JP4419664B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、缶、ビン、パック、ペットボトル等の容器に入れた飲料等の商品を冷却、もしくは加熱して販売に供する自動販売機に関する。
図7は従来の自動販売機を示す側面視の縦断面図である。
商品収納庫1の断熱扉12(図中、左側)の下部には、製品取り出し用の商品搬出口5が設けられ、商品搬出口5に向かって傾斜したシュータ2が配置され、シュータ2が商品収納庫1の内部を上下に仕切っている。
そして、シュータ2の上方に商品3を集積するための商品ラック4が配置され、商品ラック4の下段には商品3を切り出す切り出し装置13が設置されている。
また、シュータ2の下方に、空気冷却手段としての蒸発器56と、空気加熱手段としてのヒータ7と、送風手段としての送風ファン9とを収容する熱交換室90が配置されている。
さらに、商品収納庫1の後面壁14(図中、右側)と略平行に、所定の間隔の循環ダクト11が配置されている。循環ダクト11の上部には商品ラック4の位置に到達して開口する循環ダクト吸込口15が、循環ダクト11の下方には熱交換室90に連通して開口する循環ダクト吹出口16がそれぞれ設けられている。
したがって、送風ファン9によって送られた空気は、シュータ2に設けられた通気孔(図示しない)を通過し、商品ラック4の内部を経由して循環ダクト11に吸い込まれ、再び熱交換室90に戻ってくるから、空気は商品収納庫1内を循環することになる。
シュータ2は、前方(図中、左側)に向けて漸次低くなるように傾斜し、商品ラック4から落下した商品3を商品搬出口5を経由して商品取り出し口10にまで送り出すものである。また、シュータ2には、送風ファン9が吹き出した空気(冷却または加熱された空気)をシュータ2の上方に流して、商品収納庫1の内部で循環させるための通気穴(図示しない)が設けられている。
従来の自動販売機900は以上の構成であるから、たとえば、冷却ユニット905を稼働して蒸発器56に冷熱を供給すると、循環する空気は蒸発器56において熱交換されて冷却され、冷却された空気が通気穴を経由して商品ラック4に向けて吹き出し、商品ラック4に集積した商品3を冷却する。そして、該熱交換によって暖まった空気は循環ダクト11を経由して再度蒸発器56に戻ってくる。
一方、蒸発器56への冷熱の供給を停止して、ヒータ7に通電して空気を加熱すると、加熱された空気が通気穴を経由して商品ラック4に向けて吹き出し、商品ラック4に集積した商品3を加熱する。そして、該熱交換によって冷えた空気は循環ダクト11を経由して再度ヒータ7に戻ってくる。
すなわち、商品収納庫1内の空気は、熱交換を繰り返しながら循環することになる。
図8は従来の自動販売機における冷却ユニットを示す構成図である。図8において、本自動販売機は複数の商品収納庫(図示しない、以下、説明の便宜のため商品収納庫1a、1b、1cと称する場合がある)を有し、何れの商品収納庫からも加熱手段としてのヒータを撤去して、冷却ユニットの凝縮器が放散する温熱を商品の加熱用に回収するようにしたものである。
すなわち、冷却ユニット905は、冷媒を圧縮する圧縮器51と、圧縮器51によって圧縮された高圧冷媒を凝縮する凝縮器53と、凝縮器53によって凝縮された高圧冷媒を減圧する膨張機構54(電子膨張弁、キャピラリーチューブ等)と、膨張機構54によって減圧された低温低圧冷媒を各商品収納庫に振り分ける開閉弁55a、55b、55cと、各商品収納庫にそれぞれ設置され、供給された低温低圧冷媒を蒸発させる蒸発器56a、56b、56cと、蒸発器56a、56b、56cにおいて加熱された低圧冷媒を集積するアキュムレータ58と、これ等機器を連結する冷却配管60とを具備する。
また、圧縮器51によって圧縮された高圧冷媒を直接、蒸発器56b、56cに供給するための加熱配管61b、61cと、蒸発器56b、56cにおいて熱交換された高圧冷媒を膨張機構54の上流側に戻す平熱配管62b、62cが設けられ、加熱配管61b、61cには開閉弁52b、52cが設置されている。
図9は、図8に示す冷却ユニットにおける作動の一例を示す構成図である。図9において、商品収納庫1a、1bを冷却庫、すなわち、蒸発器56a、56bに低温低圧冷媒を供給し、一方、商品収納庫1cを加熱庫、すなわち、蒸発器56cに高圧高温冷媒を供給している。なお冷媒の流れている加熱配管61cおよび平熱配管62cを実線で、冷媒の流れていない冷加熱配管61bよび平熱配管62bを破線で示す。
すなわち、冷却配管60に設置された開閉弁55c、57cが閉じ、蒸発器56cへの低温低圧冷媒の供給が停止し、かつ、加熱配管61cに設置された開閉弁52cが開き、高温高圧冷媒が蒸発器56cに供給されている。したがって、該高温高圧冷媒は蒸発器56cにおいて熱交換して凝縮され、平熱配管62cを経由して膨張機構54の上流で冷却配管60内の低温高圧冷媒に合流している。
これによって、商品収納庫の外に設置された凝縮器53から放散されていた温熱を、商品収納庫1c内に設置された蒸発器56cにおいて回収することができるから、省電力効果の高い自動販売機が提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−233941号公報(第2頁、図1)
しかしながら、特許文献1に開示された発明は、商品収納庫内の蒸発器を凝縮器として使用しているため、冷媒を循環させる配管系(以下「冷媒回路」と称す)が複雑になって、該冷媒回路に設置された開閉弁の操作が煩雑になるという問題がある。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、冷却ユニットの排熱を回収するための冷媒回路の構成を簡素にすることができる自動販売機を得ることを目的とする。
本発明に係る自動販売機は(請求項1)は、断熱材によって囲まれ一面に開口部が設けられた筐体と、商品を搬出する商品搬出口が設けられ前記開口部を開閉自在な断熱扉とを具備する商品収納庫と、
該商品収納庫内に配置され、商品を収納して順次下方に搬出する機能を有する商品ラックと、
前記商品ラックから落下した商品を前記商品搬出口に誘導するシュータと、
前記シュータの下方に設置され、空気を送る送風手段が配置された送風ダクトと、
該送風手段によって送られた空気を前記商品ラックの内部を経由して前記送風手段に戻すための循環ダクトと、
該循環ダクトと前記送風ダクトとを連結し、後記蒸発器が配置された冷却ダクトと、
該循環ダクトと前記送風ダクトとを連結し、後記第2凝縮器が配置された加熱ダクトと、
前記循環ダクトを流れる空気を前記冷却ダクトまたは加熱ダクトの一方に流入させるために風路を切り換える風路切替手段と、
冷媒を圧縮する圧縮器と、該圧縮器によって圧縮された冷媒を凝縮する第1凝縮器および第2凝縮器と、該第1凝縮器または第2凝縮器の一方または両方によって凝縮された冷媒を減圧する膨張機構と、該膨張機構によって減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記圧縮器と第1凝縮器と第2凝縮器と膨張機構と蒸発器とをそれぞれ連結して冷媒を循環させる冷媒回路と、該冷媒回路に設置され冷媒の流路を切り換える冷媒回路切替手段とを具備する冷却ユニットとを有し、
前記風路切替手段を切り換えて前記循環ダクトから冷却ダクトに空気を流入させ、かつ、前記冷媒回路切替手段を切り換えて前記蒸発器に冷媒を流入させると共に前記第2凝縮器への冷媒の流入を停止することによって商品収納庫内の空気を冷却すること、
あるいは、前記風路切替手段を切り換えて前記循環ダクトから加熱ダクトに空気を流入させ、かつ、前記冷媒回路切替手段を切り換えて前記蒸発器への冷媒の流入を停止すると共に前記第2凝縮器に冷媒を流入させることによって商品収納庫内の空気を加熱することを特徴とする。
本発明に係る自動販売機は(請求項2)は、断熱材によって囲まれ一面に開口部が設けられた筐体と、商品を搬出する商品搬出口が設けられ前記開口部を開閉自在な断熱扉とを具備する商品収納庫と、
該一方の商品収納庫および他方の商品収納庫のそれぞれに配置され、商品を収納して順次下方に搬出する機能を有する商品ラックと、
前記商品ラックから落下した商品を前記商品搬出口に誘導するシュータと、
前記シュータの下方に設置され、空気を送る送風手段が配置された送風ダクトと、
該送風手段によって送られた空気を前記商品ラックの内部を経由して前記送風手段に戻すための循環ダクトと、
該循環ダクトと前記送風ダクトとを連結し、後記蒸発器が配置された冷却ダクトと、
該循環ダクトと前記送風ダクトとを連結し、後記第2凝縮器が配置された加熱ダクトと、
前記循環ダクトを流れる空気を前記冷却ダクトまたは加熱ダクトの一方に流入させるために風路を切り換える風路切替手段と、
冷媒を圧縮する圧縮器と、該圧縮器によって圧縮された冷媒を凝縮する第1凝縮器および第2凝縮器と、該第1凝縮器または第2凝縮器の一方または両方によって凝縮された冷媒を減圧する膨張機構と、該膨張機構によって減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記圧縮器と第1凝縮器と第2凝縮器と膨張機構と蒸発器とをそれぞれ連結して冷媒を循環させる冷媒回路と、該冷媒回路に設置され冷媒の流路を切り換える冷媒回路切替手段とを具備する冷却ユニットとを有し、
前記第1凝縮器から所定の加熱温度の冷媒を第2凝縮器に供給すると共に、前記他方の商品収納庫において、前記風路切替手段を切り換えて前記循環ダクトから加熱ダクトに空気を流入させて該空気を加熱し、
さらに、前記第2凝縮器において凝縮された冷媒を前記一方の商品収納庫の蒸発器に供給すると共に、前記一方の商品収納庫において、前記風路切替手段を切り換えて前記循環ダクトから冷却ダクトに空気を流入させて該空気を冷却することを特徴とする。
本発明に係る自動販売機は(請求項3)は、前記商品収納庫が複数であって、該商品収納庫のそれぞれが前記加熱ダクトと送風ダクトとの連通部である加熱吹出口を開通または閉塞する風路閉塞手段を有し、かつ、該商品収納庫のそれぞれに設置された前記加熱ダクトが連通し、
前記商品収納庫の一方を冷却する際、該一方の商品収納庫の風路切替手段を切り換えて前記循環ダクトから冷却ダクトに空気を流入させて前記循環ダクトから加熱ダクトへの空気の流入を停止し、かつ、前記冷媒回路切替手段を切り換えて該一方の商品収納庫の前記蒸発器に冷媒を流入させると共に、前記風路閉塞手段によって前記加熱ダクトと送風ダクトとの連通部である加熱吹出口を閉塞することによって商品収納庫内の空気を冷却すること、
および、前記商品収納庫の他方を加熱する際、該他方の商品収納庫の風路切替手段を切り換えて前記循環ダクトから冷却ダクトへの空気の流入を停止して前記循環ダクトから加熱ダクトに空気を流入させ、かつ、前記冷媒回路切替手段を切り換えて該他方の商品収納庫の前記蒸発器への冷媒の流入を停止させると共に前記第2凝縮器に冷媒を流入させ、さらに、前記風路閉塞手段によって前記加熱ダクトと送風ダクトとの連通部である加熱吹出口を開通することによって商品収納庫内の空気を加熱することを特徴とする。
本発明に係る自動販売機は(請求項4)は、前記風路切替手段が、前記循環ダクトと加熱ダクトとの連通部である加熱吸込口を開閉する加熱遮風材と、該加熱遮風材に固定された駆動アームとを具備し、
前記風路閉塞手段が、前記加熱ダクトと送風ダクトとの連通部である加熱吹出口を開閉する吹出口閉塞材と、該吹出口閉塞材に固定された従動アームとを具備し、
前記駆動アームと従動アームとが連係アームによって連結されることにより、前記加熱遮風材の開閉によって、これに連係して前記吹出口閉塞材が開閉されることを特徴とする。
本発明に係る自動販売機は(請求項5)は、前記風路切替手段が、前記循環ダクトと冷却ダクトとの連通部である循環ダクト吹出口を開閉する冷却遮風材と、該冷却遮風材に固定されて下方に延設された押し開き突起と、前記循環ダクトと加熱ダクトとの連通部である加熱吸込口を開閉する加熱遮風材と、該加熱遮風材を所定方向に向かって付勢するバネとを具備し、
前記冷却遮風材が前記循環ダクト吹出口を開通した際、前記加熱遮風材は前記バネによって所定方向に向かって付勢されて前記加熱吸込口を閉塞し、
一方、前記冷却遮風材が前記循環ダクト吹出口を閉塞した際、前記加熱遮風材はこれに当接した前記押し開き突起によって押し開かれて前記加熱吸込口を開通することを特徴とする。
本発明に係る自動販売機は(請求項6)は、前記冷媒がHC冷媒またはCO2冷媒であることを特徴とする。
本発明に係る自動販売機(請求項1)は、凝縮器を第1凝縮器と第2凝縮器との複数で構成し、第1凝縮器を商品収納庫外に、第2凝縮器を商品収納庫に設けられた加熱ダクト内に設置することを特徴とするため、第2凝縮器における熱交換によって商品収納庫内の空気を加熱するから、冷却ユニットの排熱が効果的に回収されると共に、冷媒回路の構成が簡素になる。
本発明に係る自動販売機(請求項2)は、凝縮器を第1凝縮器と、該第1凝縮器に直列に連結された第2凝縮器との複数で構成し、第2凝縮器に所定温度に加熱された冷媒を供給して他方の商品収納庫の空気を加熱し、さらに、該加熱によって凝縮された冷媒を一方の商品収納庫の蒸発器に供給して一方の商品収納庫の空気を冷却するから、冷却ユニットの排熱が効果的に回収されると共に、冷媒回路の構成がさらに簡素になる。
本発明に係る自動販売機(請求項3)は、商品収納庫が複数であって、これらが共通の加熱ダクトを有し、かつ該加熱ダクトに1台の第2凝縮器が設置されるため、複数の商品収納庫のそれぞれに第2凝縮器を設置する必要がないから、第2凝縮器を1台に限定することができ、冷媒回路の構成が簡素になる。
本発明に係る自動販売機(請求項4)は、加熱ダクトの加熱吸込口を開通または閉塞する加熱遮風材と、加熱ダクトの加熱吹出口を開通または閉塞する吹出口閉塞材とが連係して動くから、加熱遮風材および吹出口閉塞材を動く傾動手段が簡素になると共に、加熱ダクトの加熱吸込口と加熱吹出口のそれぞれが同期して確実に開通または閉塞する。
本発明に係る自動販売機(請求項5)は、循環ダクト吹出口を開通または閉塞する冷却遮風材が下降した際、加熱ダクトの加熱吸込口を開通または閉塞する加熱遮風材が、冷却遮風材によって押し開かれるから、加熱遮風材を傾動する傾動手段が不要になる。
本発明に係る自動販売機(請求項6)は、冷媒がHC冷媒またはCO2冷媒であるから、冷却ユニットにおいて環境友好的な効率のよい冷凍サイクルが形成される。
以下、図面に基づいて実施形態を説明する、なお、以下の各図または背景技術(図7〜9)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
(商品収納庫)
図1および図2は本発明の自動販売機に係る実施形態の構成を模式的に示す、図1の(a)は側面視の断面図、図1の(b)は正面視の断面図、図2の(a)および(b)は一部を拡大して示す側面視の断面図である。
図1の(b)において、自動販売機100は、隔壁8ab、8bcによって商品収納庫1a、1b、1cの3室に仕切られている。そして、商品収納庫1aは冷却専用であって、商品収納庫1bおよび商品収納庫1cは冷却加熱兼用である。なお、商品収納庫1a、1b、1cに設置される部材については、それぞれ符号にa、b、cを付し、商品収納庫1a、1b、1cに共通する部材の説明においては、符号へのa、b、cの付記を省略する。
(冷却ダクト)
図1および図2において、商品収納庫1の床面19には、蒸発器56と送風ファン9とが設置されている。そして、蒸発器56は循環ダクト11の循環ダクト吹出口16に連通する冷却ダクト17内に配置され、送風ファン9は冷却ダクト17に連通する送風ダクト18内に配置されている。
すなわち、背景技術の熱交換室90(図7参照)を、上流側の冷却ダクト17と、下流側の送風ダクト18と、後記する加熱ダクト70に分離して称呼する。
(加熱ダクト)
商品収納庫1bおよび商品収納庫1cの下方には加熱ダクト70が設けられている。加熱ダクト70は、商品収納庫1bの循環ダクト11bおよび送風ダクト18bと、商品収納庫1cの循環ダクト11cおよび送風ダクト18cとにそれぞれ連通され、周囲を断熱材(図中、斜線にて示す)で包囲されている。
すなわち、商品収納庫1b、1cの床面19b、19cには、循環ダクト11b、11cに連通する開口部71b、71c(以下「加熱吸込口」と称す)と、送風ダクト18b、18cに連通する開口部72b、72c(以下「加熱吹出口」と称す)が設けれ、加熱吸込口71b、71cと加熱吹出口72b、72cとを連通する形態で加熱ダクト70が形成され、そこに第2凝縮器59(これについては別途詳細に説明する)が配置されている。なお、図示する加熱吸込口71、加熱吹出口72並びに断熱材やその他の機器の大きさは例示であって、これに限定するものではない。
(風路)
加熱吸込口71b、71cには、これを開通または閉塞する風路切替手段20b、20c(これについては別途詳細に説明する)がそれぞれ設置され、循環ダクト11を流れる空気は、冷却ダクト17または加熱ダクト70の一方に送り込まれる(他方への送風が停止されるに同じ)。
また、加熱吹出口72b、72cには、これを開通または閉塞する風路閉塞手段40b、40c(これについては別途詳細に説明する)がそれぞれ設置され、送風ダクト18を流れる空気の加熱ダクト70への侵入が防止される。
なお、図中、矢印は風路(風の流れ)を概念的に示すものであるが、実際は全ての商品ラック4に向かって風路が形成され、複雑な様相を呈するものである。
したがって、たとえば、商品収納庫1bの風路切替手段20bを切り換えて、循環ダクト11を流れる空気を冷却ダクト17bに送り込めば(加熱吸込口71bを閉塞するに同じ)、該空気は蒸発器56bによって冷却されることになる。このとき、風路閉塞手段40bによって加熱吹出口72bを閉塞するから、冷却された空気が加熱ダクト70に侵入することがない(図2の(a)参照)。
一方、商品収納庫1cの風路切替手段20cを切り換えて、循環ダクト11cを流れる空気を加熱ダクト70に送り込めば(循環ダクト吹出口16cを閉塞するに同じ)、該空気は第2凝縮器59によって加熱され、加熱吹出口72cを経由して送風ファン9cに吸い込まれることになる。このとき、隣接する商品収納室1bの加熱吹出口72bが風路閉塞手段40bによって閉塞されているから、加熱された空気が隣接する商品収納室1bの送風ダクト18bに侵入することがない(図2の(b)参照)。
(冷却ユニットその1)
図3は本発明の自動販売機に係る実施形態における冷却ユニットを示す構成図である。 図3において、冷却ユニット105は、冷媒を圧縮する圧縮器51と、圧縮器51によって圧縮された高圧冷媒を凝縮する第1凝縮器53および第2凝縮器59と、第1凝縮器53および第1凝縮器59の一方または両方によって凝縮された高圧冷媒を減圧する膨張機構54(電子膨張弁、キャピラリーチューブ等)と、膨張機構54によって減圧された低温低圧冷媒を各商品収納庫に振り分ける開閉弁55a、55b、55cと、各商品収納庫にそれぞれ設置され、供給された低温低圧冷媒を蒸発させる蒸発器56a、56b、56cと、蒸発器56a、56b、56cにおいて加熱された低圧冷媒を集積するアキュムレータ58と、これ等機器を連結する冷却配管60とを具備する。
すなわち、背景技術における凝縮器53が第1凝縮器53および第2凝縮器59の2台に分割されている。そして、加熱配管69によって第2凝縮器59が第1凝縮器53と並列に配置され、それぞれの入側に開閉弁(流量調整機能を具備している)52f、52eが設置されている。なお、アキュムレータ58の設置を省力してもよく、逆止弁(逆流防止弁)を適宜配置してもよい。
(CCCモード)
冷却ユニット105は以上の構成であるから、たとえば、商品収納庫1a、1b、1cの全てを冷却する冷却モードの場合、開閉弁52fを閉じて、第2凝縮器59への高温高圧冷媒の供給を停止し、かつ、開閉弁55a、55b、55cの全てを開いて、蒸発器56a、56b、56cに低温低圧冷媒を供給する。
(CCHモード)
また、商品収納庫1a、1bを冷却して、商品収納庫1cを加熱する冷却モードの場合、開閉弁52fを開いて第2凝縮器59に高温高圧冷媒の供給し、一方、開閉弁55a、55bを開いて蒸発器56a、56bに低温低圧冷媒を供給すると共に、開閉弁55cを閉じて蒸発器56cへの低温低圧冷媒の供給を停止する。
このとき、風路切替手段20b、20cおよび風路閉塞手段40b、40cを操作して、商品収納庫1bの循環ダクト11bからは冷却ダクト17bに空気を流し、商品収納庫1cの循環ダクト11cからは加熱ダクト70に空気を流すことになる。
(CHHモード)
さらに、商品収納庫1aを冷却して、商品収納庫1b、1cを加熱する冷却モードの場合、開閉弁52fを開いて第2凝縮器59に高温高圧冷媒の供給し、一方、開閉弁55aを開いて蒸発器56aに低温低圧冷媒を供給すると共に、開閉弁55b、55cを閉じて蒸発器56b、56cへの低温低圧冷媒の供給を停止する。
このとき、風路切替手段20b、20cおよび風路閉塞手段40b、40cを操作して、商品収納庫1b、1cの循環ダクト11b、11cのそれぞれから加熱ダクト70に空気を流すことになる。
(冷却ユニットその2)
図4は本発明の自動販売機に係る実施形態における冷却ユニットの他の実施形態を示す構成図である。
図4において、冷却ユニット205は、第1凝縮器53および第2凝縮器59が冷却配管60に直列に配置されている点で、第1凝縮器53と第2凝縮器59とが並列に配置されている冷却ユニット105(図3参照)と相違するものの、その他の点で同一であるから説明を省略する。
冷却ユニット205は以上の構成であるから、第1凝縮器53および第2凝縮器59の両方に常時高圧冷媒が流れている。したがって、第1凝縮器53および第2凝縮器59のそれぞれおける放熱量は庫外ファン6または送風ファン9の稼働によって制御されることになる。
(CCCモード)
たとえば、商品収納庫1a、1b、1cの全てを冷却する冷却モードの場合、庫外ファン6の送風を強化して、第2凝縮器59を通過する際の冷媒温度を十分に低くする。そして、開閉弁55a、55b、55cの全てを開いて、蒸発器56a、56b、56cに低温低圧冷媒を供給する。
このとき、風路切替手段20b、20cおよび風路閉塞手段40b、40cを操作して、加熱ダクト70の加熱吸込口71b、71cおよび加熱吹出口72b、72cを閉塞する。
(CCHモード)
また、商品収納庫1a、1bを冷却して、商品収納庫1cを加熱する冷却モードの場合、庫外ファン6の送風を調整して、第2凝縮器59に供給される冷媒温度を所定の高温にする。そして、商品収納庫1c行きの開閉弁55cを閉じ、風路切替手段20cおよび風路閉塞手段40cを操作して、循環ダクト11cから加熱ダクト70に空気を流す。
そうすると、第2凝縮器59における熱交換によって空気は加熱され、冷媒は凝縮されるから、該凝縮された冷媒が商品収納庫1a、1bに供給されることになる。すなわち、商品収納庫1a、1bc行きの開閉弁55a、55bを開けて蒸発器56a、56bに冷媒を供給する。
このとき、風路切替手段20b、20cおよび風路閉塞手段40b、40cを操作して、商品収納庫1bでは冷却ダクト17bに空気を流して加熱吸込口71bおよび加熱吹出口72bを閉塞し、一方、商品収納庫1cでは加熱ダクト70に空気を流して循環ダクト吹出口16c(冷却ダクト17cに同じ)を閉塞する。
(CHHモード)
さらに、商品収納庫1aを冷却して、商品収納庫1b、1cを加熱する冷却モードの場合、庫外ファン6の送風を調整して、第2凝縮器59に供給される冷媒温度を所定の高温にする。そして、商品収納庫1b、1c行きの開閉弁55b、55cを閉じ、風路切替手段20cおよび風路閉塞手段40cを操作して、循環ダクト11b、11cから加熱ダクト70に空気を流す。
そうすると、第2凝縮器59における熱交換によって空気は加熱され、冷媒は凝縮されるから、該凝縮された冷媒が商品収納庫1aに供給されることになる。すなわち、商品収納庫1a行きの開閉弁55aを開けて蒸発器56aに冷媒を供給する。
このとき、風路切替手段20b、20cおよび風路閉塞手段40b、40cを操作して、商品収納庫1b、1cにおいて、循環ダクト吹出口16b、16cを閉塞し、一方、加熱吸込口71b、71cと加熱吹出口72b、72cを開通して、加熱ダクト70に空気を流す。
(風路切替手段、風路閉塞手段)
図5は本発明の自動販売機に係る実施形態における風路切替手段および風路閉塞手段を模式的に示す一部を透視した斜視図である。
図5において、風路切替手段20は、冷却ダクト17に連通する循環ダクト吹出口16を開通および閉塞自在な冷却遮風材21と、加熱ダクト70の加熱吸込口71を開通および閉塞自在な加熱遮風材31とを有している。
一方、風路閉塞手段40は、加熱ダクト70の加熱吹出口72を開通および閉塞自在な吹出口閉塞材41を有している。そして、加熱遮風材31と吹出口閉塞材41とは連係機構によって連結されている(これについては別途詳細に説明する)。
(冷却遮風材)
冷却遮風材21は、循環ダクト吹出口16を閉塞自在な広がりを有し、下方に延設された押し開き突起22と、循環ダクト11に設置された昇降ガイド23が貫通する案内孔24が設けられている。
また、循環ダクト11にはソレノイド25が設置され、ソレノイド25によって前後進されるプランジャ26は、リンク機構27を介して冷却遮風材21に連結されている。
したがって、ソレノイド25がプランジャ26を前進すると、リンク機構27が折り畳まれ、冷却遮風材21は引き上げられる。このとき、ソレノイド25の移動量(プランジャ26の移動量に同じ)がリンク機構27によって増幅されるから、循環ダクト吹出口16を閉塞していた冷却遮風材21を、循環ダクト吹出口16を開通するに十分な距離だけ引き上げることができる。
(加熱遮風材)
一方、冷却遮風材21が引き上げられて循環ダクト吹出口16が開通しているとき、加熱遮風材31は加熱ダクト70の加熱吸込口71を閉塞している。すなわち、加熱遮風材31は加熱吸込口71を閉塞自在な広がりを有し、回転軸32(以下「加熱遮風軸」と称す)が設置されている。加熱遮風軸32は循環ダクト11または床面19に回転自在に軸支され、加熱遮風材31が水平の姿勢になるように加熱遮風バネ33(後記する吹出口閉塞バネ43に準じる)によって付勢されている。
なお、図5では、冷却遮風材21および加熱遮風材31を明りょうに示すため、本来水平になっている冷却遮風材21および加熱遮風材31をわずかに傾動した姿勢で示している。
(吹出口閉塞材)
吹出口閉塞材41は加熱吸込口71を閉塞自在な広がりを有し、回転軸42(以下「吹出口閉塞軸」と称す)が設置されている。吹出口閉塞軸42は床面19に回転自在に軸支され、吹出口閉塞材41が水平の姿勢になるように吹出口閉塞バネ43によって付勢されている。
(連係機構)
図6は本発明の自動販売機に係る実施形態における連係機構を模式的に説明する斜視図である。図6において、加熱ダクト70の加熱吸込口71に設置された加熱遮風材31(加熱遮風軸32に同じ)に所定長さの駆動アーム34が固定され、一方、加熱吹出口72に設置された吹出口閉塞材41(吹出口閉塞軸42に同じ)に駆動アーム34と略同一長さの従動アーム44が固定されている。そして、駆動アーム34の略先端部と従動アーム44の略先端部が連係アーム45によって、相互に回動自在に連結されている。
したがって、冷却遮風材21が下降すると、その押し開き突起22の下端が加熱遮風材31に当接するから、加熱遮風材31は加熱遮風軸32を中心にして傾動する。すなわち、循環ダクト吹出口16が閉塞されると、同時に、加熱ダクト70の加熱吸込口71が開通することになる。
また、このとき、加熱遮風軸32は略90°回転する。このため、加熱遮風軸32に固定された駆動アーム34は、略鉛直に起立した状態から水平に平伏する状態に傾動するから、かかる動作は、連係アーム45を介して従動アーム44に伝達される。すなわち、循環ダクト吹出口16が閉塞されて冷却ダクト17への風路が断たれると同時に、加熱ダクト70の加熱吸込口71および加熱吹出口72が同期して開通し、第2凝縮器59を通過する風路が形成されることになる。
(その他の実施形態)
以上は、商品収納庫が3室の場合で、その内の2室に共通の加熱ダクトが設けられ、加熱ダクトに1台の第2凝縮器が配置されたものを例示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、商品収納庫の室数や第2凝縮器の台数はいずれであってもよい。
たとえば、第2凝縮器を複数に分割して、それぞれをそれぞれの商品収納庫に配置してもよい。このとき、各商品収納庫毎に設けられた加熱ダクトに他の商品収納庫から冷却された空気が侵入することがないから、風路閉塞手段を撤去してもよい。
さらに、風路切替手段はリンク機能によって昇降する冷却遮風材を例示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、たとえば、並進運動をするアクチュエータやラック/ピニオン機構を循環ダクトの上方に配置して、これによって昇降してもよい。
また、風路切替手段の加熱遮風材と風路閉塞手段の吹出口閉塞材とは、連係アームによって連結されるものに限定するものではなく、たとえば、連係アームを撤去してそれぞれに傾動手段を設置してもよい。あるいは、加熱遮風材または吹出口閉塞材を傾動に代えて並進させてもよい。
本発明は以上の構成であるから、各種自動販売機における簡素かつ有効な省エネ手段として広く利用することができる。
本発明の自動販売機に係る実施形態の構成を模式的に示す側面視の断面図。 図1示す自動販売機の一部を拡大して示す断面図。 図1示す自動販売機の冷却ユニットを示す構成図。 図1に示す自動販売機の冷却ユニットの他の実施形態を示す構成図。 図1に示す自動販売機の風路切替手段および風路閉塞手段を示す斜視図。 図1に示す自動販売機の連係機構を説明する斜視図。 従来の自動販売機を示す側面視の断面図。 従来の自動販売機における冷却ユニットを示す構成図。 図8に示す冷却ユニットにおける作動の一例を示す構成図。
符号の説明
1 商品収納庫
2 シュータ
3 商品
4 商品ラック
5 商品搬出口
6 庫外ファン
7 ヒータ
8ab 隔壁
8bc 隔壁
9 送風ファン
10 切り出し装置
11 循環ダクト
12 断熱扉
13 切り出し装置
14 後面壁
15 循環ダクト吸込口
16 循環ダクト吹出口
17 冷却ダクト
18 送風ダクト
19 床面
20 風路切替手段
21 冷却遮風材
22 押し開き突起
23 昇降ガイド
24 案内孔
25 ソレノイド
26 プランジャ
27 リンク機構
31 加熱遮風材
32 加熱遮風軸
33 加熱遮風バネ
34 駆動アーム
40 風路閉塞手段
41 吹出口閉塞材
42 吹出口閉塞軸
43 吹出口閉塞バネ
44 従動アーム
45 連係アーム
51 圧縮器
52e 開閉弁
52f 開閉弁
53 第1凝縮器
54 膨張機構
55a 開閉弁
55b 開閉弁
55c 開閉弁
56 蒸発器
58 アキュムレータ
59 第2凝縮器
60 冷却配管
69 加熱配管
70 加熱ダクト
71 加熱吸込口
72 加熱吹出口
100 自動販売機
105 冷却ユニット
205 冷却ユニット

Claims (6)

  1. 断熱材によって囲まれ一面に開口部が設けられた筐体と、商品を搬出する商品搬出口が設けられ前記開口部を開閉自在な断熱扉とを具備する商品収納庫と、
    該商品収納庫内に配置され、商品を収納して順次下方に搬出する機能を有する商品ラックと、
    前記商品ラックから落下した商品を前記商品搬出口に誘導するシュータと、
    前記シュータの下方に設置され、空気を送る送風手段が配置された送風ダクトと、
    該送風手段によって送られた空気を前記商品ラックの内部を経由して前記送風手段に戻すための循環ダクトと、
    該循環ダクトと前記送風ダクトとを連結し、後記蒸発器が配置された冷却ダクトと、
    該循環ダクトと前記送風ダクトとを連結し、後記第2凝縮器が配置された加熱ダクトと、
    前記循環ダクトを流れる空気を前記冷却ダクトまたは加熱ダクトの一方に流入させるために風路を切り換える風路切替手段と、
    冷媒を圧縮する圧縮器と、該圧縮器によって圧縮された冷媒を凝縮する第1凝縮器および第2凝縮器と、該第1凝縮器または第2凝縮器の一方または両方によって凝縮された冷媒を減圧する膨張機構と、該膨張機構によって減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記圧縮器と第1凝縮器と第2凝縮器と膨張機構と蒸発器とをそれぞれ連結して冷媒を循環させる冷媒回路と、該冷媒回路に設置され冷媒の流路を切り換える冷媒回路切替手段とを具備する冷却ユニットとを有し、
    前記風路切替手段を切り換えて前記循環ダクトから冷却ダクトに空気を流入させ、かつ、前記冷媒回路切替手段を切り換えて前記蒸発器に冷媒を流入させると共に前記第2凝縮器への冷媒の流入を停止することによって商品収納庫内の空気を冷却すること、
    あるいは、前記風路切替手段を切り換えて前記循環ダクトから加熱ダクトに空気を流入させ、かつ、前記冷媒回路切替手段を切り換えて前記蒸発器への冷媒の流入を停止すると共に前記第2凝縮器に冷媒を流入させることによって商品収納庫内の空気を加熱することを特徴とする自動販売機。
  2. 断熱材によって囲まれ一面に開口部が設けられた筐体と、商品を搬出する商品搬出口が設けられ前記開口部を開閉自在な断熱扉とを具備する商品収納庫と、
    該一方の商品収納庫および他方の商品収納庫のそれぞれに配置され、商品を収納して順次下方に搬出する機能を有する商品ラックと、
    前記商品ラックから落下した商品を前記商品搬出口に誘導するシュータと、
    前記シュータの下方に設置され、空気を送る送風手段が配置された送風ダクトと、
    該送風手段によって送られた空気を前記商品ラックの内部を経由して前記送風手段に戻すための循環ダクトと、
    該循環ダクトと前記送風ダクトとを連結し、後記蒸発器が配置された冷却ダクトと、
    該循環ダクトと前記送風ダクトとを連結し、後記第2凝縮器が配置された加熱ダクトと、
    前記循環ダクトを流れる空気を前記冷却ダクトまたは加熱ダクトの一方に流入させるために風路を切り換える風路切替手段と、
    冷媒を圧縮する圧縮器と、該圧縮器によって圧縮された冷媒を凝縮する第1凝縮器および第2凝縮器と、該第1凝縮器または第2凝縮器の一方または両方によって凝縮された冷媒を減圧する膨張機構と、該膨張機構によって減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記圧縮器と第1凝縮器と第2凝縮器と膨張機構と蒸発器とをそれぞれ連結して冷媒を循環させる冷媒回路と、該冷媒回路に設置され冷媒の流路を切り換える冷媒回路切替手段とを具備する冷却ユニットとを有し、
    前記第1凝縮器から所定の加熱温度の冷媒を第2凝縮器に供給すると共に、前記他方の商品収納庫において、前記風路切替手段を切り換えて前記循環ダクトから加熱ダクトに空気を流入させて該空気を加熱し、
    さらに、前記第2凝縮器において凝縮された冷媒を前記一方の商品収納庫の蒸発器に供給すると共に、前記一方の商品収納庫において、前記風路切替手段を切り換えて前記循環ダクトから冷却ダクトに空気を流入させて該空気を冷却することを特徴とする自動販売機。
  3. 前記商品収納庫が複数であって、該商品収納庫のそれぞれが前記加熱ダクトと送風ダクトとの連通部である加熱吹出口を開通または閉塞する風路閉塞手段を有し、かつ、該商品収納庫のそれぞれに設置された前記加熱ダクトが連通し、
    前記商品収納庫の一方を冷却する際、該一方の商品収納庫の風路切替手段を切り換えて前記循環ダクトから冷却ダクトに空気を流入させて前記循環ダクトから加熱ダクトへの空気の流入を停止し、かつ、前記冷媒回路切替手段を切り換えて該一方の商品収納庫の前記蒸発器に冷媒を流入させると共に、前記風路閉塞手段によって前記加熱ダクトと送風ダクトとの連通部である加熱吹出口を閉塞することによって商品収納庫内の空気を冷却すること、
    および、前記商品収納庫の他方を加熱する際、該他方の商品収納庫の風路切替手段を切り換えて前記循環ダクトから冷却ダクトへの空気の流入を停止して前記循環ダクトから加熱ダクトに空気を流入させ、かつ、前記冷媒回路切替手段を切り換えて該他方の商品収納庫の前記蒸発器への冷媒の流入を停止させると共に前記第2凝縮器に冷媒を流入させ、さらに、前記風路閉塞手段によって前記加熱ダクトと送風ダクトとの連通部である加熱吹出口を開通することによって商品収納庫内の空気を加熱することを特徴とする請求項1または2記載の自動販売機。
  4. 前記風路切替手段が、前記循環ダクトと加熱ダクトとの連通部である加熱吸込口を開閉する加熱遮風材と、該加熱遮風材に固定された駆動アームとを具備し、
    前記風路閉塞手段が、前記加熱ダクトと送風ダクトとの連通部である加熱吹出口を開閉する吹出口閉塞材と、該吹出口閉塞材に固定された従動アームとを具備し、
    前記駆動アームと従動アームとが連係アームによって連結されることにより、前記加熱遮風材の開閉によって、これに連係して前記吹出口閉塞材が開閉されることを特徴とする請求項3記載の自動販売機。
  5. 前記風路切替手段が、前記循環ダクトと冷却ダクトとの連通部である循環ダクト吹出口を開閉する冷却遮風材と、該冷却遮風材に固定されて下方に延設された押し開き突起と、前記循環ダクトと加熱ダクトとの連通部である加熱吸込口を開閉する加熱遮風材と、該加熱遮風材を所定方向に向かって付勢するバネとを具備し、
    前記冷却遮風材が前記循環ダクト吹出口を開通した際、前記加熱遮風材は前記バネによって所定方向に向かって付勢されて前記加熱吸込口を閉塞し、
    一方、前記冷却遮風材が前記循環ダクト吹出口を閉塞した際、前記加熱遮風材はこれに当接した前記押し開き突起によって押し開かれて前記加熱吸込口を開通することを特徴とする請求項3または4記載の自動販売機。
  6. 前記冷媒がHC冷媒またはCO2冷媒であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の自動販売機。
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