JP4420744B2 - 液化石油ガス内燃機関における燃料供給装置 - Google Patents
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Description
既存の液相インジェクタ11を用いた状態で、デリバリ側燃料遮断弁10と手動バルブ6との区間の燃料供給配管5部の部品を修理、交換する場合。
先ず、エンジンの停止状態においてメンテナンススイッチ24又はECUアジャスタ機構25からECU9への外部要求により、修理、交換する部品を有する配管区間を選択する(ステップS101)。
この算出方法は、先ず、燃料タンク1内に設けたタンク内燃温センサ22によりタンク1内の燃料温度を検出(ステップS201)するとともに、燃料タンク1内に設けたタンク内燃圧センサ23によりタンク1内の燃料圧力を検出(ステップS202)し、これらの信号をECU9へ入力する。
次に、エンジンのクランキングにより、液相インジェクタ11から、前記算出された開弁時間で気相燃料が噴射され、エンジンの要求量(A/F)でエンジンが始動される(ステップS106)。
既存の液相インジェクタを用いた状態で、プレッシャレギュレータ15とデリバリ側燃料遮断弁10との区間の部品、例えば図1の液相インジェクタ11、デリバリ内燃温センサ20、デリバリ内燃圧センサ21を修理、交換する場合。
先ず、エンジンの停止状態において、メンテナンススイッチ4又はECUアジャスタ機構25からECU9への外部要求により、修理、交換する部品を有する配管区間を選択する(ステップS101)。
既存の液相インジェクタを用いた状態で、プレッシャレギュレータ15と第2の逆止弁19との区間の部品、例えば、プレッシャレギュレータ15を修理、交換する場合。
先ず、エンジンの停止状態において、メンテナンススイッチ24又はECUアジャスタ機構25からECU9への外部要求により、修理、交換する部品を有する配管区間を選択する(ステップS101)。
デリバリ側燃料遮断弁10と手動バルブ6との区間の燃料供給配管5部の部品を修理、交換する場合。
先ず、エンジンの停止状態において、メンテナンススイッチ24又はECUアジャスタ機構25からECU9への外部要求により、修理、交換する部品を有する配管区間を選択する(ステップS301)。
本第4のパターンにおいては、ステップS106とステップS107において、デリバリ側燃料遮断弁10と手動バルブ6との区間の燃料供給配管5内の気相燃料が第1の燃料抜きポート30から流入側ホース36を通じて気相インジェクタ35に導かれ、ECU9で算出された噴出量(開弁時間)で気相インジェクタ35からサージタンク33内に噴出され、サージタンク33からエンジンに供給されて消費される。
プレッシャレギュレータ15とデリバリ側燃料遮断弁10との区間の配管部の部品、例えば、液相インジェクタ11、デリバリ内燃温センサ20、デリバリ内燃圧センサ21を修理、交換する場合。
先ず、エンジンの停止状態において、前記第4のパターンと同様にメンテナンススイッチ24又はECUアジャスタ機構25からECU9への外部要求により、修理、交換する部品を有する配管区間を選択する(ステップS301)。
また、気相インジェクタ35の流入側ホースを図4の符号36aで示すように、第2の燃料抜きポート31に接続する(ステップS308)。該燃料抜きポート31はホースの接続により開作動する。なお、流出側ホース37はサージタンク33に接続する。
本第5のパターンにおいては、ステップS106とステップS107において、デリバリパイプ4内と、デリバリパイプ4とプレッシャレギュレータ15との区間の燃料戻り配管14内の気相燃料が、第2の燃料抜きポート31から流入側ホース36aを通じて気相インジェクタ35に導かれ、ECU9で算出された噴出量(開弁時間)で気相インジェクタ35からサージタンク33内に噴出され、サージタンク33からエンジンに供給されて消費される。
第2の逆止弁19とプレッシャレギュレータ15との区間の燃料戻り配管14の部品、例えば、プレッシャレギュレータ15を修理、交換する場合。
先ず、エンジンの停止状態において、前記第5のパターンと同様にS301、ステップS306、ステップS307、ステップS304の処理を行なう。
以上の処理により、ステップS106とステップS107において、第2の逆止弁19とプレッシャレギュレータ15との区間の燃料戻り配管14内の気相燃料が、第3の燃料抜きポート32から流入側ホース36bを通じて気相インジェクタ35に導かれ、ECU9で算出された噴出量(開弁時間)で気相インジェクタ35からサージタンク33内に噴出され、サージタンク33からエンジンに供給されて消費される。
更に、車両に搭載されず、メンテナンス時に後付けとして使用されるキャニスタ40が用意される。該キャニスタ40は燃料吸入時に、その吸入側ポート41に吸入用ホース42を取り付け、該ホース42の先端を前記第1の燃料抜きポート30又は第2の燃料抜きポート31又は第3の燃料抜きポート32に接続できるようになっている。該吸入用ホース42には絞り43と手動用の開閉バルブ44が設けられている。
図6において符号40Aで記載されたキャニスタは、前記キャニスタ40と同一のものであり、燃料を吸入したキャニスタ40より吸入用ホース42を外し、このキャニスタ40のパージ側ポート45に、符号40Aで示すキャニスタのようにパージ用ホース46を接続し、そのパージ用ホース46の先端をサージタンク33の吸入ポート34に接続するようになっている。該パージ用ホース46には絞り47が設けられている。
図7はキャニスタ40への燃料吸着操作のフローチャートである。
デリバリ側燃料遮断弁10と手動バルブ6との区間の燃料供給配管5に設けられた部品、例えば、燃料フィルタ7を修理、交換する場合。
次に、前記図2のステップS101と同様にメンテナンススイッチ24又はECUアジャスタ機構25からECU9への外部要求により、修理、交換する部品を有する配管区間を選択する(ステップS402)。
次に、バッテリ端子を外す(ステップS408)。この結果、開状態にあるタンク側燃料遮断弁8は閉作動する。
次に、手動バルブ6を開き(ステップS411)、キャニスタ40への燃料吸着作業が終了する(ステップS412)。
このエンジンの始動後、アイドル回転で放置するか、無負荷定常回転を行なう(ステップS504)。このエンジンの運転時間は、前記キャニスタ40Aに吸着された燃料量を消費する時間であるが、約10分程である。このエンジンの運転により、キャニスタ40A内の吸着燃料は、パージ用ホース46からサージタンク33内へ吸い出されて、エンジンで消費される。
次に、バッテリのクリア又はメンテナンススイッチ24又はECUアジャスタ機構25により、前記のECU9での学習値がクリアされ、通常のECU制御となる(ステップS506)。
プレッシャレギュレータ15とデリバリ側燃料遮断弁10との区間の配管部の部品、例えば、液相インジェクタ11、デリバリ内燃温センサ20、デリバリ内燃圧センサ21を修理、交換する場合。
先ず、図7のフローチャートにおいて、エンジンの停止状態において、前記第7のパターンと同様に、手動バルブ6を閉じ(ステップS401)、次に、メンテナンススイッチ24又はECUアジャスタ機構25からECU9への外部要求により、修理、交換する部品を有する配管区間を選択する(ステップS402)。
そして、その後、前記図8に示すフローチャートのステップS501からステップS506と同様のパージ操作を行なう。
第2の逆止弁19とプレッシャレギュレータ15との区間の燃料戻し配管14に修理、交換する部品がある場合において、例えば、プレッシャレギュレータ15を修理、交換する場合。
この場合は、プレッシャレギュレータ15の上流側の配管部と下流側の配管部に昇圧された燃料が残留しているため、これら両配管部内の燃料をキャニスタに吸着捕集する操作と、その吸着捕集した燃料をパージする操作が必要である。
[第10のパターン]
デリバリ側燃料遮断弁10と手動バルブ6との区間の燃料供給配管5部の部品、例えば燃料フィルタ7の修理、交換をする場合。
そして、手動バルブ6を開き(ステップS809)、キャニスタ50への燃料吸着操作と部品交換が終了する(ステップS810)。
次に、パージ用ホース62に設けた開閉弁63をデューティ制御で開閉し、空燃比の調整を行なう(ステップS903)。
そして、開閉弁63のデューティ制御による開閉操作を停止し、開閉弁63を閉とする(ステップS905)。
プレッシャレギュレータ15とデリバリ側燃料遮断弁10との区間の配管部の部品、例えば液相インジェクタ11、デリバリ内燃温センサ20、デリバリ内燃圧センサ21を修理、交換する場合。
そして、その後、前記図11に示すフローチャートのステップS901からステップS905と同様のパージ操作を行なう。
第2の逆止弁とプレッシャレギュレータ15との区間の燃料戻し配管14に修理、交換する部品がある場合において、例えば、プレッシャレギュレータ15を修理、交換する場合。
この場合は、プレッシャレギュレータ15の上流側の配管部と下流側の配管部に昇圧された燃料が残留しているため、これら両配管部内の燃料をキャニスタ50に吸着捕集させる操作と、その吸着捕集した燃料をパージする操作が必要である。
4 デリバリパイプ
5 燃料供給配管
11 液相インジェクタ
14 燃料戻し配管
35 気相インジェクタ
40、40A、50 キャニスタ
Claims (9)
- 液化石油ガス燃料を液相状態で噴射する液化石油ガス内燃機関において、液相燃料配管内の残留燃料を内燃機関へ供給させる装置を設けたことを特徴とする液化石油ガス内燃機関における燃料供給装置。
- 前記液相燃料配管内の残留燃料を気相にして内燃機関へ供給させるようにした請求項1記載の液化石油ガス内燃機関における燃料供給装置。
- 前記内燃機関へ供給させるための装置を、液相インジェクタとした請求項1又は2記載の液化石油ガス内燃機関における燃料供給装置。
- 前記内燃機関へ供給させるための装置を、気相インジェクタとした請求項2記載の液化石油ガス内燃機関における燃料供給装置。
- 前記内燃機関へ供給させるための装置を、キャニスタとした請求項2記載の液化石油ガス内燃機関における燃料供給装置。
- 液化石油ガス燃料を液相状態で噴射する液化石油ガス内燃機関において、液相燃料配管の所定の区間を圧抜きする圧抜き手段と、前記圧抜きされた所定の区間を閉塞する手段と、前記圧抜きされた区間の配管内の残留燃料を内燃機関へ供給する手段を設けたことを特徴とする液化石油ガス内燃機関における燃料供給装置。
- 前記圧抜きされた区間の配管内の残留燃料を内燃機関に供給する手段を液相インジェクタとした請求項6記載の液化石油ガス内燃機関における燃料供給装置。
- 前記圧抜きされた区間の配管内の残留燃料を内燃機関に供給する手段を気相インジェクタとした請求項6記載の液化石油ガス内燃機関における燃料供給装置。
- 液化石油ガス燃料を液相状態で噴射する液化石油ガス内燃機関において、液相燃料配管の所定の区間を閉塞する手段と、この閉塞された区間内の残留燃料を吸着捕集すると共に、前記閉塞された区間内の燃料圧力を大気に逃して圧抜きを行うキャニスタと、該キャニスタに吸着させた燃料を内燃機関へ供給する手段を設けたことを特徴とする液化石油ガス内燃機関における燃料供給装置。
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