JP4423971B2 - 平均電流検出回路 - Google Patents

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Description

電源装置に組込まれる平均電流検出回路に関する。
PWM(Pulse Wide Modulation:パルス幅変調)制御を行う電源装置では、出力電流が一定の周期で増加と減少を繰返すため、平均電流を求め、その平均電流に基づきパルス幅を制御し、出力の制御(平均電流モード制御)や過電流保護等を行う。特許文献1に示される電源装置では、フィルタ回路で電源装置の出力電流の平均電流を検出している。
特開2000−197357号公報
しかしながら、電源装置の出力電流をフィルタ回路により平均化しても、その出力電流の脈動分を完全に除去することができない。したがって、平均電流の精度が悪く、電源装置の制御自体が不安定になる。フィルタ回路では、負荷変動に対する応答性が悪いので、負荷変動に追従する制御ができないという問題もあった。
本発明は、このような現状を鑑みてなされた発明であり、その目的は、平均電流の検出精度を向上させ、負荷変動時も検出精度が低下しない平均電流検出回路を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る平均電流検出回路は、パルス信号を用いてPWM制御を行う電源装置の出力電流の平均値を検出する平均電流検出回路であって、第1のコンデンサと、第2のコンデンサと、前記パルス信号の立上りで前記第1のコンデンサに放電を開始させる放電手段と、前記パルス信号の立下りで前記第2のコンデンサに充電を開始させる充電回路と、前記第2のコンデンサの充電電位が前記第1のコンデンサの充電電位を越えたタイミングを検出するタイミング検出回路と、前記検出されたタイミングで前記電源装置の出力電流の電流値を取り込み、取り込んだ電流値を平均電流として出力するサンプリング回路と、を備え、前記パルス信号の周期をT、前記第1のコンデンサの容量をC1、該第1のコンデンサの放電電流の電流値をI1、前記第2のコンデンサの容量をC2、該第2のコンデンサの充電電流の電流値をI2としたときに、I1、C1、I2及びC2がI1/C1=I2/C2を満たし、且つ、前記第2のコンデンサの充電開始時の充電電位がXであり、前記第1のコンデンサの放電開始時の充電電位Vsが、Vs=I1・T/C1+Xを満たすことにより、前記パルス信号のオフ期間の中間点を前記タイミング検出回路で検出することを特徴とする。
このような構成を採用したことにより、タイミング検出回路が、パルス信号のオフ期間の中間点を検出し、サンプリング回路が、オフ期間の中間点で出力電流の電流値を取り込み、取り込んだ電流値を平均電流として出力するので、平均電流の検出精度を向上させることができる。また、負荷が変動した場合でも、オフ期間の中間点で出力電流の電流値を取り込んで、取り込んだ電流値を平均電流として出力するので、平均電流の検出精度が低下しない。
なお、前記Xが0であってもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る平均電流検出回路は、電源装置の出力電流の平均値を検出する平均電流検出回路であって、第3のコンデンサと、第4のコンデンサと、前記パルス信号の立下りで前記第3のコンデンサに放電を開始させる放電手段と、前記パルス信号の立上りで前記第4のコンデンサに充電を開始させる充電回路と、前記第3のコンデンサの充電電位が前記第4のコンデンサの充電電位を越えたタイミングを検出するタイミング検出回路と、前記検出されたタイミングで前記電源装置の出力電流の電流値を取り込み、取り込んだ電流値を平均電流として出力するサンプリング回路と、を備え、前記パルス信号の周期をT、前記第3のコンデンサの容量をC3、該第3のコンデンサの放電電流の電流値をI3、前記第4のコンデンサの容量をC4、該第4のコンデンサの充電電流の電流値をI4としたときに、I3、C3、I4及びC4がI3/C3=I4/C4を満たし、且つ、前記第4のコンデンサの充電開始時の充電電位がXであり、前記第3のコンデンサの放電開始時の充電電位Vsが、Vs=I3・T/C3+Xを満たすことにより、前記パルス信号のオン期間の中間点を前記タイミング検出回路で検出することを特徴する。
このような構成を採用したことにより、タイミング検出回路が、パルス信号のオン期間の中間点を検出し、サンプリング回路が、オン期間の中間点で出力電流の電流値を取り込み、取り込んだ電流値を平均電流として出力するので、平均電流の検出精度を向上させることができる。また、負荷が変動した場合でも、オン期間の中間点で出力電流の電流値を取り込んで、取り込んだ電流値を平均電流として出力するので、平均電流の検出精度が低下しない。
この場合、前記Xが0であってもよい。
本発明によれば、平均電流の検出精度が高まり、電源装置の安定した制御が可能になる。また、負荷変動にも追従した平均電流を検出でき、電源装置の制御を負荷変動に追従させることができる。
本発明の具体的な実施形態を説明する前に、本発明の原理を図5及び図6を用いて説明する。
図5は、PWM制御を行う電源装置の出力段を示す回路図である。図6は、図5の出力電流とパルス信号との関係を示す波形図である。
PWM(Pulse Wide Modulation:パルス幅変調)制御を行う電源装置は、例えば出力用のNチャンネルMOSトランジスタM3とNチャンネルMOSトランジスタM4とを備えている。MOSトランジスタのドレイン端子が電源電位VCCに接続され、MOSトランジスタM3のゲート端子に、パルス信号としてPWMパルスが端子Pinから入力される。MOSトランジスタM3のソース端子から出力電流Ioutが出力される。
又、NチャンネルMOSトランジスタM4のドレイン端子がMOSトランジスタM3のソース端子に接続され、MOSトランジスタMOS4のゲート端子に、インバータINV3を介してPWMパルスが入力される。MOSトランジスタM4のソース端子が接地電位GNDに接続されている。
この回路では、PWMパルスのオン期間にMOSトランジスタM3がオンし、PWMパルスのオフ期間にMOSトランジスタM4がオンする。従って、PWMパルスのオン期間は、MOSトランジスタM3を介してインダクタンスL1及びコンデンサC3に出力電流Ioutが流れ、PWMパルスのオフ期間は、MOSトランジスタM4を介してインダクタンスL1とコンデンサC3に出力電流Ioutが流れる。
図6は、図5の端子Pinに印加されるパルスの電圧波形S21を示すと共に、図5の出力電流Ioutを、出力電流S22として電流波形で示している。出力電流S22は、PWMパルスのオン期間(電圧波形S21が高レベルの期間)Tonでは上昇し、PWMパルスのオフ期間(電圧波形S21が低レベルの期間)Toffでは下降する。
ここで、出力電流S22は一定の傾きで上昇又は下降を繰返しているので、上昇期間の中間点と下降期間の中間点で出力電流S22が平均電流Iavgに等しくなる。又、上昇期間の中間点はオン期間Tonの中間点に一致し、下降期間の中間点はオフ期間Toffの中間点に一致する。
従って、本発明に係る平均電流検出回路では、オン期間Tonの中間点若しくはオフ期間Toffの中間点で、出力電流Ioutの電流値をサンプリングすることにより平均電流を検出している。ここで、PWM制御が、PWMパルスの立上りを基準にオン期間Tonを調整する制御であれば、オフ期間Toffの中間点で出力電流Ioutの電流値をサンプリングし、PWMパルスの立下りを基準にオフ期間Toffを調整する制御であれば、オン期間Tonの中間点で出力電流Ioutの電流値をサンプリングする。
次に、本発明の実施形態に係る平均電流検出回路を、図1〜図4を参照しつつ、説明する。
図1は、平均電流検出回路を形成する信号発生回路を示す構成図である。
図2は、信号発生回路の各部の波形を示す図である。
図3は、図1の変形例を示す図である。
図4は、平均電流検出回路を形成するサンプルホールド回路を示す図である。
本実施形態に係る平均電流検出回路は、例えば、図1の信号発生回路と後述するサンプリング回路であるサンプルホールド回路で構成することが可能である。
信号発生回路は、オン期間Tonの中間点若しくはオフ期間Toffの中間点で、電源装置の出力電流Ioutの電流値をサンプリングするためのサンプリング信号を生成する回路である。尚、以下の説明では、PWMパルスの立上りを基準にオン期間Tonを調整する制御の場合、つまり、オフ期間Toffの中間点で、出力電流Ioutの電流値をサンプリングする場合について説明する。
信号発生回路は、第1のコンデンサC1と、第2のコンデンサC2とを備えている。
コンデンサC1の一方の端子は、電源電位VCCに定電流源CS1を介して接続されている。コンデンサC1の他方の端子が接地電位GNDに接続されている。又、コンデンサC1と並列にNチャンネルMOSトランジスタM1が接続されている。従って、MOSトランジスタM1のオフ期間に、コンデンサC1が定電流源CS1の出力電流I1で充電される。
又、コンデンサC2の一方の端子には、PチャンネルMOSトランジスタM2のドレインが接続され、MOSトランジスタM2のソース端子は、電源電位VCCに接続されている。コンデンサC2の他方の端子は接地電位GNDに接続されている。又、コンデンサC2と並列に定電流源CS2が接続されている。従って、MOSトランジスタM2のオフ期間に、コンデンサC1に充電されている電荷が定電流源CS2を介して放電される。
一方、図示しない電源装置のPWM制御で用いられるPWMパルスが、クロック入力端子CLKから入力される。クロック入力端子CLKは、リセットセット型のフリップフロップF/F2のセット端子Sに接続され、更に、インバータINV1を介してリセットセット型のフリップフロップF/F1のリセット端子Rに接続されている。
フリップフロップF/F1の出力端子Qは、MOSトランジスタM1のゲートに続され、フリップフロップF/F2の出力端子Qは、MOSトランジスタM2のゲートに接続されている。フリップフロップF/F2の出力端子Qは、さらに、インバータINV2を介してフリップフロップF/F1のセット端子Sに接続されている。
又、コンデンサC1の高電位側の端子(充電電流によって電位が上昇する側の端子)は、比較回路であるコンパレータCMP1の負入力端子に接続され、コンデンサC2の高電位側の端子(充電電流によって電位が上昇する側の端子)は、コンパレータCMP1の正入力端子に接続されている。このコンパレータCMP1の出力端子は、フリップフロップF/F2のリセット端子Rに接続されている。
ここで、信号発生回路の動作を説明する。
図2のPWMパルスS11は、クロック入力端子CLKから入力されるPWMパルスの電圧波形であり、充電電位S12はコンデンサC1の高電位側の電位変化を示した電圧波形であり、充電電位S13はコンデンサC2の高電位側の電位変化を示した電圧波形であり、出力信号S14はコンパレータCMP1の出力端子から出力される信号の電圧波形であり、出力信号S15はフリップフロップF/F2の出力端子Qから出力される信号の電圧波形であり、反転信号S16はインバータINV2の出力端子から出力される反転信号の電圧波形であり、反転信号S17はインバータINV1の出力端子から出力される反転信号の電圧波形であり、出力信号S18はフリップフロップF/F1の出力端子Qから出力される信号の電圧波形である。
まず、PWMパルスが立下ると、反転信号S17が立上る。反転信号S17が立上ると、フリップフロップF/F1がリセットされ、フリップフロップF/F1の出力信号S18は、高レベルから低レベルに変化する。この出力信号S18の変化によってMOSトランジスタM1がオフするため、コンデンサC1に対する充電が開始される。
コンデンサC1の高電位側の電位は充電電位S12に示したように上昇を開始する。ここで、反転信号S17の立上りは、PWMパルスS11の立下りに対応するので、コンデンサC1に対する充電の開始は、PWMパルスS11のオフ期間Toffの始点に一致する。
一方、フリップフロップF/F2の出力信号S15は、セット端子Sに入力されているPWMパルスS11の立上りで低レベルから高レベルに変化する。この出力信号S15の変化によってMOSトランジスタM2がオフするため、コンデンサC2に充電されている電荷の放電が開始され、コンデンサC2の高電位側の電位は充電電位S13に示したように下降を開始する。従って、コンデンサC2の放電の開始は、PWMパルスS11のオン期間Tonの始点(周期Tの始点)に一致する。
又、オフ期間Toffの始点で開始されたコンデンサC1の充電と、オン期間Tonの始点(周期Tの始点)で開始されたコンデンサC2の放電は、コンデンサC1の充電電位S12がコンデンサC2の充電電位S13を越えるまで続けられ、コンデンサC1の充電電位S12がコンデンサC2の充電電位S13を越えたときにコンパレータCMP1の出力信号S14が低レベルから高レベルに変化する。
コンパレータCMP1の出力信号S14の立上りで、フリップフロップF/F2の出力信号S15が高レベルから低レベルに変化し、MOSトランジスタM2がオンする。トランジスタM2がオンすると、コンデンサC2の放電が中止され、コンデンサC2が充電される。
又、出力信号S15の立下りに対応する反転信号S16の立上りで、フリップフロップF/F1の出力信号S18が低レベルから高レベルに変化するので、MOSトランジスタM1がオンする。MOSトランジスタM1がオンすると、コンデンサC1の充電が中止され、コンデンサC1が放電する。
尚、MOSトランジスタM1がオンしている期間、コンデンサC1は放電完了状態で保持され、MOSトランジスタM2がオンしている期間、コンデンサC2は充電完了状態で保持される。
ここで、オフ期間Toffの始点からt期間経過後の充電電位S12の電圧値V1と充電電位S13の電圧値V2は、次の(1),(2)式で与えられる。
尚、以下の式で、CxはコンデンサC1の容量であり、IxはコンデンサC1の充電電流(定電流源CS1の出力電流I1)の電流値であり、VmaxはコンデンサC2の放電開始時の充電電位であり、CyはコンデンサC2の容量であり、IyはコンデンサC2の放電電流(定電流源CS2の出力電流I2)の電流値であり、TはPWMパルスの周期(パルスの各立上り間の時間幅)であり、TonはPWMパルスのオン期間(PWMパルスが高レベルの期間の時間幅)であり、ToffはPWMパルスのオフ期間(PWMパルスが低レベルの期間の時間幅)である。
Figure 0004423971
Figure 0004423971
従って、充電電位S12の電圧値V1と充電電位S13の電圧値V2が等しくなったとき期間tは、(3)式で与えられる。
t=(Vmax−Iy・Ton/Cy)(Ix/Cx+Iy/Cy) (3)
ここで、コンデンサC1の容量Cx及び充電電流の電流値Ix、並びに、コンデンサC2の容量Cy及び放電電流の電流値Iyは、(4),(5)式を満たすよう設定される。
Figure 0004423971
Figure 0004423971
又、上記式(4)及び式(5)を満たすように、容量Cx、電流値Ix、容量Cy及び電流値Iyを設定すれば、コンデンサC1の容量Cx及び充電電流の電流値Ix、並びに、コンデンサC2の容量Cy及び放電電流の電流値Iyは、(6)式の関係を満たす。
Ix/Cx=Iy/Cy (6)
又、上記式(3)に式(5)及び式(6)を代入すれば、(7)式が得られる。
t=(T−Ton)/2 (7)
ここで、PWMパルスの周期Tは、PWMパルスのオン期間TonとPWMパルスのオフ期間Toffの和(T=Ton+Toff)なので、式(7)は(8)式のようになる。
t=Toff/2 (8)
上記(8)式からも分かるように、(4)式、(5)式及び(6)式を満たすようにコンデンサC1の容量Cx及び充電電流の電流値Ix、並びに、コンデンサC2の容量Cy及び放電電流の電流値Iyを設定すれば、図1に示した信号発生回路の出力端子Soutから出力される信号の立下りが、オフ期間Toffの中間点に一致する。従って、出力端子Soutから出力されるサンプリング号の立下りのタイミングで、PWM制御を行なっている電源装置の出力電流をサンプリングすれば平均電流を検出することができる。
尚、図1に示したMOSトランジスタM1及びMOSトランジスタM2は、図3に示したように、その他のスイッチング素子(スイッチング回路)SW1、SW2であってもよい。又、スイッチング素子(スイッチング回路)SW1、SW2が上述のタイミングでオン・オフできるように設定することができれば、他の回路(フリップフロップ、コンパレータ、インバータ等)も図1若しくは図3に示した回路に限定されることはない。
なお、上述の説明では、PWMパルスの立上りを基準にオン期間Tonを調整する制御の場合、つまりオフ期間Toffの中間点で出力電流Ioutの電流値をサンプリングする場合のサンプリング信号を生成する信号発生回路について説明したが、PWMパルスの立下りを基準にオフ期間Toffを調整する制御の場合、つまりオン期間Tonの中間点で出力電流Ioutの電流値をサンプリングする場合は、PWMパルスのオフ期間Toffの始点(周期Tの始点)で一方のコンデンサの放電を開始し、オン期間Tonの始点で他方のコンデンサの充電を開始すれば、所望のサンプリング信号を生成することができる。
次に、サンプルリング回路について、説明する。
信号発生回路から与えられたサンプリング信号に同期して、電源装置の出力信号を取得し、その電流値を出力するものであり、サンプルホールド回路やA−Dコンバータ(Analog to Digital converter)等を用いて構成することができる。
例えば、図4に示したサンプルホールド回路(S/H)を用いる場合、図示しない電源装置の出力電流の電流値を電圧値に変換し、変換した電圧値を入力端子Inに入力し、サンプルホールド端子SHにサンプル信号を入力することによって平均電流を検出することができる。検出された平均電流の電流値は、出力端子Outから出力される。
ここで、入力端子Inに入力する電圧値としては、例えば、
1)出力電流が流れる経路に、直列に接続した抵抗の両端子間に生じた電圧値
2)図5に示したMOSトランジスタM4のドレイン・ソース間の電圧値
等が挙げられる。但し、電流値を電圧値に変換する方法は、これ以外の方法であってもよい。
又、サンプルホールド端子SHに入力するサンプル信号については、サンプルホールド回路が、サンプリング信号の立下りでサンプリングを行うように構成されている場合には、図1に示した信号発生回路の出力端子Soutから出力される信号を、サンプルホールド端子SHに直接入力することができる。サンプルホールド回路が、サンプリング信号の立上がりでサンプリングを行うように構成されている場合には、出力端子Soutから出力される信号を、インバータINVを介してサンプルホールド端子SHに入力する。
又、サンプルホールド回路がサンプリング信号のパルス幅(時間幅)に応じて入力値(入力端子Inに入力されている電圧値)を平均化するように構成されている場合には、出力端子Soutから出力される信号を、トリガー信号としてワンショット・マルチバイブレータ(one-shot multivibrator)に入力し、ワンショット・マルチバイブレータが出力する一定時間幅のパルス信号を、サンプル信号としてサンプルホールド端子SHに入力する。この場合、サンプルホールド回路の出力端子Outからは、サンプル期間(サンプリング信号のパルス幅の期間)内の平均値が出力される。尚、ワンショット・マルチバイブレータが出力するパルス信号の時間幅は平均電流検出回路の用途に応じて適宜設定することが好ましい。
又、A−Dコンバータを用いる場合も、サンプルホールド回路の場合と同様に電圧値をアナログ入力端子に入力し、サンプル信号をサンプルクロック端子に入力することによって平均電流を検出することができ、検出された平均電流の電流値がデジタル値でデジタル出力端子から出力される。
以上のように、本実施形態の平均電流検出回路では、電源装置の出力電流を取り込むタイミングを設定するサンプリング信号を信号発生回路で生成し、そのサンプリング信号に同期して出力電流を取り込んで平均電流として出力するので、従来のフィルタを用いた場合のように平均電流が脈動することがなく、電源装置の制御が安定する。
また、平均電流の値が正確であり、精度の高い制御が実現可能である。さらに、負荷の変動で電源装置の出力電流が変動したときにも、それに応じた平均電流を出力するので、電源装置の制御を負荷変動に十分追従させることができる。
本発明の実施形態に係る平均電流検出回路を形成する信号発生回路の構成図である。 信号発生回路の各部の波形を示す図である。 図1の変形例を示す図である。 平均電流検出回路を形成するサンプルホールド回路を示す図である。 電源装置の出力段を示す回路図である。 PWMパルスと出力電流の関係を説明するための波形図である。
符号の説明
M1、M2、M3、M4 MOSトランジスタ
C1、C2、C3 コンデンサ
CS1、CS2 定電流源
F/F1、F/F2 フリップフロップ
INV1、INV2、INV3 インバータ
CMP1 コンパレータ
SW1、SW2 スイッチング素子
S/H サンプルホールド回路
L1 インダクタンス

Claims (4)

  1. パルス信号を用いてPWM制御を行う電源装置の出力電流の平均値を検出する平均電流検出回路であって、
    第1のコンデンサと、
    第2のコンデンサと、
    前記パルス信号の立上りで前記第1のコンデンサに放電を開始させる放電手段と、
    前記パルス信号の立下りで前記第2のコンデンサに充電を開始させる充電回路と、
    前記第2のコンデンサの充電電位が前記第1のコンデンサの充電電位を越えたタイミングを検出するタイミング検出回路と、
    前記検出されたタイミングで前記電源装置の出力電流の電流値を取り込み、取り込んだ電流値を平均電流として出力するサンプリング回路と、備え
    前記パルス信号の周期をT、前記第1のコンデンサの容量をC1、該第1のコンデンサの放電電流の電流値をI1、前記第2のコンデンサの容量をC2、該第2のコンデンサの充電電流の電流値をI2としたときに、I1、C1、I2及びC2がI1/C1=I2/C2を満たし、
    且つ、前記第2のコンデンサの充電開始時の充電電位がXであり、前記第1のコンデンサの放電開始時の充電電位Vsが、Vs=I1・T/C1+Xを満たすことにより、
    前記パルス信号のオフ期間の中間点を前記タイミング検出回路で検出することを特徴とする平均電流検出回路。
  2. 前記Xが0であることを特徴とする請求項1に記載の平均電流検出回路。
  3. 電源装置の出力電流の平均値を検出する平均電流検出回路であって、
    第3のコンデンサと、
    第4のコンデンサと、
    前記パルス信号の立下りで前記第3のコンデンサに放電を開始させる放電手段と、
    前記パルス信号の立上りで前記第4のコンデンサに充電を開始させる充電回路と、
    前記第3のコンデンサの充電電位が前記第4のコンデンサの充電電位を越えたタイミングを検出するタイミング検出回路と、
    前記検出されたタイミングで前記電源装置の出力電流の電流値を取り込み、取り込んだ電流値を平均電流として出力するサンプリング回路と、備え
    前記パルス信号の周期をT、前記第3のコンデンサの容量をC3、該第3のコンデンサの放電電流の電流値をI3、前記第4のコンデンサの容量をC4、該第4のコンデンサの充電電流の電流値をI4としたときに、I3、C3、I4及びC4がI3/C3=I4/C4を満たし、
    且つ、前記第4のコンデンサの充電開始時の充電電位がXであり、前記第3のコンデンサの放電開始時の充電電位Vsが、Vs=I3・T/C3+Xを満たすことにより、
    前記パルス信号のオン期間の中間点を前記タイミング検出回路で検出することを特徴とする平均電流検出回路。
  4. 前記Xが0であることを特徴とする請求項3に記載の平均電流検出回路。
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