JP2004218720A - アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】チャタリング現象の発生を防止する。
【解決手段】モータ12で正逆回転されるシャフト15の外周にナット18が進退自在に螺合され、ナット18にはシャフト15の外部に配された支持筒14内を移動する移動筒22が結合されたリニアアクチュエータにおいて、ハウジング11の軸受孔51、52に軸方向に進退自在に支承されたロッド53と、ロッド53を中立に維持する一対のスプリング61、62と、ロッド53の両端部に配置されナット18の突出部19に係合する一対の係合部54、55と、ハウジング11のモータ側端部に配設された一対のスイッチ59、60と、ロッド53のモータ側の端部に配設されスイッチ59、60と係合して作動させる一対の作動部57、58とを備えており、一方の係合部55が逃げ部56でロッド53に軸方向に移動自在に構成されている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクチュエータに関し、特に、電動送りねじ式アクチュエータに係り、例えば、医療・介護用ベッドの寝床を起立させたり倒伏させたり、背部や膝部の寝床を傾斜させたりするのに利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
医療・介護用ベッドにおいては患者の寝食の負担を軽減するために、ベッドの寝床を電動送りねじ式アクチュエータによって起立させたり倒伏させたりすることが実施されている。
【0003】
従来のこの種のアクチュエータとして、ハウジングのシャフト挿通部内に挿通されて回転自在に支承されたシャフトが減速装置を介してモータによって正逆回転駆動されるように構成されており、このシャフトの外周に形成された雄ねじ部には軸方向に移動する移動筒を連結された雌ねじ部材が進退自在に螺合されており、移動筒の前側端部が負荷に連結されるように構成されているものがある。
【0004】
このようなアクチュエータが医療・介護用ベッドに使用された場合においては、移動筒が伸びてベッドの寝床を起立させ患者の体重を支える状態になるため、シャフトにはベッドの自重や患者の体重によってシャフトを逆回転させようとする外力(以下、負荷側逆回転作用力ということがある。)が常に作用することになる。そこで、このようなアクチュエータが医療・介護用ベッドに使用される場合には、シャフトに逆回転を防止するためのブレーキ装置およびワンウェイクラッチが介設される(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−109094号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、シャフトにワンウェイクラッチが介設されたアクチュエータにおいては、ストロークエンドを検出するためにリミットスイッチが使用されている場合には、ワンウェイクラッチ特有の作動遅れにより、リミットスイッチがオン・オフを繰り返すチャタリング現象が発生するという問題点がある。
【0007】
本発明の目的は、チャタリング現象の発生を防止することができるアクチュエータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るアクチュエータは、モータによって正逆回転駆動されるシャフトがハウジングに回転自在に支承されているとともに、このシャフトの外周に形成された雄ねじ部には雌ねじ部材が軸方向に進退自在に螺合されており、この雌ねじ部材には前記シャフトの外部に配されて前記ハウジングの軸心方向に移動する移動筒が結合されているアクチュエータにおいて、
前記ハウジングの内部に形成された軸受部に前記移動筒の移動方向に進退自在に支承されたロッドと、前記ハウジングに反力をとって前記ロッドを互いに反対方向に付勢する一対のスプリングと、前記ロッドの両端部にそれぞれ配置されて前記雌ねじ部材に係合する一対の係合部と、前記ハウジングの前記モータ側の端部に配設された一対のスイッチと、前記ロッドの前記モータ側の端部に配設されて前記一対のスイッチとそれぞれ係合して作動させる一対の作動部とを備えており、前記一対の係合部のうち一方の係合部が前記ロッドに軸方向に移動自在に構成されていることを特徴とする。
【0009】
前記した手段において、シャフトがモータによって正回転されると、雌ねじ部材に連結された移動筒は前進して行く。このとき、一方のスイッチと係合していた一方の作動部は雌ねじ部材の突出部が一方の係合部から離れるのに伴ってロッドが一方のスプリングによって離れる方向に付勢されるために、スイッチから離れ、スイッチを待機状態に自動的に戻す。雌ねじ部材がシャフトに沿って移動して行き、雌ねじ部材がロッドの他方の係合部に係合してロッドを前進方向に押すと、ロッドの他方の作動部が他方のスイッチを投入することにより、このスイッチをオフさせるために、モータは自動的に停止する。雌ねじ部材が両方の限界位置を移動する間は、雌ねじ部材が両方の係合部に係合しないので、ロッドは両方のスプリングによって規定された中立位置を維持している。
【0010】
操作ボタンが正回転方向(負荷を持ち上げる方向)に押され、雌ねじ部材が限界位置でスイッチによりモータの運転が停止された時に、その操作ボタンを正回転方向に押したままでいると、負荷側から逆回転させようとする負荷側逆回転作用力がシャフトに作用して雌ねじ部材が空走することにより、ロッドが逆方向に戻ると、スイッチがオン・オフを繰り返すために、モータがオン・オフを繰り返すチャタリング現象が発生してしまう。しかし、前記した手段においては、一方の係合部がロッドに対して軸方向に進退自在に構成されていることにより、その係合部が戻り方向にスプリングによって移動されても、ロッドは戻らないために、スイッチをオンさせることはなく、その結果、チャタリング現象の発生を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に即して説明する。
【0012】
図1に示されているように、本実施の形態に係るアクチュエータは医療・介護用ベッド(以下、ベッドという。)の寝床を起伏させるためのものとして構成されている。すなわち、アクチュエータ10の固定端側になるハウジング11はベッド1のフレーム2に枢軸3によって回転自在に枢支されており、アクチュエータ10の自由端側になる後記する移動筒22の先端は寝床4を起伏させるためのリンク5に枢軸6によって回転自在に連結されている。アクチュエータ10が短縮した状態で、ベッド1の寝床4は図1(a)に示されているように水平に倒伏されており、アクチュエータ10が伸長すると、寝床4は図1(b)に示されているように起立されるようになっている。なお、ベッドはアクチュエータ10の伸長によって寝床4が起立されるように構成するに限らず、アクチュエータ10の短縮によって寝床4が起立されるように構成してもよい。
【0013】
図2および図3に示されているように、アクチュエータ10は樹脂が使用されて略円筒形状に形成されたハウジング11を備えており、ハウジング11の一端部にはモータ12が直角に装着されている。ハウジング11のモータ12の装着側端部の端面には枢軸3が枢支される連結具13が、筒心の延長線上に配置されて固定的に挿入されている。ハウジング11の連結具13の反対側には支持筒14が形成されており、支持筒14の筒心上にはシャフト15が軸架されている。シャフト15の連結具13と反対側には送り用の雄ねじ部16が形成されており、この雄ねじ部16には雌ねじ部17が螺合された雌ねじ部材としてのナット18が進退自在に装着されている。ナット18の連結具13側の端部の外周面には突出部19が形成されており、突出部19は支持筒14に敷設されたガイドに摺動自在に嵌入してナット18を回り止めしている。ナット18の反対側の端部には連結用雄ねじ部20が形成されている。ナット18の連結用雄ねじ部20には円筒形状の移動筒22の一端部の内周面に形成された雌ねじ部23が螺合されており、移動筒22およびナット18のねじ結合部には螺合部材21が径方向に挿入されている。螺合部材21の先端部はナット18の内周面を貫通してシャフト15の雄ねじ部16に螺合している。
【0014】
移動筒22の連結具13と反対側の端部には、移動筒22をベッド1のリンク5に連結させるための連結具24が螺入されており、枢軸6が連結具24に移動筒22の外側から挿入されることにより、移動筒22がリンク5に連結されるようになっている。なお、連結具24がベッドの寝床側に連結されることによって、ナット18および移動筒22は支持筒14に対して回り止めされた状態となるため、移動筒22はナット18の回転運動に対して回転を阻止する状態になり、ナット18の進退運動に伴って支持筒14に対して直線運動する状態になる。但し、ナット18が支持筒14に回り止め状態で摺動自在に嵌合しているので、アクチュエータ10のベッド装着前の状態であっても、移動筒22は支持筒14に対して直線運動することができる。
【0015】
図3および図4に示されているように、モータ12の回転軸31はシャフト15に直交するようにハウジング11に挿入されており、回転軸31の先端部にはウオーム32が形成されている。シャフト15のウオーム32と交差する部位にはウオームホイール33が一体回転するように嵌合されており、ウオームホイール33にはウオーム32が噛合されている。ハウジング11におけるシャフト15のウオームホイール33と隣り合う部位にはラジアル転がり軸受34が設置されており、ラジアル転がり軸受34はシャフト15を回転自在に支承している。
【0016】
ハウジング11におけるラジアル転がり軸受34と隣り合う部位には、図5に示されたワンウェイクラッチ40が設置されている。ワンウェイクラッチ40は図5(b)に示された有底円筒形状のクラッチケース41と、図5(c)に示された歯列を有する円形リング形状のラチェットストッパ42と、シャフト15に直交するように嵌合されて回り止めされたブレーキプレート43と、シャフト15に反力をとってラチェットストッパ42をブレーキプレート43の方向に付勢しラチェットストッパ42の歯列をクラッチケース41の歯列に係合させるクラッチスプリング44とを備えており、図5(d)に示されているように、ワンウェイクラッチの作用を果たすように構成されている。
【0017】
図3に示されているように、ハウジング11の内部におけるシャフト15の外側には互いに離間する軸受部としての軸受孔51、52がそれぞれ開設されており、両軸受孔51、52にはロッド53の両端部が摺動自在に嵌入されて軸方向に進退自在に支承されている。ロッド53におけるモータ12側の端部には第一係合部54が突設されており、第一係合部54にはナット18の突出部19が移動筒22側から係合するようになっている。ロッド53における支持筒14の先端側の端部には第二係合部55が突設されており、第二係合部にはナット18の突出部19がモータ12側から係合するようになっている。図3(a)に示されているように、第二係合部55はロッド53に形成された逃げ部56に軸方向に摺動自在に嵌合されることにより、軸方向に若干だけ移動し得るように構成されている。図4に示されているように、ロッド53の第一係合部54の端部には第一作動部57と第二作動部58とが固定されており、第一作動部57はハウジング11の対向位置に設置された第一リミットスイッチ59と第二リミットスイッチ60とにそれぞれ係合して作動させるように設定されている。ロッド53の両端部には、ハウジング11に反力をとってロッド53を互いに反対方向に付勢する第一スプリング61と第二スプリング62とが、それぞれ外装されている。
【0018】
次に、作用および効果を説明する。
【0019】
予め、アクチュエータ10はベッド1に図1に示されているように組み付けられる。すなわち、枢軸3がベッド1のフレーム2に挿通されてアクチュエータ10の連結具13に挿通されることにより、アクチュエータ10は枢軸3によってベッド1のフレーム2に回転自在に枢支され、寝床4側の枢軸6がアクチュエータ10の移動筒22側の連結具24に挿通されることにより、アクチュエータ10は寝床4に枢軸6によって回転自在に連結される。
【0020】
アクチュエータ10がベッド1に組み付けられた後に、操作者が寝床4を起立させるべく正回転側の操作ボタンを押すことにより、図1(a)の状態から、モータ12が正方向に回転運転されると、回転軸31の駆動力がウオーム32およびウオームホイール33を介してシャフト15に伝達される。シャフト15がモータ12によって正回転されると、ナット18は支持筒14に沿って前進される状態になるため、ナット18に連結された移動筒22は支持筒14から押し出されて行く。移動筒22の前進によって移動筒22の連結具24に連結されたベッド1の寝床4が起立されて行く。このとき、図6(a)に示されているように、第一リミットスイッチ(以下、下限スイッチという。)59を押していた第一作動部(以下、下限作動部という。)57は、ナット18の突出部19が第一係合部(以下、下限係合部という。)54から離れるのに伴ってロッド53が第一スプリング61によって離れる方向に付勢されるために、下限スイッチ59のボタン59aから離れる。これにより、下限スイッチ59は待機状態に自動的に戻る。
【0021】
図6(b)に示されているように、ナット18がシャフト15に沿って移動して行き、ナット18の突出部19がロッド53の第二係合部(以下、上限係合部という。)55に係合してロッド53を上限方向に押すと、ロッド53の第二作動部(以下、上限作動部という。)58が第二リミットスイッチ(以下、上限スイッチという。)60のボタン60aを投入することにより、上限スイッチ60をオフさせるために、モータ12は上限位置にて自動的に停止する。ここで、ナット18が下限位置から上限位置まで移動する間は、ナット18の突出部19が上限係合部55に係合しないので、ロッド53は第一スプリング61と第二スプリング62とによって規定された中立位置を維持している。
【0022】
モータ12の運転が停止されると、ベッド1の寝床4の荷重(患者の体重等)がナット18に後退させる方向の力として移動筒22を介して作用する状態になるために、シャフト15には移動筒22すなわち負荷側から逆回転させようとする負荷側逆回転作用力が、ナット18の雌ねじ部17およびシャフト15の送り用雄ねじ部16の作用によって加わる。図5(d)に示されているように、この負荷側逆回転作用力はワンウェイクラッチ40のラチェットストッパ42を遊ばせる方向に外力を及ぼすために、図6(c)に示されているように、ナット18は下限位置の方向に若干であるが、空走してしまう。ナット18が空走してナット18の突出部19が下限位置の方向に移動すると、上限係合部55は第二スプリング62に下限方向に付勢されているので、上限係合部55は下限位置の方向に追従してしまう。
【0023】
ところで、上限係合部55の下限方向への移動に追従してロッド53も下限方向に移動する場合には、ロッド53の上限作動部58が上限スイッチ60のボタン60aから離れるので、モータ12が正方向に回転し始める。モータ12が正方向に回転すると、ナット18がシャフト15に沿って移動して行き、ナット18の突出部19がロッド53の上限係合部55に再び係合してロッド53を上限方向に押し、ロッド53の上限作動部58によって上限スイッチ60をオフさせるために、モータ12は上限位置にて再び自動的に停止する。モータ12の運転が停止されると、ベッド1の寝床4の荷重(患者の体重等)がナット18に後退させる方向の力として移動筒22を介して作用するために、シャフト15には負荷側逆回転作用力がナット18の雌ねじ部17およびシャフト15の送り用雄ねじ部16の作用によって再び加わり、ワンウェイクラッチ40のラチェットストッパ42を遊ばせる方向に外力を及ぼすことにより、ナット18を下限位置の方向に再び空走させる。ナット18が空走してナット18の突出部19が下限位置の方向に移動すると、第二スプリング62に下限方向に付勢されている上限係合部55の下限位置の方向への追従に伴って、ロッド53も下限方向に追従してしまうために、操作者が正回転側の操作ボタンを押したままでいると、上限スイッチ60が再びオンしてしまう。以上の作動が繰り返し引き起こされることにより、モータ12がオン・オフを繰り返すチャタリング現象が発生してしまう。
【0024】
しかし、本実施の形態においては、上限係合部55はロッド53に対して逃げ部56によって軸方向に進退自在に構成されていることにより、図6(c)に示されているように、上限係合部55が下限方向に第二スプリング62によって逃げることにより、ロッド53が下限方向に移動するのを阻止することができるので、モータ12がオン・オフを繰り返すチャタリング現象が発生するのを防止することができる。すなわち、上限係合部55が下限方向に移動してもロッド53が下限方向に移動しないので、上限作動部58が上限スイッチ60のボタン60aから離れることはなく、操作者の操作ボタンの操作に関わらず上限スイッチ60をオンさせることはない。つまり、上限係合部55がロッド53に対して移動する(逃げる)ことにより、ワンウェイクラッチ40の空走を吸収することができるので、チャタリング現象の発生を防止することができる。
【0025】
その後、操作者が寝床4を倒伏させるべく逆回転側の操作ボタンを押すことにより、モータ12が逆方向に回転運転されると、回転軸31の逆回転駆動力はウオーム32およびウオームホイール33を介してシャフト15に伝達される。シャフト15がモータ12によって逆回転されると、ナット18は支持筒14に沿って後退される状態になるため、ナット18に連結された移動筒22は支持筒14に引き込まれて行く。移動筒22の後退によって移動筒22の連結具24に連結されたベッド1の寝床4が倒されて行く。このとき、図6(c)に示されているように、上限スイッチ60を押していた上限作動部58はナット18の突出部19が上限係合部55から離れるのに伴ってロッド53が第二スプリング62によって離れる方向に付勢されるために、上限スイッチ60から離れる。これにより、上限スイッチ60は待機状態に自動的に戻る。
【0026】
図6(d)に示されているように、ナット18がシャフト15に沿って移動して行き、ナット18の突出部19がロッド53の下限係合部54に係合してロッド53を下限方向に押すと、ロッド53の下限作動部57が下限スイッチ59のボタン59aを投入することにより、下限スイッチ59をオフさせるために、モータ12は下限位置にて自動的に停止する。ここで、ナット18が上限位置から下限位置まで移動する間は、ナット18の突出部19が下限係合部54に係合しないので、ロッド53は第一スプリング61と第二スプリング62とによって規定された中立位置を維持している。
【0027】
モータ12の運転が停止されると、ベッド1の寝床4の荷重(患者の体重等)はベッド1のフレーム2によって機械的に支持されることにより、移動筒22にはナット18に後退させる方向の力が作用する状態にならないために、負荷側逆回転作用力がシャフト15に作用することはない。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、チャタリング現象の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるアクチュエータが使用された医療・介護用ベッドの要部を示す正面図であり、(a)は倒伏状態を、(b)は起立状態を示している。
【図2】本発明の一実施の形態であるアクチュエータを示す平面断面図である。
【図3】(a)はその正面断面図、(b)は(a)のb部の拡大図である。
【図4】主要部を示す断面図である。
【図5】ワンウェイクラッチを示しており、(a)は正面断面図、(b)はクラッチケース、(c)はラチェットストッパ、(d)は作用を説明するための展開断面図である。
【図6】ロッドの作用を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…ベッド(医療・介護用ベッド)、2…フレーム、3…枢軸、4…寝床、5…リンク、6…枢軸、10…アクチュエータ、11…ハウジング、12…モータ、13…連結具、14…支持筒、15…シャフト、16…送り用雄ねじ部、17…雌ねじ部、18…送り用ナット(雌ねじ部材)、19…突出部、20…雄ねじ部、21…螺合部材、22…移動筒、23…雌ねじ部、24…連結具、31…モータの回転軸、32…ウオーム、33…ウオームホイール、34…ラジアル転がり軸受、40…ワンウェイクラッチ、41…クラッチケース、42…ラチェットストッパ、43…ブレーキプレート、44…クラッチスプリング、51、52…軸受孔(軸受部)、53…ロッド、54…第一係合部、55…第二係合部、56…逃げ部、57…第一作動部、58…第二作動部、59…第一リミットスイッチ、60…第二リミットスイッチ、61…第一スプリング、62…第二スプリング。

Claims (1)

  1. モータによって正逆回転駆動されるシャフトがハウジングに回転自在に支承されているとともに、このシャフトの外周に形成された雄ねじ部には雌ねじ部材が軸方向に進退自在に螺合されており、この雌ねじ部材には前記シャフトの外部に配されて前記ハウジングの軸心方向に移動する移動筒が結合されているアクチュエータにおいて、
    前記ハウジングの内部に形成された軸受部に前記移動筒の移動方向に進退自在に支承されたロッドと、前記ハウジングに反力をとって前記ロッドを互いに反対方向に付勢する一対のスプリングと、前記ロッドの両端部にそれぞれ配置されて前記雌ねじ部材に係合する一対の係合部と、前記ハウジングの前記モータ側の端部に配設された一対のスイッチと、前記ロッドの前記モータ側の端部に配設されて前記一対のスイッチとそれぞれ係合して作動させる一対の作動部とを備えており、前記一対の係合部のうち一方の係合部が前記ロッドに軸方向に移動自在に構成されていることを特徴とするアクチュエータ。
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