JP4423099B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークを保持するテーブルを有し、入力された駆動力に基づいて前記テーブルを回転させる回転テーブル装置を備えた工作機械に関する。
加工エリアでマシニングセンタ等を用いてワークを加工する工作機械のなかには、前記加工エリアに、ワークを回転可能に保持する回転テーブル装置を備えているものがある(特許文献1を参照。)。そして、この工作機械によれば、次のような手順でワークの加工が行われる。
先ず、加工エリアに未加工のワークを搬入し、このワークを回転テーブル装置に保持させる。次に、ワークを適宜連続回転又は間欠回転させながらマシニングセンタの工具によってワークを加工する。そして、当該加工後には、この加工済みのワークを前記回転テーブル装置から取り外して加工エリアから搬出する。
但し、この回転テーブル装置が故障した場合には、当該回転テーブル装置の修理が終わるまで、加工を行えないこととなり、前記工作機械の稼働率が低下する虞がある。
特開2003−311565号公報(第4頁−第5頁)
そこで、この問題を解決可能な工作機械の参考例としては、例えば、図19に示すように、加工エリアA1への搬入及び搬出可能に複数の回転テーブル装置321を備える構成が考えられる。そして、加工エリアA1以外の作業エリアにおいて、各回転テーブル装置321にワークWを保持させて待機させておけば、万一、加工エリアA1内で加工中の回転テーブル装置321が故障した場合でも、待機中の回転テーブル装置321を加工エリアA1に搬入することによって、すぐに加工を再開させることができて、もって、工作機械301の稼働率を下げずに済む。
しかしながら、この回転テーブル装置321の駆動源は、一般に、付属の電源ケーブル362によって電力投入されるモータ361である。このため、前記加工エリアA1への搬入及び搬出に伴って、複数の回転テーブル装置321の電源ケーブル362が絡まってしまう虞がある。
本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、ワークを保持する回転テーブル装置が故障しても工作機械の稼働率を下げずに済み、また、前記回転テーブル装置の駆動源に動力を投入するための電源ケーブルの如き動力伝達経路部材の絡まりを未然に防ぐことが可能な工作機械を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1に示す発明は、ワークを保持するテーブルを有し、入力された駆動力に基づいて前記テーブルを回転させる回転テーブル装置と、該回転テーブル装置が搬入及び搬出される、前記ワークを加工するための加工エリアとを備えた工作機械において、前記加工エリアには、前記回転テーブル装置に連結されて前記駆動力を入力するための駆動源が、前記回転テーブル装置から切り離し可能に配置されており、前記加工エリアには、前記工作機械に保持された工具が配置されており、前記回転テーブル装置に前記駆動源が連結され且つ前記工作機械に前記工具が保持された状態で、前記テーブルに保持された前記ワークを、前記回転テーブルに連結された前記駆動源からの駆動力により間欠回転又は連続回転させながら、前記工具により加工することを特徴とする。
上記発明によれば、前記加工エリアに配置された前記駆動源は、前記回転テーブル装置から切り離し可能である。よって、万一、加工エリアで加工作業中の回転テーブル装置が故障した場合であっても、当該加工作業を長く中断すること無く、直ぐに再開させることができる。すなわち、故障した回転テーブル装置を前記駆動源から切り離して、加工エリアから搬出し、その代わりに、ワークを保持した正常な回転テーブル装置を搬入して、前記駆動源に連結すれば、即座に加工作業を再開させることができる。
従って、故障した回転テーブル装置の修理を一切待たずに、加工作業をほぼ連続的に行うことができて、この工作機械の稼働率を高く維持可能となり、その生産性を高く維持できる。
また、前記搬入及び搬出の際には、回転テーブル装置から駆動源を切り離すことができる。従って、駆動源に電力等の動力を投入するための電源ケーブルの如き動力投入用経路部材の絡まりを有効に防止可能となる。
更には、複数の回転テーブル装置に亘って、一つの駆動源を共用できるので、工作機械の製造コストや保守費用を全体として低減可能となる。
請求項2に示す発明は、請求項1に記載の工作機械において、前記搬出時には、前記回転テーブル装置から前記駆動源が切り離され、前記搬入時には、前記回転テーブル装置に前記駆動源が連結されることを特徴とする。
上記発明によれば、請求項1に係る作用を確実に奏することができる。
請求項3に示す発明は、請求項1又は2に記載の工作機械において、前記回転テーブル装置の前記加工エリアに対する搬入及び搬出は、前記テーブルに前記ワークが保持された状態でなされることを特徴とする。
上記発明によれば、ワークを回転テーブル装置に保持させるための作業場所として、前記加工エリアよりも更に適したところを適宜選択可能であり、つまり、保持作業場所の選定自由度に優れる。
請求項4に示す発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の工作機械において、前記駆動源は、そのケーシングに軸心回りに回転可能に支持されて駆動回転する駆動軸を有し、前記回転テーブル装置は、前記テーブルを軸心回りに回転可能に支持するハウジングと、該ハウジングに軸心回りに回転可能に支持された入力軸と、該入力軸に形成されたカムと、前記テーブルの外周面に設けられて前記カムに係合するカムフォロアとを有し、前記駆動軸と前記入力軸とは、第1連結構造を介して、互いの軸心回りの相対回転を規制されつつ切り離し可能に連結されるとともに、該連結状態における前記ケーシングは、第2連結構造を介して、前記ハウジングに回転不能に連結されていることを特徴とする。
上記発明によれば、第2連結構造によって駆動源のケーシングと回転テーブル装置のハウジングとは回転不能に連結される。よって、前記駆動源の駆動軸の回転反力がケーシングに作用しても、当該ケーシングは動くこと無く前記回転反力に有効に対抗可能である。従って、前記駆動軸は、所期の駆動力を入力軸へと、確実かつ安定的に伝達可能となる。
また、前記回転テーブル装置は、カム及びカムフォロアを使用して前記テーブルを回転させる。従って、テーブルの高速回転時の静穏性に優れる。
請求項5に示す発明は、請求項4に記載の工作機械において、前記カムは、グロボイダルカムであることを特徴とする。
上記発明によれば、カムとしてグロボイダルカムを用いている。よって、常に少なくとも二つのカムフォロアによって、グロボイダルカムのリブの両側の側面を挟み込んでいて、カムフォロアとリブとの間にはバックラッシを全く有さない構造になっている。そして、このグロボイダルカムのリブに、カム曲線が表現されている。従って、カム曲線に表現された計画通りの回転を、前記カムフォロアを通してテーブルにさせることが可能となる。
また、上記の挟み込む構成であるために、前記テーブルの回転負荷が大きい場合にも高精度に回転させることが可能である。従って、この回転テーブル装置を、大きな回転負荷が作用する旋盤の回転主軸としても、使用することができる。
請求項6に示す発明は、請求項4又は5に記載の工作機械において、前記第1連結構造は、前記駆動軸及び前記入力軸の何れか一方の軸に、その軸心と回転中心を揃えて形成された嵌合凹部と、もう一方の軸に、その軸心と回転中心を揃えて形成されて前記嵌合凹部に嵌入される嵌合凸部とを有し、前記第2連結構造は、前記ケーシング及び前記ハウジングの何れか一方に形成された係合凹部と、もう一方に形成されて前記係合凹部に係合する係合凸部とを有することを特徴とする。
上記発明によれば、駆動軸と入力軸とは、嵌合凹部に嵌合凸部が嵌入されることによって連結される。従って、駆動源と回転テーブルとを、前記嵌入方向たる前記軸心方向に相対移動させるだけで、これらを連結したり切り離したりすることができて、当該連結及び切り離し動作の安定性に優れる。
請求項7に示す発明は、請求項6に記載の工作機械において、前記嵌合凹部及び前記嵌合凸部の何れか一方は、前記駆動軸及び前記入力軸の何れか一方に、相対回転を規制されて保持された軸継ぎ手に形成されており、該軸継ぎ手は、前記嵌入方向に作用する外力に応じて、前記方向に移動可能に案内されていることを特徴とする。
上記発明によれば、駆動軸を入力軸に連結する際に、これらの嵌合凹部と嵌合凸部との間の回転角度等がずれていて、うまく嵌入しない場合であっても、前記軸継ぎ手が嵌入方向に移動することによって、嵌合凹部に対する嵌合凸部の押し込みを許容しながら回転等して、両者の回転角度等を一致させることができて、もって前記嵌合凹部に嵌合凸部を、速やかに嵌入させることが可能となる。
請求項8に示す発明は、請求項6又は7に記載の工作機械において、前記嵌合凹部から前記嵌合凸部を外す際に、前記嵌入方向と逆方向に所定の大きさの力を加えないと外れないような外れ止め構造を、前記第1連結構造及び前記第2連結構造の何れか一方が備えていることを特徴とする。
上記発明によれば、前記所定の大きさの力以上の力を加えないと、前記駆動源を前記回転テーブル装置から切り離すことができない。従って、回転テーブル装置と駆動源との連結状態が安定する。
請求項9に示す発明は、請求項8に記載の工作機械において、前記外れ止め構造は、前記駆動源側及び前記回転テーブル装置側の何れか一方の部分に形成された係合溝と、もう一方の部分に設けられて、前記連結状態において前記係合溝に臨む係合部材と、該係合部材を前記係合溝へ押し付ける押し付け部材とを有していることを特徴とする。
上記発明によれば、係合溝、係合部材、及び押し付け部材という簡単な構造によって、外れ止め構造を構成可能となる。
請求項10に示す発明は、請求項6乃至9のいずれかに記載の工作機械において、前記加工エリアには、前記嵌入方向及びその逆方向に移動可能に案内された把持部を有する駆動源着脱装置が配置されており、前記駆動源を把持した前記把持部が、前記嵌入方向及びその逆方向に移動することによって、前記駆動源と前記回転テーブル装置との連結及び切り離しを行うことを特徴とする。
上記発明によれば、前記把持部を嵌入方向及びその逆方向に移動するという簡単な動作によって、前記駆動源と前記回転テーブル装置とを連結したり切り離したりすることができる。従って、前記連結及び切り離し動作の安定性に優れる。
請求項11に示す発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載の工作機械において、
前記加工エリアに搬入された回転テーブル装置は、前記工具に対して相対移動可能に案内されていることを特徴とする。
上記発明によれば、工作機械の工具に対して、ワークを相対移動させながら加工を行うことができて、加工の自由度に優れる。
請求項12に示す発明は、請求項1乃至11のいずれかに記載の工作機械において、前記ワークを保持した状態で、複数の回転テーブル装置が、前記加工エリア外にて待機していることを特徴とする。
上記発明によれば、加工エリアが空いたら、即座に、ワークを保持した状態の回転テーブルを搬入することができて、加工エリアの稼働率を高く維持可能となる。
請求項13に示す発明は、請求項1乃至12に記載の工作機械において、前記回転テーブル装置が、移動可能に案内される搬送軌道を有し、該搬送軌道には、前記加工エリアへの分岐ポイントが設定され、該分岐ポイントを介して前記加工エリアに対する搬入及び搬出がなされることを特徴とする。
上記発明によれば、前記搬送軌道における加工エリアへの分岐ポイントを介して、回転テーブル装置の加工エリアへの搬入及び搬出を容易に行うことができる。
請求項14に示す発明は、請求項13に記載の工作機械において、前記搬送軌道は循環軌道を有し、該循環軌道は、前記回転テーブル装置に前記ワークを保持させる作業を行う作業エリアであることを特徴とする。
上記発明によれば、循環軌道を作業エリアとして使用することができる。
請求項15に示す発明は、請求項14に記載の工作機械において、前記循環軌道における前記回転テーブル装置は、前記ワークを前記循環軌道の内側に向けて移動し、前記分岐ポイントでは、前記循環軌道の外側に位置する前記加工エリアに、前記ワークが前記内側を向いた状態で搬入され、前記加工エリアにおける前記ワークと逆側の位置に、前記駆動源及び駆動源着脱装置が配置されていることを特徴とする。
上記発明によれば、前記循環軌道においては、前記ワークは常に前記循環軌道の内側を向いている。従って、当該循環軌道の内側の空きスペースを、回転テーブル装置にワークを保持させるための作業エリアとして有効活用することができる。
また、前記分岐ポイントでは、前記循環軌道の外側に位置する前記加工エリアに、前記ワークが前記内側を向いた状態で搬入され、更に、この加工エリアにおける前記ワークと逆側の位置に、前記駆動源及び駆動源着脱装置が配置されている。従って、回転テーブル装置、駆動源、及び駆動源着脱装置は、ワークよりも加工エリアの端の方に位置することになるため、これら装置が、加工作業の邪魔になることは一切ない。
請求項16に示す発明は、請求項1乃至15のいずれかに記載の工作機械において、前記駆動源は、サーボモータであることを特徴とする。
上記発明によれば、テーブルの回転角度の制御を高精度に行うことができる。従って、回転テーブルの回転方向に沿って、ワークの加工面が複数有る場合には、テーブルを高精度に割り出し回転することによって、各加工面の加工を行うことができて、加工の自由度に優れる。
請求項17に示す発明は、請求項1乃至16のいずれかに記載の工作機械において、電力等の動力が投入されることによって、前記駆動源は前記駆動力を発生し、該駆動源には、前記動力を投入するための電源ケーブル等の動力投入用経路部材が接続されていることを特徴とする。
上記発明によれば、駆動源に動力を投入するための方法として、無線などの特殊な方法によらずに、電源ケーブル等の一般的な動力投入用経路部材を用いているため、その汎用性に優れる。
本発明によれば、ワークを保持する回転テーブル装置が故障しても工作機械の稼働率を下げずに済み、また、前記回転テーブル装置の駆動源に動力を投入するための電源ケーブルの如き動力伝達経路部材の絡まりを未然に防ぐことが可能な工作機械を提供することができる。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
===第1実施形態===
<<<工作機械の概要>>>
図1は第1実施形態に係る工作機械1の斜視図である。なお、説明の便宜上、図1の右上に示すように、互いに直行する3方向のうちの水平方向の左右をX方向とし、鉛直方向の上下をY方向とし、水平方向の前後をZ方向と定義する。
この工作機械1は、工具Tを用いてワークWを加工するための加工エリアA1と、ワークWを保持した複数の回転テーブル装置21を、所定の搬送軌道Trに沿って搬送する回転テーブル搬送機構81とを備えている。そして、前記搬送軌道Tr上に設定された加工エリアA1への分岐ポイントP1を介して、未加工のワークWを保持した回転テーブル装置21が加工エリアA1へ搬入される一方、同加工エリアA1での加工後には、前記分岐ポイントP1を介して、前記回転テーブル装置21は、加工済のワークWを保持した状態で搬送軌道Trへ搬出されるようになっている。
<<<加工エリアA1>>>
図1に示すように、加工エリアA1のZ方向の後ろ隣りには、横形マシニングセンタ11が配置されている。この横形マシニングセンタ11は、Z方向の前後に移動可能なコラム12と、このコラム12に設けられてY方向の上下に移動可能な主軸頭13とを有しており、この主軸頭13の水平な主軸14には、前記工具Tが保持されている。そして、加工エリアA1内に搬入されてX方向の左右に移動可能な回転テーブル装置21に対して、工具TをZ方向及びY方向に移動させることによって、前記回転テーブル装置21が保持するワークWに対して各種の加工を施すようになっている。なお、加工エリアA1内における回転テーブル装置21のX方向の移動は、加工エリアA1の基台17上面に、X方向に沿って配置されたスライドガイド18によって達成されている。
この横形マシニングセンタ11のX方向の左隣りには、前記工具Tを多種類に亘って収納する工具マガジン15が配置されており、更には、この工具マガジン15と横形マシニングセンタ11との間には、自動工具交換装置(ATC)16が配置されている。そして、このATC16によって、主軸14の使用済み工具が、前記工具マガジン15から取り出された次に使用予定の工具(不図示)に交換される。
なお、前記加工エリアA1内におけるX方向の左端には、回転テーブル装置21の駆動源としてのモータ61及びモータ着脱装置71が配置されているが、これについては後述する。
<<<回転テーブル搬送機構81>>>
回転テーブル搬送機構81は、前記加工エリアA1のX方向の右隣りに配置されており、その搬送軌道Trとして、X方向に長い環状の循環軌道Trを有している。この循環軌道Trは、床面F上の基台82に環状に敷設されたレール83と、このレール83に案内支持されて移動する複数の移動台84とによって達成されている。そして、各移動台84には、回転テーブル装置21を備えたパレット85が載置されており、前記移動台84がレール83に沿って移動することによって、回転テーブル装置21がパレット85ごと搬送されるようになっている。
なお、各移動台84の上面には、X方向に沿うスライドガイド86が固定され、また、パレット85には、前記スライドガイド86にスライド移動可能に係合するスライドブロック(不図示)が固定されており、これによって、前記パレット85は、移動台84上をX方向に移動可能に案内支持されている。また、前記循環軌道Trの左端には、前記分岐ポイントP1が設定されており、この分岐ポイントP1に移動台84が停止した際には、その移動台84のスライドガイド86は、前記加工エリアA1の基台17上面のスライドガイド18に対して、高さ方向(Y方向)及びZ方向の位置に関して揃うようになっている。従って、この分岐ポイントP1に位置するパレット85は、加工エリアA1のスライドガイド18へと乗り移り可能であり、これによって、循環軌道Trの回転テーブル装置21は前記加工エリアA1へ搬入される。また、当然ながら、加工エリアA1にあるパレット85も、分岐ポイントP1に停止している移動台84のスライドガイド86へは乗り移り可能であり、これによって、加工エリアA1の回転テーブル装置21は、循環軌道Trへ搬出される。
前記移動台84を駆動する駆動構成としては、例えば、モータ(不図示)により駆動回転する車輪(不図示)を備えて、この車輪にて前記レール83を自走する構成等が挙げられるが、これ以外の構成を用いても良い。
また、前記パレット85に対しても自走する駆動構成を適用可能である。図2は、この駆動構成の一例を説明するための工作機械1の上面図であり、加工エリアA1から分岐ポイントP1にかけて部分的に示している。また、図3は、図2中のIII-III線矢視の断面図である。
この駆動構成にあっては、前記移動台84上面及び加工エリアA1の基台17上面に前記X方向に沿って適宜ピッチで配されたカムフォロア111からなるカムフォロア列111aと、前記パレット85に回転可能に軸支され、その回転軸123aを前記X方向に沿わせて設けられるとともに、前記カムフォロア列111aの各カムフォロア111,111,…111を係合させて転動させるための転動溝123を外周面に有する円筒カム121とを備えている。そして、この駆動構成によれば、パレット85に固定された不図示のモータによって前記円筒カム121を駆動回転して、その転動溝123に前記カムフォロア111,111,…111を順次転動させて当該カムフォロア111を前記回転軸方向に移動させることによって、前記パレット85をX方向に直進させることができる。
ところで、図1に示すように、前記循環軌道Trにおける前記回転テーブル装置21は、ワークWを前記循環軌道Trの内側に向けた状態で搬送されるようになっている。従って、前記循環軌道Trに囲まれた内側の空きスペースを、例えば、回転テーブル装置21にワークWを保持させるための作業エリアA2として活用することができる。
また、前記分岐ポイントP1では、循環軌道Trの左側に位置する前記加工エリアA1に、前記ワークWが前記内側を向いた状態、すなわち右側を向いた状態で搬入され、更に、この加工エリアA1における左端に、前記モータ61及びモータ着脱装置71が配置されている。従って、これら回転テーブル装置21、モータ61、及びモータ着脱装置71が、ワークWよりも加工エリアA1の左端側に位置することとなり、もって、これら装置21,61,71が、ワークWの右側のマシニングセンタ11による加工作業の邪魔になることは一切ない。
<<<回転テーブル装置21>>>
図4乃至図7に、回転テーブル装置21の説明図を示す。図4は、モータ61を連結した状態の回転テーブル装置21の斜視図であり、図5は、その中心縦断面図、図6は図5中のVI-VI線矢視の断面図である。また、図7は、モータ61を切り離した状態の回転テーブル装置21の中心縦断面図である。なお、図5及び図7では、駆動軸63を側面視で、また入力軸41等を部分的に側面視で示している。
この回転テーブル装置21は、ワークWを保持しつつ回転可能な略円柱形状のテーブル23と、このテーブル23を回転させるための回転駆動力が入力される入力軸41と、これらテーブル23及び入力軸41を回転可能に支持するハウジング27とを備えている。そして、前記入力軸41に、前記加工エリアA1のモータ61が連結されて前記回転駆動力が入力されると、前記テーブル23がその軸心C23回りに回転するようになっている。
詳細には、図6に示すように、前記テーブル23は、その軸心C23を水平方向に向けた状態で、クロスローラ軸受け29を介してハウジング27に支持されている。このテーブル23の外周面には、その周方向に沿って等間隔に、複数のカムフォロア31が設けられている。また、テーブル23の盤面23aには、ワークWを保持するためのチャック33が設けられている。
一方、図5に示すように、入力軸41は、その軸心C41を鉛直方向の上下に向けながら、上下一対の玉軸受け43によってハウジング27に回転自在に支持されている。この入力軸41の上端部には、前記モータ61の駆動軸63が後記第1連結構造を介して連結される。
また、この入力軸41の外周面には、前記カムフォロア31と係合するグロボイダルカム45が形成されている。すなわち、前記外周面には螺旋状にリブ45aが形成されており、前記カムフォロア31は、このリブ45aに噛み合っている。そして、このリブ45aの形成位置は、入力軸41の周方向に沿って軸心方向の上下に変位するようになっているため、前記モータ61によって入力軸41が駆動回転されると、グロボイダルカム45の回転に伴って、このリブ45aと噛み合うカムフォロア31が、順次、テーブル23の周方向に移っていき、これによって、テーブル23が前記水平な軸心C23回りに回転するようになっている。
ちなみに、前述の噛み合い状態においては、前記カムフォロア31は、隣りのカムフォロア31及びその更に隣りのカムフォロア31の何れか一方とによって、前記リブ45aの両側の側面45bを挟み込んでいる。そして、これによって、カムフォロア31とリブ45aとの間にバックラッシを許容しない構成が達成される結果、前記リブ45aに表現された計画通りの回転を、カムフォロア31を通して前記テーブル23に行わせることが可能となっている。
また、上述の挟み込む構成であるために、前記テーブル23の回転負荷が大きい場合にもテーブル23を高精度に回転させることが可能であり、もって、この回転テーブル装置21を、大きな回転負荷が作用する旋盤の回転主軸としても適用可能である。
<<<回転テーブル装置21に連結されるモータ61とモータ着脱装置71>>>
前記モータ61は、図1に示す加工エリアA1に配置されている。そして、このモータ61は、図1及び図5のように加工エリアA1に搬入された回転テーブル装置21に対して連結されて駆動源として機能する一方、ワークWの加工が終了して回転テーブル装置21が前記加工エリアA1から搬出される際には、図7のように回転テーブル装置21から切り離される。従って、図1に示すように、回転テーブル装置21が、加工エリアA1以外の任意の場所に在る時には、当該回転テーブル装置21は前記モータ61を備えておらず、これによって、この回転テーブル装置21の搬送時に、モータ61付属の電源ケーブル62が絡まってしまうことを未然に防止することができる。
図7に示すように、このモータ61は、ステータ側の部品であるケーシング64と、このケーシング64に回転自在に軸支されるロータ側の部品である前記駆動軸63とを備えている。そして、付属の電源ケーブル62から電力が投入されると、前記駆動軸63が軸心C63回りに回転する。
この駆動軸63の軸心C63は、鉛直方向を向いており、もって、この駆動軸63の下端部が、第1連結構造を介して前記回転テーブル装置21の入力軸41の上端部に、互いの回転中心を揃えながら連結される。
図8には、図7中のVIII部を拡大して示している。前記第1連結構造は、所謂スプライン嵌合であり、図示例にあっては、モータ61の駆動軸63に、その軸心C63と回転中心を揃えて嵌合凸部63aが形成され、回転テーブル装置21の入力軸41には、その軸心C41と回転中心を揃えて嵌合凹部41aが形成されている。そして、前記モータ61が、その下方に位置する回転テーブル装置21に対して下降していき、そのハウジング27上面に載置される過程において、前記駆動軸63の嵌合凸部63aが、前記入力軸41の嵌合凹部41aに嵌入されることによって連結される。
なお、この嵌合凸部63aと嵌合凹部41aの水平断面形状は、共に矩形形状であるために、当該連結状態にあっては、軸心C41回りの互いの相対回転は規制され、もって、モータ61の回転駆動力を回転テーブル装置21へ入力可能となっている。
ちなみに、前記嵌合凸部63aの周縁部63bには、面取りが施されているため、前記嵌入時に、互いの軸心の位置及び回転角度が多少ずれていても、これらのずれを許容して、速やかに嵌合凸部63aは嵌合凹部41a内に案内される。
ところで、モータ61の駆動軸63が駆動回転する際には、モータ61のケーシング64は、前記回転方向と逆向きの回転反力を受ける。そして、この回転反力に対抗できずにケーシング64が動いてしまうと、前記駆動軸63の回転動作精度は悪くなる。ここで、この回転反力に対抗するための対抗力としては、例えば、モータ61自重に起因してそのケーシング64とハウジング27との当接面に作用する摩擦抵抗力が挙げられる。但し、この摩擦抵抗力よりも回転反力の方が大きい場合には対抗力としては十分でないため、本第1実施形態では、ケーシング64とハウジング27とを回転不能に連結するための第2連結構造を備えている。この第2連結構造は、図8に示すように、ケーシング64の下端面から突設された複数の回り止めピン(係合凸部)64aと、これら回り止めピン64aに対応させて前記ハウジング27の上端面に形成されたピン孔(係合凹部)27aとを有している。そして、これらが係合することによって、ケーシング64はハウジング27に保持されて、もって、前記回転反力に有効に対抗可能となっている。
このモータ61の回転テーブル装置21への着脱(前述した「連結」及び「切り離し」のことを言う)は、前記加工エリアA1に配置されたモータ着脱装置71によって行われる。図9に、このモータ着脱装置71によって回転テーブル装置21とモータ61とが連結される様子を示す。
このモータ着脱装置71は、加工エリアA1に固定された本体72と、この本体72にリニアガイド73を介して、前記嵌入方向に揃えて上下昇降可能に案内支持された把持部74とを備えている。そして、把持部74のX方向の先端には、開閉駆動するU字状のアーム74aが設けられており、このアーム74aの内側にモータ61を位置させて開閉することによって、前記モータ61を掴んだり放したりする。
なお、前記把持部74を昇降する駆動機構としては、例えば、モータ76を備えた送りねじ機構等が適用可能である。すなわち、前記モータ着脱装置71の本体72には、上下方向に軸心を揃えた雄ねじ77が回転自在に軸支され、また、前記把持部74には雌ねじ(不図示)が固定され、当該雌ねじは、前記雄ねじ77に螺合している。よって、前記モータ76の回転によって雄ねじ77が回転すると、この雄ねじ77に螺合する雌ねじが、前記軸心方向たる上下方向に移動し、これによって、把持部74に昇降動作を行わせることができる。
そして、このようなモータ着脱装置71によれば、次のようにして、モータ61の着脱が行われる。
先ず、図2に示すように、加工エリアA1に搬入された回転テーブル装置21は、その自走するパレット85によって、X方向の左端に設定されたモータ着脱位置S1まで移動する。すると、このモータ着脱位置S1に配置されている前記モータ着脱装置71は、モータ61を把持した把持部74を上方の待機位置から下降させて、図9に示すように回転テーブル装置21のハウジング27上面に前記モータ61を載置させ、この載置状態で停止する。なお、この下降過程には、図5に示すように、回転テーブル装置21の入力軸41の嵌合凹部41aには、モータ61の駆動軸63の嵌合凸部63aが嵌入されるとともに、回転テーブル装置21のハウジング27のピン孔27aには、モータ61のケーシング64の回り止めピン64aが挿入される。ちなみに、このように嵌入等がなされる位置関係には、モータ着脱装置71の水平面内における配置位置を適宜調整することによって達成される。
そうしたら、図9に示す状態のまま、把持部74のアーム74aを開かせてモータ61を放させた後、把持部74を上方の待避位置へと戻し、これをもって、回転テーブル装置21へのモータ61の連結動作は終了する。
一方、モータ61を装着された回転テーブル装置21は、図2に示すように、マシニングセンタ11の工具Tがある右側の加工位置S2までX方向に沿って移動し、その後、マシニングセンタ11によるワークWの加工作業が開始される。なお、この時には、図4に示すように、回転テーブル装置21は、モータ61から回転駆動力を与えられてテーブル23を回転する。そして、この時に、テーブル23を連続回転すれば、旋盤のようにワークWを旋削加工することも可能であるし、また、テーブル23を間欠回転すれば、ワークWの複数の加工面に対してフライス盤のようにミーリング加工をすることもできる。なお、これら連続回転や間欠回転動作の設定は、前記グロボイダルカムのリブ形状の設計によって達成される。
この加工作業が終わったら、図2に示すように、回転テーブル装置21は、再び、X方向の左端にある前記モータ着脱位置S1へ移動する。そうしたら、モータ着脱装置71は、図9に示すように、待機位置の把持部74を先程の停止位置まで下降させた後、把持部74のアーム74aを閉じさせて把持部74にモータ61を掴ませる。そして、そのまま把持部74を待機位置まで上昇させる。なお、この上昇過程においては、図8に示すように、前記嵌合凹部41aから嵌合凸部63aが抜けるとともに、ピン孔27aから回り止めピン64aが抜けて、回転テーブル装置21からモータ61は切り離され、これをもって、回転テーブル装置21からのモータ61の切り離し動作が終了する。そして、モータ61を切り離された回転テーブル装置21は、X方向の右側へ移動して、図2に示す前記分岐ポイントP1で待機していた移動台84に乗り移り、もって加工エリアA1から循環軌道Trへと搬出される。
===第2実施形態===
第1実施形態に係る連結構造にあっては、前記モータ61に、その自重以上の上方向の外力が作用すると、前記回転テーブル装置21から外れてしまう虞があったが、本第2実施形態に係る連結構造は、この外れを阻止するための外れ止め構造を有している点で主に相違する。
図10乃至図12に、本第2実施形態に係る連結構造の説明図を示す。図10は連結構造の外観を示す側面図であり、図11はその中心縦断面図である。また、図12は、連結過程を示す中心縦断面図であって、その左半部には連結直前の状態を示し、右半部には連結状態を示している。なお、図11及び図12では、駆動軸63を側面視で、また入力軸41等を部分的に側面視で示している。また、第1実施形態に係る連結構造と同じ部分については同じ符号を付して示し、その説明は省略する。
図10及び図11に示すように、この第2実施形態に係るモータ61のケーシング64は、その下端面64bから、前記駆動軸63と同心に突出する円筒部(以下、小径円筒部と言う)65を有しており、また、回転テーブル装置21のハウジング27の上端面27bには、この小径円筒部65を内側に収容可能な円筒部(以下、大径円筒部と言う)28が固定されている。そして、モータ61と回転テーブル装置21との連結状態においては、前記大径円筒部28の内側に前記小径円筒部65が挿入される。ちなみに、この大径円筒部28と小径円筒部65とは、駆動軸63の嵌合凸部63aが入力軸41の嵌合凹部41aに嵌入される際の互いの軸心位置のずれを矯正するガイド部材として機能する。
前記小径円筒部65には、周方向に沿って適宜ピッチで複数の円孔65aが形成されており、各円孔65aには、球状のボール(係合部材)66が、前記小径円筒部65の径方向に移動可能に埋設されている。また、各ボール66よりも径方向の内側の部分には、コイルスプリング(押し付け部材)67が、その伸縮方向を前記径方向に揃えて放射状に配置されており、各ボール66には、径方向の外側に押し出す方向の弾性力が与えられている。よって、このボール66は、図11中の二点鎖線で示すように、径方向の内向きに作用する外力に応じて円孔65a内へと埋没し、外力が無くなれば円孔65aからその一部を突出する。なお、前記円孔65aは、前記小径円筒部65の外周面の部分において、前記ボール66よりも小径に括れており、これによって、このボール66が円孔65aの外側へ脱落することは阻止されている。
他方、前記大径円筒部28の内周面には、周方向に沿った環状の係合溝28aが形成されている。そして、図12の右半部に示す連結状態においては、前記ボール66と前記係合溝28aとは対面しており、当該ボール66は、コイルスプリング67によって前記係合溝28aへ押し付けられて係合するようになっている。そして、この係合によって、回転テーブル装置21に連結したモータ61が、簡単に外れてしまうのを防ぎ、もって連結状態の安定化が図られている。
すなわち、この連結状態においては、モータ61の自重と同じ外力でモータ61を引き上げても前記係合が解かれないために、モータ61を回転テーブル装置21から外すことはできず、その連結状態は安定している。但し、コイルスプリング67の弾性力に抗して、前記ボール66を小径円筒部65内に押し込み得る外力でモータを引き上げれば、モータ61を外すことが可能である。
ところで、図10を参照してわかるように、この第2実施形態は、第1実施形態が具備していた回り止めピン64a及びピン孔27aを備えていないが、これら回り止めピン64a等の代わりに、小径円筒部65及び大径円筒部28には回り止め部材が一体形成されている。この回り止め部材は、小径円筒部65の外周面に一体に突設された凸部65bと、この凸部65bに対応させて大径円筒部28に切り欠き形成された凹部28bとから構成される。そして、図12に示す連結状態においては、前記凸部65bに前記凹部28bが嵌って、これによってモータ61のケーシング64と回転テーブル装置21のハウジング27との間の相対回転が規制されるようになっている。
===第3実施形態===
第2実施形態に係る連結構造にあっては、図10に示すように、外れ止め構造に係るコイルスプリング67が、その伸縮方向を小径円筒部65の径方向に揃えて配置されていた。そして、その場合に、このコイルスプリング67を小径円筒部65内に収めようとすると、小径円筒部65の肉厚を厚くせざるを得ず、その結果、径方向の寸法が大きくなってしまうという問題が生じてしまう。
本第3実施形態に係る連結構造は、この点を改善したものであり、すなわち、伸縮方向が小径円筒部65の軸心方向と平行になるように、コイルスプリング67は配置されている(図13を参照)。そして、これによって、小径円筒部65の径方向寸法のコンパクト化が図られている。
図13及び図14に、本第3実施形態に係る連結構造の説明図を示す。図13は連結構造の中心縦断面図である。また、図14は、連結過程を示す中心縦断面図であって、その左半部には連結直前の状態を示し、右半部には連結状態を示している。なお、図13及び図14では、駆動軸63を側面視で、また入力軸41等を部分的に側面視で示している。また、第2実施形態に係る連結構造と同じ部分については、同じ符号を付して示し、その説明は省略する。
図13及び図14に示すように、本第3実施形態に係るモータ61の小径円筒部65’は、二重円筒形状をなしており、すなわち、内筒部165と、この内筒部165の外周面を覆う外筒部166とを有している。そして、この内筒部165と外筒部166との間の隙間には、前記コイルスプリング67の弾性力の向きを、前記軸心方向から前記径方向の外方へ転換して前記弾性力を前記ボール66に伝達するための円筒形状の弾性力伝達部材167が介装されている。この介装状態にあっては、所定の遊びを有しており、もって、前記伝達部材167は、軸心方向の上下に移動可能である。また、その外周面には、下方に進むに従って縮径したテーパー部167aが形成されている。
他方、前記ボール66は、外筒部166の円孔166aに埋設されており、前述の第2実施形態と同様に、その一部を外筒部166の外周面から突出させるまで外方へ移動可能になっている。そして、このボール66に前記テーパー部167aが当接するように、前記伝達部材167は配されているとともに、前記伝達部材167の上端面には、その上方に配置されたコイルスプリング67から下方向の弾性力が与えられるようになっている。従って、この弾性力によって、前記伝達部材167が下方に付勢されて移動すると、そのテーパー部167aがボール66を外方へ押し出すこととなり、もって、前記コイルスプリング67の弾性力の向きを、前記軸心方向から前記径方向の外方へ転換することが達成されている。
なお、この伝達部材167に下向きの力を与えるものとしては、前述のコイルスプリング67等の固体素材に限るものではない。例えば、図15及び図16に示すように、コイルスプリング67が配置されていた空間SPに、油圧系統や圧空系統を連通して、油や空気等の液体や気体の圧力によって前記伝達部材167に下向きの力を与えるようにしても良い。なお、図示例にあっては、前記空間SPに、前記系統としてのホース部材を接続するためのワンタッチジョイント169が設けられている。また、前記伝達部材167の下端には、前記圧力が解除された際に、当該伝達部材167を、その上方の原点位置に復帰させるためのコイルスプリング170が配置されている。
===第4実施形態===
第1実施形態に係る連結構造にあっては、前記駆動軸63の嵌合凸部63aの周縁部に面取りが施されており、前記入力軸41の嵌合凹部41aへの嵌入時に、互いの軸心位置及び回転角度が多少ずれていても、これらのずれを許容して、速やかに嵌合凸部63aは嵌合凹部41a内に案内されるものであったが、本第4実施形態では、これらのずれの許容量が更に拡大されるように改善されている。
図17及び図18に、本第4実施形態に係る連結構造の説明図を示す。図17は連結構造の中心縦断面図である。また、図18は、連結過程を示す中心縦断面図であって、その左半部には連結直前の状態を示し、右半部には連結状態を示している。なお、図17及び図18では、駆動軸63を側面視で、また入力軸41等を部分的に側面視で示している。また、第1実施形態に係る連結構造と同じ部分については、同じ符号を付して示し、その説明は省略する。
図17に示す駆動軸63には、その軸心C63方向の上下に沿って移動可能な軸継ぎ手268が設けられている。すなわち、この軸継ぎ手268は、その水平断面形状が前記駆動軸63の端部63aと同じ矩形形状の貫通孔268aを有し、この貫通孔268aに前記駆動軸63の端部63aが挿入されている。また、ケーシング64の下端面64bには、前記軸継ぎ手268の下方向への移動下限を規制するための円筒部材269が、前記軸継ぎ手268の外周を覆って固定されている。そして、この円筒部材269の下端面269a近傍において、その内周面から突出する環状凸部269bに、軸継ぎ手268の外周面から突出する鍔部268bが係合することによって、前記軸継ぎ手268の下限位置が規定されている。
なお、この軸継ぎ手268には、その上方のケーシング64の下端面64bとの間に配置されたコイルスプリング267によって下方向の弾性力が与えられており、これ故、この軸継ぎ手268は上方向の外力に応じて上方へ移動する一方、この外力が作用しない状態においては、前記下限位置に位置するようになっている。
一方、回転テーブル装置21の入力軸41の上端部には、その軸心C41と回転中心を揃えて嵌合凸部241aが形成されており、この嵌合凸部241aの水平断面形状は、前記軸継ぎ手268の貫通孔268aに嵌入可能に、前記貫通孔268aと同じ矩形形状に形成されている。
そして、モータ61が下降して、前記軸継ぎ手268の貫通孔268aに前記嵌合凸部241aが嵌入する際に、これらの軸心位置及び回転角度のずれが大きい場合には、前記嵌合凸部241aは、前記貫通孔268aの周囲部分に当たって、嵌合凸部241aは貫通孔268a内には案内されない。しかしながら、ここで、前記軸継ぎ手268は、嵌合凸部241aから与えられる上方向の当接力によって上方へと移動するため、その移動過程において、前記軸継ぎ手268には、その貫通孔268aの軸心位置及び回転角度を嵌合凸部241aに揃えるための猶予が与えられる。従って、この猶予分だけ、前記第1実施形態にて許容されるずれ量よりも大きなずれ量まで許容される。
<<<その他の実施形態>>>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような変形が可能である。
(a)本実施形態に係る回転テーブル装置21にあっては、テーブル23の軸心C23方向が水平方向を向いていたが、この軸心C23方向は何等これに限るものではなく、鉛直方向を向いていても良いし、水平及び鉛直方向から傾いていても良い。
(b)本実施形態に係るマシニングセンタ11は、回転する主軸14が水平な横形マシニングセンタであったが、何等これに限るものではなく、例えば、鉛直な主軸14を主軸頭13に回転自在に備えた、所謂立形マシニングセンタであっても良い。
(c)本実施形態に係る回転テーブル装置21の駆動源は、動力として電力が投入されて駆動するモータ61であったが、前記動力を投入するための有線状の動力投入用経路部材が付属しているモータであれば、何等これに限るものではない。例えば、付属のホースや配管等によって、動力として高圧の空気や油が投入されて駆動する所謂空気圧モータや油圧モータであっても良い。
但し、望ましくは、サーボモータであると良く、当該サーボモータによれば、テーブル23の回転角度の制御を高精度に行うことができる。従って、テーブル23の回転方向に沿って、ワークWの加工面が複数有る場合には、テーブル23を高精度に割り出し回転することによって、各加工面の加工を行うことができて、加工の自由度に優れる。
第1実施形態に係る工作機械1の斜視図である。 パレット85の駆動構成の一例を説明するための上面図である。 図2中のIII-III線矢視の断面図である。 モータ61を連結した状態の回転テーブル装置21の斜視図である。 同じく中心縦断面図である。 図5中のVI-VI線矢視の断面図である。 モータ61を切り離した状態の回転テーブル装置21の中心縦断面図である。 図7中のVIII部の拡大図である。 モータ着脱装置71によって回転テーブル装置21とモータ61とが連結される様子を示す斜視図である。 第2実施形態に係る連結構造の外観を示す側面図である。 同じく中心縦断面図である。 連結過程を示す中心縦断面図である。 第3実施形態に係る連結構造の中心縦断面図である。 連結過程を示す中心縦断面図である。 第3実施形態に係る他の連結構造の中心縦断面図である。 連結過程を示す中心縦断面図である。 第4実施形態に係る連結構造の中心縦断面図である。 連結過程を示す中心縦断面図である。 参考例の工作機械を示す斜視図である。
符号の説明
1 工作機械 21 回転テーブル装置
23 テーブル 61 駆動源、モータ
A1 加工エリア W ワーク

Claims (17)

  1. ワークを保持するテーブルを有し、入力された駆動力に基づいて前記テーブルを回転させる回転テーブル装置と、
    該回転テーブル装置が搬入及び搬出される、前記ワークを加工するための加工エリアとを備えた工作機械において、
    前記加工エリアには、前記回転テーブル装置に連結されて前記駆動力を入力するための駆動源が、前記回転テーブル装置から切り離し可能に配置されており、
    前記加工エリアには、前記工作機械に保持された工具が配置されており、
    前記回転テーブル装置に前記駆動源が連結され且つ前記工作機械に前記工具が保持された状態で、前記テーブルに保持された前記ワークを、前記回転テーブルに連結された前記駆動源からの駆動力により間欠回転又は連続回転させながら、前記工具により加工することを特徴とする工作機械。
  2. 請求項1に記載の工作機械において、
    前記搬出時には、前記回転テーブル装置から前記駆動源が切り離され、
    前記搬入時には、前記回転テーブル装置に前記駆動源が連結されることを特徴とする工作機械。
  3. 請求項1又は2に記載の工作機械において、
    前記回転テーブル装置の前記加工エリアに対する搬入及び搬出は、前記テーブルに前記ワークが保持された状態でなされることを特徴とする工作機械。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の工作機械において、
    前記駆動源は、そのケーシングに軸心回りに回転可能に支持されて駆動回転する駆動軸を有し、
    前記回転テーブル装置は、前記テーブルを軸心回りに回転可能に支持するハウジングと、該ハウジングに軸心回りに回転可能に支持された入力軸と、該入力軸に形成されたカムと、前記テーブルの外周面に設けられて前記カムに係合するカムフォロアとを有し、
    前記駆動軸と前記入力軸とは、第1連結構造を介して、互いの軸心回りの相対回転を規制されつつ切り離し可能に連結されるとともに、
    該連結状態における前記ケーシングは、第2連結構造を介して、前記ハウジングに回転不能に連結されていることを特徴とする工作機械。
  5. 請求項4に記載の工作機械において、
    前記カムは、グロボイダルカムであることを特徴とする工作機械。
  6. 請求項4又は5に記載の工作機械において、
    前記第1連結構造は、前記駆動軸及び前記入力軸の何れか一方の軸に、その軸心と回転中心を揃えて形成された嵌合凹部と、もう一方の軸に、その軸心と回転中心を揃えて形成されて前記嵌合凹部に嵌入される嵌合凸部とを有し、
    前記第2連結構造は、前記ケーシング及び前記ハウジングの何れか一方に形成された係合凹部と、もう一方に形成されて前記係合凹部に係合する係合凸部とを有することを特徴とする工作機械。
  7. 請求項6に記載の工作機械において、
    前記嵌合凹部及び前記嵌合凸部の何れか一方は、前記駆動軸及び前記入力軸の何れか一方に、相対回転を規制されて保持された軸継ぎ手に形成されており、
    該軸継ぎ手は、前記嵌入方向に作用する外力に応じて、前記方向に移動可能に案内されていることを特徴とする工作機械。
  8. 請求項6又は7に記載の工作機械において、
    前記嵌合凹部から前記嵌合凸部を外す際に、前記嵌入方向と逆方向に所定の大きさの力を加えないと外れないような外れ止め構造を、前記第1連結構造及び前記第2連結構造の何れか一方が備えていることを特徴とする工作機械。
  9. 請求項8に記載の工作機械において、
    前記外れ止め構造は、前記駆動源側及び前記回転テーブル装置側の何れか一方の部分に形成された係合溝と、もう一方の部分に設けられて、前記連結状態において前記係合溝に臨む係合部材と、該係合部材を前記係合溝へ押し付ける押し付け部材とを有していることを特徴とする工作機械。
  10. 請求項6乃至9のいずれかに記載の工作機械において、
    前記加工エリアには、前記嵌入方向及びその逆方向に移動可能に案内された把持部を有する駆動源着脱装置が配置されており、
    前記駆動源を把持した前記把持部が、前記嵌入方向及びその逆方向に移動することによって、前記駆動源と前記回転テーブル装置との連結及び切り離しを行うことを特徴とする工作機械。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の工作機械において、
    前記加工エリアに搬入された回転テーブル装置は、前記工具に対して相対移動可能に案内されていることを特徴とする工作機械。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の工作機械において、
    前記ワークを保持した状態で、複数の回転テーブル装置が、前記加工エリア外にて待機していることを特徴とする工作機械。
  13. 請求項1乃至12に記載の工作機械において、
    前記回転テーブル装置が、移動可能に案内される搬送軌道を有し、
    該搬送軌道には、前記加工エリアへの分岐ポイントが設定され、該分岐ポイントを介して前記加工エリアに対する搬入及び搬出がなされることを特徴とする工作機械。
  14. 請求項13に記載の工作機械において、
    前記搬送軌道は循環軌道を有し、
    該循環軌道は、前記回転テーブル装置に前記ワークを保持させる作業を行う作業エリアであることを特徴とする工作機械。
  15. 請求項14に記載の工作機械において、
    前記循環軌道における前記回転テーブル装置は、前記ワークを前記循環軌道の内側に向けて移動し、
    前記分岐ポイントでは、前記循環軌道の外側に位置する前記加工エリアに、前記ワークが前記内側を向いた状態で搬入され、
    前記加工エリアにおける前記ワークと逆側の位置に、前記駆動源及び駆動源着脱装置が配置されていることを特徴とする工作機械。
  16. 請求項1乃至15のいずれかに記載の工作機械において、
    前記駆動源は、サーボモータであることを特徴とする工作機械。
  17. 請求項1乃至16のいずれかに記載の工作機械において、
    電力等の動力が投入されることによって、前記駆動源は前記駆動力を発生し、
    該駆動源には、前記動力を投入するための電源ケーブル等の動力投入用経路部材が接続されていることを特徴とする工作機械。
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