JP4133960B2 - ピストンリング組付け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ピストンの上段の溝に第1のリングを組付け、中段の溝に第2のリングを組付け、下段の溝に第1サイドリング、オイルリング、第2サイドリングを組付ける場合に、機能や径が異なるピストンリングの組付けに対する対応は容易で、自動組付け作業中においてピストンリングの補給が可能であるピストンリング組付け装置に関するものである。
ピストンリングを、マガジンからピストンまで、受取り保持機構で搬送して組付ける装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、ピストンリングをマガジンから直接ピストンに組付ける装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開昭54−140300号公報(第6頁、第4図) 特許第3232957号公報(第6頁、図2)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図15は、従来の技術の基本構成を説明する図であり、従来の「内燃機関のピストンに対する組オイルリングのスペーサリング自動嵌込み装置」は、図右のピストン400にスペーサリング拡径機構Cから取出したスペーサリング401を組込むもので、スペーサリング拡径機構Cのマガジン402は、スペーサリング401の内径より外径が大きいテーパ形のスペーサリング拡径案内部材403を有し、マガジン402の下からスペーサリング送り部材404でスペーサリング401を押し上げ、スペーサリング受取り保持機構Aに押込み収容する。スペーサリング受取り保持機構Aは、ピストン400側との間を矢印(図の左右方向)のように往復可能で、ピストン400の上までスペーサリング401を運ぶと、キャリアBは下降してスペーサリング401を組付ける。引き続き、ピストン400を下流(図の裏)に送り、同様にサイドレールリングやセカンドリングなどのリングを連続して組込むことができるので、スペーサリング401および他のリングを自動組込みすることができるというものである。
次に特許文献2を次図に基づいて説明する。
図16は、別の従来の技術の基本構成を説明する図であり、従来の「ピストンリング組付け装置」は、図左上のピストン411にスペーサリング412を組込むもので、スペーサリング412をマガジン部413に積層した後、プッシャ部材414で押し上げることで、マガジン部413の上端に嵌合したカップ部材415を介して直接ピストン411に組込む。
しかし、特許文献1のスペーサリング自動嵌込み装置では、スペーサリング401をスペーサリング拡径機構Cに補充する際には、スペーサリング自動嵌込み装置を停止させる必要があり、手間がかかるとともに停止時間が長くなる。
また、スペーサリング自動嵌込み装置では、スペーサリング拡径機構Cのマガジン402に特殊な形状をしたスペーサリング401を積層し、下から上に押し上げた場合に、下に位置するスペーサリング401に変形が生じることがあり、下に位置するスペーサリング401をマガジン402から取出す際に、マガジン402やスペーサリング受取り保持機構Aに干渉することがある。
特許文献2のピストンリング組付け装置では、スペーサリング412をマガジン部413に補充する際には、ピストンリング組付け装置を停止させる必要があり、手間がかかるとともに停止時間が長くなる。
また、マガジン部413に特殊な形状をしたスペーサリング412を重ねた場合に、下に位置するスペーサリング412に変形が生じることがあり、下に位置するスペーサリング412がマガジン部413から飛び出す際にマガジン部413に干渉する心配がある。
本発明は、オイルリング(スペーサリング)などのピストンリングを装置に供給する供給作業に手間がかからず、供給する際の装置の停止時間を短縮し、積層した場合に下になったオイルリング(スペーサリング)の変形を防止するピストンリング組付け装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ピストンの上段の溝に第1のリングを組付け、中段の溝に第2のリングを組付け、下段の溝に第1サイドリング、オイルリング、第2サイドリングを組付けるピストンリング組付け装置において、ピストンの頭部を下にしてコンベアで把持位置まで搬送したピストンを把持し、回転台に載せ、ピストンピン孔を基準にピストンを位置決めする位置決め装置と、位置決めされたピストンを把持してオイルリング用ツインマガジン装置の上端部に載せ、オイルリングを組付けるオイルリング組付けステーションと、オイルリング付きのピストンを把持して第1サイドリング用ツインマガジン装置の上端部に載せ、第1サイドリングを組付ける第1サイドリング組付けステーションと、第1サイドリング付きのピストンを把持して第2サイドリング用ツインマガジン装置の上端部に載せ、第2サイドリングを組付ける第2サイドリング組付けステーションと、第2サイドリング付きのピストンを把持して第2のリング用ツインマガジン装置の上端部に載せ、第2のリングを組付ける第2のリング組付けステーションと、第2のリング付きのピストンを把持して第1のリング用ツインマガジン装置の上端部に載せ、第1のリングを組付ける第1のリング組付けステーションと、を備え、各ツインマガジン装置は、ピストンを載せてリングを組付ける稼働マガジンと、この稼働マガジンに対して並列に配置し供給されたリングを保持して待機する待機マガジンと、これらの待機マガジンと稼働マガジンとの間の中央を中心に旋回させるマガジン交換装置と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、オイルリング組付けステーションは、第1・第2サイドリング組付けステーションおよび第1・第2のリング組付けステーションがそれぞれ保持するリングの数に比べ、半数のオイルリングを保持するとともに、半数のオイルリングを保持する同一のオイルリング組付けステーションを併設したことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、オイルリング組付けステーションの一方で且つ位置決め装置側を第1ステーションとし、他方を第2ステーションとし、第1サイドリング組付けステーションを第3ステーションとし、第2サイドリング組付けステーションを第4ステーションとし、第2のリング組付けステーションを第5ステーションとし、第1のリング組付けステーションを第6ステーションとしたときに、奇数番のステーションのマガジン交換装置は、偶数番のステーションのマガジン交換装置が停止状態であるときに旋回可能となり、偶数番のステーションのマガジン交換装置は、奇数番のステーションのマガジン交換装置が停止状態にあるときに旋回可能となることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、待機マガジンと稼働マガジンとの間の中央を中心に旋回させるマガジン交換装置と、を備えるので、稼働マガジンを用いてオイルリングなどのピストンリングを組付けている時間内に、作業者は待機マガジンにオイルリングなどのピストンリングを供給することができる。
稼働マガジンに積層したオイルリングなどのピストンリングを全て組付けたなら引き続いて、マガジン交換装置で回転させることで、稼働マガジンから待機マガジンに交換するので、オイルリングなどのピストンリングをピストンリング組付け装置に供給する供給作業に手間がかからない。
また、稼働マガジンを用いてオイルリングなどのピストンリングを組付けている時間内に、作業者は待機マガジンにオイルリングなどのピストンリングを供給して供給を済ませ、稼働マガジンに積層したオイルリングなどのピストンリングを全て組付けたなら引き続いて、マガジン交換装置で回転させることで、稼働マガジンから待機マガジンに交換するので、オイルリングなどのピストンリングの供給に必要な時間は少なくなり、供給作業の際のピストンリング組付け装置の停止時間を短縮することができる。
請求項2に係る発明では、オイルリング組付けステーションは、第1・第2サイドリング組付けステーションおよび第1・第2のリング組付けステーションがそれぞれ保持するリングの数に比べ、半数のオイルリングを保持するとともに、半数のオイルリングを保持する同一のオイルリング組付けステーションを併設したしたので、積層した場合に下になったオイルリングに加わるオイルリングの重さは小さくなり、オイルリングの変形を防止することができるという利点がある。
また、オイルリング組付けステーションは、半数のオイルリングを保持する同一のオイルリング組付けステーションを併設したしたので、他のリング組付けステーションに比べ、オイルリングを半数だけ保持したために第1のリング組付けステーションが半分の時間で停止しても、連続して、第2のリング組付けステーションを稼働させることができ、オイルリングを半数だけ保持しても、オイルリングを供給する際のピストンリング組付け装置の停止時間を短縮することができる。
請求項3に係る発明では、例えば、第1ステーションを旋回させる場合、第2ステーションは旋回しないので、第1ステーションと第2ステーションとが干渉することはない。従って、各ステーション間のピッチを小さくすることができ、ピストンリング組付け装置の小型化を図ることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1(a),(b)は、本発明のピストンリング組付け装置の対象となるピストンおよびピストンリングの説明図である。(a)はピストンおよびピストンリングの斜視図、(b)はピストンリングを組付けたピストンの部分断面図である。
(a)において、ピストン11は、外周面12に形成した上段の溝であるリング溝13と、中段の溝であるリング溝14と、下段の溝であるリング溝15と、ピストンピン孔16と、頭部であるピストンヘッド17と、ピストンスカート18と、ピストンリング19と、を備える。
ピストンリング19は、上段のリング溝13に組付ける第1のリングとしてのトップリング21と、中段のリング溝14に組付ける第2のリングとしてのセカンドリング22と、下段のリング溝15に組付ける第1サイドリング23、オイルリング24、第2サイドリング25と、からなる。31〜35は各リング21〜25に形成した合い口を示す。
第1サイドリング23と第2サイドリング25は同じものである。Warはオイルリング24の組付け合い口幅で、オイルリング24を組付ける際に拡げる合い口34の幅である。
なお、合い口31〜35の位置を全て揃えて一致させたが、合い口31〜35の位置は任意である。
(b)において、各リング21〜25の内径D1〜D5は、自由状態においてピストン11の外径Dpより小さい。
第1サイドリング23の厚さt1は、トップリング21やセカンドリング22に比べて、薄く、ピストンリング組付け装置でピストン11に組付ける際に、拡径すると弾性変形しやすい。
オイルリング24の厚さt2は、第1サイドリング23の厚さt1より薄く、ピストンリング組付け装置でピストン11に組付ける際に、より弾性変形しやすい。
ピストン11に各リング21〜25を組付けるピストンリング組付け装置について次に説明する。
図2は、本発明のピストンリング組付け装置の正面図である。
ピストンリング組付け装置41は、架台42と、架台42に取付け、図右のピストン11の頭部(ピストンヘッド)17を下(矢印z1の方向)にしてピストン11を搬入する搬入コンベア43と、ピストン11を位置決めする位置決め装置45と、架台42に順に取付けたオイルリング組付けステーション46と、第1サイドリング組付けステーション47と、第2サイドリング組付けステーション48と、第2のリング組付けステーション51と、第1のリング組付けステーション52と、架台42の上部に配置してピストン11をY軸方向にピッチPだけ送るピストン移載装置53と、ピストンリングを組付けたピストン11を搬出する搬出装置54と、これらを予め設定した条件に基づいて制御する制御装置(図に示していない。)と、を備える。
オイルリング組付けステーション46は、第1オイルリング組付けステーション46aを配置し、第1オイルリング組付けステーション46aの下流側の隣に第2オイルリング組付けステーション46bを併設したもので、オイルリングを組付ける場合は、第1オイルリング組付けステーション46aか第2オイルリング組付けステーション46bかの何れかでオイルリングを組付ける。
ピッチPは、各ステーション46a〜52間のピッチでもある。
図右上の軸は、直線又は回転で動く方向を示す座標軸であり、X(図3参照)は水平な直線運動(図の表裏方向)を示す軸、YはXに直交する軸、ZはX,Yに直交する鉛直軸、CはZ軸の周りの旋回運動を示す軸である。
位置決め装置45は、搬入コンベア43からピストン11を持ち上げるピストン持ち上げ装置55と、ピストン持ち上げ装置55がY軸方向に運び、下降することで載せたピストン11を更にZ軸方向に上げる上昇手段56と、上昇手段56に載せてピストン11をC軸方向に回転させ位置を決定するピストンC軸回転手段57とからなる。58は上昇手段56の上昇位置を検出するピストン上昇検出手段を示す。
ピストン持ち上げ装置55は、架台42に第1Y軸スライド機構61(第1シリンダ62を備える。)を取付け、第1Y軸スライド機構61に吊上げ機構63を取付けたもので、ピストン11を吊上げ機構63の把持手段64で矢印y1の如く挟んだ後、吊上げ機構63で矢印y2の様に上昇し、引き続き、第1Y軸スライド機構61を矢印y3の様にスライドさせ、把持手段64はピストンC軸回転手段57の回転台66にピストン11を載せ、第1Y軸スライド機構61で戻る。ピストンC軸回転手段57については後述する。
ピストン11をY軸方向にピッチPだけ送るピストン移載装置53を次に説明する。
ピストン移載装置53は、架台42の上部に第2Y軸スライド機構67(ボールねじ部68、レール71を備える。)を取付け、第2Y軸スライド機構67に第1ピストンY軸移載手段74〜第6ピストンY軸移載手段79、第7ピストンY軸移載手段81をピッチPだけ離して取付けたものである。
第2Y軸スライド機構67は、距離Lp(Lp=P)だけ往復(矢印y4の方向)する。
各ステーション46a〜52を主体に構成すると、第1ピストンY軸移載手段74〜第6ピストンY軸移載手段79、第7ピストンY軸移載手段81は、それぞれ各ステーション46a〜52および搬出装置54に含まれる。すなわち、第1ピストンY軸移載手段74は第1オイルリング組付けステーション46aに含まれる。第2ピストンY軸移載手段75は第2オイルリング組付けステーション46bに、第3ピストンY軸移載手段76は第1サイドリング組付けステーション47に、第4ピストンY軸移載手段77は第2サイドリング組付けステーション48に、第5ピストンY軸移載手段78は第2のリング組付けステーション51に、第6ピストンY軸移載手段79は第1のリング組付けステーション52に、第7ピストンY軸移載手段81は搬出装置54にそれぞれ含まれる。
第1ピストンY軸移載手段74は、第2Y軸スライド機構67にZ軸スライド機構82(第2シリンダ83、レール84(図4参照)を備える。)を取付け、Z軸スライド機構82にチャック手段85を取付けたものである。
第2ピストンY軸移載手段75は、第1ピストンY軸移載手段74と同様の構成であり説明を省略する。
第3ピストンY軸移載手段76〜第6ピストンY軸移載手段79、第7ピストンY軸移載手段81は、第1ピストンY軸移載手段74と同様の構成であり説明を省略する。
第1オイルリング組付けステーション46aは、架台42にマガジン交換装置86を介して取付けたオイルリング用ツインマガジン装置87と、オイルリング用ツインマガジン装置87に積層したオイルリング24(図1参照)を押し出すリング押出し装置91と、リング押出し装置91の上方に配置してピストンの外周面12(図1参照)をクランプするピストンクランプ装置92と、第1ピストンY軸移載手段74と、からなる。
第2オイルリング組付けステーション46bは、第1オイルリング組付けステーション46aと同じ構成であるが、第1ピストンY軸移載手段74が第2ピストンY軸移載手段75に変わる。
第1サイドリング組付けステーション47は、マガジン交換装置86を介して取付けた第1サイドリング用ツインマガジン装置93と、第1サイドリング用ツインマガジン装置93に積層した第1サイドリング23(図1参照)を押し出すリング押出し装置91と、リング押出し装置91の上方に配置したピストンクランプ装置92と、第3ピストンY軸移載手段76と、からなる。
第2サイドリング組付けステーション48は、マガジン交換装置86を介して取付けた第2サイドリング用ツインマガジン装置94と、第2サイドリング用ツインマガジン装置94に積層した第2サイドリング25(図1参照)を押し出すリング押出し装置91と、リング押出し装置91の上方に配置したピストンクランプ装置92と、第4ピストンY軸移載手段77と、からなる。
第2のリング組付けステーション51は、マガジン交換装置86を介して取付けた第2のリング用ツインマガジン装置95と、第2のリング用ツインマガジン装置95に積層した第2のリング(セカンドリング)22(図1参照)を押し出すリング押出し装置91と、リング押出し装置91の上方に配置したピストンクランプ装置92と、第5ピストンY軸移載手段78と、からなる。
第1のリング組付けステーション52は、マガジン交換装置86を介して取付けた第1のリング用ツインマガジン装置96と、第1のリング用ツインマガジン装置96に積層した第1のリング(トップリング)21(図1参照)を押し出すリング押出し装置91と、リング押出し装置91の上方に配置したピストンクランプ装置92と、第6ピストンY軸移載手段79と、からなる。
すなわち、ピストンリング組付け装置41は、ピストン11の頭部(ピストンヘッド)17を下にしてコンベア43で把持位置97(図3参照)まで搬送したピストン11を把持し、回転台66(図9参照)に載せ、ピストンピン孔16(図1参照)を基準にピストン11を位置決めする位置決め装置45と、位置決めされたピストン11を第1ピストンY軸移載手段74で把持してオイルリング用ツインマガジン装置87の上端部としてのヘッド載せ部材255に載せ、オイルリング24(図1参照)を組付けるオイルリング組付けステーション46と、オイルリング24付きのピストン11を第3ピストンY軸移載手段76で把持して第1サイドリング用ツインマガジン装置93の上端部としてのヘッド載せ部材255に載せ、第1サイドリング23を組付ける第1サイドリング組付けステーション47と、第1サイドリング23並びにオイルリング24付きのピストン11を第4ピストンY軸移載手段77で把持して第2サイドリング用ツインマガジン装置94の上端部としてのヘッド載せ部材255に載せ、第2サイドリング25(図1参照)を組付ける第2サイドリング組付けステーション48と、第2サイドリング25並びにリング23,24付きのピストン11を第5ピストンY軸移載手段78で把持して第2のリング用ツインマガジン装置95の上端部としてのヘッド載せ部材255に載せ、第2のリング(セカンドリング)22(図1参照)を組付ける第2のリング組付けステーション51と、第2のリング22並びにリング23,24,25付きのピストン11を第6ピストンY軸移載手段79で把持して第1のリング用ツインマガジン装置96の上端部としてのヘッド載せ部材255に載せ、第1のリング(トップリング)21(図1参照)を組付ける第1のリング組付けステーション52と、を備える。
図3は、本発明のピストンリング組付け装置の平面図である。
ピストンリング組付け装置41は、既に説明したように、図右の位置決め装置45と、位置決めされたピストン11を第1ピストンY軸移載手段74でオイルリング用ツインマガジン装置87に載せ、オイルリング24(図1参照)を組付けるオイルリング組付けステーション46と、ピストン11を第3ピストンY軸移載手段76で第1サイドリング用ツインマガジン装置93に載せ、第1サイドリング23(図1参照)を組付ける第1サイドリング組付けステーション47と、ピストン11を第4ピストンY軸移載手段77で第2サイドリング用ツインマガジン装置94に載せ、第2サイドリング25(図1参照)を組付ける第2サイドリング組付けステーション48と、ピストン11を第5ピストンY軸移載手段78で第2のリング用ツインマガジン装置95に載せ、第2のリング(セカンドリング)22(図1参照)を組付ける第2のリング組付けステーション51と、ピストン11を第6ピストンY軸移載手段79で第1のリング用ツインマガジン装置96に載せ、第1のリング(トップリング)21(図1参照)を組付ける第1のリング組付けステーション52と、を備える。
搬出装置54は、下降装置101と、下降装置101で下降させたピストン11を矢印x1のように下流に押す押し装置102と、押されて載ったピストン11を矢印x2の方向に搬出する搬出コンベア103と、を備える。
図中、111は各ツインマガジン装置87,93〜96の後退限位置、112は後退限位置111から各ツインマガジン装置87,93〜96がストロークSx1だけ前進した位置であり前進限位置、113は各ツインマガジン装置87,93〜96が前進限位置112で止まってピストンリングを組付ける位置であり稼働位置、114は各ツインマガジン装置87,93〜96が前進限位置112で止まり、各ツインマガジン装置87,93〜96に作業者がピストンリングを供給する位置であり且つピストンリングを供給された状態で稼働中に待機する待機位置である。
各ツインマガジン装置87,93〜96について次に説明する。
オイルリング用ツインマガジン装置87は、第1マガジン装置117と、第1マガジン装置117に並列に配置した第2マガジン装置118と、を備え、稼働位置113で静止したマガジンを稼働マガジンと呼称し、待機位置114で静止したマガジンを待機マガジンと呼称する。
稼働マガジンと待機マガジンの呼称についてオイルリング用ツインマガジン装置87を例に説明する。
オイルリング用ツインマガジン装置87は、ピストン11を載せてオイルリング24(図1参照)を組付ける稼働マガジン(第1マガジン装置)117と、この稼働マガジン117に対して並列に配置し供給されたオイルリング24(図1参照)を保持して待機する待機マガジン(第2マガジン装置)118と、これらの待機マガジン118と稼働マガジン117との間の中央を中心121に旋回させるマガジン交換装置86と、を備える。
マガジン交換装置86で稼働マガジン117と待機マガジン118がC軸方向に180°回転(図12参照)すると、待機マガジン118は稼働マガジンとなり、一方、稼働マガジン(第1マガジン装置)117は待機マガジンとなる。
第1サイドリング用ツインマガジン装置93は、第3マガジン装置122と、第3マガジン装置122に並列に配置した第4マガジン装置123と、マガジン交換装置86と、を備える。
第2サイドリング用ツインマガジン装置94は、第1サイドリング用ツインマガジン装置93と同じであり、説明を省略する。
第2のリング用ツインマガジン装置95は、第1サイドリング用ツインマガジン装置93と同様であり、説明を省略する。
第1のリング用ツインマガジン装置96は、第1サイドリング用ツインマガジン装置93と同様であり、説明を省略する。
ここで、第1オイルリング組付けステーション46aを第1ステーション124とし、第2オイルリング組付けステーション46bを第2ステーション125とし、第1サイドリング組付けステーション47を第3ステーション126とし、第2サイドリング組付けステーション48を第4ステーション127とし、第2のリング組付けステーション51を第5ステーション128とし、第1のリング組付けステーション52を第6ステーション129とする。
「オイルリング組付けステーション46の一方で且つ位置決め装置45側を」とは、第1オイルリング組付けステーション46aを対象にした。
「オイルリング組付けステーション46の他方を」とは、第2オイルリング組付けステーション46bを対象にした。
図4は、図2の4−4線断面図であり、オイルリング組付けステーション46aの断面図である。また、図4は、オイルリング組付けステーション46bの断面図に相当する。 オイルリング組付けステーション46aは、上述したように、架台42に取付けたマガジン交換装置86と、マガジン交換装置86に取付けたオイルリング用ツインマガジン装置87(第1・第2マガジン装置117,118を備える。)と、第1マガジン装置117と第2マガジン装置118に積層したオイルリング24(図1参照)をその都度押し出すリング押出し装置91と、架台42の上部に取付けたピストンクランプ装置92および第1ピストンY軸移載手段74と、からなる。
マガジン交換装置86は後退限位置111でC軸方向に旋回可能であり、またストロークSx1だけ前進(矢印x3の方向)して前進限位置112まで移動可能である。
リング押出し装置91は、前進限位置112にオイルリング用ツインマガジン装置87が達すると同時に稼働位置113に達した、例えば第1マガジン装置117に沿って上昇する。詳しくは後述する。
ピストンクランプ装置92は、ピストンをクランプするとともに、オイルリングなどのピストンリング19(図1参照)を組付ける際に、ピストンリングの飛び出しを防止し、且つピストンリングの位置やリング溝の位置を検出する。
第1ピストンY軸移載手段74は、既に説明したように、第2Y軸スライド機構67にZ軸スライド機構82(第2シリンダ83、レール84を備える。)を取付け、Z軸スライド機構82にチャック手段85を取付けたもので、チャック手段85を取付けることで、チャック手段85によってピストンを挟み(図10参照)、挟んだピストンを第2シリンダ83の出力によってストロークScだけ昇降させる。
図5は、図2の5−5線断面図であり、第1サイドリング組付けステーション47の断面図である。また、図5は第2サイドリング組付けステーション48の断面図、第2のリング組付けステーション51の断面図、第1のリング組付けステーション52の断面図に相当する。
第1サイドリング組付けステーション47は、既に述べたように、架台42に取付けたマガジン交換装置86と、マガジン交換装置86に取付けた第1サイドリング用ツインマガジン装置93(第3・第4マガジン装置122,123を備える。)と、第3マガジン装置122と第4マガジン装置123に積層した第1サイドリング23(図1参照)をその都度押し出すリング押出し装置91と、架台42の上部に取付けたピストンクランプ装置92および第3ピストンY軸移載手段76と、からなる。
第3ピストンY軸移載手段76は、既に説明したように、第2Y軸スライド機構67にZ軸スライド機構82(第2シリンダ83、レール84を備える。)を取付け、Z軸スライド機構82にチャック手段85を取付けたもので、チャック手段85を取付けることで、チャック手段85によってピストンを挟み(図10参照)、挟んだピストンを第2シリンダ83の出力によってストロークScだけ昇降させる。
リング押出し装置91は、前進限位置112に第1サイドリング用ツインマガジン装置93が達すると同時に稼働位置113に達した、例えば第3マガジン装置122に沿って上昇する。
また、リング押出し装置91は、架台42にZ軸方向に駆動する駆動手段131を取付け、駆動手段131にリフト二股部材132を取付け、リフト二股部材132によって離れて上昇可能にマガジン交換装置86にリング上昇機構133を取付け、架台42に位置検出手段134(図6参照)を取付け、位置検出手段134の情報並びに制御装置によって制御される。
各マガジン、例えば、第3マガジン装置122に沿ってリング上昇機構133を上昇させるリング押出し装置91の駆動手段131を次に説明する。
図6は、図4の6−6線断面図であり、リング押出し装置91の正面図で、6台のリング押出し装置91を示す。
リング押出し装置91の駆動手段131は、電動モータ135、ボールねじ136、レール部材137を備える。
リフト二股部材132は、上面138(図13参照)に第1位置決めピン139,139を備え、例えば、オイルリング組付けステーション46aや第1サイドリング組付けステーション47のピストンリングを押し上げる。
オイルリング組付けステーション46aの動作の概要を次に説明する。
図7は、本発明のオイルリング組付けステーションの概要動作説明図である。
オイルリング組付けステーション46aでは、予め後退限位置111で第1・第2マガジン装置117,118にオイルリング24・・・(・・・は複数を示す。以下同様。)を嵌めつつ枚数Nrを積層することで、供給を済ませる。枚数Nrは、Nr=Ns(図8参照)×50%とする。その次に、制御装置の「開始ボタン」を押すと、予め設定した条件に基づいてマガジン交換装置86は前進限位置112まで移動(X軸方向)し、第1マガジン装置117に向けて第1ピストンY軸移載手段74が下降(Z軸方向)し、ピストン11を載せる。続けて、ピストンクランプ装置92がピストン11をクランプするとともに、リング押出し装置91が矢印z2のように上昇を開始し、ピストン11にオイルリング24を組付ける。リング押出し装置91がストロークSpだけ上昇して第1マガジン装置117に供給したオイルリング24を全て組付け、無い状態になると、リング押出し装置91は矢印z3のように下降し、マガジン交換装置86は、後退限位置111で旋回した後、前進限位置112まで前進する。引き続き、稼働位置113に位置する第2マガジン装置118から同様にオイルリング24を押出しながら組付ける。
オイルリング24を組付け終えたピストン11は第2ピストンY軸移載手段75を介して第3ピストンY軸移載手段76によって第1サイドリング組付けステーション47(図8参照)へ移載される。
第1サイドリング組付けステーション47の動作の概要を次に説明する。
図8は、本発明の第1サイドリング組付けステーションの概要動作説明図である。
第1サイドリング組付けステーション47では、予め後退限位置111で第3・第4マガジン装置122,123に第1サイドリング23・・・を嵌めつつ枚数Nsを積層することで、供給を済ませる。その次に、制御装置の「開始ボタン」を押すと、予め設定した条件に基づいてマガジン交換装置86は前進限位置112まで移動(X軸方向)し、第3マガジン装置122に向けて第3ピストンY軸移載手段76が移動(Y軸方向)し、オイルリング24付きのピストン11を載せる。続けて、ピストンクランプ装置92がピストン11をクランプするとともに、リング押出し装置91が矢印z2のように上昇を開始し、ピストン11に第1サイドリング23を組付ける。リング押出し装置91がストロークSsだけ上昇して第3マガジン装置122に供給した第1サイドリング23を全て組付け、無い状態になると、リング押出し装置91は矢印z3のように下降し、マガジン交換装置86は、後退限位置111で旋回した後、前進限位置112まで前進する。引き続き、稼働位置113に位置する第4マガジン装置123から同様に第1サイドリング23を押出しながら組付ける。
第1サイドリング23を組付け終えたピストン11は第4ピストンY軸移載手段77によって第2サイドリング組付けステーション48(図2参照)へ移載される。
引き続き、残りの組付けステーション48,51,52で残りのリング25,22,21を第1サイドリング組付けステーション47と同様に組付けると、1個目のピストンリングの組付けは完了する。連続して、2個目以降の組付けが続く。
ピストンリング組付け装置41を説明したが、ピストンリング組付け装置41を詳しく次ぎに説明する。
図9は、図2の9−9線断面図であり、位置決め装置45の上昇手段56およびピストンC軸回転手段57の断面図である。
上昇手段56は、架台42(図2参照)に第1取付部材144を取付け、第1取付部材144に第3シリンダ145を固定し、第3シリンダ145にガイド手段146(ガイドバー147,147を有する。)を連結するとともに第1取付部材144にZ軸方向に移動自在に取付け、ピストン11を距離Sf(図2参照)だけ上げる。
ピストンC軸回転手段57は、上昇手段56に第2取付部材151を取付け、第2取付部材151に回転駆動源152を取付け、回転駆動源152に回転台66を接続するとともに第2取付部材151に回転台66を回転可能に嵌合し、第2取付部材151の上部にピストンピン孔検出手段153(例えば、非接触検出器154,154を備える。)を取付け、非接触検出器154,154の情報と予め設定した条件とに基づいて、ピストン11をC軸方向に回転させて位置決めを行う。
図10は、図9の10矢視図であり、位置決め装置45の平面図である。
位置決め装置45は、非接触検出器154,154の情報と予め設定した条件とに基づいて、ピストン11をC軸方向に回転させ、ピストンピン孔16を位置決め角度θにほぼ一致させる。
このように、位置決め装置45では、ピストンピン孔16を基準にピストン11のC軸方向の位置決めするので、各ステーションへ移載する際に、ピストン11のピストンスカート18(図1参照)を確実に挟むことができ、ピストン11のX軸方向の座標並びにY軸方向の座標をマガジンの中心座標に一致させることができ、マガジンとの干渉を防止することができる。
図4のマガジン交換装置86およびリング押出し装置91のリング上昇機構133について次に説明する。
図11は、図4の11部詳細図であり、マガジン交換装置86の断面図およびリング押出し装置91のリング上昇機構133の断面図である。
マガジン交換装置86は、架台42にガイド手段155を取付け、ガイド手段155に第3取付部材156を取付け、第3取付部材156の下部に回転駆動源157を取付け、回転駆動源157に回転テーブル158を接続するとともに、回転テーブル158を第3取付部材156に軸受け161,161を介して回転自在(C軸方向)に嵌合し、第3取付部材156の側部と架台42との間にシリンダ162(ロッド163を備える。)を接続し、架台42に受け部材164を稼働位置113の近傍で第3取付部材156の下部を支持するように取付け、架台42に位置検出手段165(図12参照),166(図12参照)を配置したもので、位置検出手段165,166の情報並びに制御装置によって制御される。167は中心軸線を示す。
また、マガジン交換装置86は、マガジン装置の中央168であり且つ回転テーブル158の中央168を中心にして回転駆動源157および回転テーブル158によって旋回する。
リング上昇機構133は、マガジン装置に沿って直接ピストンリング19(図1参照)を上昇させるもので、回転テーブル158に第1マガジン装置117などのマガジンを嵌合するマガジン嵌合台171を取付け、マガジン嵌合台171の両側に配置するとともに回転テーブル158にブロック172,172を取付け、ブロック172,172の上面173(図13参照),173(図13参照)に第2位置決めピン174,174を取付け、これらの上面173,173に載るとともに第2位置決めピン174,174に嵌る昇降板部材175を形成し、この昇降板部材175にリング当接手段176・・・を4個取付けたものである。
リング当接手段176は、昇降板部材175に径調節スライド部材178を取付け、径調節スライド部材178に支持板181を取付け、支持板181と径調節スライド部材178との間に圧縮ばね182を、支持板181が径の内方(矢印a1の方向)に復帰するように配置し、支持板181の先端に分割円環184を取付けたもので、圧縮ばね182並びに径調節スライド部材178によって分割円環184を第1マガジン装置117などのマガジンの外径に対して自動的に対応させる。
また、リング当接手段176は、二点鎖線で示す稼働位置113の位置でリフト二股部材132によって昇降板部材175を介して昇降することで、4個の分割円環184・・・を昇降する。
図12は、図11の12矢視図であり、マガジン交換装置86の平面図およびリング押出し装置91の平面図である。
マガジン交換装置86は、既に説明したが、回転駆動源157で長方形の回転テーブル158を、中央168を中心121にして矢印c1・・・のように連続して旋回させるとともに角度θc(例えば、θc=180°)だけ旋回させる。
また、マガジン交換装置86は、ガイド手段155およびシリンダ162によって後退限位置111と前進限位置112間をストロークSx1だけ、位置検出手段165,166の情報に基づいて往復する。
なお、旋回の方向は任意である。
ガイド手段155は、架台42にガイドレール186,186を離して取付け、ガイドレール186,186のブロック187・・・を第3取付部材156に取付けものである。
リフト二股部材132には、第1マガジン装置117(図18参照)などのマガジンとの干渉を避けるためにU部191を形成した。
昇降板部材175には、第1マガジン装置117(図18参照)などのマガジンとの干渉を避けるために、円形のマガジン通し部192を開けた。
図13は、本発明のピストンリング組付け装置が備えるリング上昇機構の斜視図である。
リング上昇機構133は、前述したように、マガジンに沿って直接ピストンリング19(図1参照)を上昇させるもので、マガジン嵌合台171にマガジンの下の端部材203をボルト194・・・で一体的に取付け、第2位置決めピン174,174に昇降板部材175の基準孔195,195を矢印z4のように嵌めるとともにブロック172,172の上面173,173に載せ、ピストンリングを組込みする場合には、リフト二股部材132が上昇して昇降板部材175の基準孔196,196に第1位置決めピン139,139を矢印z5のように嵌め、引き続き上昇してブロック172,172から昇降板部材175を離す。
以上に述べたピストンリング組付け装置の作用を次に説明する。
図14は、本発明のピストンリング組付け装置の作用図である。図1、図2、図3を併用して作用を説明する。
ピストンリング組付け装置41では、オイルリング用ツインマガジン装置87は、上端部(ヘッド載せ部材)255にピストン11を載せてオイルリング24を組付ける稼働マガジン(第1マガジン装置)117と、この稼働マガジン117に対して並列に配置し供給されたオイルリング24を保持して待機する待機マガジン(第2マガジン装置)118と、これらの待機マガジン118と稼働マガジン117との間の中央を中心121に旋回させるマガジン交換装置86と、を備えるので、稼働マガジン117を用いてオイルリング24を組付けている時間内に、作業者Mは待機マガジン118にオイルリング24を矢印z6のように供給することができる。稼働マガジン117に積層したオイルリング24を全て組付けたなら引き続いて、マガジン交換装置86で矢印c3のように回転させることで、稼働マガジン117から待機マガジン118に交換するので、オイルリング24をピストンリング組付け装置41に供給する供給作業に手間がかからない。
また、稼働マガジン117を用いてオイルリング24を組付けている時間内に、作業者Mは待機マガジン118にオイルリング24を矢印z6のように供給して供給を済ませ、稼働マガジン117に積層したオイルリング24を全て組付けたなら引き続いて、マガジン交換装置86で矢印c3のように回転させることで、稼働マガジン117から待機マガジン118に交換するので、オイルリング24の供給に必要な時間は少なくなり、供給作業の際のピストンリング組付け装置41の停止時間を短縮することができる。
ピストンリング組付け装置41では、オイルリング組付けステーション46は、第1・第2サイドリング組付けステーション47,48がそれぞれ保持する第1サイドリング23、第2サイドリング25の数(枚数)Ns若しくは、第1・第2のリング組付けステーション51,52がそれぞれ保持するトップリング21、セカンドリング22の数(枚数)Nsに比べ、半数の枚数Nrのオイルリング24を保持するので、下になったオイルリング24に加わるオイルリング24の重さは小さくなり、オイルリング24の変形を防止することができる。
また、ピストンリング組付け装置41では、オイルリング組付けステーション46は、第1・第2サイドリング組付けステーション47,48がそれぞれ保持する第1サイドリング23、第2サイドリング25の数(枚数)Ns若しくは、第1・第2のリング組付けステーション51,52がそれぞれ保持するトップリング21、セカンドリング22の数(枚数)Nsに比べ、半数の枚数Nrのオイルリング24を保持するとともに、半数の枚数Nrのオイルリング24を保持する同一の第1オイルリング組付けステーション46aと、第2オイルリング組付けステーション46bを併設したので、オイルリング24を半数だけ保持したことで第1オイルリング組付けステーション46aが半分の時間で停止しても、連続して、第2オイルリング組付けステーション46bを稼働させることができ、オイルリング24を半数だけ保持しても、オイルリング24を供給する際のピストンリング組付け装置41の停止時間を短縮することができる。
オイルリング組付けステーションの一方で且つ位置決め装置側を第1ステーション124とし、他方を第2ステーション125とし、第1サイドリング組付けステーションを第3ステーション126とし、第2サイドリング組付けステーションを第4ステーション127とし、第2のリング組付けステーションを第5ステーション128とし、第1のリング組付けステーションを第6ステーション129としたときに、奇数番のステーション124,126,128のマガジン交換装置86は、偶数番のステーション125,127,129のマガジン交換装置86が停止状態であるときに旋回可能となり、偶数番のステーション125,127,129のマガジン交換装置86は、奇数番のステーション124,126,128のマガジン交換装置86が停止状態にあるときに旋回可能となるので、旋回した際に隣のステーションと干渉しない。例えば、第1ステーション124を旋回させる場合、第2ステーション125は旋回しないので、第1ステーション124と第2ステーション125とが干渉することはない。従って、各ステーション46a〜52間のピッチPを小さくすることができ、ピストンリング組付け装置41の小型化を図ることができる。
本発明のピストンリング組付け装置は、ピストンリングの組付けに好適である。
本発明のピストンリング組付け装置の対象となるピストンおよびピストンリングの説明図 本発明のピストンリング組付け装置の正面図 本発明のピストンリング組付け装置の平面図 図2の4−4線断面図 図2の5−5線断面図 図4の6−6線断面図 本発明のオイルリング組付けステーションの概要動作説明図 本発明の第1サイドリング組付けステーションの概要動作説明図 図2の9−9線断面図 図9の10矢視図 図4の11部詳細図 図11の12矢視図 本発明のピストンリング組付け装置が備えるリング上昇機構の斜視図 本発明のピストンリング組付け装置の作用図 従来の技術の基本構成を説明する図 別の従来の技術の基本構成を説明する図
符号の説明
11…ピストン、16…ピストンピン孔、17…頭部(ピストンヘッド、21…第1のリング(トップリング)、22…第2のリング(セカンドリング)、23…第1サイドリング、24…オイルリング、25…第2サイドリング、41…ピストンリング組付け装置、45…位置決め装置、46…オイルリング組付けステーション、47…第1サイドリング組付けステーション、48…第2サイドリング組付けステーション、51…第2のリング組付けステーション、52…第1のリング組付けステーション、66…回転台、86…マガジン交換装置、87…オイルリング用ツインマガジン装置、93…第1サイドリング用ツインマガジン装置、94…第2サイドリング用ツインマガジン装置、95…第2のリング用ツインマガジン装置、96…第1のリング用ツインマガジン装置、117…稼働マガジン(第1マガジン装置)、118…待機マガジン(第2マガジン装置)、121…中心、124…第1ステーション、125…第2ステーション、126…第3ステーション、127…第4ステーション、128…第5ステーション、129…第6ステーション、255…上端部(ヘッド載せ部材)。

Claims (3)

  1. ピストンの上段の溝に第1のリングを組付け、中段の溝に第2のリングを組付け、下段の溝に第1サイドリング、オイルリング、第2サイドリングを組付けるピストンリング組付け装置において、
    ピストンの頭部を下にしてコンベアで把持位置まで搬送したピストンを把持し、回転台に載せ、ピストンピン孔を基準にピストンを位置決めする位置決め装置と、
    位置決めされたピストンを把持してオイルリング用ツインマガジン装置の上端部に載せ、オイルリングを組付けるオイルリング組付けステーションと、
    オイルリング付きのピストンを把持して第1サイドリング用ツインマガジン装置の上端部に載せ、第1サイドリングを組付ける第1サイドリング組付けステーションと、
    第1サイドリング付きのピストンを把持して第2サイドリング用ツインマガジン装置の上端部に載せ、第2サイドリングを組付ける第2サイドリング組付けステーションと、
    第2サイドリング付きのピストンを把持して第2のリング用ツインマガジン装置の上端部に載せ、第2のリングを組付ける第2のリング組付けステーションと、
    第2のリング付きのピストンを把持して第1のリング用ツインマガジン装置の上端部に載せ、第1のリングを組付ける第1のリング組付けステーションと、を備え、
    前記各ツインマガジン装置は、ピストンを載せてリングを組付ける稼働マガジンと、この稼働マガジンに対して並列に配置し供給されたリングを保持して待機する待機マガジンと、これらの待機マガジンと稼働マガジンとの間の中央を中心に旋回させるマガジン交換装置と、を備えたことを特徴とするピストンリング組付け装置。
  2. 前記オイルリング組付けステーションは、第1・第2サイドリング組付けステーションおよび第1・第2のリング組付けステーションがそれぞれ保持するリングの数に比べ、半数のオイルリングを保持するとともに、半数のオイルリングを保持する同一のオイルリング組付けステーションを併設したことを特徴とする請求項1記載のピストンリング組付け装置。
  3. 前記オイルリング組付けステーションの一方で且つ位置決め装置側を第1ステーションとし、他方を第2ステーションとし、第1サイドリング組付けステーションを第3ステーションとし、第2サイドリング組付けステーションを第4ステーションとし、第2のリング組付けステーションを第5ステーションとし、第1のリング組付けステーションを第6ステーションとしたときに、
    奇数番のステーションのマガジン交換装置は、偶数番のステーションのマガジン交換装置が停止状態であるときに旋回可能となり、偶数番のステーションのマガジン交換装置は、奇数番のステーションのマガジン交換装置が停止状態にあるときに旋回可能となることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のピストンリング組付け装置。
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