JP4422450B2 - 蒸し調理用袋 - Google Patents

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Description

本発明は、内容物を収納して冷凍保存しておき、使用時にそのまま蒸し器に入れて調理することのできる蒸し調理用袋に関する。
従来、電子レンジ加熱ないしは蒸し調理が可能な袋としては、不織布のみより構成される一枚の原反を折り重ねるか、或いは二枚の原反を重ねて四辺のうち少なくとも一辺をヒートシールした電子レンジ加熱用食品包装袋(例えば、特許文献1参照)、プラスチックフィルムからなる底部を有する袋であって、片面が孔の無いプラスチックフィルム、他面が底部付近を除き孔を形成した孔開きプラスチックフィルムから構成された電子レンジ加熱食品の包装用袋(例えば、特許文献2参照)等が知られている。
実開平5−82873号公報 実開平7−22985
しかしながら、前者の電子レンジ加熱用食品包装袋は、不織布のみより構成されているため、内部に収納されている内容物が見えないとともに袋を引き裂いて開封しにくいという欠点を有しており、後者の電子レンジ加熱食品の包装用袋は、底面が孔の無いプラスチックフィルムからなり上面が孔を形成した孔開きプラスチックフィルムからなる構成であり、包装袋が水分を吸収しないため露結した水分により内容物がべたついてしまうとともに袋を引き裂いて開封しにくいという欠点を有している。
本発明の目的は、内容物を収納して冷凍保存しておき、使用時にそのまま蒸し器に入れて調理することができるとともに、蒸し調理する際の蒸気の通りがよく、蒸し調理して放置した際に袋の内面に水分が露結しにくく、且つ露結が生じた場合でも水分により内容物がべたつくことのない、包装されている内容物を視認することができる蒸し調理用袋を提供することにある。
上面が複数の細孔が形成されたプラスチックフィルムからなり下面が通気性基材からなり周縁を熱接着部により接着された構成からなる蒸し調理用袋であって、前記細孔の孔径が0.1〜0.6mmであり、前記細孔が1平方メートル当たり100,000〜500,000個の割合で形成されている構成からなる蒸し調理用袋である。
上記の蒸し調理用袋の前記プラスチックフィルムが2軸延伸フィルムと熱接着性樹脂層との積層体からなる構成である。
上記の蒸し調理用袋の前記通気性基材が不織布、紙からなる構成である。
本発明の蒸し調理用袋は、袋の上面が複数の細孔が形成されたプラスチックフィルムからなり下面が通気性基材からなる構成であるので、この蒸し調理用袋に饅頭等の内容物を収納して冷凍保存しておき、必要な時にそのままの状態で蒸し器に入れて調理しても、蒸し調理用袋の蒸気の透過性が良いので内容物の蒸し効果が優れるとともに、蒸し調理した後そのまま放置した場合でも、袋の内面に水蒸気が露結しないので、露結した水滴により内容物が濡れてべたついた状態となるのを防止できる。また、袋にノッチ等を形成しなくても使用時にどこからでも袋を簡単に引き裂いて開封できるので内容物の取り出しが容易であるとともに、収納されている内容物を視認できるのできわめて便利である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施形態を示す平面図、図2は図1のI−I線拡大断面図であり、1はプラスチックフィルム、2は通気性基材、3は熱接着部、4は細孔をそれぞれ表す。
本発明の蒸し調理用袋の実施形態は、平面図が図1に断面図が図2にそれぞれ示されるとおりであり、上面が複数の細孔4が形成されたプラスチックフィルム1からなり下面が通気性基材2からなり、周縁が熱接着部3にて接着された4角形状の袋である。
実施形態の蒸し調理用袋のプラスチックフィルム1に形成されている細孔4は、孔径が0.1〜0.6mmであって、細孔4は1平方メートル当たり100,000〜500,000個の割合でプラスチックフィルム1に形成されている。プラスチックフィルム1に孔径が0.1〜0.6mmの細孔を1平方メートル当たり100,000〜500,000個の割合で形成することにより、プラスチックフィルムの通気性及び蒸気の透過性を良くすることができ、蒸し調理した後そのまま放置しても水蒸気が露結して袋の内部に水滴が生じることを抑制できるので、露結した水滴により内容物がべたついたりふやけたりするのを防止することができる。また、プラスチックフィルムの強度が強くても、袋にノッチを入れることなく袋のどの箇所からでも簡単に引き裂くことができる。
プラスチックフィルム1に細孔4に形成する方法は特に制限はないが、温度均一性が高い誘導発熱を熱源とした熱針穿孔部と溶融樹脂を固化させるクーリング機構を有する加工機を使用して細孔4を形成するのが好ましい。熱針穿孔方式の場合、孔径の調節、形成する孔の密度を変えるのが容易であるとともに安定した孔が得られるものである。
プラスチックフィルム1としては、耐熱性が優れた熱接着性のフィルムであれば使用可能であるが、2軸延伸フィルムと熱接着性樹脂層が積層された構成のフィルムを使用するのが好ましい。2軸延伸フィルムは耐熱性が優れるので、プラスチックフィルム1と通気性基材2との熱接着加工が容易となる。2軸延伸フィルムとしては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)等が使用できる。熱接着性樹脂としては、未延伸ポリプロピレン(CPP)、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)等が使用できる。2軸延伸フィルムと熱接着性樹脂層の積層はドライラミネーション(DL)により行われるか、ないしは、2軸延伸フィルム面に熱接着性樹脂を押出ラミネーション(EC)することにより積層される。プラスチックフィルム1の構成としては、例えば、熱接着性樹脂コートOPP、OPP/DL/CPP、PET/DL/CPP、OPP/DL/LDPE、PET/DL/LDPE、OPP/DL/MDPE、PET/DL/MDPE、OPP/EC−PP、PET/EC−PP、OPP/EC−PE、PET/EC−PE等である。
通気性基材2としては不織布、紙、合成繊維混抄紙等が使用される。通気性基材の坪量としては特に制限はないが、製袋適性、取扱いやすさ、コスト等を考慮すると30〜50g/m2 程度が好ましい。通気性基材として使用される不織布としては、通気性が優れ引き裂きやすいものが好ましく、パルプ繊維、再生セルロース繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維等からなり湿式法にて製造された不織布が好適に使用できる。また、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維を含む不織布の場合には熱接着性を備えた不織布とすることができるので、プラスチックフィルムを構成する熱接着性樹脂層との熱接着性が良くなり、プラスチックフィルムとの熱接着強度が大となり、より好ましい。
通気性基材として使用される紙としては、純白ロール紙、晒クラフト紙、模造紙等の晒化学パルプ100%からなる紙、ないしは晒化学パルプにポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維等の熱接着性合成繊維を混抄した合成繊維混抄紙等が使用できる。プラスチックフィルムを構成する熱接着性樹脂層と紙とは熱接着可能であるが、熱接着性合成繊維を混抄した混抄紙とすることにより、プラスチックフィルムとの熱接着性を良くすることができる。
実施形態の蒸し調理用袋の場合、袋の内部に饅頭等の内容物を収納した状態で、蒸し器にて蒸すことにより、蒸気の透過性が良く蒸し効果が優れるとともに、蒸し調理した後に放置した際に水蒸気が露結して袋の内部に水滴が生じることを抑制できるので、露結した水分により内容物がべたついたり、その水分を内容物が吸収してふやけるのを防止できる。また、袋内に収納している内容物を視認することができるので使用に便利である。
本発明の蒸し調理用袋は、業務用の饅頭,豚まん,肉まん等を個包装し、大袋に収納して段ボール箱等に入れて冷凍保存しておき、必要な時に蒸し調理用袋に個包装された饅頭、豚まん、肉まん等をそのまま蒸し器に入れて蒸して使用する用途に特に有用であるが、用途は特に限定されるものではなく、蒸してから食する内容物の包装に利用できるものである。この蒸し調理用袋には絵柄等を印刷せずに使用されるものである。
本発明の実施形態を示す平面図。 図1のI−I線拡大断面図。
符号の説明
1 プラスチックフィルム
2 通気性基材
3 熱接着部
4 細孔

Claims (3)

  1. 上面が複数の細孔が形成されたプラスチックフィルムからなり下面が通気性基材からなり周縁を熱接着部により接着された構成からなる蒸し調理用袋であって、前記細孔の孔径が0.1〜0.6mmであり、前記細孔が1平方メートル当たり100,000〜500,000個の割合で形成されている構成からなることを特徴とする蒸し調理用袋。
  2. 前記プラスチックフィルムが2軸延伸フィルムと熱接着性樹脂層との積層体からなることを特徴とする請求項1記載の蒸し調理用袋。
  3. 前記通気性基材が不織布、紙からなることを特徴とする請求項1または2記載の蒸し調理用袋。
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