JP4424868B2 - 水栓金具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は水栓金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光源で照射された光を光ファイバで吐水口内に導き、光ファイバの一端から光を吐水口内から照射可能な水栓金具が知られている(特開平3−176519号公報)。この水栓金具によれば、光ファイバの一端から照射された光が吐水された水内を反射しながら吐水方向に進むことから、水が内部より光るように視認される。そのため、この水栓金具は、使用者の手元を明るく照らすことができるとともに、室内のイルミネーションともなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の水栓金具では、吐水口による水の吐水方向と光の照射方向とが一致しているため、常に吐水方向にのみ光が照射されることとなる。そのため、水を吐水していない場合、光源から照射された光を別の用途に利用することができない。このため、例えば、夜間にその水栓金具を使用しようとする者は、他の照明装置により周囲を照らさざるを得ず、かつその状態でその水栓金具を使用せざるを得ないため、電力の無駄使いを生じるとともに、せっかくのイルミネーションの効果が減殺されてしまう。
【0004】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、電力の無駄使いを生じず、かつイルミネーションの効果を際立たせることができる水栓金具を提供することを解決すべき課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の水栓金具は、光源で照射された光を光ファイバで吐水口内に導き、該光ファイバの一端から該光を該吐水口内から照射可能な水栓金具において、
【0006】
前記吐水口による水の吐水方向と前記光の照射方向とが一致しておらず、該吐水口から該水を吐水していない場合には該光は周囲を照射可能であり、
前記吐水口内には吐水する水に空気を混入させる散水板が設けられ、前記光ファイバの一端が該散水板に固定されていることを特徴とする。
【0007】
本発明の水栓金具では、吐水口による水の吐水方向と光の照射方向とが一致していないため、水を吐水していない場合には、光は周囲を照射可能である。このため、水栓金具の周辺の照明として、特に別の照明装置を用意する必要がない。
【0008】
また、水を吐水した場合には、光は、水流の光導波路効果により、一部が水中を全反射しつつ伝播し、他の一部が全反射することなく水中から漏れ出てくる。こうして、水が内部より光るように視認され、水栓金具の使用者の手元を明るく照らすことができるとともに、室内のイルミネーションともなる。
【0009】
したがって、本発明の水栓金具によれば、電力の無駄使いを生じず、かつイルミネーションの効果を際立たせることができる。
【0010】
本発明の水栓金具において、吐水口から水を吐水する場合、水内で主に全反射不能な角度で光を照射することができる。これにより、吐水口付近において、大部分の光が全反射することなく水中から漏れ出てくるため、主に吐水口付近の水が光ることとなり、イルミネーションの効果が大きい。
【0011】
本発明の水栓金具において、吐水口から水を吐水する場合、水内で主に全反射可能な角度で光を照射することもできる。これにより、大部分の光が水中を全反射しつつ伝播する。そして、この光は水栓金具の使用者の手の上で乱反射されるため、水栓金具の使用者の手の上が特に光ることになり、この場合にも他の意味でイルミネーションの効果が大きい。
【0012】
本発明の水栓金具において、吐水口内には吐水する水に空気を混入させる散水板を設け、光ファイバの一端を散水板に固定する。これにより、水と空気とが混合されるため、水と空気との境目で光が乱反射され、その光はあらゆる方向に拡散されつつ水中から漏れ出てくる。このため、この場合にも他の意味でイルミネーションの効果が大きい。また、これにより光の照射方向を固定する手段を特別に設ける必要をなくすこともできる。
【0013】
本発明の水栓金具において、光ファイバの一端には光を分散させるレンズを設けることが望ましい。これにより、吐水口から水を吐水していない場合には、光は周囲を広範囲に照射可能である。このため、この場合にも他の意味でイルミネーションの効果が大きい。
【0014】
また、散水板を透明とし、さらにレンズを兼ねさせることもできる。こうであれば、レンズを特別に設ける必要をなくすこともできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態1、2を図面を参照しつつ説明する。
【0016】
(実施形態1)
実施形態1の水栓金具は、図1及び図2に示すように、レバー3が揺動可能に設けられたボディ2を有し、ボディ2には図示しない水道管と接続されたホース5を内蔵する吐水管4が設けられている。レバー3を操作することにより、吐水管4の吐水口4aからの吐水及び止水が可能になっている。また、吐水管4内にはLEDユニット8と接続された光ファイバ7も内蔵されている。なお、吐水管4の吐水口4aの下方には手洗ボール20が位置している。
【0017】
図2に示すように、吐水管4の吐水口4aには、ホルダを介して吐水する水に空気を混入させ得る散水板9が設けられている。この散水板9は不透明なものである。ホース5の開口部はこの散水板9に固定され、光ファイバ7の先端部7aは散水板9を貫通して固定されている。吐水口4aによる水の吐水方向Wと、光ファイバ7の先端部7aからの光の照射方向Lとは角度θをなして一致していない。照射方向Lは、図1に示すように、吐水口4aから水を吐水しない場合、光ファイバ7の先端部7aから照射された光が水栓金具の周囲を照射可能な方向である。また、角度θは、吐水口4aから水を吐水する場合、光ファイバ7の先端部7aから照射された光が水内で主に全反射不能な角度である。
【0018】
以上のように構成された水栓金具では、吐水口4aから水を吐水していない場合には、水栓金具の周辺の照明として、特に別の照明装置を用意する必要がない。
【0019】
また、吐水口4aから水を吐水した場合には、水の吐水方向Wと光の照射方向Lとの角度θが上記角度であるため、図3に示すように、吐水口4a付近において、大部分の光が全反射することなく水中から漏れ出てくる。さらに、散水板9により、水と空気とが混合されるため、水と空気との境目で光が乱反射され、その光はあらゆる方向に拡散されつつ水中から漏れ出てくることになる。こうして、図4に示すように、水栓金具の使用者の手21の近くを明るく照らすことができるのみならず、主に吐水口4a付近の水が光り、幻想的な雰囲気を醸し出す室内のイルミネーションともなる。また、吐水量が少ない場合には、散水板9を設けていても、水だけが吐水され、光は使用者の手21のみを明るく照らすこととなり、さらに幻想的な雰囲気を醸し出す室内のイルミネーションともなる。
【0020】
したがって、実施形態1の水栓金具によれば、電力の無駄使いを生じず、かつイルミネーションの効果を際立たせることができる。
【0021】
また、この水栓金具では、光ファイバ7の先端部7aが散水板9を貫通して固定されているため、光の照射方向Lを固定する手段を特別に設ける必要をなくし、コストの低減化を実現している。
【0022】
(実施形態2)
実施形態2の水栓金具は水の吐水方向Wと光の照射方向Lとの角度θが実施形態1の水栓金具と異なる。角度θは、図5に示すように、吐水口4aから水を吐水する場合、光ファイバ7の先端部7aから照射された光が水内で主に全反射可能な角度である。他の構成は実施形態1と同様である。
【0023】
この水栓金具では、吐水口4aから水を吐水した場合には、水の吐水方向Wと光の照射方向Lとの角度θが上記角度であるため、水流の光導波路効果により、大部分の光が水中を全反射しつつ伝播する。こうして、図6に示すように、この光は水栓金具の使用者の手21の上で乱反射されるため、使用者の手21の上が特に光ることになる。他の作用及び効果は実施形態1と同様である。
【0024】
なお、図7に示すように、光ファイバ7の先端部7aに光を分散させるボール状のボールレンズ10を取り付け、先端部7a及びボールレンズ10を散水板9に固定することもできる。これにより、吐水口4aから水を吐水していない場合には、光は周囲を広範囲に照射可能であり、水栓金具の周辺を十分に照らすことができる。また、この水栓金具では、ボールレンズ10も散水板9に固定しているため、ボールレンズ10のみを固定する手段を特別に設ける必要をなくし、コストの低減化を実現している。
【0025】
また、図8に示すように、透明な散水板11を使用することもできる。これによれば、光ファイバ7の先端部7aを散水板11に貫通させる必要はない。このため、この水栓金具では、吐水圧の確保と組付けの容易性とを達成できる。
【0026】
さらには、図9に示すように、透明な散水板11の一部をレンズ11aとすることもできる。これによっても、吐水口4aから水を吐水していない場合には、光は周囲を広範囲に照射可能であり、水栓金具の周辺を十分に照らすことができる。また、この水栓金具では、別部品としてのレンズも不要となり、コストのさらなる低減化を実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の水栓金具に係り、不使用時の側面図である。
【図2】実施形態1の水栓金具に係る吐水管の拡大断面図である。
【図3】実施形態1の水栓金具に係る吐水口近くの拡大断面図である。
【図4】実施形態1の水栓金具に係り、使用時の側面図である。
【図5】実施形態2の水栓金具に係る吐水口近くの拡大断面図である。
【図6】実施形態2の水栓金具に係り、使用時の側面図である。
【図7】変形実施形態の水栓金具に係る光ファイバの先端部の拡大断面図である。
【図8】変形実施形態の水栓金具に係る光ファイバの先端部の拡大断面図である。
【図9】変形実施形態の水栓金具に係る光ファイバの先端部の拡大断面図である。
【符号の説明】
8…光源(LEDユニット)
7…光ファイバ
4a…吐水口
7a…一端(先端部)
θ…角度
9、11…散水板
10、11a…レンズ(10…ボールレンズ)
Claims (1)
- 光源で照射された光を光ファイバで吐水口内に導き、該光ファイバの一端から該光を該吐水口内から照射可能な水栓金具において、
前記吐水口による水の吐水方向と前記光の照射方向とが一致しておらず、該吐水口から該水を吐水していない場合には該光は周囲を照射可能であり、
前記吐水口内には吐水する水に空気を混入させる散水板が設けられ、前記光ファイバの一端が該散水板に固定されていることを特徴とする水栓金具。
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