JP2008060831A - エッジスイッチ、コアスイッチ、ネットワークシステムおよびフレーム転送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャリアネットワーク内にブロードキャスト通信を行うときに、リンクの帯域圧迫を回避する。
【解決手段】エッジスイッチ1およびコアスイッチ2において、入力されたMACフレームにブロードキャストアドレスが設定されていないとき、事前に設定されたFDB(フォワーディングデータベース)を参照して、そのMACフレームの入出力ポートを選択し、選択した入出力ポート経由で、MACフレームを出力する。また、このスイッチに入力されたMACフレームにブロードキャストアドレスが設定されているとき、STP等のツリープロトコルにより作成されたポートブロック情報に基づき、所定の入出力ポートからブロードキャストで転送する。
【選択図】図1
【解決手段】エッジスイッチ1およびコアスイッチ2において、入力されたMACフレームにブロードキャストアドレスが設定されていないとき、事前に設定されたFDB(フォワーディングデータベース)を参照して、そのMACフレームの入出力ポートを選択し、選択した入出力ポート経由で、MACフレームを出力する。また、このスイッチに入力されたMACフレームにブロードキャストアドレスが設定されているとき、STP等のツリープロトコルにより作成されたポートブロック情報に基づき、所定の入出力ポートからブロードキャストで転送する。
【選択図】図1
Description
本発明は、広域イーサネット(登録商標)ネットワークにおけるブロードキャスト転送技術に関する。
従来、広域イーサネット(登録商標)ネットワークのキャリアネットワークにおいて、負荷分散によるトラフィック転送の効率化、経路指定によるQoS(Quality of Service)制御、Fast-Reroute機能による信頼性の向上等を図るTraffic Engineering機能(TE機能)を実現するため、SHIMヘッダを利用したMPLS(Multi-Protocol Label Switching)技術がある。また、SHIMヘッダを利用したMPLSの一例としてMPLSで構築されているネットワーク上でレイヤ2パケットを送受信する、EoMPLS(Ethernet over MPLS)技術がある(非特許文献1,2参照)。
石田修(監修)、「10ギガビットEthernet教科書」、インプレスネットビジネスカンパニー、2005年3月、p.264〜p.270 Framework for Layer 2 Virtual Private Networks(L2VPNs)、[online]、[2006年8月20日検索]、インターネット、<URL:http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-12vpn-12-framework-05.txt>
石田修(監修)、「10ギガビットEthernet教科書」、インプレスネットビジネスカンパニー、2005年3月、p.264〜p.270 Framework for Layer 2 Virtual Private Networks(L2VPNs)、[online]、[2006年8月20日検索]、インターネット、<URL:http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-12vpn-12-framework-05.txt>
しかし、広域イーサネット(登録商標)ネットワーク(広域ネットワーク)において、前記したEoMPLSによりブロードキャスト通信を行うとき、キャリアネットワークの入口のMPLSエッジルータは、そのMPLSエッジルータから張られているすべてのLSP(Label Switched Path)に、フレームを送信する。このため、キャリアネットワーク内において、複数のLSPにより共有されるリンクには同じフレームが複数流れることになり、帯域を圧迫する可能性があるという問題があった。
この問題を、図8を用いて詳細に説明する。図8は、本発明の課題を説明するために引用した図である。ここでは、広域ネットワークにおいて、ユーザネットワーク4(4A,4B,4C,4D)同士を接続するキャリアネットワーク9に、MPLSエッジルータ6(6A,6B,6C)およびMPLSコアルータ7が設置される場合を例に説明する。なお、ユーザネットワーク4A,4B,4C,4Dには、それぞれ、端末装置5(5A,5B,5C,5D)が接続される。また、MPLSエッジルータ6AとMPLSエッジルータ6Bとの間には、LSP8Aが設定され、MPLSエッジルータ6AとMPLSエッジルータ6Cとの間には、LSP8Bが設定される。さらに、MPLSエッジルータ6CとMPLSエッジルータ6Bとの間には、LSP8Cが設定されている。
ここで、MPLSエッジルータ6Aが、ユーザネットワーク4A経由でブロードキャストアドレスが設定されたMACフレームを受信したとき、このMPLSエッジルータ6Aは、データをコピーしてLSP8AおよびLSP8Bに送信する必要がある。つまり、MPLSエッジルータ6AとMPLSコアルータ7とを接続するリンクには、同じデータが重複して流れることになる。ここでは、MPLSエッジルータ6にLSP8が2本設定される場合を例に説明したが、MPLSエッジルータ6に多数のLSP8が設定されている場合、ブロードキャスト通信を行うとさらに多くのデータが流れ、キャリアネットワーク9内のリンクの帯域を圧迫する可能性がある。
本発明は、前記した問題を解決し、広域ネットワークの通信においてTE機能を実現するとともに、ブロードキャスト通信を行うときのリンクの帯域圧迫を避ける手段を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ユーザネットワークと、1以上のコアスイッチを有するキャリアネットワークとを備える広域イーサネット(登録商標)ネットワークにおいて、前記ユーザネットワークと前記キャリアネットワークとを接続するエッジスイッチであって、MACフレームの入出力を司る入出力ポートと、前記MACフレームの入出力を行わない入出力ポートを示したポートブロック情報を、ツリープロトコルに基づき作成するツリープロトコル処理部と、前記MACフレームにおける、前記キャリアネットワーク内のアドレス情報であるバックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN ID(Virtual Local Area Network ID)ごとに、前記MACフレームを出力する前記入出力ポートを示したフォワーディングDBの情報の入力を受け付ける入力部と、前記入力されたフォワーディングDBの情報を、前記フォワーディングDBに反映するフォワーディングDB入力処理部と、前記フォワーディングDBと前記ポートブロック情報とを記憶する記憶部と、前記ユーザネットワークまたは前記キャリアネットワークから入力されたMACフレームを、前記入出力ポート経由で出力する転送処理部と、前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストか否かを判定するブロードキャスト判定部と、前記ユーザネットワークから入力されたMACフレームに対応するバックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN IDを付加するバックボーンアドレス付加部と、を備え、前記転送処理部は、前記ブロードキャスト判定部において、前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスでないと判定されたとき、前記バックボーンアドレス付加部により、前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDが付加されたMACフレームについて、前記フォワーディングDBを参照して、そのMACフレームの前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDに対応する入出力ポートを選択し、前記選択した入出力ポート経由で、前記MACフレームを出力し、前記ブロードキャスト判定部において、前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであると判定されたとき、前記バックボーンアドレス付加部により、前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDが付加されたMACフレームについて、前記ポートブロック情報においてブロックされている入出力ポート以外のすべてのポートから出力することを特徴とするエッジスイッチとした。
請求項5に記載の発明は、ユーザネットワークと、1以上のコアスイッチを有するキャリアネットワークとを備える広域イーサネット(登録商標)ネットワークにおいて、前記ユーザネットワークと前記キャリアネットワークとを接続するエッジスイッチが、MACフレームの入出力を行わない入出力ポートを示したポートブロック情報を、ツリープロトコルに基づき作成し、記憶部に記憶するステップと、前記MACフレームにおける、前記キャリアネットワーク内のアドレス情報であるバックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN IDごとに、前記MACフレームを出力する前記入出力ポートを示したフォワーディングDBの情報の入力を受け付けるステップと、前記入力されたフォワーディングDBの情報を、前記記憶部に記憶されたフォワーディングDBに反映するステップと、前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであるか否かを判定するステップと、前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスでないと判定されたとき、前記入力されたMACフレームに、このMACフレームに対応する前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDを付加するステップと、前記フォワーディングDBを参照して、そのMACフレームの前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDに対応する入出力ポートを選択するステップと、前記選択した入出力ポート経由で、前記MACフレームを出力するステップと、を実行し、前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであると判定されたとき、前記入力されたMACフレームに、このMACフレームに対応する前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDを付加するステップと、前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDが付加されたMACフレームについて、前記ポートブロック情報においてブロックされている入出力ポート以外のすべてのポートから出力するステップと、を実行することを特徴とするフレーム転送方法とした。
このようなエッジスイッチまたはフレーム転送方法によれば、ブロードキャスト通信以外の通信を行うときには、フォワーディングDB(データベース)を参照して、所定の入出力ポートからMACフレームを出力する。つまり、エッジスイッチは、MACフレームに付加されたバックボーン宛先MACフレームおよびバックボーンVLAN IDをラベルとしたラベルスイッチングを行うので、広域ネットワークのキャリアネットワーク内の通信において、TE機能を実現することができる。また、エッジスイッチが、ブロードキャスト通信を行うときには、ポートブロック情報においてブロックされている入出力ポート以外のすべてのポートから出力する。つまり、エッジスイッチは、ブロードキャスト通信を行うとき、従来のL2(レイヤ2)スイッチのように、MACフレームを出力(転送)する。これにより、エッジスイッチがブロードキャスト通信を行うときに、同じリンクに複数のMACフレームが流れることがなくなる。従って、広域ネットワークのキャリアネットワーク内の通信において、TE機能を実現しつつ、ブロードキャスト通信を行うときのリンクの帯域圧迫を避けることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエッジスイッチにおいて、前記キャリアネットワークから入力されたMACフレームに含まれる前記バックボーン宛先MACアドレスと、前記バックボーンVLAN IDとを除去するバックボーンアドレス除去部をさらに備え、前記転送処理部は、前記キャリアネットワークから入力されたMACフレームを、前記ユーザネットワークへ出力するとき、前記バックボーンアドレス除去部において、前記バックボーン宛先MACアドレスと、前記バックボーンVLAN IDとが除去された前記MACフレームを出力することを特徴とするエッジスイッチとした。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のフレーム転送方法が行われる前記キャリアネットワークから入力されたMACフレームを、前記ユーザネットワークへ出力するとき、前記バックボーン宛先MACアドレスと、前記バックボーンVLAN IDとを除去するステップをさらに実行することを特徴とするフレーム転送方法とした。
このようなエッジスイッチまたはフレーム転送方法によれば、エッジスイッチが、キャリアネットワークからMACフレームを受信したとき、バックボーン宛先MACアドレスと、バックボーンVLAN IDとを除去するので、エッジスイッチをキャリアネットワークの出口側のエッジスイッチとしても機能させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のエッジスイッチを備えるキャリアネットワークにおいて、このキャリアネットワーク内のスイッチ同士を接続する前記コアスイッチであって、MACフレームの入出力を司る入出力ポートと、前記MACフレームの入出力を行わない入出力ポートを示したポートブロック情報を、ツリープロトコルに基づき作成するツリープロトコル処理部と、前記MACフレームにおける、前記キャリアネットワーク内のアドレス情報であるバックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN IDごとに、前記MACフレームを出力する前記入出力ポートを示したフォワーディングDBの情報の入力を受け付ける入力部と、前記入力されたフォワーディングDBの情報を、前記フォワーディングDBに反映するフォワーディングDB入力処理部と、前記フォワーディングDBと前記ポートブロック情報とを記憶する記憶部と、前記ユーザネットワークまたは前記キャリアネットワークから入力されたMACフレームを、前記入出力ポート経由で出力する転送処理部と、前記入力されたMACフレームのバックボーン宛先MACアドレスがブロードキャストか否かを判定するブロードキャスト判定部と、を備え、前記転送処理部は、前記ブロードキャスト判定部において、前記入力されたMACフレームのバックボーン宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスでないと判定されたとき、前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDが付加されたMACフレームについて、前記フォワーディングDBを参照して、そのMACフレームの前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDに対応する入出力ポートを選択し、前記選択した入出力ポート経由で、前記MACフレームを出力し、前記ブロードキャスト判定部において、前記入力されたMACフレームのバックボーン宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであると判定されたとき、前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDが付加されたMACフレームについて、前記ポートブロック情報においてブロックされている入出力ポート以外のすべてのポートから出力することを特徴とするコアスイッチとした。
請求項7に記載の発明は、請求項5または請求項6に記載のフレーム転送方法が行われるキャリアネットワークにおいて、このキャリアネットワーク内のスイッチ同士を接続するコアスイッチが、MACフレームの入出力を行わない入出力ポートを示したポートブロック情報を、ツリープロトコルに基づき作成し、記憶部に記憶するステップと、前記MACフレームにおける、前記キャリアネットワーク内のアドレス情報であるバックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN IDごとに、前記MACフレームを出力する前記入出力ポートを示したフォワーディングDBの情報の入力を受け付けるステップと、前記入力されたフォワーディングDBの情報を、前記記憶部に記憶されたフォワーディングDBに反映するステップと、前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであるか否かを判定するステップと、前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスでないと判定されたとき、前記フォワーディングDBを参照して、そのMACフレームの前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDに対応する入出力ポートを選択するステップと、前記選択した入出力ポート経由で、前記MACフレームを出力するステップと、を実行し、前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであると判定されたとき、前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDが付加されたMACフレームについて、前記ポートブロック情報においてブロックされている入出力ポート以外のすべてのポートから出力するステップと、を実行することを特徴とするフレーム転送方法とした。
このようなコアスイッチまたはフレーム転送方法によれば、コアスイッチは、MACフレームに付加されたバックボーン宛先MACフレームおよびバックボーンVLAN IDをラベルとしたラベルスイッチングを行うので、広域ネットワークのキャリアネットワーク内の通信において、TE機能を実現することができる。また、コアスイッチが、ブロードキャスト通信を行うときに、同じリンクに複数のMACフレームが流れることがなくなる。従って、広域ネットワークのキャリアネットワーク内の通信において、TE機能を実現しつつ、ブロードキャスト通信を行うときのリンクの帯域圧迫を避けることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のエッジスイッチおよび請求項3に記載のコアスイッチを備えることを特徴とするネットワークシステムとした。
このようなネットワークシステムによれば、広域ネットワークのキャリアネットワーク内の通信においてTE機能を実現しつつ、ブロードキャスト通信を行うときのリンクの帯域圧迫を避けることができる。
本発明によれば、広域ネットワークのキャリアネットワーク内の通信においてTE機能を実現しつつ、ブロードキャスト通信を行うときのリンクの帯域圧迫を避けることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態の広域ネットワーク(広域イーサネット(登録商標)ネットワーク、ネットワークシステム)の構成を例示した図である。ここでは、広域ネットワークにおいて、ユーザネットワーク4(4A,4B,4C,4D)同士を接続するキャリアネットワーク3に、エッジスイッチ1(1A,1B,1C)およびコアスイッチ2が設置される場合を例に説明する。
なお、ユーザネットワーク4A,4B,4C,4Dには、それぞれ、端末装置5(5A,5B,5C,5D)が接続される。エッジスイッチ1は、キャリアネットワーク3とユーザネットワーク4とを接続するスイッチであり、コアスイッチ2は、キャリアネットワーク3内のスイッチ同士を接続するスイッチである。異なるユーザネットワーク4に属する端末装置5は、このキャリアネットワーク3経由で通信を行う。
<概要>
図1の広域ネットワークの概要を説明する。まず、キャリアネットワーク3への入口側のエッジスイッチ1は、ユーザネットワーク4からMACフレームを受信すると、このMACフレームをコアスイッチ2へ出力する。エッジスイッチ1から出力されたMACフレームは、キャリアネットワーク3内において転送され、キャリアネットワーク3の出口側のエッジスイッチ1に到達する。そして、出口側のエッジスイッチ1は、受信したMACフレームをユーザネットワーク4へ出力する。
図1の広域ネットワークの概要を説明する。まず、キャリアネットワーク3への入口側のエッジスイッチ1は、ユーザネットワーク4からMACフレームを受信すると、このMACフレームをコアスイッチ2へ出力する。エッジスイッチ1から出力されたMACフレームは、キャリアネットワーク3内において転送され、キャリアネットワーク3の出口側のエッジスイッチ1に到達する。そして、出口側のエッジスイッチ1は、受信したMACフレームをユーザネットワーク4へ出力する。
ここで、エッジスイッチ1は、ユーザネットワーク4から、ユニキャストのMACフレームを受信すると事前に設定されたFDB(フォワーディングデータベース、詳細は後記)を参照して、入出力ポートを選択する。そして、エッジスイッチ1は、この選択した入出力ポートからMACフレームを出力する。
一方、エッジスイッチ1が、ユーザネットワーク4から、ブロードキャストのMACフレームを受信したときは、所定のツリープロトコルに基づき作成されたポートブロック情報(MACフレームの入出力を行わない入出力ポートを示した情報)に基づき、MACフレームを出力する。つまり、通常のL2スイッチと同様のブロードキャスト通信を実行し、データのコピーは、コアスイッチ2等で行うので、リンクに重複したデータは流れない。
また、コアスイッチ2も、前記したFDBを備えており、キャリアネットワーク3内の他のスイッチからMACフレームを受信すると、このFDBを参照して、入出力ポートを選択し、この選択した入出力ポートからMACフレームを出力する。なお、このFDBは、キャリアネットワーク3の管理者等がSONET(Synchronous Optical NETwork)またはSDH(Synchronous Digital Hierarchy)等のようにマネジメント経由で、直接設定したものでもよいし、シグナリングプロトコルにより設定したものでもよい。このようにすることで、広域ネットワーク内の通信においてキャリアネットワーク3内のTE機能を実現しつつ、ブロードキャスト通信を行うときのリンクの帯域圧迫を避けることができる。
<エッジスイッチ>
次に、図2を用いて、図1のエッジスイッチ1を詳細に説明する。図2は、図1のエッジスイッチの機能を説明するブロック図である。
次に、図2を用いて、図1のエッジスイッチ1を詳細に説明する。図2は、図1のエッジスイッチの機能を説明するブロック図である。
図2に示すように、エッジスイッチ1は、通信部11と、処理部12と、記憶部13と、入出力部14とを含む。このエッジスイッチ1は、L2スイッチにより実現される。
通信部11は、ユーザネットワーク4またはキャリアネットワーク3との間でMACフレームの送受信を行う。この通信部11は、入出力ポート111(111a〜111n)を備え、処理部12は、この入出力ポート111経由でMACフレームの入出力(送受信)を行う。
処理部12は、エッジスイッチ1全体の制御を司り、主としてユーザネットワーク4およびキャリアネットワーク3から入力されたMACフレームの転送処理を行う。この処理部12は、ブロードキャスト判定部121と、転送処理部122と、ツリープロトコル処理部123と、FDB入力処理部124と、バックボーンアドレス付加部125と、バックボーンアドレス除去部126とを備える。
ブロードキャスト判定部121は、入力されたMACフレームが、キャリアネットワーク3内でブロードキャスト通信を行うものか否かを判断する。例えば、入力されたMACフレームにおける宛先MACアドレスが、ブロードキャストアドレスであるとき、このMACフレームをキャリアネットワーク3内でブロードキャスト通信を行うものと判断する。
転送処理部122は、ユーザネットワーク4またはキャリアネットワーク3から入力されたMACフレームの転送処理を行う。
この転送処理部122は、ユーザネットワーク4からMACフレームを受信した場合、つまり、キャリアネットワーク3への入口側エッジスイッチとして機能する場合において、ブロードキャスト判定部121において、入力されたMACフレームのバックボーン宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスではないと判定されたとき、後記するI−FDB(入口用FDB)131を参照して、このMACフレームを出力する入出力ポート111を選択する。
また、転送処理部122は、キャリアネットワーク3からMACフレームを受信した場合、つまり、キャリアネットワーク3からの出口側エッジスイッチとして機能する場合において、ブロードキャスト判定部121において、入力されたMACフレームのバックボーン宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスではないと判定されたとき、後記するE−FDB(出口用FDB)132を参照して、このMACフレームを出力する入出力ポート111を選択する。
さらに、転送処理部122は、ブロードキャスト判定部121において、入力されたMACフレームのバックボーン宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであると判定されたとき、入力されたMACフレームを、後記するポートブロック情報133においてブロックされている入出力ポート以外のすべての入出力ポート111から出力する。
ツリープロトコル処理部123は、STP(Spanning Tree Protocol)、RSTP(Rapid Spanning Tree Protocol)等のツリープロトコル、あるいは、802.1aq - Shortest Path Bridging(URL:http://www.ieee802.org/1/pages/802.1aq.html参照)等のトポロジ経路制御アルゴリズムを用いて、キャリアネットワーク3内のツリートポロジを把握する。そして、自身のスイッチにおいてブロックすべき入出力ポート111を判断し、その結果を、後記するポートブロック情報133として記録する。このようなポートブロック情報133に基づき、転送処理部122が所定の入出力ポート111からMACフレームを出力するようにすることで、MACフレームがネットワーク内でループし続けるのを防止できる。
FDB入力処理部124は、後記するFDB入力部141から入力された情報を、I−FDB131またはE−FDB132に反映する。
バックボーンアドレス付加部125は、後記するバックボーンアドレス情報134を参照して、ユーザネットワーク4から入力されたMACフレームに、そのMACフレームの宛先MACアドレスに対応するバックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN ID(以下、まとめてバックボーンアドレスという)を付加する。つまり、バックボーンアドレス付加部125は、キャリアネットワーク3で用いるアドレス情報を付加したMACフレームを作成する。このバックボーンアドレスが付加されたMACフレームは、転送処理部122によりキャリアネットワーク3へ出力される。
バックボーンアドレス付加部125が作成するMACフレーム(つまり、キャリアネットワーク3内において転送されるMACフレーム)は、図3に例示するように、ユーザネットワーク4内で転送されるMACフレームに、バックボーン宛先MACアドレス、バックボーン送信元MACアドレス、バックボーンVLAN ID等の情報を付加したものである。なお、このバックボーンアドレス付加部125が作成するMACフレームは、少なくともバックボーン送信元MACアドレスおよびバックボーンVLAN IDを含んでいればよく、バックボーン送信元MACアドレスは含んでいなくてもよい。
また、ユーザネットワーク4内において転送されるMACフレームは、通常のMACフレームと同様に、データ(データ本体)に、宛先MACアドレス、送信元MACアドレスが付加されたものである。なお、このMACフレームにはユーザネットワーク4のVLAN IDが付加されていてもよい。
バックボーンアドレス除去部126は、キャリアネットワーク3からMACフレームを受信すると、このMACフレームのバックボーンアドレスを除去する。そして、このMACフレームを転送処理部122へ出力し、転送処理部122はこのバックボーンアドレスが除去されたMACフレームをユーザネットワーク4へ出力する。つまり、キャリアネットワーク3内で転送していたMACフレームを、ユーザネットワーク4で用いるMACフレームに変換する。
なお、前記した処理部12の機能は、入出力ポート111の切り替えを行うスイッチ、CPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理により実現される。
記憶部13は、処理部12が転送処理を行うときに参照する各種データを記憶する。この記憶部13は、I−FDB(入口用FDB)131と、E−FDB(出口用FDB)132と、ポートブロック情報133と、バックボーンアドレス情報134とを備える。なお、この記憶部13は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置により実現される。なお、この記憶部13には、エッジスイッチ1の機能を実現するプログラムも格納されるが、ここでの図示は省略している。
I−FDB131は、ユーザネットワーク4から入力されたMACフレームを出力する入出力ポート111のポート番号を示した情報である。すなわち、このI−FDB131は、バックボーンアドレス付加部125によりMACフレームに付加されたバックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN IDごとに、このMACフレームを出力する入出力ポート111のポート番号を示した情報である(表1参照)。
E−FDB132は、キャリアネットワーク3から入力されたMACフレームを出力する入出力ポート111を示した情報である。このE−FDB132も、I−FDB131と同様に、バックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN IDごとに、このMACフレームを出力する入出力ポート111を示したものである。
I−FDB131およびE−FDB132の情報は、転送処理部122がMACフレームを転送するとき参照される。なお、I−FDB131およびE−FDB132の情報は、後記するFDB入力部141経由で入力される。また、ここではI−FDB131およびE−FDB132は、それぞれ別個のデータベースとしたが、1つのデータベース(FDB)にまとめてもよい。
ポートブロック情報133は、MACフレームの入出力を行わない(ブロックする)入出力ポート111の識別情報(ポート番号)を示した情報であり、前記したツリープロトコル処理部123により作成される。例えば、以下の表2に例示するポートブロック情報は、ポート番号「3」の入出力ポート111はブロックされているが、ポート番号「1」および「2」の入出力ポート111はブロックされていないことを示す。
バックボーンアドレス情報134は、バックボーンアドレス付加部125が付加するバックボーンアドレスを示した情報である。このバックボーンアドレス情報134は、ユニキャスト用のものと、ブロードキャスト用のものと2種類の情報からなる。
ユニキャスト用のバックボーンアドレス情報134は、以下の表3に例示するように、ユーザネットワーク4から入力されたMACフレームの宛先MACアドレスごとに、このMACフレームに付加するバックボーンアドレス(バックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN ID)が示される。
また、ブロードキャスト用のバックボーンアドレス情報134は、以下の表4に例示するように、ブロードキャストのMACフレームが入力された入出力ポート111のポート番号ごとに、そのMACフレームに付加するバックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN IDが示される。なお、ここでのバックボーン宛先MACアドレスは、キャリアネットワーク3内においてブロードキャスト通信を行うため、ブロードキャストアドレスが設定される。例えば、表4において、ポート番号が「2」の入出力ポート111から、ブロードキャストのMACフレームが入力されたとき、バックボーンアドレス付加部125は、このMACフレームにバックボーン宛先MACアドレス「FF:FF:FF:FF:FF:FF(ブロードキャストアドレス)」を付加し、バックボーンVLAN ID「3」を付加することを示す。なお、このようなバックボーンアドレスが付加されたMACフレームは、バックボーンVLAN ID「3」のユーザネットワーク4に対し、ブロードキャストされることになる。
入出力部14は、このエッジスイッチ1に接続される入力装置(図示せず)から入力された情報を処理部12に出力したり、処理部12により処理された情報を出力装置(図示せず)へ出力したりする。入出力部14は、FDB入力部(入力部)141を備える。このFDB入力部141は、I−FDB131およびE−FDB132の情報の入力を受け付けると、この情報をFDB入力処理部124へ出力する。なお、I−FDB131およびE−FDB132の情報は、通信部11経由で入力するようにしてもよい。
<コアスイッチ>
次に、図4を用いて、図1のコアスイッチ2を詳細に説明する。図4は、図1のコアスイッチの機能を説明するブロック図である。
次に、図4を用いて、図1のコアスイッチ2を詳細に説明する。図4は、図1のコアスイッチの機能を説明するブロック図である。
コアスイッチ2は、キャリアネットワーク3内のスイッチ(エッジスイッチ1およびコアスイッチ2)を接続し、キャリアネットワーク3内においてMACフレームの転送を行う。
このコアスイッチ2は、エッジスイッチ1と同様に通信部21、処理部22、記憶部23および入出力部24とを含む。このコアスイッチ2も、L2スイッチにより実現される。但し、コアスイッチ2は、エッジスイッチ1のようなバックボーンアドレスの付加および除去は不要なので、図2に示した、バックボーンアドレス付加部125、バックボーンアドレス除去部126およびバックボーンアドレス情報134を含まない構成となっている。また、このコアスイッチ2は、図2のI−FDB131およびE−FDB132に代えて、FDB231を備える。このFDB231も、MACフレームのバックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN IDごとに、このMACフレームを出力する入出力ポート211を示した情報である。
入出力ポート211(211a〜211n)、FDB入力部241、ブロードキャスト判定部221、転送処理部222、ツリープロトコル処理部223、FDB入力処理部224、ポートブロック情報233は、それぞれ、図2の入出力ポート111(111a〜111n)、FDB入力部141、ブロードキャスト判定部121、転送処理部122、ツリープロトコル処理部123、FDB入力処理部124、ポートブロック情報133とほぼ同様の機能であるので、ここでの説明を省略する。このコアスイッチ2の機能の詳細は、フローチャートを用いて後記する。
<エッジスイッチの動作手順>
次に、図5および図6のフローチャートを用いてエッジスイッチ1の動作を説明する。図5および図6は、図2のエッジスイッチの動作手順を示したフローチャートである。なお、エッジスイッチ1は、事前に、ツリープロトコル処理部123により、ポートブロック情報133を作成し、記憶部13に記憶しておく。
次に、図5および図6のフローチャートを用いてエッジスイッチ1の動作を説明する。図5および図6は、図2のエッジスイッチの動作手順を示したフローチャートである。なお、エッジスイッチ1は、事前に、ツリープロトコル処理部123により、ポートブロック情報133を作成し、記憶部13に記憶しておく。
まず、エッジスイッチ1は、FDB入力部141経由で、FDB(I−FDB131およびE−FDB132)の情報の入力を受け付ける(S501)。すなわち、バックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN IDごとに、このMACフレームを出力する入出力ポート111を示した情報の入力を受け付ける。これを受けて、入力処理部124は、入力されたFDBの情報をFDB(I−FDB131およびE−FDB132)へ反映する(S502)。このようにして、エッジスイッチ1は、I−FDB131およびE−FDB132の設定情報を記憶する。
次に、エッジスイッチ1の転送処理部122は、入出力ポート111経由で、MACフレームの入力を受け付ける(S503)。ここで、このMACフレームがユーザネットワーク4からのMACフレームであったとき(S504のYes)、つまり、ユーザネットワーク4に接続される入出力ポート111からMACフレームを受信し、キャリアネットワーク3への入口側エッジスイッチとして機能するときは、以下のような処理を行う。
まず、ブロードキャスト判定部121は、入力されたMACフレームのMACアドレスがブロードキャストアドレスか否かを判定する(S505)。
ここで、入力されたMACフレームのMACアドレスがブロードキャストアドレスでないとき(S505のNo)、バックボーンアドレス付加部125は、ユニキャスト用のバックボーンアドレス情報134(表3参照)を参照して、S503で受け付けたMACフレームにバックボーンアドレスを付加する(S510)。
そして、転送処理部122はI−FDB131を参照して、このMACフレームを出力する入出力ポート111を選択する(S511)。つまり、このMACフレームに付加されたバックボーンアドレスと、I−FDB131とを参照して、このMACフレームを出力する入出力ポート111を選択する。そして、転送処理部122は、この選択した入出力ポート111からMACフレームを出力する(S512)。
一方、入力されたMACフレームのMACアドレスがブロードキャストアドレスのとき(S505のYes)、バックボーンアドレス付加部125は、ブロードキャスト用のバックボーンアドレス情報134(表4参照)を参照して、MACフレームにバックボーンアドレスを付加する(S506)。
つまり、バックボーンアドレス付加部125は、MACフレームのバックボーン宛先MACアドレスにブロードキャストアドレスを設定する。また、バックボーンアドレス付加部125は、MACフレームに、このMACフレームが入力された入出力ポート111のポート番号に対応するバックボーンVLAN IDを設定する。
次に、転送処理部122は、ポートブロック情報133を参照して、MACフレームを出力する入出力ポート111を選択する(S507)。この場合、ポートブロック情報133においてブロックされている入出力ポート111以外のすべての入出力ポート111を選択する。そして、転送処理部122は、選択した入出力ポート111から、MACフレームを出力する(S512)。
また、S503で受け付けたMACフレームがキャリアネットワーク3からのMACフレームであったとき(S504のNo)、つまり、キャリアネットワーク3に接続される入出力ポート111からMACフレームを受信し、このエッジスイッチ1が出口側エッジスイッチとして機能するときの動作手順を、図6を用いて説明する。
ブロードキャスト判定部121は、キャリアネットワーク3から入力されたMACフレームのMACアドレス(バックボーン宛先MACアドレス)がブロードキャストアドレスか否かを判定する(図6のS601)。
ここで、入力されたMACフレームのMACアドレス(バックボーン宛先MACアドレス)がブロードキャストアドレスでないとき(S601のNo)、転送処理部122はE−FDB132を参照して、このMACフレームを出力する入出力ポート111を選択する(S602)。そして、バックボーンアドレス除去部126は、このMACフレームのバックボーンアドレスを除去し(S604)、転送処理部122は、S602で選択した入出力ポート111から、このバックボーンアドレスを除去したMACフレームを出力する(S605)。
一方、入力されたMACフレームのMACアドレス(バックボーン宛先MACアドレス)がブロードキャストアドレスのとき(S601のYes)、転送処理部122はポートブロック情報133を参照して、このMACフレームを出力する入出力ポート111を選択する(S603)。そして、バックボーンアドレス除去部126は、このMACフレームのバックボーンアドレスを除去し(S604)、転送処理部122は、前記選択した入出力ポート111からこのバックボーンアドレスが除去されたMACフレームを出力する(S605)。
例えば、図1のエッジスイッチ1Cにおいて、キャリアネットワーク3から、バックボーンVLAN IDに「1」が設定されたブロードキャストのMACフレームを受信したとき、まず、転送処理部111は、ポートブロック情報133を参照して、このMACフレームを出力可能な入出力ポート111を選択する。このとき、転送処理部111は、選択した入出力ポート111の中から、VLAN ID「1」のユーザネットワーク4Cへ接続する入出力ポート111を選択する。そして、転送処理部122は、この選択した入出力ポート111経由で、バックボーンアドレスを除去したMACフレームを出力する。このようにすることで、広域ネットワークにおいて、同じVLAN IDのユーザネットワーク4に限定したブロードキャスト通信を実現することができる。つまり、ユーザネットワーク4間でブロードキャスト通信を行うとき、他のVLAN IDのユーザネットワーク4へはMACフレームが到達しないようにすることができる。
<コアスイッチの動作手順>
次に、図7のフローチャートを用いてコアスイッチ2の動作を説明する。図7は、図2のコアスイッチの動作手順を示したフローチャートである。なお、コアスイッチ2も、事前に、ツリープロトコル処理部223により、ポートブロック情報233を作成し、記憶部23に記憶しておく。
次に、図7のフローチャートを用いてコアスイッチ2の動作を説明する。図7は、図2のコアスイッチの動作手順を示したフローチャートである。なお、コアスイッチ2も、事前に、ツリープロトコル処理部223により、ポートブロック情報233を作成し、記憶部23に記憶しておく。
コアスイッチ2は、S501と同様に、FDB入力部241経由で、FDB231の情報の入力を受け付ける(S701)。これを受けて、入力処理部224は、入力されたFDBの情報をFDB231へ反映する(S702)。
次に、コアスイッチ2の転送処理部222は、入出力ポート211経由で、MACフレームの入力を受け付ける(S703)。
次に、ブロードキャスト判定部221は、入力されたMACフレームのMACアドレス(バックボーン宛先MACアドレス)がブロードキャストアドレスか否かを判定する(S706)。
ここで、入力されたMACフレームのMACアドレス(バックボーン宛先MACアドレス)がブロードキャストアドレスでないとき(S706のNo)、転送処理部222はFDB231を参照して、このMACフレームを出力する入出力ポート111を選択する(S708)。そして、選択した入出力ポート111からMACフレームを出力する(S709)。つまり、コアスイッチ2の転送処理部222においても、バックボーン宛先MACフレームおよびバックボーンVLAN IDをラベルとしたラベルスイッチングを行う。
一方、入力されたMACフレームのMACアドレスがブロードキャストアドレスのとき(S706のYes)、転送処理部222はポートブロック情報233を参照して、このMACフレームを出力する入出力ポート211を選択する(S707)。そして、選択した入出力ポート211からMACフレームを出力する(S709)。
このように、エッジスイッチ1およびコアスイッチ2は、ユニキャストのMACフレームについて、FDB(I−FDB131、E−FDB132、FDB231)に従ったラベルスイッチングを行い、また、ブロードキャストのMACフレームについて、ポートブロック情報133,233に従った転送処理を行う。従って、キャリアネットワーク3内のTE機能を保証しつつ、ブロードキャスト通信を行うときのリンクの帯域圧迫を避けることができる。
なお、前記した実施の形態において、ブロードキャスト判定部121,221において、MACフレームの宛先MACアドレス(またはバックボーン宛先MACアドレス)にブロードキャストアドレスが設定されている場合に、このMACフレームをキャリアネットワーク3内においてブロードキャストするMACフレームと判断するものとしたが、これに限定されない。例えば、このMACフレームの宛先MACアドレス(またはバックボーン宛先MACアドレス)に「unknown」が設定されている場合も、キャリアネットワーク3内においてブロードキャストするフレームであると判断してもよい。
本実施の形態に係るエッジスイッチ1およびコアスイッチ2は、前記したような処理を実行させるプログラムによって実現することができ、そのプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記憶媒体(CD−ROM等)に記憶して提供することが可能である。また、そのプログラムを、インターネット等のネットワークを通して提供することも可能である。
1 エッジスイッチ
2 コアスイッチ
3,9 キャリアネットワーク
4(4A,4B,4C,4D) ユーザネットワーク
5(5A,5B,5C,5D) 端末装置
6(6A,6B,6C) MPLSエッジルータ
7 MPLSコアルータ
8(8A,8B,8C) LSP
11,21 通信部
12,22 処理部
13,23 記憶部
14,24 入出力部
111,211 入出力ポート
121,221 ブロードキャスト判定部
122,222 転送処理部
123,223 ツリープロトコル処理部
124,224 FDB入力処理部
125 バックボーンアドレス付加部
126 バックボーンアドレス除去部
131 I−FDB
132 E−FDB
133,233 ポートブロック情報
134 バックボーンアドレス情報
141,241 FDB入力部
231 FDB
2 コアスイッチ
3,9 キャリアネットワーク
4(4A,4B,4C,4D) ユーザネットワーク
5(5A,5B,5C,5D) 端末装置
6(6A,6B,6C) MPLSエッジルータ
7 MPLSコアルータ
8(8A,8B,8C) LSP
11,21 通信部
12,22 処理部
13,23 記憶部
14,24 入出力部
111,211 入出力ポート
121,221 ブロードキャスト判定部
122,222 転送処理部
123,223 ツリープロトコル処理部
124,224 FDB入力処理部
125 バックボーンアドレス付加部
126 バックボーンアドレス除去部
131 I−FDB
132 E−FDB
133,233 ポートブロック情報
134 バックボーンアドレス情報
141,241 FDB入力部
231 FDB
Claims (7)
- ユーザネットワークと、1以上のコアスイッチを有するキャリアネットワークとを備える広域イーサネット(登録商標)ネットワークにおいて、前記ユーザネットワークと前記キャリアネットワークとを接続するエッジスイッチであって、
MACフレームの入出力を司る入出力ポートと、
前記MACフレームの入出力を行わない入出力ポートを示したポートブロック情報を、ツリープロトコルに基づき作成するツリープロトコル処理部と、
前記MACフレームにおける、前記キャリアネットワーク内のアドレス情報であるバックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN ID(Virtual Local Area Network ID)ごとに、前記MACフレームを出力する前記入出力ポートを示したフォワーディングDBの情報の入力を受け付ける入力部と、
前記入力されたフォワーディングDBの情報を、前記フォワーディングDBに反映するフォワーディングDB入力処理部と、
前記フォワーディングDBと前記ポートブロック情報とを記憶する記憶部と、
前記ユーザネットワークまたは前記キャリアネットワークから入力されたMACフレームを、前記入出力ポート経由で出力する転送処理部と、
前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストか否かを判定するブロードキャスト判定部と、
前記ユーザネットワークから入力されたMACフレームに対応するバックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN IDを付加するバックボーンアドレス付加部と、
を備え、
前記転送処理部は、
前記ブロードキャスト判定部において、前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスでないと判定されたとき、
前記バックボーンアドレス付加部により、前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDが付加されたMACフレームについて、前記フォワーディングDBを参照して、そのMACフレームの前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDに対応する入出力ポートを選択し、前記選択した入出力ポート経由で、前記MACフレームを出力し、
前記ブロードキャスト判定部において、前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであると判定されたとき、
前記バックボーンアドレス付加部により、前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDが付加されたMACフレームについて、前記ポートブロック情報においてブロックされている入出力ポート以外のすべてのポートから出力することを特徴とするエッジスイッチ。 - 前記キャリアネットワークから入力されたMACフレームに含まれる前記バックボーン宛先MACアドレスと、前記バックボーンVLAN IDとを除去するバックボーンアドレス除去部をさらに備え、
前記転送処理部は、
前記キャリアネットワークから入力されたMACフレームを、前記ユーザネットワークへ出力するとき、前記バックボーンアドレス除去部において、前記バックボーン宛先MACアドレスと、前記バックボーンVLAN IDとが除去された前記MACフレームを出力することを特徴とする請求項1に記載のエッジスイッチ。 - 請求項1または請求項2に記載のエッジスイッチを備えるキャリアネットワークにおいて、このキャリアネットワーク内のスイッチ同士を接続する前記コアスイッチであって、
MACフレームの入出力を司る入出力ポートと、
前記MACフレームの入出力を行わない入出力ポートを示したポートブロック情報を、ツリープロトコルに基づき作成するツリープロトコル処理部と、
前記MACフレームにおける、前記キャリアネットワーク内のアドレス情報であるバックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN IDごとに、前記MACフレームを出力する前記入出力ポートを示したフォワーディングDBの情報の入力を受け付ける入力部と、
前記入力されたフォワーディングDBの情報を、前記フォワーディングDBに反映するフォワーディングDB入力処理部と、
前記フォワーディングDBと前記ポートブロック情報とを記憶する記憶部と、
前記ユーザネットワークまたは前記キャリアネットワークから入力されたMACフレームを、前記入出力ポート経由で出力する転送処理部と、
前記入力されたMACフレームのバックボーン宛先MACアドレスがブロードキャストか否かを判定するブロードキャスト判定部と、
を備え、
前記転送処理部は、
前記ブロードキャスト判定部において、前記入力されたMACフレームのバックボーン宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスでないと判定されたとき、
前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDが付加されたMACフレームについて、前記フォワーディングDBを参照して、そのMACフレームの前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDに対応する入出力ポートを選択し、前記選択した入出力ポート経由で、前記MACフレームを出力し、
前記ブロードキャスト判定部において、前記入力されたMACフレームのバックボーン宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであると判定されたとき、
前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDが付加されたMACフレームについて、前記ポートブロック情報においてブロックされている入出力ポート以外のすべてのポートから出力することを特徴とするコアスイッチ。 - 請求項1または請求項2に記載のエッジスイッチおよび請求項3に記載のコアスイッチを備えることを特徴とするネットワークシステム。
- ユーザネットワークと、1以上のコアスイッチを有するキャリアネットワークとを備える広域イーサネット(登録商標)ネットワークにおいて、前記ユーザネットワークと前記キャリアネットワークとを接続するエッジスイッチが、
MACフレームの入出力を行わない入出力ポートを示したポートブロック情報を、ツリープロトコルに基づき作成し、記憶部に記憶するステップと、
前記MACフレームにおける、前記キャリアネットワーク内のアドレス情報であるバックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN IDごとに、前記MACフレームを出力する前記入出力ポートを示したフォワーディングDBの情報の入力を受け付けるステップと、
前記入力されたフォワーディングDBの情報を、前記記憶部に記憶されるフォワーディングDBに反映するステップと、
前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであるか否かを判定するステップと、
前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスでないと判定されたとき、
前記入力されたMACフレームに、このMACフレームに対応する前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDを付加するステップと、
前記フォワーディングDBを参照して、そのMACフレームの前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDに対応する入出力ポートを選択するステップと、
前記選択した入出力ポート経由で、前記MACフレームを出力するステップと、
を実行し、
前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであると判定されたとき、
前記入力されたMACフレームに、このMACフレームに対応する前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDを付加するステップと、
前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDが付加されたMACフレームについて、前記ポートブロック情報においてブロックされている入出力ポート以外のすべてのポートから出力するステップとを実行することを特徴とするフレーム転送方法。 - 前記キャリアネットワークから入力されたMACフレームを、前記ユーザネットワークへ出力するとき、前記バックボーン宛先MACアドレスと、前記バックボーンVLAN IDとを除去するステップをさらに実行することを特徴とする請求項5に記載のフレーム転送方法。
- 請求項5または請求項6に記載のフレーム転送方法が実行されるキャリアネットワークにおいて、このキャリアネットワーク内のスイッチ同士を接続するコアスイッチが、
前記MACフレームの入出力を行わない入出力ポートを示したポートブロック情報を、ツリープロトコルに基づき作成し、記憶部に記憶するステップと、
前記MACフレームにおける、前記キャリアネットワーク内のアドレス情報であるバックボーン宛先MACアドレスおよびバックボーンVLAN IDごとに、前記MACフレームを出力する前記入出力ポートを示したフォワーディングDBの情報の入力を受け付けるステップと、
前記入力されたフォワーディングDBの情報を、前記記憶部に記憶されるフォワーディングDBに反映するステップと、
前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであるか否かを判定するステップと、
前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスでないと判定されたとき、
前記フォワーディングDBを参照して、そのMACフレームの前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDに対応する入出力ポートを選択するステップと、
前記選択した入出力ポート経由で、前記MACフレームを出力するステップと、
を実行し、
前記入力されたMACフレームの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであると判定されたとき、
前記バックボーンMACアドレスおよび前記バックボーンVLAN IDが付加されたMACフレームについて、前記ポートブロック情報においてブロックされている入出力ポート以外のすべてのポートから出力するステップとを実行することを特徴とするフレーム転送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006234282A JP2008060831A (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | エッジスイッチ、コアスイッチ、ネットワークシステムおよびフレーム転送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006234282A JP2008060831A (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | エッジスイッチ、コアスイッチ、ネットワークシステムおよびフレーム転送方法 |
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ID=39243093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006234282A Pending JP2008060831A (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | エッジスイッチ、コアスイッチ、ネットワークシステムおよびフレーム転送方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009149646A1 (zh) * | 2008-06-13 | 2009-12-17 | 华为技术有限公司 | 端口切换方法、网络设备及网络系统 |
US8437349B2 (en) | 2009-03-26 | 2013-05-07 | Alaxala Networks Corporation | Multicast snooping on layer 2 virtual private network |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004304230A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Poweredcom Inc | Lanにおけるループ抑止方式 |
-
2006
- 2006-08-30 JP JP2006234282A patent/JP2008060831A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004304230A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Poweredcom Inc | Lanにおけるループ抑止方式 |
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US9240894B2 (en) | 2009-03-26 | 2016-01-19 | Alaxala Networks Corporation | Multicast snooping on layer 2 virtual private network |
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