JP4419397B2 - 映像配信装置および映像配信方法 - Google Patents

映像配信装置および映像配信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗り物に取りつけられたカメラによって撮像される映像をユーザに提供する映像配信装置および映像配信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の映像配信装置は、乗り物の屋根、運転席、客席などから外の景色を撮像できるようにカメラを配置し、このカメラから撮像される映像を映像提供用コンピュータからリアルタイムにインターネットを介して、ユーザ端末に送信して提供するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−304339号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の映像配信装置は、ユーザーが、ユーザー端末から、インターネットを介して映像提供用コンピュータにアクセスし、「現在運行している、東京−大阪間の新幹線から見える景色のリアルタイムの映像が見たい」という要求を入力したり、ユーザ端末に表示されている地図画面上で、例えば、シンボル(路線図)をマウス等で指定したりすることにより、ユーザが所望する映像を映像提供用コンピュータに要求し、映像提供用コンピュータがその要求に対応する映像をユーザに提供するものであった。そのため、ユーザが所望区間の全ての映像を見たいにもかかわらず、ユーザが要求した時刻以降の映像しか見ることができなかった。
【0005】
また、ユーザが要求した時刻において所望区間に乗り物が運行されていない場合、ユーザが映像提供用コンピュータに要求したにもかかわらず、ユーザは映像を見ることができないという状況が生じており、ユーザの不満が多かった。
【0006】
この発明は、上述のような問題点を解決するためになされたもので、ユーザに対して、ユーザの所望区間の映像を確実に提供する映像配信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明の映像配信装置は、現在の時刻に運行している複数の乗り物の各々における複数の停車箇所の運行時刻を示す時刻表をユーザ端末に対して提供する時刻表提供手段と、ユーザによって選択された時刻表からユーザによって選択された乗り物を検知する乗り物検知手段と、検知された乗り物に取りつけられた撮像手段から送信される映像データを受信する受信手段と、受信手段によって受信された映像データとユーザによって選択された時刻表とをユーザ端末に対して提供する乗り物映像提供手段とを備え、前記乗り物映像提供手段に提供される時刻表における各停車箇所のうち、現在の時刻以降で最も近い時刻に停車する停車箇所が他の停車箇所に対して視覚的に異なる表示がなされ、現在の時刻の変化とともに視覚的に異なる表示がなされる停車箇所が変更されることを特徴とするものである。
【0008】
発明の映像配信装置は、現在の時刻に運行している複数の乗り物に関する運行時刻を示す時刻表をユーザ端末に対して提供する時刻表提供手段と、乗り物に取りつけられ、該乗り物内の複数種の座席に対応して配置され複数の撮像手段から送信される映像データを受信する受信手段と、時刻表からユーザによって選択された乗り物を検知する乗り物検知手段と、該複数の撮像手段のうちユーザによって選択された撮像手段を検知する撮像手段検知手段と、受信手段によって受信された映像データを記憶する記憶手段と、乗り物検知手段によって検知された乗り物に関し、受信手段によって受信され前記撮像手段検知手段によって検知された撮像手段により撮像された映像データ、または記憶手段に記憶された映像データをユーザ端末に対して提供する乗り物映像提供手段と 前記撮像手段検知手段により検知された撮像手段に対応された座席の予約を受け付ける予約受付手段とを備えたことを特徴とするものである。
発明の映像配信装置は、現在の時刻に運行している複数の乗り物に関する運行時刻を示す時刻表をユーザ端末に対して提供する時刻表提供手段と、乗り物に取りつけられた撮像手段から送信される映像データを受信する受信手段と、時刻表からユーザによって選択された乗り物を検知する乗り物検知手段と、受信手段によって受信された映像データを記憶する記憶手段と、乗り物検知手段によって検知された乗り物に関し、少なくとも受信手段によって受信された映像データ、または記憶手段に記憶された映像データをユーザ端末に対して提供する乗り物映像提供手段とを備え、乗り物映像提供手段は、受信手段によって受信される映像データから乗り物検知手段によって検知された乗り物に関する映像データをユーザ端末へ配信している際に、ユーザ端末から同じ路線における過去の映像の配信に関する要求を受信すると、記憶手段に記憶された映像データのうち現在配信している乗り物と同じ路線における映像データをユーザ端末に対して提供することを特徴とするものである。
【0009】
発明の映像配信方法は、現在の時刻に運行している複数の乗り物の各々における複数の停車箇所の運行時刻を示す時刻表をユーザ端末に対して提供する時刻表提供工程と、ユーザによって選択された時刻表からユーザによって選択された乗り物を検知する乗り物検知工程と、検知された乗り物に取りつけられた撮像手段から送信される映像データを受信する受信工程と、前記受信工程によって受信された映像データとユーザによって選択された時刻表とをユーザ端末に対して提供する乗り物映像提供工程とを有し、前記乗り物映像提供工程に提供される時刻表における各停車箇所のうち、現在の時刻以降で最も近い時刻に停車する停車箇所が他の停車箇所に対して視覚的に異なる表示がなされ、現在の時刻の変化とともに視覚的に異なる表示がなされる停車箇所が変更されることを特徴とするものである。
【0010】
発明の映像配信方法は、現在の時刻に運行している複数の乗り物に関する運行時刻を示す時刻表をユーザ端末に対して提供する時刻表提供工程と、乗り物に取りつけられ、該乗り物内の複数種の座席に対応して配置された複数の撮像手段から送信される映像データを受信する受信工程と、前記時刻表からユーザによって選択された乗り物を検知する乗り物検知工程と、該複数の撮像手段のうちユーザによって選択された撮像手段を検知する撮像手段検知工程と、前記乗り物検知工程によって検知された乗り物に関し、前記受信工程によって受信され前記撮像手段検知工程によって検知された撮像手段により撮像された前記映像データを前記ユーザ端末に対して提供する乗り物映像提供工程と、前記撮像手段検知工程により検知された撮像手段に対応された座席の予約を受け付ける予約受付工程と、を有することを特徴とするものである。
発明の映像配信方法は、現在の時刻に運行している複数の乗り物に関する運行時刻を示す時刻表をユーザ端末に対して提供する時刻表提供工程と、乗り物に取りつけられた撮像手段から送信される映像データを受信する受信工程と、前記時刻表からユーザによって選択された乗り物を検知する乗り物検知工程と、前記受信工程によって受信された映像データを記憶する記憶工程と、前記乗り物検知工程によって検知された乗り物に関し、少なくとも前記受信工程によって受信された前記映像データ、または前記記憶工程に記憶された映像データを前記ユーザ端末に対して提供する乗り物映像提供工程とを有し、前記乗り物映像提供工程は、前記受信工程によって受信される前記映像データから前記乗り物検知工程によって検知された乗り物に関する映像データを前記ユーザ端末へ配信している際に、前記ユーザ端末から同じ路線における過去の映像の配信に関する要求を受信すると、前記記憶工程に記憶された映像データのうち現在配信している乗り物と同じ路線における映像データを前記ユーザ端末に対して提供することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に示す映像配信装置の構成を示す全体構成図である。尚、乗り物の一例として、列車について説明する。実施の形態1以降についても同様である。図において、列車5には運転席からの風景、客席からの車窓、客室内の様子を撮像するカメラ7とカメラ7で撮像された映像を基地局4と無線で送受信する列車用アンテナ6とが設けられている。基地局4は、一般のインターネット網1に接続されており、同じくインターネット網1に接続されている情報データ端未3と通信可能な状態となっている。また、ユーザは、PCをユーザ端末2としてインターネット網1に接続することにより、情報データ端未3にアクセスでき、情報を取得することが可能である。尚、ここでいう映像とは、音声も含むものである。即ち、カメラには、マイクが含まれたものを指している。
【0012】
尚、列車は、従来からあるATC(Automatic Train Control、自動列車制御装置)により常に、列車の位置を把握することができ、このATCによって検知された位置情報を映像データ端未の主制御部が受信することにより、主制御部は列車の位置を把握している。また、列車にGPS受信器を設けて列車の位置を算出し、算出された位置情報を映像データ端未の主制御部が受信することによっても列車の位置を把握することができる。更には、これらの装置以外においても、従来からある列車の位置を検知する装置から、位置情報を受信して主制御部は列車の位置を常に把握しており、更に、後述する路線図とマッチングすることにより、現在の時刻における列車の運行位置を求めるようになっている。尚、位置検知の方法は上述に特定されるものではないことはいうまでもない。
【0013】
また、図2はこの発明の実施の形態1に示す映像配信装置の情報データ端未3の詳細を示すブロック図である。図において、情報データ端未3は、インターネット網1との入出力を制御する入出力制御部9によって、外部のインターネット網1と接続されている。また、情報データ端未3において、映像情報記憶部10が列車5に取りつけられた撮像手段としてのカメラ7によって撮像された映像データを記憶し、時刻表情報記憶部11が列車5の時刻表の情報を時刻情報データとして記憶し、路線情報記憶部12が列車5の路線データを路線情報として記憶し、地域情報記憶部13が駅周辺の観光情報や施設の案内情報や広告情報を地域情報として記憶し、HP記憶部14がインターネット網1上に公開されているホームページのデータを記憶している。更に、加工用一時記憶部15は、後述するようなストリーミング配信する際に一時的にバッファとして映像データを記憶する
【0014】
これらの映像情報記憶部10、時刻表情報記憶部11、路線情報記憶部12、地域情報記憶部13、HP記憶部14、加工用一時記憶部15から各情報をインターネット網1との間で入出力を入出力制御部9を介して接続されており、これらの各記憶部の制御、入出力制御部9は、主制御部8によって制御される構成となっている。
【0015】
列車5に取り付けられたカメラ7は、常時撮像して基地局4、インターネット網1を介して情報データ端未3内の映像情報記憶部10、および加工用一時記憶部15に記憶される。この加工用一時記憶部15に記憶された映像データは、ストリーミング配信可能な状態に加工され、同じく映像記憶部記憶された映像では、必要時に加工用一時記憶部15記憶され、ストリーミング配信可能な状態に加工される。このストリーミング配信可能な状態に加工された映像を、ストリーミング映像と呼ぶ。
【0016】
このストリーミング映像は、主制御部8によってインターネット網1上に公開されているホームページよりアクセス可能である。即ち、ユーザ端末2からインターネット網1を介して情報データ端未3によって公開されているホームページにアクセスすると、情報データ端未3の主制御部8はユーザ端末2に対してストリーミング映像のストリーミング配信を行う。一方、ユーザ端末2は、ストリーミング配信されてきたストリーミング映像を順次再生し、ディスプレイなどの表示装置に表示する。その結果、ユーザはユーザ端末2によって、列車5に取り付けられたカメラ7によって撮像された映像をリアルタイムで閲覧することができる。
【0017】
次に、動作について説明する。
1.映像蓄積
まず最初に、列車5に取り付けられたカメラ7の映像を情報データ端未3に蓄積する流れに関して情報データ端未3の動作について説明する。図3は、情報データ端未3に映像データを蓄積する流れについてのフローチャートである。
【0018】
まず、列車5に取り付けられている各々のカメラ7が、風景を撮像する。
次に、カメラ7によって撮像された映像は、映像データとして列車5内に設置されている送受信器(図示せず)から列車用アンテナ6を介して基地局4へ送信される。更に、基地局4で受信された映像データは、基地局4が接続されているインターネット網1を介して、インターネット網1に接続されている情報データ端未3に送信され、情報データ端未3における入出力制御部9を介して主制御部8によって受信され(S101)、映像情報記憶部10にカテゴリー毎に記憶される(S102)。即ち、入出力制御部9と主制御部8とは、受信手段として動作している。
ここでいうカテゴリーとは、路線別、列車別などのような映像データの種類である。即ち、一例として同じ路線毎にデータが集められ、更に、同じ路線内で列車毎に分類される。
【0019】
尚、路線情報記憶部12には、予めカメラ7の取り付けられた列車5の路線名と路線図とが記憶されているものとし、地域情報には後述するような地域情報が予め記憶されているものとする。
【0020】
更に、HP記憶部14は後述するように映像情報記憶部10に記憶されている映像データのストリーミング配信のコンテンツを第3者に提供するために開設されるホームページのデータが記憶される。尚、記憶されているホームページをインターネット網1上に公開するために主制御部8がWWWサーバとしての働きをしている。このように公開されたホームページにはインターネット網1を介してユーザ端末2からアクセス可能であり、ホームページ上には、映像情報記憶部10内の映像データが閲覧可能なようにリンクが張られている。勿論、リンクが張られていなくてもよいことはいうまでもない。
【0021】
即ち、ユーザ端末2からいつでもホームページにアクセス可能であるだけでなく、更には、映像データにまでアクセス可能な状態となっている。
【0022】
2.映像配信
次に、情報データ端未3が映像情報記憶部10に記憶している映像データをユーザ端末2に配信する動作について説明する。
図4は情報データ端未3がユーザ端末2へ映像データ等を配信するフローチャート、図5は他の駅(過去の映像)における映像を表示するフローチャート、図6は情報データ端未3がユーザ端末2へ地域情報を配信するフローチャート、図7は情報データ端未3がユーザ端末2へ現在選択されている路線から他の路線を選択するフローチャート、図8は情報データ端未3がユーザ端末2へ現在配信されてる映像から新たな映像へ切り換えるフローチャートである。
【0023】
また、図9〜図15は情報データ端未3の主制御部8がインターネット網1を介してユーザ端末2へ提供するブラウザ画面の構成図、即ち、ユーザ端末2の画面16に表示される画面を示す図である。尚、図9は路線の選択の形態をユーザに問い合わせを行い、ユーザに対して路線の選択を促す画面を示す図である。図10(a)はユーザが選択可能な路線名の一覧を表示し、ユーザに対して所望する路線名の選択を促す画面を示す図であり、図10(b)はユーザが選択可能な路線を路線図として表示し、ユーザに対して所望する路線の選択を促す画面を示す図である。また、図11はユーザによって選択された路線に対応する時刻表を表示し、ユーザに対して所望する列車5の選択を促す画面を示す図である。図12(a)は表示された時刻表から異なる時刻における時刻表に切り換えた画面を示す図、図12(b)は表示された時刻表から異なる駅における時刻表に切り換えた画面を示す図である。図13はホームページ上にストリーミング映像を組み込んで表示する画面を示す図である。図14はユーザ端末2に表示された地域情報を示す図である。図15(a)はユーザが選択可能なカメラ位置の場所名の一覧を表示し、ユーザに対して所望するカメラ位置の選択を促す画面を示す図、図15(b)はユーザが選択可能なカメラ位置の場所名を図示し、ユーザに対して所望するカメラ位置の選択を促す画面を示す図である。
【0024】
まず、上述のように情報データ端未3の主制御部8によってHP記憶部14内の情報がインターネット網1上にホームページを公開している状態で、ユーザが、ユーザ端末2からこのホームページにアクセスする。
【0025】
次に、情報データ端未3の主制御部8は、ユーザに対して所望する路線の選択を促すページの情報をHP記憶部14からユーザ端末2の画面16上に送信するが、まず、ユーザが路線を選択する形態が、「路線名から選択」、「路線図から選択」のように複数あるため、選択形態を示す選択形態アイコン17の一覧を表示する画面の情報を送信し、ユーザ端末2の画面16に図9の画面を表示させる(S201)。
【0026】
次に、ユーザがユーザ端末2の画面16上に表示された選択形態アイコン17の一覧から、もし「路線名から選択」を選択すると、情報データ端未3の主制御部8が「路線名から選択」を検知し、ユーザが選択可能な路線名の一覧を表示する画面の情報をユーザ端末2へ送信し、ユーザ端末2の画面16に図10(a)の画面を表示させる(S202)。ユーザが表示された路線名の一覧から所望の路線名を選択し、情報データ端未3の主制御部8がユーザ所望の路線を検知する(S203)。即ち、主制御部8は、路線情報提供手段および路線検知手段として動作している。
【0027】
一方、ユーザが選択形態アイコン17の一覧から「路線図から選択」を選択すると、同様にしてユーザ端末2の画面16に図10(b)の画面を表示させる(S204)。ユーザが表示された路線図から所望の路線を選択すると、情報データ端未3の主制御部8がユーザ所望の路線を検知する(S205)。
【0028】
次に、主制御部8は、ユーザに対して所望する列車5の選択を促すために、ユーザ所望の路線に対応する時刻表の時刻表データを時刻表情報記憶部11から読み取り、ページの情報をユーザ端末2に送信し、ユーザ端末2の画面16に図11の画面を表示させる(S206)。即ち、この主制御部は8は、時刻表提供手段として動作している。尚、画面16は、駅名を示す駅名アイコン18と各列車5に対応した複数の時刻表アイコン20と現在時刻を示す時計アイコン21から構成されている。尚、時刻表アイコン20は時系列に配列されており、各々はユーザによって選択可能となっている。
【0029】
また、時刻表アイコン20は駅名アイコン18の駅名と対応して列車5の発車(あるいは到着)時刻が表示されているが、現在時刻以降で最も近い時刻に停車する駅の時刻を他の時刻と識別可能なように表示している。例えば、ユーザ端末2の画面16が図11に表示されている画面であるとする。現在時刻は10時22分30秒であるので、「普通7号」の列車においては、現在時刻以降で最も近い時刻に停車する駅の時刻の条件を満たす時刻はA3駅の10:23であり、「普通6号」の列車においては、A5駅の10:26である。同様に、特急1号においては、A1駅の10:25であり、「普通8号」の列車においては、A1駅の10:30である。よって、これらは、文字が大きく、更に太字で表示することにより、他の時刻に対して識別可能としている。これらは、現在時刻における各列車5のおおよその位置をユーザに対して示すものである。そのため、現在時刻よりも以前の時刻に対しては、既に列車5が通りすぎており、リアルタイムな映像を取得できないので識別可能にする対象外である。また、「普通9号」に対しては、A1駅の10:45が上述の条件を満たしているが、現在時刻よりも所定時刻間があいている場合は、識別可能としない。何故なら、A1駅が始発駅の場合であり、まだ駅のホームに入線していない列車5であるからである。このような列車は、車両区に停車している場合や、他の路線を運行していたりしている場合であり、カメラ7の映像と時刻表とが一致していないので、これらの場合は識別可能としない。そのため、これに該当する時刻表アイコン20は選択できないようになっている。
【0030】
更に、表示されている時刻表アイコン20以外の時刻表アイコン20を見たいとき、例えば、現在表示されている時刻表アイコン20よりも時刻が早い、あるいは時刻が遅い時刻表アイコン20を見たいときに、時刻表アイコン20をスライドさせる時刻スライド用アイコン22と、現在表示されている時刻表アイコン20よりも上りの駅、あるいは下りの駅を見たい場合に駅名をスライドさせる駅名スライド用アイコン23とが設けられている。
【0031】
以下に具体的に詳述する。現在、図11に示す時刻表が画面16に表示されているとする。この時刻表においては、A1駅を10:00に発車する列車5が最も早い列車であり、A1駅を10:45に発車する列車5が最も遅い列車である。ここで、A1駅を10:00に発車する列車5よりも早い列車、あるいはA1駅を10:45に発車する列車5よりも遅い列車を選択したい場合は、その列車5の時刻表アイコン20が表示されるように時刻スライド用アイコン22を選択する。仮に、ユーザがA1駅を10:00に発車する列車5よりも早い列車を所望する場合は、時刻スライド用アイコン22うち画面左向きの矢印を選択する。そうすると、情報データ端未3の主制御部8がその選択を検知し、A1駅を09:45に発車する列車5の時刻表アイコン20を左端に表示するとともに、時刻表アイコン20全体を画面16の右側へシフトさせて表示させ、一方、10:45発車の列車5に対応する時刻表アイコン20は画面16に表示させないようにする。即ち、図12(a)に示すような画面となる。逆に、ユーザがより遅い列車を所望する場合は、時刻スライド用アイコン22の画面右向きの矢印を選択し、上述の動作と逆の動作を行う。このように、ユーザ端末2に表示された時刻スライド用アイコン22を適宜選択することにより、ユーザは画面16に表示された以外の、時刻に対応する時刻表アイコン20を選択可能とすることができる。
【0032】
同様にして、図12(a)に示す時刻表が画面16に表示されていた場合に、A1駅よりも上りの駅、あるいはA7駅よりも下りの駅に関する時刻表を見たい場合に、駅名スライド用アイコン23の上向き矢印、あるいは下向き矢印を適宜選択することにより、A1駅よりも上りの駅、あるいはA7駅よりも下りの駅を含むような時刻表を表示させることが可能となっている。例えば、図11に示す時刻表が画面16に表示されていた場合に、下向き矢印をユーザが選択したとすると、図12(b)のようになることはいうまでもない。
【0033】
次に、ユーザがユーザ端末2に表示された時刻表から「普通6号」の時刻表アイコン20を選択したとすると、映像データ端未の主制御部8がユーザ所望の列車が「普通6号」であることを検知する(S207)。即ち、主制御部8は、乗り物検知手段として動作している。更に、主制御部8は、ユーザ所望の列車のカメラ7から配信されてくる映像を上述したように、映像データを取得した後、映像情報記憶部10に記憶するだけでなく、逐次、加工用一時記憶部15に記憶させ(S208)、ストリーミング配信用に加工する(S209)。即ち、入出力制御部9と主制御部8とは、受信手段として動作している。
【0034】
次に、主制御部8は、ストリーミング配信用に加工されたストリーミング映像をHP記憶部14に記憶されているホームページ情報とともにユーザ端末2へ配信する(S210)。即ち、主制御部8は、乗り物映像提供手段として動作している。尚、ホームページ情報とストリーミング映像とが組み合わされた画面構成は図13に示すとおりである。
【0035】
そうすると、ユーザ端末2の画面16には、送信されてきたホームページ情報にストリーミング映像を組み込んだ図13の画面16が表示される。画面16には、駅名アイコン18とユーザが選択した時刻表アイコン20とが表示されており、上述したように、時刻表アイコン20は現在時刻以降で最も近い時刻に停車する駅の時刻(10:23)が大きなフォントで且つ太字となっている。また、その識別可能な時刻に対応している駅名をユーザに認識しやすくするために駅名も同様に大きなフォントで且つ太字として他の駅名と識別可能になっている。これらの識別可能な時刻および駅名は、現在時刻とともに刻々と変化する。例えば、図13の画面16における現在時刻では、列車5がA3駅の手前を走行しているが、10:23以降はA3駅を離れるため、識別可能な時刻および駅名は、次の駅(A4駅)およびその駅に対応する時刻(10:32)に変更する。
【0036】
また、図13に示す画面16には、ストリーミング配信されてきた映像がストリーミング映像表示領域24に表示されている。即ち、ユーザは、所望する列車の現在走行している映像をリアルタイムで閲覧することが可能となる。
【0037】
ここで、ユーザが現在表示されているA3駅以前の他の駅、例えばA2駅についての映像を閲覧する場合について説明する。A2駅は既に、通過した駅であるため、A2駅に関する映像は過去の映像であり、A2駅の映像の表示は過去の映像の表示となる。
【0038】
この場合、まず、ユーザは駅名アイコン18内のA2駅を選択する。映像データ端未の主制御部8がこの選択を検知すると(S211)、駅名を変更するために(S212)、選択された駅名に対応する映像情報記憶部10から映像データを検索して取得する(S301)。尚、上述したように、映像情報記憶部10には逐次、列車5からの映像が映像データとして蓄積されている。即ち、既に運行された路線においては列車5のカメラ7によって映像が撮像されており、映像データが既に映像情報記憶部10に記憶されている。
【0039】
次に、主制御部8は、取得した映像データを加工用一時記憶部15に記憶させるとともに(S302)、取得した映像データをユーザ所望の映像と認識し(S303)、ストリーミング配信するためのストリーミング映像に加工を施す(S209)。
次に、主制御部8は、加工されたストリーミング映像をHP記憶部14のホームページ情報に組み込んでユーザ端末2へ配信する(S210)。
これ以降、動作は、列車5のカメラ7が撮像した映像をリアルタイムで配信する場合と同様であるため、説明は省略する。
【0040】
更に、図13に示す画面16には、地域情報アイコン25、乗り換えアイコン26、映像切り換えアイコン27、戻るアイコン28、終了アイコン29がともに表示されている。図13に示す画面16において、ストリーミング配信された映像をユーザ端末2の画面16で表示している間、映像データ端未の主制御部8は、常に、駅名アイコン18内の駅名が選択されているか否かを判断するとともに、地域情報アイコン25、乗り換えアイコン26、映像切り換えアイコン27、戻るアイコン28、終了アイコン29がユーザによって選択されているか否かを判断している(S213、S215、S217、S219)。
【0041】
まず、地域情報アイコン25について説明する。
もし、ユーザが地域情報アイコン25を選択したとすると、映像データ端未の主制御部8は、ユーザが地域情報アイコン25を選択したことを判断すると(S213)、映像データ端未からユーザ端末2に対して、以下に示すように地域情報30が提供される(S214)。尚、各駅毎に対応した地域情報30を地域情報データとして地域情報記憶部13予め記憶しておく。
【0042】
まず、主制御部8は、ユーザによって地域情報アイコン25が選択された時点において次に列車5が到着する駅に対応した地域情報データを地域情報記憶部13から取得する(S401)。
【0043】
次に、主制御部8は、取得した地域情報データをユーザ端末2の画面16に図14に示す画面16を表示させるためユーザ端末2に送信する(S402)。一方、ユーザ端末2は、受信した地域情報30を画面16に表示する。この地域情報30の画面16は所定の時間経過後、あるいは、ユーザによって画面の「閉じる」が選択されると表示を終了するようになっている。即ち、主制御部8は、地域情報提供手段として動作している。
【0044】
尚、地域情報30とは、駅周辺の観光案内や名所案内のように観光客向けの観光情報や、駅周辺のお買い物情報のようにお店の広告に関する情報などのように駅周辺に関する情報である。また、地域情報30において、名所案内や、お店へリンクを張り、より詳細情報が閲覧できるようになっている。例えば、観光情報においては、景勝地にもカメラをしておいて景勝地の映像を提供したり、また、景勝地の見所、景勝地までの交通、宿泊施設の案内・予約等の情報を提供するホームページを作成して各ホームページへ閲覧可能なようにリンクが張られており、ユーザが適宜情報を引き出せたり、旅館の予約、景勝地や旅館等に対する感想や意見が書き込めるができるようになっている。更に、お土産、駅弁等に関するホームページを作成してユーザがインターネットショッピング・通信販売が楽しめるように構成されている。更には、列車5が停車した時刻を考慮して、その時刻から観光する場合のモデルプランを提供するようにしてもよい。尚、これらのホームページは、旅館やお土産のショップが既に開設されているホームページへのリンクでも構わないことはいうまでもない。尚、インターネットショッピングや通信販売は、現在インターネット網1を用いて盛んに行われている方法と同様であるので、詳細については説明を省略する。
【0045】
次に、乗り換えアイコン26について説明する。尚、乗り換えアイコン26は、ストリーミング映像を表示している列車5が各駅に到着すると主制御部8からユーザ端末2の画面16に対して表示するように制御されている。
【0046】
もし、ユーザが乗り換えアイコン26を選択したとする。すると、映像データ端未の主制御部8は、ユーザが乗り換えアイコン26を選択したことを判断すると(S215)、乗り換えを行うために(S216)、映像データ端未からユーザ端末2に対して、まず、現在乗り換えが可能な路線名の一覧、あるいは、乗り換え可能な路線が図示された路線図19を送信し、ユーザ端末2の画面16に表示させる(S501)。尚、このユーザ端末2の画面16は、図10と同様であるため詳細は省略する。
【0047】
次に、ユーザが表示された路線名、あるいは路線を選択すると、映像データ端未の主制御部8はユーザ所望の路線を検知する(S502)。ここで、ユーザ所望の路線から乗り換えアイコン26を選択した駅における時刻以降で一番早く到着する列車5をユーザ所望の列車と判断し(S503)、ユーザ所望の列車に対応する映像データを取得する。更に、主制御部8は、ユーザ所望の列車のカメラ7から配信されてくる映像を上述したように、映像データを取得した後、映像情報記憶部10に記憶するだけでなく、逐次、加工用一時記憶部15に記憶させ、ストリーミング配信用に加工する(S209)。以降は、上述のストリーミング映像の配信と同様であり、説明は省略する。
【0048】
尚、本実施の形態では、乗り換えアイコン26が選択された場合、ユーザ所望の路線から乗り換えアイコン26を選択した駅における時刻以降で一番早く到着する列車5をユーザ所望の列車と判断したが、乗り換えアイコン26を選択した駅における時刻から、実際に乗り換える際に要する所要時間を加えた時刻以降で一番早く到着する列車5をユーザ所望の列車と判断してもよい。この際、所要時間は、通常は、標準時間として一定としているが、ユーザ個人に依存して変更するようにしてもよい。例えば、身障者やお年寄りの場合は、標準時間よりも多めにしたりする。また、利用時刻に応じて、所要時間を変更しても構わない。例えば、朝夕の通勤ラッシュ時は、標準時間よりも多めにしたりする。
【0049】
次に、映像切換アイコンについて説明する。上述したように、列車5には複数のカメラ7が設置している。ここでは、列車5には運転席からの風景、客席からの車窓(右側、左側)、客室内の様子の計4つ設けられている。通常、ユーザ端末2の画面16には運転席からのカメラ7からの映像が表示されている。
【0050】
もし、ユーザが映像切換アイコンを選択したとする。すると、映像データ端未の主制御部8は、ユーザが映像切換アイコンを選択したことを判断すると(S217)、映像を切り換えるため(S218)、映像データ端未からユーザ端末2に対して、まず、現在選択が可能なカメラ7の配置箇所名33の一覧(図15(a))、あるいは、カメラ7の位置が図示されたカメラ配置図34(図15(b))を送信し、ユーザ端末2の画面16に表示させる(S601)。
【0051】
次に、ユーザが画面16に表示された配置箇所名33、あるいはカメラ配置図34のカメラ配置アイコン35から所望する配置を選択する。一方、映像データ端未の主制御部8は、ユーザが所望するカメラ配置を検知すると(S602)、映像データをユーザ所望の映像と認識し(S603)、ユーザ所望のカメラ7からの映像を取得する。更に、主制御部8は、ユーザ所望の列車5のカメラ7から配信されてくる映像を上述したように、映像データを取得した後、映像情報記憶部10に記憶するだけでなく、逐次、加工用一時記憶部15に記憶させ、ストリーミング配信用に加工する(S209)。以降は、上述のストリーミング映像の配信と同様であり、説明は省略する。
【0052】
次に、戻るアイコン28について説明する。このアイコンが選択されたことを映像データ端未の主制御部8が検知すると(S219)、ユーザは現在のストリーミング配信から最初に戻りたいと判断し、ユーザが路線を選択する形態を選択する画面16(図9)をユーザ端末2に表示させる(S201)。以降は、上述と同様である。
【0053】
次に、終了アイコン29について説明する。このアイコンが選択されたことを映像データ端未の主制御部8が検知すると(S220)、ユーザは全て終了したいと判断し、ストリーミング配信を停止して終了する。
【0054】
尚、本実施の形態では、乗り物として列車5について説明したが、バス、観光バス、船、飛行機などのような他の乗り物でも構わない。このことは、他の実施の形態においても同様である。
【0055】
尚、本実施の形態では、ユーザ端末2から過去に遡って映像を配信する要求があった場合にそなえて、乗り物に設けられたカメラからの映像を、随時、映像情報記憶部10に記憶させていたが、カメラからの映像をリアルタイムにストリーミング配信する場合(ライブ方式)のみでも構わず、これにより記憶容量の削減、システムをライブ方式に統一することができシステムを簡略化することができる。また、カメラからの映像をリアルタイムにストリーミング配信するのではなく、常に、映像情報記憶部10に記憶した後にストリーミング配信する(オンデマンド方式)ようにしても構わず、これによりシステムをオンデマンド方式に統一できシステムを簡略化することができる。
【0056】
尚、本実施の形態では、列車5に設置されたカメラ7は常時撮像している場合について説明したが、例えば、列車5が車庫に入っている場合や、上述したようにライブ方式のみの場合などは、常時カメラ7によって撮像している必要性はないので、映像データ端未から乗り物のカメラ7を遠隔操作して、必要時に撮像させるようにしても構わない。即ち、ユーザが上述の方法によりユーザ所望の列車を特定すると、映像データ端未の主制御部8は、所望の列車を検知し、対応する列車に対して、インターネット網1、基地局4を介してカメラ7で撮像する指令(撮像指令)を送信し、一方、列車5のカメラ7は、この撮像指令を受け取ると、撮像を開始して、基地局4、インターネット網1を介して映像データ端未に対して映像データを送信する。このようにすることにより、必要時のみカメラ7が撮像して映像データを送信するので、不要な通信を抑えることができるとともに、映像情報記憶部10の容量を削減することができる。
【0057】
尚、本実施の形態では、地域情報30は、ユーザが地域情報アイコン25を選択したとき、即ちユーザの所望するときに、表示させるようにしたが、列車5が駅に近づいたとき、あるいは列車5が駅に停車している間に自動的にユーザ端末2の画面16に表示するようにしても構わない。また、地域情報30は画面全体に表示するのではなく、例えば、画面16の縁部にテロップのように表示するようにしても構わず、また、別の画面に表示するようにしても構わず、上述の表示の仕方に限定されるものではない。
【0058】
尚、本実施の形態では、乗り換えアイコン26が選択された場合、現在の路線から他の路線に乗り換えることについて説明したが、列車間だけでなく、他の乗り物への乗り換えでも構わない。例えば、列車から路線バスへの乗り換え、列車から観光バスに乗り換え更に観光バスで観光し終わったら再び列車5に乗り換えるような場合でも構わない。更には、同じ路線内であっても後続の列車5に乗り換えるように構成しても構わない。
【0059】
以上のように、本実施の形態では、ユーザに対して路線の選択をさせ、選択された路線の複数の乗り物に関する各々の時刻表の一覧を表示させて、ユーザに対して所望の乗り物の選択を促すことにより、ユーザは現在の時刻において運行されている乗り物から映像を閲覧したい乗り物を選択することができ、ユーザが所望する映像を見ることができるという効果がある。
【0060】
また、ユーザ端末2の画面16には時刻表とともに現在時刻を表示しており、更に、各乗り物の時刻表には、現在時刻以降で最も近い時刻に停車する駅の時刻を他の時刻と識別可能なように表示しているので、ユーザは、現在時刻において各乗り物の次停車する場所を把握することができ、ユーザが所望する区間の映像を選択するを容易にすることができる。また、ユーザが選択したにもかかわらず、ユーザが所望する区間の映像が既に通過したことによって閲覧できないということを防ぐことができるという効果がある。
【0061】
また、乗り物からの映像を、直接ユーザ端末2に送信するとともに映像情報記憶部10に記憶するので、乗り物から直接ユーザ端末2に送信されいる映像をユーザが閲覧している際、映像情報記憶部10に記憶している映像をユーザ端末2に送信することにより、既に通過した箇所をユーザが見たいと思う際にもユーザに対して映像を提供することができるという効果がある。
【0062】
また、ユーザ端末2に表示されている映像の乗り物が停車する箇所に関する地域情報30を、ユーザが所望するとき、あるいは自動的に表示するので、停車箇所近辺の情報をユーザに提供することができるという効果がある。
【0063】
また、ユーザ端末2に表示されている映像の乗り物が停車する箇所に到着すると、ユーザの所望すると、到着した箇所において乗り換え可能な他の路線の選択をユーザに対して促すので、ユーザが最初に選択した路線のみならず他の路線の映像に関しても閲覧することができる。また、乗り換えを選択した際、現在時刻以降、あるいは乗り換え時間を加えた後で一番早く到着する列車5をユーザ所望の列車と判断しているので、実際の乗り換えと同様のバーチャルリアリティを体験することができるという効果がある。
【0064】
実施の形態2.
本実施の形態において、実施の形態1と同一の符号を付した箇所は同一または相当部分を示す。
実施の形態では、ユーザが所望する路線、および列車5を特定したが、本実施の形態では、出発地と到着地を特定する場合について説明する。
【0065】
図16(a)は出発地駅名と到着地駅名とを入力させる画面を示す図であり、図16(b)は出発地駅名と到着地駅名とを選択させる画面を示す図である。図17は、出発地駅と到着地駅とを結ぶ路線の一覧を表示する画面を示す図である。図18は複数の路線に対する映像データを表示する画面を示す図である。
【0066】
次に、動作について説明する。
まず、映像データ端未の主制御部8は、ユーザ端末2に対して図16に示すような画面16を提供することにより、ユーザに対して、出発地駅名と到着地駅名とを特定するように促す。ユーザは、図16(a)の場合には、直接入力欄31に入力する。例えば、図においては、出発地駅名「A1」、到着地駅名「A3」と入力する。一方、図16(b)の場合には、路線図19を表示させ出発地駅と到着地駅とを順に選択する。
【0067】
次に、映像データ端未の主制御部8は、ユーザが選択した出発地駅と到着地駅を検知すると、出発地駅と到着地駅とを結ぶ路線を算出し、算出結果を表示する画面16の情報をユーザ端末2へ送信し、ユーザ端末2の画面16に図17の画面を表示させる。ユーザが表示された路線名アイコン32の一覧から所望の路線名に対応する路線名アイコン32を選択し、情報データ端未3の主制御部8がユーザ所望の路線を検知する。
【0068】
次に、映像データ端未の主制御部8は、現在時刻以降で最も近い時刻にユーザ所望の出発地駅に停車する列車5を時刻表情報記憶部11から検索し、検索された列車5をユーザ所望の列車として判断し、ユーザ所望の列車に対応する映像データを取得する。
【0069】
これ以降の動作は、実施の形態1の動作におけるS207以降と同様であるので、説明は省略する。
【0070】
尚、複数の路線にまたがる場合、例えば図17における「A1 −> B2 (BB線),B2 −> A3 (EE線)」を選択した場合は、主制御部8は、まず、BB線がユーザ所望の路線と判断し、B2に到着したときは、実施の形態1における乗り換えアイコン26をB2の駅で選択した場合と同様の動作が行われ、ユーザ所望の線路とBB線からEE線に変更するようになっている。
【0071】
尚、ユーザ端末2の画面16に表示させる画面について、図16(a)、(b)の2つについて説明したが、適宜、必要な入力形態を選択できるようにしても構わないし、どちらか一方のみに統一しても構わない。
【0072】
尚、ユーザに対してユーザ所望の路線の選択の際に、1つの路線のみを選択したが、複数選択するようにしても構わない。即ち、例えば、図17における画面16においてユーザが「A1 −> A3 (AA線)」と「A1 −> B2 (BB線),B2 −> A3 (EE線)」を選択した場合、主制御部8はそれぞれをユーザ所望の路線と判断し、それぞれに対応する映像データをストリーミング配信をして、ユーザ端末2に図18に示すように「A1 −> A3 (AA線)」と「A1 −> B2 (BB線),B2 −> A3 (EE線)」に対応するストリーミング配信されてきた映像データが表示されている。
【0073】
尚、図18に示すように、複数の路線の映像データをそれぞれ表示しているが、路線に依存しない戻るアイコン28、終了アイコン29、時計アイコン21については、共通して1つ表示しており各路線毎には表示していない。
【0074】
以上のように、本実施の形態では、ユーザに対して出発地および到着地を特定されるようにしたので、ユーザは、実施の形態1で説明したような時刻表から所望の列車を選択することなく、容易にユーザ所望の列車を特定することができるという効果がある。
【0075】
また、複数の路線の映像が表示されているので、ユーザは同時に複数の路線における映像を閲覧することができ、路線毎に1つずつ映像を閲覧する場合に比べ時間を節約することができるとともに、複数の路線を比較検討することができる。
【0076】
実施の形態3.
この発明の他の実施の形態に示す。尚、本実施の形態において、実施の形態1と同一の符号を付した箇所は同一または相当部分を示す。
【0077】
上述の実施の形態では、カメラ7の設置箇所として、例えば客席から見える車窓として進行方向に向かって右側と左側にカメラ7を設けていた。しかしながら、同じ列車5においても座る位置によって見える車窓が異なり、実際に座席予約して乗車して車窓の景色が異なり乗客の不満となる場合がある。よって、本実施の形態では、乗客が座ることのできる座席から見える車窓に対応付けてカメラ7を設置するものである。尚、全ての座席のカメラ7を設けてもよいが、カメラ7の数が多くなるため、座席によって車窓が大きく変わる箇所に1つずつカメラ7を設置する場合について説明する。図19は座席とカメラ7の配置を示しユーザに所望のカメラ7を選択させるための画面16を示す図である。図20はストリーミング配信された映像をユーザ端末2で表示する際の画面16を示す図である。図21はユーザに対して出発地駅名、到着地駅名の入力を促すを予約画面を示す図である。図22は入力された出発地駅名、到着地駅名に対応する時刻表を表示する画面16を示す図である。図23は予約内容を表示する画面を示す図である。
【0078】
次に、動作について説明する。尚、この動作は、上述の実施の形態において、図8を用いて説明した情報データ端未3がユーザ端末2へ現在配信されてる映像から新たな映像へ切り換えるフローチャートの一環である。
【0079】
まず、ユーザが映像切換アイコンを選択すると、映像データ端未の主制御部8は、ユーザが映像切換アイコンを選択したことを判断すると(S)、映像データ端未からユーザ端末2に対して、まず、現在選択が可能なカメラ7の位置が図示されたカメラ配置図34(図19(a))を送信し、ユーザ端末2の画面16に表示させる。ここで、ユーザが、「座席」を選択したとする。
【0080】
次に、映像データ端未の主制御部8は、座席とカメラ位置を対比した配置図(図19(b))を送信し、ユーザ端末2の画面16に表示させる。ユーザが画面16に表示されたカメラ配置図のカメラ配置アイコン35から所望する配置を選択する。一方、映像データ端未の主制御部8は、ユーザが所望するカメラ配置を検知すると、ユーザ所望のカメラ7からの映像を取得する。更に、主制御部8は、ユーザ所望の列車のカメラ7から配信されてくる映像を上述したように、映像データを取得した後、映像情報記憶部10に記憶するだけでなく、逐次、加工用一時記憶部15に記憶させ(S)、ストリーミング配信用に加工する(S)。以降は、上述のストリーミング映像の配信と同様であり、説明は省略する。
【0081】
尚、本実施の形態に示すように座席とカメラ位置との配置図からカメラ位置、即ち、ユーザの所望する映像を選択したのち、ユーザ端末2の画面16には図20に示す画面が表示される。図20は図13の構成に対して更に予約アイコンが表示されている以外は、同様の構成であり、他の動作については省略する。
【0082】
以下、予約アイコンについて説明する。
もし、ユーザが予約アイコンを選択したとする。すると、映像データ端未の主制御部8は、ユーザが予約アイコンを選択したことを判断すると、映像データ端未の主制御部8はユーザ端末2に対して、図16(a)に示すような画面を送信し、ユーザに出発地駅名、到着地駅名とを入力欄31から入力させる。
【0083】
次に、映像データ端未の主制御部8は入力欄31に入力された出発地駅名、到着地駅名を検知し、対応する時刻データを時刻表情報記憶部11から読み出し時刻表の形式にして、ユーザ端末2へ送信し、ユーザ端末2の画面16に表示させる。一方、ユーザは画面16に表示された時刻表アイコン20から所望の列車に対応する時刻表アイコン20を選択する。
【0084】
次に、映像データ端未の主制御部8は、ユーザの選択した時刻表アイコン20を検知すると、検知した時刻表アイコン20から出発地駅の出発時刻および到着地駅の到着時刻を読み取り、更に、配置図(図19(b))によって選択されたカメラ配置に対応する座席を読み取り、ユーザ端末2に予約内容を送信し、ユーザ端末2の画面16に表示させる。一方、ユーザは画面16に表示された予約内容で問題なければ「OK」、変更したい場合は「変更」を選択する。
【0085】
もし、映像データ端未の主制御部8は、「OK」が選択されたことを検知すると、予約センター(図示しない)にオンラインで予約を行う。このオンラインにおける予約は現在インターネット網1を用いて盛んに行われている方法と同様であるので、詳細については説明を省略する。一方、「変更」が選択されたことを検知すると、再度、上述の入力工程を繰り返す。
【0086】
以上のように、列車に車窓の見え方が異なる座席に対応してカメラ7を複数設けて、ユーザの選択したカメラの映像をユーザに提供し、その後、ユーザに対して座席の予約/切符の購入を促すので、ストリーミング配信された映像から抱いていた車窓のイメージと実際に乗車した際の車窓の見え方との違いをなくすことができる。そのため、ユーザの不満を最小限に抑えることができるという効果がある。
【0087】
実施の形態4.
この発明の他の実施の形態に示す。尚、本実施の形態において、実施の形態1と同一の符号を付した箇所は同一または相当部分を示す。
【0088】
上述の実施の形態では、各列車(乗り物)に設けられた映像データは列車5の列車用アンテナ6から基地局4へ無線で通信を行い、基地局4から映像データ端未まではインターネット網1等の有線を用いて映像データ、カメラの撮像のための撮像指令等の情報を送受信していた。しかしながら、映像データは、カメラの設置台数に応じて容量が大きくなり、また、高画質になるにつれて同じく容量が大きくなり、大容量の映像データを送信するには、上述のような構成では、難しくなってきている。
【0089】
よって、本実施の形態では、人工衛星を用いてデータの送受信を行う場合について説明する。図24はこの発明の実施の形態1に示す映像配信装置の構成を示す全体構成図である。映像データ端未には人工衛星38と通信を行うパラボラアンテナ37が設置されており、同様に列車5にも人工衛星38と通信を行う列車用アンテナ6が設けられている。
【0090】
次に、動作について説明する。尚、各列車5に設置されたカメラで撮像された映像データの映像データ端未への送信、および映像データ端未から各列車5に設置されたカメラ7への撮像指令の送信に関して上述の実施の形態と異なるものであり、その点について説明する。
【0091】
まず、映像データの送信について説明する。列車5の各カメラ7で撮像された映像は映像データとして映像データとして列車5に設置されている送受信器(図示せず)から列車用アンテナ6から人工衛星38に向けて放射され、人工衛星38で中継され、映像データ端未に接続されているパラボラアンテナ37へ送信される。一方、映像データ端未はパラボラアンテナ37を介して受信された映像データは、パラボラアンテナ37用の入出力制御部9(図示せず)を介して、映像情報記憶部10にカテゴリー毎に記憶される。
【0092】
次に、撮像指令の送信について説明する。映像データ端未の主制御部8は、所望の列車を検知し、この所望の列車の列車用アンテナ6に対して、パラボラアンテナ37、人工衛星38を介して撮像指令を送信する。一方、列車5のカメラ7は、この撮像指令を受け取ると、撮像を開始して、上述したように、列車用アンテナ6、人工衛星38、パラボラアンテナ37を介して映像データ端未に対して映像データを送信する。
【0093】
尚、人工衛星38は、例えば静止衛星を用いて通信を行うが、静止衛星では仰角が約48度であり、列車5が山間部を通過する場合は、山によって電波が遮られてしまい通信が遮断してしまうことが多い。そのため、人工衛星38として、準天頂衛星を用いると特に有効である。この準天頂衛星システムは、3機の衛星が所定の軌道を通って1日で地球を一周し、3機の衛星の少なくとも1機が常に日本の上空(天頂)付近に存在する地域限定型の衛星システムである。また、衛星の切り換えを8時間毎に行えば、常に60度以上の仰角が確保されるものである。具体的には、日本の主要地域から見た場合は常に天頂から20度以内に衛星が存在する。
【0094】
そのため、列車5の列車用アンテナ6を天頂方向に向けておくだけで、列車5の進行方向が変化しても、常に良好な通信が可能となり、更に衛星追尾が不要となるため通信装置を簡略化することができる。
【0095】
尚、本実施の形態では、映像データと撮像指令との両方とも人工衛星38を介して通信を行ったが、データ容量の大きい映像データは人工衛星38を介して通信し、データ容量の小さい撮像指令は実施の形態1で説明したように、地上の通信もを送信しても構わない。このようにすることにより、コストの高い衛星通信の費用を削減することができる。
【0096】
以上のように、列車5と映像データ端未との間の通信を人工衛星38を介して行うため、映像データのような大容量を送信する場合でもスムーズに送信することができる。
【0097】
【発明の効果】
発明は以上説明したように、
現在の時刻に運行している複数の乗り物の各々における複数の停車箇所の運行時刻を示す時刻表をユーザ端末に対して提供する時刻表提供手段と、ユーザによって選択された時刻表からユーザによって選択された乗り物を検知する乗り物検知手段と、検知された乗り物に取りつけられた撮像手段から送信される映像データを受信する受信手段と、受信手段によって受信された映像データとユーザによって選択された時刻表とをユーザ端末に対して提供する乗り物映像提供手段とを備え、前記乗り物映像提供手段に提供される時刻表における各停車箇所のうち、現在の時刻以降で最も近い時刻に停車する停車箇所が他の停車箇所に対して視覚的に異なる表示がなされ、現在の時刻の変化とともに視覚的に異なる表示がなされる停車箇所が変更されることを特徴とするものなので、ユーザに対して、ユーザの所望区間の映像を確実に提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に示す映像配信装置を示す全体構成図である。
【図2】 実施の形態1における情報データ端未の構成を示すブロック図である。
【図3】 映像データを蓄積するフローチャートである。
【図4】 情報データ端未からユーザ端末へ映像を配信するフローチャートである。
【図5】 ユーザ端末において過去の映像を表示するフローチャートである。
【図6】 情報データ端未からユーザ端末へ地域情報を配信するフローチャートである。
【図7】 情報データ端未からユーザ端末へ乗り換えを行うフローチャートである。
【図8】 情報データ端未からユーザ端末へ映像を切り換えるフローチャートである。
【図9】 路線を選択する画面を示す図である。
【図10】 (a)選択可能な路線名の一覧を表示する画面を示す図、(b)選択可能な路線を路線図として表示する画面を示す図である。
【図11】 選択された路線に対応する時刻表を表示する画面を示す図である。
【図12】 (a)表示された時刻表から異なる時刻における時刻表に切り換えた画面を示す図、(b)表示された時刻表から異なる駅における時刻表に切り換えた画面を示す図である。
【図13】 ホームページ上にストリーミング映像を組み込んで表示する画面を示す図である。
【図14】 ホームページ上に地域情報を組み込んで表示する画面を示す図である。
【図15】 (a)選択可能なカメラ位置の場所名の一覧を表示する画面を示す図、(b)選択可能なカメラ位置の場所名を図示する画面を示す図である。
【図16】 (a)出発地駅名と到着地駅名とを入力させる画面を示す図、(b)出発地駅名と到着地駅名とを選択させる画面を示す図である。
【図17】 出発地駅と到着地駅とを結ぶ路線の一覧を表示する画面を示す図である。
【図18】 複数の路線に対する映像データを表示する画面を示す図である。
【図19】 (a)選択可能なカメラ位置の場所名の一覧を表示する画面を示す図、(b)座席とカメラの配置を示しユーザに所望のカメラの選択を促すための画面を示す図である。
【図20】 ホームページ上に所望のカメラからのストリーミング映像を組み込んで表示する画面を示す図である。
【図21】 出発地駅名、到着地駅名の入力を促すを予約画面を示す図である。
【図22】 入力された出発地駅名、到着地駅名に対応する時刻表を表示する画面を示す図である。
【図23】 予約内容を表示する画面を示す図である。
【図24】 この発明の他の実施の形態に示す映像配信装置を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 インターネット網、2 ユーザ端末、3 情報データ端未、4 基地局、5列車(乗り物)、6 列車用アンテナ、7 カメラ、8 主制御部、9 入出力制御部、10 映像情報記憶部、11 時刻表情報記憶部、12 路線情報記憶部、13 地域情報記憶部、14 HP記憶部、15 加工用一時記憶部、16 画面、17 選択形態アイコン、18 駅名アイコン、19 路線図、20時刻表アイコン、21 時計アイコン、22 時刻スライド用アイコン、23駅名スライド用アイコン、24 ストリーミング映像表示領域、25 地域情報アイコン、26 乗り換えアイコン、27 映像切り換えアイコン、28 戻るアイコン、29 終了アイコン、30 地域情報、31 入力欄、32 路線名アイコン、33 カメラの配置箇所名、34 カメラ配置図、35 カメラ配置アイコン、36 予約アイコン、37 パラボラアンテナ、38 人工衛星。

Claims (11)

  1. 現在の時刻に運行している複数の乗り物の各々における複数の停車箇所の運行時刻を示す時刻表をユーザ端末に対して提供する時刻表提供手段と、
    ユーザによって選択された前記時刻表からユーザによって選択された乗り物を検知する乗り物検知手段と、
    検知された乗り物に取りつけられた撮像手段から送信される映像データを受信する受信手段と、
    この受信手段によって受信された映像データとユーザによって選択された時刻表とを前記ユーザ端末に対して提供する乗り物映像提供手段と
    を備え
    前記乗り物映像提供手段に提供される時刻表における各停車箇所のうち、現在の時刻以降で最も近い時刻に停車する停車箇所が他の停車箇所に対して視覚的に異なる表示がなされ、現在の時刻の変化とともに視覚的に異なる表示がなされる停車箇所が変更されることを特徴とする映像配信装置。
  2. 現在の時刻に運行している複数の乗り物に関する運行時刻を示す時刻表をユーザ端末に対して提供する時刻表提供手段と、
    乗り物に取りつけられ、該乗り物内の複数種の座席に対応して配置され複数の撮像手段から送信される映像データを受信する受信手段と、
    前記時刻表からユーザによって選択された乗り物を検知する乗り物検知手段と、
    該複数の撮像手段のうちユーザによって選択された撮像手段を検知する撮像手段検知手段と、
    前記乗り物検知手段によって検知された乗り物に関し、前記受信手段によって受信され前記撮像手段検知手段によって検知された撮像手段により撮像された前記映像データを前記ユーザ端末に対して提供する乗り物映像提供手段と
    前記撮像手段検知手段により検知された撮像手段に対応された座席の予約を受け付ける予約受付手段と、
    を備えたことを特徴とする映像配信装置。
  3. 現在の時刻に運行している複数の乗り物に関する運行時刻を示す時刻表をユーザ端末に対して提供する時刻表提供手段と、
    乗り物に取りつけられた撮像手段から送信される映像データを受信する受信手段と、
    前記時刻表からユーザによって選択された乗り物を検知する乗り物検知手段と、
    前記受信手段によって受信された映像データを記憶する記憶手段と、
    前記乗り物検知手段によって検知された乗り物に関し、少なくとも前記受信手段によって受信された前記映像データ、または前記記憶手段に記憶された映像データを前記ユーザ端末に対して提供する乗り物映像提供手段と
    を備え、
    前記乗り物映像提供手段は、前記受信手段によって受信される前記映像データから前記乗り物検知手段によって検知された乗り物に関する映像データを前記ユーザ端末へ配信している際に、前記ユーザ端末から同じ路線における過去の映像の配信に関する要求を受信すると、前記記憶手段に記憶された映像データのうち現在配信している乗り物と同じ路線における映像データを前記ユーザ端末に対して提供することを特徴とする映像配信装置。
  4. 前記乗り物の運行している路線に関する路線情報をユーザ端末に対して複数提供する路線情報提供手段と、
    この路線情報提供手段によって提供された複数の路線情報のからユーザによって選択された路線情報を検知する路線検知手段とを備え、
    前記時刻表提供手段は、前記路線検知手段によって検知された路線における前記現在の時刻に運行している複数の乗り物に関する運行時刻を示す時刻表をユーザ端末に対して提供することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の映像配信装置。
  5. 前記乗り物検知手段は、前記時刻表からユーザによって選択された複数の乗り物を検知することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の映像配信装置。
  6. 前記乗り物映像提供手段によってユーザ端末へ映像を提供している際に、ユーザ端末からの要求により前記停車位置に関する地域情報をユーザ端末に対して提供する地域情報提供手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の映像配信装置。
  7. 前記時刻表は、乗り物の違い毎に縦もしくは横の内の一方向に運行時刻順に並べるとともに同一の乗り物の運行時刻を停車位置順に、上記一方向と垂直な方向に並べて構成されており、
    前記乗り物検知手段は、上記時刻表の上記一方向に並べられた乗り物のなかから前記ユーザによって選択された乗り物を検知することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の映像配信装置。
  8. 前記乗り物映像提供手段は、現在提供している映像データを前記ユーザ端末からの要求に基づき現在提供している映像データを送信している乗り物とは異なる乗り物から送信される映像データに換えることを特徴とする請求項請求項1乃至請求項の何れかに記載の映像配信装置。
  9. 現在の時刻に運行している複数の乗り物の各々における複数の停車箇所の運行時刻を示す時刻表をユーザ端末に対して提供する時刻表提供工程と、
    ユーザによって選択された前記時刻表からユーザによって選択された乗り物を検知する乗り物検知工程と、
    検知された乗り物に取りつけられた撮像手段から送信される映像データを受信する受信工程と、
    この受信工程によって受信された映像データとユーザによって選択された時刻表とを前記ユーザ端末に対して提供する乗り物映像提供工程と
    有し、
    前記乗り物映像提供工程に提供される時刻表における各停車箇所のうち、現在の時刻以降で最も近い時刻に停車する停車箇所が他の停車箇所に対して視覚的に異なる表示がなされ、現在の時刻の変化とともに視覚的に異なる表示がなされる停車箇所が変更されることを特徴とする映像配信方法。
  10. 現在の時刻に運行している複数の乗り物に関する運行時刻を示す時刻表をユーザ端末に対して提供する時刻表提供工程と、
    乗り物に取りつけられ、該乗り物内の複数種の座席に対応して配置された複数の撮像手段から送信される映像データを受信する受信工程と、
    前記時刻表からユーザによって選択された乗り物を検知する乗り物検知工程と、
    該複数の撮像手段のうちユーザによって選択された撮像手段を検知する撮像手段検知工程と、
    前記乗り物検知工程によって検知された乗り物に関し、前記受信工程によって受信され前記撮像手段検知工程によって検知された撮像手段により撮像された前記映像データを前記ユーザ端末に対して提供する乗り物映像提供工程と、
    前記撮像手段検知工程により検知された撮像手段に対応された座席の予約を受け付ける予約受付工程と、
    有することを特徴とする映像配信方法。
  11. 現在の時刻に運行している複数の乗り物に関する運行時刻を示す時刻表をユーザ端末に対して提供する時刻表提供工程と、
    乗り物に取りつけられた撮像手段から送信される映像データを受信する受信工程と、
    前記時刻表からユーザによって選択された乗り物を検知する乗り物検知工程と、
    前記受信工程によって受信された映像データを記憶する記憶工程と、
    前記乗り物検知工程によって検知された乗り物に関し、少なくとも前記受信工程によって受信された前記映像データ、または前記記憶工程に記憶された映像データを前記ユーザ端末に対して提供する乗り物映像提供工程
    有し
    前記乗り物映像提供工程は、前記受信工程によって受信される前記映像データから前記乗り物検知工程によって検知された乗り物に関する映像データを前記ユーザ端末へ配信している際に、前記ユーザ端末から同じ路線における過去の映像の配信に関する要求を受信すると、前記記憶工程に記憶された映像データのうち現在配信している乗り物と同じ路線における映像データを前記ユーザ端末に対して提供することを特徴とする映像配信方法。
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