JP4425754B2 - 画像形成装置の評価方法 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置の評価方法に関するものである。
従来、トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を用いた現像装置が広く用いられている。この現像装置は、現像剤担持体上に2成分現像剤を担持して、感光体ドラム等の像担持体と対向する領域へ搬送する。そして、像担持体と現像剤担持体との間に例えば、交番電界を印加しながら、画像情報に応じて像担持体上に形成されている静電潜像を現像して顕像化している。
従来の現像装置においては、現像剤をアジテータにより機械的に攪拌して帯電させている。このため、トナーがアジテータにより機械的なストレスを受けてしまう。また、薄層規制部材によって現像剤担持体上のトナーを規制し、現像領域に搬送する現像剤量を規制している。トナーが、この薄層形成部材を通過するとき、大きな機械的ストレスを受けてしまう。
一般的に、トナーは母体樹脂の周りに流動性を付与するため外添剤を付着させており、上記機械的ストレスにより添加剤の埋没や離脱が発生する。このような添加剤の埋没や離脱が起こると、流動性が低下しトナーの非静電的な付着力が増加する。すると、トナーが現像装置内のキャリア等に付着する等し、現像装置内のトナーの帯電分布がブロード化する。その結果、帯電量の高いトナーが選択的に感光体に付着し、比較的少ない量のトナーで感光体上の電位と平衡状態になり、画像濃度が所望の画像濃度よりも低くなるという問題点が有った。
このような問題に対して現像能力を上げることで対処することが考えられる。現像能力を上げる手段としては、例えば、感光体に対する現像担持体の線速比を高めたり、特許文献1に記載のように、現像担持体の表面に複数の溝を形成したりすることが考えられる。前者のように感光体に対する現像担持体の線速比を高めることで、感光体が現像領域を通過する間に、現像担持体上の磁気ブラシと接触する回数を増やすことができ、感光体表面に付着させるトナー量を増やすことができる。後者の場合は、溝により現像剤が溝に保持されるため、現像剤担持体に搬送される現像剤量を増やすことができ、感光体表面に付着させるトナー量を増やすことができる。
特開2003−208027号公報
上述のように、現像能力を上げることで、感光体表面に十分な量の現像剤を均一に供給することができるようになったが、現像性能を上げても、依然として濃度ムラ等の異常画像が発生する場合があった。
そこで、この原因を追求すべく、発明者らは初期の状態、および1時間連続攪拌を行ってトナーを劣化させた状態それぞれで、感光体上のトナーの粒径分布および帯電量分布、並びに、現像装置内のトナーの粒径分布と帯電量分布との関係を調べてみた。その結果を図5〜図8に示す。
図5、図6に示すように、初期状態において、感光体上のトナーの帯電量および粒径を示す個数分布の等高線と、現像装置内のトナーの帯電量および粒径を示す個数分布の等高線とにあまり差が見られない。しかし、図7、図8に示す一時間攪拌後の感光体上のトナーの帯電量および粒径を示す個数分布の等高線と、現像装置内のトナーの帯電量および粒径を示す個数分布の等高線とが大幅に異なることがわかる。具体的には、感光体上には、粒径の大きなトナーが多く存在していることがわかる。この感光体上の粒径の大きなトナーは、劣化して現像装置内でトナー同士が凝集し見かけ上粒径が大きくなったトナーか、もともと現像装置内に存在していた粒径の大きなトナーかは定かでないが、前者の可能性が高いと考えられる。そして、このように凝集し見かけ上粒径が大きくなったトナーは、添加剤が埋没して非静電的な付着力が強い状態となっている。感光体表面に付着している凝集したトナーは、転写時に転写ニップの圧力により感光体上に強く付着してしまい、転写バイアスを印加しても転写部材へ静電的に移動しない。その結果、画像に濃度ムラが発生してしまうと考えられる。
以上のことから、現像性能を上げて感光体表面に十分な量の現像剤を供給しても、上記のように感光体上に凝集したトナーが多く付着した状態となっていると、この凝集したトナーが転写されないので、濃度ムラ等の異常画像が発生したものと考えられる。
このように、粒径の大きなトナーが感光体上に多く存在してしまうメカニズムは、明確になっていないが、以下のようなことが推考される。通常、画像形成装置は、初期状態の平均帯電量や平均粒径のトナーが感光体上に付着し易いような状態となるように設計している。よって、図5、図6に示すように、初期状態の現像装置内のトナーの帯電量分布および粒径分布と感光体上のトナーの帯電分布および粒径分布とにさほど違いはない。つまり、この画像形成装置においては、初期状態において現像装置内に存在するトナー中で最も個数の多い、帯電量が約−0.3[fc/μm]で平均粒径が5.5[μm]のトナーが感光体表面上に付着し易いよう、画像形成条件が整えられている。しかし、図7に示すように一時間攪拌後においては、トナーが劣化して、現像装置内に最も多く存在するトナーは、帯電量が約−0.2[fc/μm]で、平均粒径が5.5[μm]となっている。従って、帯電量が約−0.3[fc/μm]で、平均粒径が5.5[μm]を有する現像装置内のトナーの絶対量が初期時に比べて減少している。すると、約−0.3[fc/μm]の帯電量を有する現像装置内の粒径の大きなトナーも感光体上に付着する確率が高くなる。その結果、図8に示すように、感光体上に付着するトナーの粒径分布が現像装置内のトナーの粒径分布に比べて大きくなったと考えられる。
また、図7、図8から、感光体表面上に付着し易いトナーの帯電量と、現像装置内の最も多く存在するトナーの帯電量(平均帯電量)に差が生じれば、生じるほど、現像装置内に感光体表面上に付着し易い帯電量を有するトナーが減少する。すると、現像装置内の帯電量の高いトナーも感光体上に付着し、十分感光体上にトナーが付着してない状態でトナーと感光体上の電位とが平衡状態になってしまう。その結果、画像濃度の低下などの不具合が発生すると考えられる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、経時にわたり画像の濃度低下や濃度ムラのない良好な画像を維持することができる画像形成装置の評価方法を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像にトナーを供給して現像する現像装置とを備えた画像形成装置内の特性を検知して、該画像形成装置の評価を行う画像形成装置の評価方法において、該特性として、該現像装置内のトナー平均帯電量(Q/d)devと潜像担持体上のトナー平均帯電量(Q/d)drumと、現像装置内のトナー平均粒径ddevと、潜像担持体上のトナー平均粒径ddrumとをそれぞれ検知して、該現像装置内のトナー平均帯電量(Q/d)devと潜像担持体上のトナー平均帯電量(Q/d)drumとの関係が|(Q/d)dev−(Q/d)drum|≦0.10[f・C/10μm]を満たしているかどうかと、該トナー平均粒径ddevと潜像担持体上のトナー平均粒径ddrumとの関係が|ddev−ddrum|≦0.20[μm]を満たしているかどうかを評価することを特徴とするものである
請求項1の発明によれば、未使用の現像剤を一時間攪拌して十分劣化させた状態において、|(Q/d)dev−(Q/d)drum|≦0.10[f・C/10μm]の関係を満たし、かつ、未使用の現像剤を一時間攪拌後の現像装置内のトナー平均粒径ddevと、未使用の現像剤を一時間攪拌後の潜像担持体上のトナー平均粒径ddrumとが、|ddev−ddrum|≦0.20[μm]の関係を満たすようにしている。このような関係を満たすように画像形成装置を設定して、経時にわたり、潜像担持体上に付着しやすいトナーの帯電量および粒径を、現像装置内で最も多く存在するトナーの帯電量および粒径としている。この結果、従来のように、潜像担持体に付着し易い帯電量および粒径を有したトナーが現像装置内に少ないため、潜像担持体に付着し易い帯電量をもった現像装置内の凝集したトナーが潜像担持体上に付着することを抑制することができる。よって、潜像担持体上に十分な量の現像剤が均一に供給されているにもかかわらず、濃度ムラが発生する不具合を抑制することができる。
また、潜像担持体上に付着しやすいトナーの帯電量を現像装置内で最も多く存在するトナーの帯電量に経時で維持することができる。このため、従来のように、潜像担持体に付着し易い帯電量を有したトナーが現像装置内に少ないため、現像装置内の潜像担持体に付着し易い帯電量よりも高いトナーが潜像担持体上に付着することが抑制される。この結果、潜像担持体上に十分にトナーが付着してない状態でトナーと潜像担持体上の電位とが平衡状態になってしまうことが抑制され、画像濃度の低下を抑制することができる。
以下、本発明を画像形成装置である電子写真方式のフルカラープリンタ(以下、プリンタという)に適用した場合の実施形態について説明する。図1は、このプリンタの内部構成を示す概略構成図である。図1において、箱状の装置本体1内には複数個の感光体ユニット2Y、2M、2C、2Kがそれぞれ装置本体1に着脱可能に装着されている。装置本体1内の中央部には記録材担持体としての転写ベルト3が、装置本体1の対角線方向に斜めに配置されている。転写ベルト3は、その一つに回転駆動力が伝達される複数のローラに架け渡されて図中矢印A方向に回転駆動可能に設けられている。
感光体ユニット2Y、2M、2C、2Kは、像担持体としてのドラム状の感光体4Y、4M、4C、4Kを有し、各感光体の表面が転写ベルト3と接触するように転写ベルト3の上方に配設されている。感光体ユニット2Y、2M、2C、2Kの配列は、感光体2Yを給紙側とし、感光体ユニット2Kが定着装置9側に位置するように4Y、4M、4C、4Kの順となっている。感光体4Y、4M、4C、4Kとしては、ベルト状の感光体等を用いてもよい。
現像剤供給手段となる現像装置5Y、5M、5C、5Kは、感光体4Y、4M、4C、4Kとそれぞれ対向配置されている。例えば、現像装置5Yは、イエロートナー(以下Yという)とキャリアを有する2成分現像剤を、感光体4Y上の静電潜像に供給して現像するものである。現像装置5Mは、マゼンタ(以下Mという)トナーとキャリアを有する2成分現像剤を、感光体4M上の静電潜像に供給して現像するものである。現像装置5Cは、シアン(以下Cという)トナーとキャリアを有する2成分現像剤を、感光体4C上の静電潜像に供給して現像するものである。現像装置5Kは、例えばブラック(以下Kという)トナーとキャリアとを有する2成分現像剤を、感光体4K上の静電潜像に供給して現像するものである。
感光体ユニット2Y、2M、2C、2Kの上方には露光手段としての書き込み装置6が配置され、感光体ユニット2Y、2M、2C、2Kの下方には両面ユニット7が配置されている。両面ユニット7の下方には、サイズの異なる転写材Pが収納可能な給紙ユニット13、14が配設されている。装置本体1の左方には反転ユニット8が配置され、装置本体1の右側には手差しトレイ15が矢印B方向に開閉可能に設けられている。転写ベルト3と反転ユニット8との間には定着装置9が配置されている。定着装置9の転写材搬送方向下流側には反転搬送路10が分岐して形成されている。反転搬送路10は、シート状の転写材Pを搬送路内に配置された排紙ローラ11によって装置上部に設けられた排紙トレイ12に案内する。
感光体ユニット2Y、2M、2C、2Kは、感光体4Y、4M、4C、4K上にY、M、C、K各色のトナー像を形成するためのユニットであり、装置本体1に配置される場所を除いては同一構成となっている。ここでは、感光体ユニット2Yの構成について説明する。図2は、感光体ユニット2Yの内部構成を示す概略構成図である。感光体ユニット2Yは、図2に示すように、感光体4Yと、感光体4Yに当接する帯電ローラ16Yと、感光体4Yの表面をクリーニングするクリーニング装置17Yとから構成され、装置本体1に着脱可能に取付けられる。クリーニング装置17Yは、ブラシローラ18Y及びクリーニングブレード19Yとから構成される。
図3は、書き込み装置6の構成を示す概略構成図である。書き込み装置6では、図3に示すように同軸上に配置された2つの回転多面鏡20、21がポリゴンモータ22により回転される。回転多面鏡20、21は、図示しない2つのレーザ光源としてのレーザダイオードからのY画像データで変調されたY用レーザ光、M画像データにより変調されたM用レーザ光と、他の2つのレーザ光源としてのレーザダイオードからのC画像データにより変調されたC用レーザ光、K画像データにより変調されたK用レーザ光とを左右に振り分けて反射する。回転多面鏡20、21からのY用レーザ光及びM用レーザ光は2層のfθレンズ23を通る。このfθレンズ23からのY用レーザ光は、ミラー24で反射されて長尺WTL25を通過した後にミラー26、27を介して感光体ユニット2Yの感光体4Yに照射される。fθレンズ23からのM用レーザ光は、ミラー28で反射されて長尺WTL29を通過した後にミラー30、31を介して感光体ユニット2Mの感光体4Mに反射される。回転多面鏡20、21からのC用レーザ光及びK用レーザ光は2層のfθレンズ32を通る。このfθレンズ32からのC用レーザ光は、ミラー33で反射されて長尺WTL34を通過した後にミラー34、36を介して感光体ユニット2Cの感光体4Cに照射される。fθレンズ32からのK用レーザ光は、ミラー37で反射されて長尺WTL38を通過した後にミラー39、40を介して感光体ユニット2Kの感光体4Kに照射される。
現像装置5Y、5M、5C、5Kは、トナー色が異なる以外は同一構成になっているので、現像装置5Yの構成について説明する。図4は、現像装置5Yの内部構成を示す概略構成図である。現像装置5Yは、図4に示すように、現像剤収容部としての現像ケース53内にYトナーとキャリアを有する2成分現像剤を収容する。また、現像ケース53内には、現像ケース53の開口部53aを介して感光体4Yと対向するように配置された現像剤担持体としての現像スリーブ54と、現像剤を攪拌しながら搬送するスクリュー部材55、56とを備えている。
上記現像ケース53は、感光体4Yへの現像剤の供給側に位置する第1の空間部65と、供給口62から補給トナーの供給を受ける第2の空間部64側とに仕切り壁57によって分割されている。スクリュー部材56は空間部65に、スクリュー部材55は空間部64にそれぞれ配置され、現像ケース53に設けた図示しない軸受部材によって回転自在に支持されている。無論、現像スリーブ54も図示しない軸受部材を介して現像ケース53に回転自在に支持され、図示しない駆動手段から回転駆動力が伝達されることで回転する。また、現像ケース53には、現像剤中のトナー濃度を検知して出力するトナー濃度検知手段としてのトナー濃度センサ63が空間部65内にその検知面が臨むように装着されている。
上記構成の現像装置5Yにおいて、現像ケース53内の2成分現像剤は、スクリュー部材55、56の等速回転により、現像装置5Y内を循環しながらYトナーとキャリアが攪拌により摩擦帯電する。そして、搬送スクリュー56は現像剤の一部を現像スリーブ54に供給し、現像スリーブ54はその現像剤を磁気的に担持して搬送する。現像スリーブ54上の現像剤は、現像ケース53に配置された現像剤規制部材61により、その高さ(担持量)が規制される。感光体4Y上の静電潜像は、現像スリーブ54上のYトナーで現像されてYトナー像となる。現像ケース53内の現像剤のトナー濃度が所定の値になると、Yトナーがトナー補給口62から現像ケース53内の空間部64側に補給される。このYトナーはスクリュー部材55による攪拌で現像剤と混合され、空間部65側へ補給される。
上記構成のプリンタにおいて、図示しない操作部により画像形成が指示されると、感光体4Y、4M、4C、4Kが図示しない駆動源により回転駆動されて図1中時計回り方向に回転する。感光体ユニット2Y、2M、2C、2Kの各帯電ローラ16Y、16M、16C、16Kは、図示しない電源から帯電バイアスが印加されて感光体4Y、4M、4C、4Kをそれぞれ一様に帯電させる。感光体4Y、4M、4C、4Kは、帯電ローラ16Y、16M、16C、16Kにより一様に帯電された後に書き込み装置6にて、Y、M、C、K各色の画像データで変調されたレーザ光により露光されて、各表面に静電潜像が形成される。これらの感光体4Y、4M、4C、4K上の静電潜像は、現像装置5Y、5M、5C、5Kにより現像されてY、M、C、K各色のトナー像となる。
給紙カセット13、14のうち選択された方の給紙カセットからは、給紙ローラ45、46により1枚の転写材Pが分離されて、感光体ユニット2Yよりも給紙側に配置されたレジストローラ1へ給紙される。本実施形態では、装置本体1の右方側部に手差しトレイ15が配置され、この手差しトレイ15からも転写材Pがレジストローラ51へ給紙可能である。レジストローラ51は、各転写材Pを感光体4Y、4M、4C、4K上のトナー像と先端が一致するタイミングで転写ベルト3上へ送り出す。送り出された転写材Pは、紙吸着ローラ52によって帯電される転写ベルト3に静電的に吸着されて各転写部へと搬送される。搬送された転写材Pには、各転写部を順に通過する際に、転写ブラシ47、48、49、50により感光体4Y、4M、4C、4K上のY、M、C、K各色のトナー像が順次に重ね合わせて転写される。これにより、4色重ね合わせのフルカラートナー像が形成される。フルカラートナー像が形成された転写材Pは、定着装置9によりフルカラートナー像が定着される。定着後の転写材Pは、指定されたモードに応じた排出路を通って排紙トレイ12に反転排出されるか、定着装置9から直進して反転ユニット8内を通ってストレートに排紙される。
以上の作像動作は、4色重ね合わせのフルカラーモードが図示しない操作部で選択された時の動作である。例えば、3色重ね合わせのフルカラーモードが操作部で選択された場合には、Kトナー像の形成が省略されてY、M、C3色のトナー像の重ね合わせによるフルカラー画像が転写材P上に形成される。また白黒画像形成モードが操作部で選択された場合には、Kトナー像の形成のみが行われて白黒画像が転写材P上に形成される。
図9は、本実施形態で用いる現像装置5内部構成を示す斜視図である。供給口62から供給された補給トナーはスクリュー部材55、56の回転により、図中矢印方向に移動されながら攪拌がなされる。攪拌がなされたトナーは現像スリーブ54に担持、搬送され、感光体4表面上の潜像の現像に用いられる。
本実施形態では、図2に示すように感光体4Yと帯電ローラ16Yとクリーニング装置17Yとから構成された感光体ユニット2Yが、装置本体に対して着脱可能に取り付けられている。感光体4を備えたユニットを装置本体1に対して着脱可能とする構成としてはこれに限るものではない。現像装置も備えたプロセスカートリッジとして装置本体1から着脱可能な構成を適用しても良い。
図10は、本実施形態に適用可能なプロセスカートリッジ500の断面図である。プロセスカートリッジ500は、感光体4のまわりに帯電手段としての帯電ローラ16、現像手段としての現像装置5、クリーニング手段としてのクリーニング装置17などを備えている。プロセスカートリッジ500を備えたプリンタ装置本体1の概略構成図を図11に示す。このように感光体4のまわりの部材を一体的にプロセスカートリッジ500としてプリンタ装置本体1に対して一括して着脱可能とすることで、メンテナンス性を向上することができる。プロセスカートリッジとしては上述のプロセスカートリッジ500の構成に限らず、少なくとも現像装置5と感光体4とを一体的に結合し、プリンタ装置本体1に対して着脱可能となっていれば良い。図11では、プロセスカートリッジ500を一つだけ記載しているが、これを転写ベルト3の表面移動方向に複数個並べることにより、カラーの画像形成が可能となる。
本実施形態に係るプリンタは、現像剤および現像装置5の現像条件を以下に示す特性にすることが好ましい。そして、下記条件を満たすプリンタを開発して、装置に組み込むことが好ましい。
本実施形態のプリンタは、未使用の現像剤を一時間攪拌して十分劣化させた状態において、|(Q/d)dev−(Q/d)drum|≦0.10[f・C/10μm]の関係を満たし、かつ、未使用の該現像剤を一時間攪拌後の該現像装置内のトナー平均粒径ddevと、未使用の該現像剤を一時間攪拌後の潜像担持体のトナー平均粒径ddrumとが、|ddev−ddrum|≦0.20[μm]の関係を満たすことが好ましい。
上記個数比率から算出される現像装置内のトナー平均帯電量(Q/d)dev、および現像装置内のトナー平均粒径ddevの測定方法について説明する。現像装置内のトナー平均帯電量(Q/d)devやトナー平均粒径ddevの測定方法は、チャージスペクトル法を利用した方法や、レーザードップラー速度計を使用した方法などが知られており、いずれの測定方法も用いることができるが、ここでは、レーザードップラー速度計を使用したトナー粒子帯電量分布測定装置(Eスパートアナライザー;ホソカワミクロン株式会社製)における測定方法を示す。まず、磁石で構成されている現像剤保持台に現像装置内の現像剤を保持させる。次いで、現像剤保持台に保持した現像剤をエアーガン(窒素ガス)により、磁性キャリアとトナーとに分離して、トナー粒子のみを測定部に吸引導入する。測定部に吸引導入されたトナーは順次帯電量を計測され、トナーの帯電量分布及び同時に粒径分布を得る。尚、本実施形態における測定条件は以下の通りとした。
・窒素ガスブロー圧力:0.4kg/cm
・窒素ガスブロー時間:2sec
・窒素ガスブローのインターバル:2sec
・現像剤保持台の回転数:320/1500rpm
上記現像装置内のトナーの帯電量分布から、現像装置内のトナーのトナー平均帯電量(Q/d)devが得られる。また、上記現像装置内のトナーの粒径分布から、現像装置内のトナー平均粒径ddevが求められる。
また像担持体上のトナーの平均帯電量(Q/d)drum及び平均粒径ddrumを測定する場合にも、上記Eスパートアナライザーを使用することができる。測定手順としては、画像形成装置で像担持体上にトナーを現像している段階で、作像プロセスを停止させて、画像形成装置から像担持体を取り出す。該像担持体を専用治具に固定させて、エアーガン(窒素ガス)により、トナーを測定部に吸引導入する。測定部に吸引導入されたトナーは順次帯電量を計測され、トナーの帯電量分布及び同時に粒径分布を得る。尚、本実施形態における測定条件は以下の通りとした。
・窒素ガスブロー圧力:0.4kg/cm
・窒素ガスブロー時間:2sec
・窒素ガスブローのインターバル:2sec
上記現像装置内のトナーの帯電量分布から、現像装置内のトナーのトナー平均帯電量(Q/d)drumが得られる。また、上記現像装置内のトナーの粒径分布から、現像装置内のトナー平均粒径ddrumが求められる。
また、本実施形態に係る現像剤は、トナー濃度を5.0〜9.0wt%の範囲で、平均帯電量Q/Mが15〜40[−μC/g]となるものを使用することが、キャリアのトナーによる被覆率や現像剤流動性の最適化等の観点から望ましい。トナー濃度が5.0wt%より低い場合には、現像剤の帯電量Q/Mが高くなる方向であり、感光体上の静電潜像を現像する現像ポテンシャルをより高く設定する必要があり、感光体の寿命低下を招く恐れがある。さらに現像剤の帯電量Q/Mが40[−μC/g]を越える場合には、画像濃度が低下する可能性が高くなる。またトナー濃度が9.0wt%よりも高い場合には、現像剤の帯電量Q/Mが低くなる方向にある。現像剤の帯電量Q/Mが40[−μC/g]未満の場合には、トナー飛散が発生しやすくなり、トナー飛散のレベルが悪くなるにつれて、画像地肌部がトナーで汚れる所謂地肌汚れが発生して画像品質低下を招く。よって、トナー濃度を5.0〜9.0wt%の範囲で、平均帯電量Q/Mが15〜40[−μC/g]となる現像剤を使用することにより、小粒径キャリア、小粒径トナーを使用した現像剤であっても、長期に亘って安定した画像品質が得られるようになる。
また、本実施形態に係る現像剤おいて、キャリアに対するトナーの割合は、キャリア100重量部当り、トナー2〜25重量部、好ましくは4〜15重量部の割合である。また、トナーによるキャリアの被覆率は、10〜80、好ましくは20〜60である。トナーによるキャリアの被覆率が50のときのトナー帯電量は、35−μC/g以下、より好ましくは25−μC/g以下である。その下限値は、特に制約されないが、通常、15−μC/g程度である。なお、被覆率は以下の式で算出される。
被覆率=(Wt/Wc)×(ρc/ρt)×(Dc/Dw)×(1/4)×100
上記式中、Dcはキャリアの重量平均粒径μm、Dwはトナーの重量平均粒径μm、Wtはトナーの重量、Wcはキャリアの重量、ρtはトナー真密度g/cm 、ρcはキャリア真密度g/cm を表す。
重量平均粒径は、個数基準で測定された粒子の粒径分布(個数頻度と粒径との関係)に基づいて算出されたものである。この場合の重量平均粒径Dwは以下の式で表される。
Dw={1/Σ(nD)}×{Σ(nD)}
上記式中、Dは各チャネルに存在する粒子の代表粒径μmを示し、nは各チャネルに存在する粒子の総数を示す。チャネルとは、粒径分布図における粒径範囲を等分に分割するための長さを示すもので、本実施形態では、2μmの長さを採用した。また、各チャネルに存在する粒子の代表粒径としては、各チャネルに保存する粒子粒径の下限値を採用した。
また、本実施形態に係る現像剤は、トナーの重量平均粒径が5.0〜8.0μmであり、トナーの重量平均粒径(Dw)と個数平均粒径(Dn)の比(Dw/Dn)が1.20以下であることが望ましい。トナーの小粒径化は解像度を上げるためには不可欠であるが、副作用として、流動性、保存性において悪化傾向にある。トナー粒径が5.0μm未満では、現像剤の流動性が極端に悪化して、現像剤中の均一なトナー濃度を確保することが困難となる。またトナー小粒径化はキャリアに対する被覆率が上昇する方向であり、被覆率が高くなり過ぎた場合には、キャリア汚染の加速化及びトナー飛散誘発が懸念される。トナー及び現像剤の流動性を向上させる手段として、トナーに添加剤を多く添加する手段は副作用が発生する為に本質的な改善は期待できない。しかし、トナーの粒径分布の均一性にすることにより、トナー小粒径化に伴う副作用が克服される。つまり、トナーの重量平均と個数平均の粒子径比率Dw/Dnが1に近いことが望ましく、1.20以下にすることにより、流動性悪化の抑制効果が得られて、小粒径トナーを使用した場合でもトナー濃度の均一化が図られる。このように、トナーの重量平均粒径が5.0〜8.0μm、かつトナーの重量平均と個数平均の粒子径比率Dw/Dnを1.20以下にすることにより、画像濃度安定性に加えて、解像度の向上も図られ、さらに高品質な画像が得られる。またトナー粒度分布における3μm以下の粒子個数比率を5以下にすることによって、流動性、保存性における品質改善効果は顕著であり、現像装置中へのトナー補給性及びトナーの帯電立ち上がり特性において良好な水準が得られる。
トナーの粒度分布は種々の方法で測定できるが、本実施形態では小孔通過法(コールターカウンター法)を用いて行った。測定装置として、COULTERCOUNTERMODELTA2(コールター社製)を用い、個数分布、体積分布を出力するインターフェイスを接続して、100μmのアパチャー(細孔)を使用した。測定方法として、まず電解水溶液に界面活性剤を加えた中に、トナー測定用試料を分散させる。この試料を別の1%NaCl電界液に注入して、アパチャーチューブのアパチャーの両側に電極が置かれている電解液を通して両電極間に電流を流す。このときの抵抗変化から2〜40μmの粒子の粒度分布を測定して、平均分布から個数平均粒径、重量平均粒径を求める。
また、本実施形態に係る現像剤は、後述するようにして求められるトナーの帯電立ち上がり比率Zが70以上であることが望ましい。トナーの帯電立ち上がり比率Zを70以上とすることにより、トナー飛散、及び地肌汚れにも大きな改善効果が認められた。トナー帯電立ち上がり特性は、補給されたトナーが如何に効率良く、均一にキャリアに付着して、均一な混合状態にするために重要な特性である。特に帯電立ち上がり特性が優れているということは、短時間でキャリアに対して静電力、ファンデアワールス力が働き、所望の帯電量が得られることであり、トナー飛散、地肌汚れの抑制も可能になる。
トナーの帯電立ち上がり比率Zは、常温(23±3)常湿(50±10)下、トナー濃度5以下の条件下でトナーとキャリアとを10分間攪拌混合したときに得られる帯電量Q600に対して、同一条件下で20秒間攪拌混合した時に得られる帯電量Q20とすると、Z=(Q20/Q600)×100で計算される。帯電量Q600、Q20の測定方法としては、以下のとおりである。常温常湿下、キャリア50とトナー濃度5に相当するトナーを所定の時間混合(装置名:(株)伊藤製作所製ボールミル架台S4−2型、回転数:280rpm)することにより現像剤を作成する。この現像剤3を目開き635メッシュ(SUS316製東洋コーポレーション(株)製)をセットした測定用ゲージに入れ、60秒間ブローオフ(ブローオフ装置:東芝ケミカル(株)製TB−200、ブローガス:窒素エアー、ブロー圧力:1.5±0.1kg/cm )した後、飛散した粉体の電荷量QμCと質量Mを測定し、帯電量Q/M−μC/gを得ることができる。
また、トナーには流動性付与剤が添加されるのが好ましい。流動性付与剤には種々のものが使用可能であるが、疎水性シリカ微粒子と疎水性酸化チタン微粒子を併用するのが好ましい。特に両微粒子の平均粒径が50[nm]以下のものを使用して攪拌混合を行った場合、トナーとの静電力、ファンデアワールス力を格段に向上させることができ、トナーの流動性向上が図られる。その結果、現像剤の所望の帯電レベルを得ることができ、良好な画像品質が得られ、さらに転写残トナーの低減が図られる。さらに酸化チタン微粒子は、環境安定性、画像濃度安定性に優れている反面、帯電立ち上がり特性の悪化傾向にある。よって、酸化チタン微粒子添加量がシリカ微粒子添加量よりも多くなると、帯電立ち上がり特性の悪化の影響が大きくなることが考えられる。しかし疎水性シリカ微粒子の添加量が0.3〜1.5[wt%]の範囲で、疎水性酸化チタン微粒子が0.2〜1.2[wt%]の範囲では、帯電立ち上がり特性が大きく損なわれず、コピーの繰り返しを行っても、安定した画像品質が得られて、トナー飛散も抑制できることができた。
また、平均粒径が80〜140[nm]である大粒径の疎水性シリカを添加することにより、転写性、現像性に対して更に性能が向上する。特にトナー平均粒径が7[μm]以下のような小粒径トナーを使用した現像剤において、品質改善効果が顕著であった。即ち、粒径が大きい添加剤がトナー粒子間においてスペーサ的な作用をして、トナー転写圧縮時のトナー凝集や現像機の空攪拌時におけるトナー表面への添加剤埋没が抑制可能となる。その結果、転写不良に伴うベタ画像濃度ムラ、添加剤埋没に伴うトナー流動性低下が発生せずに、長期に亘って高品質な画像を得ることができた。
また、本実施形態に係るキャリアの重量平均粒径Dwは25〜60[μm]、より好ましくは30〜45[μm]が望ましい。キャリアの重量平均粒径Dwが60[μm]よりも大きい場合には、感光体上の磁気的なキャリア保持力が強く、キャリア付着は起こりにくい。しかし、単位重量当たりのキャリア表面積が小さくなるため、高画像濃度を得るためにトナー濃度を高くした場合には、地汚れが急速に増大する。また、潜像のドット径が小さい場合は、ドット径のバラツキが大きくなる。一方、キャリアの重量平均粒径Dwが25μmよりも小さい場合には、キャリア粒子当たりの磁気モーメントが低下し、現像スリーブ上の磁気的なキャリア保持力が弱くなり、キャリア付着が起き易くなる。
さらに、キャリア粒子中、粒径が44[μm]未満である粒子の含有割合は、70[wt%]以上、好ましくは75[wt%]以上が望ましい。上記含有割合が上記範囲よりも少ない場合には、上述したキャリア付着に対する改善効果が小さい。また、粒径が62[μm]以上である粒子の含有割合は3重量%未満、好ましくは1[wt%]未満である。62[μm]以上の粒子の含有量が多いほど、ドット径のバラツキが大きくなり、ドット再現性の低下が顕在化してくる。また、粒径が22[μm]未満である粒子の含有割合は7[wt%]以下である。小粒径キャリアの場合、キャリア付着しているキャリアの大部分は、22[μm]未満の微細粒子である。本発明者らは、重量平均粒径Dwが25〜45[μm]の小粒径キャリアにおいて、22[μm]より小さい粒子の重量比率を変化させてキャリア付着を評価した。その結果、22[μm]以下の粒径を有する粒子が7[wt%]以下ならば、キャリア付着が問題ない程度に改善され、3[wt%]以下、更に1[wt%]以下とすると、更に品質改善効果が大きいことが判明した。
さらに、1000エルステッド(Oe)の磁場を印加したときのキャリア粒子当たりの磁気モーメントは、70[emu/g]以上、好ましくは76[emu/g]以上が望ましい。その上限値は、特に制約されないが、通常150[emu/g]程度である。磁気モーメントが70[emu/g]より小さい場合には、現像スリーブ上の磁気的なキャリア保持力が低下して、キャリア付着が発生しやすくなる。
キャリアの磁気モーメントは、以下のようにして測定することができる。B−Hトレーサー(BHU−60/理研電子(株)製)を使用し、円筒のセルにキャリア粒子1.0を詰めて装置にセットする。磁場を徐々に大きくし3000エルステッドまで変化させ、次に徐々に小さくして零にした後、反対向きの磁場を徐々に大きくし3000エルステッドとする。更に徐々に磁場を小さくして零にした後、最初と同じ方向に磁場をかける。このようにして、B−Hカーブを図示し、その図より1000エルステッドの磁気モーメントを算出する。
1000エルステッドの磁場を印加したときに、磁気モーメントが76[emu/g]以上となるキャリアの芯材粒子としては、例えば、鉄、コバルト等の強磁性体、マグネタイト、ヘマタイト、Li系フェライト、Mn−Zn系フェライト、Cu−Zn系フェライト、Ni−Zn系フェライト、Ba系フェライト、Mn−Mg−Sr系フェライト、Mn系フェライト等が挙げられる。フェライトとは一般に次式で表される焼結体である。
(MO)x(NO)y(Fe)z
但し、x+y+z=100mol%であって、M、Nはそれぞれ、Ni、Cu、Zn、Li、Mg、Mn、Sr、Ca等であり、2価の金属酸化物と3価の鉄酸化物との完全混合物から構成されている。
現像装置の特性は、現像剤規制部材による規制直後における現像スリーブ上の単位面積あたりの現像剤担持量を20〜60[mg/cm]にすることが好ましい。担持量が20[mg/cm]より少ない場合には、現像スリーブと感光体との間に印加する電界をより大きくする必要があり、キャリア付着に対して不利である。また現像剤担持量が60[mg/cm]よりも多い場合には、現像剤規制部材よりも現像スリーブの現像剤搬送方向下流側において剤落ちが発生しやすくなる。さらに感光体と現像スリーブとの空間において、現像剤の充填密度が高くなる方向であり、この空間での現像剤の流動性が低下する傾向にある。この流動性低下に伴い、感光体上の静電潜像に対してのトナー供給が円滑に行われなくなり、画像濃度低下や濃度ムラが発生しやすくなる。
また、現像装置においては、現像スリーブの周速度をVs、感光体の周速度Vpとした場合、Vs/Vpを1.5から2.5の範囲になるように調整することが望ましい。これにより高品質な画像を得ることが可能となる。Vs/Vpが1.5よりも低い場合には、静電潜像を通過する現像剤の通過時間が短くなるために、現像能力が低下してしまい、高面積を有する画像を出力した場合、画像濃度低下が顕著となってくる。またVs/Vpが2.5よりも高い場合、即ち現像剤と静電潜像との接触時間を長くする方向は異常画像が発生することが知られている。ここでいう異常画像とは、ベタ画像部後端の画像濃度低下、画像抜け、特にハーフトーン画像の後端部で顕著にみられる画像抜けや、ベタ画像とハーフトーン画像境界部での画像濃度変化を意味する。これらは何れも潜像電位の異なる場所や潜像電位が不連続に急激に変化する画像濃度の境界部に現れる。現像ニップを現像剤が通過する過程で現像剤中のトナーが移動することや、そもそも誘導体としての静電容量を持つ現像剤層が異なる不連続な現像電界を通過するときの過渡現象に起因するものと考えられている。
以下、本実施形態で使用されるキャリア及びトナーの材料について説明する。まず、本実施形態で使用されるキャリアは、磁性を有する芯材粒子と、その表面を被覆する樹脂層とからなる。この樹脂層を形成するための樹脂としては、キャリアの製造に従来用いられている公知のものを用いることができる。例えば、キャリアの樹脂層には、下記の化1式で表される繰り返し単位を含むシリコーン樹脂を好ましく用いることができる。
Figure 0004425754
キャリアの樹脂層に用いられるストレートシリコーン樹脂としては、KR271、KR272、KR282、KR252、KR255、KR152(信越化学工業社製)、SR2400、SR2406(東レダウコーニングシリコーン社製)等が挙げられる。また、キャリアの樹脂層には、変性シリコーン樹脂も用いることができる。このようなものとしては、エポキシ変性シリコーン、アクリル変性シリコーン、フェノール変性シリコーン、ウレタン変性シリコーン、ポリエステル変性シリコーン、アルキッド変性シリコーン等が挙げられる。上記変性シリコーン樹脂の具体例としては、エポキシ変性物:ES−1001N、アクリル変性シリコーン:KR−5208、ポリエステル変性物:KR−5203、アルキッド変性物:KR−206、ウレタン変性物:KR−305(以上、信越化学工業社製)、エポキシ変性物:SR2115、アルキッド変性物:SR2110(東レダウコーニングシリコーン社製)等が挙げられる。
上記シリコーン樹脂には、アミノシランカップリング剤を適量(0.001〜30重量%)含有させることができるが、このようなものとしては以下のようなものが挙げられる。
N(CHSi(OCH:MW179.3
N(CHSi(OC:MW221.4
NCHCHCHSi(CH(OC):MW161.3
NCHCHCHSi(CH)(OC:MW191.3
NCHCHNHCHSi(OCH:MW194.3
NCHCHNHCHCHCHSi(CH)(OCH:MW206.4
NCHCHNHCHCHCHSi(OCH:MW224.4
(CHNCHCHCHSi(CH)(OC:MW219.4
(CNCSi(OCH:MW291.6
更に、本実施形態で使用されるキャリアの樹脂層には、以下に示すものを単独又は上記シリコーン樹脂と混合して使用することも可能である。ポリスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−アクリル酸フェニル共重合体等)スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニル共重合体等)スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、メラミン樹脂等が挙げられる。
キャリアの芯材粒子表面に樹脂層を形成するための方法としては、スプレードライ法、浸漬法、或いはパウダーコーティング法等公知の方法が使用できる。特に流動床型コーティング装置を用いる方法は、均一な塗付膜を形成するのに有効である。
キャリア芯材粒子表面上に形成する樹脂層の厚みは、通常0.02〜1μm、好ましくは0.03〜0.8μmである。樹脂層の厚みはきわめて小さいことから、樹脂層を被覆した芯材粒子からなるキャリアとキャリア芯材粒子の粒度分布は実質的に同じである。
また必要に応じてキャリアの抵抗率を調整する場合もあり、芯材粒子上の被覆樹脂の抵抗調整、膜厚の制御によって可能である。キャリア抵抗調整のために、導電性微粉末を被覆樹脂層に添加して使用することも可能である。上記導電性微粉末としては、導電性ZnO、Al等の金属又は金属酸化物粉、種々の方法で調製されたSnO2又は種々の元素をドープしたSnO、TiB、ZnB、MoB等のホウ化物、炭化ケイ素、ポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリ(パラ−フェニレンスルフィド)ポリピロール、ポリエチレン等の導電性高分子、ファーネスブラック、アセチレンブラック、チャネルブラック等のカーボンブラック等が挙げられる。これらの導電性微粉末は、コーティングに使用する溶媒、或いは被覆用樹脂溶液に投入した後、ボールミル、ビーズミル等メディアを使用した分散機、或いは高速回転する羽根を備えた攪拌機を使用することによって均一に分散することが出来る。
次に、本実施形態で使用されるトナーは、少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤と帯電制御剤とから構成される。このトナーは、重合法、造粒法等の各種のトナー製法によって作成された不定形または球形のトナーであることができる。また、磁性トナー及び非磁性トナーのいずれも使用可能である。
ここで使用されるトナーの結着樹脂としては従来からトナー用結着樹脂として使用されてきたものは全てが適用される。具体的にはポリスチレン、ポリクロロスチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその置換体の単重合体;スチレン/p−クロロスチレン共重合体、スチレン/プロピレン共重合体、スチレン/ビニルトルエン共重合体、スチレン/ビニルナフタレン共重合体、スチレン/アクリル酸メチル共重合体、スチレン/アクリル酸エチル共重合体、スチレン/アクリル酸ブチル共重合体、スチレン/アクリル酸オクチル共重合体、スチレン/メタクリル酸メチル共重合体、スチレン/メタクリル酸エチル共重合体、スチレン/メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン/α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン/ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン/ビニルメチルケトン共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/イソプレン共重合体、スチレン/アクリロニトリル/インデン共重合体、スチレン/マレイン酸共重合体、スチレン/マレイン酸エステル共重合体等のスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリビニルブチルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックス等が挙げられ、これらは単独で或いは2種以上を混合して使用される。
ここで使用されるトナーの着色剤としては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色のトナーを得ることが可能な染顔料が使用できて、従来からトナー用着色剤として使用されてきた顔料及び染料の全てが適用される。具体的には、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコオイルブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、ハンザイエローGローダミン6Cレーキ、クロムイエロー、キナクリドン、ベンジジンイエロー、マラカイトグリーン、マラカイトグリーンヘキサレート、ローズベンガル、モノアゾ系染顔料、ジスアゾ系染顔料、トリスアゾ系染顔料等が挙げられる。これらの着色剤の使用量は、結着樹脂に対して、通常1〜30wt%、好ましくは3〜20wt%である。
ここで使用されるトナーの帯電制御剤としては、正の帯電制御剤及び負の帯電制御剤、いずれのものも使用可能であるが、カラートナーの場合、色調を損なうことのない透明色から白色のものを使用するのが好ましい。例えば正極性のものとしては4級アンモニウム塩類、イミダゾール金属錯体や塩類等が用いられ、負極性のものとしては、サリチル酸錯体や塩類、有機ホウ素塩類、カリックスアレン系化合物等等が挙げられる。
また、ここで使用されるトナーにおいては、離型性を持たせるために、低分子量のポリエチレン、ポリプロピレン等の合成ワックス類の他、キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、ホホバ油等の植物系ワックス類;みつろう、ラノリン、鯨ろう等の動物系ワックス類;モンタンワックス、オゾケライト等の鉱物系ワックス類;硬化ヒマシ油、ヒドロキシステアリン酸、脂肪酸アミド、フェノール脂肪酸エステル等の油脂系ワックス類を含有することができ、これらは単独で或いは2種以上混合して使用される。
さらに、ここで使用されるトナーには、上記の離型剤の他に必要に応じてトナーの熱特性、電気特性、物理特性を調整する目的で、各種の可塑剤(フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル等)、抵抗調整剤(酸化錫、酸化鉛、酸化アンチモン等)等の助剤を添加することも可能である。更に本発明のトナーには、必要に応じて上記の離型剤、助剤等以外の流動性付与剤を混合することもできる。その流動性付与剤としては、例えばシリカ微粒子、酸化チタン微粒子、酸化アルミニウム微粒子、フッ化マグネシウム微粒子、炭化ケイ素微粒子、炭化ホウ素微粒子、炭化チタン微粒子、炭化ジルコニウム微粒子、窒化ホウ素微粒子、窒化チタン微粒子、窒化ジルコニウム微粒子、マグネタイト微粒子、二硫化モリブデン微粒子、ステアリン酸アルミニウム微粒子、ステアリン酸マグネシウム微粒子、ステアリン酸亜鉛微粒子、フッ素系樹脂微粒子、アクリル系樹脂微粒子等が挙げられ、これらは単独で或いは2種以上使用することが可能である。なお、流動性付与剤としては、一次粒子の粒径が0.1μmより小さく、表面をシランカップリング剤やシリコンオイル等で疎水化処理し、疎水化度40以上のものが好ましい。
ここで使用されるトナーの製造方法としては公知の方法が用いられる。例えば結着樹脂、着色剤及び顔料、帯電制御剤さらに必要に応じて離型剤等を適当な比率でヘンシェルミキサー、ボールミル等の混合機を使用して十分に混合する。その後、スクリュー型押出し式連続混練機、2本ロールミル、3本ロールミル、加圧加熱ニーダーを用いて溶融混練を行う。またカラートナーの場合、顔料の分散性を向上させる目的で結着樹脂の一部と顔料を予め溶融混練して得られるマスターバッチ顔料を着色剤として使用することが一般的である。上記方法で得られた混練物を冷却固化させた後にハンマーミル等の粉砕機を用いて粗粉砕をする。さらに、粗粉砕物をジェットミル粉砕機で粉砕処理した後に気流式分級機等に連結されたローター粉砕機等を用いて表面処理を行う。例えば衝突式粉砕機としてはハンマーミル、ボールミル、チューブミル、振動ミル等を挙げることができる。圧縮空気及び衝突板を主構成要素として具備してなるジェット式粉砕機としてはIタイプ及びIDSタイプ衝突式粉砕機(日本ニューマチック工業社製)を好ましく使用できる。またローター粉砕機としてはロールミル、ピンミル、流動層式ジェットミル等を例示できる。特に外壁としての固定容器とこの固定容器と中心軸を同一にする回転片とを主構成要素として具備してなるローター式粉砕機としてはターボミル(ターボ工業社製)、クリプトロン(川崎重工業社製)、ファインミル(日本ニューマチック工業社製)等が使用できる。連結された分級機には気流式分級機としてはディスパージョンセパレータ(DS)式分級機(日本ニューマチック工業社製)、多分割式分級機(エルボージェット;日鉄鉱業社製)等が使用できる。さらに気流式分級機、機械式分級機を用いて微粉分級を行い、微細粒子を得ることができる。
さらに上記方法で得られた微細粒子に流動性付与剤の添加混合を行う場合には、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、ボールミル等の公知の設備が使用可能である。また懸濁重合法、非水分散重合法により、モノマーと着色剤、流動性付与剤から直接トナーを製造する方法であってもよい。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、ここでの部は重量基準である。また、各実施例及び比較例におけるキャリア及びトナーの主な特性は最後の方の表8にまとめ、評価の結果は表9にまとめている。
〔実施例1〕
*トナーの製造例
(マスターバッチ顔料成分)
顔料 キナクリドン系マゼンタ顔料(C。I。PigmentRed122) 50部
結着樹脂 エポキシ樹脂 50部
水 30部
上記原材料をヘンシェルミキサーにて混合し、顔料凝集体中に水が染み込んだ混合物を得た。これをロール表面温度130℃に設定した2本ロールにより45分間混練を行い、マスターバッチ顔料(1)を得た。次に、このマスターバッチ顔料(1)を用いて、以下の方法によりトナーを作成した。
(トナー成分)
結着樹脂 エポキシ樹脂(R−304、三井化学社製) 100部
着色剤 マスターバッチ顔料(1) 13部
帯電制御剤 サリチル酸亜鉛塩(ボントロンE84、オリエント化学社製) 2部
上記組成の混合物を2軸混練機にて溶融混練し、この混練物を粉砕部に平板型衝突板を具備したジェットミル粉砕機で平均粒径12μmになるように微粉砕した。さらにこの微細粒子をDSタイプ気流式分級機に連結したターボミルを使用して表面処理を行い、平均粒径11.5μmの微細粒子を得た。さらに微粉分級して、重量平均粒径が12.1μm、3μm以下の粒子個数比率が0の微細粒子を得た。この微細粒子20kgに対して平均粒径0.3μmの疎水性シリカ微粒子100、平均粒径0.3μmの疎水性酸化チタン微粒子100を添加及び攪拌混合を行って、マゼンタ電子写真用トナーAを得た。
*キャリアAの製造例
シリコーン樹脂(SR2411.トーレダウコーニングシリコーン社製)を希釈して、シリコーン樹脂溶液(固形分:5)を用意した。そして、流動床型コーティング装置を用いて、キャリア芯材粒子(1)の各粒子表面上に、上記シリコーン樹脂溶液を、100の雰囲気下で約40g/minの割合で塗布し、更に240で2時間加熱して、膜厚0.53μm、真比重5.0g/cm のキャリアを得た。膜厚の調整はコート液量により行った。
上記方法で得られたカラートナー及びキャリアを用いてトナー濃度(TC)4.5wt%の現像剤を作成し、リコー社製IPSiOcolor8100機を以下に示す現像条件に改造して品質評価を行った。現像剤の初期設定として、トナー濃度センサ出力Vtが3.00になるように調製を行い、基準値とする。この基準値を維持する状態で、画像面積20の画像を出力した。そして、通紙枚数20K枚に対するトナー濃度推移、現像剤および像担持体の帯電量分布、粒径分布、画像品質について評価を実施した。
Figure 0004425754
〔実施例2〕
上記現像条件を下表のように変更した以外は、実施例1と同一トナーおよびキャリアを用いて実施例1と同様に画像出力及び評価を実施した。
Figure 0004425754
〔実施例3〕
上記現像条件を下表のように変更した以外は、実施例1と同一トナーおよびキャリアを用いて実施例1と同様に画像出力及び評価を実施した。
Figure 0004425754
〔実施例4〕
上記実施例1におけるトナーで重量平均粒径8.4μm、3μm以下粒子個数比率を2に調製した以外は、実施例1と同一方法でマゼンタ電子写真用トナーBを得た。このトナーと上記実施例3の現像条件を用いて、実施例1と同様な画出力及び評価を実施した。
〔実施例5〕
上記実施例1におけるトナーで重量平均粒径5.1μm、3μm以下粒子個数比率を15に調製した以外は実施例1と同一方法でマゼンタ電子写真用トナーCを得た。このトナーと上記実施例3の現像条件を用いて、実施例1と同様に画像出力及び評価を実施した。
〔実施例6〕
*重合トナーの製造例
イオン交換水710に、0.1M−NaPO水溶液450を投入し、60に加温した後、TK式ホモミキサー(特殊機化工業製)を用いて、12000rpmにて攪拌した。これに1.0M−CaCl水溶液68を徐々に添加し、Ca(POを含む水系媒体を得た。
(トナー成分)
スチレン 170
n−ブチルアクリレート 30
キナクリドン系マゼンタ顔料 10
ジ−t−ブチルサリチル酸金属化合物 2
ポリエステル樹脂 10
上記処方を60に加温し、TK式ホモミキサー(特殊機化工業製)を用いて、12000rpmにて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2、2‘−アゾビス(2、4−ジメチルバレロニトリル)10を溶解し、重合性単量体組成物を調整した。そして、上記水系媒体中に上記重合性単量体組成物を投入し、60、N雰囲気下において、TK式ホモミキサーにて10000rpmで20分間攪拌し、重合性単量体組成物を造粒した。その後、パドル攪拌翼で攪拌しつつ、80に昇温し、10時間反応させた。重合反応終了後、減圧下で一部水系媒体を留去して冷却し、塩酸を加えリン酸カルシウムを溶解させた後、濾過、水洗、乾燥をして、重量平均粒径が7μm、3μm以下粒子個数比率が1の着色懸濁粒子を得た。この微細粒子20kgに対して平均粒径0.3μmの疎水性シリカ微粒子100、平均粒径0.3μmの疎水性チタン微粒子100を添加及び攪拌混合を行って、マゼンタ電子写真用トナーDを得た。このトナーと実施例3の現像条件を用いて、実施例1と同様に画像出力及び評価を実施した。
〔実施例7〕
上記実施例6におけるトナーにおいて、トナーDから以下に示すトナーEに変更した以外は、実施例3と同一現像条件を用いて、実施例1と同様に画像出力及び評価を行った。
*トナーの製造例
上記微細粒子20kgに対して平均粒径30nmの疎水性シリカ微粒子100、平均粒径30nmの疎水性チタン微粒子100、及び平均粒径100nmの疎水性シリカ微粒子100を添加及び攪拌混合を行う以外は、実施例6と同一方法で、マゼンタ電子写真用トナーEを得た。
〔実施例8〕
上記実施例6におけるトナー及びキャリアCを用いて、トナー濃度(TC)7.0wt%の現像剤を作成し、リコー社製IPSiOcolor8100機を改造して品質評価を行った。現像剤の初期設定として、トナー濃度センサ出力Vtが2.50になるように調製を行い、基準値とする。その他の現像条件は実施例1と同一である。この基準値を維持する状態で、画像面積20の画像を出力した。そして、通紙枚数20K枚に対するトナー濃度推移、現像剤および像担持体の帯電量分布、粒径分布、画像品質について評価を実施した。
〔実施例9〕
上記実施例9におけるトナー、キャリアを用い、同一の現像条件で画像面積1の画像を出力した。そして、通紙枚数20K枚に対するトナー濃度推移、現像剤および像担持体の帯電量分布、粒径分布、画像品質について評価を実施した。
〔実施例10〕
上記実施例9におけるトナー及びキャリアCを用いて、トナー濃度(TC)10.0wt%の現像剤を作成して、リコー社製IPSiOcolor8100機を改造して品質評価を行った。現像剤の初期設定として、トナー濃度センサ出力Vtが2.00になるように調製を行い、基準値とする。その他の現像条件は実施例1と同一である。この基準値を維持する状態で、画像面積20の画像を出力した。そして、通紙枚数20K枚に対するトナー濃度推移、現像剤および像担持体の帯電量分布、粒径分布、画像品質について評価を実施した。
〔実施例11〕
上記実施例6におけるトナーにおいて、トナーDから以下に示すトナーFに変更した以外は、実施例3と同一現像条件を用いて、実施例1と同様に画像出力及び評価を実施した。
*トナーの製造例
上記微細粒子20kgに対して平均粒径30nmの疎水性チタン微粒子100、及び平均粒径100nmの疎水性シリカ微粒子100を添加及び攪拌混合を行う以外は、実施例6と同一方法で、マゼンタ電子写真用トナーFを得た。
〔実施例12〕
実施例9におけるトナー及びキャリアCを用いて、トナー濃度7.0の現像剤を作成して、リコー社製IPSiOcolor8100機を表4に示す現像条件に改造して品質評価を行った。現像剤の初期設定として、トナー濃度センサ出力Vtが3.00になるように調製を行い、基準値とする。この基準値を維持する状態で、画像面積20の画像を出力した。そして、通紙枚数20K枚に対するトナー濃度推移、現像剤および像担持体の帯電量分布、粒径分布、画像品質について評価を実施した。
Figure 0004425754
〔実施例13〕
実施例9におけるトナー及びキャリアCを用いて、トナー濃度7.0の現像剤を作成して、リコー社製IPSiOcolor8100機を表5に示す現像条件に改造して品質評価を行った。現像剤の初期設定として、トナー濃度センサ出力が3.00になるように調製を行い、基準値とする。この基準値を維持する状態で、画像面積20の画像を出力した。そして、通紙枚数20K枚に対するトナー濃度推移、現像剤および像担持体の帯電量分布、粒径分布、画像品質について評価を実施した。
Figure 0004425754
〔比較例1〕
上記実施例1におけるキャリアにおいて、キャリアAから以下に示すキャリアBに変更した以外は、実施例1と同一トナーを用いて、実施例1と同様に画像出力及び評価を実施した。
*キャリアBの製造例
シリコーン樹脂(SR2411 トーレダウコーニングシリコーン社製)を希釈して、シリコーン樹脂溶液(固形分:5)を得た。
流動床型コーティング装置を用いて、平均粒径が60μm]のキャリア芯材粒子(MnMgSr系フェライト、1KOeの磁気モーメント77emu/g)5[kの各粒子表面上に、上記のシリコーン樹脂溶液を、100の雰囲気下で約40g/minの割合で塗布し、更に240で2時間加熱して、膜厚0.53μm、真比重5.0g/cm のキャリアBを得た。膜厚の調整はコート液量により行なった。
〔比較例2〕
上記実施例1のトナーにおいて、トナーAから以下に示すトナーGに変更した以外は、実施例3と同一現像条件を用いて、実施例1と同様に画像出力及び評価を実施した。
*トナーの製造例
上記実施例1の混練物を用いて、粉砕部に平板型衝突板を具備したジェットミル粉砕機で平均粒径12μmになるように微粉砕し、さらにDSタイプ気流式分級機に連結したターボミルを使用して表面処理を行ない平均粒径11.5μmとした。さらに微粉分級して、重量平均粒径が11.8μm、3μm以下の粒子個数比率が20の微細粒子を得た。該微細粒子20kgに対して平均粒径30nmの疎水性シリカ微粒子100、平均粒径30nmの疎水性酸化チタン微粒子100を添加及び攪拌混合を行って、マゼンタ電子写真用トナーGを得た。
〔比較例3〕
上記現像条件を下表のように変更した以外は、実施例7と同一トナーおよびキャリアを用いて実施例1と同様に画像出力及び評価を実施した。
Figure 0004425754
〔比較例4〕
上記現像条件を下表のように変更した以外は、実施例7と同一トナーおよびキャリアを用いて実施例1と同様に画像出力及び評価を実施した。
Figure 0004425754
〔比較例5〕
上記実施例6のトナーにおいて、トナーDから以下に示すトナーHに変更した以外は、実施例3と同一現像条件を用いて、実施例1と同様に画像出力及び評価を実施した。
*トナーの製造例
上記微細粒子20kgに対して平均粒径30nmの疎水性シリカ微粒子50、平均粒径30nmの疎水性チタン微粒子50、及び平均粒径100nmの疎水性シリカ微粒子50を添加及び攪拌混合を行う以外は、実施例6と同一方法で、マゼンタ電子写真用トナーHを得た。
[比較例6]
比較例5のトナー、実施例3の現像条件を用いて、画像面積1の画像を出力した。通紙枚数20K枚に対するトナー濃度推移、現像剤および像担持体の帯電量分布、粒径分布、画像品質について評価を実施した。
Figure 0004425754
Figure 0004425754
なお、画像濃度は、主走査方向290mm×副走査方向30mmのベタ部のL部(画像左側)からR部(画像右側)まで10mmずつシフトさせ、計29箇所 をX−rite938分光濃度計で測定し、LMR部の平均値である。そして、初期からの画像濃度変動が±0.120の範囲を許容レベルとする。
また、画像濃度ムラは、主走査方向290mm×副走査方向30mmのベタ部のL部(画像左側)からR部(画像右側)まで10mmずつシフトさせ、計29箇所をX−rite938分光濃度計で測定して、各測定箇所の画像濃度における最大と最小の差の値である。そして、各測定箇所の画像濃度における最大と最小の差が、0.050の範囲を許容レベルとする。
トナー濃度安定性については、以下のように評価した。上記のように一連の評価は画像出力前にトナー濃度センサの基準値設定を行い、トナー濃度センサがこの基準値になるように制御して画像出力を行った。よって初期からのトナー濃度の変動幅が小さいほど、安定性に優れていると判断できる。初期からのトナー濃度変動のおいて±0.30wt%を許容レベルとする。
表9からわかるように、実施例1〜13は、20K枚における|(Q/d)dev−(Q/d)drum|が0.1[f・C/10μm]以下で、|ddev−ddrum|が0.2[μm]以下となっている。実施例1〜13を見ると、画像濃度変動が±0.120以下であり、濃度ムラが±0.050の範囲に入っており、経時にわたり良好な画像が維持できていることがわかる。
一方、比較例1〜5を見ると少なくとも一方が、20K枚における|(Q/d)dev−(Q/d)drum|が0.1[f・C/10μm]越えているか、20K枚における|ddev−ddrum|が0.2[μm]を越えている。比較例1〜5は、濃度ムラ、または画像濃度が許容範囲を越えており、良好な画像が維持できていないことがわかる。
このことから、感光体表面上にトナーの平均帯電量(Q/d)drumと、現像装置内のトナーの平均帯電量(Q/d)devとの差を0.1[f・C/10μm]以下に抑え、感光体表面上にトナーの平均粒径ddrumと現像装置内のトナーの平均粒径ddevとの差を0.2[μm]以下に抑えることができれば、画像濃度低下や濃度ムラを抑えることができることがわかる。また、|(Q/d)dev−(Q/d)drum|が0.1[f・C/10μm]以下、かつ、|ddev−ddrum|が0.2[μm]以下であるかどうか調べれば、画像形成形成装置が良好な画像を形成することができるかどうかを判定できることがわかる。
(1)
以上、本実施形態の画像形成装置によれば、トナーが劣化した状態においても|(Q/d)dev−(Q/d)drum|が0.1[f・C/10μm]以下で、かつ|ddev−ddrum|が0.2[μm]以下を満たした画像形成装置であれば、経時にわたり画像濃度の低下や画像濃度ムラのない良好な画像を維持することができる。
(2)
また、現像剤規制部材による規制直後における現像剤担持体上の単位面積あたりの現像剤の担持量は20〜60[mg/cm]とすることで、現像剤担持体と像担持体間に印加させる電界を大きくする必要がなく、現像剤規制部材よりも現像剤担持体の現像剤搬送方向下流側において剤落ちの発生を抑制することができる。さらに、像担持体と現像剤担持体との空間における流動性の低下が抑制され、像担持体上の静電潜像に対してのトナー供給が円滑に行われなくなるのを抑制することができる。その結果、画像濃度低下や濃度ムラの発生を抑制することができる。
(3)
また、トナーに平均粒径が80〜140[nm]である大粒径の疎水性シリカを添加することにより、転写性、現像性に対して更に性能が向上する。
(4)
また、トナーに平均粒径が50[nm]以下の疎水性シリカ微粒子および平均粒径が50[nm]以下の疎水性酸化チタン微粒子を0.2[wt%]以上、1.2[wt%]以下添加している。疎水性シリカ微粒子および疎水性酸化チタン微粒子の平均粒径を50[nm]以下とすることで、トナーとの静電力、ファンデアワールス力を格段に向上させることができ、トナーの流動性を向上させることができる。その結果、現像剤の所望の帯電レベルを得ることができ、良好な画像品質が得られ、さらに転写残トナーの低減を図ることができる。また、疎水性シリカ微粒子の添加量が0.3〜1.5[wt%]の範囲で、疎水性酸化チタン微粒子が0.2〜1.2[wt%]の範囲とすることで、帯電立ち上がり特性が大きく損なわれず、コピーの繰り返しを行っても、安定した画像品質が得られて、トナー飛散を抑制することができる。
(5)
トナー濃度を5.0〜9.0[wt%]の範囲で、平均帯電量Q/Mが15〜40[−μC/g]となる現像剤を使用している。これにより、トナー飛散や画像濃度の低下が抑制され、小粒径キャリア、小粒径トナーを使用した現像剤であっても、長期に亘って安定した画像品質が得られるようになる。
(6)
トナーの重量平均粒径が5.0〜8.0[μm]、かつトナーの重量平均と個数平均の粒子径比率Dw/Dnを1.20以下にすることにより、画像濃度安定性に加えて、解像度の向上も図られ、さらに高品質な画像を得ることができる。
(7)
またトナー粒度分布における3[μm]以下の粒子個数比率を5%以下にすることによって、流動性、保存性における品質を改善することができ、現像装置中へのトナー補給性及びトナーの帯電立ち上がり特性において良好な水準を得ることができる。
(8)
また、トナーの帯電立ち上がり比率Zを70以上としている。トナーの帯電立ち上がり比率Zを70以上とすることにより、トナー飛散、及び地肌汚れを大きく改善することができる。
(9)
また、本実施形態の画像形成装置は、現像スリーブの周速度をVs、感光体の周速度Vpとした場合、Vs/Vpを1.5から2.5の範囲になるように調整している。Vs/Vpが1.5よりも低い場合には、静電潜像を通過する現像剤の通過時間が短くなるため、現像能力が低下してしまい、高面積を有する画像を出力した場合、画像濃度低下が顕著となってくる。またVs/Vpが2.5よりも高い場合、即ち現像剤と静電潜像との接触時間を長くすると異常画像が発生する。よって、Vs/Vpを1.5から2.5の範囲に調整することで、高品位な画像を得ることができる。
(10)
また、本実施形態の現像装置によれば、トナーが劣化した状態においても|(Q/d)dev−(Q/d)drum|が0.1[f・C/10μm]以下で、かつ|ddev−ddrum|が0.2[μm]以下を満たすことで、経時にわたり画像濃度の低下や画像濃度ムラのない良好な画像を維持することができる。
(11)
また、本実施形態の現像装置は、少なくとも感光体とともに一体的に支持されプロセスカートリッジを構成している。これにより現像装置などの感光体周囲の部材を感光体とともに、プリンタ装置本体に対して一括して着脱可能となり、メンテナンス性を向上することができる。
(12)
また、本実施形態の画像形成装置の判定方法によれば、該現像装置内のトナー平均帯電量(Q/d)devと感光体のトナー平均帯電量(Q/d)drumと、現像装置内のトナー平均粒径ddevと、感光体上のトナー平均粒径ddrumとをそれぞれ検知して、該現像装置内のトナー平均帯電量(Q/d)devと感光体のトナー平均帯電量(Q/d)drumとの関係が|(Q/d)dev−(Q/d)drum|≦0.10[f・C/10μm]の関係を満たしているかどうかと、該トナー平均粒径ddevと感光体上のトナー平均粒径ddrumとの関係が|ddev−ddrum|≦0.20[μm]を満たしているかどうかを検知することで、この画像形成装置が画像濃度ムラや画像濃度低下を引き起こす危険があるかどうかを判定することができる。この判定方法を用いれば、画像形成装置の画像形成条件を上記条件を満たすように変更すれば、経時にわたり濃度ムラや画像濃度低下のない画像形成装置とすることが可能となる。
(13)
また、本実施形態の画像形成装置の製造方法によれば、未使用の現像剤を一時間攪拌して十分劣化させた状態において、|(Q/d)dev−(Q/d)drum|≦0.10[f・C/10μm]の関係を満たし、かつ、未使用の該現像剤を一時間攪拌後の該現像装置内のトナー平均粒径ddevと、未使用の該現像剤を一時間攪拌後の潜像担持体のトナー平均粒径ddrumとが、|ddev−ddrum|≦0.20[μm]の関係を満たす要求仕様を満足する設計条件を決定してこの設計条件に基づいて画像形成装置を製造している。これにより、経時にわたり、画像濃度ムラや画像濃度低下の発生が抑制された画像形成装置を製造することができる。
本実施形態に係るプリンタの内部構成を示す概略構成図。 感光体ユニットの内部構成を示す概略構成図。 書き込み装置の構成を示す概略構成図。 現像装置の内部構成を示す概略構成図。 初期状態における現像装置内のトナーの帯電分布と粒径分布とを示した図。 初期状態における感光体上に付着したトナーの帯電分布と粒径分布とを示した図。 未使用のトナーを一時間攪拌した後の現像装置内のトナーの帯電分布と粒径分布とを示した図。 未使用のトナーを一時間攪拌した後の感光体上に付着したトナーの帯電分布と粒径分布とを示した図。 現像装置の内部構成を示す斜視図。 プロセスカートリッジの内部構成を示す概略構成図。 プロセスカートリッジを備えた画像形成装置の概略構成図。
符号の説明
1 装置本体
2 感光体ユニット
3 転写ベルト
4 感光体
5 現像装置
6 書き込み装置
7 両面ユニット
8 反転ユニット
9 定着装置
500 プロセスカートリッジ

Claims (1)

  1. 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像にトナーを供給して現像する現像装置とを備えた画像形成装置内の特性を検知して、該画像形成装置の評価を行う画像形成装置の評価方法において、
    該特性として、該現像装置内のトナー平均帯電量(Q/d)devと潜像担持体上のトナー平均帯電量(Q/d)drumと、現像装置内のトナー平均粒径ddevと、潜像担持体上のトナー平均粒径ddrumとをそれぞれ検知して、該現像装置内のトナー平均帯電量(Q/d)devと潜像担持体上のトナー平均帯電量(Q/d)drumとの関係が
    |(Q/d)dev−(Q/d)drum|≦0.10[f・C/10μm]
    を満たしているかどうかと、
    該トナー平均粒径ddevと潜像担持体上のトナー平均粒径ddrumとの関係が
    |ddev−ddrum|≦0.20[μm]
    を満たしているかどうかを評価することを特徴とする画像形成装置の評価方法
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