JP4429636B2 - リニアアクチュエータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リニアアクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、被駆動体を往復動させるために直線往復運動し得るリニアアクチュエータを用いる場合がある。例えば電動ベッドにおいて、上半身を起こすことができるようにベッドにおける被駆動体としての上半身側フレームを本体フレームに対して寝かせた状態(倒伏状態)と起こした状態(起立状態)との間で傾動可能にし、その傾動動作の駆動手段としてリニアアクチュエータを用いることができる。そのようなリニアアクチュエータとしては、電動モータにウォームホイールなどの減速装置を介して回転ねじ軸を連結し、その回転ねじ軸にナット部材を螺合し、回転ねじ軸の回転に合わせて軸線方向に変位するナット部材により直線運動を取り出すようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
上記リニアアクチュエータを用いた電動ベッドの概略構造を図6に示す。なお、図6は上半身側フレーム4を起こした状態を示している。図において、ベッドの本体フレーム2の上面に下半身側フレーム3と上半身側フレーム4とが設けられ、下半身側フレーム3は本体フレーム2に固定され、被駆動体としての上半身側フレーム4は下半身側フレーム3との間の近傍を支点として起立倒伏し得るようにされている。なお、図示例では、上半身側フレーム4の下方に上記リニアアクチュエータ21を配設している。リニアアクチュエータ21は、筒状ケーシング25と、ケーシング25に出没自在に設けられた円筒状ロッド26と、ケーシング25におけるロッド26の突出方向(伸び方向)とは相反する側に設けられたモータ装置7とからなる。なお、リニアアクチュエータ21のモータ装置7側となる後端部が本体フレーム2に枢支され、リニアアクチュエータ21の前端部が両フレーム3・4間側に向けられている。
【0004】
上記モータ装置7からロッド26側に向けて延出された出力軸が回転ねじ軸22として形成されている。回転ねじ軸22は上記ロッド26のモータ装置7側壁部を貫通し、ケーシング25の開放端部に至るように延出されている。ロッド26内に同軸的に回転ねじ軸22が受容され、その回転ねじ軸22にはナット部材12が螺合している。ナット部材12の外形は大小径の2段形状をなし、その小径部の外周面に雄ねじが形成されている。また、ロッド26のモータ装置側内周面に雌ねじ部が形成されており、その雌ねじ部にナット部材12の小径部の雄ねじ部がねじ込まれて、ロッド26にナット部材12が一体的に結合されている。これにより、ナット部材12の変位に伴いロッド26が変位するようになっている。
【0005】
そして、上半身側フレーム4の下面に略L字形リンク8の一方のアームが固設され、略L字形リンク8の角部が両フレーム3・4間の近傍に位置しかつ枢支されている。略L字形リンク8の他方のアームがリニアアクチュエータ21のロッド26の突出方向端部に至るように延出されており、両者が相対的に回動自在に連結されている。また、この連結によりロッド26の軸線回りの回転が防止されるため、ナット部材12も回転せず、回転ねじ軸22が回転すると、ナット部材12が軸線方向に変位し、したがってロッド26が変位し得る。
【0006】
このようにして構成された電動ベッドにおいて、図6の想像線に示されるように上半身側フレーム4の倒伏状態ではロッド26が最突出位置にあり、その状態から起立させる場合には、モータ装置7によりナット部材12を図の矢印Aに示されるケーシング25への没入方向に変位させることになる。すると、ナット部材12に一体化されたロッド26も没入方向に変位するため、それにより略L字形リンク8が回動して上半身側フレーム4が図の矢印Cに示される起立方向に傾動して、図6の実線に示されるように起立状態になる。
【0007】
上半身側フレーム4を起立状態から倒伏させる場合には、モータ装置7によりナット部材12を突出方向(図の矢印E)に変位させる。これにより、ナット部材12と共にロッド26も矢印Eの方向に変位し、それに伴う略L字状リンク8の回動に伴って図の矢印Dに示される倒伏側に上半身側フレーム4が傾動し得る。
【0008】
【特許文献1】
特開平09−100890号公報(第2−3頁、図1−3)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記したリニアアクチュエータでは、ナット部材12とロッド26とを一体化しているため、上記したような上半身側フレームを傾動可能にした電動ベッドに上記リニアアクチュエータを組み合わせた構造では、図7に示されるように、本体フレーム2と上半身側フレーム4との間に異物16が入ってしまった場合に、モータの推力により上半身側フレーム4が倒伏側に変位され続けると、本体フレーム2と上半身側フレーム4との間に異物16を挟み込んでしまうという虞がある。その対策として、挟み込みを過負荷検出により検出してモータ装置を制御することにより異物に対する過大な挟み込みをしてしまうことを防止できるが、回路などが複雑化し、装置が高騰化するという問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決して、被駆動体を傾動させる装置に用いた場合に異物に対する過大な挟み込みを安価な構造で防止し得るリニアアクチュエータを実現するために、本発明に於いては、モータにより駆動される回転ねじ軸と、前記回転ねじ軸に螺合しかつ前記回転ねじ軸の正逆回転により相対的に軸線方向に往復変位するようにされたナット部材と、前記ナット部材の前記変位方向に伸縮するように変位自在にされたロッドとを有し、前記ロッドが、被駆動体からの荷重を受けて変位する方向に前記ナット部材と係合し得るようにされていると共に、前記ナット部材は、前記ロッドの前記荷重を受けて変位する方向に変位する場合に、前記ロッドが停止している場合には前記ロッドから離脱して変位可能にされているものとした。
【0011】
これによれば、例えば電動ベッドに設けられた傾動可能な上半身側フレームを被駆動体とした場合には、その上半身側フレームとロッドとをリンク機構を介して連結することにより、ロッドの縮み方向にナット部材が変位する時にそのナット部材によりロッドを引っ張るようにして、上半身側フレームを起立方向に傾動させることができる。上半身側フレームを倒伏させる向きにはロッドを伸び方向に変位させる向きにナット部材を変位させることになり、この変位方向はナット部材がロッドから離脱し得る方向になるため、例えば電動ベッドの本体フレームと上半身側フレームとの間に異物を挟んで上半身側フレームが抵抗を受けた場合には、ロッドは停止し、ナット部材のみが変位し続けることができる。
【0012】
特に、前記ナット部材が前記ロッド内で軸線方向変位可能に設けられていることによれば、リニアアクチュエータにおけるロッドの変位(作動変位)を同一とした場合に、ナット部材によりロッドを押すタイプではナット部材の分だけ変位方向長さが増えるのに対して、ナット部材をロッド内に軸線方向変位可能に設けることによりナット部材の長さをロッドの長さ内に吸収することができ、リニアアクチュエータの全長を短縮化することによるコンパクト化を実現でき、レイアウト性が向上し得る。
【0013】
また、前記ロッドが、前記ナット部材に嵌装される筒状に形成され、前記ロッドの内周面と前記ナット部材の外周面との間に、前記ナット部材を回り止めしつつ前記軸線方向変位を可能にするガイド手段が設けられていると良い。これによれば、簡単な構造でねじ軸の回転に応じてナット部材に直線運動をさせることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面に示された具体例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明が適用されたリニアアクチュエータ1を用いた電動ベッドの要部側面図である。このベッドにおける本体フレーム2・下半身側フレーム3・上半身側フレーム4の構成は従来例で示したものと同様であって良い。なお、以下の説明において、従来例の図示例と同様の部分については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0016】
本図示例のリニアアクチュエータ1は、上半身側フレーム4の下方に配設されていると共に、その筒状ケーシング5と、有底円筒状ロッド6と、モータ装置7による構成は従来例で示したものと同様であって良い。本図示例においても本体フレーム2の適所に、リニアアクチュエータ1のモータ装置7側となる後端部が枢支され、リニアアクチュエータ1のケーシング5の開口端側となる前端部が両フレーム3・4間側に向けられている。したがって、ケーシング5に受容されたロッド6は、上半身側フレーム4の下方の位置にて下半身側フレーム3に対して出没自在に設けられている。なお、ロッド6の突出端部と、上半身側フレーム4に固設された略L字形リンク8との連結も従来例と同様であって良い。
【0017】
本リニアアクチュエータ1の内部構造を図2に示す。図示例のものにあっては、そのケーシング5が二つ割り構造であり、図における表面側を取り除いた状態のものを示している。そのケーシング5の図における裏面側にモータ9が一体的に組み付けられており、そのモータ軸がケーシング5内に没入して受容され、その受容されている部分にウォーム9aが形成されている。そのウォーム9aには、軸を図の左右方向に延在させたホイール10がかみ合わされている。ホイール10の軸の図における左端部が玉軸受11により支持され、その軸のホイール10から図における右側に延出された部分には略全長に渡ってねじが形成されており、そのようにして回転ねじ軸10aが設けられている。
【0018】
回転ねじ軸10aには、例えば台形ねじを形成されたナット部材12が螺合している。ナット部材12は、モータ9の回転に伴って回転する回転ねじ軸10aにより、図の両方向矢印に示されるように回転ねじ軸10aの軸線方向に変位し得る。ナット部材12には長尺有底円筒状のロッド6が同軸的に嵌装されている。ロッド6のホイール10側に位置する底部には回転ねじ軸10aが貫通していると共に、ナット部材12がホイール10側に変位するとロッド6の底部に係合するようになっている。
【0019】
ケーシング5における回転ねじ軸10aの延出側に対応する部分は、回転ねじ軸10aの全長に渡って外囲する長さの円筒状に形成されている。また、ロッド6は、図2に示されるケーシング5に対する最没入状態において、回転ねじ軸10aを全長に渡って受容しかつ回転ねじ軸10aよりも延出され、さらにケーシング5の外方(図の右側)に突出するように形成されている。なお、ロッド6の突出端部には、上記略L字形リンク8のアームの端部とピン係合するための係合孔6aが設けられている。
【0020】
ケーシング5の上記延出端部には、ロッド6を軸線方向に変位可能に軸支するスライド軸受13が組み付けられている。また、ケーシング5内にはロッド6を外囲する円筒状のスリーブ14が組み付けられており、ロッド6におけるホイール10側の端部にはスリーブ14の内周面と摺接し得る突部6bが形成されている。これにより、ロッド6は、その没入側端部をスリーブ14により支持されると共に突出側端部をスライド軸受13により支持されて、軸線方向に変位自在に設けられている。
【0021】
また、ロッド6およびナット部材12の関係を示す図3に示されるように、ロッド6の内周面には軸線方向に沿って左右一対の回り止め溝6cが形成されている。ナット部材12の外周面には、回り止め溝6cに対応する位置に回り止め溝6cに係合する左右一対の突条12aが形成されている。これら回り止め溝6cと突条12aとの係合により、ナット部材12が周方向に対して回り止めされている。これにより、回転ねじ軸10aが回転すると、ナット部材12がその軸線方向であるロッド6の出没方向(伸縮方向)に変位し得る。なお、回転ねじ軸10aの延出端部の近傍位置まで回り止め溝6cを設けることにより、ナット部材12の変位の範囲を回転ねじ軸10aの全長に対応させることができる。
【0022】
上記回り止め溝6cと突条12aとを設ける相手は図示例に限られず、逆であっても良い。また、ロッド6の内周面に別部品からなる円筒状部材をはめ込み、その円筒状部材に回り止め溝または突条を設けるようにしても良い。
【0023】
なお、ケーシング5内には、回転ねじ軸10aに連動する回転円板の回転角度を検出することによりナット部材12の変位位置を検出するためのポテンショメータ15が設けられている。例えば操作ボックスからの指示入力を図示されない制御回路に入力し、ポテンショメータ15の検出値をフィードバック値として、モータ9を制御することができる。
【0024】
このようにして構成されたリニアアクチュエータ1を用いた電動ベッドの動作要領について以下に示す。
【0025】
モータ9への通電方向に応じて回転ねじ軸10aが正逆回転することによりナット部材12がロッド6の出没方向に変位し、図1の矢印Aに示されるようにナット部材12の没入方向にはロッド6の底面にナット部材12が当接し、ロッド6とナット部材12とが係合する。したがって、ナット部材12の没入方向変位に応じてロッド6が図の矢印Aに示されるようにケーシング5内に引き込まれ、それにより略L字形リンク8が図の矢印Bに示されるように回動して上半身側フレーム4が収納状態としての倒伏状態のから飛び出し状態としての起立状態に向けて図の矢印Cに示されるように傾動し、図4に示される起立状態になる。
【0026】
図4の起立状態から図の矢印Dに示されるように上半身側フレーム4を元に戻す倒伏側に傾動させる場合には、モータ8を逆転駆動する。この倒伏側に対しては人の重みまたは上半身側フレーム4自身の重量により、上半身側フレーム4には倒伏側に傾動させる荷重が作用しているため、略L字形リンク8を介してロッド6には図の矢印Eに示される突出方向への引き出し力が常時作用している。したがって、回転ねじ軸10aの逆回転によりナット部材12がロッド6の突出方向に変位すると、それに追従してロッド6も突出方向へ変位し得るため、モータ8により制御されたナット部材12の移動速度に応じて上半身側フレーム4が倒伏側(矢印Dの向き)に傾動し得る。
【0027】
この倒伏動作において、何らかの原因により上半身側フレーム4と本体フレーム2との間に図5に示されるように異物16が挟まった場合には、上半身側フレーム4の倒伏側への傾動ができなくなる。この時、モータ9が回転し続けることにより、ナット部材12は図の矢印Eに示される向きであるロッド6の突出方向に変位する。この変位方向は、ロッド6の内部にてロッド6の底面からナット部材12が離脱(係合解除)し得る向きであり、上記したように上半身側フレーム4の倒伏傾動が停止してロッド6の変位が停止しても、ナット部材12のみがロッド6の内部で自由に変位し得る。したがって、モータ9による推力がロッド6に伝わることが無く、異物16を挟んだ状態で上半身側フレーム4の停止位置が保持されるため、異物16に対してモータの過剰な力により挟み込んでしまうことがない。
【0028】
なお、本図示例ではモータ9と回転ねじ軸10aとの間にウォームホイールを用いたが、これに限られるものではなく、例えばモータ軸を延出して、その延出部分にねじを設けて回転ねじ軸としても良い。さらに、回転ねじ軸を円筒形とし、その内周面に雌ねじを設け、ナット部材の代わりに回転ねじ軸内に同軸に受容される円筒状雄ねじを用い、円筒状雄ねじの軸線方向孔に棒状のロッドを貫通し、そのロッドの端部に円筒状雄ねじと軸線方向に係合し得る外交フランジ部を設けるように構成することができる。この場合にはモータのロータに回転ねじ軸を一体化してモータ同軸型構造とすることができる。なお、回り止めとしては、ロッドを角形断面形状にすることにより可能である。
【0029】
【発明の効果】
このように本発明によれば、電動ベッドに適用した場合には、リニアアクチュエータのロッドを縮ませるように変位させることにより、ロッドに連結された被駆動体としての上半身側フレームをロッドにより引っ張る動作で起立させることができ、上半身側フレームを倒伏させる場合にはロッドを伸び方向に変位させることになり、この変位方向はナット部材がロッドから離脱し得る方向になるため、電動ベッドの本体フレームと上半身側フレームとの間に異物を挟んで上半身側フレームが抵抗を受けた場合には、ロッドは停止し、ナット部材のみが変位し続けることができることから、モータの推力によるそれ以上の挟み込みを防止し得る。
【0030】
特に、ナット部材によりロッドを引っ張ることから、ロッド内にナット部材を受容する構造とすることができる。リニアアクチュエータにおけるロッドの変位を同一とした場合に、ナット部材によりロッドを押すタイプではナット部材の分だけ変位方向長さが増えるのに対して、ナット部材をロッド内に受容することによりナット部材の長さをロッドの長さ内に吸収することができ、リニアアクチュエータの全長を短縮化することによるコンパクト化を実現でき、レイアウト性が向上し得る。
【0031】
また、ロッドの内周面とナット部材の外周面との間に、ナット部材を回り止めしつつ軸線方向変位を可能にするガイド手段を設けることにより、簡単な構造でねじ軸の回転に応じてナット部材に直線運動をさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された電動ベッドの要部側面図。
【図2】リニアアクチュエータを示す要部破断側面図。
【図3】(a)はロッドおよびナット部材を示す要部拡大側面図であり、(b)は(a)の矢印IIIb−IIIb線に沿って見た断面図。
【図4】上半身側フレームを起立状態にした図1に対応する図。
【図5】異物を挟み込んだ状態を示す図4に対応する図。
【図6】従来の電動ベッドの要部側面図。
【図7】従来の上半身側フレームにより異物を挟んだ状態を示す図6に対応する図。
【符号の説明】
1 リニアアクチュエータ
2 本体フレーム
3 下半身側フレーム
4 上半身側フレーム
5 ケーシング
6 ロッド
7 モータ装置
8 略L字形リンク
9 モータ、9a ウォーム
10 ホイール、10a 回転ねじ軸
12 ナット部材

Claims (3)

  1. モータにより駆動される回転ねじ軸と、前記回転ねじ軸に螺合しかつ前記回転ねじ軸の正逆回転により相対的に軸線方向に往復変位するようにされたナット部材と、前記ナット部材の前記変位方向に伸縮するように変位自在にされたロッドとを有し、
    前記ロッドが、被駆動体からの荷重を受けて変位する方向に前記ナット部材と係合し得るようにされていると共に、
    前記ナット部材は、前記ロッドの前記荷重を受けて変位する方向に変位する場合に、前記ロッドが停止している場合には前記ロッドから離脱して変位可能にされていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
  2. 前記ナット部材が前記ロッド内で軸線方向変位可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリニアアクチュエータ。
  3. 前記ロッドが、前記ナット部材に嵌装される筒状に形成され、
    前記ロッドの内周面と前記ナット部材の外周面との間に、前記ナット部材を回り止めしつつ前記軸線方向変位を可能にするガイド手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のリニアアクチュエータ。
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