JP4422298B2 - 多重化記憶制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストコンピュータと外部記憶装置との間に接続し外部記憶装置を制御する多重化記憶制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータシステムにおいては磁気ディスク装置などからなるハードディスク装置が外部記憶装置として使用されている。このようなコンピュータシステムでは、例えば、2台のハードディスク装置を設けてデータを多重化して記憶するという多重化記憶装置が採用されている。
【0003】
このような多重化記憶装置は、2台のハードディスク装置を制御する多重化記憶制御装置を備え、ホストコンピュータがデータを書き込む場合は両方のハードディスク装置をアクセスして各ハードディスク装置に同じデータを書き込み、データを読み出すときは予め設定された一方のハードディスク装置をアクセスしてデータの読み出しを行うようになっている。そして、このシステムでは多重化記憶制御装置に2台のハードディスク装置が接続されていてもホストコンピュータはあたかも1台のハードディスク装置が接続されているように制御を行うことになる。
【0004】
また、このコンピュータシステムでは1台のハードディスク装置が故障するとその故障したハードディスク装置を新たなハードディスク装置と交換することになるが、もう1台のハードディスク装置には同じデータが記憶されているので多重化記憶制御装置は各ハードディスク装置をアクセスしてもう1台のハードディスク装置から交換したハードディスク装置にデータをコピーしてデータを再度多重化できるようになっている。このコピーでは多重化記憶制御装置がハードディスク装置にコマンドを発行し多重化記憶制御装置とハードディスク装置の間でデータ転送を行うことになる。
【0005】
ところで、このようなコピーを行っているときにホストコンピュータからハードディスク装置に問い合わせやアクセスがあるとハードディスク装置はホストコンピュータからの問い合わせやアクセスに対しデータ転送を要求する応答を行うことになる。しかし、実際にはコピーを実行している途中なので規定に従った正しい応答ができないという問題が発生する。
【0006】
このような問題の発生を防止するため、従来では多重記憶制御装置に大容量のRAMを設け、このRAMをハードディスク装置に見立ててホストコンピュータからの問い合わせやアクセスがあったときにホストコンピュータとRAMとの間でデータの転送を行い、後でRAMのデータに基づいて各ハードディスク装置のデータを書き換えるということを行うことで、多重化記憶制御装置はハードディスク装置間のコピーを支障なくできるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の多重化記憶制御装置は支障なくハードディスク装置間のコピーを行うにはハードディスク装置に見立てた大容量RAMを使用しなければならなかった。
そこで各請求項記載の発明は、大容量RAMを使用せずに支障なく外部記憶装置間のコピーができる多重化記憶制御装置を提供する。
請求項2記載の発明は、さらに、コピー中のホストコンピュータからの問い合わせやアクセスを受付けることができる多重化記憶制御装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ホストコンピュータと複数の外部記憶装置との間に接続し前記各外部記憶装置を制御する多重化記憶制御装置において、前記各外部記憶装置に対してアクセスする外部記憶装置アクセス部と、前記ホストコンピュータから外部記憶装置がコマンド実行中であるか否かの問い合わせがあると外部記憶装置がコマンド実行中でないことを示す信号を応答信号として発生する応答部、前記ホストコンピュータからのコマンドを保持するコマンド保持部、このコマンド保持部が保持しているコマンドを前記外部記憶装置に転送するコマンド転送部、前記外部記憶装置アクセス部が前記外部記憶装置に対してアクセスしている間に前記ホストコンピュータから外部記憶装置がコマンド実行中であるか否かの問い合わせがあると前記ホストコンピュータの信号線を前記応答部に接続し、続いて前記ホストコンピュータからコマンドがくると前記ホストコンピュータの信号線を前記コマンド保持部に接続してコマンドをそのコマンド保持部に保持させ、前記外部記憶装置アクセス部が前記各外部記憶装置に対するアクセスを終了し、かつ前記コマンド保持部が保持しているコマンドの外部記憶装置への書き込みが終了すると前記ホストコンピュータの信号線を前記各外部記憶装置に接続する接続部を有するバス切換部とを備え、前記コマンド保持部は、前記ホストコンピュータからのコマンドを保持すると、通知信号を前記接続部に通知し、前記接続部は、前記通知信号を受けた後、前記ホストコンピュータから前記外部記憶装置がコマンド実行中であるか否かの問い合わせを受けると、前記応答部から前記ホストコンピュータに対して前記外部記憶装置がコマンド実行中であることを応答させ、さらに、前記コマンド保持部がコマンドを保持している状態で前記外部記憶装置アクセス部が前記各外部記憶装置に対するアクセスを終了すると前記コマンド保持部は保持しているコマンドを前記コマンド転送部に転送することにある。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の多重化記憶制御装置において、接続部は、外部記憶装置アクセス部が複数の外部記憶装置にアクセスしているときにホストコンピュータから外部記憶装置がコマンド実行中であるか否かの問い合わせがあると、その問い合わせがあったことを前記外部記憶装置アクセス部に通知し、前記外部記憶装置アクセス部は、前記ホストコンピュータからの問い合わせがあった通知を受けると前記各外部記憶装置へのアクセスを終了することにある。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1はコンピュータシステムの構成を示すブロック図で、このコンピュータシステムは、ホストコンピュータ1と、ハードディスク装置等からなる第1の外部記憶装置2、第2の外部記憶装置3と、前記ホストコンピュータ1と各外部記憶装置2,3との間に接続した多重化記憶制御装置4とで構成している。
【0012】
前記多重化記憶制御装置4は、バス切換部5、コピー時に前記各外部記憶装置2,3をアクセス制御する外部記憶装置アクセス部6、前記ホストコンピュータ1からのバスを接続したインターフェース7、前記第1の外部記憶装置2からのバスを接続したインターフェース8及び前記第2の外部記憶装置3からのバスを接続したインターフェース9を備えている。前記バス切換部5は、図2に示すように、前記ホストコンピュータ1からのバス内の信号線の接続先を切換えるホスト接続部51、前記ホストコンピュータ1から外部記憶装置がコマンド実行中であるか否かの問い合わせがあると外部記憶装置がコマンド実行中でないことを示す信号を応答信号として発生する応答部52及びアクセス許可部53からなる。
【0013】
前記多重化記憶制御装置4は、図3に示す流れ図に基づく動作を行うようになっている。すなわち、S1にて、外部記憶装置アクセス部6が例えば第1の外部記憶装置2の内容を第2の外部記憶装置3にコピーするときには、S2にて、外部記憶装置アクセス部6は第1の外部記憶装置2からデータを読み込み、第2の外部記憶装置3にデータを書き込むためにバス切換部5のアクセス許可部53に対してアクセス許可を要求する。
【0014】
前記アクセス許可部53は、S3にて、外部記憶装置アクセス部6からアクセス許可の要求を受けるとホスト接続部51に送信するAX信号をオンにする。
【0015】
この状態で、S4にて、前記ホストコンピュータ1から外部記憶装置がコマンドを実行中であるか否かの問い合わせがくると、ホスト接続部51は、S5にて、AX信号がオンであることを判断し、S6にてホストコンピュータ1のバス内の信号線を応答部52に接続する。前記応答部52はホストコンピュータ1からの問い合わせが、外部記憶装置がコマンドを実行中であるか否かの問い合わせであることを判断し、規格に従って外部記憶装置がコマンドを実行中でありコマンドを受付けることができないことをホストコンピュータ1に対して応答する。
【0016】
また、前記ホスト接続部51は、S7にて、ホストコンピュータ1から外部記憶装置がコマンドを実行中であるか否かの問い合わせがあったことを、アクセス許可部53を介して外部記憶装置アクセス部6へ通知する。
【0017】
前記外部記憶装置アクセス部6は通知を受けると、S8にて、第1の外部記憶装置2からのデータの読み込み、第2の外部記憶装置3へのデータの書き込み、すなわち、コピーを終了する。この終了はコピーするデータが残っていればデータの区切りのよいところで終了することになる。そして、S9にて、アクセス許可部53にコピーを終了したことを通知する。アクセス許可部53は通知を受けるとホスト接続部51に送信するAX信号をオフにする。
【0018】
前記ホスト接続部51は、S10にて、AX信号がオフになったことを確認するとホストコンピュータ1のバス内の信号線を外部記憶装置のバスに接続する。
【0019】
また、S1にて、外部記憶装置アクセス部6がコピーを行わないときには、S2、S3の処理はパスされ、S4にて、前記ホストコンピュータ1から外部記憶装置がコマンドを実行中であるか否かの問い合わせがくると、ホスト接続部51は、S5にて、AX信号がオフであることを判断し、S6〜S9の処理がパスされ、ホスト接続部51は、S10にて、直ちにホストコンピュータ1のバス内の信号線を外部記憶装置のバスに接続する。
【0020】
このように外部記憶装置アクセス部6が第1の外部記憶装置2及び第2の外部記憶装置3をアクセスしてコピーを行っているときにホストコンピュータ1から外部記憶装置がコマンドを実行中であるか否かの問い合わせがあると、ホスト接続部51はホストコンピュータ1のバス内の信号線を応答部52に接続し、これにより、応答部52からホストコンピュータ1に外部記憶装置がコマンドを実行中でありコマンドを受付けることができないことを応答するので、ホストコンピュータを待機させることができる。
【0021】
そして、ホスト接続部51はアクセス許可部53を介して外部記憶装置アクセス部6に通知し、これにより外部記憶装置アクセス部6はコピーを終了するとともにその終了をアクセス許可部53に通知し、アクセス許可部53はAX信号をオフにする。
【0022】
そして、ホスト接続部51はAX信号がオフになったことを確認するとホストコンピュータ1のバス内の信号線を外部記憶装置のバスに接続する。これにより、ホストコンピュータ1は外部記憶装置に対し直接コマンドを発行してデータ転送を行うことができる。
【0023】
このように、ホストコンピュータ1は外部記憶装置アクセス部6によるコピー処理が確実に終了してから外部記憶装置を直接アクセスしてコマンドを送信しデータ転送を行うことができるようになる。換言すれば、コピー処理の途中でホストコンピュータ1が外部記憶装置に対してコマンドを送信することは生じない。
【0024】
このように大容量RAMを使用せずに外部記憶装置アクセス部6が外部記憶装置2、3に対してアクセスしている最中でもホストコンピュータ1からのコマンドを受付けることが可能になる。すなわち、多重化記憶制御装置4は大容量RAMを使用せずに支障なく外部記憶装置間のコピーができることになる。
【0025】
(第2の実施の形態)
なお、前述した第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
この実施の形態においてもコンピュータシステムの構成は図1と同じで、異なる点は多重化記憶制御装置4のバス切換部5の構成のみである。
【0026】
すなわち、バス切換部5は、図4に示すように、さらに、コマンド保持部54とコマンド転送部55を設け、また、応答部として、ホストコンピュータ1からの問い合わせが、外部記憶装置がコマンドを実行中であるか否かの問い合わせであることを判断すると、外部記憶装置がコマンドを実行中でないことをホストコンピュータ1に対して応答する応答部521を設けている。そして、多重化記憶制御装置4は、図5に示す流れ図に基づく動作を行うようになっている。
【0027】
すなわち、S11にて、外部記憶装置アクセス部6が例えば第1の外部記憶装置2の内容を第2の外部記憶装置3にコピーするときには、S12にて、外部記憶装置アクセス部6は第1の外部記憶装置2からデータを読み込み、第2の外部記憶装置3にデータを書き込むためにバス切換部5のアクセス許可部53に対してアクセス許可を要求する。
【0028】
前記アクセス許可部53は、S13にて、外部記憶装置アクセス部6からアクセス許可の要求を受けるとホスト接続部51及びコマンド保持部54に送信するAX信号をオンにする。
【0029】
この状態で、S14にて、前記ホストコンピュータ1から外部記憶装置がコマンドを実行中であるか否かの問い合わせがくると、ホスト接続部51は、S15にて、AX信号がオンであることを判断し、S16にてホストコンピュータ1のバス内の信号線を応答部521に接続する。前記応答部521はホストコンピュータ1からの問い合わせが、外部記憶装置がコマンドを実行中であるか否かの問い合わせであることを判断し、外部記憶装置がコマンドを実行中でないことをホストコンピュータ1に対して応答する。
【0030】
これにより、ホストコンピュータ1は、S17にて、コマンドを書き込む。ホスト接続部51は、S18にて、AX信号がオンになっていることを判断し、ホストコンピュータ1のバス内の信号線をコマンド保持部54に接続する。これにより、コマンド保持部54は書き込まれたコマンドを保持する。そして、コマンド保持部は、S19にて、ホスト接続部51に送信するBX信号をオンにする。
【0031】
前記ホスト接続部51は、S20にて、AX信号に続いてBX信号もオンになったことを確認すると、その後ホストコンピュータ1から外部記憶装置がコマンドを実行中であるか否かの問い合わせがくると、ホストコンピュータ1に対して外部記憶装置がコマンドを実行中であることを応答する。そして、ホストコンピュータ1から外部記憶装置がコマンドを実行中であるかの問い合わせがあったことを、アクセス許可部53を介して外部記憶装置アクセス部6に通知する。
【0032】
前記外部記憶装置アクセス部6は通知を受けると、S21にて、第1の外部記憶装置2からのデータの読み込み、第2の外部記憶装置3へのデータの書き込み、すなわち、コピーを終了する。この終了はコピーするデータが残っていればデータの区切りのよいところで終了することになる。そして、S22にて、アクセス許可部53にコピーを終了したことを通知する。アクセス許可部53は通知を受けるとホスト接続部51及びコマンド保持部54に送信するAX信号をオフにする。
【0033】
前記コマンド保持部54は、S23にて、AX信号がオフになったことを確認すると保持しているコマンドをコマンド転送部55に転送する。コマンド転送部55は受取ったコマンドを外部記憶装置に転送する。そして、外部記憶装置に対するコマンドの書き込みが終了すると、コマンド転送部55はコマンド保持部54にコマンド書き込みの終了を通知する。
【0034】
前記コマンド保持部54は、S24にて、コマンド書き込み終了の通知を受けると、BX信号をオフにする。前記ホスト接続部51は、S25にて、AX信号及びBX信号の両方がオフになったことを確認するとホストコンピュータ1のバス内の信号線を外部記憶装置のバスに接続する。
【0035】
また、S11にて、外部記憶装置アクセス部6がコピーを行わないときには、S12、S13の処理はパスされ、S14にて、前記ホストコンピュータ1から外部記憶装置がコマンドを実行中であるか否かの問い合わせがくると、ホスト接続部51は、S15にて、AX信号がオフであることを判断し、S16〜S24の処理がパスされ、ホスト接続部51は、S25にて、直ちにホストコンピュータ1のバス内の信号線を外部記憶装置のバスに接続する。
【0036】
このように外部記憶装置アクセス部6が第1の外部記憶装置2及び第2の外部記憶装置3をアクセスしてコピーを行っているときにホストコンピュータ1から外部記憶装置がコマンドを実行中であるか否かの問い合わせがあると、ホスト接続部51はホストコンピュータ1のバス内の信号線を応答部521に接続し、これにより、応答部521からホストコンピュータ1に外部記憶装置がコマンドを実行中でないことを応答するので、ホストコンピュータ1は待機することなくコマンドを送信できる。
【0037】
そして、ホスト接続部51はホストコンピュータ1からのコマンドを受けるとそのコマンドをコマンド保持部54に保持する。また、ホスト接続部51はホストコンピュータ1から外部記憶装置がコマンドを実行中であるかの問い合わせがあったことを、アクセス許可部53を介して外部記憶装置アクセス部6に通知する。これにより外部記憶装置アクセス部6はコピーを終了するとともにその終了をアクセス許可部53に通知し、アクセス許可部53はAX信号をオフにする。
【0038】
そして、コマンド保持部54はAX信号がオフになったことを確認すると保持しているコマンドを、コマンド転送部55を介して外部記憶装置に転送する。外部記憶装置がコマンドの書き込みを終了すると、ホスト接続部51はAX信号及びBX信号の両方がオフになったことを確認し、ホストコンピュータ1のバス内の信号線を外部記憶装置のバスに接続する。これにより、ホストコンピュータ1は外部記憶装置に対し直接データ転送を行うことができる。
【0039】
このように、外部記憶装置アクセス部6によるコピー処理が行われている最中にホストコンピュータ1からコマンドが来てもホストコンピュータを待機させることなくコマンドを受信して保持できる。そして、外部記憶装置アクセス部6によるコピーが終了してから保持しているコマンドを外部記憶装置に転送でき、以降、ホストコンピュータ1が外部記憶装置を直接アクセスできるようになる。
【0040】
このように大容量RAMを使用せずに外部記憶装置アクセス部6が外部記憶装置2、3に対してアクセスしている最中でもホストコンピュータ1からのコマンドを受付けることが可能になる。すなわち、多重化記憶制御装置4は大容量RAMを使用せずに支障なく外部記憶装置間のコピーができることになる。しかも、コピー中でもホストコンピュータからの問い合わせやアクセスを受付けることができ、ホストコンピュータ1を待機させること無く処理ができる。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように、各請求項記載の発明によれば、大容量RAMを使用せずに支障なく外部記憶装置間のコピーができる。
また、請求項2記載の発明によれば、さらに、コピー中のホストコンピュータからの問い合わせやアクセスを受付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるコンピュータシステムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態における多重化記憶制御装置のバス切換部の構成を示すブロック図。
【図3】同実施の形態における多重化記憶制御装置の動作を示す流れ図。
【図4】本発明の第2の実施の形態における多重化記憶制御装置のバス切換部の構成を示すブロック図。
【図5】同実施の形態における多重化記憶制御装置の動作を示す流れ図。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ
2,3…外部記憶装置
4…多重化記憶制御装置
5…バス切換部
6…外部記憶装置アクセス部
51…ホスト接続部
52…応答部
53…アクセス許可部
Claims (2)
- ホストコンピュータと複数の外部記憶装置との間に接続し前記各外部記憶装置を制御する多重化記憶制御装置において、
前記各外部記憶装置に対してアクセスする外部記憶装置アクセス部と、
前記ホストコンピュータから外部記憶装置がコマンド実行中であるか否かの問い合わせがあると外部記憶装置がコマンド実行中でないことを示す信号を応答信号として発生する応答部、前記ホストコンピュータからのコマンドを保持するコマンド保持部、このコマンド保持部が保持しているコマンドを前記外部記憶装置に転送するコマンド転送部、前記外部記憶装置アクセス部が前記外部記憶装置に対してアクセスしている間に前記ホストコンピュータから外部記憶装置がコマンド実行中であるか否かの問い合わせがあると前記ホストコンピュータの信号線を前記応答部に接続し、続いて前記ホストコンピュータからコマンドがくると前記ホストコンピュータの信号線を前記コマンド保持部に接続してコマンドをそのコマンド保持部に保持させ、前記外部記憶装置アクセス部が前記各外部記憶装置に対するアクセスを終了し、かつ前記コマンド保持部が保持しているコマンドの外部記憶装置への書き込みが終了すると前記ホストコンピュータの信号線を前記各外部記憶装置に接続する接続部を有するバス切換部とを備え、
前記コマンド保持部は、前記ホストコンピュータからのコマンドを保持すると、通知信号を前記接続部に通知し、前記接続部は、前記通知信号を受けた後、前記ホストコンピュータから前記外部記憶装置がコマンド実行中であるか否かの問い合わせを受けると、前記応答部から前記ホストコンピュータに対して前記外部記憶装置がコマンド実行中であることを応答させ、さらに、前記コマンド保持部がコマンドを保持している状態で前記外部記憶装置アクセス部が前記各外部記憶装置に対するアクセスを終了すると前記コマンド保持部は保持しているコマンドを前記コマンド転送部に転送することを特徴とする多重化記憶制御装置。 - 接続部は、外部記憶装置アクセス部が複数の外部記憶装置にアクセスしているときにホストコンピュータから外部記憶装置がコマンド実行中であるか否かの問い合わせがあると、その問い合わせがあったことを前記外部記憶装置アクセス部に通知し、前記外部記憶装置アクセス部は、前記ホストコンピュータからの問い合わせがあった通知を受けると前記各外部記憶装置へのアクセスを終了することを特徴とする請求項1記載の多重化記憶制御装置。
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