JP4423105B2 - 試薬密封袋及び試薬添加方法 - Google Patents

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本発明は、高価な試薬を小分けして保存する用途に用いる試薬添加シート及び試薬密封袋並びにこれらを用いた試薬添加方法に関する。
創薬開発研究、DNA解析、タンパク解析などでは、一定量の検査試薬を複数のウエルが規則正しく配列されているマルチウエルプレートのウエルに添加する操作が行われている。
従来より、一定量の試薬添加方法として、プレート状の1穴リザーバーあるいはディープウエルプレートが用いられている。
しかしながら、試薬を機械の中にセッティングして使用する場合でも、試薬が長時間室内の温度や湿度に晒されると、試薬がすぐにその効果を失ってしまう場合がある。また、プレート状の形状では、試薬を最後まで取りきれずに残存し、廃棄してしまう場合もある。最近では試薬が高価になり、高価な試薬を無駄にすることを解消できることが要望されている。
本発明は、上記要望に鑑みてなされたもので、試薬を小分けして保存できると共に、必要なときに取り出して簡便にマルチウエルプレートのウエルに添加することができる試薬添加シートを提供することを目的とする。
また、本発明は、試薬を小分けして保存できると共に、必要なときに取り出して簡便にマルチウエルプレートのウエルに添加することができる試薬密封袋を提供することを目的とする。
更に、本発明は、試薬を小分けして保存できると共に、必要なときに取り出して簡便にマルチウエルプレートのウエルに添加することができる試薬添加方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数のウエルが配列されているマルチウエルプレートの上面に配置されるシート部と、前記シート部のそれぞれの前記ウエルに対応した位置に前記シート部と一体に設けられている、内径に0.2〜2mmを加算した深さの深めの半球状の形状の薬品収容室と、少なくとも前記薬品収容室の内面に設けられている撥水層とを有する試薬添加シートと、前記シート部に貼り付けられて前記薬品収容室を密封している開封可能な密封シール材と、前記薬品収容室内に封入されている球状の凍結薬液とを有することを特徴とする試薬密封袋を提供する。
この試薬密封袋を冷凍保存することにより、撥水層の撥水作用で球状の形状になっている薬液は球状のまま凍結する。そして、試薬が必要なときに、薬液が凍結した状態で試薬密封袋のシート部を薬品収容室を上側にしてマルチウエルプレートに載置すると、マルチウエルプレートの各ウエルの直上に各薬品収容室が密封シール材を隔てて臨む位置に配置される。薬品収容室を上側から押して変形させることにより凍結している球状の薬液を密封シール材を押し破ってマルチウエルプレートのウエル内に落とし入れることができる。
そのため、本発明の試薬密封袋は、試薬を小分けして冷凍保存できると共に、必要なときに取り出して簡便にマルチウエルプレートのウエルに添加することができる。
本発明は、複数のウエルが配列されているマルチウエルプレートの上面に配置されるシート部と、前記シート部のそれぞれの前記ウエルに対応した位置に前記シート部と一体に設けられている凹部形状の薬品収容室と、少なくとも前記薬品収容室の内面に設けられている撥水層とを有する試薬添加シートの前記薬品収容室内に薬液を注入する注入工程と、前記薬液を収容した前記試薬添加シートの前記シート部に開封可能な密封シール材を貼り付けて前記薬品収容室を密封することにより試薬密封袋を形成する密封工程と、前記試薬密封袋を冷凍保存する保存工程と、前記冷凍保存した試薬密封袋のシート部を前記薬品収容室を上側にしてマルチウエルプレート上に載置し、前記薬品収容室を上側から押すことにより、前記密封シール材を押し破って凍結している前記薬液を前記マルチウエルプレートの前記ウエル内に落とし入れる添加工程とを有することを特徴とする試薬添加方法を提供する。
本発明の試薬添加方法は、試薬を試薬密封袋の中に小分けして封入し、冷凍保存できると共に、必要なときに取りだして簡便にマルチウエルプレートのウエルに添加することができる。
本発明の試薬添加シート、試薬密封袋及び試薬添加方法は、試薬を小分けして冷凍保存できると共に、必要なときに取り出して簡便にマルチウエルプレートのウエルに添加することができる。
以下、本発明の試薬添加シート、試薬密封袋及び試薬添加方法の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の試薬添加シートの一実施形態を示すもので、図1(a)は平面図、図1(b)は図1のA−A’線に沿った断面図である。
試薬添加シート1は、マルチウエルプレートの上面に載置される形状のシート部2と、マルチウエルプレートの各ウエルに対応した位置にシート部と一体に設けられている凹部形状の複数の薬品収容室3とを有する。この試薬添加シート1は、真空成形、圧空成形、マッチドモールド成形などの成形法で合成樹脂製シートから薬品収容室3を構成する凹部形状が成形されている。
図4にマルチウエルプレートの一例を示す。図4(a)は平面図、図4(b)はB−B’線に沿った断面図を示す。マルチウエルプレートは、一枚のプレートに複数のウエルが規則正しく配置されたもので、マルチウエルプレートを使用することにより、一枚のプレートで多くのサンプルを扱い、実験の効率化を図ることができる。
マルチウエルプレートの大きさ及び形は世界的にほぼ統一されており、形状は同じであるが、ウエルの大きさにより、4ウエル、12ウエル、24ウエル、48ウエル、96ウエル、384ウエルなどのバリエーションがあり、使用目的によって使い分けされる。
図4に示したマルチウエルプレート400は、横12列、縦8行の合計96のウエル401が設けられている96ウエルである。透明なポリスチレン樹脂で一体成形され、ウエル401の底面が平板状になっている。マルチウエルプレート400の各ウエル401の開口部の周縁は、上面からやや突き出たリブ状になっている。また、マルチウエルプレートの上面の周縁に上面から突出した外周リブ402が設けられている。また、マルチウエルプレート400の一角に位置決めのための切り欠き部403が設けられている。マルチウエルプレート400の側面には外方に突出した段差部404が設けられ、この段差部404にマルチウエルプレートの上面全体を覆う図示しない蓋の下端縁を載置して蓋を被せることができるようになっている。
本発明の試薬添加シートは、いずれのマルチウエルプレートにも適用することができる。以下では、図4に示した96ウエルのマルチウエルプレート400に適した試薬添加シートについて説明を行う。
図1に示した試薬添加シート1のシート部2は、シート部2を薬品収容室3が上側になるように左右を逆にしてひっくり返したときに、マルチウエルプレート400の上面の周縁に設けられている外周リブ402の内面に外縁がほぼ接してマルチウエルプレート400の上面に収まって配置される形状である。そのため、シート部2を薬品収容室3が上側になるように左右を逆にしてひっくり返したときに、マルチウエルプレート400の一角に設けられている位置決めのための切り欠き部403に収まる切り欠き部21を有する。シート部2の下面又は上面には、各薬品収容室3をマルチウエルプレート400のウエル401に対応させる数字や文字等のマークが成形時の凹み又は印刷で設けられている。
試薬添加シート1を構成する凹部形状の薬品収容室3は、シート部2と一体に形成され、マルチウエルプレート400の各ウエルの中心と中心が一致するような位置にシート部2から下方に突出してそれぞれドーム状の形状に設けられている。96ウエルのマルチウエルプレートに使用する場合は、9mmピッチでウエル401が形成されているため、同じピッチで薬品収容室3が形成されている。
図2に薬品収容室3の拡大断面図を示す。図2に示すように、凹部形状の薬品収容室3は、シート部2と一体になっている半球状の薬品収容室壁31で構成されており、薬品収容室壁31の内面には、撥水層32が設けられている。薬品収容室3の形状は制限されないが、図2に示すように、やや深めの半球状の形状が好ましい。薬品収容室3の内面全体及びシート部2の上面全体、即ち、試薬添加シート1の上面全体には撥水層32が形成されている。この撥水層32は、薬品収容室3に注入された薬液をその撥水性で球状に形成し、凍結した薬液を容易に分離するために設けられている。そのため、撥水層32は少なくとも薬品収容室3の内面に設けられている必要がある。撥水層32は、シリコーン系撥水剤を試薬添加シート1の原材料の熱可塑性樹脂製シートに予め塗布し、硬化して形成することができる。また、フッ素を含有するシリコーン系撥水剤を真空蒸着法により熱可塑性樹脂製シート上に塗布することにより形成することも可能である。
薬品収容室3の大きさは、注入する薬液の容量によって決定されるが、一定量注入される薬液が撥水層32の撥水作用で球状になったときに、球状の薬液の頂点が薬品収容室3を密封する後述する密封シール材に触れない程度の深さとすることが好ましい。薬品収容室3内の球状の薬液の頂点が密封シール材に触れてしまうと、冷凍保存し、薬液が凍結したときに、凍結した薬液が密封シール材に接着してしまい、薬品収容室を凹ませて凍結した薬液を押し出す際に、凍結した薬液が密封シール材に付着して落下しないおそれがある。例えば、1μlの試薬が球状になると直径が約2mmになる。薬品収容室3の内径は薬液を球状として計算したときの直径に0〜4mm、好ましくは0〜2mm程度を加算した大きさ、深さは内径に0.2〜2mm程度を加算した大きさとすることが好ましい。
試薬添加シート1を形成する合成樹脂製シートの材質は特に制限されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂等を例示することができる。また、これらの樹脂の1層又は2層以上を用いたラミネートでもよい。この中でも、ポリエチレンテレフタレート(PET)を好ましく使用することができる。ポリエチレンテレフタレートは、適度な硬度を有し、張りがあるため、薬品収容室を押しつぶして変形させたときに、押し易いという特性を有する。
試薬添加シート1の材料となる合成樹脂製シートの厚さ、即ちシート部2の厚さは、20〜80μm程度が好ましい。シート部2の厚さが薄すぎると、真空成形法などの深絞り成形法で薬品収容室3を合成樹脂製シートから成形できないおそれがあり、一方シート部2の厚さが厚すぎると、薬品収容室3を構成する薬品収容室壁31の厚さが厚くなり、薬品収容室3を押しつぶすことが困難になる場合がある。
次に、本発明の試薬添加シート1を用いた本発明の試薬添加方法について、図3及び図4を参照しながら説明する。図3は、本発明の試薬添加方法を構成する工程を示したフローチャートである。なお、図3では、撥水層31は省略されている。
図3(a)及び図3(b)に示すように、本発明の試薬添加シート1の薬品収容室3に一定量の薬液Lを注入する注入工程を行う。注入された薬液Lは、薬品収容室3の内面を被覆している撥水層32(図3では示されていない)の撥水作用で球状になる。球状の薬液Lの頂点は薬品収容室3の上端縁より低い位置にある。各薬品収容室3毎に異なる種類の薬液を注入する場合、複数の薬品収容室3に同じ薬液を注入する場合、各薬品収容室3に同じ薬液を注入する場合もあり、注入の形態は自由である。
次に、図3(c)に示すように、密封工程で、試薬添加シート1のシート部2上面全体に試薬添加シート1のシート部2の形状と同じ形状の開封可能な密封シール材4を貼り合わせ、薬品収容室3の開口部を密封シール材4で封止し、薬品収容室3を密封シール材4で密封する。開封可能な密封シール材4としては、アルミニウムフィルムの下面にヒートシール材層を設けた熱融着型アルミ箔を例示することができる。この熱融着型アルミ箔は、例えば140℃、2秒程度のホットプレスで試薬添加シート1のシート部2に貼り合わせることができる。
試薬添加シート1のシート部2に密封シール材4が貼り合わされ、各薬品収容室3が密封され、各薬品収容室3内に薬液Lが封入されて、本発明の試薬密封袋10が形成されている。
次に、図3(d)に示すように、保存工程で、薬液Lを封入した試薬密封袋10を冷凍保存する。これにより、球状の薬液Lは、そのまま凍結し、球状の凍結薬液L’となる。この場合、球状の凍結薬液L’の上部には空間が存在し、凍結薬液L’は密封シール材4には接触していない。
試薬が必要になったときに、添加工程を行う。冷凍保存している試薬密封袋10を冷凍庫から取り出し、図4(b)に示すように、薬品収容室3を上側にして試薬密封袋10のシート部2をマルチウエルプレート400の切り欠き部403に切り欠き部21を合わせて載置すると、シート部2はマルチウエルプレート400の外周リブ402にほぼ接してマルチウエルプレート400に位置決めされて載置される。このとき、マルチウエルプレート400の各ウエル401の直上に各薬品収容室3が密封シール材4を隔てて配置される。このようにマルチウエルプレート400の上に試薬密封袋10を配置した後、図3(e)に示すように、各薬品収容室3を構成する薬品収容室壁31を例えばローラーのようなもので上側から押して変形させて球状の凍結薬液L’を上側から押し出すと、撥水層32の作用で球状の凍結薬液L’と薬品収容室3の間の接着力が小さいため、薬品収容室3の変形に伴って球状の凍結薬液L’が薬品収容室3から容易に分離し、球状の凍結薬液L’が密封シール材4を押し破ってマルチウエルプレート400のウエル401内に落下し、ウエル401内に凍結薬液L’を落とし入れて添加することができる。
このような試薬添加方法によれば、試薬添加シート1の各薬品収容室3内に一定量の高価な薬液を分注し、密封し、凍結保存することができる。また、薬液を使用するときは、薬品収容室3内の薬液は撥水層31の撥水作用で球状になり、薬品収容室3との接触面積が小さく、球状の凍結薬液L’は容易に薬品収容室3から分離するため、薬品収容室3を上側から変形させることにより、球状の凍結薬液L’を密封シール材4を突き破って容易に外部に取り出すことが可能である。
そのため、本発明の試薬添加方法は、一定量の試薬を小分けして密封し、冷凍保存できると共に、必要なときに取りだして簡便にマルチウエルプレートのウエルに添加することができる。
なお、試薬密封袋10を冷凍保存し、取り出してマルチウエルプレートの上に配置し、薬品収容室を上側から変形させる操作を自動的に行う専用の装置を用いることができる。
一面側にシリコーン撥水層が形成されている厚さ30μmのポリエチレンテレフタレートシートを用いて、このポリエチレンテレフタレートシートのシリコーン撥水層が設けられていない側の面から吸引する真空成形にて、96ウエルのマルチウエルプレートに対応する内径が2mm、深さが約2.2mmの半球状の薬品収容室3を形成し、121mm×80mmの矩形状に切り出し、切り欠き21を設けた図1に示した試薬添加シート1を作製した。この試薬添加シート1の薬品収容室3の内面も含めた上面全体にシリコーン撥水層が形成されている。
この試薬添加シート1の各薬品収容室3に10μリットルの試薬を分注した。注入した試薬は直径が約2mmの球状となった。
この試薬添加シート1に密封シール材4として熱融着型アルミ箔を140℃、2秒のホットプレスで貼り付けて各薬品収容室3の開口部を密封し、試薬を薬品収容室の中に封入して試薬密封袋10を作製した。この試薬密封袋10を冷凍庫で薬品収容室3を下側にして凍結保存した。凍結した試薬は直径が約2mmの球状であった。
凍結保存した試薬密封袋10を冷凍庫から取り出し、薬品収容室3が上側になるように裏返し、マルチウエルプレート400の上面の周縁リブ402の中にシート部2が収まるように載置し、表面が硬いローラーで突出している薬品収容室3を順次押しつぶすことにより、各薬品収容室に封入されていた球状の凍結薬液がアルミ箔4を押し破って押し出されてマルチウエルプレート400の各ウエル401内に落下し、96個の各薬品収容室3から96個の各ウエル401内に球状の凍結薬液を問題なく添加することができた。
本発明の試薬添加シート、試薬密封袋及び試薬添加方法は、創薬開発研究、DNA解析、タンパク解析などにおける試薬を小分けして冷凍保存し、必要なときに簡便に取りだして使用することができるため、特にバイオ産業に利用可能である。
本発明の試薬添加シートの一実施形態を示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A’線に沿った断面図である。 本発明の試薬添加シートの薬品収容室の拡大断面図である。 (a)〜(e)は本発明の試薬添加方法の工程を示すフローチャートである。 マルチウエルプレートの一例を示すもので、(a)は平面図、(b)はB−B’線に沿った断面図である。
符号の説明
1: 試薬添加シート
2: シート部
21: 切り欠き部
3: 薬品収容室
31: 薬品収容室壁
32: 撥水層
4: 密封シール材
L: 薬液
L’: 凍結薬液
10: 試薬密封袋
400: マルチウエルプレート
401: ウエル
402: 外周リブ
403: 切り欠き部

Claims (2)

  1. 複数のウエルが配列されているマルチウエルプレートの上面に配置されるシート部と、
    前記シート部のそれぞれの前記ウエルに対応した位置に前記シート部と一体に設けられている、内径に0.2〜2mmを加算した深さの深めの半球状の形状の複数の薬品収容室と、
    少なくとも前記薬品収容室の内面に設けられている撥水層とを有する試薬添加シートと、
    前記シート部に貼り付けられて前記薬品収容室を密封している開封可能な密封シール材と、
    前記薬品収容室内に封入されている球状の凍結薬液と
    を有することを特徴とする試薬密封袋。
  2. 複数のウエルが配列されているマルチウエルプレートの上面に配置されるシート部と、前記シート部のそれぞれの前記ウエルに対応した位置に前記シート部と一体に設けられている凹部形状の複数の薬品収容室と、少なくとも前記薬品収容室の内面に設けられている撥水層とを有する試薬添加シートの前記薬品収容室内に薬液を注入する注入工程と、
    前記薬液を収容した前記試薬添加シートの前記シート部に開封可能な密封シール材を貼り付けて各前記薬品収容室を密封することにより試薬密封袋を形成する密封工程と、
    前記試薬密封袋を冷凍保存する保存工程と、
    前記冷凍保存した試薬密封袋のシート部を前記薬品収容室を上側にしてマルチウエルプレート上に載置し、前記薬品収容室を上側から押すことにより、前記密封シール材を押し破って凍結している前記薬液を前記マルチウエルプレートの前記ウエル内に落とし入れる添加工程と
    を有することを特徴とする試薬添加方法。
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