JP4420004B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置に係り、特に固体撮像素子から出力される映像信号を、撮像エリアの左右を2つ又はそれ以上に分割して読み出す撮像装置に関する。
近年、撮像装置はカメラ一体型VTRの一般家庭への普及を背景に、固体撮像素子を用いて得られる映像信号に信号処理を施し、パソコン等のメディアへ静止画像としてデータ転送可能な電子スチルカメラ機能を付加したカメラ一体型VTRも商品化され、広く一般に普及しつつある。また、大規模半導体集積回路(LSI)プロセスの微細化加工技術の進歩発展に伴い、固体撮像素子の総画素数も飛躍的に多画素化する傾向にある。
また、このようなカメラ一体型VTRにおいては、固体撮像素子から出力される映像信号について、固体撮像素子の撮像エリアの端に、予め黒レベル検出用の画素が垂直方向に各ライン数十画素程度配置されており、それらの画素から出力される信号について複数画素を抽出し、加算平均して得られるレベルを、無光量時の信号レベルとして、撮像エリアの信号出力から減算することにより、映像信号の黒レベルを規定するのが一般的であり、このような補正をOBクランプと呼んでいる。
ところで、前述したように、上記の固体撮像素子の多画素化につれて、1ライン当たりの画素数も増加することになるが、固体撮像素子から1ラインの映像信号を出力するための時間は、テレビジョン方式の規格によって規定されるため、必然的に固体撮像素子から信号を出力させるための信号読み出し用クロック周波数も画素数に比例して高くなるのが一般的である。
しかしながら、固体撮像素子からの信号読み出し用クロック周波数が高くなると、後段の信号処理回路も同じ周波数で処理を行う必要があり、回路設計上の制約が増大する。また、ノイズ対策及び輻射対策等をより入念に行う必要も生じる。そこで、これらの手間を回避するための手段として、固体撮像素子の撮像エリアを左右2つ又はそれ以上に多分割し、それぞれ独立に信号出力チャンネルを設けて読み出すことにより、従来必要とされる半分の周波数で、固体撮像素子から信号出力を読み出すという手法が採られるようになった。
しかし、上記のような固体撮像素子から出力される映像信号を、撮像エリアを左右2つ又はそれ以上に分割して読み出す、カメラ一体型VTRに搭載された撮像装置では、信号出力チャンネルが複数になるため、各チャンネルの出力バッファの特性にばらつきが発生し、その結果として、各チャンネル間の出力の境界面に段差が発生してしまう。また、上記の固体撮像素子における各チャンネルの出力バッファに温度変化による出力ばらつきが発生した場合、更に境界面での段差が撮像時間の増加と共に拡大してしまう。
また、撮像エリアを左右2つに分割して読み出す、カメラ一体型VTRに搭載された撮像装置では、左右のエリアからそれぞれ出力される映像信号のOBレベルが、固体撮像素子製造時の拡散ばらつき等により差が生じ、その結果、OB全体を加算平均した平均値を用いると、正確なOBクランプを行うことができず、画面の左右で黒レベルに差が発生してしまう。
また、多画素化された撮像装置では、例えば36MHzという高周波数の駆動パルスで電荷を転送するため、矩形波であるはずのパルスが鈍ると共に、転送段数が非常に多いことから、転送効率劣化が無視できず、理論上0になるはずの、各ライン間のOBレベル差が発生する。
更に、従来の撮像装置では、黒レベル検出用画素の信号レベルを加算平均したものを、全撮像エリアの基準黒レベルにしてしまうと、撮像エリアの上下でオフセットを持ってしまい、正しく黒レベル調整ができないエリアができてしまう場合がある。更に、無光量時にも各色フィルタからの微小な変調成分が出力されるため、各色信号を全加算して求めた基準黒レベルとのオフセットが生じてしまう。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、固体撮像素子の撮像エリアを左右に2分割又はそれ以上に多分割して読み出し映像信号を外部へ出力する際に、OBクランプの精度改善を図り得る撮像装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、固体撮像素子の撮像エリアを左右に2分割又はそれ以上に多分割して読み出す際のOBクランプを、画面の左右で補正差がでないように確実に行う撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、第1の発明の撮像装置は、撮像エリアが水平方向に複数に分割されると共に、撮像エリアの左右両端にそれぞれ第1及び第2のOBエリアが設けられた固体撮像素子と、固体撮像素子の複数の分割撮像エリアから各々出力された撮像信号から、第1及び第2のOBエリアから各々出力された光学的な黒レベルを示す第1及び第2のOB信号のうち、いずれかのOB信号を減算することにより、撮像信号のOBクランプを行うOBクランプ処理部とを備えた撮像装置であって、OBクランプ処理部を、第1のOBエリアについて、各ライン毎の第1のOB補正レベルを算出する第1のOB補正レベル算出手段と、第2のOBエリアについて、各ライン毎の第2のOB補正レベルを算出する第2のOB補正レベル算出手段と、第1のOB補正レベル算出手段からの全ラインの第1のOB補正レベルを格納し、複数の分割撮像エリアのうち第1のOBエリアに近い方の分割撮像エリアの各ラインの撮像信号に対して、格納している第1のOB補正レベルを出力して減算する第1の補正手段と、第2のOB補正レベル算出手段からの全ラインの第2のOB補正レベルを格納し、複数の分割撮像エリアのうち第2のOBエリアに近い方の分割撮像エリアの各ラインの撮像信号に対して、格納している第2のOB補正レベルを出力して減算する第2の補正手段とを有する構成としたものである。
この発明では、多画素の固体撮像素子のようにOBエリアの電荷転送段数の違い(OBエリアの上部にある画素では転送段数が多く、OBエリアの下部にある画素では転送段数が少ない)によるOB信号レベルの差が顕著に現れる場合でも、撮像エリアの左右にある第1及び第2のOBエリアのそれぞれについて、各ライン毎の第1及び第2のOB補正レベルを算出して、対応するラインの撮像信号と減算するようにしたため、正しいOBクランプ処理ができる。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明の撮像装置は、第1の発明の第1のOBレベル算出手段を、第1のOBエリア内に垂直方向及び水平方向共に複数の画素からなる第1のブロックを複数設け、複数の第1のブロック内のOB信号レベルの平均値をブロック別に算出し、それら複数の平均値を基に画面の垂直方向に補正の傾きを持たせて、各ライン毎の第1のOB補正レベルを算出する手段であり、第2のOBレベル算出手段は、第2のOBエリア内に垂直方向及び水平方向共に複数の画素からなる第2のブロックを複数設け、複数の第2のブロック内のOB信号レベルの平均値をブロック別に算出し、それら複数の平均値を基に画面の垂直方向に補正の傾きを持たせて、各ライン毎の第2のOB補正レベルを算出する手段としたことを特徴とする。
この発明では、第1のOBエリア及び第2のOBエリアのそれぞれに複数のブロックを設けて、各ブロック毎にOB信号レベルの平均値を算出し、それらの平均値に基づき各ブロック間の複数ラインのOB信号レベルの画面垂直方向に補正の傾きを持たせたOB補正レベルを求めて、撮像信号と減算するようにしたため、正しいOBクランプ処理ができる。
また、第3の発明の撮像装置は、上記の複数の第1のブロックの第1のOBエリア内の位置と、複数の第2のブロックの第2のOBエリア内の位置を、外部から任意に移動させる手段を更に有することを特徴とする。これにより、ノイズや固体撮像素子上の画素欠陥等による影響が最も少ない部分に上記のブロックを移動させることができる。
この発明では、複数の第1のブロックの第1のOBエリア内の位置と、複数の第2のブロックの第2のOBエリア内の位置を、外部から任意に移動させる手段を有することにより、ノイズや固体撮像素子上の画素欠陥等による影響が最も少ない部分に上記のブロックを移動させるようにしたため、より高精度のOBクランプ処理ができる。
本発明によれば、多画素の固体撮像素子のようにOBエリアの電荷転送段数の違い(OBエリアの上部にある画素では転送段数が多く、OBエリアの下部にある画素では転送段数が少ない)によるOB信号レベルの差が顕著に現れる場合でも、撮像エリアの左右にある第1及び第2のOBエリアのそれぞれについて、各ライン毎の第1及び第2のOB補正レベルを算出して、対応するラインの撮像信号と減算することにより、正しいOBクランプ処理ができるため、撮像エリアの上下及び左右で基準黒レベルとのオフセットを生じることなく、画面全体にわたって正しい黒レベル及び無彩色の再現ができ、その結果、黒レベル変動による映像のシェーディングや低照度の不自然な色付きを抑圧することができる。
また、本発明によれば、複数の第1のブロックの第1のOBエリア内の位置と、複数の第2のブロックの第2のOBエリア内の位置を、外部から任意に移動させる手段を有することにより、ノイズや固体撮像素子上の画素欠陥等による影響が最も少ない部分に上記のブロックを移動させるようにしたため、より高精度のOBクランプ処理ができる。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明の参考例になる撮像装置の実施の形態のブロック図を示す。この実施の形態はカメラ一体型VTRに適用された撮像装置で、光学レンズ部1により集光された被写体からの入射光は、固体撮像素子2に照射されて光電変換される。
図2は固体撮像素子2の一実施の形態の構成図を示す。同図に示すように、固体撮像素子2は、その撮像面が、水平方向に2分割された撮像エリア21A及び21Bと、撮像エリア21A、21Bの端に各々設けられた光学的黒レベル検出エリアであるOBエリア22Aと22Bとを有する構成とされ、更に撮像エリア21A及びOBエリア22Aの各画素からの電荷が垂直転送路(図示せず)を垂直転送されて蓄積され、それを水平転送する水平CCD24Aと、撮像エリア21B及びOBエリア22Bの各画素からの電荷が垂直転送路(図示せず)を垂直転送されて蓄積され、それを水平転送する水平CCD24Bと、水平CCD24A、24Bから出力された映像信号を増幅する出力アンプ25A、25Bとから構成されている。出力アンプ25A及び25Bからは独立に、左右の撮像エリア21A及び21Bで撮像された映像信号が1ライン毎に出力される。
かかる固体撮像素子2を用いることにより、本実施の形態は、従来必要とされる固体撮像素子の駆動周波数の1/2倍の周波数でシステムを構成することができ、その結果、従来とほぼ同一のシステムを流用して高画質な映像を記録媒体に記録することができる。
固体撮像素子2の出力アンプ25A及び25Bから、図1の固体撮像素子駆動部12からの駆動信号に基づき、並列に出力された左右2チャンネルの映像信号は、図1のアナログ信号処理部3に供給され、ここでそれぞれ相関二重サンプリング、自動利得制御(AGC)等を行われた後、A/D変換部4に供給されてディジタル化される。ディジタル化された2チャンネルの映像信号は、OBクランプ処理部5で制御部11からの制御信号に基づき、OBクランプ処理及び後述の固体撮像素子2の左右の出力アンプのゲイン差調整を施された後、画素密度変換部6で画素密度変換(単位時間内の画素間引きなど)されることにより、1チャンネルの映像信号に変換される。
画素密度変換部6から出力された1チャンネルの映像信号は、ディジタル信号処理部7に供給されて各種の信号処理が施され、更に所定の標準方式テレビジョン信号データに変換された後、D/A変換部8に供給されてアナログ信号のテレビジョン信号に変換されて外部画像表示部9により画像表示される。また、これと同時に、ディジタル信号処理部7から記録再生に適した信号形態とされた映像信号が取り出され、VTR記録部10に供給されて回転ヘッドにより磁気テープに記録される。
次に、本参考例に係るOBクランプ処理部5での、固体撮像素子2の左右の出力アンプの出力ゲイン差の調整動作について、詳細に説明する。図2に示した出力アンプ25A及び25Bは、同一の固定増幅率となるように設計されているが、実際には、その製造時ばらつきにより、ゲイン差が発生してしまい、その結果、左右の映像信号の境界面で段差が生じてしまう。
そこで、OBクランプ処理部5は、例えば図3に示すようなブロック構成とされる。図2に示した撮像エリア21Aで撮像された映像信号は、A/D変換部4でディジタル化されて図3のOBクランプ回路31Aに供給され、ここでOBエリア22Aからの信号について複数画素を抽出し、加算平均して得られるレベルを、無光量時の信号レベルとして、撮像エリア21Aで撮像された映像信号から減算する公知のクランプ処理される。また、撮像エリア21Aで撮像された映像信号は、境界面積算部32Aに供給される。
一方、これと同時に、図2に示した撮像エリア21Bで撮像された映像信号は、A/D変換部4でディジタル化されて図3のOBクランプ回路31Bに供給され、ここでOBエリア22Bからの信号に基づいてOBクランプ回路31Aと同様の公知のクランプ処理されると共に、境界面積算部32Bに供給される。
境界面積算部32A及び32Bは、OBクランプ前の入力映像信号を、撮像エリア21A及び21Bの各境界近傍画素を数画素、例えば8画素抽出して、それぞれについて加算平均をとる。図3の変化量演算部33Aは、境界面積算部32Aの出力信号のうち、図2に231、233、235及び237で示す撮像エリア21Aの撮像エリア21Bに接した、4つの監視エリアの各々の各画素の信号を別々に積算する。また、これと同時に、図3の変化量演算部33Bは、境界面積算部32Bの出力信号のうち、図2に232、234、236及び238で示す撮像エリア21Bの撮像エリア21Aに接した、4つの監視エリアの各々の各画素の信号を別々に積算する。上記の監視エリア231は監視エリア232に、監視エリア233は監視エリア234に、監視エリア235は監視エリア236に、そして監視エリア237は監視エリア238にそれぞれ隣接している。
ここで、上記の監視エリア231、233、235及び237と、監視エリア232、234、236及び238のそれぞれは、例えば、図4に示すような8画素×64ライン分のエリアである。この監視エリア内の画素は、奇数ラインでは、シアン(Cy)の色フィルタを持つ1画素と、イエロー(Ye)の色フィルタを持つ1画素からの出力が交互に4画素ずつ全部で8画素出現し、偶数ラインでは、マゼンタ(Mg)の色フィルタを持つ1画素と、グリーン(G)の色フィルタを持つ1画素からの出力が交互に4画素ずつ全部で8画素出現し、各色フィルタ128画素の全部で512画素からなる。
なお、上記の監視エリア231、233、235及び237と、監視エリア232、234、236及び238のそれぞれの撮像エリア21A、21B上の位置は、図1における制御部11からの制御によって、任意の位置に移動することができる。
ここで、図3の変化量演算部33Aは、境界面積算部32Aの出力信号のうち、4つの監視エリア231、233、235及び237のそれぞれについて各画素の信号を別々に積算するのであるが、各監視エリア内の512画素のデータを一括で積算するのではなく、上記の4つの色フィルタを持つ色毎の128画素毎に積算を別々に行う。すなわち、変化量演算部33Aは、監視エリア231のシアンの色フィルタを持つ128画素の積算値C1、イエローの色フィルタを持つ128画素の積算値Y1、マゼンタの色フィルタを持つ128画素の積算値M1及びグリーンの色フィルタを持つ128画素の積算値G1とを第1の積算部で積算する。
同様に、変化量演算部33Aは、監視エリア232のシアンの色フィルタを持つ128画素の積算値C2、イエローの色フィルタを持つ128画素の積算値Y2、マゼンタの色フィルタを持つ128画素の積算値M2及びグリーンの色フィルタを持つ128画素の積算値G2とを第2の積算部で積算し、監視エリア233のシアンの色フィルタを持つ128画素の積算値C3、イエローの色フィルタを持つ128画素の積算値Y3、マゼンタの色フィルタを持つ128画素の積算値M3及びグリーンの色フィルタを持つ128画素の積算値G3とを第3の積算部で積算し、監視エリア234のシアンの色フィルタを持つ128画素の積算値C4、イエローの色フィルタを持つ128画素の積算値Y4、マゼンタの色フィルタを持つ128画素の積算値M4及びグリーンの色フィルタを持つ128画素の積算値G4とを第4の積算部で積算する。
同様に、図3の変化量演算部33Bも、境界面積算部32Bの出力信号のうち、4つの監視エリア232、234、236及び238内の各々の512画素のデータを一括で積算するのではなく、上記の4つの色フィルタを持つ色毎の128画素毎に積算を別々に行う。これにより、色フィルタ毎の変調度の違いによる誤差を吸収し、より正確な段差検出を行うことができる。
変化量演算部33A内の補間演算部331Aは、このようにして得られた4つの監視エリア231、233、235及び237の各色フィルタを持つ画素毎の積算値(C1、Y1、M1、G1)、(C2、Y2、M2、G2)、(C3、Y3、M3、G3)及び(C4、Y4、M4、G4)のうち、まず、同じシアンの色フィルタを持つ画素の積算値同士の値(C1、C2、C3、C4)から、図5に示すような各ラインでの補正値を算出する。同様にして、変化量演算部33A内の補間演算部331Aは、イエローの色フィルタを持つ画素の積算値同士の値(Y1、Y2、Y3、Y4)から、マゼンタの色フィルタを持つ画素の積算値同士の値(M1、M2、M3、M4)から、グリーンの色フィルタを持つ画素の積算値同士の値(G1、G2、G3、G4)からそれぞれ図5に示すような各ラインでの補正値を算出する。
変化量演算部33B内の補間演算部331Bも、上記の補間演算部331Aと同様に、4つの監視エリア232、234、236及び238の各色フィルタを持つ画素毎の積算値のうち、同じ色フィルタを持つ画素の積算値同士の値から各ラインでの補正値を算出する。これを毎画面繰り返すことで、信号レベルがある一定のレベルに収束し、各画面での瞬間的な信号変化による影響を排除し、ノイズによる誤差の影響を低下させ、より高精度な段差検出を行うことができる。
図3に示すレベル比較部34は、変化量演算部33A及び33Bの出力補正値のうち、8つの監視エリア231〜238のうち隣り合った2つの監視エリアにおいて同一ラインの同一色フィルタの補正値同士でレベル比較を行い、差分を取って段差値を得た後、線形補間によってレベル補正値を得る。
すなわち、隣り合った2つの監視エリアにおいて同一ラインの同一色フィルタの補正値同士の差分である段差値(信号レベル差)は、図5にI〜IVで示すようになり、レベル比較部34は、これら4つの段差値から、線形補間により各ラインの段差値を求めて予め用意したライン数分のレベル比較部34内のバッファに格納しておき、各ラインに対応した値をもって、各ラインにおけるレベルの比に対応したレベル補正値を得る。
例えば、同じラインにおける変化量演算部33Aの出力がa、変化量演算部33Bの出力がbであった場合、レベル比較部34はレベル比が(a/b)であるので、図3の乗算器35Aに対してはレベル補正値(b/a)を出力してOBクランプ回路31Aの出力信号に乗算させると共に、乗算器35Bに対してはレベル補正値1を出力してOBクランプ回路31Bの出力信号に乗算させる。
これにより、出力アンプ25A、25Bの製造時ばらつきによるゲイン差に起因した出力ばらつきを持つ撮像装置においても、図1に示すOBクランプ処理部5からは、分割された撮像エリア21A及び21Bで段差がでないようにOBクランプ処理された映像信号を取り出すことができる。この結果、システムを破綻させることなく、固体撮像素子を備えた撮像装置の歩留まりを向上させ、コスト削減を図ることができる。
次に、図2に示した固体撮像素子を有する撮像装置のOBクランプ処理部5の他の実施の形態について説明する。図6は上記の撮像装置のOBクランプ処理部5の他の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図3に示したOBクランプ処理部5では、左右の信号レベルを得るための信号を、OBクランプ回路31A、31Bの入力前の映像信号をサンプリングして求めていたが、図6に示すOBクランプ処理部5では、OBクランプ回路31A、31BによるOBクランプ処理及び乗算器35A、35Bによるレベル補正を行った後の信号をサンプリングする点に特徴がある。
図6において、乗算器35Aから取り出された、撮像エリア21Aのレベル補正後の映像信号は、境界面積算部36Aに供給されて図3の境界面積算部32Aと同様の積算処理された後変化量演算部37Aに供給される。一方、乗算器35Bから取り出された、撮像エリア21Bのレベル補正後の映像信号は、境界面積算部36Bに供給されて図3の境界面積算部32Bと同様の積算処理された後変化量演算部37Bに供給される。変化量演算部37A、37Bは、それぞれ図3の変化量演算部33A、33Bと同様の変化量演算を行ってレベル補正値を生成し、乗算器35A、35Bに供給する。
この実施の形態では、左右の撮像エリア21A及び21Bの映像信号のレベル差の補正をフィードバック構成にする事で、固体撮像素子2の出力アンプ25Aと25Bのゲイン差を常に0となるようなレベル制御を行い、自己管理型のシステムを構築することができる。
また、更に、図1のディジタル信号処理部7の出力信号及び水平・垂直同期信号から、左右の撮像エリア21A及び21Bの境界位置を検出して、最終的に信号レベルの差による段差が発生していないかを監視することにより、更に検出精度を高めることもできる。
なお、上記の図3及び図6に示すOBクランプ処理部5の各実施の形態は、レベル差検出のための、検出用信号のサンプリング位置の違いによるものであるが、これらのサンプリング位置のうち、1つ又は複数のサンプリング位置からの検出情報を組み合わせてシステムを構築することも可能である。
次に、本発明になる撮像装置を実施例を用いて説明する。図7は本実施例に適用される撮像装置のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。この実施例はカメラ一体型VTRに適用された撮像装置で、光学レンズ部1により集光された被写体からの入射光は、固体撮像素子14に照射されて光電変換される。
図8は図7中の固体撮像素子14の一例の構成図を示す。同図に示すように、固体撮像素子14は、その撮像面が、水平方向に2分割された撮像エリア41A及び41Bと、撮像エリア41A、41Bの端に各々設けられた光学的黒レベル検出エリアであるOBエリア42Aと42Bとを有する構成とされ、更に撮像エリア41A及びOBエリア42Aの各画素からの電荷が垂直転送路(図示せず)を垂直転送されて蓄積され、それを水平転送する水平CCD44Aと、撮像エリア41B及びOBエリア42Bの各画素からの電荷が垂直転送路(図示せず)を垂直転送されて蓄積され、それを水平転送する水平CCD44Bと、図示しない出力アンプから構成されている。水平CCD44A及び44Bからは独立に、左右の撮像エリア41A及び41Bで撮像された映像信号が1ライン毎に出力される。
かかる固体撮像素子14を用いることにより、本実施例は、従来必要とされる固体撮像素子の駆動周波数の1/2倍の周波数でシステムを構成することができ、その結果、従来とほぼ同一のシステムを流用して高画質な映像を記録媒体に記録することができる。
固体撮像素子14から、図7の固体撮像素子駆動部12からの駆動信号に基づき、並列に出力された左右2チャンネルの映像信号は、図7のアナログ信号処理部3、A/D変換部4を経由してOBクランプ処理部15に供給され、ここで制御部11からの制御信号に基づき、OBクランプ処理及び後述のOBの信号レベル差調整を施される。OBクランプ処理部15以降の信号処理は、図1に示した撮像装置の信号処理と同一である。
次に、本実施例に係るOBクランプ処理部15での動作について、図面と共に詳細に説明する。前述したように、本実施例で使用される固体撮像素子14は、図8に示したように左右対称な構成となっており、撮像エリア41A及びOBエリア42Aから読み出された映像信号は、1ライン毎に水平CCD44A及び図示しない出力アンプを経て外部へ出力され、またこれと並行して、撮像エリア41B及びOBエリア42Bから読み出された映像信号は、1ライン毎に水平CCD44B及び図示しない出力アンプを経て外部へ出力される。
ここで、左右のOBエリア42A及び42Bにおける画素は、フォトダイオード、色フィルタ、オンチップレンズ及び垂直CCD(垂直転送路)を持ち、中央部の撮像エリア41A及び41Bと同一の構造であるが、撮像エリア41A及び41Bとは異なり、OBエリア42A及び42Bの画素は遮光されており、外部からの入射光はOBエリア42A及び42Bのフォトダイオードまでには到達しない。従って、OBエリア42A及び42Bから出力される信号は、常に光学的な黒レベル(OBレベル)の信号を出力する。
このOBエリア42A及び42Bから出力されるOBレベルの信号も各ライン毎に、図8の水平CCD44A、44B及び図示しない出力アンプを経て外部へ出力されるが、一方、後段の図7のOBクランプ処理部15では、入力された各OBエリア42A及び42Bから出力されるOBレベルデータのうち、各々任意の4ブロック(図8に示すように、OBエリア42Aではブロック43A1〜43A4、OBエリア42Bではブロック43B1〜43B4)のOBレベルデータについて、各ブロック毎に独立して加算する。
上記のブロック43A1〜43A4とブロック43B1〜43B4のそれぞれは、例えば、図9に示すような水平方向16画素、垂直方向64画素の計1024画素のエリアである。1つのブロック内では、奇数ラインでは、シアン(Cy)の色フィルタを持つ1画素と、イエロー(Ye)の色フィルタを持つ1画素からの出力が交互に8画素ずつ全部で16画素出現し、偶数ラインでは、マゼンタ(Mg)の色フィルタを持つ1画素と、グリーン(G)の色フィルタを持つ1画素からの出力が交互に8画素ずつ全部で16画素出現し、各色フィルタ256画素の全部で1024画素からなる。
OBクランプ処理部15は、上記のブロック43A1〜43A4と、ブロック43B1〜43B4の各々からのOBレベルデータを独立して加算して得られた値の平均値から、各ラインのレベルを算出し、これを左右の各撮像エリア41A、41Bから出力される値からそれぞれ減ずることにより、OBクランプを実現する。
なお、上記のブロック43A1〜43A4とブロック43B1〜43B4のそれぞれのOBエリア42A、42B上の位置は、図7における制御部11からの制御によって、任意の位置に移動することができ、ノイズや固体撮像素子上の画素欠陥等による影響が最も少ない部分を積算することが可能である。
次に、上記のOBクランプ処理部15の構成及び動作について更に詳細に説明する。図10は上記のOBクランプ処理部15の一実施の形態の要部のブロック図を示す。図10はOBクランプ処理部15の左右撮像エリアのうち一方の撮像エリア用のOBクランプ処理部を代表して示しており、実際には図10に示す回路構成が並列に2つ設けられる。
図7に示したA/D変換部4でディジタル化された2チャンネルの映像信号がOBクランプ処理部15に供給されるが、そのうちの1チャンネルの映像信号(ここでは撮像エリア41A及びOBエリア42Aからの映像信号とする)が、図10に示すOB BLK積算部51と減算器54にそれぞれ供給される。OB BLK積算部51は、撮像エリア41A及びOBエリア42Aからのディジタル映像信号を入力信号として受け、内部のOB位置ゲート511により、図7に示した制御部11からの4つのブロック43A1〜43A4の位置情報に基づいて、水平同期信号及び垂直同期信号を用いて、4つのブロック43A1〜43A4のOBレベルデータをゲート出力して図10の加算器512に供給し、加算器512の出力と加算することで積算する。
OB BLK積算部51で得られた4つのブロック43A1〜43A4の各ブロック毎のOBレベルデータの積算値は、変化量演算部52内の平均化部521に供給されて互いに独立に平均化された後、変化量演算部52内の演算部522で各ライン毎のOB補正レベルが求められる。すなわち、演算部522は、平均化部521から入力される平均値が、ラインLaからラインLbまでのブロック43A1ではAV1、ラインLcからラインLdまでのブロック43A2ではAV2、ラインLeからラインLfまでのブロック43A3ではAV3、ラインgからラインLhまでのブロック43A4ではAV4とすると、以下の演算を行う。
ブロック43A1での垂直方向の中心位置は(La+Lb)/2、ブロック43A2での垂直方向の中心位置は(Lc+Ld)/2、ブロック43A3での垂直方向の中心位置は(Le+Lf)/2、ブロック43A4での垂直方向の中心位置は(Lg+Lh)/2であるので、ブロック43A1の中心画素とブロック43A2の中心画素との距離D(A12)は、
D(A12)={(Lc+Ld)/2}−{(La+Lb)/2}
となり、そのときのOBレベルの変化量X(A12)は、
X(A12)=AV2−AV1
である。
従って、ブロック43A1とブロック43A2間の各ラインでのOB補正レベルOBA12(n)は、ブロック43A1の中心画素からブロック43A2の中心画素へ向かってのライン数をnとすると、次式で与えられる。
OBA12(n)=n・X(A12)/D(A12)+AV1
同様にして、ブロック43A2とブロック43A3間の各ラインでのOB補正レベルと、ブロック43A3とブロック43A4間の各ラインでのOB補正レベルも求められる。
また、固体撮像素子14の垂直方向のライン数を480とすると、1ライン目からブロック43A1の中心ラインまでのOB補正レベルOBA01(n)と、ブロック43A4の中心ラインから480ライン目までのOB補正レベルOBA45(n)は、それぞれブロック43A1と43A2間の傾き、ブロック43A3と43A4間の傾きを流用して次式で算出される。
OBA01(n)=AV1−(La−n)・X(A12)/D(A12)
OBA45(n)=n・X(A34)/D(A34)+AV4
図11は、このようにして変化量演算部52において得られた各ラインのOB補正レベルを示す。この各ラインのOB補正レベルは、補正値格納部53内の480個並列に設けられたレジスタ531のうち、対応するラインに割り当てられたレジスタにそれぞれ一旦格納される。その後、映像信号補正時に、水平同期信号及び垂直同期信号から入力映像信号のライン数を検出し、その検出ラインに対応したラインのOB補正レベルを、対応するレジスタ531から補正値格納部53内のスイッチ回路532により選択して減算器54に供給し、入力映像信号と減算することにより、OBクランプを実現する。
このように、ライン毎にOBレベルの変化を検出し、OB補正レベルを変化させることにより、より精度の高いOBクランプを行うことができ、多画素の固体撮像素子14であっても、安定して正しい黒レベル及び無彩色の再現ができる。その結果、黒レベル変動による映像のシェーディングや低照度時の不自然な色付きを抑圧することができる。
なお、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、例えば、図1及び図3に示した参考例の実施の形態においては、左右の出力アンプ25A、25Bの製造時ばらつきによるゲイン差検出のためのサンプリング信号として、左右それぞれ任意の4つの監視エリアの映像信号を抽出し、積算を行い、そこから得られる値を用いて各ラインにおけるゲイン差を演算によって算出し、補正を行っているが、これに代わり、各ライン毎に全てのレベル値を計算し、それぞれのラインにおける補正レベルを個別に算出し、得られた補正レベルを、図1及び図3に示した実施の形態と同様に、制御部11内に設けた補正値格納部に各ライン毎に用意されたバッファへ一時的に格納して映像信号の補正を行うようにしてもよい。
この場合は、例えば、各ライン毎に左右それぞれ16画素分の映像信号を抽出し、これらの加算平均をとることで、そのラインでのレベル差とする。また、各ラインにおいて、異なる2種類の色フィルタを持つ画素からの出力が1クロック毎に出力されるので、各色フィルタ毎に8画素ずつの積算を行い、それぞれを減算することにより、より精度の高いゲイン差補正を実現することができる。
また、以上の実施例においては、撮像エリアを水平方向に2分割して信号出力の読み出しを行う固体撮像素子を用いていたが、これを水平方向に3つ以上に分割して出力する場合にも、前述の参考例と同一の方法で、それぞれの境界面での信号レベル差を補正してもよく、あるいは、左右両端の2つのOBエリア各々に複数のブロックを設けてそのOB信号を抽出し、積算を行い、そこから得られる値を用いて各ラインにおけるOB補正レベルを算出し、OBクランプ処理を行うようにしてもよい。
また、図8に示すブロック43A1〜43A4とブロック43B1〜43B4のそれぞれでOBレベルデータの積算を行う場合、図9に示したように、1つのブロック内では、奇数ラインでは、シアン(Cy)の色フィルタを持つ1画素と、イエロー(Ye)の色フィルタを持つ1画素からの出力が交互に8画素ずつ全部で16画素出現し、偶数ラインでは、マゼンタ(Mg)の色フィルタを持つ1画素と、グリーン(G)の色フィルタを持つ1画素からの出力が交互に8画素ずつ全部で16画素出現し、各色フィルタ256画素の全部で1024画素からなる。
そこで、図7及び図8に示した実施例のように上記の1ブロックから出力される1024画素のデータを一括で積算するのではなく、各色フィルタからの色毎に積算を別々に行うようにしてもよい。具体的には、図10に示したOB BLK積算部51を2つ用意し、各ライン毎の積算を行う際に、1画素ずつ交互に積算回路へ信号を入力し、色別に積算を行う。また、変化量演算部52の積算値を格納するバッファを4ブロック×4色の計16個にする。すなわち、図10における変化量演算部52及び補正値格納部53については、各色フィルタ毎に4チャンネル用意する。これにより、クロックの飛び込みやノイズ等による誤差を吸収し、より正確なOBクランプを行うことができる。
また、図7及び図8に示した実施例では、固体撮像素子14から出力されるOBエリア42A及び42Bの信号について、各々任意の4ブロックを抽出し、積算を行い、そこから得られる値を用いて各ラインにおけるOB補正レベルを算出し、OBクランプ処理を行っていたが、これに代わり、各ライン毎に全てのOB値を計算し、それぞれのラインにおけるOB補正レベルを算出し、得られたOB補正レベルを補正値格納部53と同様の補正値格納部に各ライン毎に用意されたバッファへ一時的に格納し、映像信号の補正を行うようにしてもよい。
この場合、例えば、各ライン毎に16画素分のOBエリアを抽出し、これらを積算し、平均をとることで、そのラインでの補正値とする。また、各ラインにおいて、異なる2種類の色フィルタを持つOB画素の出力が1クロック毎に出力されるので、上記の例と同様に、各色フィルタ毎に8画素ずつの積算を行い、それぞれを減算することにより、より精度の高いOBクランプを実現することができる。
本発明の参考例になる撮像装置の実施の形態のブロック図である。 図1中の固体撮像素子の一実施の形態の構成図である。 図1中のOBクランプ処理部の一例のブロック図である。 図2中の各監視エリアの一例の構成図である。 図3のOBクランプ処理部で算出した各ラインにおける信号レベル差を示す図である。 図1中のOBクランプ処理部の他の例のブロック図である。 本実施例に適用される撮像装置のブロック図である。 図7中の固体撮像素子の一実施の形態の構成図である。 図8中のOBエリア内の各ブロックの一例の構成図である。 図7中のOBクランプ処理部の要部の一例のブロック図である。 図10のOBクランプ処理部で算出した各ラインにおけるOB補正レベルを示す図である。
符号の説明
1 光学レンズ部
2、14 固体撮像素子
3 アナログ信号処理部
4 A/D変換部
5、15 OBクランプ処理部
6 画素密度変換部
7 ディジタル信号処理部
8 D/A変換部
9 外部画像表示部
10 VTR記録部
11 制御部
12 固体撮像素子駆動部
21A、21B、41A、41B 撮像エリア
22A、22B、42A、42B OBエリア
231〜238 監視エリア
24A、24B、44A、44B 水平CCD
25A、25B 出力アンプ
31A、31B OBクランプ回路
32A、32B、36A、36B 境界面積算部
33A、33B、37A、37B、52 変化量演算部
34、38 レベル比較部
35A、35B 乗算器
43A1、43A2、43A3、43A4、43B1、43B2、43B3、
43B4 OBエリア内のブロック
51 OB BLK積算部
53 補正値格納部
54 減算器

Claims (3)

  1. 撮像エリアが水平方向に複数に分割されると共に、前記撮像エリアの左右両端にそれぞれ第1及び第2のOBエリアが設けられた固体撮像素子と、前記固体撮像素子の前記複数の分割撮像エリアから各々出力された撮像信号から、前記第1及び第2のOBエリアから各々出力された光学的な黒レベルを示す第1及び第2のOB信号のうち、いずれかのOB信号を減算することにより、前記撮像信号のOBクランプを行うOBクランプ処理部とを備えた撮像装置であって、
    前記OBクランプ処理部を、
    前記第1のOBエリアについて、各ライン毎の第1のOB補正レベルを算出する第1のOB補正レベル算出手段と、
    前記第2のOBエリアについて、各ライン毎の第2のOB補正レベルを算出する第2のOB補正レベル算出手段と、
    前記第1のOB補正レベル算出手段からの全ラインの第1のOB補正レベルを格納し、前記複数の分割撮像エリアのうち前記第1のOBエリアに近い方の分割撮像エリアの各ラインの撮像信号に対して、格納している前記第1のOB補正レベルを出力して減算する第1の補正手段と、
    前記第2のOB補正レベル算出手段からの全ラインの第2のOB補正レベルを格納し、前記複数の分割撮像エリアのうち前記第2のOBエリアに近い方の分割撮像エリアの各ラインの撮像信号に対して、格納している前記第2のOB補正レベルを出力して減算する第2の補正手段と
    を有する構成としたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1のOBレベル算出手段は、前記第1のOBエリア内に垂直方向及び水平方向共に複数の画素からなる第1のブロックを複数設け、複数の前記第1のブロック内のOB信号レベルの平均値をブロック別に算出し、それら複数の平均値を基に画面の垂直方向に補正の傾きを持たせて、前記各ライン毎の第1のOB補正レベルを算出する手段であり、前記第2のOBレベル算出手段は、前記第2のOBエリア内に垂直方向及び水平方向共に複数の画素からなる第2のブロックを複数設け、複数の前記第2のブロック内のOB信号レベルの平均値をブロック別に算出し、それら複数の平均値を基に画面の垂直方向に補正の傾きを持たせて、前記各ライン毎の第2のOB補正レベルを算出する手段であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 複数の前記第1のブロックの前記第1のOBエリア内の位置と、複数の前記第2のブロックの前記第2のOBエリア内の位置を、外部から任意に移動させる手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
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