JP4419613B2 - 動力出力装置の異常検出装置およびその異常検出方法 - Google Patents
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Description
電動機と、該電動機を含む電気駆動手段と電力のやり取りが可能な蓄電手段とを備える動力出力装置の異常検出装置であって、
駆動要求に基づいて前記電気駆動手段に入出力される電力の収支を演算する電力収支演算手段と、
前記蓄電手段に入出力される電力を検出する電力検出手段と、
前記電動機を制御可能な複数の制御モードのうち設定されている制御モードに基づいて前記演算された電力の収支と前記検出された電力とが一致するとみなせる許容誤差を設定する許容誤差設定手段と、
前記演算された電力の収支と前記検出された電力と前記設定された許容誤差とに基づいて前記動力出力装置の異常判定を行なう異常判定手段と
を備えることを要旨とする。
電動機と、該電動機を含む電気駆動手段と電力のやり取りが可能な蓄電手段とを備える動力出力装置の異常検出方法であって、
(a)駆動要求に基づいて前記電気駆動手段に入出力される電力の収支を演算し、
(b)前記蓄電手段に入出力される電力を検出し、
(c)前記電動機を制御可能な複数の制御モードのうち設定されている制御モードに基づいて前記演算された電力の収支が前記検出された電力に一致するとみなせる許容誤差を設定し、
(d)前記演算された電力の収支と前記検出された電力と前記設定された許容誤差とに基づいて前記動力出力装置の異常判定を行なう
ことを要旨とする。
Claims (10)
- 電動機と、該電動機を含む電気駆動手段と電力のやり取りが可能な蓄電手段とを備える動力出力装置の異常検出装置であって、
駆動要求に基づいて前記電気駆動手段に入出力される電力の収支を演算する電力収支演算手段と、
前記蓄電手段に入出力される電力を検出する電力検出手段と、
前記演算された電力の収支と前記検出された電力とが一致するとみなせる許容誤差として前記電動機を制御可能な複数の制御モードのうち設定されている制御モードが前記電動機を制御した際の出力応答性が高い制御モードほど小さな許容誤差を設定する許容誤差設定手段と、
前記演算された電力の収支と前記検出された電力と前記設定された許容誤差とに基づいて前記動力出力装置の異常判定を行なう異常判定手段と
を備え、
前記許容誤差設定手段は、前記制御モードの設定が前記出力応答性の低い側から高い側に変更されたとき、該制御モードの設定が変更されてから所定時間を経過するまでは変更前の制御モードに基づく許容誤差を維持し、前記所定時間を経過したときに変更後の制御モードに基づいて許容誤差を設定する手段である
ことを特徴とする動力出力装置の異常検出装置。 - 前記異常判定手段は、前記制御モードの設定が変更されたとき、該設定が変更されてから所定時間を経過するまでは前記異常判定を行なわない手段である請求項1記載の動力出力装置の異常検出装置。
- 前記異常判定手段は、前記演算された電力の収支に対する前記検出された電力の割合と前記設定された許容誤差とに基づいて前記異常判定を行なう手段である請求項1または2記載の動力出力装置の異常検出装置。
- 前記異常判定手段は、前記演算された電力の収支が値0を含む所定範囲内にあるときには、前記異常判定を行なわない手段である請求項3記載の動力出力装置の異常検出装置。
- 前記異常判定手段は、前記演算された電力の収支と前記検出された電力とのズレが所定時間に亘って連続して前記設定された許容誤差を超えているときに異常と判定する手段である請求項1ないし4いずれか1項に記載の動力出力装置の異常検出装置。
- 前記電気駆動手段は、駆動軸に動力を出力するための発電可能な少なくとも二つの電動機を含む手段である請求項1ないし5いずれか1項に記載の動力出力装置の異常検出装置。
- 請求項6記載の動力出力装置の異常検出装置であって、
前記動力出力装置は、内燃機関と、該内燃機関の出力軸と駆動軸と第3の回転軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力が決定されると残余の1軸に入出力される動力が決定される3軸式動力入出力手段と、前記少なくとも二つの電動機のうちの一つとして前記第3の回転軸に動力を入出力する回転軸用電動機と、前記少なくとも二つの電動機のうちの一つとして前記駆動軸に動力を入出力する駆動軸用電動機と、を備え、
前記電気駆動手段は、前記回転軸用電動機と前記駆動軸用電動機とを含む手段である
動力出力装置の異常検出装置。 - 請求項6記載の動力出力装置の異常検出装置であって、
前記動力出力装置は、内燃機関と、前記少なくとも二つの電動機のうちの一つとして前記内燃機関の出力軸に接続された第1の回転子と駆動軸に接続された第2の回転子とを有し電磁的な作用により該第1の回転子と該第2の回転子とを相対的に回転させる対回転子電動機と、前記少なくとも二つの電動機のうちの一つとして前記駆動軸に動力を入出力する駆動軸用電動機と、を備え、
前記電気駆動手段は、前記対回転子電動機と前記駆動軸用電動機とを含む手段である
動力出力装置の異常検出装置。 - 請求項1ないし8いずれか1項に記載の動力出力装置の異常検出装置であって、
前記電動機は、PWMにより制御され、
前記複数の制御モードは、正弦波制御モード,過変調制御モード,矩形波制御モードのうちの少なくとも二つのモードを含む
動力出力装置の異常検出装置。 - 電動機と、該電動機を含む電気駆動手段と電力のやり取りが可能な蓄電手段とを備える動力出力装置の異常検出方法であって、
(a)駆動要求に基づいて前記電気駆動手段に入出力される電力の収支を演算し、
(b)前記蓄電手段に入出力される電力を検出し、
(c)前記演算された電力の収支と前記検出された電力とが一致するとみなせる許容誤差として前記電動機を制御可能な複数の制御モードのうち設定されている制御モードが前記電動機を制御した際の出力応答性が高い制御モードほど小さな許容誤差を設定し、
(d)前記演算された電力の収支と前記検出された電力と前記設定された許容誤差とに基づいて前記動力出力装置の異常判定を行ない、
前記ステップ(c)は、前記制御モードの設定が前記出力応答性の低い側から高い側に変更されたとき、該制御モードの設定が変更されてから所定時間を経過するまでは変更前の制御モードに基づく許容誤差を維持し、前記所定時間を経過したときに変更後の制御モードに基づいて許容誤差を設定する
ことを特徴とする動力出力装置の異常検出方法。
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