JP2009233786A - 工具用スピンドルとチャック用スピンドルのいずれも取り付け可能な主軸ユニット - Google Patents

工具用スピンドルとチャック用スピンドルのいずれも取り付け可能な主軸ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】工具用スピンドルとチャック用スピンドルのいずれも取り付け可能な主軸ユニットを提供する。
【解決手段】主軸筒71とビルトインモータ72と回転シリンダ83とからなる主軸ユニット7において、主軸筒71に対して工具用スピンドル91とチャック用スピンドルの両方とも取り付け可能な構成とし、ビルトインモータ72により工具用スピンドルの軸及びチャック用スピンドルの軸のいずれも回転駆動することを可能にし、さらに回転シリンダ83により押しロッド及びドローバのいずれも押し引きすることを可能に構成する。また工具用スピンドル91を取り付けた主軸ユニット7aを有するマシニングセンタとし、チャック用スピンドル92とチャックを取り付けた主軸ユニットを有する旋盤、研削盤、複合加工機とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、工具用スピンドルとチャック用スピンドルのいずれも取り付け可能に構成した主軸ユニット、及びそのような主軸ユニットを有する工作機械に関するものである。
従来から工具用スピンドルを取り付けた主軸ユニットの発明があった(例えば、特許文献1参照。)。かかる主軸ユニットは、工具を把捉してこれを回転駆動するだけの用途に使用されていて、工作物を保持する用途には使用されていなかった。
また従来からチャック用スピンドルを取り付けた主軸ユニットの発明もあった(例えば、特許文献2参照。)。かかる主軸ユニットは工作物を保持してこれを回転駆動するだけの用途に使用されていて、工具を把捉する用途には使用されていなかった。
従来においては、例えば旋盤の主軸には工作物を取り付けるもので、フライス盤の主軸には工具を把捉させるもの、とした固定観念があってそれぞれの用途に合わせた主軸ユニットを製作していたからである。
しかし、機械の使用目的や用途に応じて専用の主軸ユニットを設計製作する従来技術の場合、工作機械の設計と製造工程における作業の複雑化を招き、部品の多様化による作業負担とコスト負担が過大になる問題があった。
また異なる構成の主軸ユニットを有する複数の機械を設置して、機械加工を行って加工部品を製造する工場においては、異なる主軸ユニット毎に予備品を用意する必要があるため管理負担が過大になる問題があった。
また従来では、フライス盤として使用していた工作機械を旋盤として使用したい場合、あるいは旋盤として使用していた工作機械をフライス盤として使用したい場合など、機械の用途を変更したい場合に容易に改造することができず、工作機械の応用性が低く留まる問題があった。
また従来から環状のサポート部材を主軸筒の軸線方向と直交する方向へ移動可能に配置し、サポート部材の静圧ポケットに静圧流体を供給して、主軸筒を支持する静圧軸受装置の発明があった(例えば、特許文献3参照。)。
しかし、かかる静圧軸受装置は主軸を主軸軸線方向に移動させるときに、サポート部材は挟持機構に挟持されていないため、主軸筒の求心性が低く偏心しやすい問題があった。主軸筒の軸線方向への移動が停止した後に挟持機構により固定する構成になっているが、移動時に偏心した状態で固定しても求心性は回復するものではない。
さらに挟持機構は多数の部品を使用した複雑な構成であるため、静圧軸受装置の設計、製造、組み付け及びメンテナンスの作業負担と管理負担が過大になる問題があった。
以上の問題を解決するだけに止まらず、主軸ユニットの自重や走行の起動時や停止時に受ける慣性力、工具と工作物との間に生じる切削抵抗や研削抵抗などによる反力等の負荷を、構造物にバランス良く均等に負担させ、かつ、主軸ユニットの求心性を高くすることを目的として、主軸ユニットを主軸軸心方向にガイドする構成について、試行錯誤の実験を繰り返した結果本願発明をするに至った。
特開2001−87910号公報 特開平10−43904号公報 特開2006−125577号公報
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、工作機械の設計と製造工程における作業負担と、工作機械の使用工程における管理負担を軽減し、さらに工作機械の応用性を高めるため、工具用スピンドルとチャック用スピンドルのいずれも取り付け可能な主軸ユニットを提供することにある。
また主軸ユニットの自重や走行の起動時や停止時に受ける慣性力、工具と工作物との間に生じる切削抵抗や研削抵抗などによる反力等の負荷を、構造物にバランス良く均等に負担させつつ、主軸ユニットの求心性を高く維持することを可能にした、主軸ユニットのガイド機構を提供することにある。
主軸ケースとモータと回転シリンダなどからなる主軸ユニットにおいて、主軸ケースに対して工具用スピンドルであってもチャック用スピンドルであっても、いずれのスピンドルも取り付け可能な構成とする。
そして工具用スピンドルを取り付けた場合とチャック用スピンドルを取り付けた場合のいずれの場合も、同じモータにより工具用スピンドルの軸又はチャック用スピンドルの軸を回転駆動することを可能な構成とする。
さらに工具用スピンドルを取り付けた場合とチャック用スピンドルを取り付けた場合のいずれの場合も、同じ回転シリンダにより工具用スピンドルの押しロッド又はチャック用シリンダのドローバを押し引きすることを可能な構成とする。
また主軸ケース又は主軸筒(以下単に「主軸ケース等」という。)を円柱形の外面を有するものとし、軸受部を有する静圧ガイドとクランプ静圧ガイドにより主軸軸心方向に主軸ユニットをガイドするものとする。
そして主軸ケース等の外面と軸受部との間を滑り面とし、高圧の潤滑流体「以下単に「潤滑油」という。」を軸受部に強制的に流すことにより、主軸軸心方向から見た断面視において主軸ケース等の全周の大半をガイドする構成とする。
さらにクランプ静圧ガイドに、複数のスリットにより分割された楔部を有するクランプリングと傾斜内面を有するピストンを設け、潤滑油の圧力によりピストンをクランプリングに押し付け、ピストンの傾斜内面により押されたクランプリングの楔部が均等に内側に歪むように構成する。
工具用スピンドルとチャック用スピンドルのいずれも取り付け可能な主軸ユニットを得ることができたので、多種類の工作機械を設計する場合や製造する場合における作業をまとめて単純化することができた。
またそのような主軸ユニットを有する多種類の工作機械を得ることができたので、工作機械の使用工程における管理負担を軽減することができた。
また旋盤をフライス盤として使用したい場合など、機械の用途を変更したい場合に容易に改造することが可能になり、応用性の高い工作機械を得ることができた。
また主軸軸心方向から見た断面視において、主軸ユニットの外面の大半の部分をガイドする構成にしたので、主軸ユニットにかかる負荷を構造物にバランス良く均等に負担させることができた。
さらに、ピストンをクランプリングに押し付けることにより、クランプリングの楔部を均等に内側に歪ませる構成にしたので、主軸ユニットの求心性を従来と比べて高くすることができた。
主軸ケースと、いずれも主軸ケースに取り付け可能な構成とした、工具用スピンドル又はチャック用スピンドルのいずれか一方と、スピンドルの軸を回転駆動するモータ及び回転シリンダとからなる主軸ユニットとする。
主軸ケースに接触する部分や主軸ケースに取り付ける部分を同一寸法にすることにより、工具用スピンドルとチャック用スピンドルを同一の主軸ケースに取り付け可能な構成にすることができる。
また工具用スピンドルはその軸の中心を通して設けた押しロッドを有するものとし、押しロッドを引くことにより工具を把捉し、押しロッドを押すことにより工具を開放する構成とする。
一方チャック用スピンドルはその軸の中心を通して設けたドローバを有するものとし、ドローバを引くことによりチャックのジョーを内側にスライドさせて工作物を保持し、ドローバを押すことによりチャックのジョーを外側にスライドさせて工作物を開放する構成とする。
そして工具用スピンドルを取り付けた場合は、モータにより工具用スピンドルの軸を回転駆動すること、及び回転シリンダにより工具用スピンドルの押しロッドを押し引きすることを可能な構成とする。
またチャック用スピンドルを取り付けた場合は、モータによりチャック用スピンドルの軸を回転駆動すること、及び回転シリンダによりチャック用スピンドルのドローバを押し引きすることを可能に構成する。
スピンドルの軸を同一のモータにより駆動する構成としては、スピンドルの軸とモータにより回転駆動される軸の両方にプーリを取り付け、プーリ間をベルトで連結してモータの駆動力をスピンドルの軸に伝導する構成と、モータにより回転駆動される軸をスピンドルの軸に直接連結する構成があり両方とも好ましい。
また押しロッドとドローバを同一の回転シリンダにより押し引きする構成としては、押しロッドと回転シリンダとの間を連結する専用の連結ドローバと、ドローバと回転シリンダとの間を連結する専用の連結ドローバを、それぞれ個別に設ける構成もあるが、同一の連結ドローバを使用可能に構成することが好ましい。
さらに回転シリンダに回転継手を取り付け、回転シンリンダと押しロッドとを連結する連結ドローバの中心に穴を明けておき、工具用スピンドルの押しロッドに圧縮空気又はクーラント水を供給する構成にすることが好ましい。
一方、チャック用スピンドルには圧縮空気又はクーラント水を供給する必要はないので、連結ドローバの中心に穴を明ける必要はないが、同一の連結ドローバを使用することが、使用する部品点数を減少する観点から好ましい。
上記した主軸ユニットであって、主軸ケースを筒形状を有する主軸筒とし、主軸筒の片方の端部に工具用スピンドル及びチャック用スピンドルのいずれも取り付け可能に構成する。上記した発明が形状を特定しない主軸ケースであるのに対して、本発明は主軸ケースを筒形状を有する主軸筒としたものである。筒形状は円筒形状とすることが好ましいが、多角形状であっても特に問題になるものではない。
また主軸筒の他方の端部近傍に取り付けたビルトインモータと、ビルトインモータにより回転駆動される連結シャフトであって中空部を有する連結シャフトと、主軸筒の他方の端部の外側において前記連結シャフトにシリンダ台を介して取り付けた回転シリンダとからなる主軸ユニットとする。
そして連結シャフトの中空部を貫通させて連結ドローバを取り付け、工具用スピンドルの押しロッド又はチャック用スピンドルのドローバと、回転シリンダとの間を連結ドローバを介して連結する構成とする。
さらに工具用スピンドルの軸及びチャック用スピンドルの軸にそれぞれ連結リングを取り付け、工具用スピンドルの軸に取り付けた連結リング又はチャック用スピンドルの軸に取り付けた連結リングのいずれであっても、同一の連結シャフトに対して連結可能に構成した主軸ユニットとする。
ビルトインモータにより連結シャフトを回転駆動し、工具用スピンドルの軸に取り付けた連結リングと、チャック用スピンドルの軸に取り付けた連結リングの両方とも、同じ連結シャフトを介して回転駆動する構成にしたものである。
このとき工具用スピンドルの軸及びチャック用スピンドルの軸に取り付ける連結リングを共通の連結リングにすることが好ましいが、困難な場合は互いに異なる連結リングとして、連結シャフトとの連結部分を同一寸法にすることも好ましい。
段落[0007]に記載した主軸ユニットにおいて、ビルトインモータによって回転駆動される連結シャフトAに対して中空部を有する連結シャフトBを連結し、工具用スピンドルの軸に取り付けた連結リング又はチャック用スピンドルの軸に取り付けた連結リングのいずれであっても、連結シャフトBに対して連結可能に構成する。
さらに連結シャフトA及び連結シャフトBの両方の中空部を貫通させて連結ドローバを取り付け、工具用スピンドルの押しロッド又はチャック用スピンドルのドローバと、回転シリンダとの間を連結ドローバを介して連結可能に構成した主軸ユニットとする。
ビルトインモータで直接駆動する連結シャフトAとスピンドルに取り付けた連結リングとの間に連結シャフトBを設け、連結シャフトBの片方の端部を連結シャフトAの端部の形状に適合させ、連結シャフトBの他方の端部を連結リングの形状に適合させることにより、連結シャフトA及び連結リングの形状並びに組み付け方法の選択に自由度を持たせたものである。
上記したいずれかの主軸ユニットであって、工具用スピンドルの軸及びチャック用スピンドルの軸の両方ともに、同一の連結リングを取り付けた主軸ユニットとする。
工具用スピンドルの軸及びチャック用スピンドルの軸の両方の軸に対する連結リングの取り付け位置を揃え、かつ両方の軸径を同じ寸法にすることにより、同一の連結リングを使用することが可能になる。このようにすることにより使用部品の共通化をさらに図ることができる。
上記したいずれかの主軸ユニットであって、工具用スピンドルを取り付けたときにおける押しロッドと回転シリンダとの間、及びチャック用スピンドルを取り付けたときにおけるドローバと回転シリンダとの間の、両方とも同一の連結ドローバを使用して連結可能に構成した主軸ユニットとする。
連結ドローバに対する押しロッドの連結部及び連結ドローバに対するドローバの結合部の位置及び寸法関係を同一に構成することにより、同一の連結ドローバを使用することが可能になる。
上記したいずれかの主軸ユニットであって、連結ドローバにネジAとネジBを設け、工具用スピンドルの押しロッドに対してネジAにより結合し、チャック用スピンドルのドローバに対してネジBにより結合する構成とした主軸ユニットとする。
連結ドローバに対する押しロッドの連結部及び連結ドローバに対するドローバの結合部のネジを同一に構成することができない場合は、それぞれに対応するネジを持つ連結ドローバを使用することにより同一の連結ドローバを使用することが可能になる。
上記したいずれかの主軸ユニットであって、モータの駆動力をスピンドルの軸に伝える連結シャフトが、連結リングと連結する部分に凹部を有する連結シャフトである主軸ユニットとする。
連結シャフトに凹部を設けることによりスピンドルの軸などとの干渉を避けると共に、凹部の外周と凹部以外の外周との段差面を利用して連結シャフトと連結リングとをボルト締めするために好適な構成としたものである。
上記したいずれかの主軸ユニットであって、連結シャフトAと連結シャフトBとを連結する構成が、片方のシャフトに凹部を設けて凹部にメカロックを入れ、メカロックの中空部に他方のシャフトの端部を挿入する構成にした主軸ユニットとする。
工具用スピンドルを有する主軸ユニットとチャック用スピンドルを有する主軸ユニットの間で、前者を後者にあるいは後者を前者に組み替える作業を容易にするべく構成したしたものである。
上記したいずれかの主軸ユニットを有する工作機械とする。主軸ユニットを垂直に構成した工作機械と、主軸ユニットを水平に構成した工作機械の両方が考えられ、いずれの工作機械も好ましい。主軸ユニットを水平にした旋盤、研削盤及びフライス盤が有用であると同様に、主軸ユニットを垂直にした旋盤、研削盤及びフライス盤も有用である。
また上記した工作機械であって、主軸ユニットをX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の内のいずれか1軸方向、いずれか2軸方向又は3軸方向に移動させる移動機構を設けたCNC工作機械とする。主軸ユニットを1〜3軸方向に移動させる構成とし、各軸方向の移動を数値制御することにより、工作物と工具との位置関係と移動関係を多様に変化させることが可能になり、工作物と工具との間の相対的な送り運動と切込運動を自由に与えることができるからである。
上記した工作機械であって、主軸ケース等が円柱形の外面を有するものとし、互いに離して取り付けた静圧ガイドとクランプ静圧ガイドとにより主軸軸心方向に主軸ユニットをガイドする構成とする。
そして静圧ガイドとクランプ静圧ガイドはともに軸受部を有するものとし、主軸ケース等の外面と軸受部との間を滑り面とし、潤滑油を軸受部に強制的に流すことにより、主軸軸心方向から見た断面視において、主軸ケース等の全周の大半をガイドする構成とする。
静圧ガイド及びクランプ静圧ガイドの軸受部は主軸軸心方向から見た断面視において複数の室に分割して構成することが好ましい。例えば主軸ケース等との間の隙間を小さくした堰部を複数設けて軸受部を均等に分割し、分割した軸受部の各室にそれぞれ絞り回路を介して潤滑油を供給する構成が最も好ましい。
主軸軸心方向から見た断面視において主軸ケース等の全周の大半をガイドする構成にしたのは、主軸ユニットの自重や走行の起動時や停止時に受ける慣性力、工具と工作物との間に生じる切削抵抗や研削抵抗などによる反力等の負荷を、ガイドを保持するフレームなどの構造物にバランス良く均等に負担させるためである。
またクランプ静圧ガイドは、外側の面を傾斜させたV字形状の断面を有する楔部及び油溜部を有するクランプリングと、傾斜内面と受圧面と押圧面とを有するピストンを設けてなるものとする。楔部には複数のスリットを設け外側から力を受けて内側に歪み安く構成にすることが好ましい。
油溜部は主軸軸心方向から見た断面視において複数の室に分割して構成することが好ましく、例えば主軸ケース等との間の隙間を小さくした堰部を複数設けて均等に分割し、分割した油溜部の各室にそれぞれ潤滑油を供給する構成が最も好ましい。
また受圧面は押圧面より面積が小さいものとして、同じ潤滑油の圧力を受圧面と押圧面に同時にかけたときにピストンがクランプリング側に移動するようにする。そして受圧面側に潤滑油を供給し、押圧面側に方向制御弁を介して潤滑油を供給するものとし、押圧面側に潤滑油を供給しない場合は受圧面が潤滑油に押されてピストンがクランプリングから離れるようにする。
一方方向制御弁を切り替えて押圧面側に潤滑油を供給した場合は、ピストンがクランプリングに向かって押され、傾斜内面がクランプリングの楔部を押すことにより、クランプリングを僅かに歪ませるように構成したCNC工作機械とする。クランプリングを均等に内側に歪ませることにより、主軸ユニットの求心性を従来よりさらに高く維持しつつガイドすることが可能になるからである。
また上記した工作機械であって、主軸ユニットに工具用スピンドルを取り付け、さらに工具用マガジンを取り付けたマシニングセンタとする。工具用マガジンを取り付けることにより、工具用マガジンに保管する多種類の工具を使用して加工することが可能になるからである。
また上記した工作機械であって、主軸ユニットにチャック用スピンドルを取り付け、チャック用スピンドルにチャックを取り付け、チャックで保持した工作物が移動する空間を加工空間とし、加工区間のいずれかに切削工具若しくは研削工具又は切削工具と研削工具の両方を取り付けたCNC工作機械とする。
本発明は主軸ユニットにより工作物を保持した状態で、主軸ユニットを移動させることにより工作物が移動する加工空間のいずれに単数又は複数の工具を取り付けて、主軸ユニットを移動させて工具に対して工作物に送り運動と切込運動を与え、工作物を加工する構成にしたものである。
垂直に構成した主軸ユニットの実施例1を図1及び図2に示し説明する。主軸ユニット7aは円筒形状を有する主軸筒71と、主軸筒71の上方内部に取り付けたビルトインモータ72と、連結シャフトA73と、連結シャフトB74と、主軸筒71の下方に取り付けた工具用スピンドル91と、主軸筒71の上方外部に取り付けた回転シリンダ83及び回転検知ユニット80などで構成した。
ビルトインモータ72はカートリッジケース72aに収納したステータ72bとロータ72cを有するものとし、ロータ72cの内側に取り付けた中空部73bを有する連結シャフトA73を回転駆動する構成とした。そしてカートリッジケース72aの下側に取り付けた軸受ケース72e内の軸受72dとカートリッジケース72aの上側に取り付けた軸受ケース72f内の軸受72gにより連結シャフトA73を回転自由に保持した。さらに軸受ケース72fの上側において連結シャフトA73に回転検知ユニット80とシリンダ台82を取り付けナット82aを締めて固定した。
工具用スピンドル91の軸91bに連結リング76とキー76aを取り付けてナット77を締めて固定し、押ロッド91cの雄ネジ91dに穴84dを有する連結ドローバ84の雌ネジA84aを締めて固定した後に、連結リング76に連結シャフトB74の下端部を取り付ける。連結シャフトB74は中空部74eと上側凹部74aと下側凹部74bを有するものとし、上側凹部74aの外周及び下側凹部74bの外周が太く中央部74cの外周が細い形状とし、中央部74cの外周と下側凹部74bの外周との間の段差面74fからボルト74dを挿入して連結シャフトB74を連結リング76に結合する。このとき軸91bの上部とナット77は下側凹部74bの中に収まる。
連結シャフトB74の上側凹部74aの中にメカロック75を入れた後に、連結ドローバ84を連結シャフトAの中空部73bに貫通させつつ、工具用スピンドル91を下側から主軸筒71の中に挿入し、ボルト締めにより主軸筒71の下端にフランジ91aを取り付ける。連結シャフトBの上側凹部74aの中にあるメカロックの中空部75bに連結シャフトAの下端部73aを挿入した状態にして、主軸筒71の作業穴71aから手を入れてメカロックのボルト75aを締め、連結シャフトAの下端部73aと連結シャフトBの上側凹部74aとを連結する。
さらに連結ドローバ84の上端の雄ネジ84cを回転シリンダ83の雌ねじに挿入して締めて固定し、回転シリンダ83をシリンダ台82に取り付け、さらに回転シリンダ83に回転継手81を取り付けて圧縮空気の配管を行った。
実施例1の主軸ユニット7aはビルトインモータ72の回転力が、連結シャフトA73
、メカロック75、連結シャフトB74及び連結リング76を介して工具用スピンドルの軸91bを回転させ、回転シリンダ83の押引力が連結ドローバ84を介して工具用スピンドルの押しロッド91cを押し引きして、工具95のプルスタットを開放・把捉する。回転継手81に供給した圧縮空気は連結ドローバの穴84dを通って押しロッド91cに供給される。さらに圧縮空気は押しロッドの中心の穴を通って軸91bのテーパー穴に噴出し、工具を把捉するテーパー穴などに切り子等のゴミが付着することを防ぐ。
垂直に構成した主軸ユニットの実施例2を図2及び図3に示し説明する。主軸ユニット7bは実施例1の主軸ユニット7aに対して工具用スピンドル91ではなくチャック用スピンドル92を取り付けた点で異なる。重複した記載を避け実施例1と異なる部分についてのみ以下に記載する。
チャック用スピンドル92の軸92bに連結リング76とキー76aを取り付けナット77を締めて固定し、ドローバ92cの雄ネジ92dに連結ドローバ84の雌ネジB84bを締めて固定した後に、連結リング76に連結シャフトB74の下端部を取り付ける。このとき軸92bの上部とナット77は下側凹部74bの中に収まる。
連結シャフトB74の上側凹部74aの中にメカロック75を入れた後に、連結ドローバ84を連結シャフトAの中空部73bを貫通させつつ、チャック用スピンドル92を下側から主軸筒71の中に挿入し、ボルト締めにより主軸筒71の下端にフランジ92aを取り付ける。チャック用スピンドル92にはチャック78を取り付け工作物96bを保持する。
実施例2の主軸ユニット7bはビルトインモータ72の回転力が、連結シャフトA73
、メカロック75、連結シャフトB74及び連結リング76を介してチャック用スピンドルの軸92bを回転させ、回転シリンダ83の押引力が連結ドローバ84を介してチャック用スピンドルのドローバ92cを押し引きする。
工作機械の基本構成の実施例3を図1及び図4〜図6に示し説明する。切屑回収部8aを有するベッド8と、ベッド8の上に設けた支柱10aと支持壁10bとからなる支持壁等10によって固定ベース9を支持し、向き合う2つの支持壁10bに大きな開口10cを設けてこれを工作物搬入出用の開口とした。
そして固定ベース9は互いに平行な2枚のY保持部9aと、2枚のY保持部9aを連結するY連結部9cと、Y軸駆動機構2を保持するY駆保持部9dからなるものとし、2枚のY保持部9aの間を第1開口9bとした。
固定ベース9上にY軸レール11、Yリニア軸受12、X軸ベース14、Y軸駆動機構2などで構成するY軸移動機構1を取り付ける。2枚のY保持部9aの上にそれぞれY軸レール11をY軸に平行にして取り付け、Y駆保持部9dの上にY軸駆動機構2のY固定サポート24とYサーボモータ21を取り付け、さらにY連結部9cの上にY支持サポート23を取り付け、予めYボールネジ22にYナット(図示しない)を取り付けた状態にして、Y固定サポート24とY支持サポート23によりYボールネジ22を保持させた。
X軸ベース14は互いに平行な2枚のX保持部14aと、2枚のX保持部14aを連結する2枚のX連結部14cと、X軸駆動機構4を保持するX駆保持部14dとX支保持部14eさらにYナット保持部14fからなるものとし、2枚のX保持部14aの間を第2開口14bとした。そしてX軸ベース14の4角の下面にY軸レール11に組み付けた4個のYリニア軸受12を取り付け、Yナット保持部14fの下面にYナットを固定して取り付けた。
X軸ベース14上にX軸レール31、Xリニア軸受32、Z軸ベース33、X軸駆動機構4などで構成するX軸移動機構3を取り付ける。まずX軸ベース14の2枚のX保持部14aの上にそれぞれX軸レール31をX軸に平行にして取り付け、X駆保持部14dにX軸駆動機構4のX固定サポート44とXサーボモータ41を取り付け、X支保持部14eにX支持サポート43を取り付け、予めXボールネジ42にXナット42aを取り付けた状態にして、X固定サポート44とX支持サポート43によりXボールネジ42を保持させた。
Z軸ベース33は上フレーム33aと下フレーム33bと上下連結部33cとZレール受部33dからなるものとし、下フレーム33bの下面にX軸レール31に組み付けた4個のXリニア軸受32を取り付け、上下連結部33cにXナット42aを取り付けた。
さらにZ軸ベース33にZ軸レール51、Zリニア軸受52、静圧ガイド53、クランプ静圧ガイド19、Z軸駆動機構6などで構成するZ軸移動機構5を取り付ける。
上フレームの33aの上側にZ固定サポート63とZサーボモータ61を取り付け、下フレーム33bに軸受を取り付けてこれをZ支持サポート64とし、予めZボールネジ62にZナット62aを取り付けた状態にして、Z固定サポート63とZ支持サポート64によりZボールネジ62を保持させた。
そしてZレール受部33dにZ軸レール51をZ軸に平行にして取り付け、Z軸レール51にZリニア軸受52を取り付けて、Zリニア軸受52とZナット62aを連結部62bにより連結した。また主軸ユニット7の主軸筒71とZナット62aを主軸連結部65により連結した。Z軸レール51を取り付けたのはZサーボモータ61により加えられる水平方向の力が主軸ユニット7に及ばないようにするためである。
また上フレーム33aに静圧ガイド53を下フレーム33bにクランプ静圧ガイド19をそれぞれ取り付け、主軸ユニット7をZ軸方向に昇降可能にガイドする。
静圧ガイド53は堰部53cを設けることにより主軸軸心方向から見た断面視において均等に分割された4室からなる軸受部53aを有するものとし、軸受部53aの上下両側に堰部53cと回収溝53bとOリング53dを有しており、油圧供給装置により圧力2メガパスカルの潤滑油を絞り回路を介してそれぞれ4室からなる軸受部53aに供給し、堰部53cを通過し圧力の低下した潤滑油を回収溝53bから排出させ、軸受部53aと主軸筒71の外面との間を滑り面として、主軸軸心方向から見た断面視において主軸ユニット7の全周の大部分をガイドする構成とした。
クランプ静圧ガイド19は、堰部54cを設けることにより主軸軸心方向から見た断面視において、均等に分割された4室からなる軸受部54aを有するケース54と、ケース54に取り付けたクランプリング55、カバ57及びクランプリング55とカバ57との間の空間に設けたピストン56からなるものとし、ピストン56を主軸軸線方向であるZ軸方向にスライド可能に取り付けた。
ケース54の軸受部54aの上下両側に堰部54cと回収溝54bを設け、上側の回収溝54bの上部にOリング54dを有するものとし、油圧供給装置により圧力2メガパスカルの潤滑油を絞り回路を介してそれぞれ4室からなる軸受部54aに供給し、堰部54cを通過し圧力の低下した潤滑油を回収溝54bから排出させ、軸受部54aと主軸筒71の外面との間を滑り面として、主軸軸心方向から見た断面視において主軸ユニット7の全周の大部分をガイドする構成とした。
またクランプリング55は、傾斜面を有する楔部55dと、油溜部55aと、油溜部55aの上下に設けた堰部55cと、Oリング55fを取り付けた外周面55eを有するものとした。楔部55dには8個のスリット55hを設けて楔部55dを均等に8分割し、堰部55cを設けることにより油溜部55aを4室に分割し、供給孔55gを設けて潤滑油を油溜部55aに供給し、楔部55dの下側の堰部55cを通過し圧力の低下した潤滑油を排出させる回収孔55bを設けた。
カバ57は、外内面57aと中内面57bと内々面57cの3段の内面を有するものとし、中内面57bにはOリング57eを取り付け、内々面57cにはダストシール57dを取り付け、外内面57aと中内面57bとの段差面に潤滑油を導入する導入孔57fを設け、圧力2メガパスカルの潤滑油を方向制御弁を介して導入孔57fに供給した。
またピストン56は、大外面56bにOリング56gを有し、大外面56bと大内面56cとの間の上面を受圧面56aとし、内々面56dにはOリング56hを有するものとし、大内面56cと内々面56dの中間に傾斜内面56eを設け、大外面56bと中外面56jとの間の下面を押圧面56fとして、押圧面56fの方が受圧面56aより大きな面積を有するものとした。
主軸ユニット7をZ軸方向に高速で移動させるときは、方向制御弁を切り替えて導入孔57fに潤滑油を供給しない状態にして、静圧ガイド53の軸受部53aと、クランプ静圧ガイド19のケース54の軸受部54aに潤滑油を送り、主軸筒71の外面と軸受部53a、54aとの間に滑り面を設け、主軸軸心方向から見た断面視において主軸ユニット7の全周の大半をガイドする。このとき潤滑油は供給孔55gを通って油溜部55aを満たしている。
主軸ユニット7をZ軸方向に低速で移動させるとき及び停止するときは、方向制御弁を切り替えて導入孔57fに潤滑油を供給する。受圧面56aより押圧面56fの方が面積が大きいため、ピストン56は上昇して傾斜内面56eによりクランプリング55の楔部55dを押す。ピストン56の傾斜内面56eにより押された楔部55dは弾性変形して均等に内側に歪み、楔部55dの内径が僅かに小さくなって、主軸ユニット7は求心精度高くガイドされる。
再び主軸ユニット7をZ軸方向に高速で移動させるときは、方向制御弁を切り替えて導入孔57fに潤滑油を供給しない状態にする。ピストン56の受圧面56aには潤滑油の圧力がかかっているため、ピストン56は下降してクランプリング55から離れ、同時に油溜部55a内の潤滑油が楔部55dを内側から押し返す力を及ぼして、弾性変形していた楔部55dは歪みのない状態に戻る。
実施例3ではZサーボモータ61によりZボールネジ62が回転駆動され、Zナット62aがZ軸の往復方向に移動するため、主軸ユニット7はZナット62aの移動に伴い静圧ガイド53とクランプ静圧ガイド19にガイドされて上下昇降する。
Xサーボモータ41によりXボールネジ42が回転駆動され、Xナット42aがX軸の往復方向に移動するため、Z軸移動機構5と主軸ユニット7はXナット42aの移動に伴いX軸レール31上を走行し、第1開口9b及び第2開口14bの隅から隅までX軸方向に移動する。
Yサーボモータ21によりYボールネジ22が回転駆動され、YナットがY軸の往復方向に移動するため、X軸移動機構3、Z軸移動機構5及び主軸ユニット7はYナットの移動に伴いYレール11上を走行し、第1開口9bの隅から隅までY軸方向に移動する。
Yサーボモータ21、Xサーボモータ41及びZサーボモータ61を数値制御し、2台の任意のサーボモータを同時駆動したり3台のサーボモータを同時駆動することにより、主軸ユニット7を2次元又は3次元に自由に移動させることが可能である。
本実施例では上下に互い離して取り付けた静圧ガイド53とクランプ静圧ガイド19により、主軸軸心方向から見た断面視において全周の大部分の方向から主軸ユニット7をガイドし、主軸ユニット7及びZ軸移動機構5の大部分を2本のX軸レール31によって両側からガイドし、主軸ユニット7、Z軸移動機構5及びX軸移動機構3の大部分を2本のY軸レール11により両側からガイドした。
また平面視において4個のXリニア軸受32の外側を結んでできる長方形の中に主軸ユニット7及びZ軸移動機構5の大部分を設け、平面視において4個のYリニア軸受12の外側を結んでできる長方形の中に主軸ユニット7、Z軸移動機構5、2本のX軸レール31を含むX軸移動機構3の大部分を設けた。
また主軸ユニット7及びZ軸移動機構5の大部分を、2箇所のX保持部14aによって挟まれた平面内に設け、主軸ユニット7、Z軸移動機構5及びX軸移動機構3の大部分を、2箇所のY保持部9aによって挟まれた平面内に設けた。
実施例3では各機構の自重や切削抵抗や研削抵抗による反力等の負荷をできる限り均等に受け持つ構成にしたので、各部材における歪みの発生を防止して精度の高い加工を可能にすることができた。また使用する部材の軽量化を図り可動部の慣性を小さくすることが可能になり、主軸を移動させる場合の移動速度の高速化、起動時の加速時間の短縮化、停止時の減速時間の短縮化、その結果として加工時間の短縮可を実現することができた。
実施例4のマシニングセンタ15は図7〜図9に示したようにY軸移動機構1、X軸移動機構3、Z軸移動機構5、ベッド8、固定ベース9、支持壁等10などからなる実施例3の構成において主軸ユニット7aを使用したものである。
さらに機械の後側に工具用マガジン79を設け、開口10cを貫通させてベッド8の上を2列のチェンが往復とも通過するコンベア97を設けた。またコンベア97の途中には工作物96aのストッパ98と保持装置99を取り付けた。
工作物96aはコンベア97上を走行し、ストッパ98により位置決めされた状態でコンベア97と共に停止する。その後保持装置99により工作物96aを保持し、主軸ユニット7aで把捉した工具95を回転させながら、主軸ユニット7aをX軸、Y軸、Z軸方向に移動させることにより、工作物96aに対して工具95に送り運動と切込運動を与えてフライス加工などを行うことができる。
複数の工具を使用して加工する場合は、主軸ユニット7aを移動させ工具交換位置79aにおいて、工具用マガジン79の空いた保管部に使用済みの工具95を入れ、工具用マガジン79に保管していた他の工具95aを工具用スピンドル91で把捉して、さらに工具95aによる他の加工を行うことができる。
実施例4のマシニングセンタ15は工具用マガジン79に多種類の工具を保管させているので、多種類の工具を使用した加工が可能である。加工後の工作物96aはコンベア97によって搬出され次の工程に運ばれる。
実施例5の旋盤16は図10〜図12に示したようにY軸移動機構1、X軸移動機構3、Z軸移動機構5、ベッド8、固定ベース9、支持壁等10などからなる実施例3の構成において主軸ユニット7bを使用したものである。
さらに機械の加工空間であって後側及び左右の位置に複数の切削工具95bを取り付け、開口10cを貫通させてベッド8の上を2列のチェンが往復とも通過するコンベア97を設けた。またコンベア97の途中には工作物96aのストッパ98を取り付け停止位置をAステーション97aとし、搬送方向前方にAステーションとは重ならない位置にBステーション97bを設けた。
工作物96aはコンベア97上を走行し、ストッパ98により位置決めされた状態でコンベア97と共にAステーション97aに停止する。その後主軸ユニット7bのチャック用スピンドル92に取り付けたチャック78により工作物96aを保持し、チャック78で保持した工作物96aを回転させながら、主軸ユニット7bをX軸、Y軸、Z軸方向に移動させることにより、切削工具95bに対して工作物96aに送り運動と切込運動を与えて切削加工を行うことができる。
実施例5では多種類の切削工具95bを取り付けたので、多種類の工具による切削加工が可能である。加工後の工作物96aはBステーション97bに置かれ、主軸ユニット7bはAステーション97aに移動して次に加工する工作物96aを保持する。その後加工後の工作物96aをコンベア97によって搬出し、次に加工する工作物96aをAステーション97aに搬入する。
実施例6の研削盤17は図13〜15に示したように、実施例5で切削工具95bを取り付けたが構成が、実施例6では機械の加工空間であって後側及び左右の位置に複数の回転砥石95dを取り付けた点で異なる。重複した記載を避け実施例5と異なる部分についてのみ記載する。
工作物96aはコンベア97上を走行し、ストッパ98により位置決めされた状態でコンベア97と共にAステーション97aに停止する。その後主軸ユニット7bのチャック用スピンドル92に取り付けたチャック78により工作物96aを保持し、チャック78で保持した工作物96aを回転させながら又は回転させないで、主軸ユニット7bをX軸、Y軸、Z軸方向に移動させることにより、回転砥石95dに対して工作物96aに送り運動と切込運動を与えて研削加工を行うことができる。
実施例6では多種類の回転砥石95dを取り付けたので、多種類の砥石による研削加工が可能である。
実施例7の複合加工機18は図16〜18に示したように、実施例5又は実施例6の発明に対して切削工具95bと回転砥石95dの両方を取り付けた点で構成が異なる。重複した記載を避け実施例5及び実施例6と異なる部分についてのみ記載する。
工作物96aはコンベア97上を走行し、ストッパ98により位置決めされた状態でコンベア97と共にAステーション97aに停止する。その後主軸ユニット7bのチャック用スピンドル92に取り付けたチャック78により工作物96aを保持し、チャック78で保持した工作物96aを回転させながら又は回転させないで、主軸ユニット7bをX軸、Y軸、Z軸方向に移動させることにより、切削工具95b及び回転砥石95dに対して工作物96aに送り運動と切込運動を与えて、切削加工と研削加工の両方を行うことができる。
実施例7では多種類の切削工具95bと多種類の回転砥石95dを取り付けたので、多種類の切削工具95bと回転砥石95dによる複合的な加工が可能である。
本発明は工作機械を製造販売する産業や機械加工品を製造する産業だけでなく、機械加工プラントをエンジニヤリングする産業おいても利用される。
主軸ユニットの断面図である。 主軸ユニットを構成する部品の一部を分解して示した断面図である。 主軸ユニットの一部断面図である。 工作機械の基本構成を示した斜視図である。 クランプリングを楔部側から見た図である。 図5のN−N視におけるクランプ静圧ガイドの断面図である。 マシニングセンタの正面図である。 マシニングセンタの側面図である。 図8のJ−J視断面図である。 旋盤の正面図である。 旋盤の側面図である。 図11のK−K視断面図である。 研削盤の正面図である。 研削盤の側面図である。 図14のL−L視断面図である。 複合加工機の正面図である。 複合加工機の側面図である。 図17のM−M視断面図である。
符号の説明
1 :Y軸移動機構 2 :Y軸駆動機構 3 :X軸移動機構
4 :X軸駆動機構 5 :Z軸移動機構 6 :Z軸駆動機構
7 :主軸ユニット 7a:主軸ユニット 7b:主軸ユニット
8 :ベッド 8a:切屑回収部 9 :固定ベース
9a:Y保持部 9b:第1開口 9c:Y連結部
9d:Y駆保持部 10 :支持壁等 10a:支柱
10b:支持壁 10c:開口 11 :Y軸レール
12 :Yリニア軸受 14 :X軸ベース 14a:X保持部
14b:第2開口 14c:X連結部 14d:X駆保持部
14e:X支保持部 14f:Yナット保持部 15 :マシニングセンタ16 :旋盤 17 :研削盤 18 :複合加工機
19 :クランプ静圧ガイド 21 :Yサーボモータ
22 :Yボールネジ 23 :Y支持サポート 24 :Y固定サポート
31 :X軸レール 32 :Xリニア軸受 33 :Z軸ベース
33a:上フレーム 33b:下フレーム 33c:上下連結部
33d:Zレール受部 41 :Xサーボモータ 42 :Xボールネジ
42a:Xナット 43 :X支持サポート 44 :X固定サポート
51 :Z軸レール 52 :Zリニア軸受 53 :静圧ガイド
53a:軸受部 53b:回収溝 53c:堰部
53d:Oリング 54 :ケース 54a:軸受部
54b:回収溝 54c:堰部 54d:Oリング
55 :クランプリング 55a:油溜部 55b:回収孔
55c:堰部 55d:楔部 55e:外周面
55f:Oリング 55g:供給孔 55h:スリット
56 :ピストン 56a:受圧面 56b:大外面
56c:大内面 56d:内々面 56e:傾斜内面
56f:押圧面 56g:Oリング 56h:Oリング
56j:中外面 57 :カバ 57a:外内面
57b:中内面 57c:内々面 57d:ダストシール
57e:Oリング 57f:導入孔 61 :Zサーボモータ
62 :Zボールネジ 62a:Zナット 62b:連結部
63 :Z固定サポート 64 :Z支持サポート 65 :主軸連結部
71 :主軸筒 71a:作業穴 72 :ビルトインモータ
72a:カートリッジケース 72b:ステータ
72c:ロータ 72d:軸受 72e:軸受ケース
72f:軸受ケース 72g:軸受 73 :連結シャフトA
73a:下端部 73b:中空部 74 :連結シャフトB
74a:上側凹部 74b:下側凹部 74c:中央部
74d:ボルト 74e:中空部 74f:段差面
75 :メカロック 75a:ボルト 75b:中空部
76 :連結リング 76a:キー 77 :ナット
78 :チャック 79 :工具用マガジン 79a:工具交換位置
80 :回転検知ユニット 81 :回転継手 82 :シリンダ台
82a:ナット 83 :回転シリンダ 84 :連結ドローバ
84a:雌ネジA 84b:雌ネジB 84c:雄ネジ
84d:穴 91 :工具用スピンドル 91a:フランジ
91b:軸 91c:押ロッド 91d:雄ネジ
92 :チャック用スピンドル 92a:フランジ
92b:軸 92c:ドローバ 92d:雄ネジ
95 :工具 95a:他の工具 95b:切削工具
95d:回転砥石 96a:工作物 96b:工作物
97 :コンベア 97a:Aステーション 97b:Bステーション
98 :ストッパ 99 :保持装置

Claims (13)

  1. 主軸ケースと、いずれも前記主軸ケースに取り付け可能な構成とした、工具用スピンドル又はチャック用スピンドルのいずれか一方と、スピンドルの軸を回転駆動するモータ及び回転シリンダとからなる主軸ユニットであって、
    前記工具用スピンドルはその軸の中心を通して設けた押しロッドを有し、前記チャック用スピンドルはその軸の中心を通して設けたドローバを有するものとし、
    前記工具用スピンドルを取り付けた場合は、前記モータにより前記工具用スピンドルの前記軸を回転駆動すること、及び前記回転シリンダにより前記工具用スピンドルの前記押しロッドを押し引きすることを可能な構成とし、
    また前記チャック用スピンドルを取り付けた場合は、前記モータにより前記チャック用スピンドルの前記軸を回転駆動すること、及び前記回転シリンダにより前記チャック用スピンドルの前記ドローバを押し引きすることを可能に構成したことを特長とする主軸ユニット。
  2. 請求項1に記載した主軸ユニットであって、主軸ケースを筒形状を有する主軸筒とし、前記主軸筒の片方の端部に工具用スピンドル及びチャック用スピンドルのいずれも取り付け可能に構成し、
    前記主軸筒の他方の端部近傍に取り付けたビルトインモータと、前記ビルトインモータにより回転駆動される連結シャフトであって中空部を有する連結シャフトと、前記主軸筒の他方の端部の外側において前記連結シャフトに取り付けた回転シリンダとからなる主軸ユニットであって、
    前記連結シャフトの中空部を貫通させて連結ドローバを取り付け、前記工具用スピンドルの押しロッド又は前記チャック用スピンドルのドローバと、前記回転シリンダとの間を前記連結ドローバを介して連結する構成とし、
    前記工具用スピンドルの軸及び前記チャック用スピンドルの軸にそれぞれ連結リングを取り付け、前記工具用スピンドルの前記軸に取り付けた前記連結リング又は前記チャック用スピンドルの前記軸に取り付けた前記連結リングのいずれであっても、同一の前記連結シャフトに対して連結可能に構成したことを特徴とする主軸ユニット。
  3. 請求項2に記載した主軸ユニットにおいて、ビルトインモータによって回転駆動される連結シャフトAに対して中空部を有する連結シャフトBを連結し、工具用スピンドルの軸に取り付けた連結リング又はチャック用スピンドルの軸に取り付けた連結リングのいずれであっても、前記連結シャフトBに対して連結可能に構成し、
    前記連結シャフトA及び前記連結シャフトBの両方の中空部を貫通させて連結ドローバを取り付け、工具用スピンドルの押しロッド又はチャック用スピンドルのドローバと、回転シリンダとの間を前記連結ドローバを介して連結する構成としたことを特徴とする主軸ユニット。
  4. 請求項2又は請求項3のいずれかに記載した主軸ユニットであって、工具用スピンドルの軸及びチャック用スピンドルの軸の両方に同一の連結リングを取り付け可能に構成にしたことを特長とする主軸ユニット。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれかに記載した主軸ユニットであって、工具用スピンドルを取り付けたときにおける押しロッドと回転シリンダとの間、及びチャック用スピンドルを取り付けたときにおけるドローバと回転シリンダとの間の、両方とも同一の連結ドローバを使用して連結可能に構成したことを特徴とする主軸ユニット。
  6. 請求項2〜請求項5のいずれかに記載した主軸ユニットであって、連結ドローバにネジAとネジBを設け、工具用スピンドルの押しロッドに対して前記ネジAにより結合し、チャック用スピンドルのドローバに対して前記ネジBにより結合する構成としたことを特長とする主軸ユニット。
  7. 請求項2〜請求項6のいずれかに記載した主軸ユニットであって、モータの駆動力をスピンドルの軸に伝える連結シャフトが、連結リングと連結する部分に凹部を有する連結シャフトであることを特長とする主軸ユニット。
  8. 請求項3〜請求項7のいずれかに記載した主軸ユニットであって、連結シャフトAと連結シャフトBとを連結する構成が、片方のシャフトに凹部を設け、前記凹部にメカロックを入れ、前記メカロックの中空部に他方のシャフトの端部を挿入する構成にしたことを特徴とする主軸ユニット。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載した主軸ユニットを有することを特長とする工作機械。
  10. 請求項9に記載した工作機械であって主軸ユニットをX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の内のいずれか1軸方向、いずれか2軸方向又は3軸方向に移動させる移動機構を設けたことを特長とするCNC工作機械。
  11. 請求項10に記載した工作機械であって、主軸ユニットの主軸ケース又は主軸筒(以下単に「主軸ケース等」という。)が円柱形の外面を有するものとし、静圧ガイドとクランプ静圧ガイドとにより主軸軸心方向に前記主軸ユニットをガイドする構成とし、
    前記静圧ガイドと前記クランプ静圧ガイドはともに軸受部を有するものとし、主軸ケース等の外面と前記軸受部との間を滑り面とし、高圧の潤滑流体「以下単に「潤滑油」という。」を前記軸受部に強制的に流すことにより、主軸軸心方向から見た断面視において前記主軸ケース等の全周の大半をガイドする構成とし、
    前記クランプ静圧ガイドは、複数のスリットによって分割された楔部と油溜部を有するクランプリングと、傾斜内面と受圧面と押圧面とを有するピストンを設けてなるものとし、また前記受圧面は前記押圧面より面積が小さいものとし、
    前記受圧面側に潤滑油を供給し、前記押圧面側に方向制御弁を介して潤滑油を供給するものとし、前記押圧面側に潤滑油を供給しない場合は前記受圧面が前記潤滑油に押されて前記ピストンが前記クランプリングから離れるものとし、
    前記方向制御弁を切り替えて前記押圧面側に潤滑油を供給した場合は、前記ピストンが前記クランプリングに向かって押され、前記傾斜内面が前記クランプリングの前記楔部を押す構成にしたことを特長とするCNC工作機械。
  12. 請求項10又は請求項11のいずれかに記載した工作機械であって、主軸ユニットに工具用スピンドルを取り付け、さらに工具用マガジンを取り付けたことを特長とするマシニングセンタ。
  13. 請求項10又は請求項11のいずれかに記載した工作機械であって、主軸ユニットにチャック用スピンドルを取り付け、前記チャック用スピンドルにチャックを取り付け、前記主軸ユニットを移動させることにより前記チャックで保持した工作物が移動する空間を加工空間とし、前記加工区間のいずれかに切削工具若しくは研削工具又は切削工具と研削工具の両方を取り付けたことを特長とするCNC工作機械。
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