JP4421044B2 - 超薄肉容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体洗剤や液状化粧品等の液状物を充填・保持するための容器、とくに詰め替え用の液状物を充填するのに有用な容器に関し、かかる容器を運搬する際の運搬効率の改善、容器内に液状物を充填する際の作業効率の改善、使用後における容器の廃棄性の改善を図ろうとするものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、省資源やゴミ量の削減を図る観点から、例えば、別売されているポンプ付きの容器を再利用することを前提として、液状物のみを詰め替える詰め替え容器が多用されるようになってきている。
【0003】
かかる詰め替え容器としては、袋状の容器やアルミ等の薄いシートを複数枚重ね合わせて成形したパウチ容器あるいは特定の充填空間を有するボトル型の容器等があり、これまでに様々なタイプの容器が提案されている。
【0004】
上記の詰め替え容器の中でも、とくに保形性を有するボトル型の容器は、自立性が高いので連続ラインにおいて容器内に液状物を充填する場合、個々の容器をラインに沿って整列させるのが比較的容易であることから、自立性のほとんどない袋状の容器やパウチ容器に比較して効率的な充填が行え生産性の改善に寄与している。
【0005】
ところで、このような高い自立性を有する容器は、液状物を充填するための固定化された空間を有するが故に、かさばり、容器の製造段階から容器内に液状物を充填する段階に至るまでの流通過程で、容器の効率的な運搬ができず、そのためのコストが嵩む不利があり、また、液状物を詰め替えたのちの容器を廃棄するに際しても容器をコンパクトにまとめることができない不具合がある。
【0006】
上記のような従来の問題については、容器を構成する素材自体を薄肉にして対処することができるが、この場合、容器の保形性が極端に低くなるため、液状物の充填ラインにおいて容器を規則的に配列するのが難しくなり効率的な充填ができないばかりか、液状物の充填された容器の開閉の際や別の容器に移し替る際に、容器本体に余計な外力が作用する場合もあって、内容物がこぼれ出してしまうことがある。
【0007】
本発明の課題は、上述したような従来の不具合を解消できる新規な超薄肉容器を提案するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、容器本体内に通じる注出口を有し、液状物の充填前において容器本体を縮減可能とした、超薄肉素材からなる容器であって、前記容器は、その外表面に沿って配置された保護カバーを備え、前記保護カバーが、前記容器本体の外形に沿う折り曲げを可能とする屈曲部を有し、少なくとも、注出口の付け根部から容器本体の胴部を経てその底部に至る領域に配置されているものであり、かつ、前記容器本体内に液状物が充填されていない状態で、そのまま容器本体とともに折りたたむことが可能なシートから成ることを特徴とする超薄肉容器である。
【0009】
本発明においては、容器が、容器本体を保護カバーとともに折畳み、それを複数枚重ね合わせることによってスタッキングを可能としたものとするのが望ましい。
【0011】
保護カバーは、その少なくとも一部分に、容器本体に密着する接着層を有するものとし、また、容器内に液体を充填した際に容器の表面形状に追従できるような弾性体とするのが好ましい。
【0012】
また、本発明において、保護カバーは、複数本の容器を順次に配列可能とした連続シートからなるものとし、互いに隣接する容器をシートとともに切り離すことができるミシン目を有するものとし、その表面は加飾することができる面をもったものとするのが好ましい。
【0013】
容器を構成する超薄肉素材としては、その使用量が0.004〜0.025g /mlとし、素材としては、例えば、高密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂がとくに好適である。なお、本発明において適用し得る材料としては、ブロー成型に適した熱可塑性材料であれば上記したものに限定されるものではない。
【0014】
本発明で対象とする超薄肉容器とは、従来から知られている薄肉タイプの容器において使用されている樹脂の使用量0.08g / ml程度(600g の内容物を充填することができる容器で約50g 程度の樹脂を使用している。)に対して、樹脂(素材)使用量が0.004〜0.025g/ml程度になる極薄肉部材からなるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1(a)(b)は、本発明に従う超薄肉容器の構成を示したものであって図において1は超薄肉素材からなる容器本体、2は容器本体1の中に通じる注出口であり、この注出口2には図示はしないが、キャップがねじ止めされる。また、3は容器本体1の外表面に沿い注出口2の付け根部から本体胴部を経て底部に至るまでの間に配置される例で示した保護カバーであって、この保護カバー3は容器本体1とともに折りたたんでフラットな状態に保持することを可能とした屈曲部(折れ線あるいは細溝を入れたもの)3aと注出口2に適合する開口部3bを有している。この保護カバー3はこの他、ミシン目に沿って切り離すことにより、店頭において容器を保護カバーとともに陳列あるいは展示しておくことができるフック等に係合させるための開口を設けておくこともできる。
【0016】
上記のような構成になる容器を製造するには、まず、図2に示すように、容器本体1の注出口2の付け根部に予め作製しておいた保護カバー3の開口部3bに適合させる。
【0017】
そして、保護カバー3の屈曲部3aを図3の如く、容器本体1の外形に沿うように折り曲げ、さらに図4に示すように、該保護カバー3と容器本体1の底部を、例えば、両面テープあるいは接着剤を用いて相互に密着させる。
【0018】
図4の状態から保護カバー3の屈曲部3aにおいて該保護カバー3を容器本体1とともに折りたたむことにより図5に示すように容器本体1がほぼフラットになる。そして、注出口2にキャップを装着したのち、図6の如く複数枚重ね合わせることによって容器の搬送のためのスタッキングを完了する。
【0019】
かかる構成の容器は、液状物を充填した後、上掲図1に示したような状態で製品として出荷されることになるが、かかる保護カバー3によって容器を保護することができるだけでなく、該カバー3にある程度の強度をもたせておくことで、この保護カバー3を把持して液状物を注出させることも可能であり、容器の開閉時等に液状物がこぼれ出すようなことはない。容器の廃棄に際しては、上掲図5に示した状態に折りたたむことができるので取り扱いが容易になる。
【0020】
図7は、本発明に従う容器の他の例を示したものである。
この例は、上掲図1に示したような保護カバー3の末端を注出口2の付近まで延長させたものであって、このような保護カバー3を取り付けることにより、容器の保護領域を増加させることができる利点がある。
【0021】
このような容器においても、図8〜図11に示すような要領で製作され、図12のように保護カバー3とともに容器本体1を折りたたみ、これを複数枚重ね合わせることにより、容器の搬送のためのスタッキングを完了する。保護カバー3と容器本体1との接着は容器本体1の底部で行い、保護カバー3の末端にいては、保護カバー同士で接着するものとする。
【0022】
図13は、保護カバー3を、ミシン目3cを有する連続シートとして、容器の注出口2を開口部3bに適合させることによって複数本の容器を順次に配列することができるようにした例である。
【0023】
このような保護カバー3では、開口部3bに容器の注出口2を適合させたのち、容器本体1の底部と保護カバー3を接着層を介して相互に密着させて図14のような状態することができる。かかる容器において、搬送のためにスタッキングする場合には、図15のように折りたためばよい。
【0024】
保護カバー3として連続シートを適用した場合には、容器をそれぞれ単品として切りは離すことができるようにミシン目3cを形成しておくことが肝要になる。
【0025】
図16は、本発明に従う容器の他の構成例を示したものであり、保護カバー3として連続シートを用い、それを波形に成形して容器の注出口2を保護カバー3の開口部3bに適合させるべく、容器本体1をそれぞれ180°交互に配列させたものである。
【0026】
この例は、複数の容器をつなげた構造になるので、液状物の充填前における容器の搬送においてはその折りたたみにより効率的な搬送ができるが、このままの状態で例えば、連続ライン等において液状物の充填を行うことができないので、屈曲部3aに重ねて切り離し用のミシン目3cを形成しておき、液状物の充填に際しては図17に示す如くそれぞれの容器を切り離しておく。なお、図16、図17において3dは容器に液状物を充填したのちにおいて保護カバー3を屈曲させるための折り込み線である。
【0027】
保護カバー3は、本発明では弾性部材からなるものを使用することとしたが、具体的には、容器本体1を構成するような樹脂が適用できる他、紙等を用いてもよい。
【0028】
本発明では、保護カバー3をフラット状のものとして示したが、本発明はこれにのみ限定されるものではない。また、保護カバー3の表面は加飾面として使用することができるので、とくに薄肉とすることによって容器本体1に加飾することができないような場合に、かかる表面に予め製品等の説明や商品名等を印刷しておくことができるので、保護カバー3を有効に利用し得る。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、液状物が充填されていない状態では、容器をフラットな状態にできるので容器を効率よく搬送することが可能であるし、また、使用後における容器の廃棄に際してもかさばるようなことはない。
【0030】
保護カバーを把持部として利用することにより容器の開閉の際の所期しない外圧の作用によって内容物が漏洩するようなことはない。
【0031】
保護カバーを連続シートからなるものとして容器を複数本毎に規則的に配列しておくことにより、内容物の充填工程において容器の配列作業の簡便化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従う容器の構成を示した図であって、(a)は容器の側面を示したものであり、(b)は正面を示したものである。
【図2】 保護カバーの取り付け要領の説明図である。
【図3】 保護カバーの取り付け要領の説明図である。
【図4】 本発明に従う容器の外観を示した図である。
【図5】 本発明に従う容器を折りたたんでフラットな状態にした図である。
【図6】 本発明に従う容器をスタッキングした状態を示した図である。
【図7】 本発明に従う容器の他の例を示した図である。
【図8】 保護カバーの取り付け状態を示した図である。
【図9】 保護カバーの取り付け状態を示した図である。
【図10】 本発明に従う容器の外観を示した図である。
【図11】 図7に示した容器を折りたたんでフラットな状態にした図である。
【図12】 本発明に従う容器をスタッキングした状態を示した図である。
【図13】 本発明に従う容器の他の構成を示した図である。
【図14】 図13に示した容器の外観を示した図である。
【図15】 図13に示した容器を折りたたんだ状態を示した図である。
【図16】 本発明に従う容器の他の構成を示した図である。
【図17】 図16に示した容器を切り離して容器単体で示した図である。
【符号の説明】
1 容器本体
2 注出口
3 保護カバー

Claims (8)

  1. 容器本体内に通じる注出口を有し、液状物の充填前において容器本体を縮減可能とした、超薄肉素材からなる容器であって、
    前記容器は、その外表面に沿って配置された保護カバーを備え、
    前記保護カバーが、前記容器本体の外形に沿う折り曲げを可能とする屈曲部を有し、少なくとも、注出口の付け根部から容器本体の胴部を経てその底部に至る領域に配置されているものであり、かつ、前記容器本体内に液状物が充填されていない状態で、そのまま容器本体とともに折りたたむことが可能なシートから成る、ことを特徴とする超薄肉容器。
  2. 容器は、容器本体とともに保護カバーを折りたたみ、それを複数枚重ね合わせることによってスタッキングを可能としたものである、請求項1記載の超薄肉容器。
  3. 保護カバーは、その少なくとも一部分に、容器本体に密着する接着層を有するものである、請求項1又は2に記載の超薄肉容器
  4. 保護カバーは、弾性部材からなるものである、請求項1〜3の何れかに記載の超薄肉容器
  5. 保護カバーは、複数本の容器を順次に配列可能とした連続シートからなり、互いに隣接する容器をシートとともに切り離すことができるミシン目を有するものである、請求1〜4の何れかに記載の超薄肉容器
  6. 保護カバーは、加飾面を有するものである請求項1〜5の何れかに記載の超薄肉容器
  7. 容器を構成する超薄肉素材は、その使用量が0.004〜0.025g /mlである請求項1〜6の何れかに記載の超薄肉容器
  8. 超薄肉素材が、高密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂である、請求項1〜7の何れかに記載の超薄肉容器
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