図である。
【図13】 本発明の他の実施形態である可変プリズム装置の正面図である。
【図14】 図14の可変プリズム装置の側面図である。
【図15】 図14の可変プリズム装置を有する前照灯の配光特性図である。
【図16】 本発明の他の実施形態であるプリズムを複数に分割した可変プリズム装置の側面図である。
【図17】 本発明の他の実施形態であるプリズムを複数に分割した他の形状の可変プリズム装置の側面図である。
【図18】 本発明に係る車両用前照灯の走行ビーム配光パターンである。
【図19】 本発明に係る車両用前照灯のすれ違いビーム配光パターンである。
【符号の説明】
1……前照灯
2……反射壁
3……光源
4……ソケット
5……端子
6……アウターレンズ
8……可変プリズム装置
9……光透過板
10…透明ゲル状物質
11…駆動装置
Claims (4)
- 外力により厚み方向に変形自在な透明ゲル状物質と、この透明ゲル状物質をその厚み方向から挟み込み一対の光透過板とで形成した可変プリズム装置をランプ光の通路に配置したランプ光照射装置であって、
前記透明ゲル状物質は前記一対の透明板の一方に対応する面を山形の拡散カット形状に形成し、
前記一対の光透過板を相対的に移動させて前記可変プリズム装置にプリズム作用を行わせる駆動装置を設け、前記可変プリズム作用を行わせる駆動装置により前記ランプ光の照射方向を変更することを特徴とするランプ光照射装置。 - 前記透明ゲル状物質を透明シリコーンゲルとしたことを特徴とする請求項1に記載のランプ光照射装置。
- ひとつの光源からの光を走行ビーム配光とすれ違いビーム配光とに切り換え可能とした車両用前照灯において、
外力により厚み方向に変形自在な透明ゲル状物質と、この透明ゲル状物質をその厚み方向から挟む一対の光透過板とで形成し、前記透明ゲル状物質は前記一対の透明板の一方に対応する面を山形の拡散カット形状に形成した可変プリズム装置をランプ光の通路に配置し、前記一対の光透過板を相対的に移動させて前記可変プリズム装置にプリズム作用を行わせる駆動装置を設け、前記可変プリズム装置および駆動装置にて走行ビーム配光とすれ違い配光ビームとに切り換え可能とした車両用前照灯。 - 前記透明ゲル状物質を透明シリコーンゲルとしたことを特徴とする請求項3に記載の車両用前照灯。
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