JP4430975B2 - 接地装置の施工方法 - Google Patents

接地装置の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4430975B2
JP4430975B2 JP2004132475A JP2004132475A JP4430975B2 JP 4430975 B2 JP4430975 B2 JP 4430975B2 JP 2004132475 A JP2004132475 A JP 2004132475A JP 2004132475 A JP2004132475 A JP 2004132475A JP 4430975 B2 JP4430975 B2 JP 4430975B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
ground
driving
bit
grounding device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004132475A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005317300A (ja
Inventor
誠 石崎
稔 米田
淳一 高部
Original Assignee
株式会社サンコーシヤ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サンコーシヤ filed Critical 株式会社サンコーシヤ
Priority to JP2004132475A priority Critical patent/JP4430975B2/ja
Publication of JP2005317300A publication Critical patent/JP2005317300A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4430975B2 publication Critical patent/JP4430975B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

本発明は、設備機器等を接地するための接地装置の施工方法に関するものである。
従来の接地装置の施工にあたっては、所定の深さに接地部材を埋設するために、特許文献1に記載されているように、大地に、作業員が入って作業する穴を掘削することが行われていた。
特開2000−68021号公報
上述した従来の接地装置の施工にあたっては、大地に、作業員が入って作業する穴を掘削する必要があり、従って、このような穴の掘削に多大な労力と時間を要するとともに、穴の埋設にも、多大な労力と時間がかかるという問題があった。更には、パワーショベル等の掘削機械の搬入搬出にも、多大な労力と時間がかかるという問題があった。
また、掘削機械の搬入が困難な場所もあり、このような場合には、穴の掘削や埋設に、更なる多大な労力と時間を要するという問題があった。
更に、接地装置の施工場所によっては、作業用の穴を掘削することができない場合もあり、このような場合には、接地装置を設置することができないという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の接地装置の施工方法が有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、接地装置の施工方法において、第1には、ビットが取り付けられたロッドを、該ロッドの上端部に取り付けられたロッド用打込みヘッドを打撃することにより、大地に打ち込み、次いで、ビットが取り付けられたロッドに接続された、新たなロッドを、適当数、大地に打ち込み、その後、打込みロッドに挿通された接地線を、ジョイント部材を介して、一番上に位置するロッドに接続するとともに、打込みロッドの上部に、打込みロッドに固着されたリングの上端が、打込みロッド用打込みヘッドの下端に当接するように、打込みロッド用打込みヘッドを被せ、且つ、接地線を、打込みロッドのスリット及び打込みロッド用打込みヘッドのスリットに挿入し、その後、打込みロッド用打込みヘッドを打撃することにより、打込みロッドを、所定の深さまで、大地に打ち込んだ後に、ビット及びロッドを、大地に残存させた状態で、打込みロッドを大地から引き抜き、ロッドの外径より大きな外径を有するビットを大地に打ち込むことにより形成された、ロッドの周囲の空間部に、導電部材を配設し、また、該導電部材の上部に位置する空間部に、土壌を埋設したものであり、第2には、ビットが取り付けられたロッドを、該ロッドの上端部に取り付けられたロッド用打込みヘッドを打撃することにより、大地に打ち込み、次いで、ビットが取り付けられたロッドに接続された、新たなロッドを、適当数、大地に打ち込み、その後、互いに連結された置換ロッドを、ロッドに挿入するとともに、置換ロッドに接地線を接続し、次いで、ビットを、大地に残存させた状態で、ロッドを、大地から引き抜き、ロッドを大地から引き抜くことにより形成された空間部に、接地線が接続されている置換ロッドが埋まる程度まで、導電部材を配設し、また、該導電部材の上部に位置する空間部に、土壌を埋設したものである。
本発明は、上述した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏することができる。
接地装置を、大地の地表面から大地に打ち込まれた、先端にビットが取着されたロッドと、該ロッドに接続され、且つ、大地に打ち込まれた適当数のロッドと、最後に大地に打ち込まれたロッドに接続された接地線とにより構成したので、作業用の穴を掘削することなく、接地装置を施工することができるので、接地装置の施工時間や労力を軽減化することができ、ひいては、接地装置の施工コストを低減することができるとともに、作業用の穴を掘削することができない場所にも、接地装置を設置することができる。
接地装置を、先端にビットが取着されたロッドと該ロッドに接続された適当数のロッドを、大地の地表面から大地に打ち込み、その後、前記ロッドを大地から引き抜くことにより形成された縦穴に挿入された適当数の置換ロッドと、最後に縦穴に挿入された置換ロッドに接続された接地線とにより構成したので、作業用の穴を掘削することなく、接地装置を施工することができるので、接地装置の施工時間や労力を軽減化することができ、ひいては、接地装置の施工コストを低減することができるとともに、作業用の穴を掘削することができない場所にも、接地装置を設置することができる。また、ロッドを再使用することができるとともに、ロッドに比べて安価な置換ロッドが、大地に埋設されることになるので、接地装置のコストを低減化することができる。
先端にビットが取り付けられたロッドを、大地の地表面から大地に打ち込み、次いで、前記ビットが取り付けられたロッドに接続された適当数のロッドを大地に打ち込み、その後、打込みロッドに挿通された接地線を、一番上に位置するロッドに接続するとともに、前記ロッド及び打込みロッドを、所定の深さまで、大地に打ち込んだ後に、前記打込みロッドを大地から引き抜くことにより、接地装置を施工するようにしたので、作業用の穴を掘削することなく、接地装置を施工することができ、従って、接地装置の施工時間や労力を軽減化することができ、ひいては、接地装置の施工コストを低減することができるとともに、作業用の穴を掘削することができない場所にも、接地装置を設置することができる。
先端にビットが取り付けられたロッドを、大地の地表面から大地に打ち込み、次いで、前記ビットが取り付けられたロッドに接続された適当数のロッドを大地に打ち込み、その後、前記ロッドに、接地線が接続された置換ロッドを挿入後、前記ロッドを、大地から引き抜くことにより、接地装置を施工するようにしたので、作業用の穴を掘削することなく、接地装置を施工することができ、従って、接地装置の施工時間や労力を軽減化することができ、ひいては、接地装置の施工コストを低減することができるとともに、作業用の穴を掘削することができない場所にも、接地装置を設置することができる。また、ロッドを再使用することができるとともに、ロッドに比べて安価な置換ロッドが、大地に埋設されることになるので、接地装置の施工コストを低減化することができるとともに、土質が柔らかく崩れ易い大地や縦穴に水が浸入し易い大地に、接地装置を施工することができる。
先端にビットが取り付けられたロッドを、大地の地表面から大地に打ち込み、次いで、前記ビットが取り付けられたロッドに接続された適当数のロッドを大地に打ち込み、その後、前記ロッドを、大地から引き抜くことにより形成された縦穴に、接地線が接続された置換ロッドを挿入するようにしたので、作業用の穴を掘削することなく、接地装置を施工することができ、従って、接地装置の施工時間や労力を軽減化することができ、ひいては、接地装置の施工コストを低減することができるとともに、作業用の穴を掘削することができない場所にも、接地装置を設置することができる。また、ロッドを再使用することができるとともに、ロッドに比べて安価な置換ロッドが、大地に埋設されることになるので、接地装置の施工コストを低減化することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。
図1において、1は、円柱部1aと、円柱部1aの下面に連接された逆円錐部1bとからなるビットであり、ビット1の上部には、雌ネジ穴1cが形成されている。2は、円筒状のロッドであり、ロッド2の上端部には、雌ネジ穴2aが形成されており、また、ロッド2の下端部には、ビット1の雌ネジ穴1cに螺合可能な雄ネジ部2bが形成されている。ビット1の円柱部1aの外径は、ロッド2の外径より、大きく形成されている。図2において、3は、円柱状のロッド用打込みヘッドであり、ロッド用打込みヘッド3の下端部には、ロッド2の上端部に形成された雌ネジ穴2aに螺合可能な雄ネジ部3aが形成されている。
図3において、4は、円筒状の打込みロッドであり、打込みロッド4の上端から、所定の位置には、リング4aが、溶接等の適当な固着手段により取り付けられている。また、打込みロッド4の上端からリング4aの上端付近までには、打込みロッド4の軸線に沿って、スリット4bが形成されている。図4において、5は、打込みロッド用打込みヘッドであり、打込みロッド用打込みヘッド5は、天部5aと、天部5aに連接された円筒部5bとを有しており、円筒部5bには、天部5a付近から、円筒部5bの下端まで、円筒部5bの軸線に沿って、上記の打込みロッド4に形成されたスリット4bと略同じ幅を有するスリット5cが形成されている。打込みロッド用打込みヘッド5の円筒部5bの内径は、打込みロッド4の外径より、若干、大きく形成されており、従って、打込みロッド4の上端部が、打込みロッド用打込みヘッド5の円筒部5bに挿入されるように構成されている。
図5において、6は、ジョイント部材であり、ジョイント部材6は、円柱部6aと、円柱部6aの下面に形成された雄ネジ部6bと、円柱部6aの上面に形成された円筒状の接地線嵌入部6cとを有している。接地線嵌入部6cの外径は、上述した打込みロッド4の内径より、若干、小さく形成されており、従って、接地線嵌入部6cは、打込みロッド4に挿入可能に構成されている。また、ジョイント部材6の外径(本実施例の場合、一番外径の大きな円柱部6aの外径)は、上述したビット1の円柱部1aの外径より小さく形成されている。7は、接地線であり、接地線7の外被が除去された下端部(裸線部)7aは、ジョイント部材6の接地線嵌入部6cを構成する下穴部6c1に嵌入され、また、外被が除去されていない接地線7の下端部7bは、ジョイント部材6の接地線嵌入部6cを構成する下穴部6c1より内径の大きな上穴部6c2に嵌入されるように構成されている。
次に、図6〜図13を用いて、上述したビット1、ロッド2、ロッド用打込みヘッド3、打込みロッド4、打込みロッド用打込みヘッド5、ジョイント部材6、接地線7等からなる接地装置の施工方法について説明する。
先ず最初に、ロッド2の下端部に形成された雄ネジ部2bを、ビット1の上部に形成された雌ネジ穴1cに螺合させるとともに、ロッド用打込みヘッド3の下端部に形成された雄ネジ部3aを、ロッド2の上端部に形成された雌ネジ穴2aに螺合させる。このようにして、図6に示されているように、ビット1とロッド2とロッド用打込みヘッド3とを連結した後、ロッド用打込みヘッド3に、ハンマーやエアーハンマー等の打撃部を衝突させて、ビット1及びロッド2を、接地装置を布設する大地Eの地表面e1から大地Eに打ち込む。このようにして、図7に示されているように、ロッド2の上端部を残して、ビット1とロッド2とを、大地Eの地表面e1から大地Eに打ち込む。
次いで、ロッド用打込みヘッド3を、大地Eに打ち込まれたロッド2から取り外し、その後、新たなロッド2の下端部に形成された雄ネジ部2bを、大地Eに打ち込まれ、大地Eの地表面e1から出ているロッド2の上端部に形成された雌ネジ穴2aに螺合させる。その後、大地Eの地表面e1から出ているロッド2に接続された新たなロッド2の上端部に形成された雌ネジ穴2aに、図8に示されているように、ロッド用打込みヘッド3の下端部に形成された雄ネジ部3aを螺合させ、上述したと同様に、ロッド用打込みヘッド3にハンマーやエアーハンマー等の打撃部を衝突させて、大地Eに打ち込まれたロッド2及び該ロッド2に接続された新たなロッド2を、新たなロッド2の上端部を残して、大地Eに打ち込み、その後、図9に示されているように、新たなロッド2から、ロッド用打込みヘッド3を取り外す。なお、本実施例には、2本のロッド2が、大地Eに埋設される例が示されている。
上述したようにして、適当数のロッド2が大地Eに打ち込まれた後、大地Eの地表面e1から出ているロッド2の上端部に形成された雌ネジ穴2aに、ジョイント部材6の円柱部6aの下面に形成された雄ネジ部6bを螺合させる。また、打込みロッド4に、接地線7を挿通し、打込みロッド4の下端から突出した接地線7の外被が除去された下端部(裸線部)7aを、ジョイント部材6の接地線嵌入部6cの下穴部6c1に嵌入するとともに、外被が除去されていない接地線7の下端部7bを、ジョイント部材6の接地線嵌入部6cを構成する上穴部6c2に嵌入することにより、大地Eの地表面e1から出ているロッド2の上端部に、ジョイント部材6を介して、接地線7を接続する。更に、接地線7の上部を、打込みロッド4のスリット4bに挿入する。次いで、打込みロッド4を下降させて、打込みロッド4の下端部に、ジョイント部材6の接地線嵌入部6cを挿入する。その後、打込みロッド4の上端部に、打込みロッド用打込みヘッド5の円筒部5bを被せるが、この際、図10に示されているように、打込みロッド4のスリット4bに挿入されている接地線7を、打込みロッド用打込みヘッド5のスリット5cにも挿入する。このように、打込みロッド4の上端部に、打込みロッド用打込みヘッド5の円筒部5bを被せた際には、打込みロッド用打込みヘッド5の下端が、打込みロッド4に固着されたリング4aの上端に当接するとともに、打込みロッド4の上端と打込みロッド用打込みヘッド5の天部5aとの間には、所定の間隙D1が形成されるように構成されている。
次いで、打込みロッド用打込みヘッド5にハンマーやエアーハンマー等の打撃部を衝突させて、図11に示されているように、大地Eの地表面e1から出ているロッド2の上端部及び打込みロッド4を、打込みロッド4に取着されたリング4a付近まで、大地Eに打ち込む。上述したように、打込みロッド用打込みヘッド5の下端が、打込みロッド4に固着されたリング4aの上端に当接するとともに、打込みロッド4の上端と打込みロッド用打込みヘッド5の天部5aとの間には、所定の間隙D1が形成されているので、打込みロッド用打込みヘッド5を、打撃した際には、その打撃力が、打込みロッド用打込みヘッド5を介して、直接、打込みロッド4に伝わることがなく、この打撃力を、リング4aにより負担することができるので、スリット4bが形成され、強度的に弱い、打込みロッド4の上端部が変形したり損傷するようなことを防止することができる。また、このロッド2及び打込みロッド4の大地Eへの打込み作業においては、上述したように、接地線7が、打込みロッド4のスリット4b及び打込みロッド用打込みヘッド5のスリット5cに挿入されているので、接地線7が損傷を受けるようなことはない。
その後、打込みロッド用打込みヘッド5を、打込みロッド4から抜き取るとともに、打込みロッド4を、大地Eから引き抜くことにより、図12に示されているように、ビット1、適当数のロッド2及び一番上に位置するロッド2の上端に、ジョイント部材6を介して、接地線7が接続された接地装置を、所定の深さに、大地Eに設置する。
上述したように、ビット1の円柱部1aの外径は、ロッド2の外径より、大きく形成されているので、ロッド2やジョイント部材6の周囲には、空間部A1が存在することになり、この空間部A1には、液状の導電性生コンクリートや導電性グリス等の導電部材Cが注入され、その後、ジョイント部材6の上方に位置する空間部A2を、土壌e2で埋めることにより、接地装置の大地Eへの設置作業が終了する。なお、接地線7の他端には、周知のように、種々の接地対象機器が接続されることになる。
上述したように、先端にビット1が取り付けられたロッド2を、該ロッド2の上端部に取り付けられたロッド用打込みヘッド3を打撃することにより、大地Eの地表面e1から大地Eに打ち込み、次いで、前記ビット1が取り付けられたロッド2に接続された、新たなロッドを、大地Eに打ち込み、その後、打込みロッド4に挿通された接地線7を、ジョイント部材6を介して、一番上に位置するロッド2に接続するとともに、打込みロッド4の上部に、打込みロッド用打込みヘッド5を被せ、且つ、接地線7を、打込みロッド4のスリット4b及び打込みロッド用打込みヘッド5のスリット5cに挿入し、その後、打込みロッド用打込みヘッド5を打撃することにより、打込みロッド4を、所定の深さまで、大地Eに打ち込んだ後に、打込みロッド4を大地Eから引き抜くことにより、接地装置を施工するように構成されているので、従来の接地装置の施工方法のように、予め、作業員が入って作業する穴を掘削する必要がないので、接地装置の施工時間や労力を軽減化することができ、ひいては、接地装置の施工コストを低減することができる。
また、上述したように、作業員が入って作業する穴を掘削する必要がないので、作業用の穴を掘削することができない場所にも、接地装置を設置することができる。
次に、図14〜図20を用いて、他の実施例について説明する。
この実施例において使用されるビット1’には、図14に示されているように、上述した実施例のビット1に形成された雌ネジ穴1cに代えて、ロッド2の下端部に形成された雄ネジ部2bが挿入可能で、且つ、ネジ溝が刻設されていない、ばか穴1c’が形成されている。
また、この実施例においては、図15に示されているような置換ロッド8が用いられる。円筒状や円柱状の置換ロッド8は、上述したロッド2に挿入可能な外径を有している。また、置換ロッド8の上端部には、嵌合穴8aが形成されており、嵌合穴8aは、下部小径穴部8a1と上部大径穴部8a2とから構成されており、また、置換ロッド8の下端部には、嵌合突部8bが形成されており、嵌合突部8bは、上記の下部小径穴部8a1に嵌合可能な下部小径部8b1と上記の上部大径穴部8a2に嵌合可能な上部大径部8b2とから構成されている。
ばか穴1c’を有するビット1’及び置換ロッド8以外には、上述した実施例において使用されているロッド2及びロッド用打込みヘッド3が使用されることになるが、以下に、図16〜図20を用いて、本実施例の接地装置の施工方法について説明する。
先ず最初に、ロッド2の下端部に形成された雄ネジ部2bを、ビット1の上部に形成されたばか穴1c’に嵌合させるとともに、ロッド用打込みヘッド3の下端部に形成された雄ネジ部3aを、ロッド2の上端部に形成された雌ネジ穴2aに螺合させる。このようにして、ビット1’とロッド2とロッド用打込みヘッド3とを連結した後、上述した実施例と同様に、ロッド用打込みヘッド3に、ハンマーやエアーハンマー等の打撃部を衝突させて、接地装置を布設する大地Eに、大地Eの地表面e1から打ち込む。このようにして、ロッド2の上端部を残して、ビット1とロッド2とを大地Eに打ち込む。
次いで、同じく上述した実施例と同様に、ロッド用打込みヘッド3を、ロッド2から取り外し、その後、新たなロッド2の下端部に形成された雄ネジ部2bを、大地Eに打ち込まれ、大地Eの地表面e1から出ているロッド2の上端部に形成された雌ネジ穴2aに螺合させる。次いで、大地Eの地表面e1から出ているロッド2に接続された新たなロッド2の上端部に形成された雌ネジ穴2aに、ロッド用打込みヘッド3の下端部に形成された雄ネジ部3aを螺合させ、その後、ロッド用打込みヘッド3にハンマーやエアーハンマー等の打撃部を衝突させて、大地Eに打ち込まれたロッド2及び該ロッド2に接続された新たなロッド2を、新たなロッド2の上端部を残して、大地Eに打ち込む。このような工程を、必要回数、繰り返すことにより、図16に示されているように、適当数のロッド2を大地Eに打ち込む。なお、本実施例には、2本のロッド2が、大地Eに埋設され、3番目のロッドが、上端部を残して大地Eに打ち込まれている例が示されている。
その後、一番上に位置するロッド2、即ち、上端部が大地Eから出ているロッド2から、ロッド用打込みヘッド3を取り外す。次いで、置換ロッド8を、ロッド2に挿入し、次いで、置換ロッド8の上端部に形成された嵌合穴8aに、次にロッド2に挿入される置換ロッド8の下端部に形成された嵌合突部8bを嵌合させることにより、2本の置換ロッド8を連結する。このようにして、適当数の置換ロッド8を連結することになるが、最後の置換ロッド8には、接地線7が接続されることになる。接地線7の外被が除去された下端部(裸線部)7aを、置換ロッド8の上端部に形成された嵌合穴8aの下部小径穴部8a1に嵌入し、また、外被が除去されていない接地線7の下端部7bを、上部大径穴部8a2に嵌入することにより、最後の置換ロッド8に、接地線7が接続されることになる。その後、図18に示されているように、接地線7が接続されている置換ロッド8の上端、即ち、一番上に位置する置換ロッド8の上端が、大地Eの地表面e1から所定の深さに位置するように、置換ロッド8を、ロッド2内に挿入する。
その後、上端部が大地Eから出ているロッド2を把持して上方に移動させることにより、互いに螺合され連結されている全てのロッド2を大地Eから引き抜く。なお、最初に大地Eに打ち込まれたロッド2は、ビット1’の上部に形成されたばか穴1c’に挿入されているだけであるので、ビット1’が、ロッド2と一緒に引き抜かれることはなく、従って、ビット1’は、大地E中に残存することになる。
上述したように、ロッド2を大地Eから引き抜くことにより、図19に示されているように、ビット1’により形成された縦穴A3内には、ビット1’と適当数(本実施例においては、2本)の置換ロッド8と接地線7の下部が配置されることになる。その後、図20に示されているように、接地線7が接続されている一番上に位置する置換ロッド8が埋まる程度まで、液状の導電性生コンクリートや導電性グリス等の導電部材Cを、縦穴A3に注入し、その後、残余の縦穴A3を、土壌e2で埋めることにより、接地装置の設置作業が終了する。
本実施例は、上述したように、大地Eの地表面e1から大地Eに打ち込まれたロッド2に、置換ロッド8を挿入し、その後、ロッド2を、大地Eから引き抜き、ビット1’の大地Eへの打ち込みにより形成された縦穴A3内に、接地線7が接続された置換ロッド8を配置するようにしたものである。
本実施例においても、上述した実施例と同様に、従来の接地装置の施工方法のように、予め、作業員が入って作業する穴を掘削する必要がないので、接地装置の施工時間や労力を軽減化することができ、ひいては、接地装置の施工コストを低減することができるとともに、作業用の穴を掘削することができない場所にも、接地装置を設置することができる。
また、大地Eに打ち込まれるロッド2は、強度を持たせるために、肉厚に形成されていたり、強度や剛性の大きな金属を使用しなければならず、従って、高価なものになるが、本実施例においては、ロッド2は、大地Eから引き抜かれるので、再度、使用することができ、従って、上述した実施例のように、ロッド2を、大地E中に残し、接地装置として利用するようにした上述した実施例に比べて、接地装置のコストを低減化することができる。
また、先に、大地Eの地表面e1から大地Eに打ち込まれたロッド2に、置換ロッド8を挿入し、その後、ロッド2を、大地Eから引き抜くように構成することにより、土質が柔らかく崩れ易い大地Eや縦穴A3に水が浸入し易い大地Eに、接地装置を施工する場合に、土砂崩れや縦穴A3への水の浸入を惹起することなく、接地装置を施工することができる。
上述した実施例には、大地Eの地表面e1から大地Eに打ち込まれたロッド2に、置換ロッド8を挿入し、その後、ロッド2を、大地Eから引き抜くように構成された例が示されているが、土質が固く崩れ難い大地Eや縦穴A3に水が浸入し難い大地Eの場合には、大地Eの地表面e1から大地Eに打ち込まれたロッド2に、置換ロッド8を挿入する前に、ロッド2を大地Eから引き抜き、その後、縦穴A3に、接地線7が接続された置換ロッド8を配置するように構成することもできる。
上述したロッド2は、接地装置として、大地E中に残される場合には、耐食表面処理が施された鋼材やステンレス材等の導電性材料で成形されており、また、最終的に、大地Eから抜き取られ、大地E中に残存しない場合には、耐食表面処理が施された鋼材やステンレス材等の導電性材料に代えて、安価な鉄材等で形成することができる。また、大地E中に埋め込まれる置換ロッド8は、耐食表面処理が施された鋼材やステンレス材等の導電性材料で形成されている。なお、ビット1、1’は、大地Eを掘削するための強度や剛性を有していれば、必ずしも、耐食性を有する材料で形成される必要はないが、いずれの実施例においても、大地E中に残されるので、耐食性を有する材料で形成されることが好ましい。
図1は、本発明の接地装置の施工方法において使用されるビット及びロッドの正面図である。 図2は、本発明の接地装置の施工方法において使用されるロッド用打込みヘッドの正面図である。 図3は、本発明の接地装置の施工方法において使用される打込みロッドの正面図である。 図4は、本発明の接地装置の施工方法において使用される打込みロッド用打込みヘッドの正面図である。 図5は、本発明の接地装置の施工方法において使用されるジョイント部材及び接地線の一部断面を含む正面図である。 図6は、本発明の接地装置の施工順序を説明するためのビットやロッド等の正面図である。 図7は、図6に続く接地装置の施工順序を説明するためのビットやロッド等の正面図である。 図8は、図7に続く接地装置の施工順序を説明するためのビットやロッド等の正面図である。 図9は、図8に続く接地装置の施工順序を説明するためのビットやロッド等の一部断面を含む正面図である。 図10は、図9に続く接地装置の施工順序を説明するためのビットやロッド等の正面図である。 図11は、図10に続く接地装置の施工順序を説明するためのビットやロッド等の正面図である。 図12は、図11に続く接地装置の施工順序を説明するためのビットやロッド等の正面図である。 図13は、大地に設置された本発明の接地装置の一部断面を含む正面図である。 図14は、本発明の接地装置の他の施工方法において使用されるビット及びロッドの正面図である。 図15は、本発明の接地装置の他の施工方法において使用される置換ロッド及び接地線の一部断面を含む正面図である。 図16は、本発明の接地装置の他の施工方法の施工順序を説明するためのビットやロッド等の正面図である。 図17は、図16に続く接地装置の施工順序を説明するためのビットやロッド等の正面図である。 図18は、図17に続く接地装置の施工順序を説明するためのビットやロッド等の正面図である。 図19は、図18に続く接地装置の施工順序を説明するための置換ロッドや接地線等の正面図である。 図20は、大地に設置された本発明の他の接地装置の一部断面を含む正面図である。
E・・・・・・・・大地
1・・・・・・・・ビット
2・・・・・・・・ロッド
3・・・・・・・・ロッド用打込みヘッド
4・・・・・・・・打込みロッド
5・・・・・・・・打込みロッド用打込みヘッド
6・・・・・・・・ジョイント部材
7・・・・・・・・接地線
8・・・・・・・・置換ロッド

Claims (2)

  1. ビットが取り付けられたロッドを、該ロッドの上端部に取り付けられたロッド用打込みヘッドを打撃することにより、大地に打ち込み、次いで、ビットが取り付けられたロッドに接続された、新たなロッドを、適当数、大地に打ち込み、その後、打込みロッドに挿通された接地線を、ジョイント部材を介して、一番上に位置するロッドに接続するとともに、打込みロッドの上部に、打込みロッドに固着されたリングの上端が、打込みロッド用打込みヘッドの下端に当接するように、打込みロッド用打込みヘッドを被せ、且つ、接地線を、打込みロッドのスリット及び打込みロッド用打込みヘッドのスリットに挿入し、その後、打込みロッド用打込みヘッドを打撃することにより、打込みロッドを、所定の深さまで、大地に打ち込んだ後に、ビット及びロッドを、大地に残存させた状態で、打込みロッドを大地から引き抜き、ロッドの外径より大きな外径を有するビットを大地に打ち込むことにより形成された、ロッドの周囲の空間部には、導電部材が配設され、また、該導電部材の上部に位置する空間部には、土壌が埋設されていることを特徴とする接地装置の施工方法。
  2. ビットが取り付けられたロッドを、該ロッドの上端部に取り付けられたロッド用打込みヘッドを打撃することにより、大地に打ち込み、次いで、ビットが取り付けられたロッドに接続された、新たなロッドを、適当数、大地に打ち込み、その後、互いに連結された置換ロッドを、ロッドに挿入するとともに、置換ロッドに接地線を接続し、次いで、ビットを、大地に残存させた状態で、ロッドを、大地から引き抜き、ロッドを大地から引き抜くことにより形成された空間部には、接地線が接続されている置換ロッドが埋まる程度まで、導電部材が配設され、また、該導電部材の上部に位置する空間部には、土壌が埋設されていることを特徴とする接地装置の施工方法。

JP2004132475A 2004-04-28 2004-04-28 接地装置の施工方法 Expired - Lifetime JP4430975B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004132475A JP4430975B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 接地装置の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004132475A JP4430975B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 接地装置の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005317300A JP2005317300A (ja) 2005-11-10
JP4430975B2 true JP4430975B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=35444501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004132475A Expired - Lifetime JP4430975B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 接地装置の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4430975B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102234635B1 (ko) * 2019-03-19 2021-04-01 (주)광진 접지극 삽입공법

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200446812Y1 (ko) 2009-04-07 2009-12-03 노이즈프리미어랩 주식회사 접지장치
KR100928719B1 (ko) * 2009-04-09 2009-11-27 주은전기산업(주) 보링접지용 고강도 접지봉 시공방법
KR100956991B1 (ko) * 2009-04-09 2010-05-11 주은전기산업(주) 보링접지용 고강도 접지봉
KR101050080B1 (ko) * 2009-06-09 2011-07-19 김민성 천공 접지봉 및 천공 접지봉 시공방법
KR101088686B1 (ko) 2011-05-23 2011-12-01 휴먼테크 주식회사 아크방전형 침부 접지장치
KR101762332B1 (ko) * 2016-08-05 2017-07-27 서영곤 접지동봉 매설공구
KR101791479B1 (ko) * 2016-08-05 2017-10-30 서영곤 접지동봉 매설 시공방법
JP7043468B2 (ja) * 2019-09-18 2022-03-29 北陸電力株式会社 接地電極埋設方法
KR102140574B1 (ko) * 2020-01-15 2020-08-03 주식회사 비파워 스마트 방전봉
DE102020204000A1 (de) * 2020-03-27 2021-09-30 Dehn Se + Co Kg Tiefenerder-Anordnung
CN115773061B (zh) * 2022-11-29 2023-05-26 国网安徽省电力有限公司濉溪县供电公司 一种输电线路运行检修用绝缘登高装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102234635B1 (ko) * 2019-03-19 2021-04-01 (주)광진 접지극 삽입공법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005317300A (ja) 2005-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4430975B2 (ja) 接地装置の施工方法
JP6634219B2 (ja) アースアンカーの打設方法
JP4374338B2 (ja) 杭の撤去装置
JP2009263966A (ja) 既設杭の撤去方法
JP2007332559A (ja) 既設地中杭の撤去方法
KR102631023B1 (ko) 전주용 접지봉과 그 시공장치 및 시공방법
JP3134898U (ja) コンクリート杭
KR102234635B1 (ko) 접지극 삽입공법
JP2010146938A (ja) 接地極および接地極の施工方法
JP3219993B2 (ja) ピット構造物内での杭打ち方法
JP2001146746A (ja) 既存杭の引き抜き方法およびそれに使用する掘削ケーシング
JP7089928B2 (ja) 場所打ちコンクリート杭の構築方法
US20100236828A1 (en) Tool for drilling through loosely packed materials
JP2000164312A (ja) 接地棒の埋設工具及び埋設方法
JP2636207B2 (ja) パイプ打ち込み装置
JP5026829B2 (ja) 石積み壁の耐震補強設備及び耐震補強方法
JP7462225B2 (ja) 接地電極の埋設用工具および埋設方法
JP3820652B2 (ja) 地下構造物の下地盤の調査方法及び調査補修方法
JP4354373B2 (ja) 傾斜したコンクリート杭の打設工法
JP5951398B2 (ja) プラスチック製筒状体の地中埋設方法
JP2018105001A (ja) 鋼管杭式土砂崩壊予防施設及び鋼管杭式土砂崩壊予防施設の形成方法
KR101313433B1 (ko) 피알디 공법을 이용한 대구경 천공 방법
KR100937932B1 (ko) 지하연속벽 시공을 위한 가이드장치와 이를 이용한 암반굴착방법
JP2935633B2 (ja) 鋼管矢板壁構築用掘削装置
JP2005135721A (ja) アース装置及びその施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4430975

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250