JP4422112B2 - サポート部品および基板取付方法 - Google Patents

サポート部品および基板取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、コネクタを搭載した基板の取付を補助するサポート部品およびサポート部品を利用した基板取付方法に関する。
2枚またはそれ以上の基板を連結(固定)する場合、一般にサポート部品(以下、サポートという。)が用いられる。サポートは、基板に組み込まれている電子部品や配線されている集積回路などが接触しないような間隔を保持させつつ基板間を固定するために用いられる。ここで、サポートを用いて基板間を連結するときに、各々の基板にコネクタが搭載され、各基板に搭載されたコネクタを接続(連結)させたい場合もある。この場合、一方のコネクタのピンが他方のコネクタの穴にうまく嵌るように、サポートがコネクタ同士の接続をガイド(誘導)する機能を備えているのが好ましい。
特許文献1には、基板へのコネクタの実装を補助するサポートが開示されている。すなわち、サポートには、コネクタに形成されたネジ穴と基板に形成されたネジ穴とに対応する位置に一対のガイドピンが設けられている。これにより、コネクタの基板への実装(装着)時の位置合わせを容易かつ正確に行うことができるようにしている。
また、特許文献2には、基板間を固定するときにコネクタの接続をガイドする機構を備えたサポートが開示されている。すなわち、サポートは一方の基板の裏面側からネジが螺入されるネジ穴と、他方の基板の取付穴に挿入した後にナットが螺合される突起部とが一体形成されている。これにより、突起部が他方の基板の位置決めをするためのガイドとして用いられるとともに、突起部の外周に設けられているネジ溝(ねじ山)がナットのネジ部と螺合することにより、所定間隔をあけて基板間を固定できるようになっている。
実開平5−17982号公報 特開平11−4088号公報
しかし、特許文献1に記載されたサポートは、コネクタを基板に装着する際に用いられるサポートであって、基板間を連結する際に用いられるサポートではない。従って、特許文献1に記載されたサポートのガイドピンは、複数の基板を連結するときに、各基板に搭載されたコネクタのピンと穴を嵌合させるようにコネクタ同士の接続をガイドすることはできない。
一方、特許文献2に記載されたサポートは、基板間を連結する際に用いられるサポートであって、複数の基板を連結するときに各基板に搭載されたコネクタ同士の接続をガイドする機構を備えている。しかし、各基板の固定は、ナットとネジを螺合させることにより行っている。このため、複数の基板を固定する(組み立てる)ときの作業工程が多くなってしまう。
そこで、本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、基板を取り付けるときの作業工程が少なく、またコネクタの接続を容易かつ正確に行うことができるサポート部品および基板取付方法を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明によるサポート部品は、コネクタが搭載された基板の取付を補助するサポート部品であって、サポート部品の一端に形成された、第1のコネクタが搭載された第1の基板または部品を組みつける台に取付可能に構成された取付部と、サポート部品の他端に形成された、第2のコネクタが搭載された第2の基板に形成されている穴を通り抜けたときに第2の基板を固定する基板固定部とを備え、サポート部品の基板固定部の先端が穴に挿入されたときに第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合するような位置においてサポート部品が第1の基板または台に取り付けられた状態で、第1の基板または台の面から基板固定部の先端までの長さが、少なくとも、第1のコネクタと第2のコネクタとの嵌合が開始される前の第1の基板と第2の基板との距離または台と第2の基板との距離よりも長くなるようにサポート部品が形成され、基板固定部の先端部が取り外し可能に構成され、長さの異なる複数種類の先端部を備えたことを特徴とする。このような構成によれば、基板固定部の先端部が邪魔にならなくすることができる。また、コネクタのピンの長さなどに応じて位置合わせに適したサポート部品の長さに調整することができる。
基板固定部の先端が丸みをおびた形状に形成されているのが好ましい。このような構成によれば、位置合わせを行うときに先端が基板に引っかかってしまうのを防止することができる。
基板固定部は、外側に向かって突出している変形自在な羽根が形成されていてもよい。このような構成によれば、ワンタッチで第2の基板を固定することができる。
また、本発明による基板取付方法は、コネクタが搭載された基板の取付を行う基板取付方法であって、サポート部品の一端に形成されている取付部を第1のコネクタが搭載された第1の基板または部品を組みつける台に取り付け、サポート部品の他端に形成されている基板固定部における取り外し可能に構成された先端部として長さの異なる複数種類の先端部のうちの一つを選択して基板固定部に取り付け、基板固定部の先端を第2のコネクタが搭載された第2の基板に形成されている穴に挿入することにより、第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合可能な位置に合わせ、第2の基板を第1の基板または台の方に近付けることにより、第1のコネクタと第2のコネクタとを嵌合させるとともに、基板固定部を穴を貫通させて基板固定部が第2の基板を固定する状態にすることを特徴とする。このような構成によれば、基板固定部の先端部が邪魔にならなくすることができる。また、コネクタのピンの長さなどに応じて位置合わせに適したサポート部品の長さに調整することができる。
以上のように、本発明では、基板固定部の先端を第2の基板に形成されている穴に挿入するだけで、コネクタの位置合わせを行うことができ、コネクタの接続(嵌合)を容易かつ正確に行うことができる。また、基板固定部は穴に貫通されるだけで第2の基板を固定するので、基板を取り付けるときの作業工程が少なくて済む。
また、基板固定部の先端部が取り外し可能であれば、先端部の長さが長くても邪魔にならず、また、容易に長さの異なる先端部と交換することもできる。
また、先端部が取り付けられた状態のときに羽根が閉じた状態になっていれば、大きな力を加えずに基板固定部を穴に貫通させて基板の取付を行うことができるようになる。
以下、本発明の実施の一形態を図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、基板間コネクタを備えた連結前の基板を示す斜視図である。図1に示す構成において、基板1,2は、電子部品が組み込まれたり、集積回路などが配線されるプリント基板である。図1に示すように、基板1の内面には、基板間コネクタ4が搭載され、基板2の内面には、基板間コネクタ5が搭載されている。基板間コネクタ5には、複数本のピン7が設けられている。また、基板間コネクタ4には、基板間コネクタ5の複数本のピン7が差し込まれる複数の嵌合用穴6が形成されている。複数の嵌合用穴6に複数本のピン7が嵌合することによって基板間コネクタ4,5が接続され、基板1,2間が電気的に接続されることになる。
図1に示すように、基板1には、基板間の間隔を所定間隔に保持した状態で基板間を固定(連結)する3つのサポート3が取り付けられている。基板2には、3つのガイド用穴8が形成されている。3つのサポート3のそれぞれが3つのガイド用穴8に挿入されると、基板間コネクタ5の複数本のピン7が基板間コネクタ4の嵌合用穴6に嵌合するように、3つのサポート3の位置と3つのガイド用穴8の位置とが対応付けられている。すなわち、嵌合用穴6およびピン7の各基板1,2上の位置と、サポート3およびガイド用穴8の各基板上1,2の位置とが嵌合するように対応付けられている。従って、基板2のガイド用穴8にサポート3の先端を挿入するだけで、ピン7と嵌合用穴6の位置合わせも完了する。このように、サポート3は、基板1,2間を連結するスペーサの役割を果たすだけでなく、基板間コネクタ4,5の嵌合(接続)をガイド(誘導)するガイドピンの役割も果たすことになる。
なお、サポート3とガイド用穴8が1つだけでは、基板間コネクタ4,5の位置合わせを行うことができないが、少なくとも2つ以上のサポート3とガイド用穴8が設けられると、基板間コネクタ4,5の位置合わせを行うことは可能である。
図2は、従来のサポートと本発明のサポートとの構造の違いを示す図である。図2に示すように、サポート3は、サポート本体である円筒状の円筒部31の一端に取付部32が形成され、円筒部31の他端に頭部33が形成されている。円筒部31の軸方向の長さ(高さ)は、基板間コネクタ4,5が結合されたとき(基板1,2が連結されたとき)の基板1,2の内面間の長さ(距離)とされている(図3参照)。
取付部32は、基板1の内面に対して円筒部31を垂直に取付可能な構造である。すなわち、取付部32は、基板1の厚さと略同じ厚さの溝が円筒部31の端部に外周に沿って形成されており、この溝に、基板1に形成されている穴9(図2参照)の内径が嵌り込むことで、基板1の内面に対して円筒部31が垂直に取り付けられる。なお、サポート3自体は、変形自在な材料(圧力を加えると変形し、圧力を加えないと元の形に戻るような材質)で形成されている。例えばナイロン樹脂で形成されている。このため、サポート3の取付部32の先端部を基板1の穴9に押し込むと、取付部32の先端部が変形して穴9を通り抜けることができる。
頭部33は、傘あるいは矢印の先端のような形状(構造)になっている。図2に示すように、本発明のサポート3における頭部33の形状が、従来のサポートにおける頭部の形状と異なっている。つまり、本発明のサポート3における頭部33の先端は、従来のサポートの頭部の先端よりも尖っており、頭部33の軸方向の長さが長くなっている。そして、頭部33は、頭部33の軸方向の長さが基板間コネクタ5のピン7の長さよりも長くなるように形成されている。
このように、頭部33の軸方向の長さが基板間コネクタ5のピン7の長さよりも長くなっており、また、上述したように、円筒部31の軸方向の長さは、基板間コネクタ4,5が結合されたときの基板1,2の内面間の長さ(距離)となっている。すなわち、サポート3が基板1に取り付けられた状態で、基板1の内側の面からサポート3の先端までの距離(すなわち円筒部31と頭部33の軸方向の長さを合計)が、少なくとも、基板2に設けられている基板間コネクタ5のピン7が基板1に設けられている基板間コネクタ4の嵌合用穴6に嵌合(挿入)される前の基板1,2間の距離よりも長くなっている。このため、基板間コネクタ5のピン7が基板間コネクタ4の嵌合用穴6に挿入される前に、頭部33の先端が基板2の内面に到達することになる。よって、サポート3の頭部33の先端が基板2のガイド用穴8に挿入されることにより、ピン7と嵌合用穴6の位置合わせを行うことができるようになる。
図2に示すように、頭部33の先端は、基板2のガイド用穴8に挿入しやすいように、丸みをおびた形状(滑らかなR形状)になっている。従って、基板間コネクタ4,5の位置合わせを容易に行うことができる。
次に、図3および図4を用いて、基板1,2の組立て作業工程について説明する。
図3は、コネクタの嵌合前と嵌合後の状態を示す断面図であり、図4は、コネクタの嵌合直前の状態を示す断面図である。図3(A)に示すように、サポート3は、予め、下側の基板1に取り付けられている。このとき、サポート3の頭部33の軸方向の長さが長くなっているので、基板間コネクタ4,5が嵌合する前に、頭部33の先端が基板2の内面に達している。図4に示すように、作業者は、頭部33の先端を基板2に形成されているガイド用穴8に挿入する。この行為によって、基板間コネクタ4,5の位置合わせが行われる。このとき、作業者は、基板1,2の内面側(裏側)に設けられている基板間コネクタ4,5の位置を確認しなくても、基板2の外面側(表側)から視認可能なガイド用穴8にサポート3の頭部33の先端を挿入するだけで、基板間コネクタ4,5の位置合わせを行うことができることとなる。なお、図3および図4には、サポート3やガイド用穴8は1つだけしか示されていないが、確実に位置合わせを行うことができるように、図1に示したように、3つのサポート3が基板1上に取り付けられ、3つのガイド用穴8が基板2に形成されている。
次いで、サポート3の頭部33が基板2に形成されているガイド用穴8に押し込まれると、頭部33の端部から外側斜め下方に向かって伸びている2つの羽根が内側に変形して閉じる。これによって頭部33がガイド用穴8を通り抜けることが可能となる。頭部33がガイド用穴8を通り抜けるときに、基板間コネクタ5の複数のピン7が基板間コネクタ4の嵌合用穴6に徐々に挿入されていく。頭部33がガイド用穴8を完全に通り抜けたとき、図3(B)に示すように、基板間コネクタ4,5が嵌合された状態になる。また、頭部33がガイド用穴8を完全に通り抜けると、頭部33の羽根が閉じた状態から元の開いた状態に戻る(元の形に戻る)。この状態では、頭部33の羽根の端部が基板2の外面を下方(基板1側の方向)に押さえつけ、また円筒部31の上端部が基板2を内面と圧接されているので、基板1と基板2の位置(間隔)が保持された状態で固定される。これにより、振動や衝撃などが加えられても、嵌合している基板間コネクタ4,5が外れてしまうようなことはない。
以上のように、この実施の形態1によれば、基板1の内側の面からサポート3の先端までの距離が、基板2に設けられている基板間コネクタ5のピン7が基板1に設けられている基板間コネクタ4の嵌合用穴6に挿入される前の基板1,2間の距離よりも長くなっているので、基板間コネクタ5のピン7が基板間コネクタ4の嵌合用穴6に挿入される前に、頭部33の先端が基板2の内面に到達することになり、その結果、サポート3の頭部33の先端を基板2のガイド用穴8に挿入するだけで、ピン7と嵌合用穴6の位置合わせを容易に行うことができる。
このとき、基板間コネクタ4の嵌合用穴6よりもガイド用穴8の方が穴の大きさが大きいため、作業者は簡単にサポート3の頭部33の先端をガイド用穴8に挿入することができ、位置合わせを行いやすい。また、基板間コネクタ4,5が基板1,2の内面(裏側)に設けられているため、作業者の側から基板間コネクタ4,5の位置が見えにくいが、ガイド用穴8の位置は作業者の側から見えやすい位置にあることからも、作業者は簡単にサポート3の頭部33の先端をガイド用穴8に挿入することができる。
実施の形態2.
上記の実施の形態1では、サポート3の頭部33の先端(軸方向の長さ)が長くなっているため、基板1,2が連結された後に、頭部33の先端の部分が邪魔になるおそれがある。また、基板間コネクタ5のピン7の長さ(ピン長)に応じて、頭部33の先端の部分の長さを調整できた方が作業を行いやすくなる。そこで、この実施の形態2では、頭部の先端の部分を取り外し可能に構成している。
図5は、実施の形態2におけるサポートの頭部の構造を示す拡大図である。図5に示すように、サポート3A,3Bの頭部33A,33Bは、それぞれ、傘部41,51(スナップともいう)と突起部42,52とに分離可能な構造となっている。すなわち、突起部42,52が傘部41,51から取り外し可能な構造となっている。以下、頭部33A,33Bについて詳しく説明する。
図5の左図には頭部33Aが示されている。図5の左図において、傘部41は、軸41Aと、この軸41Aの端部の外周から外側(外側斜め下方)に向かって伸びている2つの圧接羽根41Bとが一体形成されている。また、軸41Aの内部には、先端部(傘部41における突起部42との結合面)から軸方向に孔41Cが形成されている。
突起部42は、先端部が丸みをおびた円錐形状に形成されている。突起部42の円錐の底面から突出部42Aが垂直に突出している。突起部42の突出部42Aが傘部41の孔41Cに差し込まれることにより、傘部41と突起部42とが結合される。また、突起部42の突出部42Aが傘部41の孔41Cから引き抜かれることにより、傘部41から突起部42が取り外される。
図5の左図に示すように、突起部42として、円錐の高さが異なる複数種類の突起部が用意されている。複数種類の突起部42のうち、ピン7の長さに応じた最適な高さの突起部42が選択されて傘部41に結合される。最適な高さとしては、頭部33Aの先端がガイド用穴8に挿入されたときに、ピン7が嵌合用穴6に挿入される直前となるような高さである。このように、頭部33Aの突起部42の長さ(高さ)をコネクタの接続をガイドするのに最適な長さに調整することによって、作業者の位置合わせの作業がより一層容易になる。また、基板1,2の連結が完了した後は、傘部41から突起部42を引き抜いて取り外すことにより、突起部42が邪魔になることがなくなる。その結果、より狭い空間に、連結された基板1,2を収容することが可能となる。
図5の右図には別の頭部33Bが示されている。図5の右図において、傘部51は、軸51Aと、この軸51Aの端部の外周から外側(外側斜め下方)に向かって伸びている2つの圧接羽根51Bとが一体形成されている。また、軸51Aの内部には、先端部(傘部51における突起部52との結合面)から軸方向にネジ穴51C(雌ネジ)が形成されている。
突起部52は、先端部が丸みをおびた円錐形状に形成されている。突起部52の円錐の底面からネジ部52A(雄ネジ)が垂直に突出している。ネジを締め付ける方向に突起部52を回転させると、突起部52のネジ部52Aが傘部51のネジ穴51Cにねじ込まれ(螺合され)、傘部51と突起部52とが結合される。また、ネジを締め付ける方向と反対方向に突起部52を回転させると、傘部51から突起部52が取り外される。
頭部33A(左図)の場合と同様に、頭部33B(右図)においても、基板1,2の連結が完了した後は、傘部51から突起部52を取り外すことが可能である。これにより、突起部52が邪魔にならなくなる。その結果、より狭い空間に連結された基板1,2を収容することが可能となる。
なお、図5の右図には示していないが、突起部52として、円錐の高さが異なる複数種類の突起部を用意しておいてもよい。この場合、複数種類の突起部52のうち、ピン7の長さに応じた最適な突起部52を選択して傘部51に結合させることにより、頭部33Bの突起部52の長さ(高さ)をコネクタの接続をガイドするのに最適な長さに調整することができる。
実施の形態3.
上記の実施の形態1,2では、頭部の圧接羽根が外側に向かって伸びているため、大きな力を加えて押し込まないと頭部の圧接羽根が閉じずガイド用穴8を貫通させられない。そこで、この実施の形態3では、ガイド用穴8を貫通させる前は頭部の圧接羽根を閉じるように構成している。
図6は、実施の形態3におけるサポートの頭部の構造を示す拡大図である。図6に示すように、サポート3Cの頭部33Cは、傘部61と突起部62とに分離可能な構造となっている。以下、頭部33Cについて詳しく説明する。
図6に示す構成において、傘部61は、軸61Aと2つの圧接羽根61Bとが一体形成されている。図6に示すように、圧接羽根61Bは、傘部61と突起部62とが結合されていない状態では、軸61Aの端部の外周から外側(外側斜め下方)に向かって伸びている。また、2つの圧接羽根61Bの内部には、それぞれ、傘部61における突起部62との結合面から圧接羽根61Bが伸びている方向に向かって孔61Cが形成されている。
突起部62は、先端部が丸みをおびた円錐形状に形成されている。また、突起部62の円錐の底面から垂直に2本の平行な直線状のピン62Aが所定間隔をあけて立っている(突出している)。このピン62Aまたはピン62Aが突起部62と一体形成されている場合は突起部62自体は、傘部61よりも硬い物質で構成されている。突起部62のピン62Aが傘部61の孔61Cに差し込まれると、傘部61と突起部62とが結合されるとともに、傘部61の圧接羽根61Bはピン62Aの方向に規制されることによって内側に変形して閉じる。このように、2本の平行な直線状のピン62Aは、傘部61の圧接羽根61Bを閉じた状態に強制する役割を果たす。
次に、図7を用いて、実施の形態3における基板1,2の組立て作業工程について説明する。
図7は、実施の形態3における基板の組立作業工程を示す断面図である。図7に示すように、サポート3Cは、予め、下側の基板1に取り付けられている。また、サポート3Cの頭部33Cは、傘部61と突起部62とが結合された状態であって、圧接羽根61Bは閉じた状態となっている。
実施の形態1,2の場合と同様に、サポート3Cの軸方向の長さが長くなっているので、基板間コネクタ4,5が嵌合する前に、頭部33Cの先端が基板2の内面に達している。図7に示すように、作業者は、頭部33Cの先端を基板2に形成されているガイド用穴8に挿入する。この行為によって、基板間コネクタ4,5の位置合わせが行われる。このとき、作業者は、基板1,2の内面側(裏側)に設けられている基板間コネクタ4,5の位置を確認しなくても、基板2の外面側(表側)から視認可能なガイド用穴8にサポート3の頭部33Cの先端を挿入するだけで、基板間コネクタ4,5の位置合わせを行うことができることとなる。
次いで、作業者は、サポート3Cの頭部33Cを基板2に形成されているガイド用穴8に通させる。このとき、頭部33Cの傘部61の圧接羽根61Bが閉じた状態になっている。また、ガイド用穴8の径が、圧接羽根61Bが閉じた状態の頭部33Cの径(つまり、円錐形状の突起部62の底面の径)よりも大きくなるように形成されている。従って、圧接羽根61Bが邪魔にならずに、頭部33Cが容易にガイド用穴8を貫通することになる。
頭部33Cがガイド用穴8を通り抜けるときに、基板間コネクタ5の複数のピン7が基板間コネクタ4の嵌合用穴6に徐々に挿入されていく。頭部33Cがガイド用穴8を完全に通り抜けたとき、基板間コネクタ4,5が嵌合された状態になる。
その後、作業者は、突起部62を傘部61から引き抜いて取り外す。突起部62が傘部61から引き抜かれると、圧接羽根61Bが閉じた状態から開いた状態に変化する。この状態では、頭部33Cの圧接羽根61Bの端部が基板2の外面を下方(基板1側の方向)に押さえつけ、またサポート3Cの円筒部の上端部が基板2を内面と圧接されているので、基板1と基板2の位置(間隔)が保持された状態で固定される。これにより、振動や衝撃などが加えられても、嵌合している基板間コネクタ4,5が外れてしまうようなことはない。また、サポート3において軸方向に突起している突起部62が邪魔にならなくなり、より狭い空間に連結された基板1,2を収容することが可能となる。
以上のように、この実施の形態3によれば、傘部61と突起部62とが結合しているときは、圧接羽根61Bが閉じた状態となっているので、頭部33Cがガイド用穴8を貫通されるときに圧接羽根61Bが邪魔にならず、大きな力を加えなくても貫通させることができる。その結果、基板1,2の組立作業がより一層容易になるとともに、基板間コネクタ4,5を結合させるときにピン7が折れてしまうようなことも防止することができる。
なお、上記の実施の形態では、頭部における圧接羽根が2つ形成されていたが、3つ以上の圧接羽根が形成されていてもよい。
また、サポートの本体(円筒部)は、円筒形状に形成されていたが、方形状などの形状であってもよい。
また、頭部は、傘構造となっていたが、作業者がワンタッチで基板1,2を結合可能な構造であれば、傘構造でなくてもよい。
また、基板間コネクタ4に嵌合用穴6が設けられ、基板間コネクタ5にピン7が設けられていたが、逆であってもよい。
また、上記の各実施の形態では、2つの基板を連結させるサポートについて説明したが、基板とシャーシ(部品を組みつける台)とを連結するサポートなどであってもよい。
本発明は、基板の取付作業において基板の位置合わせを行うために利用される。
基板間コネクタを備えた連結前の基板を示す斜視図である。 従来のサポートと本発明のサポートとの構造の違いを示す図である。 コネクタの嵌合前と嵌合後の状態を示す断面図である。 コネクタの嵌合直前の状態を示す断面図である。 実施の形態2におけるサポートの頭部の構造を示す拡大図である。 実施の形態3におけるサポートの頭部の構造を示す拡大図である。 実施の形態3における基板の組立作業工程を示す断面図である。
符号の説明
1,2 基板
3,3A,3B,3C サポート
4,5 基板間コネクタ
6 嵌合用穴
7 ピン
8 ガイド用穴
9 穴
31 円筒部
32 取付部
33,33A,33B,33C 頭部
41,51,61 傘部
41A,51A,61A 軸
41B,51B,61B 圧接羽根
41C,61C 孔
42,52,62 突起部
42A 突出部
51C ネジ穴
52A ネジ部
62A ピン

Claims (4)

  1. コネクタが搭載された基板の取付を補助するサポート部品であって、
    前記サポート部品の一端に形成された、第1のコネクタが搭載された第1の基板または部品を組みつける台に取付可能に構成された取付部と、
    前記サポート部品の他端に形成された、第2のコネクタが搭載された第2の基板に形成されている穴を通り抜けたときに前記第2の基板を固定する基板固定部とを備え、
    前記サポート部品の前記基板固定部の先端が前記穴に挿入されたときに前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが嵌合するような位置において前記サポート部品が前記第1の基板または前記台に取り付けられた状態で、前記第1の基板または前記台の面から前記基板固定部の先端までの長さが、少なくとも、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとの嵌合が開始される前の前記第1の基板と前記第2の基板との距離または前記台と前記第2の基板との距離よりも長くなるように前記サポート部品が形成され、
    前記基板固定部の先端部が取り外し可能に構成され、
    長さの異なる複数種類の先端部を備えた
    ことを特徴とするサポート部品。
  2. 基板固定部の先端が丸みをおびた形状に形成された
    請求項記載のサポート部品。
  3. 基板固定部は、外側に向かって突出している変形自在な羽根が形成された
    請求項1または請求項記載のサポート部品。
  4. コネクタが搭載された基板の取付を行う基板取付方法であって、
    サポート部品の一端に形成されている取付部を第1のコネクタが搭載された第1の基板または部品を組みつける台に取り付け、
    前記サポート部品の他端に形成されている基板固定部における取り外し可能に構成された先端部として長さの異なる複数種類の先端部のうちの一つを選択して前記基板固定部に取り付け、
    前記基板固定部の先端を第2のコネクタが搭載された第2の基板に形成されている穴に挿入することにより、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが嵌合可能な位置に合わせ、
    前記第2の基板を前記第1の基板または前記台の方に近付けることにより、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを嵌合させるとともに、前記基板固定部を前記穴を貫通させて前記基板固定部が前記第2の基板を固定する状態にする
    ことを特徴とする基板取付方法。
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