JP4422244B2 - ワイパー装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は機械の部分が擦れ合う部分に塵埃等の侵入を防止する目的で設けられるワイパー装置、特に詳しくは工作機械のワイパー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パレットが交換可能に載置されるテーブルを備えた工作機械においては、通常、パレット交換時にテーブル及びパレットの着座基準面を清掃する。局部的な清掃にはエアーブローが用いられるが、大型パレットを使用する機械では、広い着座基準面を確実に清掃するためにワイパー装置が多用されている。従来のワイパー装置として、図3に示すように、パレット51に上側ワイパー52を取り付け、パレット下台53に下側ワイパー54を取り付け、交換時におけるパレット51の移動の伴い、上側ワイパー52でテーブル55の上面を払拭するとともに、下側ワイパー54でパレット51の下面を払拭する装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のワイパー装置によると、パレット交換の度に、上側ワイパー52が下側ワイパー54に接触するため、これらのワイパー52,54が早期に破損してしまうという問題点があった。
【0004】
そこで、本発明の課題は、ワイパー同士の接触を防止して、ワイパーの寿命を向上させることができる装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明のワイパー装置は、隣設した下台からの移動体の水平方向移動により移動体が交換可能に載置される基台を備えた機械において、移動体と一体に移動して基台の上面を払拭する上側ワイパーと、下台若しくは基台に設けられて移動中の移動体の下面を払拭する下側ワイパーと、少なくとも一方のワイパーを払拭面から退避可能に支持する支持部材と、上下のワイパーが擦れ違う前に互いに係合して前記ワイパーを退避させる上側係合部材及び下側係合部材と、擦れ違い後に前記ワイパーを復帰させるばね部材とから構成される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をマシニングセンタに具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、マシニングセンタのテーブル1にはパレット2をクランプする装置(図示略)が設けられている。パレット2はシフター(図示略)によってパレット下台3から水平方向へ移送され、テーブル1の上面に交換可能に載置される。
【0007】
パレット2のテーブル側端面には上側ワイパー5が取付部材6によって固定されている。パレット下台3のテーブル側端面には支持部材7が取り付けられ、この支持部材7に下側ワイパー8が支持されている。そして、パレット交換時には、上側ワイパー5がパレット2と一体に移動してテーブル1の上面を払拭するとともに、下側ワイパー8が移動中のパレット2の下面を払拭するようになっている。
【0008】
図2に示すように、上側ワイパー5は左右に分割された状態で取付部材6に取り付けられ、ワイパー5の外側で取付部材6にはドッグ10がワイパー5より僅かに下方へ突出するように形成されている。下側ワイパー8は、上側ワイパー5と同様、左右に分割された状態で装着部材11に装着され、装着部材11の両端にはローラ12が支持されている。また、装着部材11の下面には左右2本の軸13が突設され、これらの軸13は支持部材7のガイド孔14に摺動可能に挿入され、ばね部材としてのコイルスプリング15によって上方へ付勢され、段部13aにより上限位置で停止するようになっている。
【0009】
そして、支持部材7は下側ワイパー8をパレット2の払拭面から退避可能に支持し、上下のワイパー5,8が擦れ違う前に、上側係合部材としてのドッグ10と下側係合部材としてのローラ12とが係合して、下側ワイパー8をコイルスプリング15のばね力に抗して払拭面から退避させ、擦れ違い後には、コイルスプリング15が下側ワイパー8を払拭面側に復帰させるようになっている。なお、図示例では、分割型のワイパー5,8を使用しているが、連続型のワイパーを用いてもよい。
【0010】
上記構成のワイパー装置によれば、パレット交換に際し、上側ワイパー5と下側ワイパー8とが接触する前に、ドッグ10とローラ12との係合によって下側ワイパー8が自動的に退避するため、動力を必要としない簡単な構成で、ワイパー同士の接触を確実に防止して、ワイパー5,8の寿命を向上させることができる。また、パレット下台3に取り付けた支持部材7に下側ワイパー8を退避可能に支持したので、パレット2側の退避機構を不要にして部品点数を削減できるとともに、テーブル1の構造を簡略化できる利点もある。
【0011】
なお、本発明はマシニングセンタのパレット交換機構に限定されるものではなく、移動体を交換可能に備えた各種の工作機械、産業機械において広く適用することもできる。その他、下側ワイパーに替えて上側ワイパーを退避可能としたり、支持部材をテーブル上に設けるなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して実施することも可能である。
【0012】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のワイパー装置によれば、動力を必要としない簡単な構成で、ワイパー同士の接触を確実に防止して、ワイパーの寿命を向上させることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すワイパー装置の立面図である。
【図2】図1の装置の左側面図である。
【図3】従来のワイパー装置を示す立面図である。
【符号の説明】
1・・テーブル、2・・パレット、3・・パレット下台、5・・上側ワイパー、7・・支持部材、8・・下側ワイパー、10・・ドッグ、12・・ローラ、15・・コイルスプリング。
Claims (1)
- 隣設した下台からの移動体の水平方向移動により移動体が交換可能に載置される基台を備えた機械において、移動体と一体に移動して基台の上面を払拭する上側ワイパーと、下台若しくは基台に設けられて移動中の移動体の下面を払拭する下側ワイパーと、少なくとも一方のワイパーを払拭面から退避可能に支持する支持部材と、上下のワイパーが擦れ違う前に互いに係合して前記ワイパーを退避させる上側係合部材及び下側係合部材と、擦れ違い後に前記ワイパーを復帰させるばね部材とからなるワイパー装置。
Priority Applications (1)
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JP24772699A JP4422244B2 (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | ワイパー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP24772699A JP4422244B2 (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | ワイパー装置 |
Publications (2)
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JP2001071232A JP2001071232A (ja) | 2001-03-21 |
JP4422244B2 true JP4422244B2 (ja) | 2010-02-24 |
Family
ID=17167769
Family Applications (1)
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JP24772699A Expired - Fee Related JP4422244B2 (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | ワイパー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4422244B2 (ja) |
-
1999
- 1999-09-01 JP JP24772699A patent/JP4422244B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2001071232A (ja) | 2001-03-21 |
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