JP4431057B2 - 2−アミノメチルピリジン誘導体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、殺虫剤の製造のための中間体化合物として有用な2−アミノメチルピリジン誘導体を製造するためのベンゾフェノン及びグリシンアルキルエステル塩酸塩を出発物質とする新規方法に関する。
特許出願WO 99/42447号は、ベンゾフェノングリシンイミンアルキルエステルを出発物質とする2−アミノメチルピリジン類の製造を開示している。この文献はベンゾフェノングリシンイミンアルキルエステルの製造方法を開示していない。
特定のベンゾフェノングリシンイミンアルキルエステルの製造方法はJournal of Peptide Reseach,55(4):300−307(2000)に報告されている。この文献は、ベンゾフェノンイミンをグリシネート塩酸塩と反応させてベンゾフェノングリシンイミンアルキルエステルを製造する反応を開示している。この文献にはベンゾフェノンの使用は開示されていない。ベンゾフェノンイミンの使用は高価であるという欠点をもたらす。更に、この化合物は2−アミノメチルピリジン化合物の製造中にベンゾフェノン化合物に変換されるので、再利用前にはベンゾフェノンをベンゾフェノンイミンに変換させるためのステップが追加される結果になる。これは商業プラントでは望ましくない。
今回、上記した問題を解消し、商業規模操業に適用し得る2−アミノメチルピリジン誘導体を製造するための代替方法を知見した。
従って、本発明は、一般式(I):
Figure 0004431057
(式中、nは0、1、2または3を表し、Xはハロゲン原子であり、Yは同一でも異なっていてもよく、ハロゲン原子、ハロゲノアルキル、アルコキシカルボニルまたはアルキルスルホニルであり得る)
を有する2−アミノメチルピリジン誘導体またはその塩の製造方法に関し、その方法は、
(A)反応スキーム1
Figure 0004431057
に従って、ベンゾフェノン(BP)を水と共沸混合物を形成し得る非極性溶媒中、酸触媒及びトリアルキルアミン塩基の存在下でグリシンアルキルエステル塩酸塩(GAE・HCl)と1〜4のBP/GAE・HClモル比で還流反応させて、ベンゾフェノングリシンイミン誘導体(BPGI)を得る第1ステップ;
(B)反応スキーム2
Figure 0004431057
(式中、X、Y及びnは上記と同義であり、zは脱離基である)
に従って、第1ステップで得たベンゾフェノングリシンイミン誘導体(BPGI)溶液を乾燥無機塩基、触媒及び非プロトン性極性溶媒の存在下でピリジン誘導体(Py−z)と還流加熱することにより反応させて、ピリジングリシンイミン誘導体(PyGI)を得る第2ステップ;
(C)反応スキーム3
Figure 0004431057
(式中、X、Y及びnは上記と同義である)
に従って、前記ピリジングリシンイミン誘導体(PyGI)溶液に塩酸水溶液を少なくとも1のHCl/PyGIモル比で最高25℃の温度で添加して、ピリジングリシンエステル塩酸塩誘導体(PyGE・HCl)を得る第3ステップ;
(D)ピリジングリシンエステル塩酸塩誘導体(PyGE・HCl)を水の環流下で加熱することにより一般式(I)を有する化合物に変換する第4ステップ;
を含む。
本発明において、
アルキルはC1−5アルキル部分、好ましくはエチルを表し;
ハロアルキルは1個以上のハロゲン原子で置換されたC1−6アルキル部分を意味し;
アルコキシカルボニルはC1−6アルコキシカルボニルを意味し、その好適例はメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニルまたはi−プロポキシカルボニルであり得;
アルキルスルホニルはC1−6アルキルスルホニルを意味し;
触媒は各試薬または中間体化合物の0.01〜0.2モル当量、好ましくは0.01〜0.1モル当量で使用される化合物を意味し;
ハロゲン原子は臭素原子、塩素原子、ヨウ素原子またはフッ素原子であり得る。
本発明に従うPyGIからのPyGE・HClの製造中にベンゾフェノンは回収され、ベンゾフェノングリシンイミンアルキルエステルの製造のために直接再利用され得る。本発明によれば、ベンゾフェノンはベンゾフェノンイミンに再利用する必要はなく、よって高価な追加ステップが省略される。更に、本発明の方法により得られる生成物の収率は従来技術から公知の方法で達成される収率よりも高い。
本発明は、一般式(I)を有する化合物の製造方法に関する。好ましくは、式(I)を有する化合物の諸特徴は相互に独立して、Xに関しては、Xは塩素;nに関しては、nは1;Yに関しては、Yはハロアルキル、より好ましくはトリフルオロメチルであると選択され得る。
より好ましくは、本発明は、一般式(I)(式中、Xは塩素、nは1、Yはトリフルオロメチル)を有する化合物の製造方法に関する。
本発明の方法は、2−アミノメチル−3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジンの製造に特に適している。
本発明の方法の第1ステップ(ステップA)では、水と共沸混合物を形成し得る溶媒を使用しなければならない。適当な溶媒にはトルエンまたはエチルベンゼンが含まれる。本発明の方法のステップAでは、酸触媒、好ましくはp−トルエンスルホン酸触媒を使用しなければならない。本発明の方法のステップAではまた、トリアルキルアミン塩基も使用しなければならない。好ましいトリアルキルアミン塩基はN,N−ジイソプロピルN−エチルアミンである。
本発明の方法の第2ステップ(ステップB)は、第1ステップで得たベンゾフェノングリシンイミン誘導体(BPGI)をピリジン誘導体(Py−z)(ここで、zは脱離基、好ましくはハロゲン原子、より好ましくは塩素原子である)と反応させることを含む。本発明の方法のステップBでは、乾燥無機塩基を使用しなければならない。適当な乾燥無機塩基には乾燥KCOまたはNaHが含まれる。本発明の方法のステップBでは、触媒、好ましくは相間移動触媒を使用しなければならない。適当な相間移動触媒はNEtBrであり得る。本発明の方法のステップBではまた、非プロトン性極性溶媒を使用しなければならない。適当な溶媒はプロピオニトリルであり得る。
本発明の方法の第3ステップ(ステップC)は最高25℃、好ましくは20〜25℃の温度で実施する。ステップCは少なくとも1、好ましくは1〜5のHCl/PyGIモル比で実施する。
本発明の方法の各ステップで得られた生成物流は分離し、有用な化合物を再利用するために処理され得る。後処理ステップは当業者に公知の方法に従って実施され得る。特に、ステップA後に得た混合物を冷却し、水で洗浄して、トリアルキルアミン塩基塩酸塩を溶解させ得る。その後、2つの液相を分離してもよい。下部のトリアルキルアミン塩基塩酸塩を含有する水性相を分離し、水酸化ナトリウム水溶液で処理して、再利用のためにトリアルキルアミン塩基を回収し得る。BPGI及び過剰のベンゾフェノンを含有する溶媒相を溶媒と水の共沸蒸留により乾燥させ得る。その後、溶媒中のBPGIを含む乾燥溶液はPy−zとのカップリング反応のためにすぐに使用できる。
ステップBが終了したら、非プロトン性極性溶媒を可能な再利用のために真空下で蒸留する。PyGI、非極性溶媒及び過剰の乾燥無機塩基の混合物を約20℃に冷却した後、水で洗浄して、2相を分離する。下部の過剰の乾燥無機塩基を含有する水性相は捨ててもよい。非極性溶媒中にPyGIを含む溶液及び前のステップからの過剰のベンゾフェノンはステップCの酸性化反応のためにすぐに使用し得る。
ステップCが終了したら、ベンゾフェノンを含有する上部の非極性溶媒相及び下部のPyGE・HCEを含有する水性相の2相を分離してもよい。後者は脱カルボキシル化ステップ(ステップD)にすぐに使用され得る。非極性溶媒及びベンゾフェノンはBPGI製造のために再利用すべく回収してもよい。
本発明の方法のステップDに従うPyGE・HClの一般式(I)を有する化合物への変換は、本明細書に引用したWO 99/42447号に記載されているような公知方法により実施され得る。
本発明によるPyGIからのPyGE・HClの製造中、ベンゾフェノンはベンゾフェノングリシンイミンアルキルエステルの製造に直接再利用するために回収され得る。本発明によれば、ベンゾフェノンはベンゾフェノンイミンに再利用する必要はなく、高価な追加ステップを省略し得る。
従って、本発明の別の態様により、上記反応スキーム1〜3によってピリジングリシンエステル塩酸塩誘導体(PyGE・HCl)の製造方法が提供される。
下記実施例を参照して本発明を説明する。
ベンゾフェノングリシンイミンエチルエステルの製造
蒸留部及びDean−Stark分離器を備えた1L容量のガラス反応器に、ベンゾフェノン(182g,1モル)、グリシンエチルエステル塩酸塩(70.1g,0.5モル)、p−トルエンスルホン酸(4.75g,0.05モル)及びトルエン(249g)を投入した。
混合物を大気圧下110〜115℃に加熱してトルエン中で良好な還流を与えた。N,N−ジイソプロピルN−エチルアミン(97g,1.05モル)をポンプを用いて4時間かけて添加した。反応中に水が生成し、生成水は、水−トルエン共沸混合物として留去させた。水はDean−Stark分離器でデカントし、トルエンを反応器に戻した。アミン添加終了後反応を1時間続行し、反応の完了を液体クロマトグラフィーによりモニターした。
反応が完了したら、反応混合物を20℃に冷却した。次いで、混合物を水(335g)で洗浄し、2つの液相をデカンテーションにより分離した。下部のすべてのN,N−ジイソプロピルN−エチルアミン塩酸塩を含有する水性相を水性水酸化ナトリウムによる処理のために残してN,N−ジイソプロピルN−エチルアミンを回収、再利用した。
上部のベンゾフェノングリシンイミンエチルエステル及び過剰のベンゾフェノンを含有するトルエン相を濃縮した。この間に水をトルエンとの共沸混合物として除去した。トルエン中にベンゾフェノングリシンイミンエチルエステルを含む乾燥溶液を液体クロマトグラフィーにより分析、グリシンエチルエステル塩酸塩に対するベンゾフェノングリシンイミンエチルエステルの収率は91%であった。
エチルN−(ジフェニルメチレン)−2−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジル)グリシネートの製造
蒸留部及びDean−Stark分離器を備えたガラス反応器に、炭酸カリウム185g(3モル当量)及びトルエン300gを投入した。トルエン中で還流し、水−トルエン共沸混合物を110℃のポット温度で留去させることにより炭酸カリウムから水を除去した。トルエン(150g)が除去された。
炭酸カリウムの乾燥懸濁液に、テトラエチルアンモニウムブロミド4.75g(0.05モル当量)、プロピオニトリル310g及び上記のトルエン中に乾燥ベンゾフェノングリシンイミンエチルエステルを含む溶液380g(PGI中間体1モル当量)を添加した。混合物を還流加熱(105℃)し、2,3−ジクロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン99g(ベンゾフェノングリシンイミンエチルエステル中間体1モル当量)をポンプを用いて3時間かけて添加し、還流を維持し、凝縮物をDean−Stark凝縮器を用いて分離し、溶媒を反応容器に戻し、水を捨てた。反応の完了を液体クロマトグラフィーによりモニターした。ピリジンを添加後水除去を伴う還流を更に3時間続けた。次いで、プロピオニトリルを300mbarの減圧下で留去した。反応混合物を20℃に冷却した。水315gを添加し、2つの液相を分離した。下部の水性相は未反応の炭酸カリウムのすべてを含んでおり、捨てた。上部のエチルN−(ジフェニルメチレン)−2−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジル)グリシネートを含むトルエン相を液体クロマトグラフィーにより分析した。2,3−ジクロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジンに対するエチルN−(ジフェニルメチレン)−2−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジル)グリシネートの収率は85%であった。
エチル2−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジル)グリシネートの製造
上記実施例で得たトルエン中にエチルN−(ジフェニルメチレン)−2−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジル)グリシネートを含む溶液に、10%塩酸水溶液290gを20℃で添加した。攪拌し、1時間反応させた。エチルN−(ジフェニルメチレン)−2−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジル)グリシネートのエチル2−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジル)グリシネート塩酸塩への変換の完了について液体クロマトグラフィーによりモニターした。2つの液相を分離した。下部のエチル2−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジル)グリシネート塩酸塩を含有する水性相を分離し、以下の脱カルボキシル化反応(2−アミノメチル−3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン塩酸塩の製造)にすぐに使用できるようにした。上部の有機相はエチルN−(ジフェニルメチレン)−2−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジル)グリシネート由来のベンゾフェノン及びBPGI製造における過剰量を含有しており、ステップ1での再利用のために回収した。ベンゾフェノングリシンイミンエチルエステル製造に導入したベンゾフェノン182g(1モル)に対する回収率は93%であった。
2−アミノメチル−3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン塩酸塩の製造
上記のエチル2−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジル)グリシネートを含む水溶液を7時間還流加熱した。反応中に形成されたCOは排気した。反応の完了後のPyGIに対する2−アミノメチルピリジン塩酸塩の回収率は86%であった。

Claims (19)

  1. 一般式(I):
    Figure 0004431057
    (式中、nは0、1、2または3を表し、Xはハロゲン原子であり、Yは同一でも異なっていてもよく、ハロゲン原子、ハロゲノアルキル、アルコキシカルボニルまたはアルキルスルホニルであり得る)
    を有する2−アミノメチルピリジン誘導体またはその塩を製造するための、
    (A)反応スキーム1
    Figure 0004431057
    に従って、ベンゾフェノン(BP)を水と共沸混合物を形成し得る非極性溶媒中、酸触媒及びトリアルキルアミン塩基の存在下でグリシンアルキルエステル塩酸塩(GAE・HCl)と1〜4のBP/GAE・HClモル比で還流反応させて、ベンゾフェノングリシンイミン誘導体(BPGI)を得る第1ステップ;
    (B)反応スキーム2
    Figure 0004431057
    (式中、X、Y及びnは上記と同義であり、zは脱離基である)
    に従って、第1ステップで得たベンゾフェノングリシンイミン誘導体(BPGI)溶液を乾燥無機塩基、触媒及び非プロトン性極性溶媒の存在下でピリジン誘導体(Py−z)と還流加熱することにより反応させて、ピリジングリシンイミン誘導体(PyGI)を得る第2ステップ;
    (C)反応スキーム3
    Figure 0004431057
    (式中、X、Y及びnは上記と同義である)
    に従って、前記ピリジングリシンイミン誘導体(PyGI)溶液に塩酸水溶液を少なくとも1のHCl/PyGIモル比で最高25℃の温度で添加して、ピリジングリシンエステル塩酸塩誘導体(PyGE・HCl)を得る第3ステップ;
    (D)ピリジングリシンエステル塩酸塩誘導体(PyGE・HCl)を水の環流下で加熱することにより一般式(I)を有する化合物に変換する第4ステップ;
    を含む方法。
  2. Xが塩素である請求項1に記載の方法。
  3. nが1である請求項1または2に記載の方法。
  4. Yがハロアルキルである請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. Yがトリフルオロメチルである請求項4に記載の方法。
  6. Xが塩素であり、nが1であり、Yがトリフルオロメチルである請求項1に記載の方法。
  7. 一般式(I)を有する化合物が2−アミノメチル−3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジンである請求項6に記載の方法。
  8. 第1ステップにおいて酸触媒がp−トルエンスルホン酸触媒である請求項1ないし7のいずれかに記載の方法。
  9. 第1ステップにおいて水と共沸混合物を形成し得る溶媒がトルエンまたはエチルベンゼンである請求項1ないし8のいずれかに記載の方法。
  10. トリアルキルアミン塩基がN,N−ジイソプロピルN−エチルアミンである請求項1ないし9のいずれかに記載の方法。
  11. 第2ステップにおいてzはハロゲン原子である請求項1ないし10のいずれかに記載の方法。
  12. zが塩素原子である請求項11に記載の方法。
  13. 第2ステップにおいて乾燥無機塩基がKCOまたはNaHである請求項1ないし11のいずれかに記載の方法。
  14. 第2ステップにおいて触媒が相間移動触媒である請求項1ないし13のいずれかに記載の方法。
  15. 相間移動触媒がNetBrである請求項14に記載の方法。
  16. 第2ステップにおいて極性溶媒がプロピオニトリルである請求項1ないし15のいずれかに記載の方法。
  17. 第3ステップにおいて温度が20〜25℃である請求項1ないし16のいずれかに記載の方法。
  18. 第3ステップにおいてHCl/PyGIモル比が1〜5である請求項1ないし17のいずれかに記載の方法。
  19. 式:
    Figure 0004431057
    (式中、nは0、1、2または3を表し、Xはハロゲン原子であり、Yは同一でも異なっていてもよく、ハロゲン原子、ハロゲノアルキル、アルコキシカルボニルまたはアルキルスルホニルであり得る)
    を有する化合物を製造するための、
    (A)反応スキーム1
    Figure 0004431057
    に従って、ベンゾフェノン(BP)を水と共沸混合物を形成し得る非極性溶媒中、酸触媒及びトリアルキルアミン塩基の存在下でグリシンアルキルエステル塩酸塩(GAE・HCl)と1〜4のBP/GAE・HClモル比で還流反応させて、ベンゾフェノングリシンイミン誘導体(BPGI)を得る第1ステップ;
    (B)反応スキーム2
    Figure 0004431057
    (式中、X、Y及びnは上記と同義であり、zは脱離基である)
    に従って、第1ステップで得たベンゾフェノングリシンイミン誘導体(BPGI)溶液を乾燥無機塩基、触媒及び非プロトン性極性溶媒の存在下でピリジン誘導体(Py−z)と還流加熱することにより反応させて、ピリジングリシンイミン誘導体(PyGI)を得る第2ステップ;
    (C)反応スキーム3
    Figure 0004431057
    に従って、前記ピリジングリシンイミン誘導体(PyGI)溶液に塩酸水溶液を少なくとも1のHCl/PyGIモル比で最高25℃の温度で添加して、ピリジングリシンエステル塩酸塩誘導体(PyGE・HCl)を得る第3ステップ;
    を含む方法。
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