JP4420867B2 - ハイブリッド車の制御方法 - Google Patents
ハイブリッド車の制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4420867B2 JP4420867B2 JP2005212117A JP2005212117A JP4420867B2 JP 4420867 B2 JP4420867 B2 JP 4420867B2 JP 2005212117 A JP2005212117 A JP 2005212117A JP 2005212117 A JP2005212117 A JP 2005212117A JP 4420867 B2 JP4420867 B2 JP 4420867B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- engine speed
- engine
- motor generator
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
Description
この場合には、エンジン回転数の降下速度を緩やかに制御でき、減速ロックアップ時の係合ショックをなくすことが可能である。
モータジェネレータを回生制御し、エンジン回転数を強制的に降下させた場合、エンジン回転数の降下速度が大きくなり過ぎ、逆駆動状態になってロックアップクラッチの係合ショックが発生することがある。そこで、エンジン回転数が目標値より低く、かつエンジン回転数の降下速度が目標値の降下速度よりも大きくなったときには、エンジン回転数の降下速度を小さくするようモータジェネレータをアシスト制御することで、エンジン回転数をタービン回転数へ滑らかに同期させることができ、係合ショックを解消できる。
エンジン1の出力軸1aとロックアップクラッチ4を有するトルクコンバータ3の入力軸3aとの間にモータジェネレータ2が設けられ、トルクコンバータ3の出力軸3bが変速機5の入力軸と連結されている。変速機5の出力軸5aは駆動輪(図示せず)と接続されている。この実施例では変速機5を、複数の摩擦係合要素と遊星歯車機構とを用いた公知の自動変速機(AT)として説明するが、無段変速機であってもよい。
時刻t1 でアクセルを全閉状態へ変化させると、時刻t2 でエンジン回転数は降下し始める。ここで、所定期間Δtでエンジン回転数がタービン回転数に同期する目標カーブSを計算し、エンジン回転数をこの目標カーブSに沿って降下させる。しかし、エンジン出力軸1aとモータジェネレータ2とが直結されているため、モータジェネレータ2のイナーシャのためにエンジン回転数の降下が緩やかであり、そのためエンジン回転数の降下が目標カーブS(破線で示す)より遅れる。そこで、モータジェネレータ2を回生制御、つまりモータジェネレータ2に負のトルクを発生させ、エンジン回転数を強制的に降下させ、タービン回転数へ近づける。回生時の負トルクの大きさは、エンジン回転数と目標カーブSの回転数との差、およびエンジン回転数の降下速度と目標カーブSの降下速度との差に応じて決定するのがよい。時刻t2 とほぼ同時刻で燃料カットを開始し、ロックアップクラッチ4に係合初期圧を供給する。通常時は、ロックアップクラッチ4が滑らず必要な時に直ぐ外れる最適係合圧を供給するが、減速ロックアップ時には、逆駆動状態になる場合があり、係合が外れる恐れがあるため、最適係合圧より所定値だけ高い係合初期圧を供給するのがよい。ロックアップクラッチ4の差圧は破線で示すように遅れて上昇する。
時刻t3 で、エンジン回転数の降下速度が目標カーブSの降下速度より所定値以上大きくなると、それまでの回生制御からアシスト制御に変更する。つまり、そのまま回生制御を継続すると、エンジン回転数がタービン回転数より低くなり、逆駆動状態になる恐れが生じるので、モータジェネレータ2によりアシスト制御を行い、エンジン回転数の降下速度を緩やかにする。なお、アシスト時の正トルクの大きさも、エンジン回転数と目標値Sとの差、およびエンジン回転数の降下速度と目標値Sの降下速度との差に応じて決定するのがよい。
その結果、時刻t4 でエンジン回転数がタービン回転数に徐々に同期し、この状態でロックアップクラッチ4の係合が終了するため、ショックの発生は殆どない。
制御がスタートすると、まず減速ロックアップの実施条件が成立しているか否かを判定する(ステップS1)。この実施条件とは、アクセル開度が所定開度以下(アクセル開度がほぼ全閉)であること、油温が作動可能な温度範囲であること、エンジン回転数がロックアップできる最低回転数より高いことなどである。実施条件が成立している場合には、エンジン回転数とタービン回転数とがほぼ一致しているかどうかを判定し(ステップS2)、一致している場合には、モータ制御用コントローラ11にてモータトルクを通常制御し(ステップS3)、ロックアップクラッチ4の油圧を最適係合圧に制御する(ステップS4)。
一方、ステップS2において、エンジン回転数とタービン回転数とが一致していないと判定された場合には、後述するモータトルク制御を実施する(ステップS5)。すなわち、モータ制御用コントローラ11にトルク要求を出力し、エンジン回転数を目標値に近づくように制御する。そして、ロックアップクラッチ4を初期圧で係合させる(ステップS6)。
まず、エンジン回転数の目標値を計算し(ステップS7)、続いてエンジン回転数の降下速度の目標値(目標降下速度)を計算する(ステップS8)。そして、エンジン回転数と目標値とを比較し(ステップS9)、エンジン回転数<目標値の場合には、次にエンジン回転数の降下速度と目標降下速度とを比較する(ステップS10)。エンジン回転数の降下速度≧目標降下速度の場合には、モータジェネレータ2に正トルクを発生させる(ステップS11)。つまり、エンジン回転数が目標値より低く、かつエンジン回転数の降下速度が大き過ぎる場合には、アシスト制御を実施することで、エンジン回転数の降下を緩やかにして目標回転数へ近づける。一方、エンジン回転数の降下速度<目標降下速度の場合には、状況に応じてモータトルクを正負に変化させ、エンジン回転数を目標値へ近づける(ステップS12)。ステップS12では、エンジン回転数が既に目標値に近づく傾向にあるため、モータ発生トルク=0としてもよい。
ステップS9において、エンジン回転数≧目標値の場合には、次にエンジン回転数の降下速度と目標降下速度とを比較し(ステップS13)、エンジン回転数の降下速度≧目標降下速度の場合には、ステップS12と同様に状況に応じてモータトルクを正負に変化させ、エンジン回転数を目標値へ近づける。一方、エンジン回転数の降下速度<目標降下速度の場合には、モータジェネレータ2により負トルクを発生させる(ステップS14)。つまり、エンジン回転数が目標値より高く、かつエンジン回転数の降下速度が小さ過ぎる場合には、回生制御を実施することで、エンジン回転数の降下を速くし、目標回転数へ近づける。
アクセル全閉状態で下り坂を走行していると、車速の上昇に伴ってタービン回転数は上昇する。時刻t5 で燃料カットが実施され、エンジン回転数はタービン回転数より低い状態で推移する。
時刻t6 でロックアップクラッチ4の係合を開始するとともに、モータジェネレータ2をアシスト制御し、エンジン回転数を強制的に上昇させてタービン回転数へ近づける。そのため、ロックアップクラッチ4の係合が終了する時点(時刻t7 )ではエンジン回転数とタービン回転数とがほぼ同期しており、ショックの発生を防止できる。
このように、アクセル全閉の減速ロックアップだけでなく、アクセル踏み込みの小さい領域におけるエンジン回転数の低い状態からでもロックアップクラッチを係合させることができ、燃料カット領域を拡大できる。
上記の場合も、エンジン回転数がタービン回転数へ近づく理想的な目標カーブを決定し、エンジン回転数と目標値Sとの差、およびエンジン回転数の上昇速度と目標値Sの上昇速度との差に応じてモータジェネレータ2をフィードバック制御することで、エンジン回転数を目標カーブに沿って上昇させることができ、ロックアップクラッチをショックなく係合させることができる。
2 モータジェネレータ
3 トルクコンバータ
4 ロックアップクラッチ
5 自動変速機
10 エンジン制御用コントローラ
11 モータジェネレータ制御用コントローラ
12 AT制御用コントローラ
Claims (2)
- エンジン出力軸とモータジェネレータの回転軸とロックアップクラッチを有するトルクコンバータの入力軸とが直列接続されたハイブリッド車において、
アクセル開度が所定開度以下になったとき、ロックアップクラッチの係合を開始すると共に、エンジンへの燃料供給を停止する第1ステップと、
エンジン回転数をトルクコンバータのタービン回転数へ近づけるための目標エンジン回転数及び目標エンジン回転数降下速度を決定する第2ステップと、
上記エンジン回転数が上記目標エンジン回転数より高く、かつエンジン回転数の降下速度が上記目標エンジン回転数降下速度よりも小さいときに、モータジェネレータを回生制御する第3ステップと、を有することを特徴とするハイブリッド車の制御方法。 - 上記エンジン回転数が上記目標エンジン回転数より低く、かつエンジン回転数の降下速度が上記目標エンジン回転数降下速度よりも大きくなったときに、モータジェネレータをアシスト制御する第4ステップを有することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005212117A JP4420867B2 (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | ハイブリッド車の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005212117A JP4420867B2 (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | ハイブリッド車の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007030530A JP2007030530A (ja) | 2007-02-08 |
JP4420867B2 true JP4420867B2 (ja) | 2010-02-24 |
Family
ID=37790338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005212117A Expired - Fee Related JP4420867B2 (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | ハイブリッド車の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4420867B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5009668B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2012-08-22 | 三井造船株式会社 | クレーン装置 |
JP4966809B2 (ja) * | 2007-10-04 | 2012-07-04 | 本田技研工業株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP5090947B2 (ja) * | 2008-02-04 | 2012-12-05 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP5338229B2 (ja) * | 2008-09-29 | 2013-11-13 | マツダ株式会社 | 車両用駆動装置の制御方法 |
JP5821475B2 (ja) * | 2011-09-28 | 2015-11-24 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
US9278685B2 (en) * | 2012-12-10 | 2016-03-08 | Ford Global Technologies, Llc | Method and system for adapting operation of a hybrid vehicle transmission torque converter lockup clutch |
JP2015218693A (ja) * | 2014-05-21 | 2015-12-07 | ダイハツ工業株式会社 | 制御装置 |
US9815466B2 (en) * | 2014-09-03 | 2017-11-14 | Nissan Motor Co., Ltd. | Lock-up clutch control device for vehicle |
JP6623712B2 (ja) * | 2015-11-18 | 2019-12-25 | トヨタ自動車株式会社 | 車両制御装置 |
US11377086B2 (en) * | 2017-12-15 | 2022-07-05 | Nissan Motor Co., Ltd. | Control method for hybrid vehicle and control apparatus for hybrid vehicle |
-
2005
- 2005-07-22 JP JP2005212117A patent/JP4420867B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007030530A (ja) | 2007-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4420867B2 (ja) | ハイブリッド車の制御方法 | |
JP5177553B2 (ja) | 制御装置 | |
JP4412346B2 (ja) | ハイブリッド車両の駆動制御装置 | |
CN108688643B (zh) | 混合动力传动系统转速控制 | |
US9181885B2 (en) | Method for controlling the locomotion of a motor vehicle | |
JP5177552B2 (ja) | 制御装置 | |
JP3915774B2 (ja) | 車両の減速制御装置 | |
WO2011125384A1 (ja) | 制御装置 | |
EP2789833A1 (en) | Automatic vehicle-engine control device | |
WO2011125385A1 (ja) | 制御装置 | |
WO2010116870A1 (ja) | 車両、車両の制御方法および制御装置 | |
JP6614597B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2019202748A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
EP3366953B1 (en) | Vehicular lock-up control method and control device | |
JP2021109608A (ja) | 車両の駆動力制御装置 | |
JP2010196828A (ja) | アイドルストップ車の坂道後退緩和装置 | |
EP2781797B1 (en) | Control device for automatic transmission | |
JP4072829B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP6288279B2 (ja) | 車両のロックアップクラッチ制御装置 | |
JP5467973B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JP3972905B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP3797623B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2000166023A (ja) | ハイブリッド車のモ―タジェネレ―タ制御装置 | |
JP2018100731A (ja) | 車両の変速制御装置 | |
JP2010242926A (ja) | 車両用自動変速機の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080612 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090623 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090817 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091201 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091201 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141211 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |