JP4420296B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、非接触式IC(Integrated Circuit)カードや非接触式ICチップを搭載した携帯電話や携帯情報端末、或いは、非接触ICカードとの間で非接触通信するためのリーダ/ライタ機能を搭載した通信装置や情報処理装置等が普及してきている。以下、これらの装置又は機器を非接触通信装置と呼ぶことがある。リーダ/ライタと非接触ICカードとは、互いに特定周波数(例えば、13.56MHz)の搬送波を利用して近接通信を行うことができる。例えば、リーダ/ライタにより所定の処理を非接触ICカードに実行させるためのコマンドが送信されると、非接触ICカードは、受信したコマンドに応じた処理を実行し、その実行結果を応答信号として返送する。このとき、リーダ/ライタ、及び非接触ICカードは、送信データに応じてアンテナの負荷を変化させることで搬送波に変調を施す負荷変調と呼ばれる変調技術を利用して信号を送信することができる。さらに、非接触ICカードは、搬送波により駆動電源及びクロックを再生することができる。
また、非接触通信装置は、外部の通信装置との間で非接触通信するための通信デバイスと、データをセキュアに保持することが可能なセキュアデバイス(又は、処理デバイス)とにより構成される。このセキュアデバイスには、受信した信号に応じて所定の処理を実行するためのアプリケーションと、当該アプリケーションの処理に利用されるデータとが格納される。例えば、決済機能を有する非接触通信装置には、金額情報や決済履歴等のデータと、当該データの更新処理等を実行するアプリケーションとが格納されたセキュアデバイスが設けられている。このように、セキュアデバイスには、ユーザの秘匿情報等が格納されるため、不正にデータが改竄されたり、意図せずにアプリケーションが実行されることを防止する仕組みが設けられている。つまり、セキュアデバイスは、耐タンパ性を有するデバイスである。
これに関し、例えば、下記の特許文献1には、非接触ICカード機能を搭載した携帯電話に関する技術が記載されている。当該技術は、携帯電話の特定操作により非接触ICカード機能を起動可能状態に設定した上で、外部の通信装置から非接触ICカード機能の起動要求を取得した場合に、当該非接触iCカード機能を有効にする技術に関する。当該技術は、携帯電話の「特定操作」をキー非にして接触ICカード機能の起動許可を与える点に特徴を有しており、第三者による不正使用の防止を目的としている。
他の例として、下記の特許文献2には、リーダ/ライタとの間で非接触通信する携帯端末に関する技術が記載されている。当該技術は、携帯端末が有する所定のアプリケーションを起動するための起動要求をリーダ/ライタから取得し、この起動要求に対応する起動指示情報を携帯端末側に格納する構成に1つの特徴がある。さらに、当該技術は、携帯端末側に格納された起動指示情報の有無を判断し、その判断結果に応じて所定のアプリケーションによる処理の実行/非実行を決定する構成に1つの特徴を有している。当該技術は、前記の構成を適用することで、起動要求と異なるアプリケーションが起動している場合にも、当該起動要求を処理できるようにすることを目的としている。
他の例として、下記の特許文献3には、非接触IC機能を搭載した携帯端末との間で非接触通信するリーダ/ライタに関する技術が記載されている。当該技術は、携帯端末の各アプリケーションに対応付けられた起動パラメータを携帯端末の特定領域に格納する構成に1つの特徴を有する。さらに、当該技術は、リーダ/ライタに携帯端末が近接した際に、携帯端末から取得した起動パラメータの一部に基づいてリーダ/ライタ側で起動コマンドを生成し、当該起動コマンドを携帯端末側に送信する構成に1つの特徴がある。当該技術は、前記の構成を適用することで、携帯端末毎に異なる起動コマンドを管理する煩雑さを軽減することを目的としている。
また、非接触通信装置に係る技術の一例として、下記の特許文献4には、非接触ICカード機能を搭載した携帯電話機に関する技術が記載されている。当該技術は、非接触ICカード機能により外部の端末装置から取得した電源制御のための信号に応じて、携帯電話機が有する電源部からの電源供給が停止した状態と、電源供給が可能な状態とを切り替える構成に特徴を有する。当該技術は、この電源供給制御技術により、撮影や通話等が禁止されている場所での携帯電話機の使用を制限できるようにすることを目的としている。
特開2006−86738号公報 特開2007−34987号公報 特開2007−115194号公報 特開2006ー352392号公報
これまで、非接触通信装置には、1つの通信デバイスと、1つのセキュアデバイスとが搭載され、上記の各特許文献に記載されているような技術を利用して安全にデータの処理が行われていた。しかしながら、本件出願人は、複数のセキュアデバイスを搭載した非接触通信装置の利用を想定しており、こうした新規な非接触通信装置に関する技術開発が求められている。その中で、本件出願人は、複数のセキュアデバイスが個々に保持しているアプリケーション(又は機能)を動的に特定するための技術に注目した。上記の特許文献に係る技術を含め、従来の技術では、外部の通信装置から取得した信号に応じて、非接触通信装置内で複数のセキュアデバイスに各々格納されたアプリケーションを動的に特定することは難しい。また、外部の通信装置から取得した信号に応じて、単純に、複数のセキュアデバイスを全て起動する方法も考えられるが、非接触通信装置に掛かる消費電力が大きくなってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、所定の処理要求に応じて、当該処理要求を実行可能な処理デバイスを複数の処理デバイスの中から動的に選択することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、個々に固有のデバイス情報が対応付けられた複数の処理デバイスと、非接触通信を利用して所定の処理要求を取得する中継デバイスとを有する情報処理装置が提供される。前記処理デバイスは、個々に固有の機能情報が対応付けられた一又は複数の処理機能を有し、前記中継デバイスから所定の機能情報が通知された際に、当該所定の機能情報に対応する前記処理機能を有するか否かを判断する機能判断部と、前記機能判断部により前記所定の機能情報に対応する処理機能を有すると判断された場合に、前記中継デバイスに対して自デバイスの前記デバイス情報を通知するデバイス情報通知部とを備える。また、前記中継デバイスは、前記処理デバイスのデバイス情報を格納するための記憶部と、前記所定の機能情報を前記複数の処理デバイスに一斉発信する機能情報発信部と、前記機能情報発信部により発信された前記所定の機能情報に応じて前記処理デバイスから通知されるデバイス情報を前記記憶部に記録するデバイス情報記録部とを備える。前記中継デバイスは、所定の前記処理機能に対する処理要求を取得すると、前記記憶部に記録されたデバイス情報に基づいて当該所定の処理機能に対応する前記処理デバイスを選択し、当該処理デバイスに前記処理要求を伝送する。
また、前記中継デバイスは、前記機能情報発信部により発信された前記所定の機能情報に対して前記デバイス情報を応答しない前記処理デバイスの電力供給を低減又は停止する省電力制御部をさらに備えていてもよい。
また、前記中継デバイスは、前記非接触通信に用いる搬送波を介して電力が供給されていてもよい。その場合、前記記憶部は、揮発性メモリにより形成されていてもよく、前記搬送波による電力供給が途絶えると前記記憶部に記録された前記デバイス情報が消去されるように構成されていてもよい。
また、前記記憶部は、不揮発性メモリにより形成されていてもよい。その場合、前記情報処理装置は、前記非接触通信を開始するタイミングで搬送波が検知された際に、前記記憶部に記録された前記デバイス情報を消去する記憶消去部をさらに備えていてもよい。
また、前記機能情報発信部は、非接触通信を利用して受信した選択要求に応じて、当該選択要求に含まれる所定の前記機能情報を前記複数の処理デバイスに一斉発信するものであってもよい。
また、前記情報処理装置は、同一の前記機能情報に対応する複数の前記デバイス情報が前記記憶部に記録されている場合に、当該複数のデバイス情報の中から、有効にする前記デバイス情報を設定するデバイス情報設定部をさらに備えていてもよい。
また、前記デバイス情報設定部は、各前記機能情報と前記処理デバイスとを対応付ける所定のデバイス情報リストを保持していてもよく、当該デバイス情報リストに記載のデバイス情報に基づいて、有効にする前記デバイス情報を設定するものであってもよい。
また、前記情報処理装置は、通話機能を有する携帯端末又は携帯電話であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、個々に固有のデバイス情報が対応付けられた複数の処理デバイスと、非接触通信を利用して所定の処理要求を取得する中継デバイスとを有する情報処理装置による情報処理方法が提供される。当該情報処理方法は、前記中継デバイスから所定の機能情報が通知された際に、個々に固有の機能情報が対応付けられた一又は複数の処理機能を有する前記処理デバイスにより、自デバイスが当該所定の機能情報に対応する前記処理機能を有するか否かが判断される機能判断ステップと、前記機能判断ステップにおいて前記所定の機能情報に対応する処理機能を有すると判断された場合に、前記処理デバイスにより、前記中継デバイスに対して自デバイスの前記デバイス情報が通知されるデバイス情報通知ステップと、前記中継デバイスにより、前記所定の機能情報が前記複数の処理デバイスに一斉発信される機能情報発信ステップと、前記処理デバイスのデバイス情報が格納される記憶部を備えた前記中継デバイスにより、前記機能情報発信部によって発信された前記所定の機能情報に応じて前記処理デバイスから通知されるデバイス情報が前記記憶部に記録されるデバイス情報記録ステップと、を含み、所定の前記処理機能に対する処理要求が取得されると、前記中継デバイスにより、前記記憶部に記録されたデバイス情報に基づいて当該所定の処理機能に対応する前記処理デバイスが選択され、当該処理デバイスに前記処理要求が伝送されることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、個々に固有のデバイス情報が対応付けられた複数の処理デバイスと、非接触通信を利用して所定の処理要求を取得する中継デバイスとを備えた情報処理装置が有する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。当該プログラムは、前記中継デバイスから所定の機能情報が通知された際に、個々に固有の機能情報が対応付けられた一又は複数の処理機能を有する前記処理デバイスにより、自デバイスが当該所定の機能情報に対応する前記処理機能を有するか否かが判断されるように制御する機能判断制御機能と、前記機能判断制御機能により前記所定の機能情報に対応する処理機能を有すると判断された場合に、前記処理デバイスにより、前記中継デバイスに対して自デバイスの前記デバイス情報が通知されるように制御するデバイス情報通知制御機能と、前記中継デバイスにより、前記所定の機能情報が前記複数の処理デバイスに一斉発信されるように制御する機能情報発信制御機能と、前記処理デバイスのデバイス情報が格納される記憶部を備えた前記中継デバイスにより、前記機能情報発信部によって発信された前記所定の機能情報に応じて前記処理デバイスから通知されるデバイス情報が前記記憶部に記録されるように制御するデバイス情報記録制御機能と、所定の前記処理機能に対する処理要求が取得されると、前記中継デバイスにより、前記記憶部に記録されたデバイス情報に基づいて当該所定の処理機能に対応する前記処理デバイスが選択され、当該処理デバイスに前記処理要求が伝送されるように制御する伝送制御機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
以上説明したように本発明によれば、所定の処理要求に応じて、当該処理要求を実行可能な処理デバイスを複数の処理デバイスの中から動的に選択することが可能になる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<本発明の一実施形態>
本発明の一実施形態について詳細に説明する。本実施形態は、複数のセキュアデバイスを有する情報処理装置において、所定の選択要求に適合するセキュアデバイスのデバイス情報を保持しておき、当該デバイス情報に基づいてデータ処理に用いるセキュアデバイスを選択する技術に1つの特徴を有する。また、本実施形態は、保持するデバイス情報に対応するセキュアデバイス以外のセキュアデバイスを省電力制御することにより、消費電力を低減させる技術にも1つの特徴を有する。以下、これらの技術について説明する。
[情報処理装置100の機能構成]
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置100の機能構成について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理装置100の機能構成を示す説明図である。尚、情報処理装置100は、例えば、非接触通信が可能な通信装置、通信端末、或いは、通話機能を有する携帯電話や携帯情報機器等に相当する。もちろん、以下に示す機能構成の一部又は全部を備えた非接触ICチップや非接触ICカードも、本実施形態で開示する技術的範囲に属する。
図1に示すように、情報処理装置100は、主に、アンテナ102と、インターフェースデバイス104と、コントローラ108と、複数のセキュアデバイス110とにより構成される。尚、インターフェースデバイス104は、中継デバイスの一例である。また、セキュアデバイス110は、処理デバイスの一例である。
(インターフェースデバイス104)
インターフェースデバイス104(IFD)は、アンテナ102を介して外部のリーダ/ライタ10との間で非接触通信することができる。また、インターフェースデバイス104は、複数のセキュアデバイス110、及びコントローラ108に接続されている。さらに、インターフェースデバイス104は、後述するデバイスIDを格納するための記憶部106を有する。この記憶部106は、揮発性メモリ、又は不揮発性メモリにより形成される。尚、コントローラ108は、ユーザ操作に応じてインターフェースデバイス104を操作するための制御手段である。尚、デバイスIDは、デバイス情報の一例である。
後段において詳述するが、インターフェースデバイス104は、アンテナ102を介してリーダ/ライタから受信した選択要求に応じて、複数のセキュアデバイス110の中から、当該選択要求により特定されるアプリケーションが格納されたセキュアデバイス110を選択する手段である。また、インターフェースデバイス104は、選択要求に応じて選択されたセキュアデバイス110に対し、リーダ/ライタ10から受信した処理要求を伝送するための手段でもある。尚、アプリケーションは、セキュアデバイス110の処理機能に対応する。
(セキュアデバイス110)
セキュアデバイス110(SED)は、処理要求に応じて所定の処理を実行するためのICカードアプリケーション(ICAP;以下、アプリケーション)、及び当該アプリケーションによる処理に利用されるデータ等をセキュアに格納する手段である。また、セキュアデバイス110は、自デバイスに固有の識別情報(以下、デバイスID(DID))を有している。後段において詳述するが、セキュアデバイス110は、アプリケーションを識別するためのアプリケーションID(AID)を参照し、自デバイスが保持するアプリケーションを検索することができる。尚、アプリケーションIDは、機能情報の一例である。
そのため、セキュアデバイス110は、インターフェースデバイス104からアプリケーションの選択要求を受けると、当該アプリケーションに対応するアプリケーションIDを検索し、その検索結果に応じて自デバイスのデバイスIDを通知する。つまり、セキュアデバイス110は、自デバイスが保持するアプリケーションIDの中から、選択要求により指定されたアプリケーションIDを検索し、当該アプリケーションIDが検出された場合に、自デバイスのデバイスIDを通知する。尚、セキュアデバイス110は、エンベデッドタイプのデバイスでも、リムーバブルタイプのデバイスでもよい。
(インターフェースデバイス104の詳細な機能構成)
ここで、図2を参照しながら、インターフェースデバイス104の機能構成について、より詳細に説明する。図2は、本実施形態に係るインターフェースデバイス104の機能構成を示す説明図である。
図2に示すように、インターフェースデバイス104は、主に、通信部122と、DID管理部124と、DID格納メモリ126と、DID検索部128とにより構成される。DID管理部124は、通信部122から伝送されたデバイスIDをDID格納メモリ126に記録する手段である。DID検索部128は、DID格納メモリ126に格納されているデバイスIDを検出する手段である。DID格納メモリ126は、記憶部106の具体例である。また、通信部122は、機能情報発信部の一例である。DID管理部124は、デバイス情報記録部、及び記憶消去部の一例である。
以下、通信部122が有する機能について詳細に説明する。通信部122は、例えば、選択要求受信機能F102と、選択要求送信機能F104と、DID応答受信機能F106と、処理要求受信機能F108と、処理要求送信機能F110と、処理応答受信機能F112と、処理応答送信機能F114と、電力制御信号送信機能F116と、搬送波検知機能F118と、コリジョン通知機能F120とを有する。尚、各機能は、通信部122が有する機能の一部であってもよいし、通信部122とは独立した機能ブロックとして構成されていてもよい。
(選択要求に関する機能)
選択要求受信機能F102は、アンテナ102を介して外部のリーダ/ライタ10から選択要求を受信する機能である。また、選択要求送信機能F104は、複数のセキュアデバイス110に対して選択要求を一斉に発信する機能である。この選択要求とは、リーダ/ライタ10が指定したアプリケーションを有するセキュアデバイス110を選択するために利用される要求信号であり、所定のアプリケーションIDが含まれる。そのため、通信部122は、選択要求受信機能F102により選択要求を受信すると、選択要求送信機能F104により複数のセキュアデバイス110に対して選択要求を一斉発信する。
DID応答受信機能F106は、選択要求送信機能F104により発信された選択要求に応じて、セキュアデバイス110から通知されたデバイスIDを受信する機能である。通信部122は、DID応答受信機能F106により受信したデバイスIDをDID管理部124に伝送する。但し、選択要求に応じて複数のセキュアデバイス110が応答した場合(コリジョン発生)、通信部122は、コリジョン通知機能F120により、コリジョンの発生をリーダ/ライタ10に通知する。
(処理要求に関する機能)
処理要求受信機能F108は、アンテナ102を介してリーダ/ライタ10から処理要求を受信する機能である。処理要求送信機能F110は、処理要求受信機能F108により処理要求を受信した場合に、DID検索部128により検出されたデバイスIDを有するセキュアデバイス110に処理要求を送信する機能である。処理応答受信機能F112は、処理要求に応じてセキュアデバイス110により処理が実行された後に、当該セキュアデバイス110から通知される処理応答を受信する機能である。処理応答送信機能F114は、処理応答受信機能F112により受信した処理応答をアンテナ102を介してリーダ/ライタ10に送信する機能である。この処理応答には、例えば、処理により出力された結果や処理の完了又はエラーを通知するための情報が含まれる。
(その他の機能)
電力制御信号送信機能F116は、選択要求に応じてデバイスIDを通知したセキュアデバイス110以外のセキュアデバイス110に対し、電力供給量の低減又は電力供給の停止を要求する電力制御信号を送信する機能である。また、電力制御信号送信機能F116は、電力供給量が低減され、或いは、電力供給が停止されたセキュアデバイス110に対して電力供給状態を復元する電力制御信号を送信する機能も有する。例えば、搬送波検知機能F118により、非接触通信の開始時に搬送波が最初に検知された場合、或いは、非接触通信の終了時に搬送波が検知されなくなった場合、通信部122は、電力制御信号送信機能F116により、セキュアデバイス110に対する電力供給状態を復元させる。
(セキュアデバイス110の詳細な機能構成)
次に、図3を参照しながら、セキュアデバイス110の機能構成について、より詳細に説明する。図3は、本実施形態に係るセキュアデバイス110の機能構成を示す説明図である。
図3に示すように、セキュアデバイス110は、主に、通信部142と、DID格納メモリ144と、AID検索部146と、AID格納メモリ148と、要求実行部150と、省電力制御部152とにより構成される。尚、AID検索部は、機能判断部の一例である。また、通信部142は、デバイス情報通知部の一例である。
DID格納メモリ144は、自デバイスに固有のデバイスIDが格納された記憶手段である。AID格納メモリ148は、自デバイスが保持するアプリケーションに対応したアプリケーションIDが格納された記憶手段である。AID検索部146は、AID格納メモリ148に格納されたアプリケーションIDの中から所定のアプリケーションIDを検索する手段である。例えば、AID検索部146は、インターフェースデバイス104から受信した選択要求により指定されたアプリケーションIDをAID格納メモリ148に格納されたアプリケーションIDの中から検出して通信部142に通知する。
要求実行部150は、インターフェースデバイス104から受信した処理要求を実行する手段である。要求実行部150は、処理要求に応じた処理を実行した後、その処理による出力結果や、その処理の完了又は異常終了等を示す処理応答を通信部142に通知する。また、省電力制御部152は、インターフェースデバイス104から受信した電力制御信号に応じて、セキュアデバイス110の電力供給量を低減させたり、或いは、電力供給を停止する電力制御手段である。逆に、省電力制御部152は、電力制御信号に応じて電力供給状態を復元することも可能である。
以下、通信部142が有する機能について詳細に説明する。通信部142は、例えば、選択要求受信機能F142と、DID応答送信機能F144と、処理要求受信機能F146と、処理応答送信機能F148と、電力制御信号受信機能F150とを有する。尚、各機能は、通信部142が有する機能の一部であってもよいし、通信部142とは独立した機能ブロックとして構成されていてもよい。
(選択要求に関する機能)
選択要求受信機能F142は、インターフェースデバイス104から選択要求を受信する機能である。通信部142は、選択要求受信機能F142により選択要求を受信した場合、選択要求により指定されたアプリケーションIDをAID検索部146に通知し、当該アプリケーションIDがAID格納メモリ148内に存在するか否かを応答させる。DID応答送信機能F144は、選択要求により指定されたアプリケーションIDがAID格納メモリ148内に存在する場合に、DID格納メモリ144に記録されたデバイスIDをインターフェースデバイス104に送信する機能である。
(処理要求に関する機能、その他の機能)
処理要求受信機能F146は、インターフェースデバイス104から処理要求を受信する機能である。通信部142は、処理要求受信機能F146により処理要求が受信されると、その処理要求を要求実行部150に伝送し、その処理要求に応じた処理を実行させる。処理応答送信機能F148は、要求実行部150から取得した処理応答をインターフェースデバイス104に送信する機能である。電力制御信号受信機能F150は、インターフェースデバイス104から電力制御信号を受信する機能である。通信部142は、電力制御信号受信機能F150により電力制御信号を受信すると、当該電力制御信号を省電力制御部152に伝送し、セキュアデバイス110の電力供給状態を制御させる。
以上、本実施形態に係る情報処理装置100の機能構成について説明した。次いで、上記の機能構成を有する情報処理装置100により実現されるセキュアデバイス110の選択方法、及び処理制御方法について、より具体的な例を挙げて説明する。
[アプリケーション選択シーケンス(1)]
まず、図4を参照しながら、本実施形態に係るアプリケーション選択シーケンスについて説明する。図4は、本実施形態に係るセキュアデバイス110の選択方法、及び処理制御方法の流れを示す説明図である。以下の説明で、応答(DID1)等と表記した場合、応答にDID1の情報が付加されたことを表している。
この例において、情報処理装置100は、1つのインターフェースデバイス104と、2つのセキュアデバイス110(SED1、SED2)とを有するものと仮定する。また、選択要求が発信される以前において、インターフェースデバイス104は、空のDID格納メモリ126を有するものとする。さらに、デバイスID=DID1に対応するセキュアデバイス110のAID格納メモリ148には、2つのアプリケーションID=AID1、AID3が格納されているものと仮定する。同様に、デバイスID=DID2に対応するセキュアデバイス110のAID格納メモリ148には、2つのアプリケーションID=AID2、AID3が格納されているものと仮定する。
((1)選択ステップ)
第1に、選択要求(AID3)が発信されてから、その選択要求(AID3)に対応するセキュアデバイス110が選択されるまでのシーケンスについて説明する。
まず、リーダ/ライタ10から選択要求(AID3)がインターフェースデバイス104に対して発信される(S102)。次いで、インターフェースデバイス104は、DID格納メモリ126が空であることを確認すると、2つのセキュアデバイス110(SED1、SED2)に対して選択要求(AID3)をブロードキャストで送信する(S104)。次いで、セキュアデバイス110(SED1)は、選択要求(AID3)に応じ、自デバイスのAID格納メモリ148の中からAID3を検索する(S106)。同様に、セキュアデバイス110(SED2)は、選択要求(AID3)に応じ、自デバイスのAID格納メモリ148の中からAID3を検索する(S108)。
セキュアデバイス110(SED2)は、AID格納メモリ148内にAID3を保持しているため、自デバイスのデバイスID(DID2)をインターフェースデバイス104に応答する(S110)。同様に、セキュアデバイス110(SED1)は、AID格納メモリ148内にAID3を保持しているため、自デバイスのデバイスID(DID1)をインターフェースデバイス104に応答する(S112)。
次いで、インターフェースデバイス104は、2つのセキュアデバイス110(SED1、SED2)から取得したデバイスID(DID1、DID2)をDID格納メモリ126に一時的に登録する(S114)。このとき、DID格納メモリ126には、DID1及びDID2のみが記録されている。そこで、インターフェースデバイス104は、同一のアプリケーションを有するセキュアデバイス110が複数あり、複数のデバイスIDが登録されたことを示すコリジョン通知をリーダ/ライタ10に送信する(S116)。尚、このコリジョン通知は、例えば、ISO14443−3、又はISO18092により規定されたアンチコリジョン方式に従って実行される。
このアンチコリジョン処理は、DID格納メモリ126中に複数のデバイスIDが格納されている場合に繰り返し実行される。そのため、多数のセキュアデバイス110を有する実施形態においても、自動的に1つのデバイスIDに絞り込まれる。
次いで、リーダ/ライタ10は、コリジョン通知を受けて、選択要求(AID3)をインターフェースデバイス104に再送する(S118)。インターフェースデバイス104は、再送された選択要求(AID3)を受けて、再び選択要求(AID3)を2つのセキュアデバイス110(SED1、SED2)に送信する(S120)。セキュアデバイス110(SED1)は、ステップS106の処理と同様に、再びAID3を検索し(S122)、インターフェースデバイス104にDID1を応答する(S126)。同様に、セキュアデバイス110(SED2)は、ステップS108の処理と同様に、再びAID3を検索し(S124)、インターフェースデバイス104にDID2を応答する(S130)。但し、ステップS130の処理がステップS126の処理よりも所定時間以上遅く実行されたものと仮定する。
すると、インターフェースデバイス104は、セキュアデバイス110(SED1)から受信したDID1のみをDID格納メモリ126に登録し(S128)、セキュアデバイス110(SED2)からの選択応答(DID2)を破棄する。次いで、インターフェースデバイス104は、選択要求(AID3)に対する選択応答(AID3)をリーダ/ライタ10に送信し(S132)、(1)選択ステップを完了する。
((2)処理ステップ)
第2に、処理要求(AID3)が発信されてから、その処理要求(AID3)に応じてセキュアデバイス110により処理が実行され、さらに、処理応答(AID3)がリーダ/ライタ10に応答されるまでのシーケンスについて説明する。尚、(2)処理ステップは、(1)選択ステップでリーダ/ライタ10がインターフェースデバイス104から選択応答(AID3)を受信した後に続けて実行される処理ステップである。
まず、リーダ/ライタ10は、処理要求(AID3)をインターフェースデバイス104に送信する(S134)。すると、処理要求(AID3)を受けたインターフェースデバイス104は、DID格納メモリ126に格納されているデバイスID(DID1)を参照する(S136)。次いで、インターフェースデバイス104は、そのデバイスID(DID1)に対応するセキュアデバイス110(SED1)に処理要求(AID3)を送信する(S138)。さらに、インターフェースデバイス104は、他のセキュアデバイス110(SED2)に対し、省電力制御をするための電力制御信号を送信する(S140)。
処理要求(AID3)を受信したセキュアデバイス110(SED1)は、その処理要求(AID3)に応じて、要求実行部150により所定の処理を実行し(S142)、処理応答(AID3)をインターフェースデバイス104に送信する(S146)。一方、電力制御信号を受信したセキュアデバイス110(SED2)は、その電力制御信号に応じて、省電力制御部152により電力供給を低減又は停止する(S144)。インターフェースデバイス104は、処理応答(AID3)を受信すると、その処理応答(AID3)をリーダ/ライタ10に送信し(S148)、(2)処理ステップを完了する。
((3)終了ステップ)
第3に、リーダ/ライタ10により発信される搬送波を検出できなくなった場合の処理のシーケンスについて説明する。インターフェースデバイス104は、リーダ/ライタ10から発信される搬送波を検出できなくなったことを検知すると(S150)、DID格納メモリ126に記録されたデバイスID(DID1)を消去する(S152)。そして、インターフェースデバイス104は、ステップS140において電力制御信号を送信した送信先のセキュアデバイス110(SED2)に対し、省電力状態を解除するための電力制御信号を送信する(S154)。セキュアデバイス110(SED2)における省電力状態が解除されると、(3)終了ステップが完了する。
以上、同一のアプリケーションIDを保持する複数のセキュアデバイス110が存在する場合の処理シーケンスについて説明した。上記のシーケンスに従うと、リーダ/ライタ10は、セキュアデバイス110の構成に関わらず、所望の処理に適合するアプリケーションIDを指定して選択要求、及び処理要求を送信することで、所望の処理が可能になる。また、インターフェースデバイス104は、複数のセキュアデバイス110に対して選択要求を一斉送信する構成であるため、送信のタイミング制御等に係る処理を必要とされない。また、処理毎に使用しないセキュアデバイス110を省電力化できるため、消費電力を低減させることが可能になる。さらに、DID格納メモリ126に揮発性メモリが利用される場合、製造コストを低減でき、さらに、搬送波未検知の状態になると自動的にメモリ内のデータが消去されるため、上記のステップS152におけるメモリ消去制御が不要になる。その結果、処理ステップが少なくなり、回路構成を簡略化できるため、更なる製造コストの低減と、情報処理装置100自体の小型化に寄与する。
[アプリケーション選択シーケンス(2)]
次に、図5を参照しながら、本実施形態に係る他のアプリケーション選択シーケンスについて説明する。図5は、本実施形態に係るセキュアデバイス110の選択方法、及び処理制御方法の流れを示す説明図である。
この例において、情報処理装置100は、1つのインターフェースデバイス104と、2つのセキュアデバイス110(SED1、SED2)とを有するものと仮定する。また、選択要求が発信される以前において、インターフェースデバイス104は、空のDID格納メモリ126を有するものとする。さらに、デバイスID=DID1に対応するセキュアデバイス110のAID格納メモリ148には、2つのアプリケーションID=AID1、AID3が格納されているものと仮定する。同様に、デバイスID=DID2に対応するセキュアデバイス110のAID格納メモリ148には、2つのアプリケーションID=AID2、AID3が格納されているものと仮定する。
((1)選択ステップ)
第1に、選択要求が発信されてから、その選択要求に対応するセキュアデバイス110が選択されるまでのシーケンスについて説明する。
まず、リーダ/ライタ10から選択要求(AID1)がインターフェースデバイス104に対して発信される(S202)。次いで、インターフェースデバイス104は、DID格納メモリ126が空であることを確認すると、2つのセキュアデバイス110(SED1、SED2)に対して選択要求(AID1)をブロードキャストで送信する(S204)。次いで、セキュアデバイス110(SED1)は、選択要求(AID1)に応じ、自デバイスのAID格納メモリ148の中からAID1を検索する(S206)。同様に、セキュアデバイス110(SED2)は、選択要求(AID1)に応じ、自デバイスのAID格納メモリ148の中からAID1を検索する(S208)。
セキュアデバイス110(SED1)は、AID格納メモリ148内にAID1を保持しているため、自デバイスのデバイスID(DID1)をインターフェースデバイス104に応答する(S210)。一方、セキュアデバイス110(SED2)は、AID格納メモリ148内にAID1を保持していないため、インターフェースデバイス104に対して応答しない。次いで、インターフェースデバイス104は、セキュアデバイス110(SED1)から取得したデバイスID(DID1)をDID格納メモリ126に登録する(S212)。このとき、DID格納メモリ126には、1つのデバイスID(DID1)のみが記録されている。そのため、インターフェースデバイス104は、コリジョン通知を送信することなく、リーダ/ライタ10に対して選択応答(AID1)を送信し(S214)、(1)選択ステップを完了する。
((2)処理ステップ)
第2に、処理要求(AID1)が発信されてから、その処理要求(AID1)に応じてセキュアデバイス110により処理が実行され、さらに、処理応答(AID1)がリーダ/ライタ10に応答されるまでのシーケンスについて説明する。尚、(2)処理ステップは、(1)選択ステップでリーダ/ライタ10がインターフェースデバイス104から選択応答(AID1)を受信した後に続けて実行される処理ステップである。
まず、リーダ/ライタ10は、処理要求(AID1)をインターフェースデバイス104に送信する(S216)。すると、処理要求(AID1)を受けたインターフェースデバイス104は、DID格納メモリ126に格納されているデバイスID(DID1)を参照する(S218)。次いで、インターフェースデバイス104は、そのデバイスID(DID1)に対応するセキュアデバイス110(SED1)に処理要求(AID1)を送信する(S220)。さらに、インターフェースデバイス104は、他のセキュアデバイス110(SED2)に対し、省電力制御をするための電力制御信号を送信する(S222)。
処理要求(AID1)を受信したセキュアデバイス110(SED1)は、その処理要求(AID1)に応じて、要求実行部150により所定の処理を実行し(S224)、処理応答(AID1)をインターフェースデバイス104に送信する(S228)。一方、電力制御信号を受信したセキュアデバイス110(SED2)は、その電力制御信号に応じて、省電力制御部152により電力供給を低減又は停止する(S226)。インターフェースデバイス104は、処理応答(AID1)を受信すると、その処理応答(AID1)をリーダ/ライタ10に送信し(S230)、(2)処理ステップを完了する。
((3)終了ステップ)
第3に、リーダ/ライタ10により発信される搬送波を検出できなくなった場合の処理のシーケンスについて説明する。インターフェースデバイス104は、リーダ/ライタ10から発信される搬送波を検出できなくなったことを検知すると(S232)、DID格納メモリ126に記録されたデバイスID(DID1)を消去する(S234)。そして、インターフェースデバイス104は、ステップS222において電力制御信号を送信した送信先のセキュアデバイス110(SED2)に対し、省電力状態を解除するための電力制御信号を送信する(S236)。セキュアデバイス110(SED2)における省電力状態が解除されると、(3)終了ステップが完了する。
以上、複数のセキュアデバイス110が共通して保持するアプリケーションIDに対して選択要求がされない場合の処理シーケンスについて説明した。この場合、アンチコリジョン処理が発生しないため、全体的に処理の流れがシンプルになる。
[アプリケーション選択シーケンス(3)]
次に、図6を参照しながら、本実施形態に係るアプリケーション選択シーケンスについて説明する。図6は、本実施形態に係るセキュアデバイス110の選択方法、及び処理制御方法の流れを示す説明図である。以下の説明で、応答(DID1)等と表記した場合、応答にDID1の情報が付加されたことを表している。
この例において、情報処理装置100は、1つのインターフェースデバイス104と、2つのセキュアデバイス110(SED1、SED2)とを有するものと仮定する。また、選択要求が発信される以前において、インターフェースデバイス104は、空のDID格納メモリ126を有するものとする。さらに、デバイスID=DID1に対応するセキュアデバイス110のAID格納メモリ148には、2つのアプリケーションID=AID1、AID3が格納されているものと仮定する。同様に、デバイスID=DID2に対応するセキュアデバイス110のAID格納メモリ148には、2つのアプリケーションID=AID2、AID3が格納されているものと仮定する。
((1)選択ステップ)
第1に、コントローラ108により選択要求(AID3)が発信されてから、その選択要求(AID3)に対応するセキュアデバイス110が選択されるまでのシーケンスについて説明する。尚、コントローラ108は、デバイス情報設定部の一例である。
まず、コントローラ108から選択要求(AID3)がインターフェースデバイス104に対して発信される(S302)。次いで、インターフェースデバイス104は、DID格納メモリ126が空であることを確認すると、2つのセキュアデバイス110(SED1、SED2)に対して選択要求(AID3)をブロードキャストで送信する(S304)。次いで、セキュアデバイス110(SED1)は、選択要求(AID3)に応じ、自デバイスのAID格納メモリ148の中からAID3を検索する(S306)。同様に、セキュアデバイス110(SED2)は、選択要求(AID3)に応じ、自デバイスのAID格納メモリ148の中からAID3を検索する(S308)。
セキュアデバイス110(SED1)は、AID格納メモリ148内にAID3を保持しているため、自デバイスのデバイスID(DID1)をインターフェースデバイス104に応答する(S312)。また、セキュアデバイス110(SED2)は、AID格納メモリ148内にAID3を保持しているため、自デバイスのデバイスID(DID2)をインターフェースデバイス104に応答する(S318)。このとき、セキュアデバイス110(SED1)は、他のセキュアデバイス110との間で互いに応答するタイミングを分散させるために所定時間待機(S310)した後でインターフェースデバイス104に応答してもよい。同様に、セキュアデバイス110(SED2)は、所定時間待機(S360)した後でインターフェースデバイス104に応答してもよい。但し、待機時間は、例えば、ランダムな時間長を出力するタイマーを用いて決定される。
次いで、インターフェースデバイス104は、先に応答したセキュアデバイス110(SED1)から取得したデバイスID(DID1)をDID格納メモリ126に一時的に登録する(S314)。このとき、DID格納メモリ126には、DID1のみが記録されている。次いで、インターフェースデバイス104は、後に応答したセキュアデバイス110(SED2)から取得したデバイスID(DID2)をDID格納メモリ126に追加登録する(S320)。このとき、DID格納メモリ126には、DID1とDID2とが記録されている。インターフェースデバイス104は、例えば、ステップS304で選択要求(AID3)を送信した後、所定時間待機(S322)して、セキュアデバイス110から所定時間内に到達した応答をDID格納メモリ126に順次登録する。
所定時間が経過した後、インターフェースデバイス104は、DID格納メモリ126に記録されたデバイスIDのリスト(DID1、DID2)をコントローラ108に送信する(S324)。コントローラ108は、例えば、受信したデバイスIDのリスト(DID1,DID2)をユーザに提示し、ユーザ操作に応じて無効にするデバイスID(DID2)を設定する(S326)。このとき、コントローラ108は、例えば、セキュアデバイス110に対する優先度等の情報に基づいて、無効にするデバイスID(DID2)を自動的に設定してもよい。無効にされるデバイスID(DID2)を設定した後、コントローラ108は、インターフェースデバイス104に対し、その設定されたデバイスID(DID2)を無効にするための無効要求(DID2)を送信する(S328)。この無効要求(DID2)を受けたインターフェースデバイス104は、DID格納メモリ126から無効要求(DID2)で指定されたデバイスID(DID2)を消去し(S330)、(1)選択ステップを完了する。このとき、DID格納メモリ126には、DID1のみが記録されている。
((2)処理ステップ)
第2に、処理要求(AID3)が発信されてから、その処理要求(AID3)に応じてセキュアデバイス110により処理が実行され、さらに、処理応答(AID3)がリーダ/ライタ10に応答されるまでのシーケンスについて説明する。尚、(2)処理ステップは、(1)選択ステップが完了した後に実行される処理ステップである。
まず、リーダ/ライタ10は、処理要求(AID3)をインターフェースデバイス104に送信する(S332)。すると、処理要求(AID3)を受けたインターフェースデバイス104は、DID格納メモリ126に格納されているデバイスID(DID1)を参照する(S334)。次いで、インターフェースデバイス104は、そのデバイスID(DID1)に対応するセキュアデバイス110(SED1)に処理要求(AID3)を送信する(S336)。さらに、インターフェースデバイス104は、他のセキュアデバイス110(SED2)に対し、省電力制御をするための電力制御信号を送信する(S338)。
処理要求(AID3)を受信したセキュアデバイス110(SED1)は、その処理要求(AID3)に応じて、要求実行部150により所定の処理を実行し(S340)、処理応答(AID3)をインターフェースデバイス104に送信する(S344)。一方、電力制御信号を受信したセキュアデバイス110(SED2)は、その電力制御信号に応じて、省電力制御部152により電力供給を低減又は停止する(S342)。インターフェースデバイス104は、処理応答(AID3)を受信すると、その処理応答(AID3)をリーダ/ライタ10に送信し(S348)、(2)処理ステップを完了する。
以上、同一のアプリケーションIDを有する複数のセキュアデバイス110が存在した場合に、コントローラ108を用いて1つのセキュアデバイス110が選択されるケースについて、その処理シーケンスを説明した。上記の構成を適用すると、複数種類のセキュアデバイス110の中からユーザが所望するセキュアデバイス110を予め又は逐次的に選択することができるため、ユーザの都合に合った自由な利用形態が実現可能になる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。上記の技術を適用すると、次のような効果が得られる。(1)同一のICカードアプリケーションを複数のセキュアデバイス110に登録したとしても、競合の発生を防止することが可能になる。(2)同一の非接触ICカードアプリケーションが複数のセキュアデバイス110に登録されていても、ユーザが複数のセキュアデバイス110が存在することを意識することなしに、所望のICカードアプリケーションを利用することができる。(3)同一の接触ICカードアプリケーションが複数のデバイスに登録されている場合に、ユーザが意識的にデバイスを特定し、そのICカードアプリケーションを利用することができる。(4)所望のICカードアプリケーションの処理対象となるセキュアデバイス110を省電力状態にすることによって電力消費を抑制することができる。そのため、必要最小限の電力でICカードアプリケーションによる処理を実現することができる。(5)トランザクションを通じてデバイスを特定することにより、インターフェースデバイス104が常にセキュアデバイス110の接続情報を記憶しておく必要がなくなり、インターフェースデバイス104内に不揮発性メモリが不要になる。そのため、より安価な揮発性メモリを利用することが可能になる。
[非接触通信装置の装置構成例]
ここで、図7を参照しながら、上記の装置が有する機能を実現することが可能な非接触通信装置の装置構成例について簡単に説明する。図7は、非接触通信装置の装置構成例を示す説明図である。尚、上記の装置が有する機能は、この非接触通信装置が有する構成要素の一部のみを利用して実現してもよい。また、重複する符号が付された構成要素は、一体のハードウェア資源により構成されていてもよい。
図7に示すように、この非接触通信装置は、主に、ICカード機能提供モジュールと、リーダ/ライタ機能提供モジュールと、コントローラ922とにより構成される。
(ICカード機能提供モジュール)
ICカード機能提供モジュールは、例えば、アンテナ902と、フロントエンド回路904と、変調器906と、コマンド再生器908と、クロック再生器910と、制御回路912と、暗号化回路914と、メモリ916と、有線インターフェース回路918とにより構成される。
アンテナ902は、ループ・アンテナにより構成され、リーダ/ライタが有するループ・アンテナと磁気的に結合してコマンドや電力を受け取る。フロントエンド回路904は、リーダ/ライタから送出された搬送波を整流して直流電源を再生する。また、フロントエンド回路904は、取得した13.56MHzの搬送波を分周してコマンド再生器908、及びクロック再生器910に入力する。コマンド再生器908は、入力された搬送波からコマンドを再生して制御回路912に入力する。クロック再生器910は、入力された搬送波からロジック回路を駆動するためのクロックを再生して制御回路912に入力する。また、フロントエンド回路904は、再生した電源を制御回路912(CPU)に供給する。
全ての回路に電源が供給されると、制御回路912は、再生されたコマンドに応じて各回路を駆動する。尚、制御回路912から出力されたデータは、暗号化回路914により暗号化されてメモリ916に格納される。尚、メモリ916は、例えば、磁気的、光学的、又は光磁気的に情報を記録する記憶装置であってもよいし、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等に利用される半導体記憶装置であってもよい。
一方、メモリ916内に格納された暗号化データを送信する場合、フロントエンド回路904は、変調器906により変調された暗号化データに基づいてアンテナ902の給電点にある負荷インピーダンスを変化させ、その変化によりアンテナ902によって誘起される磁界を変化させる。この磁界変化により、磁気的に結合したリーダ/ライタのアンテナを流れる電流変化が誘起されて暗号化データが伝送される。
また、制御回路912は、有線インターフェース回路918を介してコントローラ922により制御されてもよい。また、ICカード機能提供モジュールは、インターフェースI/F(未図示)を介して、後述のリーダ/ライタ機能提供モジュールとの間で情報を送受信し、相互に又は一方から他方を制御することが可能であってもよい。
(リーダ/ライタ機能提供モジュール)
リーダ/ライタ機能提供モジュールは、例えば、アンテナ902と、フィルタ932と、受信アンプ934と、周波数変換器936と、識別器938と、ロジック回路940と、制御回路912と、メモリ916と、有線インターフェース回路942と、変調器946と、局部発振器950と、送信アンプ948とにより構成される。
リーダ/ライタ機能提供モジュールは、非接触ICカード等との磁気的な結合を利用してコマンドや電力を供給する。このリーダ/ライタ機能提供モジュールは、制御部912(CPU)の制御により、非接触ICカード等に電力を供給して活性化させてから、所定の伝送プロトコルに従って通信を開始する。このとき、リーダ/ライタ機能提供モジュールは、通信接続の確立、アンチコリジョン処理、及び認証処理等を行う。
リーダ/ライタ機能提供モジュールは、局部発振器950を利用して搬送波を生成する。情報を送信する場合、まず、制御回路912は、メモリ916からデータを読み出してロジック回路940に伝送する。そして、変調器946は、ロジック回路940から出力された信号に基づいて局部発振器950により生成された搬送波を変調する。さらに、送信アンプ948は、変調器946から出力された変調波を増幅し、アンテナ902を介して送信する。
一方、情報を受信する場合、まず、アンテナ902を介して受信された変調波は、フィルタ932を通した上で受信アンプ934に入力される。そして、受信アンプ934により増幅された信号は、周波数変換器936により周波数変換されてロジック回路940に入力される。さらに、ロジック回路940から出力された信号は、制御回路912によりメモリ916に記録される。或いは、当該信号は、有線インターフェース回路942を介して外部のコントローラ922に伝送される。
以上、非接触通信装置の装置構成例について説明した。当該非接触通信装置は、例えば、携帯電話、携帯情報端末、各種の通信機器、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、或いは、ゲーム機や情報家電等であってもよい。また、上記の非接触通信装置が有する機能又は構成要素の一部又は全部を内蔵した各種の機器についても、上記実施形態の技術的範囲に含まれる。もちろん、上記の各構成要素が有する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムや当該プログラムが記録された記録媒体についても上記実施形態の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示す説明図である。 同実施形態に係るIFDの機能構成を示す説明図である。 同実施形態に係るSEDの機能構成を示す説明図である。 同実施形態に係る要求処理方法を示す説明図である。 同実施形態に係る要求処理方法を示す説明図である。 同実施形態に係る要求処理方法を示す説明図である。 非接触通信装置の装置構成の一例を示す説明図である。
符号の説明
10 リーダ/ライタ
100 情報処理装置
102 アンテナ
104 インターフェースデバイス
106 記憶部
108 コントローラ
110 セキュアデバイス
122 通信部
124 DID管理部
126 DID格納メモリ
128 DID検索部
142 通信部
144 DID格納メモリ
146 AID検索部
148 AID格納メモリ
150 要求実行部
152 省電力制御部
F102 選択要求受信機能
F104 選択要求送信機能
F106 DID応答受信機能
F108 処理要求受信機能
F110 処理要求送信機能
F112 処理応答受信機能
F114 処理応答送信機能
F116 電力制御信号送信機能
F118 搬送波検知機能
F120 コリジョン通知機能
F142 選択要求受信機能
F144 DID応答送信機能
F146 処理要求受信機能
F148 処理応答送信機能
F150 電力制御信号受信機能
ICAP アプリケーション
AID1、AID2、AID3、AIDn アプリケーションID
DID1、DID2、AIDn デバイスID

Claims (9)

  1. 個々に固有のデバイス情報が対応付けられた複数の処理デバイスと、非接触通信を利用して所定の処理要求を取得する中継デバイスとを有する情報処理装置であって、
    前記処理デバイスは、
    個々に固有の機能情報が対応付けられた一又は複数の処理機能を有し、
    前記中継デバイスから所定の機能情報が通知された際に、当該所定の機能情報に対応する前記処理機能を有するか否かを判断する機能判断部と、
    前記機能判断部により前記所定の機能情報に対応する処理機能を有すると判断された場合に、前記中継デバイスに対して自デバイスの前記デバイス情報を通知するデバイス情報通知部と、
    を備え、
    前記中継デバイスは、
    前記処理デバイスのデバイス情報を格納するための記憶部と、
    前記所定の機能情報を前記複数の処理デバイスに一斉発信する機能情報発信部と、
    前記機能情報発信部により発信された前記所定の機能情報に応じて前記処理デバイスから通知されるデバイス情報を前記記憶部に記録するデバイス情報記録部と、
    を備え、
    前記中継デバイスは、所定の前記処理機能に対する処理要求を取得すると、前記記憶部に記録されたデバイス情報に基づいて当該所定の処理機能に対応する前記処理デバイスを選択し、当該処理デバイスに前記処理要求を伝送する、情報処理装置。
  2. 前記中継デバイスは、前記機能情報発信部により発信された前記所定の機能情報に対して前記デバイス情報を応答しない前記処理デバイスの電力供給を低減又は停止する省電力制御部をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記中継デバイスは、前記非接触通信に用いる搬送波を介して電力が供給されており、
    前記記憶部は、揮発性メモリにより形成されており、
    前記搬送波による電力供給が途絶えると前記記憶部に記録された前記デバイス情報が消去される、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記機能情報発信部は、非接触通信を利用して受信した選択要求に応じて、当該選択要求に含まれる所定の前記機能情報を前記複数の処理デバイスに一斉発信する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、同一の前記機能情報に対応する複数の前記デバイス情報が前記記憶部に記録されている場合に、当該複数のデバイス情報の中から、有効にする前記デバイス情報を設定するデバイス情報設定部をさらに備える、請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記デバイス情報設定部は、各前記機能情報と前記処理デバイスとを対応付ける所定のデバイス情報リストを保持しており、当該デバイス情報リストに記載のデバイス情報に基づいて、有効にする前記デバイス情報を設定する、請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置は、通話機能を有する携帯端末又は携帯電話である、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 個々に固有のデバイス情報が対応付けられた複数の処理デバイスと、非接触通信を利用して所定の処理要求を取得する中継デバイスとを有する情報処理装置による情報処理方法であって、
    前記中継デバイスから所定の機能情報が通知された際に、個々に固有の機能情報が対応付けられた一又は複数の処理機能を有する前記処理デバイスにより、自デバイスが当該所定の機能情報に対応する前記処理機能を有するか否かが判断される機能判断ステップと、
    前記機能判断ステップにおいて前記所定の機能情報に対応する処理機能を有すると判断された場合に、前記処理デバイスにより、前記中継デバイスに対して自デバイスの前記デバイス情報が通知されるデバイス情報通知ステップと、
    前記中継デバイスにより、前記所定の機能情報が前記複数の処理デバイスに一斉発信される機能情報発信ステップと、
    前記処理デバイスのデバイス情報が格納される記憶部を備えた前記中継デバイスにより、前記機能情報発信部によって発信された前記所定の機能情報に応じて前記処理デバイスから通知されるデバイス情報が前記記憶部に記録されるデバイス情報記録ステップと、
    を含み、
    所定の前記処理機能に対する処理要求が取得されると、前記中継デバイスにより、前記記憶部に記録されたデバイス情報に基づいて当該所定の処理機能に対応する前記処理デバイスが選択され、当該処理デバイスに前記処理要求が伝送される、情報処理方法。
  9. 個々に固有のデバイス情報が対応付けられた複数の処理デバイスと、非接触通信を利用して所定の処理要求を取得する中継デバイスとを備えた情報処理装置が有する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    前記中継デバイスから所定の機能情報が通知された際に、個々に固有の機能情報が対応付けられた一又は複数の処理機能を有する前記処理デバイスにより、自デバイスが当該所定の機能情報に対応する前記処理機能を有するか否かが判断されるように制御する機能判断制御機能と、
    前記機能判断制御機能により前記所定の機能情報に対応する処理機能を有すると判断された場合に、前記処理デバイスにより、前記中継デバイスに対して自デバイスの前記デバイス情報が通知されるように制御するデバイス情報通知制御機能と、
    前記中継デバイスにより、前記所定の機能情報が前記複数の処理デバイスに一斉発信されるように制御する機能情報発信制御機能と、
    前記処理デバイスのデバイス情報が格納される記憶部を備えた前記中継デバイスにより、前記機能情報発信部によって発信された前記所定の機能情報に応じて前記処理デバイスから通知されるデバイス情報が前記記憶部に記録されるように制御するデバイス情報記録制御機能と、
    所定の前記処理機能に対する処理要求が取得されると、前記中継デバイスにより、前記記憶部に記録されたデバイス情報に基づいて当該所定の処理機能に対応する前記処理デバイスが選択され、当該処理デバイスに前記処理要求が伝送されるように制御する伝送制御機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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