JP4962064B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機本体に配設された商品収容庫の内部空気を冷却して、該商品収容庫に収容された商品を冷却するようにした自動販売機の改良に関する。
従来、自動販売機本体である本体キャビネットに配設された商品収容庫の内部空気を冷却して、該商品収容庫に収容された商品を冷却するようにした自動販売機として、本体キャビネットの内部であって商品収容庫の外部となる機械室に冷却ユニットを備えたものである。
冷却ユニットは、圧縮機、凝縮器、膨張弁および蒸発器を配管で接続して構成し、内部に封入した冷媒を循環させるものである。圧縮機は、供給された冷媒を圧縮するものである。凝縮器は、供給された冷媒、すなわち圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させるものである。膨張弁は、供給された冷媒、すなわち凝縮器で凝縮された冷媒を断熱膨張させるものである。蒸発器は、供給された冷媒、すなわち膨張弁で断熱膨張された冷媒を蒸発させて、蒸発させた冷媒を上記圧縮機に供給するものである。
このような冷却ユニットを構成する蒸発器は、上記機械室に設けられ、かつ商品収容庫の内部に連通する熱交換室に配設されている。そして、商品収容庫と熱交換室との間で商品収容庫の内部空気を循環させることにより、熱交換室では蒸発器が供給された冷媒を蒸発させて通過する内部空気を冷却する結果、商品収容庫の内部空気が冷却されて該商品収容庫に収容された商品が冷却される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−291523号公報
ところが、上述したような自動販売機では、商品収容庫の外部となる機械室に設けられた熱交換室の内部に蒸発器を配設していたために次のような問題があった。商品収容庫の内部空気を冷却して商品を良好に冷却するためには、蒸発器にはある程度の大きさが必要とされ、そのため熱交換室もある程度の大きさが必要とされる。このように熱交換室がある程度の大きさが必要とされる結果、機械室を十分に大きくする必要があり、これにより自動販売機の大型化、あるいは商品収容庫の小型化を招来する虞れがある。
本発明は、自動販売機本体の機械室を大きくすることなく商品収容庫に収容された商品を良好に冷却することができる自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、自動販売機本体に配設された商品収容庫の内部空気を冷却して、該商品収容庫に収容された商品を冷却するようにした自動販売機において、前記自動販売機本体内であって前記商品収容庫の外部となる機械室に着脱可能に装着された装置本体にユニット化された状態で設けられた冷却加熱装置を備え、前記冷却加熱装置は、冷気吸込ダクトおよび冷気供給ダクトのそれぞれを通じて前記商品収容庫に連通された循環室と、前記冷気吸込ダクトを通じて前記商品収容庫の内部空気を前記循環室に吸い込み、前記冷気供給ダクトを通じて該循環室に吸い込んだ空気を商品収容庫に供給することにより、前記内部空気を商品収容庫の内部と外部との間で循環させる冷気送風ファンと、前記冷気吸込ダクトおよび前記冷気供給ダクトの少なくとも一方に配設され、膨張機構で断熱膨張されて供給された冷媒を蒸発させることにより通過する内部空気を冷却する蒸発器と、暖気吸込ダクトおよび暖気供給ダクトのそれぞれを通じて前記商品収容庫のうち任意の特定商品収容庫に連通されるとともに前記循環室と区画されており、前記蒸発器で蒸発した冷媒を吸引して圧縮する圧縮機と、該圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させて前記膨張機構に供給する凝縮器とが配設された加熱室と、前記暖気吸込ダクトを通じて前記特定商品収容庫の内部空気を前記加熱室に吸い込み、前記暖気供給ダクトを通じて該加熱室に吸い込んだ空気を特定商品収容庫に供給することにより、前記内部空気を特定商品収容庫の内部と外部との間で循環させる暖気送風ファンとを備え、前記特定商品収容庫を含むすべての商品収容庫を冷却する場合には、前記特定商品収容庫と前記加熱室との連通をシャッタにより遮断して前記冷気送風ファンを駆動させることで該商品収容庫の内部空気を循環室との間で循環させて前記蒸発器で冷却するとともに、前記加熱室の開口を閉塞するシャッタ機構を開動作させることで該加熱室を開放させて外気を通過させることを特徴とする。
また、本発明の請求項に係る自動販売機は、上述した請求項1において、前記蒸発器は、前記循環室を介して前記冷気吸込ダクトから前記冷気供給ダクトに亘って配設してあることを特徴とする。
また、本発明の請求項に係る自動販売機は、上述した請求項1または請求項2において、前記蒸発器は、前記冷気吸込ダクトに配設してあることを特徴とする。
また、本発明の請求項に係る自動販売機は、上述した請求項1〜のいずれか一つにおいて、前記冷気吸込ダクトおよび前記冷気供給ダクトは、底面が前記循環室に向けて漸次低くなる態様で傾斜していることを特徴とする。
本発明の自動販売機によれば、商品収容庫と商品収容庫の外部となる循環室との間で、冷気吸込ダクトおよび冷気供給ダクトのそれぞれを通じて商品収容庫の内部空気を循環させ、冷気吸込ダクトおよび冷気供給ダクトの少なくとも一方に配設された蒸発器が、供給された冷媒を蒸発させることにより通過する内部空気を冷却するようにしたので、内部空気が通過する空間を有効利用することができ、循環室の大きさを必要最小限の大きさにすることができる。これにより、該循環室を備える機械室を必要最小限の大きさにすることができる。従って、自動販売機本体の機械室を大きくすることなく商品収容庫に収容された商品を良好に冷却することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1〜図3は、それぞれ本発明の実施の形態における自動販売機を模式的に示したものであり、図1は、正面から見た断面図であり、図2は、図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図である。ここに例示する自動販売機は、本体キャビネット1を備えている。
本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の断熱筐体として形成した自動販売機本体である。この本体キャビネット1には、その前面に外扉2と内扉3とが設けてあり、その内部に例えば2つの断熱仕切板4によって仕切られた3つの独立した商品収容庫5a,5b,5c(以下、必要に応じて商品収容庫5と総称する)が左右に並んだ態様で設けてある。より詳細に説明すると、外扉2は、本体キャビネット1の前面開口を開閉するためのものであり、内扉3は、商品収容庫5a,5b,5cの前面を開閉するためのものである。商品収容庫5a,5b,5cは、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を所望の温度に維持した状態で収容するためのものである。
商品収容庫5a,5b,5cには、それぞれ商品収納ラック6、搬出機構7および商品搬出シュータ8が設けてある。商品収納ラック6は、商品を上下方向に沿って並ぶ態様で収納するためのものである。搬出機構7は、商品収納ラック6の下部に設けてあり、この商品収納ラック6に収納された商品群のうち最下部にある商品を一つずつ搬出するためのものである。商品搬出シュータ8は、搬出機構7から搬出された商品を外扉2に設けた商品取出口(図示せず)に導くためのものである。商品搬出シュータ8によって仕切られた下方部は、それぞれ断熱仕切壁9によって前後2つの室に仕切られており、前方側には吐出室10、後方側には吸込室11となっている。また、商品収容庫5a,5b,5cの背面側には、背面ダクト12が設けてある。背面ダクト12の上部には吸込口12aが形成してある一方、下部には吸込室11に連通する吐出口12bが形成してある。
上記商品収容庫5a,5b,5cの底面となる断熱底壁13には、冷気吸込口14および冷気吐出口15が形成してある。冷気吸込口14は、吸込室11に対応する個所に設けた開口であり、冷気吸込シャッタ14aにより開閉自在となっている。冷気吐出口15は、吐出室10に対応する個所に設けた開口であり、冷気吐出シャッタ15aにより開閉自在となっている。
また、上記商品収容庫5a,5b,5cのうち、最も左側に位置する商品収容庫5a(以下、左側商品収容庫5aともいう)および中央側に位置する商品収容庫5b(以下、中央商品収容庫5bともいう)の断熱底壁13には、上述した冷気吸込口14および冷気吐出口15の他に、暖気吸込口16および暖気吐出口17が形成してある。暖気吸込口16は、吸込室11に対応する個所であって、冷気吸込口14よりも前方側に設けた開口であり、暖気吸込シャッタ16aにより開閉自在となっている。暖気吐出口17は、吐出室10に対応する個所であって、冷気吐出口15よりも後方側に設けた開口であり、暖気吐出シャッタ17aにより開閉自在となっている。尚、図には明示していないが、最も右側に位置する商品収容庫5c(以下、右側商品収容庫5cともいう)は、冷却専用の収容庫であり、そのため断熱底壁13には冷気吸込口14および冷気吐出口15だけが形成してある。本明細書において、「右側」とは、自動販売機を正面から見た場合の右方側を意味し、「左側」とは、自動販売機を正面から見た場合の左方側を意味するものとする。
上述した商品収容庫5a,5b,5cと断熱底壁13で区画され、該商品収容庫5a,5b,5cの下方に位置する機械室18には、冷却加熱装置20が配設してある。冷却加熱装置20は、機械室18に適合し、かつ上面が開口した直方状の装置本体20a内にユニット化された状態で設けてある。装置本体20aは、本体キャビネット1に対して着脱自在となっており、冷却加熱装置20を使用する際には機械室18に装着する。この装置本体20aの内部には、加熱室21、循環室22、冷気吸込ダクト23、冷気供給ダクト24、暖気吸込ダクト25および暖気供給ダクト26が設けてある。
加熱室21は、装置本体20aの略中央に位置し、上方以外は区画された室である。この加熱室21の内部には、圧縮機31、凝縮器32および暖気送風ファン33が設けてある。また、加熱室21の前面および後面には開口21a,21bが形成してあり、かかる開口21a,21bはシャッタ機構211,212により開閉自在となっている。
循環室22は、加熱室21の右方側に位置し、上方以外は区画された室である。この循環室22の内部には、図3に示すように冷気送風ファン34が設けてある。また、循環室22の底面には、前方側および後方側にそれぞれ開口22a,22bが形成してあり、かかる開口22a,22bはシャッタ機構221,222により開閉自在となっている。
冷気吸込ダクト23は、加熱室21および循環室22の上方側に位置し、自動販売機の左右方向に延在している。この冷気吸込ダクト23は、循環室22に連通している。また、冷気吸込ダクト23の底面は、左方から右方に向けて、すなわち循環室22に向けて漸次低くなる態様で傾斜している。
冷気供給ダクト24は、冷気吸込ダクト23とは別個に加熱室21および循環室22の上方側に位置し、冷気吸込ダクト23よりも前方側で自動販売機の左右方向に延在している。この冷気供給ダクト24は、循環室22に連通している。また、冷気供給ダクト24の底面は、図1に簡単に示すように、左方から右方に向けて、すなわち循環室22に向けて漸次低くなる態様で傾斜している。
暖気吸込ダクト25は、加熱室21の上方側に位置し、冷気吸込ダクト23よりも前方側でかつ冷気供給ダクト24よりも後方側で自動販売機の左右方向に延在している。この暖気吸込ダクト25は、加熱室21に連通している。
暖気供給ダクト26は、暖気吸込ダクト25とは別個に加熱室21の上方側に位置し、暖気吸込ダクト25よりも前方側でかつ冷気供給ダクト24よりも後方側で自動販売機の左右方向に延在している。この暖気供給ダクト26は、加熱室21に連通している。
このような冷却加熱装置20は、冷気吸込ダクト23が冷気吸込口14に、冷気供給ダクト24が冷気吐出口15に、暖気吸込ダクト25が暖気吸込口16に、暖気供給ダクト26が暖気吐出口17にそれぞれ連通する態様で装置本体20aを機械室18に装着することにより配設してある。これにより、加熱室21は、暖気吸込ダクト25および暖気供給ダクト26のそれぞれを通じて商品収容庫5a,5b(左側商品収容庫5aおよび中央商品収容庫5b)に連通し、循環室22は、冷気吸込ダクト23および冷気供給ダクト24のそれぞれを通じて商品収容庫5a,5b,5cに連通することになる。
そして、冷気吸込ダクト23および冷気供給ダクト24のそれぞれには、蒸発器35a,35bが設けてある。これら蒸発器35a,35bは、加熱室21に配設された圧縮機31や凝縮器32とともに冷媒を循環させる冷却ユニット30を構成している。図4は、冷却ユニットを概念的に示した概念図であり、かかる図4を参照しながら、冷却ユニット30について説明する。
ここで例示する冷却ユニット30は、圧縮機31と、凝縮器32と、膨張弁36と、2つの蒸発器35a,35bとを備えて構成してある。この冷却ユニット30において、冷媒としては、不燃性、安全性、不腐食性を有し、更にオゾン層への影響が少ない二酸化炭素を用いている。
圧縮機31は、各蒸発器35a,35bからの冷媒(二酸化炭素)を圧縮して高温高圧の状態にするものである。本実施の形態における圧縮機31は、2回に分けて圧縮動作を行う二段式圧縮機である。より詳細に説明すると、圧縮機31は、1回目(最初)の圧縮動作を行う第1圧縮機31aと、2回目(最後)の圧縮動作を行う第2圧縮機31bとを有し、これらの間に中間熱交換器31cを設けてある。この中間熱交換器31cは、第1圧縮機31aによる1回目の圧縮動作により圧縮された冷媒を凝縮させて該冷媒を第2圧縮機31bに戻すものである。
凝縮器32は、圧縮機31で高温高圧の状態に圧縮された冷媒を、凝縮させて冷媒を液化するものである。この冷媒が凝縮することにより、凝縮器32の周囲を通過する空気は熱が与えられることになり、加熱される。膨張弁36は、凝縮器32で凝縮させた冷媒を断熱膨張させる、すなわち該冷媒を減圧して低温低圧の状態に調整するものである。尚、二酸化炭素を冷媒として用いた場合、該冷媒は、温度が31℃を超えると超臨界状態になる。このような場合、凝縮器32はいわゆるガスクーラとして機能する。
各蒸発器35a,35bは、膨張弁36から2方に分岐したそれぞれの経路に接続してある一方、各蒸発出口側の経路は、互いに集合して圧縮機31の第1圧縮機31aに接続してある。蒸発器35a,35bは、膨張弁36で低温低圧の状態に断熱膨張させた冷媒を蒸発させるものである。この冷媒が蒸発することにより、蒸発器35a,35bの周囲を通過する空気は熱が奪われることになり、冷却される。
このような冷却ユニット30では、冷媒が循環することにより、凝縮器32は周囲を通過する空気を加熱する加熱手段として、蒸発器35a,35bは周囲を通過する空気を冷却する冷却手段として作用する。
以上のような構成を有する自動販売機では、次のようにして商品収容庫5の内部空気を冷却することができる。ここでは、全ての商品収容庫5の内部空気を冷却する場合について説明する。このように全ての商品収容庫5の内部空気を冷却する場合には、前提として、暖気吸込口16は暖気吸込シャッタ16aにより閉成され、暖気吐出口17は暖気吐出シャッタ17aにより閉成されているものとし、冷気吸込口14および冷気吐出口15はともに開成されているものとする。これにより、加熱室21は商品収容庫5と遮断される一方、循環室22は商品収容庫5と連通している。また加熱室21は、シャッタ機構211,212が開動作することにより前面開口21aおよび後面開口21bがともに開成しており、循環室22は、シャッタ機構221,222により底面に設けた開口22a,22bがともに閉成している。
暖気送風ファン33および冷気送風ファン34を駆動させる。暖気送風ファン33を駆動させることにより、後面開口21bから取り入れられた外気が圧縮機31および凝縮器32の周囲を通過し、該凝縮器32の周囲を通過する際に加熱され、その後前面開口21aから外部に放出される。
一方、冷気送風ファン34を駆動させることにより、商品収容庫5の内部空気は、吸込口12aから背面ダクト12に至り、該背面ダクト12を通過した内部空気は、吐出口12bを通じて吸込室11に至る。吸込室11に至った内部空気は、開成している冷気吸込口14から冷気吸込ダクト23に進入し、該冷気吸込ダクト23を通過した後に、循環室22に至る。循環室22に至った内部空気は、冷気供給ダクト24に進入し、該冷気供給ダクト24を通過した後に冷気吐出口15を通じて吐出室10に至り、その後商品収容庫5の内部を通過する。つまり、冷気送風ファン34は、商品収容庫5の内部空気を冷気吸込ダクト23を通じて循環室22に吸い込み、冷気供給ダクト24を通じて該循環室22に吸い込んだ内部空気を商品収容庫5に供給することにより、内部空気を商品収容庫5の内部と外部との間で循環させる循環手段を構成している。
そして、冷気吸込ダクト23および冷気供給ダクト24のそれぞれに蒸発器35a,35bを設けているため、冷気吸込ダクト23を通過する内部空気は、蒸発器35aにより冷却されて循環室22に至る。循環室22から冷気供給ダクト24に進入し、該冷気供給ダクト24を通過する内部空気は、蒸発器35bにより冷却されてその後に商品収容庫5の内部を通過する。このように商品収容庫5と循環室22との間で内部空気の循環を繰り返すことにより、商品収容庫5の内部空気が冷却されて収容される商品が所望の温度状態に冷却されることになる。
以上説明したように、本発明の実施の形態における自動販売機によれば、商品収容庫5と循環室22との間で、冷気吸込ダクト23および冷気供給ダクト24のそれぞれを通じて商品収容庫5の内部空気を循環させ、冷気吸込ダクト23および冷気供給ダクト24のそれぞれに配設した蒸発器35a,35bで通過する内部空気を冷却するようにしたので、内部空気が通過する空間を有効利用することができ、循環室22の大きさを必要最小限のものにすることができる。これにより、該循環室22を備える冷却加熱装置20(装置本体20a)の大きさを小さくすることができる。従って、本体キャビネット1の機械室18を大きくすることなく商品収容庫5に収容された商品を良好に冷却することができる。
また、冷気吸込ダクト23および冷気供給ダクト24のそれぞれの底面が循環室22に向けて漸次低くなる態様で傾斜しているので、これら冷気吸込ダクト23および冷気供給ダクト24のそれぞれに配設した蒸発器35a,35bから生ずる結露水等のドレン水を循環室22内に集中的に集めることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。すなわち、上述した実施の形態では、冷気吸込ダクト23および冷気供給ダクト24の双方に2つの蒸発器35a,35bを配設していたが、本発明では、冷気吸込ダクトのみに1つの蒸発器を配設するようにしても良いし、循環室を介して冷気吸込ダクトから冷気供給ダクトに亘って1つの蒸発器を配設するようにしても良い。このような構成によっても循環室の大きさを必要最小限の大きさにすることができ、実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
以上のように、本発明は、自動販売機本体に配設された商品収容庫の内部空気を冷却して、該商品収容庫に収容された商品を冷却するのに有用である。
本発明の実施の形態における自動販売機を模式的に示したものであり、正面から見た断面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 冷却ユニットを概念的に示した概念図である。
符号の説明
1 本体キャビネット
5(5a,5b,5c) 商品収容庫
20 冷却加熱装置
21 加熱室
22 循環室
23 冷気吸込ダクト
24 冷気供給ダクト
30 冷却ユニット
31 圧縮機
32 凝縮器
34 冷気送風ファン
35a,35b 蒸発器
36 膨張弁

Claims (4)

  1. 自動販売機本体に配設された商品収容庫の内部空気を冷却して、該商品収容庫に収容された商品を冷却するようにした自動販売機において、
    前記自動販売機本体内であって前記商品収容庫の外部となる機械室に着脱可能に装着された装置本体にユニット化された状態で設けられた冷却加熱装置を備え、
    前記冷却加熱装置は、
    冷気吸込ダクトおよび冷気供給ダクトのそれぞれを通じて前記商品収容庫に連通された循環室と、
    前記冷気吸込ダクトを通じて前記商品収容庫の内部空気を前記循環室に吸い込み、前記冷気供給ダクトを通じて該循環室に吸い込んだ空気を商品収容庫に供給することにより、前記内部空気を商品収容庫の内部と外部との間で循環させる冷気送風ファンと、
    前記冷気吸込ダクトおよび前記冷気供給ダクトの少なくとも一方に配設され、膨張機構で断熱膨張されて供給された冷媒を蒸発させることにより通過する内部空気を冷却する蒸発器と、
    暖気吸込ダクトおよび暖気供給ダクトのそれぞれを通じて前記商品収容庫のうち任意の特定商品収容庫に連通されるとともに前記循環室と区画されており、前記蒸発器で蒸発した冷媒を吸引して圧縮する圧縮機と、該圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させて前記膨張機構に供給する凝縮器とが配設された加熱室と、
    前記暖気吸込ダクトを通じて前記特定商品収容庫の内部空気を前記加熱室に吸い込み、前記暖気供給ダクトを通じて該加熱室に吸い込んだ空気を特定商品収容庫に供給することにより、前記内部空気を特定商品収容庫の内部と外部との間で循環させる暖気送風ファンと
    を備え、
    前記特定商品収容庫を含むすべての商品収容庫を冷却する場合には、前記特定商品収容庫と前記加熱室との連通をシャッタにより遮断して前記冷気送風ファンを駆動させることで該商品収容庫の内部空気を循環室との間で循環させて前記蒸発器で冷却するとともに、前記加熱室の開口を閉塞するシャッタ機構を開動作させることで該加熱室を開放させて外気を通過させることを特徴とする自動販売機。
  2. 前記蒸発器は、前記循環室を介して前記冷気吸込ダクトから前記冷気供給ダクトに亘って配設してあることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記蒸発器は、前記冷気吸込ダクトに配設してあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動販売機。
  4. 前記冷気吸込ダクトおよび前記冷気供給ダクトは、底面が前記循環室に向けて漸次低くなる態様で傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動販売機。
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