JP4420082B2 - ガラス母材の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス微粒子を堆積させた多孔質ガラス母材を垂直状態で焼結して透明化されたガラス母材とするガラス母材の製造方法に関する。
一般に、コアとクラッドよりなる光ファイバは、光ファイバ用のガラス母材を線引きして製造される。
光ファイバ用ガラス母材は、VAD法やOVD法などにより、バーナの火炎中に生成したガラス微粒子を石英等からなるガラスロッドの外周あるいは下側に堆積させて図4に示すようにコア部分51とその外周のクラッド部分52とを有した多孔質ガラス母材53を形成し、その後、この多孔質ガラス母材53を脱水焼結炉内のヒータ55にて加熱して脱水・焼結、または焼結して透明ガラス化することにより製造される。
また、多孔質ガラス母材53を形成する際に、コア部分51の先端位置をレーザにより測定しながら多孔質ガラス母材53の引き上げ速度、クラッド部分52への原料の供給量を制御し、コア部分51とクラッド部分52の外径比の軸方向での変動を抑えることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−277097号公報
ところで、一般に、多孔質ガラス母材の透明ガラス化は、図4に示したように多孔質ガラス母材53の上端を固定して垂直に支持した状態のまま脱水焼結炉内にて脱水・焼結 または焼結することで行われている。
この多孔質ガラス母材53の焼結時には、多孔質ガラス母材53の上端が固定のため、多孔質ガラス母材53の下端側が上方へ収縮していくが、下端側ほど自重による負荷が小さくなるため、下端側では収縮に伴う外径の変化量が小さくなり、下端側の外径が相対的に大きくなる。
このため、上記技術によって軸方向における外径比の変動を抑えて多孔質ガラス母材53を形成しても、焼結して透明ガラス化する際に、図5に示すように、クラッド部分52Aの下端側における外径D1が許容範囲を超えて太くなることがあった。その場合には、透明ガラス化したガラス母材53Aは、クラッド部分52Aとコア部分51Aとの比率(クラッド/コア比)が下端側で大きくなり、軸方向における屈折率分布に変動が生じ、このガラス母材53Aから線引きして得られた光ファイバの屈折率分布が長手方向で均一にならないという問題が発生する。
また、下端側が許容範囲を超えて太くなったガラス母材53Aは、次工程の炉に入らないなどの不具合が発生することもあり、下端を細くするために、再度加熱して軟化させて延伸するなどの余分な手間が増えるという問題もあった。
特に、コア部分とクラッド部分の一部を有するガラスロッドの周囲に残りのクラッド部分のガラス微粒子を堆積させ、その多孔質ガラス母材を焼結する場合に、外径の不均一が生じると、クラッド/コア比の修正が困難となる。
そこで、本発明は、軸方向における屈折率分布の変動を極力低減することができるガラス母材の製造方法を提供することを目的としている。
(1)上記した課題を解決するために、本発明によるガラス母材の製造方法は、バーナの火炎中に生成したガラス微粒子を、垂直に支持されたガラスロッドの外周あるいは下側に堆積させて、コア部分とその外周のクラッド部分とを有した多孔質ガラス母材を形成した後、前記多孔質ガラス母材を垂直に支持した状態のまま脱水・焼結、または焼結して透明ガラス化して、透明化されたガラス母材を得るガラス母材の製造方法において、
前記多孔質ガラス母材の有効部の下端から前記有効部の長さに対し1%以上25%以下の範囲内で設定された長さ分のクラッド部分は、予め、下方に向かって徐々にガラス微粒子の堆積量を前記有効部の他の部位に対して1%以上10%以下の範囲内で減少させて、下方に向かって徐々に外径が小さく先細り形状に形成しておくことを特徴とする。
(2)また、上記(1)に記載のガラス母材の製造方法は、前ロットで製造されたガラス母材のクラッド部分の外径が許容値以上に大きいとき、次ロットではそれが解消されるように、前記クラッド部分の先細り形状の開始位置が、前ロットの時の開始位置よりも上方に修正されることを特徴としても良い。
(3)また、上記(1)又は(2)に記載のガラス母材の製造方法は、前記ガラスロッドの外周あるいは下側にガラス微粒子を堆積させる工程において、前記先細り形状の部位では、前記有効部の他の部位に対してガラス微粒子を堆積させる際の嵩密度を下げることを特徴としても良い。
(4)また、上記(1)又は(2)に記載のガラス母材の製造方法は、前記ガラスロッドの外周あるいは下側にガラス微粒子を堆積させる工程において、クラッド部分の基準外径位置を、ガラスロッドの引き上げに応じて徐々に内側に移動させることにより、前記クラッド部分の先細り形状を形成することを特徴としても良い。
(5)また、上記(1)又は(2)に記載のガラス母材の製造方法は、前記ガラスロッドの外周あるいは下側にガラス微粒子を堆積させる工程において、クラッド部分としてガラス微粒子を吹き付けて堆積させるバーナにおける前記ガラス微粒子の原料流量を徐々に低減させることにより、前記クラッド部分の先細り形状が形成されることを特徴としても良い。
(6)また、上記(1)又は(2)に記載のガラス母材の製造方法は、前記多孔質ガラス母材のクラッド部分の先細り形状を、機械的な研磨処理により得ることを特徴としても良い。
本発明によるガラス母材の製造方法によれば、透明ガラス化のために多孔質ガラス母材が脱水・焼結、または焼結される時には、多孔質ガラス母材の上端が固定のため、多孔質ガラス母材の下端側が上方へ収縮していくが、下端側ほど自重による負荷が小さくなるため、下端側では収縮に伴う外径の変化量が小さくなり、下端側の外径が相対的に大きくなる。
しかし、透明ガラス化する多孔質ガラス母材は、有効部の下端から所定長さ分のクラッド部分を、予め、下方に向かって徐々に外径が縮径する先細り形状に形成しているため、外径が増大しても、下端側における外径が許容範囲を超えて太くなることを防止できる。
即ち、本発明によるガラス母材の製造方法によれば、透明ガラス化したガラス母材の外径の変動を抑えて、コア部分とクラッド部分の外径比の軸方向での変動の低減により、軸方向における屈折率分布の変動を極力低減することができる。
また、透明ガラス化したガラス母材の下端側が許容範囲を超えて太くなることを防止できるため、下端の外径の増大により次工程の炉に入らないなどの不具合が発生することがなく、下端を細くするために再度加熱して延伸するなどの余分な手間も不要になる。
以下、本発明に係るガラス母材の製造方法の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るガラス母材の製造方法において多孔質ガラス母材を形成する装置の一実施の形態の概略構成図、図2は図1に示した装置で形成した多孔質ガラス母材を透明ガラス化する工程の説明図、図3は図2に示した透明ガラス化する工程を経て形成されたガラス母材の縦断面図である。
図1に示した装置11は、いわゆるVAD法により、反応容器12の内側の空間内で石英製のガラスロッドによるコア部分(クラッド部分の一部が含まれていても良い)2に対してガラス微粒子を堆積させて、コア部分2とその外周を包むクラッド部分3とを有した多孔質ガラス母材5を形成するものである。
反応容器12は、ガラス微粒子を生成して堆積させる際の高温の環境条件においても、塩素ガス等による腐食が極めて起こりにくい、二酸化ケイ素、炭化ケイ素、ニッケル、ニッケル合金等の材料を用いて形成されている。
反応容器12の中には、垂直方向に昇降可能な把持具15が収容されている。この把持具15は、長尺のコア部分2の上端を把持して、コア部分2を垂直方向に支持している。また、把持具15は、その上方で回転引き上げ装置16に接続されている。回転引き上げ装置16は、把持具15及び把持したコア部分2を、その軸回りに回転させることができる。
反応容器12の中には、ガラス微粒子生成用のバーナ21が設けられている。このバーナ21は、ガスを吹き出す複数のポートを有しており、そのポートからそれぞれ燃焼ガスとガラス原料ガスを吹き出し、燃焼ガスの燃焼により生じる酸水素火炎中において、ガラス原料を加水分解反応させて、ガラス微粒子を生成するものである。なお、燃焼ガスには、水素(H)からなる燃焼性ガスと酸素(O)からなる助燃性ガスが含まれ、ガラス原料ガスには四塩化ケイ素(SiCl)が含まれる。また、バーナ21は、生成したガラス微粒子をコア部分2に堆積させるように、コア部分2に向けて斜め上方に傾けて配置されている。なお、バーナ21は複数用いても良い。
バーナ21は、ガス供給装置22からガスを導入するガス管23に接続されており、このガス供給装置22により、バーナ21に供給されるガスの流量が適宜調整される。
また、反応容器12の内側には、非接触式の位置検出装置31が設けられており、ガラス微粒子が堆積しつつあるクラッド部分3の位置を検出できるようになっている。位置検出装置31としては、レーザ投受光装置やCCDカメラを使用することができる。また、位置検出装置31は、制御部32と接続されており、クラッド部分3の位置データがこの制御部32に送られる。
また、制御部32は、コア部分2の回転速度及び引き上げ速度を調節する回転引き上げ装置16に接続されている。そして、この制御部32は、コア部分2に堆積させるガラス微粒子を所定の堆積量にて堆積させるべく、位置検出装置31からの位置データに基づいて回転引き上げ装置16及びガス供給装置22の動作を制御する。
上記構成の装置11では、把持具15によって反応容器12内に垂直に吊り下げたコア部分2を軸回りに回転させながら、上方向に徐々に引き上げ、バーナ21の火炎中に生成したガラス微粒子をコア部分2の外周に堆積させて、コア部分2とクラッド部分3とを有した多孔質ガラス母材5を形成する。
ここで、本実施形態の装置11では、制御部32が回転引き上げ装置16及び位置検出装置31の検出結果に基づいて回転引き上げ装置16を制御し、コア部分2の引き上げ速度を制御する。
本実施の形態の装置11で形成した多孔質ガラス母材5は、図2に示すように、有効部(製品として使う部分)Lxの下端6から所定長さ分Lmのクラッド部分3は、予め、下方に向かって徐々にガラス微粒子の堆積量を減少させて、下方に向かって徐々に外径が縮径する先細り形状に形成されている。
本実施の形態の場合、コア部分2の外周にガラス微粒子を堆積させる工程において、前記先細り形状の部位では、有効部Lxの他の部位に対してガラス微粒子を堆積させる際の嵩密度を下げるようにしている。堆積させたガラス微粒子の嵩密度を下げることにより、焼結する際の外径の収縮量が大きくなる。
クラッド部分3の有効部Lxの下に連なる非有効部7は、前述の所定長さ分Lmの先細り形状に滑らかに連なる先細り形状になっている。
多孔質ガラス母材5の有効部Lxの内、下端側の所定長さ分Lmより上方の範囲では、回転引き上げ装置16による引き上げ速度、バーナ21によるクラッド部分3への原料の供給量の制御等によって、クラッド部分3の外径Dは一定値(基準値)になるように制御されて、コア部分2とクラッド部分3の外径比の軸方向での変動を抑えることが行われている。
装置11で形成した多孔質ガラス母材5は、図2に示すように、垂直に支持した状態のまま脱水焼結炉内のヒータ8により下端側から順に加熱して、脱水・焼結、または焼結して透明ガラス化して、透明化されたガラス母材を得る。
図3は、多孔質ガラス母材5の透明ガラス化によって得たガラス母材5Aであり、図中の符号2Aはコア部分、3Aはクラッド部分であり、LxAは製品として利用される有効部である。
図2に示したように、透明ガラス化のために多孔質ガラス母材5が脱水・焼結、または 焼結される時には、多孔質ガラス母材5の上端が固定のため、多孔質ガラス母材5の下端側が上方へ収縮していくが、下端側ほど自重による負荷が小さくなるため、下端側では収縮に伴う外径の変化量が小さくなり、下端側の外径が相対的に大きくなる。
しかし、本実施の形態において透明ガラス化する多孔質ガラス母材5は、有効部Lxの下端6から所定長さ分Lmのクラッド部分3を、予め、下方に向かって徐々に外径が縮径する先細り形状に形成しているため、外径が増大しても、下端側における外径が許容範囲を超えて太くなることを防止できる。
即ち、本実施の形態におけるガラス母材の製造方法によれば、図3に示すように、透明ガラス化したガラス母材5Aの有効部LxAにおける外径Daの変動を抑えて、コア部分2Aとクラッド部分3Aの外径比の軸方向での変動の低減により、軸方向における屈折率分布の変動を極力低減することができる。
また、透明ガラス化したガラス母材の下端側が許容範囲を超えて太くなることを防止できるため、下端の外径の増大により次工程の炉に入らないなどの不具合が発生することがなく、下端を細くするために再度加熱して延伸するなどの余分な手間も不要になる。
なお、脱水焼結炉の状態は、周囲の温度や湿度等の条件の影響により日々、微妙に変化するため、ガラス母材5Aのクラッド部分3Aの外径の変動を低減させるには、周囲の温度や湿度等の条件に応じて、前述のクラッド部分3の先細り形状の開始位置を修正することが必要になる。
その場合の修正方法としては、前ロットで製造されたガラス母材5Aのクラッド部分3Aの外径が許容値以上に大きいとき、次ロットではそれが解消されるように、多孔質ガラス母材5のクラッド部分3の先細り形状の開始位置が、前ロットの時の開始位置よりも上方に修正する方法が良い。
このように、前回のロットの製造結果を、次のロットの製造時にフィードバックすることで、先細り形状の開始位置を簡単に修正することができる。
なお、装置11で多孔質ガラス母材5を形成する際、先細り形状にする所定長さ分Lmは、有効部Lxの1〜25%の範囲で設定される。
また、前記所定長さ分Lmにおいて、堆積させるガラス微粒子の嵩密度の低減により減少する堆積量は、基準の外径Dの部分における堆積量の1〜10%に設定される。
なお、装置11において、多孔質ガラス母材5の有効部Lxの下端の先細り形状は、次のようにしても形成することができる。
例えば、コア部分2の外周にガラス微粒子を堆積させる工程において、位置検出装置31により規制するクラッド部分3の基準外径位置を、コア部分2の引き上げに応じて徐々に内側に移動させることにより、前記クラッド部分3の先細り形状が形成されるようにしても良い。
また、コア部分2の外周にガラス微粒子を体積させる工程において、クラッド部分3としてガラス微粒子を吹き付けて堆積させるバーナ21におけるガラス微粒子の原料流量を徐々に低減させることにより、クラッド部分3の先細り形状が形成されるようにしても良い。
更に、上記実施の形態では、装置11による多孔質ガラス母材5の製造時に先細り形状を形成することとしたが、装置11では有効部Lxの全長に渡って外径が一定の多孔質ガラス母材を形成し、その後、機械的な研磨処理によりクラッド部分3の先細り形状を得るようにしても良い。
なお、本発明において、多孔質ガラス母材5を製造する方法は、上記実施の形態に示したVAD法に限るものではなく、OVD法を採用することもできる。
本発明に係るガラス母材の製造方法において、多孔質ガラス母材を形成する装置の一実施の形態の概略構成図である。 図1に示した装置で形成した本発明に係る多孔質ガラス母材を透明ガラス化する工程の説明図である。 図2に示した透明ガラス化する工程を経て形成されたガラス母材の縦断面図である。 図1に示した装置で形成した従来の多孔質ガラス母材を透明ガラス化する工程の説明図である。 図4に示した形状の多孔質ガラス母材から形成されるガラス母材の縦断面図である。
符号の説明
2 コア部分
2A コア部分
3 クラッド部分
3A クラッド部分
5 多孔質ガラス母材
5A 多孔質ガラス母材
6 下端
7 非有効部
11 装置
12 反応容器
15 把持具
16 回転引き上げ装置
21 バーナ
22 ガス供給装置
23 ガス管
31 位置検出装置
32 制御部
D 外径
Da 外径
Lm 所定長さ分
Lx 有効部
LxA 有効部

Claims (6)

  1. バーナの火炎中に生成したガラス微粒子を、垂直に支持されたガラスロッドの外周あるいは下側に堆積させて、コア部分とその外周のクラッド部分とを有した多孔質ガラス母材を形成した後、前記多孔質ガラス母材を垂直に支持した状態のまま脱水・焼結、または焼 して透明ガラス化して、透明化されたガラス母材を得るガラス母材の製造方法において、
    前記多孔質ガラス母材の有効部の下端から前記有効部の長さに対し1%以上25%以下の範囲内で設定された長さ分のクラッド部分は、予め、下方に向かって徐々にガラス微粒子の堆積量を前記有効部の他の部位に対して1%以上10%以下の範囲内で減少させて、下方に向かって徐々に外径が小さく先細り形状に形成しておくことを特徴とするガラス母材の製造方法。
  2. 前ロットで製造されたガラス母材のクラッド部分の外径が許容値以上に大きいとき、次ロットではそれが解消されるように、前記クラッド部分の先細り形状の開始位置が、前ロットの時の開始位置よりも上方に修正されることを特徴とする請求項1に記載のガラス母材の製造方法。
  3. 前記ガラスロッドの外周あるいは下側にガラス微粒子を堆積させる工程において、前記先細り形状の部位では、前記有効部の他の部位に対してガラス微粒子を堆積させる際の嵩密度を下げることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス母材の製造方法。
  4. 前記ガラスロッドの外周あるいは下側にガラス微粒子を堆積させる工程において、クラッド部分の基準外径位置を、ガラスロッドの引き上げに応じて徐々に内側に移動させることにより、前記クラッド部分の先細り形状を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス母材の製造方法。
  5. 前記ガラスロッドの外周あるいは下側にガラス微粒子を堆積させる工程において、クラッド部分としてガラス微粒子を吹き付けて堆積させるバーナにおける前記ガラス微粒子の原料流量を徐々に低減させることにより、前記クラッド部分の先細り形状が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス母材の製造方法。
  6. 前記多孔質ガラス母材のクラッド部分の先細り形状を、機械的な研磨処理により得ることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス母材の製造方法。
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