JP4423235B2 - 利用者別楽曲別好適キー設定システム - Google Patents

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本発明は、カラオケ利用者が所望の楽曲を歌唱する際、その楽曲を最も好適に歌唱できる演奏キーを自動設定するシステムに関する。
従来、カラオケ利用者が所望の楽曲を演奏予約する際、利用者はカラオケ演奏装置が付帯するリモコン装置を用いる。具体的には、リモコン装置が有するGUI(Graphical User Interface)を用い、利用者が入力した検索キーワードを属性情報に関するクエリーとして内蔵するデータベースに照会し、該当する楽曲についての属性情報や楽曲IDを提示出力する。そして、楽曲が最終的に指定されたならば、その楽曲IDを含んだ演奏予約コードをリモコン信号として至近のカラオケ演奏装置に転送する。カラオケ演奏装置は、多数のカラオケ楽曲について、それらの伴奏音楽と歌詞画像の生成起源となるカラオケデータを楽曲IDに対応付けして蓄積管理しており、リモコン信号を受信すると、その信号に含まれている楽曲IDを演奏予約待ち行列として管理して演奏予約が完了する。
さらに、最近のカラオケシステムでは、この演奏予約の際、所定の手順に従えば、利用者ID取得手段にてシステムにログインが確認された利用者に対し、その利用者IDと演奏予約コードをリモコン信号に多重して演奏予約ができるようになっている。すなわち、現在では、誰がどの楽曲を演奏予約したかが分かるような仕組みが確立されている。例えば、このような仕組みを利用して、所定のディスプレイにて演奏予約待ち行列を公開する際、各演奏予約項目に利用者IDが紐付けされた顔写真や氏名などを表示するサービスもある。
ところで、一般的なカラオケ演奏装置は演奏キーコントローラを備えている。通常は、リモコン装置やカラオケ演奏装置本体の操作パネルを操作することで、デフォルトキーに対して実演奏の設定キーを半音単位で上げたり下げたりすることができる。例えば、半音上げると「+1」と表示され、さらに半音上げると「+2」と表示される。同様に、半音下げると「−1」と表示される。これを使って利用者は自分の好みに合わせて伴奏音楽の音域をスライドさせて演奏キーを設定することができる。
一方、カラオケ楽曲の多くは、平均的な歌唱力を持つ人の発声音域に合うように、原曲の演奏キーとは異なるデフォルトキーで演奏されるように制作されている。これは、歌唱力に優れたプロ歌手と素人とでは発声音域が異なるからである。楽曲の目次情報には、各楽曲のデフォルトキーと原曲キーとの差分を示す「原曲キー設定」という項目があり、この項目欄には「+3」「+2」「+1」「0」「−1」などの数値が記載されている。この数値は半音単位の数値であり、その楽曲を原曲と同じ音域で歌うために、演奏キーコントロール機構の設定をどのようにすればよいのかを表している。例えば、原曲キーが「0」の楽曲はデフォルト設定のままで原曲と同じ音域で演奏されることを示し、「+1」は原曲キーが設定キーより半音高いことを示す。すなわち、この楽曲を演奏する際、カラオケ演奏装置の演奏キーコントロール機能を使用して設定キーを「+1」にすると原曲と同じ音域となり、同様に原曲キーが「−1」の楽曲は、キー設定を半音下げることで原曲と同じ音域になる。
多くのカラオケ利用者は、楽曲を演奏予約させる時点では、歌いたい楽曲を検索して、その楽曲IDをカラオケ演奏装置に転送すること傾倒し、演奏時の演奏キーをどのように設定しようかなどということは念頭にない。通常、自分の歌唱順番が来るまで他の人の歌唱を聴いている内に、演奏予約時の慌ただしさから次第に冷静さを取り戻し、自分が歌う際に演奏キーを設定しようとする。しかしながら、自らの歌唱音域を熟知していたり、楽曲毎の設定キーをそれぞれ覚えている利用者ならば、即座にキー設定ができるものの、普通はキー設定に手間取ったり、繰り返し適合するまで設定キーを変更したり、さらには、キー設定を行えなかったりするなどといった不都合が生じる。
このような不都合を解消するため、従来、様々な技術が想到された。例えば、特許文献1では、各楽曲にその歌唱に必要な音声帯域を示す情報を保持させ、さらに、利用者の発声可能な音域情報として最高音域値と最低音域値をマイクから入力して記録し、楽曲の音声帯域情報とこの利用者音域情報を比較して両者の帯域差を検出し、その検出結果に応じて演奏キーコントローラにて演奏キーを自動設定したり、あるいは、これら音声帯域情報や利用者音域情報を表示したりする技術が開示されている。また、特許文献2では、選曲された楽曲IDと前回演奏時の設定キーを、所定の記録媒体(ICカードなど)に記憶させ、その記録媒体をカラオケ演奏装置に挿入し、所望の楽曲を呼び出すことにより、自動的に演奏キーの変更を行う技術が開示されている。
特開平06−051790号公報 特開平08−146978号公報
しかしながら、利用者の音域情報を記録するにしても、音声入力から音域解析までには複雑な機構や高いコストを要し、あるいは、音声帯域情報や利用者音域情報が表示されても、即座には演奏キーをどのように設定すれば良いのかは分からない。また、所定の記録媒体に楽曲毎に前回演奏時の演奏キーを記録し、これを今回歌唱時にキーを自動設定するにしても、利用者の音域は、その声帯の調子に応じて変わることがあり、特に、前回演奏時の調子の善し悪しが突出した場合には、今回の歌唱には必ずしも当てはまらず、記録媒体に記録されている設定キーが必ずしも好適なものとは限らない。あるいは、上記特許文献には開示されていないが、所定の記録媒体に利用者自らが人為的に設定キーを楽曲毎に予め登録し、その後は自動的に演奏キーの変更を行うにしても、楽曲毎の設定キー登録時の手間や、長期間の利用を鑑みると、利用者の加齢や慢性疾病などに起因する音域の変化に合わせ、楽曲毎の設定キー変更時の手間などを考慮すると好ましくない。
そこで、本発明は、音域解析のような複雑な機構を採用することなく、また、一時的な声帯の調子に左右されることなく客観的に好適キーを抽出し、さらに、利用者の手間をかけずに、利用者が演奏予約した楽曲に対応し、当該楽曲の演奏時に、利用者にとって最も好適な演奏キーを効率良く自動設定できるシステムの提供を課題とする。
上記課題を鑑み、本発明者は、当該システムへログインした利用者IDを特定し、任意の利用者が、その利用者IDを紐付して演奏予約した楽曲を歌唱する度、当該利用者IDおよび楽曲IDを紐付けして、その歌唱時に設定された演奏キーの履歴情報を管理し、任意の利用者が所望の楽曲を演奏予約した際、その利用者IDに基づき、当該利用者の当該楽曲に対して設定された演奏キーの履歴情報が管理されている場合、その履歴情報において最も頻度の高い設定キーを好適キーとして抽出し、当該楽曲の演奏時に、この好適キーを当該楽曲の演奏キーとして自動設定するシステムをもって、上記課題を解決できることを見出し、本発明の利用者別楽曲別好適キー設定システムを想到した。
すなわち、本発明の利用者別楽曲別好適キー設定システムは、演奏キーコントロール機能を備えたカラオケ演奏装置を含み、利用者ID取得手段と、利用者別楽曲別設定キー管理手段と、利用者別楽曲別好適キー抽出手段と、利用者別楽曲別好適キー設定手段とを具備してなるシステムであって、
(ア)前記利用者ID取得手段は、当該システムへログインした利用者IDを特定し、
(イ)前記利用者別楽曲別設定キー管理手段は、任意の利用者が、その利用者IDを紐付して演奏予約した楽曲を歌唱する度、その歌唱時に設定された演奏キーの履歴情報として、その歌唱中に複数回のキー変更が行われなかった場合には、その設定された演奏キーを採用し、行われた場合には、それぞれの演奏キーの設定時間を管理し、最も多くの時間設定された演奏キーを採用し、当該利用者IDおよび楽曲IDを紐付けして、所定の設定キー履歴管理部にて管理し、
(ウ)前記利用者別楽曲別好適キー抽出手段は、任意の利用者が所望の楽曲を演奏予約した際、その利用者IDに基づき、当該利用者の当該楽曲に対して設定された演奏キーの履歴情報が前記設定キー履歴管理部に管理されている場合、その履歴情報において最も頻度の高い設定キーを好適キーとして抽出し、
(エ)前記利用者別楽曲別好適キー設定手段は、当該楽曲の演奏時に、前記抽出された好適キーを当該楽曲の演奏キーとして自動設定する、
ことを特徴とする。
本発明の利用者別楽曲別好適キー設定システムによれば、利用者毎に歌唱した楽曲に対して設定された演奏キーの履歴情報を管理し、その履歴情報において最も頻度の高い設定キーを好適キーとして抽出し、当該楽曲の演奏時に、この好適キーを当該楽曲の演奏キーとして設定するため、利用者には何らの手間もかからず、その演奏予約した楽曲に対し、客観的に判断された最も好適な演奏キーを、当該楽曲の演奏時に効率良く自動設定でき、利用者を好適な音域の歌唱に導けるといった効果を奏する。
以下、本発明の利用者別楽曲別好適キー設定システムにつき、好適な実施例を挙げて説明するが、先ず、図1に示す、本発明に関わる通信カラオケシステムの概念的構成図と、図2に示す、本発明に関わるカラオケ演奏装置のブロック構成図と、図3に示す、本発明に関わるカラオケホスト装置のブロック構成図に基づき説明する。
図1に示すように、本発明に関わる通信カラオケシステムは、主に、カラオケホスト装置(H)と通信ネットワークを介して接続された多数のカラオケ演奏装置(P,P…)からなる。具体的には、先ず、カラオケホスト装置(H)は、一般公衆電話回線やADSLあるいは光通信回線などを利用した通信ネットワークを介して各カラオケ演奏装置(P,P…)に接続されている。例えば、インターネット(Ni)を利用したカラオケ事業者が管理するVPN(Virtual Private Network)を用い、カラオケホスト装置(H)と各カラオケ演奏装置(P)がルータ(図示省略)を介して接続され、各ルータは、その内蔵するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能によって、各カラオケ演奏装置(P,P…)にIPアドレスを割り当て、それらのMAC(Media Access Control)アドレスとこのIPアドレスとを対応付けしたテーブルを作成して通信処理をしている。
このカラオケホスト装置(H)の所定の記憶部には、多数の楽曲のカラオケデータを蓄積した楽曲情報データベースに加え、ネットワーク接続された何れのカラオケ演奏装置(P)からも、当該カラオケシステムにログインした利用者毎の歌唱履歴がアップロードされ、その歌唱履歴には個々の歌唱時に設定された演奏キーの履歴情報も含まれると共に、この演奏キーの履歴情報を所定の設定キー履歴管理部にて管理する。
また、カラオケ演奏装置(P)は一種のコンピュータ応用機器で、図2は、カラオケ演奏装置のハードウエア主体の構成例を示している。具体的には、中央制御手段(1)は、CPU・RAM・ROMなどを含んだコンピュータ本体で、各種機能手段を統括的に制御するものである。さらに、大容量の記憶手段として、HDD(2)やCD−ROMやDVD−ROMを再生する光ディスク装置(5)を備えている。その他には、上記VPNを介してカラオケホスト装置(H)と通信するための通信制御装置(4)や、利用者からの操作入力処理や利用者に向けての応答をする操作処理手段(3)、MIDI形式の音楽演奏データに基づいて伴奏音楽の音響信号を生成し、付帯の演奏キーコントローラ(7a)にて利用者の指示により演奏キーを任意に設定できる機能を有する音楽生成手段(7)や、伴奏音楽やカラオケマイク(M)からの音響信号をミキシングし、これを増幅してスピーカ(S)から放音するための音響装置(8)、CRTやLCDあるいはPDPなどを用いたディスプレイ(D)や、このディスプレイ(D)に表示すべき映像データや画像データを処理するための映像処理手段(6)などを備えている。なお、操作処理手段(3)は、短距離無線通信手段(IrDA・赤外線LED・赤外線受光素子など)を備えたカラオケリモコン装置(R)に対応すると共に、装置本体の操作パネルにも対応するように構成されている。
ここで、本実施例における、本発明のシステムを構成する各機能手段の概要について説明する。先ず、利用者ID取得手段(9)は、当該システムへログインした利用者IDを特定するためのもので、これを利用した利用者識別用インタフェイスが設けられている。なお、本実施例の利用者ID取得手段とは、具体的には、非接触のICモジュールを搭載したIDカードの読み取り/書き込み装置であり、カードIDに紐付けされた利用者IDを特定するものである。ただし、本発明はこれに限らず、例えば、ICモジュールを携帯電話に内蔵させたIC機能付き携帯電話や、近距離無線通信手段であるブルートゥース(blue tooth)機構を有する携帯電話、あるいは、パスワードの入力装置や指紋や声紋などの生体識別機能に依る機構の利用者ID取得手段を利用しても構わない。
利用者別楽曲別設定キー管理手段(10)は、任意の利用者が、その利用者IDを紐付して演奏予約した楽曲を歌唱する度、当該利用者IDおよび楽曲IDを紐付けして、その歌唱時に設定された演奏キーの履歴情報を、ハードディスク(2)内の設定キー履歴管理部(2a)にて管理するためのもので、具体的には、この履歴管理部(2a)に設けられた設定キー履歴管理テーブル(T1)へ、利用者ID取得手段(9)が特定した利用者IDとその選曲した楽曲IDを対応させ、その歌唱時の設定キー情報の書き込みや変更などを行う。
さらに、本実施例では、図3に示すように、カラオケホスト装置(H)にも、そのハードディスク装置(22)に設定キー履歴管理部(22)が設けられており、ネットワーク接続された任意のカラオケ演奏装置(P)から、その通信制御インタフェイス(21)を介してアップロードされた設定キー情報を、カラオケ演奏装置におけるのと同様、利用者別楽曲別設定キー管理手段(20)をもって、この履歴管理部(22)に設けられた設定キー履歴管理テーブル(T2)へ、利用者IDおよび楽曲IDを紐付けして、その情報の書き込みや変更などを行う。したがって、例えば、各カラオケ演奏装置の設定キー履歴管理テーブル(T1)だけで管理すれば、個々の演奏装置における履歴管理とこれに基づきローカルなサービスが実施され、さらに、カラオケホスト装置の設定キー履歴管理テーブル(T2)を含めて管理すれば、このホスト装置に接続された如何なる演奏装置からも履歴情報を収集でき、また、如何なる演奏装置へも履歴情報を還元できるため、ネットワーク下のグローバルなエリアでのサービス展開が可能となる。
次に、図2に戻り、利用者別楽曲別好適キー抽出手段(11)は、任意の利用者が所望の楽曲を演奏予約した際、その利用者IDに基づき、当該利用者の当該楽曲に対して設定された演奏キーの履歴情報が設定キー履歴管理部(2a)に管理されている場合、設定キー履歴管理テーブル(T1)から、所定のアルゴリズムを用い、その履歴情報において最も頻度の高い設定キーを好適キーとして抽出する。さらに、利用者別楽曲別好適キー設定手段(12)は、楽音生成手段(7)の演奏キーコントローラ(7a)に対し、当該楽曲の演奏時に、この抽出された好適キーを当該楽曲の演奏キーとして自動設定するように制御する。
以下、図4に示す、カラオケ演奏装置が付帯するリモコン装置の外観斜視図と、図5に示す、利用者別ログイン・ログアウト指示のインタフェイス表示画面と、図6に示す、設定キー履歴管理テーブルの概念的構成図に基づき、本発明についてさらに詳述する。
先ず、図4に示すように、本実施例のリモコン装置の正面には、IDカードの読み取り/書き込み装置から構成された利用者ID取得手段(9)のインタフェイスが設けられると共に、タッチセンサを積層した液晶ディスプレイを主体としたGUI(Graphical User Interface)環境が提供され、これが利用者インタフェイス(Rd)を形成している。すなわち、このGUIによる対話を通じて楽曲索引データベースを検索し、その結果を表示出力させることで検索機能を実現している。そして、図5には、その利用者別ログイン・ログアウト指示用インタフェイス表示画面が示されている。この表示画面には、利用者別顔写真付きボタン列(30)や、当該カラオケシステムへのログインをするための「ログイン」ボタン(31)あるいは、ログアウトをするための「ログアウト」ボタン(32)などが設けられている。その操作法に従えば、先ず、利用者は「ログイン」ボタン(32)を選択した後、利用者ID取得手段に自らのIDカードを装填することにより、これに紐付けされた利用者IDが取得されると同時に当該システムへのログインが特定される。
ログインが特定されると、カラオケホスト装置に予め登録された利用者の顔写真あるいは予め登録されていない場合、リモコン装置付帯のデジタルカメラ機能を使って撮影した利用者の顔写真を新たに登録し、順次、所定の利用者別顔写真付きボタン(30a)が利用者毎に掲載された利用者識別用インタフェイスが作成される。したがって、この利用者別顔写真付きボタンを選択した直前あるいは直後にて、利用者が楽曲を予約登録すれば、その利用者IDが付与されて演奏予約が行われる。そして、その予約された楽曲の歌唱時に設定された演奏キーの履歴情報が所定の設定キー履歴管理部にて管理される。なお、本実施例では、「歌唱時に設定された演奏キー」とは、演奏中に複数回のキー変更が行われた場合、演奏キーの設定時間を管理し、最も多くの時間設定された演奏キーを採用した。
図6は、設定キー履歴管理部を主体として構成する設定キー履歴管理テーブルの概念的構成図である。この履歴管理テーブルは、利用者別楽曲別設定キー管理手段が管理するもので、主に、利用者を特定するための「利用者IDフィールド」(f1)と、当該利用者が歌唱した楽曲を特定するための「楽曲ID」フィールド(f2)と、その歌唱時に設定された演奏キーを示す「設定キー」フィールド(f3)と、当該設定キーの設定頻度(例えば、過去1年で歌唱した楽曲毎の設定回数)を示す「設定頻度」フィールド(f4)などから構成されている。具体的には、「利用者A」は、所定期間中に「楽曲A」〜「楽曲G」の7曲を歌唱し、それぞれの楽曲における設定キーの設定頻度がカウントされている。そして、利用者別楽曲別好適キー抽出手段は、利用者が所望の楽曲を演奏予約した際、その利用者IDに基づき、当該利用者の当該楽曲に対して設定された演奏キーの履歴情報において、最も頻度の高い設定キーを好適キーとして抽出する。例えば、図中「利用者A」が「楽曲A」を演奏予約した際、その設定頻度が最も高い「+1」が好適キーとして抽出される。
利用者別楽曲別好適キー設定手段は、この楽曲の演奏時に、抽出された好適キーを当該楽曲の演奏キーとして自動設定する。具体的には、本実施例では、「設定キー」の記号表記について、数値は半音単位で示し、「+」と「−」は音程の上下関係を示しており、これに基づき、利用者別楽曲別好適キー設定手段が演奏キーコントローラを制御する。
以下、図7に示す、好適キー自動設定までのフロー概念図に基づき、本システムを利用した場合の全体的な動作の流れについて詳述する。
先ず、利用者ID取得手段をもって、任意の利用者が任意のカラオケ演奏装置から当該カラオケシステムにログインすると(ステップ:S1)、その利用者IDを含むデータがカラオケホスト装置にアップロードされ、その利用者IDに対応して設定された演奏キーの履歴情報が、ホスト装置内の設定キー履歴管理部に管理されているか否かが判別される(S2)。そして、当該利用者の履歴情報がある場合、その設定キー履歴管理部より、当該利用者の履歴管理テーブルデータがカラオケ演奏装置に転送される(S3)。そして、その利用者が所望の楽曲を演奏予約すると(S4)、当該利用者の当該楽曲に対して設定された演奏キーの履歴情報が、転送された当該利用者の設定キー履歴管理部に管理されているか否かが判別され(S5)、その履歴情報がある場合、利用者別楽曲別好適キー抽出手段は、その履歴情報において最も頻度の高い設定キーを好適キーとして抽出する(S6)。
抽出された好適キーは、カラオケ演奏装置のハードディスクあるいはRAM内に、一時的に記憶され、利用者別楽曲別好適キー設定手段は、当該楽曲の演奏時に、この好適キーを当該楽曲の演奏キーとして自動設定する(S7)。楽曲が演奏終了すると(S8)、所定のタイミングにて、好適キーが変更されたか否かにかかわらず、当該利用者IDおよび楽曲IDを紐付けして、その設定された演奏キーの履歴情報を含んだ歌唱データをカラオケホスト装置にアップロードし、これに基づき、ホスト装置の設定キー履歴管理部に設けられた履歴管理テーブルへのデータ追加ないし更新が行われる(S9)。
なお、本実施例では、利用者がシステムへログインしてから、カラオケホスト装置の履歴管理テーブルへの関連データの追加ないし更新までの一連の動作の流れは、利用者がログアウトするまで繰り返し行われるが、本発明はこれに限らず、例えば、一旦、歌唱時に設定された演奏キーの履歴情報をカラオケ演奏装置の設定キー履歴管理部にて管理し、利用者のログアウト後、利用者毎一括して、カラオケホスト装置の設定キー履歴管理部に設けられた履歴管理テーブルへの関連データの追加ないし更新を行うように構成しても構わない。
以上、詳述したように、本発明の利用者別楽曲別好適キー設定システムによれば、利用者毎に歌唱した楽曲に対して設定された演奏キーの履歴情報を管理し、その履歴情報において最も頻度の高い設定キーを好適キーとして抽出し、当該楽曲の演奏時に、この好適キーを当該楽曲の演奏キーとして設定するため、利用者には何らの手間もかからず、その演奏予約した楽曲に対し、客観的に判断された最も好適な演奏キーを、当該楽曲の演奏時に効率良く自動設定でき、利用者を好適な音域の歌唱に導ける。
本発明に関わる通信カラオケシステムの概念的構成図。 本発明に関わるカラオケ演奏装置のブロック構成図。 本発明に関わるカラオケホスト装置のブロック構成図。 カラオケ演奏装置が付帯するリモコン装置の外観斜視図。 利用者別ログイン・ログアウト指示のインタフェイス表示画面。 設定キー履歴管理テーブルの概念的構成図。 好適キー自動設定までのフロー概念図。
符号の説明
H カラオケホスト装置
P カラオケ演奏装置
R カラオケリモコン装置
1 中央制御手段
2,22 ハードディスク
2a,22a 設定キー履歴管理部
7 楽音生成手段
7a 演奏キーコントローラ
9 利用者ID取得手段
10,20 利用者別楽曲別設定キー管理手段
11 利用者別楽曲別好適キー抽出手段
12 利用者別楽曲別好適キー設定手段
T1,T2 設定キー履歴管理テーブル

Claims (1)

  1. 演奏キーコントロール機能を備えたカラオケ演奏装置を含み、利用者ID取得手段と、利用者別楽曲別設定キー管理手段と、利用者別楽曲別好適キー抽出手段と、利用者別楽曲別好適キー設定手段とを具備してなるシステムであって、
    (ア)前記利用者ID取得手段は、当該システムへログインした利用者IDを特定し、
    (イ)前記利用者別楽曲別設定キー管理手段は、任意の利用者が、その利用者IDを紐付して演奏予約した楽曲を歌唱する度、その歌唱時に設定された演奏キーの履歴情報として、その歌唱中に複数回のキー変更が行われなかった場合には、その設定された演奏キーを採用し、行われた場合には、それぞれの演奏キーの設定時間を管理し、最も多くの時間設定された演奏キーを採用し、当該利用者IDおよび楽曲IDを紐付けして、所定の設定キー履歴管理部にて管理し、
    (ウ)前記利用者別楽曲別好適キー抽出手段は、任意の利用者が所望の楽曲を演奏予約した際、その利用者IDに基づき、当該利用者の当該楽曲に対して設定された演奏キーの履歴情報が前記設定キー履歴管理部に管理されている場合、その履歴情報において最も頻度の高い設定キーを好適キーとして抽出し、
    (エ)前記利用者別楽曲別好適キー設定手段は、当該楽曲の演奏時に、前記抽出された好適キーを当該楽曲の演奏キーとして自動設定する、
    ことを特徴とする利用者別楽曲別好適キー設定システム。
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