JP2009040662A5 - - Google Patents

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一般に、コアとクラッドよりなる光ファイバは、光ファイバ用のガラス母材を線引きして製造される。
光ファイバ用ガラス母材は、VAD法やOVD法などにより、バーナの火炎中に生成したガラス微粒子を石英等からなるガラスロッドの外周あるいは下側に堆積させて図4に示すようにコア部分51とその外周のクラッド部分52とを有した多孔質ガラス母材53を形成し、その後、この多孔質ガラス母材53を脱水焼結炉内のヒータ55にて加熱して脱水・焼結、または焼結して透明ガラス化することにより製造される。
ところで、一般に、多孔質ガラス母材の透明ガラス化は、図4に示したように多孔質ガラス母材53の上端を固定して垂直に支持した状態のまま脱水焼結炉内にて脱水・焼結 または焼結することで行われている。
この多孔質ガラス母材53の焼結時には、多孔質ガラス母材53の上端が固定のため、多孔質ガラス母材53の下端側が上方へ収縮していくが、下端側ほど自重による負荷が小さくなるため、下端側では収縮に伴う外径の変化量が小さくなり、下端側の外径が相対的に大きくなる。
(1)上記した課題を解決するために、本発明によるガラス母材の製造方法は、バーナの火炎中に生成したガラス微粒子を、垂直に支持されたガラスロッドの外周あるいは下側に堆積させて、コア部分とその外周のクラッド部分とを有した多孔質ガラス母材を形成した後、前記多孔質ガラス母材を垂直に支持した状態のまま脱水・焼結、または焼結して透明ガラス化して、透明化されたガラス母材を得るガラス母材の製造方法において、
前記多孔質ガラス母材の有効部の下端から前記有効部の長さに対し1%以上25%以下の範囲内で設定された長さ分のクラッド部分は、予め、下方に向かって徐々にガラス微粒子の堆積量を前記有効部の他の部位に対して1%以上10%以下の範囲内で減少させて、下方に向かって徐々に外径が小さく先細り形状に形成しておくことを特徴とする。
本発明によるガラス母材の製造方法によれば、透明ガラス化のために多孔質ガラス母材が脱水・焼結、または焼結される時には、多孔質ガラス母材の上端が固定のため、多孔質ガラス母材の下端側が上方へ収縮していくが、下端側ほど自重による負荷が小さくなるため、下端側では収縮に伴う外径の変化量が小さくなり、下端側の外径が相対的に大きくなる。
しかし、透明ガラス化する多孔質ガラス母材は、有効部の下端から所定長さ分のクラッド部分を、予め、下方に向かって徐々に外径が縮径する先細り形状に形成しているため、外径が増大しても、下端側における外径が許容範囲を超えて太くなることを防止できる。
即ち、本発明によるガラス母材の製造方法によれば、透明ガラス化したガラス母材の外径の変動を抑えて、コア部分とクラッド部分の外径比の軸方向での変動の低減により、軸方向における屈折率分布の変動を極力低減することができる。
装置11で形成した多孔質ガラス母材5は、図2に示すように、垂直に支持した状態のまま脱水焼結炉内のヒータ8により下端側から順に加熱して、脱水・焼結、または焼結して透明ガラス化して、透明化されたガラス母材を得る。
図2に示したように、透明ガラス化のために多孔質ガラス母材5が脱水・焼結、または 焼結される時には、多孔質ガラス母材5の上端が固定のため、多孔質ガラス母材5の下端側が上方へ収縮していくが、下端側ほど自重による負荷が小さくなるため、下端側では収縮に伴う外径の変化量が小さくなり、下端側の外径が相対的に大きくなる。
しかし、本実施の形態において透明ガラス化する多孔質ガラス母材5は、有効部Lxの下端6から所定長さ分Lmのクラッド部分3を、予め、下方に向かって徐々に外径が縮径する先細り形状に形成しているため、外径が増大しても、下端側における外径が許容範囲を超えて太くなることを防止できる。
即ち、本実施の形態におけるガラス母材の製造方法によれば、図3に示すように、透明ガラス化したガラス母材5Aの有効部LxAにおける外径Daの変動を抑えて、コア部分2Aとクラッド部分3Aの外径比の軸方向での変動の低減により、軸方向における屈折率分布の変動を極力低減することができる。

Claims (1)

  1. バーナの火炎中に生成したガラス微粒子を、垂直に支持されたガラスロッドの外周あるいは下側に堆積させて、コア部分とその外周のクラッド部分とを有した多孔質ガラス母材を形成した後、前記多孔質ガラス母材を垂直に支持した状態のまま脱水・焼結、または焼 して透明ガラス化して、透明化されたガラス母材を得るガラス母材の製造方法において、
    前記多孔質ガラス母材の有効部の下端から前記有効部の長さに対し1%以上25%以下の範囲内で設定された長さ分のクラッド部分は、予め、下方に向かって徐々にガラス微粒子の堆積量を前記有効部の他の部位に対して1%以上10%以下の範囲内で減少させて、下方に向かって徐々に外径が小さく先細り形状に形成しておくことを特徴とするガラス母材の製造方法。
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