JP4422095B2 - 迂回経路計算方法及び装置、迂回経路計算サーバ、迂回経路計算ルータ、及び迂回経路計算プログラム - Google Patents

迂回経路計算方法及び装置、迂回経路計算サーバ、迂回経路計算ルータ、及び迂回経路計算プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4422095B2
JP4422095B2 JP2005362388A JP2005362388A JP4422095B2 JP 4422095 B2 JP4422095 B2 JP 4422095B2 JP 2005362388 A JP2005362388 A JP 2005362388A JP 2005362388 A JP2005362388 A JP 2005362388A JP 4422095 B2 JP4422095 B2 JP 4422095B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
route
solution
node
route calculation
detour
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005362388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007166434A (ja
Inventor
雅史 清水
このみ 望月
賢 高橋
正昭 高木
正祥 安川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2005362388A priority Critical patent/JP4422095B2/ja
Publication of JP2007166434A publication Critical patent/JP2007166434A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4422095B2 publication Critical patent/JP4422095B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、迂回経路計算方法及び装置、迂回経路計算サーバ、迂回経路計算ルータ、及び迂回経路計算プログラムに係り、特に、Point-to-Multipoint (P2MP) Traffic Engineering (TE) Label Switched Path (LSP)及びPoint-to-Point(P2P)を設定可能なMPLSネットワーク技術に関する。
特に、P2MP TE LSPのIngress(入口)ノードと複数のEgress (leaf)(出口)ノードを結ぶプライマリパスに対して、End-End間でのP2MP迂回経路を設定するための迂回経路計算方法及び装置、迂回経路計算サーバ、迂回経路計算ルータ、及び迂回経路計算プログラムに関する。
P2MP TE LSPに対して、P2P TE LSPの迂回経路を設定する方式があるが、P2MP TE LSPに対して、P2MP TE LSPの迂回経路を設定する方式は今まで提案されておらず、Primary P2MP TE LSPを設定しているリンクが故障などを引き起こした場合に、迂回させる技術がない。
なお、P2Pのパスを設定するためのプロトコル規定(例えば、非特許文献1参照)やP2MPのパスを設定するためのプロトコル規定(例えば、非特許文献2参照)がある。
http://www.ietf.org/rfc3209.txt?number=3209 http://ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-mpls-rsvp-te-p2mp-02.txt
P2MP TE LSPに対して、P2MP TE LSPの迂回経路を設定する方式は、今まで提案されていないため、Primary P2MP TE LSPを設定しているリンクが故障などを引き起こした場合に、迂回させる技術がなかった(もし、P2MP TE LSPに対して、P2MP TE LSPの迂回経路を設定すると、リンク使用効率が悪い)。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、どのようなネットワーク環境においても、迂回経路を求められないような状況下でも、条件緩和を施すことにより経路を設定することが可能な迂回経路計算方法及び装置、迂回経路計算サーバ、迂回経路計算ルータ、及び迂回経路計算プログラムを提供することを目的とする。
図1は、本発明の原理説明図である。
本発明(請求項1)は、迂回経路を設定可能なノード装置を備え、該各ノード装置が、接続情報やリンクコスト情報を備える物理リンクを備えた、ポイントツーポイント(P2P)またはポイントツーマルチポイント(P2MP)が設定可能なネットワーク上の、迂回経路を計算する迂回経路計算方法であって、
入口ノードと出口ノードを結ぶプライマリパスに対して、End-to-Endでの迂回経路を計算する場合において、
グラフ生成手段において、入力されたネットワークの物理ノードと物理リンクで構成される接続情報からプライマリパスの通るノード及びリンクを削除し、経路計算対象のグラフを生成するグラフ生成ステップ(ステップ1)と、
経路計算手段において、経路計算対象グラフから残余帯域を考慮した最短経路または、最小経路を計算する経路計算ステップ(ステップ2)と、
解出力手段において、計算された経路を出力する解出力ステップ(ステップ3)と、を行い、
経路計算ステップにおいて、解となるプライマリパスと重複しない迂回経路が設定できない場合には、グラフ生成ステップにおいて、リーフ側のノードからまずノード単位に上流に遡ってグラフを再生成し、更に、解が導出されなかった場合にはリーフ側のノードのリンク単位に上流に遡ってグラフを再生成し(ステップ4)、経路計算ステップにおいて、グラフ生成ステップで再生成されたグラフについて経路計算を行い(ステップ5)、解となる迂回経路が設定されるまでグラフ生成ステップおよび経路計算ステップを繰り返す緩和ステップを行う。
また、本発明(請求項2)は、請求項1の緩和ステップにおいて、
経路計算ステップで解が導出されなかった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、グラフ生成ステップを呼び出して、ネットワークの接続情報から該到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから1ホップ上流側まで当該ノードを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、経路計算対象グラフとし、経路計算ステップを呼び出して計算を行い、該経路計算ステップにより解が導出された場合には、出力ステップにおいて計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第1の緩和ステップと、
さらに、第1の緩和ステップにより解が導出されかなった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、グラフ生成ステップを呼び出して、ネットワークの接続情報から到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから2ホップ上流側まで当該ノードを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、経路計算対象グラフとし、経路計算ステップを呼び出して計算を行い、該経路計算ステップにより解が導出された場合には、出力ステップにより計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第2の緩和ステップと、
解が導出されるまで、ソースノード上流までnホップ分繰り返す第3の緩和ステップと、を行い、
さらに、第3の緩和ステップにより解が導出されなった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、グラフ生成ステップを呼び出して、ネットワークの接続情報から該到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから1ホップ上流側まで当該リンクを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、経路計算対象グラフとし、経路計算ステップを呼び出して計算を行い、該経路計算ステップにより解が導出された場合には、解出力ステップにおいて計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第4の緩和ステップと、
さらに、第4の緩和ステップにより解が導出されなかった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、グラフ生成ステップを呼び出して、ネットワークの接続情報から到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから2ホップ上流側まで当該リンクを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、経路計算対象グラフとし、経路計算ステップを呼び出して計算を行い、該経路計算ステップにより解が導出された場合には、解出力ステップにより計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第5の緩和ステップと、
解が導出されるまで、ソースノード上流までnホップ分繰り返す第6の緩和ステップと、
解が導出された場合は、解出力手段において解が求められなったリーフ数と全体のリーフ数からリンク重複比率を計算し、出力判定を行う解出力判定ステップと、
を行い、
解出力ステップは、
の緩和ステップで解が導出されなかった場合には、解を出力しない。
図2は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項3)は、迂回経路を設定可能なノード装置を備え、該各ノード装置が、接続情報やリンクコスト情報を備える物理リンクを備えた、ポイントツーポイント(P2P)またはポイントツーマルチポイント(P2MP)が設定可能なネットワーク上の、迂回経路を計算可能な手段を有する迂回経路計算装置であって、
入口ノードと出口ノードを結ぶプライマリパスに対して、End-to-Endでの迂回経路を計算する場合において、
入力されたネットワークの物理ノードと物理リンクで構成される接続情報からプライマリパスの通るノード及びリンクを削除し、経路計算対象のグラフを生成するグラフ生成手段30と、
経路計算対象グラフから残余帯域を考慮した最短経路または、最小経路の計算を行う経路計算手段40と、
計算された経路を出力する解出力手段60と、
経路計算手段40においてプライマリパスと重複しない迂回経路が設定できない場合に、グラフ生成手段30においてリーフ側のノードからまずノード単位に上流に遡ってグラフを再生成し、さらに、解が導出されなかった場合にはリーフ側のノードのリンク単位に上流に遡ってグラフを再生成し、経路計算手段40に経路計算を実行させる処理を繰り返す緩和手段70と、を有する。
また、本発明(請求項4)は、請求項3の緩和手段70において、
経路計算手段40で解が導出されなかった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、グラフ生成手段30を呼び出して、ネットワークの接続情報から該到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから1ホップ上流側まで当該ノードを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、経路計算対象グラフとし、経路計算手段40を呼び出して計算を行い、該経路計算手段により解が導出された場合には、計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第1の緩和手段と、
さらに、第1の緩和手段により解が導出されかなった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、グラフ生成手段30を呼び出して、ネットワークの接続情報から到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから2ホップ上流側まで当該ノードを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、経路計算対象グラフとし、経路計算手段40を呼び出して計算を行い、該経路計算手段40により解が導出された場合には、計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第2の緩和手段と、
解が導出されるまで、ソースノード上流までnホップ分繰り返す第3の緩和手段と、
さらに、第3の緩和手段により解が導出されなった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、グラフ生成手段30を呼び出して、ネットワークの接続情報から該到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから1ホップ上流側まで当該リンクを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、経路計算対象グラフとし、経路計算手段40を呼び出して計算を行い、該経路計算手段40により解が導出された場合には、解出力手段60において計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第4の緩和手段と、
さらに、第4の緩和手段により解が導出されなかった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、グラフ生成手段30を呼び出して、ネットワークの接続情報から到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから2ホップ上流側まで当該リンクを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、経路計算対象グラフとし、経路計算手段40を呼び出して計算を行い、該経路計算手段40により解が導出された場合には、解出力手段60により計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第5の緩和手段と、
解が導出されるまで、ソースノード上流までnホップ分繰り返す第6の緩和手段と、
解が導出された場合は、前記解出力手段において解が求められなかったリーフ数と全体のリーフ数からリンク重複比率を計算し、出力判定を行う解出力判定手段と、
を有し、
解出力手段60は、
の緩和手段により解が導出されなかった場合には、解を出力しない。
本発明(請求項5)は、請求項3または、4記載の迂回経路計算装置の各手段を有する迂回経路計算サーバである。
本発明(請求項6)は、請求項3または、4記載の迂回経路計算装置の各手段を有する迂回経路計算ルータである。
本発明(請求項7)は、コンピュータを、請求項3または、4記載の迂回経路計算装置として機能させる迂回経路計算プログラムである。
上記のように本発明によれば、まず、複数のP2MP TE LSPから迂回経路の設定が必要なLSPを選択し、そのLSPと交わらないように、迂回経路を計算することによってP2MP迂回経路を実現し、Primary P2MP TE LSPを設定しているリンクが故障などを引き起こした場合に、この迂回経路に迂回させることが可能となる。
本発明は、どのようなネットワーク環境においても、迂回経路を求められないような状況においても、条件緩和を施すことにより必ず解を出すようにすることにより、P2MP TE LSPのような1ソースに対して複数の宛先が存在するパスにおいては、1つの宛先に対して迂回経路を求められなかった場合に、“解無し”としてしまうと、それ以外の迂回経路を求められたそれ以外の多くのユーザに影響を及ぼしてしまうが、条件緩和による迂回経路の設定により、必ず解を出すようにすることによって、ユーザへの影響度を軽減させることができる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
図3は、本発明の一実施の形態における迂回経路計算装置の構成を示す。
同図に示す迂回経路計算装置は、入出力部10、データベース20、迂回経路生成部30、経路計算部40、リンク重複比率閾値N判別部50から構成される。
入出力部10は、トポロジ情報及びプライマリパス情報を取得し、データベース20に転送する。また、データベース20から迂回経路生成部30で求められた迂回経路情報及びリンク重複比率を取得して出力する。
データベース20は、入出力部10から取得したトポロジ情報及びプライマリパス情報を格納し、迂回経路生成部30にこれらの情報を出力する。また、リンク重複比率閾値N判別部50から取得したリンク重複比率及び迂回経路生成部30で求められた迂回経路情報を格納し、入出力部10に出力する。
迂回経路生成部30は、トポロジ情報及びプライマリパス情報に基づいて経路計算対象のグラフを作成し、経路計算部40を呼び出すことにより実行させた経路計算結果を取得し、解が求められなかった場合には、再度経路計算対象のグラフを作成し、経路計算部40を呼び出す処理を解が導出できるまで繰り返す。
経路計算部40は、経路計算アルゴリズムを複数有し、経路計算対象のパスに基づいてアルゴリズムを選択し、経路を計算する。例えば、P2MPパスである場合には、Dijkstraまたは、DDMCアルゴリズムにより計算し、また、P2Pパスである場合には、Dijkstraアルゴリズムを用いて計算する。
リンク重複比率閾値N判別部50は、リンク重複比率を、
リンク重複比率=解が求められなかったリーフ数÷全体のリーフ数×100(%)
により計算する。オペレータの指定したリンク重複比率閾値N(%)により、迂回経路生成部30から取得した計算結果を出力するかどうかを判定する。リンク重複比率閾値N(%)の入力数値は、オペレータが手動で変更可能である。また、閾値を超えるものは「解無し」を出力し、閾値を超えないものは計算結果とリンク重複比率の値を出力する。例えば、オペレータが最低でも70%以上のLeafは救えるような迂回経路を設定したいのであれば、N=70(%)と入力する。N<70なら解無し、N≧70であれば経路計算部40の計算結果をデータベース20に出力する。
次に、本発明の要部である、迂回経路生成部30、経路計算部40で利用されるデータについて説明する。
図4は、本発明の一実施の形態における入力データを説明するための図である。
入力されるプライマリパスT(Vt,Et)の入力データで経路計算時に必要となる情報は以下の通りである。
プライマリパスTは、経路を構成するノード集合V、リンク集合Eの情報を保持する。図4の例では、
T(Vt,Et)={(V1,V2,V3,V4,V5,V6,V7),(E1,E2,E3,E4,E5,E6)}
となる。
また、プライマリパスTは、ノードの属性(ソースノードまたは、リーフノードまたは、中間ノード)を保持する。図4の例では、
T(Source,Leaf, Branch)={(V1),(V4,V5,V7),(V2,V3,V6)}
となる。
また、リーフノードVは、ソースノードまでの上流ノード情報を保持する。図4の例では、V4:{1ホップ上流ノードはV3、2ホップ上流ノードはV2、3ホップ上流ノードはV1}となる。
また、リーフノードVは、ソースノードまでの上流リンク情報を保持する。図4の例では、V4:{1ホップ上流リンクはE3、2ホップ上流リンクはE2、3ホップ上流リンクはE1}となる。
プライマリパスTは、P2PパスかP2MPパスかを判別する情報を保持する。
プライマリパスTは、Dijkstraで計算するかDDMCで計算するか判別する情報を保持する。
以下では、上記のようなデータがデータベース20に設定され、迂回経路生成部30がこれを読み込んで利用するものとして説明する。
ここで、迂回経路生成部30の動作について説明する。
図5は、本発明の一実施の形態における迂回経路生成部の動作のフローチャートである。
G=(V,E),Eの全ての(i,j)に対してLijとし、長さLij>0の辺(i,j)の連結グラフG=(V,E)、プライマリパスT(Vt,Et)が与えられているとき、このアルゴリズムはTの迂回経路T’を決定するものとする。
入力は、グラフGの辺(i,j)とそれらの長さLij,Tであり、出力は、Tの迂回経路T’となる。
迂回経路生成部30は、グラフGからプライマリパスTの通るノード、リンク(Vt,Et)を除くグラフG’を作成し(ステップ101)、G’を経路計算部40に送る(ステップ102)。経路計算部40は、G’の最短経路を経路計算アルゴリズム(例えば、Dijkstra、Prim、KMB、DDMCのいずれか)によって計算し(ステップ103)、解が導出されたならば、T’(Vt’,Et’)を迂回経路生成部30に転送し、解がなければ「解無し」を転送する(ステップ104)。
迂回経路生成部30は、解が導出された場合には、経路計算部40から送られたT'(Vt',Et')をリンク重複比較閾値N判定部50に出力する(ステップ105)。
経路計算部40から「解無し」が送られた場合には、迂回経路生成部30は、到達できなかったリーフノードを特定し、そのリーフノードの通るプライマリパスTのリーフから1ホップ上流側までのノードを含んだグラフG2’(Vt2’,Et2’)を作成し(ステップ106)、G2’を経路計算部40に送る(ステップ107)。
経路計算部40は、迂回経路生成部30から与えられたグラフG2’の最短経路を経路計算アルゴリズムにより計算する(ステップ108)。解が導出されたならば、T’(Vt’,Et’)を迂回経路生成部30に転送し、解がなければ「解無し」を転送する(ステップ109)。
迂回経路生成部30は、解が導出された場合には、経路計算部40から送られたT'(Vt',Et')をリンク重複比較閾値N判定部50に出力する(ステップ110)。解が導出されなかった場合は、ホップ数を1増加させ、ソースノード上流までnホップ分繰り返す(ステップ106以降の処理を繰り返す)(ステップ111)。
nホップ分繰り返しても解が導出されなかった場合には、迂回経路生成部30は、到達できなかったリーフノードを特定し、そのリーフノードの通るプライマリパスTのリーフから1ホップ上流側までのノード・リンクを含んだグラフG3’(Vt3’,Et3’)を作成し(ステップ112)、G3’を経路計算部40に転送する(ステップ113)。
経路計算部40は、G3’の最短経路を経路計算アルゴリズムにより計算し(ステップ114)、解が導出されたならば、T’(Vt’,Et’)を迂回経路生成部30に転送し、解がなければ「解無し」を転送する(ステップ115)。迂回経路生成部30は、T’(Vt’,Et’)が転送された場合は、T’(Vt’,Et’)をリンク重複比較閾値N判定部50に出力する(ステップ117)。解無しの場合には、ホップ数を1増加させ、ステップ112以降の処理を解が導出されるまで繰り返す (ステップ116)。
次に、上記の動作を詳細に説明する。
図6、図7は、本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作の詳細なフローチャートである。
以下のフローチャートに使用されている変数等を説明する。
G:グラフ;
T:プライマリパス;
m=1:到達不可能であったリーフから1ホップ上流までのプライマリパス上のノード集合;
m=2:到達不可能であったリーフから2ホップ上流までのプライマリパス上のノード集合;
m=max:到達不可能であったリーフからソースノードまでのプライマリパス上のノード・リンク集合;
n=2:到達不可能であったリーフから2ホップ上流までのプライマリパス上のノード・リンク集合;
n=max:到達不可能であったリーフからソースノードまでのプライマリパス上のノード・リンク集合
ステップ201) 迂回経路生成部30は、連結グラフGとプライマリTが入力されると、GからTの通るノード(Vt,*)を除くグラフG’を作成する。
ステップ202) G’からTの通るリンク(*,Et)を除くグラフG”を作成する。
ステップ203) 経路計算部40は、TがP2MPパスであるかを判定し、P2MPパスである場合はステップ205に移行し、P2MPパスでない場合(P2Pパス)はステップ204に移行する。
ステップ204) 経路計算部40は、G”からDijkstraアルゴリズムを用いて計算を行い、求められたT’を迂回経路生成部30に出力し、ステップ206に移行する。
ステップ205) 経路計算部40は、G”からDijkstraアルゴリズムまたは、DDMCアルゴリズムを用いて計算を行い、求められたT’を迂回経路生成部30に出力し、ステップ206に移行する。
ステップ206) 迂回経路生成部30は、T’が導出されたかを判定し、導出された場合には、ステップ209に移行し、導出されなかった場合はステップ207に移行する。
ステップ207) m(但し、初期値は0)>maxであるかを判定し、そうである場合にはステップ208に移行し、そうでない場合には、ステップ210に移行する。
ステップ208) n(但し、初期値は0)>maxであるかを判定し、そうである場合にはステップ209に移行し、そうでない場合はステップ213に移行する。
ステップ209) T’から不要(宛先でないリーフまでの)なノード・リンク情報を削除し、それをT”として出力し、処理を終了する。
ステップ210) mを1増加させる。
ステップ211) Gを初期化(G=G)する。
ステップ212) 到達不可能であったリーフ集合V(leaf)からmホップ上流までのノード集合をVm(leaf)としてGからVm(leaf)以外のTを通るノード(Vt,*)を除くグラフG’を作成し、ステップ202に移行する。
ステップ213) nを1増加させる。
ステップ214) G’を初期化(G’=G)する。
ステップ215) 到達不可能であったリーフ集合V(leaf)からnホップ上流までのノード・リンク集合を{Vn(leaf),En(leaf)}としてG’から{Vn(leaf),En(leaf)}以外のTを通るノード・リンク(Vt,Et)を除くグラフG”を作成し、ステップ203に移行する。
次に、上記のフローチャートにおける動作のメカニズムについて説明する。
図8〜図12は、本発明の一実施の形態におけるアルゴリズムの動作を説明するための図である。
まず、図8に示すように、入口ノード(Ingress)はAであり、出口ノード(Egress)はL,M,N,Oであり、同図に示すような迂回経路を要求するプライマリパスが設定されているものとする。
まず、図7に示すように、迂回経路生成部30において、迂回経路が必要となるプライマリパスの通る物理ノード・物理リンクを除いたグラフを生成する(ステップ201,202)。
プライマリパスの通るノード:C,E,H,I,G,K
プライマリパスの通るリンク:A−C,C−E,E−H,H−L,H−M,E−I,I−N,C−G,G−K,K−O
次に、図8に示すように、経路計算部40において、プライマリパスの通る物理ノード・物理リンクを除いたグラフを用いて、入口ノードから出口ノードまでの最小木または、最短木アルゴリズムによって計算する。図8の例では、出口ノードL,Mに到達するルートがなく、経路計算が中断され、解が出力されない(「解無し」)(ステップ206,No)。
次に、図11に示すように、迂回経路生成部30は、迂回経路が必要となるプライマリパスの通る物理ノード・物理リンクを除いたグラフを作成する(ステップ206,No、207No、210〜212、202)。
プライマリパスの通るノード:C,E,H,I,G,K
プライマリパスの通るリンク:A−C,−E,E−H,H−L,H−M,E−I,I−N,C−G,G−K,K−O
ここで、プライマリパス上のノードL,Mから1ホップ上流のノードをグラフに復帰させる(ステップ212)。
ノードLの1ホップ上流のノード:H
ノードMの1ホップ上流のノード:H
次に、図12に示すように、経路計算部40において、プライマリパスの通る物理ノード・物理リンクを除いたグラフを用いて(ノードL,Mから1ホップ上流のノードは除く)、入り口ノードから出口ノードまでを最小木または最短木によって計算する(ステップ202〜205)。
このとき、ノードL,Mに到達するルートが無く、解が出力されない(ステップ206、No)。
次に、図13に示すように、迂回経路生成部40は、迂回経路が必要となるプライマリパスの通る物理ノード・物理リンクを除いたグラフを作成する(ステップ207,210、211、212,202)。
プライマリパスの通るノード:C,E,H,I,G,K
プライマリパスの通るリンク:A−C,C−E,E−H,H−L,H−M,E−I,I−N,C−G,G−K,K−O
ここで、プライマリパス上のノードL,Mから2ホップ上流までのノードをグラフに復帰させる(ステップ212)。
ノードLの2ホップ上流までのノード:H,E
ノードMの2ホップ上流までのノード:H,E
次に、図14に示すように、経路計算部40は、プライマリパスの通る物理ノード・物理リンクを除いたグラフを用いて(ノードL,Mから2ホップ上流までのノードは除く)、入口ノードから出口ノードまでを最小木、または、最短木アルゴリズムによって計算する(ステップ203〜205)。
このとき、ノードL,Mに到達するルートが無く、解が出力されない(ステップ206、No)。
次に、図15に示すように、迂回経路生成部40は、迂回経路が必要となるプライマリパスの通る物理ノード・物理リンクを除いたグラフを作成する(ステップ207、210〜212、202)。
プライマリパスの通るノード:C,E,H,I,G,K
プライマリパスの通るリンク:A−C,C−E,E−H,H−L,H−M,E−I,I−N,C−G,G−K、K−O
ここで、プライマリパス上のノードL,Mから3ホップ上流までのノードをグラフに復帰させる。
ノードLの3ホップ上流までのノード:H,E,C
ノードMの3ホップ上流までのノード:H,E,C
次に、図16に示すように、経路計算部40において、プライマリパスの通る物理ノード・物理リンクを除いたグラフを用いて(ノードL,Mから3ホップ上流までのノードは除く)、入口ノードから出口ノードまでを最小木、最短木アルゴリズムによって計算する(ステップ203〜205)。
このとき、ノードL,Mによって到達するルートが無く、解が出力されない((ステップ206、No)。
次に、図17に示すように、迂回経路が必要となるプライマリパスの通る物理ノード・物理リンクを除いたグラフを作成する(ステップ207、208,213〜215、202)。
プライマリパスの通るノード:C,E,H,I,G,K
プライマリパスの通るリンク:A−C,C−E,E−H,H−L,H−M,E−I,I−N,C−G,G−K,K−O
ここで、プライマリパス上のノードL,Mから1ホップ上流のノード・リンクをグラフに復帰させる。
ノードLの1ホップ上流のノード:H
ノードMの1ホップ上流のノード:H
ノードLの1ホップ上流のノード:H−L
ノードMの1ホップ上流のリンク:H−M
次に、図18に示すように、経路計算部40において、プライマリパスの通る物理ノード・物理リンクを除いたグラフを用いて(ノードL,Mから1ホップ上流のノード・リンクは除く)、入口ノードから出口ノードまでを最小木または最短木アルゴリズムによって計算する(ステップ203〜205)。
ここで、図18に示す迂回経路が計算される(ステップ206,Yes、209)。
上記のようにして計算された迂回経路がリンク重複比率閾値N判別部50に出力される。
リンク重複比率閾値N判別部50は、迂回経路に基づいて、リンク重複比率を求め、計算結果をデータベース20に出力するか否かを判定し、出力する場合には、迂回経路と求められたリンク重複比率をデータベース20に出力する。
[第1の実施例]
本実施例では、前述の経路計算装置をサーバに実装した場合について説明する。
図19は、本発明の第1の実施例におけるサーバ型の経路計算システムの概要を示す。
同図において、パス計算サーバは、
1)迂回経路を要求するプライマリパス情報及びトポロジ情報を入力し、
2)迂回経路を計算し、
3)計算結果をコンフィグファイルとして記憶手段に出力し、
4)記憶手段に出力された出力結果を各ルータに送出することにより反映する。
図20は、本発明の第1の実施例のシステム構成図である。
同図に示すシステムは、パス計算サーバ100と複数のルータ200から構成される。
パス計算サーバ100は、ルータコンフィグ変換部10、データベース20、迂回経路生成部30、経路計算部40、リンク重複比率閾値N判別部50を有する。
同図において、パス計算サーバ100は、前述の迂回経路計算装置を内蔵しており、図3に示す構成の入出力部10の代わりに、ルータコンフィグ変換部110を有する。その他の構成については図3に示す構成と同様であるので、その構成要素の詳細な説明は省略する。
ルータコンフィグ変換部110は、ルータ200からコンフィグファイルを取得し、その中から迂回経路を要求するプライマリパス情報及びトポロジ情報を取得して、データベース20に転送する。
迂回経路生成部30は、データベース20からトポロジ情報及びプライマリパス情報を取得し、経路計算部40の処理(アルゴリズム)を呼び出して迂回経路を計算する。
リンク重複比率閾値N判別部50は、迂回経路生成部30から取得した解である迂回経路情報を取得して、リンク重複比率を求め、迂回経路情報とリンク重複比率をデータベース20に出力する。
データベース20は、迂回経路情報とリンク重複比率をコンフィグファイルとして記憶する。
ルータコンフィグ変換部110は、データベース20に出力された出力結果を各ルータに送出する。
[第2の実施例]
本実施例では、前述の迂回経路計算装置をルータに実装した場合について説明する。
図21は、本発明の第2の実施例におけるルータ型の迂回経路計算システムの概要を示す。
本実施例では、図3に示す迂回経路計算装置を各ルータ内に実装したことを示している。
図22は、本発明の第2の実施例のシステム構成図である。
同図に示すルータは、迂回経路計算部210とコンフィグファイル格納データベース220を有する。
迂回経路計算部210として図3に示す迂回経路計算装置を実装する。但し、図3の入出力部10の代わりに、ルータコンフィグ変換部211を有する。
ルータコンフィグ変換部211は、コンフィグファイル格納データベース220からコンフィグファイルを取得し、その中のトポロジ情報とプライマリパス情報をデータベース20に出力する。また、データベース20から取得した情報をコンフィグファイルに変換し、コンフィグファイル格納データベース220に出力する。
なお、上記の図4に示す迂回経路生成部30、経路計算部40からなる装置の動作、もしくは、迂回経路生成部30、経路計算部40及びリンク重複比率閾値N判別部50からなる装置の動作をプログラムとして構築し、サーバまたは、ルータとして利用されるコンピュータにインストールして実行する、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
また、構築されたプログラムをハードディスク、フレキシブルディスク・CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納し、コンピュータにインストールして実行させる、または、配布すること可能である。
なお、本発明は、上記の実施の形態及び実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、P2MP TE LSPのEnd-End間でのP2MP迂回経路を設定するための迂回経路計算技術に適用することが可能である。また、P2Pに対しても適用可能である。
本発明の原理説明図である。 本発明の原理構成図である。 本発明の一実施の形態における迂回経路計算装置の構成図である。 本発明の一実施の形態における入力データを説明するための図である。 本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作の詳細なフローチャート(その1)である。 本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作の詳細なフローチャート(その2)である。 本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作を説明するための図(その1)である。 本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作を説明するための図(その2)である。 本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作を説明するための図(その3)である。 本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作を説明するための図(その4)である。 本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作を説明するための図(その5)である。 本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作を説明するための図(その6)である。 本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作を説明するための図(その7)である。 本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作を説明するための図(その8)である。 本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作を説明するための図(その9)である。 本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作を説明するための図(その10)である。 本発明の一実施の形態における迂回経路生成動作を説明するための図(その11)である。 本発明の第1の実施例におけるサーバ型の迂回経路計算システムの概要を示す図である。 本発明の第1の実施例のシステム構成図である。 本発明の第2の実施例におけるルータ型の迂回経路計算システムの概要を示す図である。 本発明の第2の実施例のシステム構成図である。
符号の説明
10 入出力部
20 データベース
30 グラフ生成手段、迂回経路生成部
40 経路計算手段、経路計算部
50 リンク重複比率閾値N判別部
60 解出力手段
70 緩和手段
100 パス計算サーバ
110 ルータコンフィグ変換部
200 ルータ
210 迂回経路計算部
211 ルータコンフィグ変換部
220 コンフィグファイル格納データベース

Claims (7)

  1. 迂回経路を設定可能なノード装置を備え、該各ノード装置が、接続情報やリンクコスト情報を備える物理リンクを備えた、ポイントツーポイント(P2P)またはポイントツーマルチポイント(P2MP)が設定可能なネットワーク上の、迂回経路を計算する迂回経路計算方法であって、
    入口ノードと出口ノードを結ぶプライマリパスに対して、End-to-Endでの迂回経路を計算する場合において、
    グラフ生成手段において、入力されたネットワークの物理ノードと物理リンクで構成される接続情報から前記プライマリパスの通るノード及びリンクを削除し、経路計算対象のグラフを生成するグラフ生成ステップと、
    経路計算手段において、前記経路計算対象グラフから残余帯域を考慮した最短経路または、最小経路を計算する経路計算ステップと、
    解出力手段において、計算された経路を出力する解出力ステップと、を行い、
    前記経路計算ステップにおいて、解となる前記プライマリパスと重複しない迂回経路が設定できない場合には、
    前記グラフ生成ステップにおいて、
    リーフ側のノードからまずノード単位に上流に遡ってグラフを再生成し、更に、解が導出されなかった場合にはリーフ側のノードのリンク単位に上流に遡ってグラフを再生成し、
    前記経路計算ステップにおいて、
    前記グラフ生成ステップで再生成された前記グラフについて経路計算を行い、
    解となる迂回経路が設定されるまで前記グラフ生成ステップおよび経路計算ステップを繰り返す緩和ステップを行う
    ことを特徴とする迂回経路計算方法。
  2. 前記緩和ステップは、
    前記経路計算ステップで解が導出されなかった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、前記グラフ生成ステップを呼び出して、前記ネットワークの前記接続情報から該到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから1ホップ上流側まで当該ノードを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、前記経路計算対象グラフとし、前記経路計算ステップを呼び出して計算を行い、該経路計算ステップにより解が導出された場合には、前記解出力ステップにおいて計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第1の緩和ステップと、
    さらに、前記第1の緩和ステップにより解が導出されかなった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、前記グラフ生成ステップを呼び出して、前記ネットワークの前記接続情報から前記到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから2ホップ上流側まで当該ノードを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、前記経路計算対象グラフとし、前記経路計算ステップを呼び出して計算を行い、該経路計算ステップにより解が導出された場合には、前記解出力ステップにより計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第2の緩和ステップと、
    解が導出されるまで、ソースノード上流までnホップ分繰り返す第3の緩和ステップと、を行い、
    さらに、前記第3の緩和ステップにより解が導出されなった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、前記グラフ生成ステップを呼び出して、前記ネットワークの前記接続情報から該到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから1ホップ上流側まで当該リンクを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、前記経路計算対象グラフとし、前記経路計算ステップを呼び出して計算を行い、該経路計算ステップにより解が導出された場合には、前記解出力ステップにおいて計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第4の緩和ステップと、
    さらに、前記第4の緩和ステップにより解が導出されなかった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、前記グラフ生成ステップを呼び出して、前記ネットワークの前記接続情報から前記到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから2ホップ上流側まで当該リンクを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、前記経路計算対象グラフとし、前記経路計算ステップを呼び出して計算を行い、該経路計算ステップにより解が導出された場合には、前記解出力ステップにより計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第5の緩和ステップと、
    解が導出されるまで、ソースノード上流までnホップ分繰り返す第6の緩和ステップと、
    解が導出された場合は、前記解出力手段において解が求められなかったリーフ数と全体のリーフ数からリンク重複比率を計算し、出力判定を行う解出力判定ステップと、を行い、
    前記解出力ステップは、
    前記第の緩和ステップで解が導出されなかった場合には、解を出力しない
    請求項1記載の迂回経路計算方法。
  3. 迂回経路を設定可能なノード装置を備え、該各ノード装置が、接続情報やリンクコスト情報を備える物理リンクを備えた、ポイントツーポイント(P2P)またはポイントツーマルチポイント(P2MP)が設定可能なネットワーク上の、迂回経路を計算可能な手段を有する迂回経路計算装置であって、
    入口ノードと出口ノードを結ぶプライマリパスに対して、End-to-Endでの迂回経路を計算する場合において、
    入力されたネットワークの物理ノードと物理リンクで構成される接続情報から前記プライマリパスの通るノード及びリンクを削除し、経路計算対象のグラフを生成するグラフ生成手段と、
    前記経路計算対象グラフから残余帯域を考慮した最短経路または、最小経路の計算を行う経路計算手段と、
    計算された経路を出力する解出力手段と、
    前記経路計算手段において前記プライマリパスと重複しない迂回経路が設定できない場合に、前記グラフ生成手段においてリーフ側のノードからまずノード単位に上流に遡ってグラフを再生成し、さらに、解が導出されなかった場合にはリーフ側のノードのリンク単位に上流に遡ってグラフを再生成し、前記経路計算手段に経路計算を実行させる処理を繰り返す緩和手段と、
    を有することを特徴とする迂回経路計算装置。
  4. 前記緩和手段は、
    前記経路計算手段で解が導出されなかった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、前記グラフ生成手段を呼び出して、前記ネットワークの前記接続情報から該到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから1ホップ上流側まで当該ノードを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、前記経路計算対象グラフとし、前記経路計算手段を呼び出して計算を行い、該経路計算手段により解が導出された場合には、計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第1の緩和手段と、
    さらに、前記第1の緩和手段により解が導出されかなった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、前記グラフ生成手段を呼び出して、前記ネットワークの前記接続情報から前記到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから2ホップ上流側まで当該ノードを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、前記経路計算対象グラフとし、前記経路計算手段を呼び出して計算を行い、該経路計算手段により解が導出された場合には、計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第2の緩和手段と、
    解が導出されるまで、ソースノード上流までnホップ分繰り返す第3の緩和手段と、
    さらに、前記第3の緩和手段により解が導出されなった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、前記グラフ生成手段を呼び出して、前記ネットワークの前記接続情報から該到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから1ホップ上流側まで当該リンクを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、前記経路計算対象グラフとし、前記経路計算手段を呼び出して計算を行い、該経路計算手段により解が導出された場合には、前記解出力手段において計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第4の緩和手段と、
    さらに、前記第4の緩和手段により解が導出されなかった場合には、到達できなかった出口ノードを特定し、前記グラフ生成手段を呼び出して、前記ネットワークの前記接続情報から前記到達できなかった出口ノードを通る、迂回経路が必要となるパスの出口ノードから2ホップ上流側まで当該リンクを除く、プライマリパスの通る接続情報を除いた接続情報を、前記経路計算対象グラフとし、前記経路計算手段を呼び出して計算を行い、該経路計算手段により解が導出された場合には、前記解出力手段により計算結果の経路を元に迂回経路を設定する第5の緩和手段と、
    解が導出されるまで、ソースノード上流までnホップ分繰り返す第6の緩和手段と、
    解が導出された場合は、前記解出力手段において解が求められなったリーフ数と全体のリーフ数からリンク重複比率を計算し、出力判定を行う解出力判定手段と、
    を有し、
    前記解出力手段は、
    前記第の緩和手段により解が導出されなかった場合には、解を出力しない、
    請求項記載の迂回経路計算装置。
  5. 請求項3または、4記載の迂回経路計算装置の各手段を有することを特徴とする迂回経路計算サーバ。
  6. 請求項3または、4記載の迂回経路計算装置の各手段を有することを特徴とする迂回経路計算ルータ。
  7. コンピュータを、
    請求項3または、4記載の迂回経路計算装置として機能させることを特徴とする迂回経路計算プログラム。
JP2005362388A 2005-12-15 2005-12-15 迂回経路計算方法及び装置、迂回経路計算サーバ、迂回経路計算ルータ、及び迂回経路計算プログラム Active JP4422095B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005362388A JP4422095B2 (ja) 2005-12-15 2005-12-15 迂回経路計算方法及び装置、迂回経路計算サーバ、迂回経路計算ルータ、及び迂回経路計算プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005362388A JP4422095B2 (ja) 2005-12-15 2005-12-15 迂回経路計算方法及び装置、迂回経路計算サーバ、迂回経路計算ルータ、及び迂回経路計算プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007166434A JP2007166434A (ja) 2007-06-28
JP4422095B2 true JP4422095B2 (ja) 2010-02-24

Family

ID=38248792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005362388A Active JP4422095B2 (ja) 2005-12-15 2005-12-15 迂回経路計算方法及び装置、迂回経路計算サーバ、迂回経路計算ルータ、及び迂回経路計算プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4422095B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101756819B1 (ko) * 2013-12-16 2017-07-17 한양대학교 기술지주회사(주) Range-Free방식의 노드 측위 방법

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4981829B2 (ja) * 2009-02-19 2012-07-25 日本電信電話株式会社 Mrcファイル作成装置、mrcファイル作成方法およびそのプログラム
JP5865231B2 (ja) * 2012-10-24 2016-02-17 日本電信電話株式会社 省エネルギー経路選択方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101756819B1 (ko) * 2013-12-16 2017-07-17 한양대학교 기술지주회사(주) Range-Free방식의 노드 측위 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007166434A (ja) 2007-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Egilmez et al. Scalable video streaming over OpenFlow networks: An optimization framework for QoS routing
Chen et al. Two techniques for fast computation of constrained shortest paths
CN107040400A (zh) 网络装置及方法
WO2016070670A1 (zh) 一种跨域路径的计算方法及装置
JP5004869B2 (ja) ネットワーク経路選択方法および通信システム
JP4463779B2 (ja) パス収容計算装置及びパス収容計算方法及びプログラム
JP4422095B2 (ja) 迂回経路計算方法及び装置、迂回経路計算サーバ、迂回経路計算ルータ、及び迂回経路計算プログラム
Li et al. Dynamic routing with inaccurate link state information in integrated IP-over-WDM networks
JP4485464B2 (ja) 迂回経路計算方法及び装置、迂回経路計算サーバ、迂回経路計算ルータ、及び迂回経路計算プログラム
JP2008054211A (ja) 経路計算方法及び装置及びプログラム
JP4509969B2 (ja) パス収容計算装置及びパス収容計算方法及びプログラム
JP3755527B2 (ja) マルチキャスト転送経路計算方法及びマルチキャスト転送経路計算装置並びにプログラム
JP4128944B2 (ja) マルチキャスト転送経路設定方法、マルチキャスト転送経路計算装置、プログラムおよび記録媒体
JP4936544B2 (ja) ネットワーク設計方法、設計装置およびそのプログラム
JP4417896B2 (ja) 迂回経路計算装置及びプログラム及び迂回経路計算サーバ及びルータ及び迂回経路計算方法及びシステム
Roomi et al. Semi-oblivious segment routing with bounded traffic fluctuations
JP4436307B2 (ja) LSP(LabelSwitchedPath)経路計算方法及び装置及びプログラム
Haeupler Tighter worst-case bounds on algebraic gossip
JP4499067B2 (ja) マルチキャスト経路計算方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2007074308A (ja) 迂回経路算出設定方法及び装置及びプログラム
JP2009118201A (ja) 網トポロジ・リンク容量設計処理方法とシステムおよびプログラム
JP4662286B2 (ja) ポイントツーマルチポイントパス経路計算装置およびプログラム
JP5001996B2 (ja) 経路計算装置、経路計算方法およびプログラム
Matsuura et al. Hierarchically distributed PCE for flexible multicast traffic engineering
Alrabiah et al. An efficient and easily deployable QoS-based routing scheme for online Internet multicasting

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4422095

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350