JP4419435B2 - 顔料分散剤、それを用いた顔料組成物および顔料分散体 - Google Patents

顔料分散剤、それを用いた顔料組成物および顔料分散体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機あるいは無機の粉体を液状媒体に分散させるために用いることができる顔料分散剤、および使用適性、特に非集合性、流動性に優れた顔料組成物および顔料分散体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、顔料の微細な粒子をオフセットインキ、グラビアインキおよび塗料のようなビヒクルに分散する場合、安定な分散体を得ることが難しく、製造作業上および得られる製品の価値に種々の問題を引き起こすことが知られている。
例えば、微細な粒子からなる顔料を含む分散体は往々にして高粘度を示し、製品の分散機からの取り出し、輸送が困難となるばかりでなく、更に悪い場合は貯蔵中にゲル化を起こし使用困難となることがある。さらに展色物の塗膜表面に関しては、光沢の低下、レベリング不良等の状態不良を生じることがある。また、異種の顔料を混合して使用する場合、凝集による色別れや沈降などの現象により、展色物に色むらや著しい着色力の低下が現れることがある。
【0003】
上記の問題を解決するために、種々の顔料分散剤や分散助剤が提案され、顔料分散の改良が試みられている。例えば、(イ)分散剤や分散助剤としてノニオン性、カチオン性もしくはアニオン性界面活性剤、または多価カルボン酸などの湿潤剤を用いる方法、(ロ)顔料親和性物質を結合させた両親和性物質を用いて顔料を分散させる方法、(ハ)アルキルシリコーンなどの界面活性剤を用いて表面張力を低下させ、顔料の浮きの発生を防ぐ方法、(ニ)置換基を有する顔料誘導体を用いて顔料を分散させる方法、(ホ)特開昭54−37082号公報、特開昭61−174939号公報などに記載のポリアルキレンイミンとポリエステル化合物とを反応させた化合物を分散剤として利用する方法、(ヘ)特開平08−38875号公報、特開平09−169821号公報、特開2001−272524号公報などに記載のポリアリルアミンとポリエステル化合物、ポリアミド等とを反応させた化合物を分散剤として利用する方法、(ト)特開昭63−12602号公報記載のポリエチレンイミンとビニル重合体とを反応させた化合物を分散剤として利用する方法等が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭63−12602号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記(イ)〜(ハ)の方法で用いられる分散助剤または顔料分散剤では、顔料粒子の安定な状態を得ることは難しい。また、(ニ)の方法で用いられる置換基を有する顔料誘導体は、顔料骨格を有しているので着色しており、種々の顔料に対する汎用の分散剤として使用することはできない。(ホ)の方法で用いられる分散剤は、相溶する樹脂の範囲が極めて狭く、側鎖がポリエステルであるために高分子量化することが困難で、低分子量であるためにインキ等の乾燥皮膜の物性を低下させるという欠点も有している。また、(へ)の方法で用いられる顔料分散剤は、顔料吸着部分に3級アミンを有していないため、十分な効果が得られない。
【0006】
また、(ト)の方法で用いられる顔料分散剤は、片末端または両末端にアミノ基と反応しうる官能基を有するビニル重合体とポリエチレンイミンとを反応させて得られる。アミノ基と反応しうる官能基の導入方法としては、ビニル重合体を合成する際に連鎖移動剤を用いる方法と、2官能の化合物を用いる方法があるが、連鎖移動剤を用いて導入した官能基ではアミノ基との反応性が低いため未反応のビニル重合体が生成し、また、2官能の化合物を用いた場合にはアミノ基と反応できないビニル重合体が大量に生成するため、どちらの方法においても分散剤としての十分な効果が得られない。
そこで、本発明は、種々の顔料を安定してビヒクルに分散でき、乾燥皮膜の物性を低下させることのない顔料分散剤の提供を目的とする。また、本発明は、オフセットインキ、グラビアインキ、塗料、インクジェットインキ等に適する、非集合性、流動性に優れた安定な顔料組成物および顔料分散体の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明における顔料分散剤は、溶剤と溶媒和し、かつ造膜に関わる樹脂と相互作用するビニル重合体と、顔料に吸着するポリエチレンイミンとを化学的に結合することにより、ビヒクルに対する顔料の優れた分散性と乾燥皮膜の良好な物性とを両立させたものである。すなわち、本発明における顔料分散剤は、イソシアネート基を有するエチレン性不飽和単量体および他のエチレン性不飽和単量体を共重合してなる、重量平均分子量が1000〜100000である(メタ)アクリル酸エステル共重合体と、ポリエチレンイミンとが、ポリエチレンイミンのアミノ基1個に対して、前記(メタ)アクリル酸エステル共重合体中のイソシアネート基が0.01〜1個となる比率で化学的に結合しているビニル重合体グラフトポリエチレンイミンからなる顔料分散剤である。
また、本発明における顔料組成物は、前記顔料分散剤および顔料を含む顔料組成物である。
また、本発明における顔料分散体は、前記顔料分散剤および顔料が液状媒体に分散されている顔料分散体である。
【0008】
【発明の実施の形態】
まず、本発明における顔料分散剤について説明する。
顔料分散剤は、アミノ基と反応可能な官能基を有するエチレン性不飽和単量体および他のエチレン性不飽和単量体を共重合してなるビニル重合体と、ポリエチレンイミンとが化学的に結合しているビニル重合体グラフトポリエチレンイミンからなり、ビニル重合体グラフトポリエチレンイミンは、下記の2通りの方法で製造することができる。
すなわち、1つ目の方法は、アミノ基と反応可能な官能基を有するエチレン性不飽和単量体と他のエチレン性不飽和単量体とを共重合してなるビニル共重合体とポリエチレンイミンとを15〜150℃で反応させる方法である。また、2つ目の方法は、あらかじめアミノ基と反応可能な官能基を有するエチレン性不飽和単量体とポリエチレンイミンとを反応させた後、他のエチレン性不飽和単量体とラジカル共重合させる方法である。
【0009】
これらの方法では、アミノ基と反応可能な官能基を有するエチレン性不飽和単量体を用いて、直接ビニル重合体にアミノ基と反応可能な官能基を導入、もしくは直接ポリエチレンイミンとアミノ基と反応可能な官能基を有するエチレン性不飽和単量体とを反応させる。そのため、アミノ基と反応可能な官能基を有するエチレン性不飽和単量体と他のエチレン性不飽和単量体とを共重合させる際、またはあらかじめアミノ基と反応可能な官能基を有するエチレン性不飽和単量体とポリエチレンイミンとを反応させる際に、アミノ基と反応可能な官能基を失うような副反応が起こるおそれがなく、目的とするビニル重合体グラフトポリエチレンイミンを容易に得ることができる。
【0010】
上記方法でビニル重合体グラフトポリエチレンイミンを製造する際に、ポリエチレンイミンと、前記ビニル重合体またはアミノ基と反応可能な官能基を有するエチレン性不飽和単量体とは、ポリエチレンイミンのアミノ基1個に対して、前記ビニル重合体または単量体中のアミノ基と反応可能な官能基が0.01〜1個となる比率で反応させることが好ましく、0.1〜0.85個となる比率で反応させることがより好ましい。アミノ基と反応可能な官能基の比率が0.01未満であると、得られるビニル重合体グラフトポリエチレンイミンが十分な分散効果を発揮せず、0.85を超えると顔料分散剤を液状媒体に溶解させる場合に粘度が上がり、また、顔料吸着部であるアミノ基が不足し、得られるビニル重合体グラフトポリエチレンイミンが十分に顔料に吸着しないためである。
【0011】
ビニル重合体グラフトポリエチレンイミンを構成するポリエチレンイミンは、1級、2級、または3級のアミノ基を有する高カチオン性の水溶性ポリマーであり、顔料への吸着性に優れている。ポリエチレンイミンは、エチレンイミンを酸触媒の存在下に重合させて得られるポリマーであり、例えば日本触媒株式会社よりエポミンシリーズとして市販されている。
ポリエチレンイミンの数平均分子量は、300〜10000であることが好ましく、600〜1800であることがより好ましい。ポリエチレンイミンの数平均分子量が300未満であると良好な顔料分散効果が得られ難く、また10000を超えると、ビニル重合体との反応時にゲル化することがあるため好ましくない。
【0012】
また、ビニル重合体グラフトポリエチレンイミンを構成するビニル重合体は、アミノ基と反応可能な官能基を有するエチレン性不飽和単量体と、他のエチレン性不飽和単量体とをラジカル重合してなるものであり、例えば、ウレタン、ポリエステル、ポリエーテル等で変性されていても良い。
ビニル重合体の重量平均分子量は、1000〜100000であることが好ましく、5000〜20000であることがより好ましい。ビニル重合体の重量平均分子量が1000未満では、得られるビニル重合体グラフトポリエチレンイミンが十分な分散効果を発揮せず、また、100000を超えると顔料分散剤を液状媒体に溶解させる場合に粘度が高くなり、ポリエチレンイミンとの反応時にゲル化するおそれがあるため好ましくない。
【0013】
アミノ基と反応可能な官能基を有するエチレン性不飽和単量体としては、カルボキシル基、イソシアネート基、エポキシ基等のアミノ基と反応可能な官能基を有するエチレン性不飽和単量体を用いることができる。
カルボキシル基を有するエチレン性不飽和単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、2−カルボキシエチルアクリレート、フタル酸モノヒドロキシエチルアクリレート、ω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノアクリレート、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、グルタゴン酸、テトラヒドロフタル酸、ビニルアクリル酸等が挙げられる。イソシアネート基を有するエチレン性不飽和単量体としては、例えば、2−イソシアネートエチルメタクリレートが挙げられる。エポキシ基を有するエチレン性不飽和単量体としては、例えば、エポキシ(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0014】
なかでも、イソシアネート基を有するエチレン性不飽和単量体は、イソシアネート基とアミノ基との反応性が非常に高く、ポリエチレンイミンとビニル共重合体との反応時に、ポリエチレンイミン中のアミノ基との反応を低温で、かつ確実に行うことができ、分散剤として十分な効果を得ることができるため好適に用いられる。
イソシアネート基を有するエチレン性不飽和単量体を用いる場合には、ビニル重合体は、下記式から算出されるAの値が0.3〜4.0のビニル重合体であることが好ましい。
【数2】
Figure 0004419435
式中、Bはイソシアネート基を有するエチレン性不飽和単量体の仕込み量(エチレン性不飽和単量体の全量を基準とする重量%)であり、Cはイソシアネート基を有するエチレン性不飽和単量体の分子量、Mはビニル重合体の重量平均分子量である。Aの値が0.3未満であるとイソシアネート基を含まないビニル重合体が生成してしまう。また、4.0を超えるとビニル重合体に含まれるイソシアネート基が多くなり、ポリエチレンイミンとの反応時にゲル化を起こすため好ましくない。
【0015】
他のエチレン性不飽和単量体としては、前記のアミノ基と反応可能な官能基を有するエチレン性不飽和単量体以外のエチレン性不飽和単量体、例えば、(メタ)アクリル酸エステル類、芳香族ビニル類、酢酸ビニル等を用いることができる。他の単量体は、水酸基等のアミノ基と反応しない官能基を有していてもよい。水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステル類としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリカプロラクトン変性ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート(カプロラクトンの繰り返し数=1〜6)、グリセリン(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0016】
また、他の(メタ)アクリル酸エステル類としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ベンジル、ウレタン(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、アリロキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシポリエチレングリコールモノアクリレート、フェノールエチレンオキサイド変性アクリレート、ノニルフェノールエチレンオキサイド変性アクリレート、パラクミルフェノールエチレンオキサイド変性アクリレート、ビスフェノールFエチレンオキサイド変性ジアクリレート等が挙げられる。
芳香族ビニル類としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン等が挙げられる。
これらの単量体は、例えば日本油脂株式会社よりブレンマーシリーズとして、東亜合成株式会社よりアロニックスシリーズとして市販されている。
【0017】
上記のエチレン性不飽和単量体は、単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
アミノ基と反応可能な官能基を有するエチレン性不飽和単量体と、他のエチレン性不飽和単量体との共重合は、開始剤の存在下、不活性ガス気流下、50〜150℃で2〜10時間かけて行われる。重合は、溶剤の存在下で行っても差し支えない。
開始剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、クメンヒドロパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキシカーボネート等の有機過酸化物、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物等が挙げられる。開始剤は、エチレン性不飽和単量体の合計100重量部に対して、好ましくは0.5〜25重量部使用される。
【0018】
溶剤としては、例えば、エチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等の酢酸エステル系有機溶剤、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトン等のケトン系有機溶剤、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素系有機溶剤、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、n−プロピルアルコール等のアルコール系有機溶剤、エチレングリコールまたはジエチレングリコールのモノまたはジアルキルエーテル等のエーテル系有機溶剤、水等を用いることができる。
顔料分散剤は、単量体の重合時に使用した各種溶剤の溶液または懸濁液として用いてもよいし、合成時に使用した溶剤以外の溶剤で希釈して用いることもできる。
【0019】
次に、本発明における顔料組成物について説明する。
本発明における顔料組成物は、前記顔料分散剤および顔料を含む顔料組成物である。
顔料組成物に含まれる顔料としては、一般にインキまたは塗料に使用可能なすべての有機顔料、無機顔料およびカーボンブラックが使用できる。
顔料組成物中の顔料分散剤の含有量は、顔料の重量を基準として、1〜30重量%であることが好ましい。顔料分散剤の含有量が1重量%未満の場合には十分な分散効果が得られず、30重量%を超える場合には、添加しただけの効果が得られず経済的に不利であるばかりでなく、塗膜物性に悪影響を与える場合があるため好ましくない。
【0020】
有機顔料としては、例えば、ジケトピロロピロール系顔料、アゾ、ジスアゾ、ポリアゾ等のアゾ系顔料、銅フタロシアニン、ハロゲン化銅フタロシアニン、無金属フタロシアニン等のフタロシアニン系顔料、アミノアントラキノン、ジアミノジアントラキノン、アントラピリミジン、フラバントロン、アントアントロン、インダントロン、ピラントロン、ビオラントロン等のアントラキノン系顔料、キナクリドン系顔料、ジオキサジン系顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、チオインジゴ系顔料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料、キノフタロン系顔料、スレン系顔料、金属錯体系顔料等が挙げられる。
【0021】
無機顔料としては、例えば、酸化チタン、亜鉛華、硫化亜鉛、鉛白、炭酸カルシウム、沈降性硫酸バリウム、ホワイトカーボン、アルミナホワイト、カオリンクレー、タルク、ベントナイト、黒色酸化鉄、カドミウムレッド、べんがら、モリブデンレッド、モリブデートオレンジ、クロムバーミリオン、黄鉛、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、チタンイエロー、酸化クロム、ビリジアン、チタンコバルトグリーン、コバルトグリーン、コバルトクロムグリーン、ビクトリアグリーン、群青、紺青、コバルトブルー、セルリアンブルー、コバルトシリカブルー、コバルト亜鉛シリカブルー、コバルト亜鉛シリカブルー、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等が挙げられる。
カーボンブラックとしては、アセチレンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック等が挙げられる。
【0022】
最後に、本発明における顔料分散体について説明する。
本発明における顔料分散体は、前記顔料分散剤および顔料が液状媒体に分散されているものであり、液状媒体には、さらに酸性官能基含有有機色素誘導体が分散されていてもよい。
顔料分散体は、顔料、本発明の顔料分散剤、液状媒体、および必要により酸性官能基含有有機色素誘導体、バインダー、添加剤、他の顔料分散剤を混合して、一般的にインキや塗料の製造に使用される分散機または混合機を用いて製造することができる。分散機および混合機としては、例えば、横型サンドミル、縦型サンドミル、アニュラー型ビーズミル、アトライタ−、ハイスピードミキサー、ホモミキサー、ボールミル、ロールミル、石臼式ミル、超音波分散機等が挙げられる。
【0023】
顔料、本発明の顔料分散剤、酸性官能基含有有機色素誘導体、バインダー、添加剤、液状媒体等は、すべての成分を混合してから分散しても良いが、初めに顔料分散剤と酸性官能基含有有機色素誘導体等と顔料のみ、顔料分散剤と顔料のみ、または顔料分散剤と酸性官能基含有有機色素誘導体のみを分散し、次いで、順次他の成分を添加して再度分散を行ってもよい。また、分散機で分散を行う前に、ニーダー、3本ロール等の練肉混合機による前分散、2本ロールミル等による固形分散、または顔料への顔料分散剤と酸性官能基含有有機色素誘導体等の処理を行ってもよい。
液状媒体としては、単量体の重合時に使用できる溶剤として例示した有機溶剤および水を用いることができる。
【0024】
バインダーとしては、例えば、石油樹脂、カゼイン、セラック、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、ニトロセルロース、セルロースアセテートブチレート、環化ゴム、塩化ゴム、酸化ゴム、塩酸ゴム、フェノール樹脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂、塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、乾性油、合成乾性油、スチレン変性マレイン酸、ポリアミド樹脂、塩素化ポリプロピレン、ブチラール樹脂、塩化ビニリデン樹脂等が挙げられる。
【0025】
酸性官能基含有有機色素誘導体は、一般に知られている有機色素に酸性官能基を導入した化合物である。有機色素とは、例えば、アゾ系、フタロシアニン系、アントラキノン系、キナクリドン系、ジオキサジン系、アントラピリミジン系、アンサンスロン系、インダンスロン系、フラバンスロン系、ペリノン系、ペリレン系およびチオインジコ系等の色素であるが、アントラキノンのようにほとんど着色していないものであっても構わない。
【0026】
酸性官能基含有有機色素誘導体における酸性官能基としては、スルホン酸基、カルボキシル基、リン酸基等があるが、スルホン酸基がもっとも好ましい。酸性官能基は、アゾ系顔料のカップラー成分またはジアゾ成分に予め導入されていてもよく、有機色素に何らかの反応で後から導入してもよい。例えば、スルホン酸基を有機色素に導入する方法としては、有機色素に硫酸、発煙硫酸、クロロ硫酸等のスルホン化剤を反応させる方法があり、特開平5−98200号公報等に開示されている。また、特開平8−209043号公報に開示されているように、有機色素に連結物質として何らかの化合物を反応させた後にスルホン酸を導入する方法もある。
【0027】
酸性官能基含有有機色素誘導体は、金属塩、有機アミン塩、または4級アンモニウム塩であってもよい。金属塩の例としては、カリウム、ナトリウム、カルシウム、アルミニウム、ストロンチウム、バリウム等の塩が挙げられる。有機アミン塩の例としては、オクチルアミン、ドデシルアミン等の一級アミン塩、ジオレイルアミン、ジステアリルアミン等の2級アミン塩、ジメチルラウリルアミン、ジメチルステアリルアミン等の3級アミン塩が挙げられる。4級アンモニウム塩の例としては、トリメチルアンモニウム、ジメチルジステアリルアンモニウム等が挙げられる。
本発明の顔料分散体は、非水系または水系の塗料、グラビアインキ、オフセットインキ、インクジェットインキ、プラスチック着色等に利用できる。
【0028】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。実施例中、「部」および「%」とは、「重量部」および「重量%」をそれぞれ表す。また、共重合体の分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)により測定したポリスチレン換算の重量平均分子量である。
[ビニル重合体製造例1]
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、攪拌装置を取り付けてシクロヘキサノン285部を仕込み、90℃に昇温し反応容器内を窒素置換した後、滴下管よりn−ブチルメタクリレート135.9部、メチルメタクリレート22.7部、2−イソシアネートエチルメタアクリレート1.4部、2,2‘−アゾビスイソブチロニトリル3.2部、シクロヘキサノン39部の混合溶液を2時間かけて滴下した。滴下が終了してから2時間後に、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.6部をシクロヘキサノンに溶解した溶液を添加し、更に1時間反応を継続し、固形分30%のビニル重合体(1)溶液を得た。ビニル重合体(1)の重量平均分子量は15000であった。
【0029】
[ビニル重合体製造例2]
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、攪拌装置を取り付けてトルエン285部を仕込み、90℃に昇温し反応容器内を窒素置換した後、滴下管よりn−ブチルメタクリレート136.5部、メチルメタクリレート22.6部、メタクリル酸0.8部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル3.2部、トルエン39部の混合溶液を2時間かけて滴下した。滴下が終了してから2時間後に、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.45部をトルエンに溶解した溶液を添加し、更に1時間反応を継続し、固形分30%のビニル重合体(2)溶液を得た。ビニル重合体(2)の重量平均分子量は14000であった。
【0030】
[ビニル重合体製造例3]
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、攪拌装置を取り付けてシクロヘキサノン295部を仕込み、90℃に昇温し、反応容器内を窒素置換した後、滴下管よりn−ブチルメタクリレート137.1部、メチルメタクリレート22.9部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル3.2部を2時間かけて滴下した。滴下が終了してから2時間後に、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.6部をシクロヘキサノンに溶解した溶液を添加し、更に1時間反応を継続し、固形分30%のビニル重合体(3)溶液を得た。ビニル重合体(3)の重量平均分子量は18000であった。
【0031】
[実施例1]
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、攪拌装置を取り付け、ポリエチレンイミン(日本触媒化学工業(株)製「エポミンSP−006」、数平均分子量約600)0.16部、シクロヘキサノン0.91部を仕込み、反応容器内を窒素置換した後、滴下管より製造例1で得られたビニル重合体(1)溶液59.3部(ポリエチレンイミンのアミノ基1個に対してイソシアネート基0.5個となる比率)、シクロヘキサノン59.4部を30分かけて滴下した。更に25℃で1時間反応を継続することで、固形分15%の顔料分散剤(1)溶液を得た。
【0032】
[実施例2]
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、攪拌装置を取り付け、ポリエチレンイミン(日本触媒化学工業(株)製「エポミンSP−018」、数平均分子量1800)0.16部、シクロヘキサノン0.91部を仕込み、反応容器内を窒素置換した後、滴下管より製造例(1)で得られたビニル重合体(1)溶液56.4部(ポリエチレンイミンのアミノ基1個に対してイソシアネート基0.5個となる比率)、シクロヘキサノン56.4部を30分かけて滴下した。更に25℃で1時間反応を継続することで、固形分15%の顔料分散剤(2)溶液を得た。
【0033】
[実施例3]
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、攪拌装置を取り付け、ポリエチレンイミン(日本触媒化学工業(株)製「エポミンSP−006」、数平均分子量600)4.3部、シクロヘキサノン24.4部を仕込み、反応容器内を窒素置換した後、滴下管より製造例(1)で得られたビニル重合体(1)溶液36.2部(ポリエチレンイミンのアミノ基1個に対してイソシアネート基0.01個となる比率)、シクロヘキサノン36.2部を30分かけて滴下した。更に25℃で1時間反応を継続することで、固形分15%の顔料分散剤(3)溶液を得た。
【0034】
[実施例4]
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、攪拌装置を取り付け、ポリエチレンイミン(日本触媒化学工業(株)製「エポミンSP−006」、数平均分子量600)0.10部、シクロヘキサノン0.57部を仕込み、反応容器内を窒素置換した後、滴下管より製造例(1)で得られたビニル重合体(1)溶液75.8部(ポリエチレンイミンのアミノ基1個に対してイソシアネート基0.9個となる比率)、シクロヘキサノン75.8部を30分かけて滴下した。更に25℃で1時間反応を継続することで、固形分15%の顔料分散剤(4)溶液を得た。
【0035】
参考例1
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、攪拌装置を取り付け、ポリエチレンイミン(日本触媒化学工業(株)製「エポミンSP−006」、数平均分子量約600)0.12部、トルエン0.68部を仕込み、120℃に昇温し、反応容器内を窒素置換した後、滴下管より製造例2で得られたビニル重合体(2)溶液50.2部(ポリエチレンイミンのアミノ基1個に対してイソシアネート基0.5個となる比率)、トルエン50.2部を1時間かけて滴下した。更に5時間反応を継続することで、固形分15%の顔料分散剤(5)溶液を得た。
【0036】
[比較例1]
ポリエチレンイミン(日本触媒化学工業(株)製「エポミンSP−006」、数平均分子量600)と、製造例3で得られたビニル重合体(3)溶液とを混合し、顔料分散剤(6)溶液とした。
【0037】
参考例2
4口セパラブルフラスコにポリエチレンイミン(日本触媒化学工業(株)製「エポミンSP−006」、数平均分子量600)16部及び91部のシクロヘキサノンを仕込み、2−イソシアネートエチルメタアクリレート50部(ポリエチレンイミンのアミノ基1個に対してイソシアネート基0.5個となる比率)を滴下管より30分かけて滴下した。滴下終了後1時間反応を継続することで、固形分40%の化合物(1)溶液を得た。次いで、セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、攪拌装置を取り付けてシクロヘキサノン285部を仕込み、90℃に昇温し反応容器内を窒素置換した後、滴下管よりn−ブチルメタクリレート135.9部、メチルメタクリレート22.7部、化合物(1)3部、2,2‘−アゾビスイソブチロニトリル3.2部、シクロヘキサノン39部の混合溶液を2時間かけて滴下した。滴下が終了してから2時間後に、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.6部をシクロヘキサノンに溶解した溶液を添加し、更に1時間反応を継続し、固形分30%の顔料分散剤(7)溶液を得た。顔料分散剤の重量平均分子量は16000であった。
【0038】
実施例及び比較例で得られた顔料分散剤溶液を用いて、表1に示す組成の塗料を作成した。顔料としてはC.I. Pigment Blue 15:3(東洋インキ製造(株)製「リオノールブルー FG−7351」)を用い、誘導体(有機色素誘導体)としてはフタロシアニンモノスルホン酸を用い、溶剤としてはシクロヘキサノンを用いた。また、分散は、ジルコニアビーズを使用し、ペイントコンディショナーにて行った。しかし、比較例で得られた顔料分散溶液を用いた場合には、顔料を液状媒体に分散することができず、顔料の凝集が起こり、塗料が得られなかった。得られた塗料をフィルムに塗布したときの光沢値を測定した。また、塗料の粘度をレオメータで測定し、TI値を回転数10rpm時の粘度を回転数100rpm時の粘度で割ることにより算出した。結果を表1に示す。なお、光沢値は高いほど良好、粘度は低いほど良好、TI値は1に近いほど良好である。
なお、表1における実施例6および7は、参考例である。
【0039】
【表1】
Figure 0004419435
【0040】
【発明の効果】
本発明により、種々の顔料を安定してビヒクルに分散でき、乾燥皮膜の物性を低下させることのない顔料分散剤が得られた。本発明の顔料分散剤を用いれば、顔料分散性の悪い樹脂にも顔料を安定して分散することができるため、非集合性、流動性に優れた安定なオフセットインキ、グラビアインキ、塗料、インクジェットインキ等を製造することができる。

Claims (5)

  1. イソシアネート基を有するエチレン性不飽和単量体および他のエチレン性不飽和単量体を共重合してなる、重量平均分子量が1000〜100000である(メタ)アクリル酸エステル共重合体と、ポリエチレンイミンとが、ポリエチレンイミンのアミノ基1個に対して、前記(メタ)アクリル酸エステル共重合体中のイソシアネート基が0.01〜1個となる比率で化学的に結合しているビニル重合体グラフトポリエチレンイミンからなることを特徴とする顔料分散剤。
  2. ビニル重合体が、下記式から算出されるAの値が0.3〜4.0のビニル重合体であることを特徴とする請求項記載の顔料分散剤。
    Figure 0004419435
    B:イソシアネート基を有するエチレン性不飽和単量体の仕込み量(エチレン性不飽和単量体の全量を基準とする重量%)
    C:イソシアネート基を有するエチレン性不飽和単量体の分子量
    M:ビニル重合体の重量平均分子量
  3. 請求項1または2記載の顔料分散剤および顔料を含むことを特徴とする顔料組成物。
  4. 請求項1または2記載の顔料分散剤および顔料が液状媒体に分散されていることを特徴とする顔料分散体。
  5. さらに、酸性官能基含有有機色素誘導体が液状媒体に分散されていることを特徴とする請求項記載の顔料分散体。
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