JP4429084B2 - 鉄道車両用機器収納装置 - Google Patents

鉄道車両用機器収納装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4429084B2
JP4429084B2 JP2004167044A JP2004167044A JP4429084B2 JP 4429084 B2 JP4429084 B2 JP 4429084B2 JP 2004167044 A JP2004167044 A JP 2004167044A JP 2004167044 A JP2004167044 A JP 2004167044A JP 4429084 B2 JP4429084 B2 JP 4429084B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
handle
railway vehicle
bearing hole
storage box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004167044A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005343365A (ja
Inventor
寛司 牧
義博 小川
靖彦 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYB Corp filed Critical KYB Corp
Priority to JP2004167044A priority Critical patent/JP4429084B2/ja
Publication of JP2005343365A publication Critical patent/JP2005343365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4429084B2 publication Critical patent/JP4429084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

本発明は、鉄道車両の車体外部に設けられ、機器を収納する鉄道車両用機器収納装置の改良に関するものである。
従来、この種の鉄道車両用機器収納装置は、車体外部に設けられるコントローラ等の機器を収納し、保護するものである(特許文献1参照)。
この収納装置は、収納箱の内部に収納された機器を点検できるように、収納箱に開口した点検用開口部と、この点検用開口部を開閉する蓋と、この蓋を閉位置に係止するロック機構とを備えている。
このロック機構として、蓋を貫通して回動可能に支持されるハンドルを備え、このハンドルの回動に伴って蓋を収納箱側に引き寄せて、収納箱の点検用開口部を密閉するものがあった。
実開昭59−40164号公報
しかしながら、このような従来の鉄道車両用機器収納装置にあっては、鉄道車両がトンネルに出入りする際に、収納箱内の空間と外部の間で圧力差が生じるため、蓋のハンドルが貫通する部位を通って収納箱内に水が侵入する可能性があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、防水性の高い鉄道車両用機器収納装置を提供することを目的とする。
本発明は、鉄道車両の車体外部に設けられる機器を収納する収納箱と、前記収納箱の点検用開口部を開閉する蓋と、前記蓋を閉位置に係止するロック機構とを備える鉄道車両用機器収納装置に適用する。
そして、前記ロック機構は、前記蓋を貫通して設けられ、Oリングが介装される環状溝が形成される軸受け穴と、前記軸受け穴に回動可能に支持されるハンドルと、前記ハンドルの回動に伴って前記蓋を前記収納箱側に引き寄せる係止爪と、前記ハンドルを回動可能に支持し、前記軸受け穴と前記ハンドルの間に介装され両者の間を密封する前記Oリングを挟むように並んで前記軸受け穴の中央部に配設される一対の軸受けブッシュと、を備えることを特徴とするものとした。
本発明によると、ロック機構はハンドルの回動に伴って係止爪が蓋を収納箱に引き寄せ、点検用開口部と蓋の間を密封する。
鉄道車両がトンネルに出入りする際に、収納箱と蓋内の空間と外部の間で圧力差が生じるが、Oリングが軸受け穴とハンドルの間に介装され、両者の間を密封するため、軸受け穴を通って収納箱内に水が侵入することが防止され、収納箱の内部に収められる機器を保護することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、車両床下に設けられる鉄道車両用機器収納装置1は、車体外部に設けられる機器を収納し、保護するものである。これに収納される機器は、例えば油圧ダンパの作動を制御するコントローラや、その他の電子機器等である。
鉄道車両用機器収納装置1は、機器を収納する収納箱10を備え、収納箱10は図示しないボルト等を介して車体側に取付けられる。収納箱10は直方体の空間を画成し、その側部に点検用開口部11が開口するケースである。
鉄道車両用機器収納装置1は、この点検用開口部11を開閉する蓋20と、この蓋20を閉位置に係止するロック機構30とを備え、作業者が機器の点検時等にロック機構30の係止作動を解除し、蓋20を開くようになっている。
収納箱10には点検用開口部11の上部にヒンジ軸12が設けられ、このヒンジ軸12に蓋20が吊り下げられる。
蓋20は収納箱10のヒンジ軸12に係合するヒンジアーム21を備え、このヒンジアーム21を介してヒンジ軸12に回動可能に吊り下げられる。ヒンジアーム21はその先端部がフック状に湾曲し、ヒンジ軸12に着脱可能に係合する。これにより、機器の点検時等に作業者が取っ手22を持って蓋20を開閉するとともに、蓋20を収納箱10から外せるようになっている。
収納箱10にはパッキン13が点検用開口部11に沿って設けられる。蓋20がロック機構30を介して閉じられると、蓋20の縁部がこのパッキン13に押し付けられ、点検用開口部11と蓋20の間を密封する。
ロック機構30は蓋20を貫通して設けられる軸受け穴41と、この軸受け穴41に回動可能に支持されるハンドル50と、このハンドル50の回動に伴って蓋20を収納箱10に引き寄せる係止爪60とを備える。
ロック機構30は軸受け穴41を有する受け金40を備える。この受け金40のフランジ45が2本のボルト31を介して蓋20に締結される。
図4に示すように、フランジ45と蓋20の間にシール剤34が設けられ、両者の間を密封するようになっている。このシール剤34は蓋20の取付穴23の周囲に環状に塗布される。
受け金40のフランジ45には表示プレート32が4本のネジ33を介して締結される。この表示プレート32にはハンドル50の開閉位置が表示されている。
図3にも示すように、ハンドル50にはフランジ51が受け金40の外側に固定して設けられる。このフランジ51は突起52を有し、この突起52が表示プレート32を指し示すようになっている。
L字状をしたハンドル50は、蓋20の外側に設けられるハンドル取っ手部53と、受け金40に回転可能に支持されるハンドル軸部54と、係止爪60が嵌合する係止爪支持軸部55と、ナット35を螺合させるネジ部56とを有する。
ナット35はバネ座金36を介して係止爪支持軸部55の端面に当接し、係止爪60の抜け止めをする。
係止爪支持軸部55はその断面が四角形に形成され、同じく四角形の穴を有する係止爪60が嵌合することにより、係止爪60の回動が係止される。これにより、係止爪60はハンドル50と共に回動する。
受け金40の外周部にはストッパ19が固着され、係止爪60にはこのストッパ19に係合する切り欠き67が形成される。係止爪60の切り欠き67の両端部がストッパ19に当接することにより、ハンドル50の回動範囲が90°に規制され、ハンドル50が閉位置と開位置に停止するようになっている。係止爪60はハンドル50を閉位置に回すことにより収納箱10の受け部24に係合し、ハンドル50を開位置に回すことにより収納箱10の受け部24から外れる。
係止爪60と受け金40の端面の間には平座金61、バネ座金62、平座金63が並んで介装される。バネ座金62の付勢力により係止爪60がナット35側に押し付けられる。
図5に示すように、フランジ45の軸受け穴44と受け金40の軸受け穴41に渡って軸受けブッシュ46が介装され、フランジ45の受け金40の軸受け穴41に軸受けブッシュ47が介装され、この軸受けブッシュ46,47によってハンドル軸部54が回転可能に支持される。
軸受け穴41とハンドル50の間にOリング39を介装し、このOリング39を介して両者の間を密封する。
受け金40の軸受け穴41の途中には環状溝48が形成され、この環状溝48にOリング39が収められる。軸受け穴41にハンドル軸部54が挿入された状態で、Oリング39はハンドル軸部54と環状溝48の間で圧縮され、両者に隙間なく密着する。
Oリング39は軸受けブッシュ46,47の間に挟まれるように並んで介装され、軸受け穴41の中央部に配置される。
以上のように鉄道車両用機器収納装置1は構成され、ハンドル50の回動に伴って係止爪60が蓋20を収納箱10に引き寄せ、蓋20の縁部をこのパッキン13に押し付けて点検用開口部11と蓋20の間を密封する。
ところで、鉄道車両がトンネルに出入りする際に、収納箱10と蓋20内の空間と外部の間で圧力差が生じるため、ハンドル50とこれが貫通する軸受け穴41の間に隙間があると、この隙間を通って収納箱10内に水が侵入する可能性があった。
本発明はこれに対処して、軸受け穴41とハンドル50の間にOリング39を介装し、このOリング39を介して両者の間を密封したため、軸受け穴41を通って収納箱10内に水が侵入することが防止され、収納箱10の内部に収められる機器を保護することができる。
受け金40の軸受け穴41の途中に環状溝48を形成し、この環状溝48にOリング39を介装したことにより、Oリング39の圧縮量を適正に管理でき、Oリング39がハンドル軸部54と環状溝48の間を隙間なく密着し、軸受け穴41の密封性を高められる。
Oリング39は軸受けブッシュ46,47と並んで軸受け穴41の中央部に配置されることにより、Oリング39の圧縮量が周方向について均一化し、受け穴41の密封性を高められる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の鉄道車両用機器収納装置は、鉄道車両の車体外部に設けられ、コントローラやその他の機器を収納するものに利用できる。
本発明の実施の形態を示す鉄道車両用機器収納装置の側面図。 同じくロック機構の側面図。 同じくロック機構の正面図。 同じく蓋のロック機構を取付ける部位を示す正面図。 同じくロック機構の断面図。
符号の説明
1 鉄道車両用機器収納装置
10 収納箱
11 点検用開口部
12 ヒンジ軸
20 蓋
30 ロック機構
39 Oリング
40 受け金
41 軸受け穴
46,47 軸受けブッシュ
48 環状溝
50 ハンドル
60 係止爪

Claims (1)

  1. 鉄道車両の車体外部に設けられる機器を収納する収納箱と、
    前記収納箱の点検用開口部を開閉する蓋と、
    前記蓋を閉位置に係止するロック機構とを備える鉄道車両用機器収納装置において、
    前記ロック機構は
    前記蓋を貫通して設けられ、Oリングが介装される環状溝が形成される軸受け穴と、
    前記軸受け穴に回動可能に支持されるハンドルと、
    前記ハンドルの回動に伴って前記蓋を前記収納箱側に引き寄せる係止爪と、
    前記ハンドルを回動可能に支持し、前記軸受け穴と前記ハンドルの間に介装され両者の間を密封する前記Oリングを挟むように並んで前記軸受け穴の中央部に配設される一対の軸受けブッシュと、を備えることを特徴とする鉄道車両用機器収納装置。
JP2004167044A 2004-06-04 2004-06-04 鉄道車両用機器収納装置 Expired - Fee Related JP4429084B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004167044A JP4429084B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 鉄道車両用機器収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004167044A JP4429084B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 鉄道車両用機器収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005343365A JP2005343365A (ja) 2005-12-15
JP4429084B2 true JP4429084B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=35496122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004167044A Expired - Fee Related JP4429084B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 鉄道車両用機器収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4429084B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101154938B1 (ko) 2010-09-01 2012-06-13 현대로템 주식회사 철도차량의 점검문용 잠금장치
JP5859798B2 (ja) * 2011-10-07 2016-02-16 日本車輌製造株式会社 鉄道車両
JP6647033B2 (ja) * 2015-12-18 2020-02-14 三菱電機株式会社 空気調和機用筐体
JP7217575B2 (ja) * 2018-07-10 2023-02-03 日本車輌製造株式会社 鉄道車両の製造方法、および、鉄道車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005343365A (ja) 2005-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200324943A1 (en) Plastic enclosure for enclosing industrial components
JPH0799865B2 (ja) カメラハウジング
JP4429084B2 (ja) 鉄道車両用機器収納装置
US9562374B1 (en) Cargo door seal protector
KR102097437B1 (ko) 컨트롤 박스
US4781044A (en) Security lock for valves
ITMI20012372A1 (it) Armadio di distribuzione
US2955861A (en) Box lid fastener
US3876237A (en) Locking device
JP3113276U (ja) 蓋締付装置
KR101861582B1 (ko) 기어 타입 압력 밸런싱 도어
US2612372A (en) Closure means for super freezer doors
US4218105A (en) Sound suppressed battery box
JP4468199B2 (ja) 保護カバー
US5791701A (en) Security latch mechanism
FR2682984A1 (fr) Dispositif de fermeture de porte d'enceintes isolees.
CN210798603U (zh) 快拆式门结构及箱式电站
JP6198513B2 (ja) 埋設式ガス栓
CN101223327A (zh) 窗户紧固装置和方法
US20050115288A1 (en) Adjustable locking mechanism
JP2022184300A (ja) 鉄道車両用制御装置箱の点検カバーのロック機構
US11674343B2 (en) Multi-axial door catch
KR100951864B1 (ko) 차량의 트레이 록킹장치
JP2004076416A (ja) 鍵穴の防塵防水キャップ
CN216374340U (zh) 一种具有防盗功能的可视化卸料箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4429084

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees