JP4427169B2 - 電子制御油圧ガバナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子制御されるアクチュエータにより油圧ガバナのパイロットバルブを制御して燃料噴射量の制御を行う電子制御油圧ガバナの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子制御されるアクチュエータにより油圧ガバナのパイロットバルブを制御することで、パワーピストン等を介して燃料噴射ポンプの燃料噴射量の制御を行う電子制御油圧ガバナは知られている。例えば、アクチュエータにリニアソレノイドを用いた場合、該リニアソレノイドの可動鉄心がパイロットバルブと連結されて、該可動鉄心とパイロットバルブとが一体的に摺動可能とされており、該可動鉄心が軸心方向に摺動させることで、パイロットバルブの制御を行うようにしている。該リニアソレノイドの可動鉄心は、摩擦係数が小さなテフロン(登録商標)コーティング等がなされた軸受により支持されるとともに、該可動鉄心周囲を潤滑油で満たして、摺動による摩耗等の劣化を防止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の如く、リニアソレノイドの可動鉄心は軸受により支持され、周囲が潤滑油で満たされているが、該可動鉄心は、軸受に対して回転することなく、常に高速で摺動しており、該可動鉄心と軸受とは一定位置で接触しながら摺動することとなっている。このように、一定位置で接触しながら高速摺動することにより、該接触部に油膜切れが生じて、可動鉄心の摺動時のヒステリシスが大きくなりハンチングが発生したり、軸受や可動鉄心が摩耗により早期に劣化したりするという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
即ち、請求項1においては、電子制御されるアクチュエータにより油圧ガバナのパイロットバルブを制御して燃料噴射量の制御を行う電子制御油圧ガバナにおいて、パイロットバルブとアクチュエータの摺動軸とを、一体的に摺動可能且つ一体的に回転可能に連結し、該連結部近傍に、パイロットバルブ及び摺動軸の摺動に伴い該摺動軸を回転可能とするローテーターを付設した。
【0006】
また、請求項2においては、前記ローテーターをパイロットバルブ側に装着し、該パイロットバルブと摺動軸とをオルダムジョイントにて連結した。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
【0008】
図1は本発明の電子制御油圧ガバナを示す概略図、図2は同じく電子制御油圧ガバナを示す側面断面図、図3はリニアソレノイドの可動鉄心の回転機構を示す側面断面図、図4はオルダム継手を示す斜視図、図5は電流値に対する可動鉄心位置のヒステリシスを示す図、図6はリニアソレノイドの可動鉄心の回転機構の他の構成例を示す側面断面図、図7はパイロットバルブに形成される回転羽部を示す斜視図、図8は同じく正面断面図である。
【0009】
本発明の電子制御油圧ガバナの機構について説明する。図1、図2において、電子制御油圧ガバナ1は作業機や船舶等のディーゼル機関に付設されており、リニアソレノイド14、パイロットバルブ3を有する電子式スプール弁2、及びパワーピストン8等を有している。該電子制御油圧ガバナ1においては、高圧作動油路21に作動油が圧送されており、該作動油が高圧作動油路21を通じてパワーピストン8の上面8aに供給され、該パワーピストン8を下方へ付勢している。
【0010】
電子式スプール弁2は、スリーブ4にパイロットバルブ3を摺動自在に挿入して構成されている。該スリーブ4は電子制御油圧ガバナ1のハウジングH内に装着され、スプリング15により左方へ付勢されている。また、パイロットバルブ3には前記高圧作動油路21を通じて作動油が圧送されている。
【0011】
パイロットバルブ3はスプリング16により軸方向右側に付勢され、アクチュエータであるリニアソレノイド14の摺動軸である可動鉄心14aと一体的に摺動可能に連結されており、該リニアソレノイド14の作動により軸方向左側に移動されるように構成している。スリーブ4にはパイロットポート4aが形成され、図1、図2に示す状態では、該パイロットポート4aはパイロットバルブ3の略中央部に形成したバルブランド3aによって閉じられている。該パイロットポート4aは連絡通路33を通じ、パワーピストン8の下面8bと連通している。
【0012】
図1、図2に示す、パイロットポート4aがバルブランド3aによって閉じられた状態から、リニアソレノイド14の作動によりバルブランド3aが左側へ移動されると、高圧作動油路21とパイロットポート4aとが連通して、パワーピストン8の下部に高圧作動油が圧送される。パワーピストン8の下部に高圧作動油が圧送されると、該パワーピストン8の下面8bの受圧面積は上面8aの受圧面積よりも大きく構成されているので、パワーピストン8は上方へ移動することとなる。パワーピストン8の上昇により、該パワーピストン8とターミナルアーム35を介して連結されたターミナルシャフト17が、例えば、燃料噴射ポンプの燃料噴射量を増加させる方向に回動される。
【0013】
逆に、パイロットポート4aがバルブランド3aによって閉じられた状態から、リニアソレノイド14の作動及びスプリング16の付勢力によりバルブランド3aが右側へ移動すると、パイロットポート4aとドレンポート4bとが連通して、パワーピストン8下部の作動油が油溜室(図示せず)へ戻され、該パワーピストン8が下方に移動して、パワーピストン8が上方へ移動した場合とは逆方向にターミナルシャフト17が回動され、例えば、燃料噴射ポンプの燃料噴射量が減少することとなる。
【0014】
このように、本電子制御油圧ガバナ1においては、電子式スプール弁2のパイロットバルブ3をリニアソレノイド14にて制御することでパワーピストン8を作動させ、該パワーピストン8の作動により燃料噴射ポンプの燃料噴射量を増減するように構成している。
【0015】
次に、パイロットバルブ3とリニアソレノイド14の可動鉄心14aとの連結部の構成について説明する。前記リニアソレノイド14の可動鉄心14aは、左右端部にて軸受18・19により左右摺動自在に支持されている。該軸受18・19には、例えば摩擦係数が小さなテフロン(登録商標)コーティングを施して、可動鉄心14aの摺動性を高めるようにしている。また、可動鉄心14aの周囲は潤滑油で満たして、さらに可動鉄心14aの摺動性を高めている。
【0016】
該可動鉄心14aはオルダム継手51を介してパイロットバルブ3と接続されている。オルダム継手51は、図4に示すように、略中央部に第一嵌入孔51aが形成され、該第一嵌入孔51aの両側に第二嵌入孔51b・51bが形成されている。該第一嵌入孔51aには可動鉄心14aの端部から突出する嵌入突起14bがオルダム継手51に対して相対回動不可能に嵌入されている。また、第二嵌入孔51b・51bには、パイロットバルブ3の端部から突出する嵌入突起3b・3bが嵌入され、オルダム継手51がパイロットバルブ3に対して相対回動不可能に嵌装されている。
【0017】
このように、可動鉄心14aをオルダム継手51に対して相対回動不可能に嵌装するとともに、パイロットバルブ3をオルダム継手51に対して相対回動不可能に嵌装することで、該可動鉄心14aとパイロットバルブ3とを、軸心を中心に一体的に回転可能に連結している。
【0018】
また、パイロットバルブ3における、可動鉄心14aとパイロットバルブ3との連結部近傍にはローテーター55が付設されている。該ローテーター55は、本体55aにカバー部材55bが回転自在に嵌装されて構成され、該本体55aはパイロットバルブ3に一体的に回転可能に装着されている。
【0019】
本体55aの内側面に形成される円環状溝には複数のボール部材56が嵌装され、該本体55aとカバー部材55bとの間には、皿バネ状の付勢部材58が介装されており、本体55aとカバー部材55bとが互いに離反する方向に付勢されている。また、付勢部材58と本体55aとの間にはスペーサー57が介装されている。さらに、パイロットバルブ3とローテーター55のカバー部材55bとの間に介装される前記スプリング16により、該カバー部材55bが付勢部材58の付勢力に抗して本体55a側へ付勢されている。
【0020】
そして、リニアソレノイド14の可動鉄心14aが伸長してパイロットバルブ3が左方へ移動されたときは、スプリング16によりカバー部材55bが本体55a側へ付勢されて該カバー部材55bと本体55aとの間隔が狭くなり、付勢部材58のカバー部材55b及び本体55aに対する付勢力が大きくなる。これによって、カバー部材55bと本体55aとの間の摩擦力が大きくなり、該カバー部材55bと本体55aとは相対的に回動不可能な状態となる。
【0021】
一方、リニアソレノイド14の可動鉄心14aが縮小してスプリング16によりパイロットバルブ3が右方へ移動されたときは、スプリング16によるカバー部材55bの付勢力が弱くなって該カバー部材55bと本体55aとの間隔が広くなり、付勢部材58のカバー部材55b及び本体55aに対する付勢力が小さくなる。これにより、カバー部材55bと本体55aとの間の摩擦力が小さくなって、該カバー部材55bと本体55aとが相対的に回動可能な状態となる。
【0022】
また、リニアソレノイド14の可動鉄心14aは、常時左右に摺動してパイロットバルブ3を制御しているため、カバー部材55bと本体55aとが相対的に回動可能な状態、及び回動不可能な状態が、頻繁に交互に繰り返されることとなる。そして、付勢部材58が圧接する本体55aの圧接面は、パイロットバルブ3の軸心に垂直な面に対して傾斜しているため、可動鉄心14aの摺動により、カバー部材55bと本体55aとが相対的に回動不可能な状態から回動可能な状態に切り換わると、本体55aがカバー部材55bに対して回動することとなる。この場合、本体55aに嵌装されるボール部材56により、該本体55aは円滑に回転する。
【0023】
本体55aがカバー部材55bに対して回動することにより、該本体55aと一体的に回転可能なパイロットバルブ3、及び該パイロットバルブ3に一体的に回転可能に連結される可動鉄心14aが、軸心を中心として回転される。このように、可動鉄心14aが軸心を中心として回転されることにより、該可動鉄心14aと軸受18・19との間には、常時潤滑油が供給され油膜が形成されることとなって、油膜切れの発生が防止される。以上の如く、本電子制御油圧ガバナ1においては、可動鉄心14aを軸心を中心に回転させる回転機構が構成されている。
【0024】
ここで、リニアソレノイド14においては、可動鉄心14aに伸縮に伴うヒステリシスが生じるが、可動鉄心14aと、該可動鉄心14aを支持する軸受18・19との間で油膜切れが発生すると、摺動する可動鉄心14aに生じるヒステリシスが大きくなる。
【0025】
例えば、図5に示すように、リニアソレノイド14に加えられる電流値が増加すると、グラフfの如く、電流値の増加に伴って可動鉄心14aが伸長するが、逆にリニアソレノイド14に加える電流値を減少して可動鉄心14aを縮小させた場合、可動鉄心14aと軸受18・19との間で油膜切れが発生していると、グラフb1の如く、電流値に対する可動鉄心14aの位置が、グラフfに対して大きくずれることとなる。これに対して、可動鉄心14aと軸受18・19との間に油膜が形成されている場合には、グラフb2の如く、可動鉄心14aを縮小させた場合の電流値に対する可動鉄心14aの位置と、グラフfに示す、可動鉄心14aを伸長させた場合の電流値に対する可動鉄心14aの位置とのずれは、僅かなものとなる。
【0026】
このように、可動鉄心14aを回転させて、該可動鉄心14aと軸受18・19との間に常に油膜が形成されるように構成することで、可動鉄心14aと軸受18・19との間の摩擦抵抗が減少し、可動鉄心14aの伸縮に伴うヒステリシスを低減することができ、ハンチング発生の防止、及び耐久性の向上を図ることが可能となる。また、可動鉄心14aはパイロットバルブ3とオルダム継手51により一体的に回動可能に連結され、ローテーター55により回転されるので、該可動鉄心14aの回転が円滑になされることとなって、ヒステリシス低減の効果を大とすることができる。
【0027】
次に、可動鉄心14aを軸心を中心に回転させる回転機構の他の構成例について図6乃至図8により説明する。図6に示す電子制御油圧ガバナ1は、ローテーター55の代わりに軸受としてのスラストニードルベアリング75をパイロットバルブ3付設し、該パイロットバルブ3における反スラストニードルベアリング75装着側端部に回転羽部71が形成され、該回転羽部71に連絡通路33からの作動油を導く導油路4dがスリーブ4に形成されている他は、図3に示した電子制御油圧ガバナ1と同様の構成である。
【0028】
図7、図8に示すように、パイロットバルブ3における反スラストニードルベアリング75装着側端部には、半径方向外側へ向かって突出する羽部材71aが多数形成され、回転羽部71を形成している。また、スリーブ4の回転羽部71に対応する箇所には導油路4dが形成されている。該導油路4dの一端部に形成される導油口4cは、スリーブ4に形成される前記パイロットポート4aと連通路4eを通じて連通されており、該導油口4cには連絡通路33からの作動油が供給されている。導油口4cへ供給された作動油は、導油路4dを通じてハウジングHのドレンポートHdへ向けて流れる。
【0029】
導油路4dの途中部には、前記回転羽部71の外周の一部が接しており(回転羽部71における導油路4dと接する部分はパイロットバルブ3の軸心からずれた部分である)、導油口4cから導油路4dを通じてドレンポートHdへ向けて流れる作動油は回転羽部71の羽部材71aに当り、パイロットバルブ3が軸心を中心にして回転される。このように、連絡通路33からの作動油を、パイロットバルブ3に形成される回転羽部7に導いて、該作動油の流れによりパイロットバルブ3を強制的に回転させるように構成している。
【0030】
また、パイロットバルブ3における、可動鉄心14aとの連結部近傍には、スラストニードルベアリング75が付設されている。該スラストニードルベアリング75の一側75aはパイロットバルブ3に対して回転自在とされ、該一側75aとスリーブ4との間にはスプリング16が介装されている。該スラストニードルベアリング75の他側75bはパイロットバルブ3へ一体的に回転可能に取り付けられている。即ち、パイロットバルブ3は、該スラストニードルベアリング75によって、スプリング16を介してスリーブ4に対し回転自在に支持されており、スプリング16により右方へ付勢されながら、軸心を中心にして円滑に回転することを可能としている。
【0031】
以上の如く、パイロットバルブ3に回転羽部71を形成して、連絡通路33からの作動油により該パイロットバルブ3を強制的に回転させることにより、可動鉄心14aが該パイロットバルブ3と一体的に回転される。このように、可動鉄心14aが軸心を中心として回転されることにより、該可動鉄心14aと軸受18・19との間には、常時潤滑油が供給され油膜が形成されることとなって、油膜切れの発生が防止される。
【0032】
これにより、可動鉄心14aと軸受18・19との間に常に油膜が形成されることとなって、該可動鉄心14aと軸受18・19との間の摩擦抵抗が減少し、可動鉄心14aの伸縮に伴うヒステリシスを低減することができ、ハンチング発生の防止、及び耐久性の向上を図ることが可能となる。また、可動鉄心14aはパイロットバルブ3とオルダム継手51により一体的に回動可能に連結され、パイロットバルブ3はスラストニードルベアリング75を介してスプリング16により付勢されているので、該可動鉄心14aの回転が円滑になされることとなって、ヒステリシス低減の効果を大とすることができる。
【0033】
更に、電子制御されるアクチュエータにより油圧ガバナのパイロットバルブを制御して燃料噴射量の制御を行う電子制御油圧ガバナにおいて、パイロットバルブとアクチュエータの摺動軸とを、一体的に摺動可能且つ一体的に回転可能に連結し、該パイロットバルブを、油圧ガバナの作動油の油圧流により回転可能としたので、該アクチュエータの摺動軸と、該摺動軸の軸受との間に常に油膜が形成されることとなって、両者間の摩擦抵抗が減少し、摺動軸の伸縮等の動作に伴うヒステリシスを低減することができ、ハンチング発生の防止、及び軸受や可動鉄心の耐久性の向上を図ることが可能となる。
【0034】
更に、前記パイロットバルブを軸受により支持し、該パイロットバルブと摺動軸とをオルダムジョイントにて連結したので、該パイロットバルブに連結されるアクチュエータの摺動軸の回転が円滑になされることとなって、ヒステリシス低減の効果を大とすることができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
即ち、請求項1記載の如く、パイロットバルブとアクチュエータの摺動軸とを、一体的に摺動可能且つ一体的に回転可能に連結し、該連結部近傍に、パイロットバルブ及び摺動軸の摺動に伴い該摺動軸を回転可能とするローテーターを付設したので、該アクチュエータの摺動軸と、該摺動軸の軸受との間に常に油膜が形成されることとなって、両者間の摩擦抵抗が減少し、摺動軸の伸縮等の動作に伴うヒステリシスを低減することができ、ハンチング発生の防止、及び軸受や可動鉄心の耐久性の向上を図ることが可能となる。
【0036】
更に、請求項2記載の如く、前記ローテーターをパイロットバルブ側に装着し、該パイロットバルブと摺動軸とをオルダムジョイントにて連結したので、該パイロットバルブに連結されるアクチュエータの摺動軸の回転が円滑になされることとなって、ヒステリシス低減の効果を大とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子制御油圧ガバナを示す概略図である。
【図2】 同じく電子制御油圧ガバナを示す側面断面図である。
【図3】 リニアソレノイドの可動鉄心の回転機構を示す側面断面図である。
【図4】 オルダム継手を示す斜視図である。
【図5】 電流値に対する可動鉄心位置のヒステリシスを示す図である。
【図6】 リニアソレノイドの可動鉄心の回転機構の他の構成例を示す側面断面図である。
【図7】 パイロットバルブに形成される回転羽部を示す斜視図である。
【図8】 同じく正面断面図である。
【符号の説明】
1 電子制御油圧ガバナ
2 電子式スプール弁
3 パイロットバルブ
4 スリーブ
14 リニアソレノイド
14a 可動鉄心
18・19 軸受
51 オルダム継手
55 ローテーター
71 回転羽部
75 スラストニードルベアリング

Claims (2)

  1. 電子制御されるアクチュエータにより油圧ガバナのパイロットバルブを制御して燃料噴射量の制御を行う電子制御油圧ガバナにおいて、パイロットバルブとアクチュエータの摺動軸とを、一体的に摺動可能且つ一体的に回転可能に連結し、該連結部近傍に、パイロットバルブ及び摺動軸の摺動に伴い該摺動軸を回転可能とするローテーターを付設したことを特徴とする電子制御油圧ガバナ。
  2. 前記ローテーターをパイロットバルブ側に装着し、該パイロットバルブと摺動軸とをオルダムジョイントにて連結したことを特徴とする請求項1に記載の電子制御油圧ガバナ。
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