JP6188758B2 - 時刻表表示システムおよび時刻表表示プログラム - Google Patents

時刻表表示システムおよび時刻表表示プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理端末において時刻表を表示する技術に関し、特に、縦型のいわゆる列車時刻表を表示する時刻表表示システムおよび時刻表表示プログラムに適用して有効な技術に関するものである。
PC(Personal Computer)や、タブレット端末、スマートフォンなどの情報処理端末において、例えば、鉄道の路線等における最適な経路検索を行うサービスを提供するアプリケーションが普及しており、その中には関連する時刻表を参照することを可能とするものも多い。
これらのアプリケーションで表示される時刻表は、主に対象の駅において発着する各列車(以下では、電車や新幹線なども含む各種鉄道車両を総称して「列車」と記載する場合がある)の発車時刻を、当該列車の種別(行き先や、特急、急行の区別など)の情報と併せて時間帯毎に表示するもの、すなわち、各駅において実際に掲示されている時刻表と同様のもの(以下では「駅発時刻表」と記載する場合がある)である。一方、経路検索サービスを提供するアプリケーションでは、検索結果によって特定された対象の列車について、経路上の各駅の発着時刻を順に並べたもの(以下では「特定列車時刻表」と記載する場合がある)を表示可能とする有料サービスを提供するものもある。
これに対し、例えば、書籍として出版される時刻表に記載されているような、縦軸に経路上の各駅、横軸に当該経路上で運行される各列車を表示したマトリクスに対象の列車の対象の駅における発着時刻を表示することによって多数の列車を網羅する形式のもの(以下では「列車時刻表」と記載する場合がある)を表示することも検討されている。
例えば、特開平10−268767号公報(特許文献1)には、画面上に示された路線名を選択すると路線上の駅名が表示され、駅名を選択すると駅発時刻表を表示する画面に変わり、当該駅発時刻表で時刻を選択すると列車時刻表が表示される時刻表表示装置が記載されている。当該列車時刻表では、選択した列車と近接する他の列車の時刻表が識別可能に表示され、さらに、当該列車時刻表から駅を指定して当該時刻の駅発時刻表を表示させることが可能である。
また、特開2002−183258号公報(特許文献2)には、列方向に発車時刻に従って列車名を割り当てるとともに行方向に到着順に従って駅名を割り当てて構成されたマトリクスの各セル内に該当する列車の該当する駅における到着または出発時刻を表示した時刻表をディスプレイ上に生成し、ユーザ入力に応答して表示内容を更新する時刻表提示システムが記載されている。ここでは、例えば、ユーザ入力により乗車駅が確定すると、当該駅に割り当てられた行全体を下線表示などして識別する。また、特定の指定時刻に対して、それ以前の発車時刻とそれ以後の発車時刻とでセルのバックグラウンド・カラーを切り替えて識別を容易にする。
また、特開2004−236267号公報(特許文献3)には、現在の時刻に運行している複数の乗り物に関する運行時刻を示す列車時刻表をユーザ端未に対して提供する時刻表提供手段を有し、列車時刻表からユーザによって選択された乗り物を検知して、当該乗り物に取りつけられた撮像手段から送信される映像データを受信してユーザ端未に対して提供する映像配信装置が記載されている。
特開平10−268767号公報 特開2002−183258号公報 特開2004−236267号公報
従来技術によれば、情報処理端末において列車時刻表を生成して表示させるようなアプリケーションを実装することが可能である。しかしながら、具体的にどのようなデータ構成を採用してどのように処理することで縦型の列車時刻表を生成・表示するのかについては明示されていない。一部地域の特定の路線のみを対象とするのであればともかく、列車は全国の全線で約20万本以上あり、何らの工夫もなく列車時刻表用のデータを保持するとデータ量が膨大となり、また、列車時刻表を生成する際の性能も低下してしまう。
また、鉄道の路線は単独で存在するもののみではなく、例えば、同じ区間に複数の路線が重複して存在したり、路線間で相互に列車が乗り入れしたり、一つの列車が複数の路線を跨って運行したりなど、複雑に関連して構成されている場合も多い。このような場合も含め、各路線・区間でどのように列車時刻表を構成し表示すればよいかについて、書籍の列車時刻表の作成・編集においては既に多くのノウハウが蓄積されており、これに基づいて書籍の列車時刻表は最適となるように構成されている。したがって、情報処理端末上で列車時刻表を生成する際にも、書籍の列車時刻表の表示内容や表示形式を大きく損なうことなく効率的に再現できることが望ましい。
そこで本発明の目的は、情報処理端末において効率よく列車時刻表を表示できるようにする時刻表表示システムおよび時刻表表示プログラムを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態による時刻表表示システムは、情報処理端末の画面上に、線区に含まれる各駅を縦軸とし、前記線区で運行される各列車を横軸としたマトリクスの各セルに、前記各列車の前記各駅における着時刻および/または発時刻を表示する列車時刻表を表示する時刻表表示システムであって、以下の特徴を有するものである。
すなわち、前記情報処理端末は、前記線区、前記列車、前記駅、前記列車のダイヤ、および前記線区の駅取りの情報を少なくとも保持する時刻表データ保持部と、ユーザから指定された前記線区の情報を取得する条件処理部と、前記指定された線区に係る駅取りの情報と、当該駅取りに含まれる各駅の情報と、前記指定された線区で運行される各列車の情報と、当該各列車についてのダイヤの情報と、を含む時刻表データを前記時刻表データ保持部から取得する時刻表処理部と、前記時刻表処理部により取得された前記時刻表データに基づいて、前記指定された線区に係る駅取りに含まれる各駅を縦軸とし、前記指定された線区で運行される各列車を横軸としたマトリクスの各セルに、当該各列車についてのダイヤの情報に基づいて着時刻および/または発時刻を表示することで、前記指定された線区に係る前記列車時刻表を形成して出力する時刻表形成部と、を有し、前記時刻表形成部は、ユーザから指定された第1の線区で運行される列車に他の第2の線区でも運行されるものがある場合に、前記第1の線区に係る第1の列車時刻表に関連付けて前記第2の線区に係る第2の列車時刻表を出力する。
また、本発明は、上記のような時刻表表示システムとして機能するよう、情報処理端末に処理を実行させる時刻表表示プログラムにも適用することができる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態によれば、情報処理端末において効率よく列車時刻表を表示することが可能となる。
本発明の一実施の形態である時刻表表示システムの構成例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における路線もしくは駅を指定する際の画面例について概要を示した図である。 (a)、(b)は、本発明の一実施の形態における路線図において駅もしくは路線を指定する際の他の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における列車時刻表の画面例について概要を示した図である。 複数の線区が関連する状況の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における複数の線区を取り扱うためのデータ構造の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における複数の線区が関連する列車時刻表を表示する際の処理の流れの例について概要を示したフローチャートである。 本発明の一実施の形態における複数の線区が関連する列車時刻表を表示する際の処理の流れの他の例について概要を示したフローチャートである。 本発明の一実施の形態における複数の線区が関連する列車時刻表の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における複数の線区が関連する列車時刻表の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における駅情報の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における列車情報の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における列車情報の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における駅発時刻表の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における経路検索の結果画面の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における複数路線時刻表の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における複数路線時刻表の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における複数路線時刻表の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における複数路線時刻表の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における列車時刻表を表示させる際のユーザ毎の個別設定を指定する際の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における列車時刻表を表示させる際のユーザ毎の個別設定を指定する際の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における列車時刻表を表示させる際のユーザ毎の個別設定を指定する際の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における列車時刻表を表示させる際のユーザ毎の個別設定を指定する際の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における列車時刻表を表示させる際のユーザ毎の個別設定を指定する際の画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における路線図データおよび時刻表データに含まれる各テーブルの関連の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における路線図データに含まれる路線図座標テーブルのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における時刻表データに含まれる駅テーブルのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における時刻表データに含まれる時刻表テーブルのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における時刻表データに含まれる時刻表列車テーブルのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における時刻表データに含まれる列車情報テーブルのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における時刻表データに含まれる駅取りテーブルのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における時刻表データに含まれる縦型線区テーブルのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における時刻表データに含まれる色情報テーブルのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における時刻表データに含まれる利用日マスタテーブルのデータ構成の例について概要を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施の形態である時刻表表示システムの構成例について概要を示した図である。本発明の一実施の形態である時刻表表示システムは、情報処理端末において列車時刻表を表示することを可能とする情報処理システムであり、列車時刻表の作成・編集において既に多くのノウハウが蓄積されている書籍での列車時刻表における表示内容や表示形式を大きく損なうことなく効率的に再現することを可能とするものである。一方で、従来技術により情報処理端末上に生成・表示される列車時刻表が、書籍で提供される列車時刻表を手でめくりながら参照する場合と操作性や利便性という点では大きく異なるものではないのに対し、書籍で提供される列車時刻表の表示形式等を大きく損なうことなく、情報処理端末を用いることによる操作性や利便性の向上を十分に実現することも可能とするものである。
図1において、時刻表表示システム1は、例えば、PCやタブレット端末、スマートフォンなどの情報処理端末2(本実施の形態ではタブレット端末を例とする)上に構成され、ユーザからの要求に基づいて対応する列車時刻表を表示するシステムである。列車時刻表の表示機能に加えて、一般的な経路検索サービスを始めとする交通機関に係る各種サービス機能を有していてもよい。
時刻表表示システム1は、情報処理端末2において、例えば、図示しないOS(Operating System)上で稼働するソフトウェアとして実装されたユーザインタフェース部10および時刻表処理部13の各部を有する。また、ファイルテーブルとして実装された設定情報14、路線図データ15、および時刻表データ16などの各データストアを有する。これらのソフトウェアやデータストアは、例えば、有線/無線通信により図示しないネットワークを介して、時刻表データサーバ3や図示しないアプリケーションサーバなどにアクセスし、ダウンロードして導入することができる。路線図データ15や時刻表データ16については、毎月1回など定期的に、もしくはユーザから指示されたタイミングで、時刻表データサーバ3にアクセスし、最新のデータをダウンロードできるようにするのが望ましい。
なお、路線図データ15や時刻表データ16などのデータストアの実装手段は特に限定されないが、本実施の形態ではDBMS(DataBase Management System)により管理されるデータベースを用いずにファイルテーブルとして保持するものとする。これにより、DBMSでの処理のオーバーヘッドを排除してデータ取得時の処理効率、速度を向上させるとともに、データ更新時の処理を簡略化する。これらのデータストアは、毎月1回など定期的に更新するデータなので、ファイルの上書き更新のみによりいつでも容易に更新できるようにするのが望ましい。
ユーザインタフェース部10は、情報処理端末2のディスプレイやタッチパネル上に画面表示を行うとともに、ユーザからの入力や操作を受け付けるユーザインタフェースの機能を有し、情報処理端末2のデバイスやプラットフォームの種別毎に最適化された形で実装される。このユーザインタフェース部10は、例えばさらに、条件処理部11および時刻表形成部12などの各部を有する。
条件処理部11は、列車時刻表の表示を始めとする各種機能の実行に際してユーザからの要求や指示、入力、操作などを受け付け、その内容に基づいて後述する時刻表処理部13に対して処理を依頼する機能を有する。列車時刻表の表示対象の駅や路線の指示については、後述するように、いわゆるクリッカブルマップとして表示した路線図の画像に対して、ユーザがタップやクリック(以下ではこれらの操作を「タップ」と総称する場合がある)することで行うことができる。路線図データ15には、クリッカブルマップの定義情報として、路線図の画像データにおける領域を特定する座標情報と、これに対応する駅や路線などの情報とを関連付けて保持している。
時刻表形成部12は、条件処理部11により受け付けた条件に基づいて時刻表処理部13が取得・抽出した、列車時刻表を作成するためのデータに基づいて、列車時刻表を実際に形成し、そのデータをユーザインタフェース部10を介して情報処理端末2のディスプレイ等に表示させる機能を有する。後述するように、列車時刻表だけでなく、関連する駅情報や列車情報などの詳細情報を表示することも含まれる。
時刻表処理部13は、条件処理部11から指定された条件に基づいて、列車時刻表を形成するために必要となるデータを時刻表データ16から抽出する機能を有する。例えば、「○月○日に、○○線の下りで○時以降に出発する列車の時刻表データ」という条件に基づいて、該当する列車のデータを時刻表データ16から抽出して応答する。「○○駅の構内情報」や、「○○号の列車の編成情報」などの詳細情報を取得する指示についても、これらのデータを抽出して応答する。
なお、設定情報14は、ユーザインタフェース部10においてユーザからの入力や操作を受け付ける際のデフォルト値の設定や、列車時刻表を表示する際の画面表示の方法、また、時刻表処理部13による時刻表データの抽出の際に用いる各種条件やパラメータなどについて予め設定された内容を保持するファイル等のデータストアである。設定情報14の内容は、ユーザにより変更することが可能である。
<時刻表表示−路線・駅指定>
図2は、時刻表表示システム1において列車時刻表を表示させるために路線もしくは駅を指定する際の画面例について概要を示した図である。列車時刻表を表示させるためには、ユーザは、対象の路線もしくは駅を指定する必要がある。また、経路検索サービスを利用する場合にも、出発と到着の駅を指定する必要がある。
本実施の形態では、路線もしくは駅を指定するためのユーザインタフェースとして、これらの名称を直接入力する(もしくは現在位置に基づいて抽出されるリストから選択する)インタフェース(図示しない)に加えて、図2に示したような路線図から直接選択して入力する直感的なインタフェースを備えている。図2に示した路線図は、一般的なクリッカブルマップとして表示されており、ユーザは、路線図上の所定の位置をタップすることで、列車時刻表の表示対象の路線や駅、経路検索サービスでの出発駅や到着駅を視覚的に容易に指示することができる。
なお、図2に示すように、経路検索サービスにおける出発駅として、基準駅となる特定の駅(図2の例では「四ツ谷」)がデフォルト値として自動的に設定されるようにする。これにより、例えば、「お気に入り」として登録された駅や、過去の経路検索においてユーザが指定したことがある駅の中から選択して指定できるようにすることで、駅指定の際の負荷を減らすという方式に比べて、自動的に出発駅に指定することでさらにユーザの負荷を減らすことが可能である。このような仕組みは、例えば、対象の駅に勤務している駅員など、経路検索サービスを使用する際に対象の駅を出発駅とした検索を行う場合が圧倒的に多いようなユーザが使用する場合に特に有効である。
図3は、図2に示したような路線図において駅もしくは路線を指定する際の画面例について概要を示した図である。本実施の形態では、一般的な経路検索サービスを提供するアプリケーションと同様に、路線図上の駅名が表示されている領域の近傍をタップ等により指示した場合は、例えば、図3(a)に示すようなポップアップメニューにより、経路検索サービスでの出発駅もしくは到着駅として、タップ等された領域に対応付けられた駅を指定することができる。本実施の形態では、経路検索サービスでの駅を指定するものとしているが、これに限らず、例えば、指定された駅について、後述するような駅発時刻表を表示できるようにしてもよい。
本実施の形態では、さらに、路線図上の駅名が表示されている領域の近傍以外で、例えば、路線名が表示されている領域や、路線に対応する線のみが表示されている領域の近傍をユーザがタップ等により指示した場合は、図3(b)に示すようなポップアップメニューにより、経路検索サービスにおいて対象とする駅ではなく、列車時刻表を表示する際の路線(もしくは線区)として、タップ等された領域に対応付けられた線区を指定することができる。これにより、列車時刻表表示の際にも、ユーザは、視覚的に容易に対象の路線(もしくは線区)を指定することが可能である。
なお、「路線」も「線区」もいずれも連続する2つ以上の駅からなる区間を示し、列車時刻表の生成等の機能における以下の説明では、両者は機能上特に区別されず、表示上の相違にすぎないものとして取り扱う(一般的には、書籍での列車時刻表では、「路線」は1つ以上の「線区」により構成される(「線区」に複数の「路線」が含まれる場合もある))。
図2の画面に示した路線図の情報や、クリッカブルマップにおける領域と図3の画面に示した駅や路線との対応の情報などは、路線図データ15に保持されている。また、図3の画面で指定された駅や線区の情報は、時刻表表示システム1の条件処理部11により、経路検索サービスを実行したり列車時刻表を表示したりする際の入力条件として設定される。
<時刻表表示−列車時刻表表示>
図4は、時刻表表示システム1によって表示される列車時刻表の画面例について概要を示した図である。ここでは、指定された線区(図4の例では「東北・山形・秋田新幹線」の「下り」)の指定された運行日(図4の例では「2014年11月10日(月)」)の列車時刻表を表示した場合の例を示している。
この列車時刻表は、上述したように、例えば、図2や図3(b)に示したような画面を介してユーザにより指定された路線(線区)の条件に従って時刻表表示システム1の時刻表処理部13により時刻表データ16から抽出されたデータに基づいて、時刻表形成部12により形成された画像として表示される。なお、線区については、画面上から(図4の例では「上り」ボタンをタップすることにより)上り/下りを変更することができる。また、運行日については、現在日時に基づいて自動的に設定されるが、画面上から任意の日付に変更することができる。「全日/平日/土休日」などの区分として指定することも可能である。
指定された線区および運行日(デフォルトでは現在の日付)に基づいて図示するような列車時刻表を作成するには、時刻表処理部13は、まず、指定された線区に含まれる駅の並び(以下では「駅取り」と記載する場合がある)の情報を、時刻表データ16から取得する。取得した駅取りの情報は、列車時刻表の縦軸を構成するデータとなる。なお、時刻表データ16に含まれる各テーブルの構成については後述する。時刻表処理部13は、さらに、指定された線区で運行される列車の情報を、時刻表データ16から取得する。取得した列車の情報は、列車時刻表の横軸を構成するデータとなる。
その後、時刻表処理部13は、対象の各列車が線区内の各駅を発着するダイヤ(時刻情報)を、時刻表データ16から取得する。取得したダイヤの情報は、それぞれ、列車時刻表のマトリクスの各セルに対応するデータとなる。以上の処理により作成されたマトリクスに基づいて、時刻表形成部12は列車時刻表を形成することができる。
なお、横軸に展開する各列車は、時系列でソートされて表示されるのが望ましい。時刻表形成部12は、例えば、始発駅での発車時刻の降順を第1基準として各列車をソートする。前の区間から乗り入れている列車などの場合で、始発駅での発車時刻が存在しないものについては、所定の途中駅での発車時刻を追加の第2基準としてソートする。さらに複数の途中駅での発車時刻を第3、第4、…の基準として追加してもよい。
また、始発駅を第1基準とするのではなく、ユーザが指定した任意の駅を第1基準としてもよい。例えば、対象の線区において停車駅が異なる複数種類の列車(特急、急行、普通等)が混在する場合には、始発駅での発車時刻の順に対して後続の駅では通過待ちや待ち合わせ等により発着の順序が異なるものとなる場合がある。この場合、後続の駅を利用しようとするユーザには、当該駅での発着時刻を第1基準としてソートされていた方が好適である。また、例えば、運行日として「全日/平日/土休日」などの区分を指定した場合において、特定の運行日に時刻変更や臨時列車等の指示がある場合には、列車時刻表における当該列車を示す列の背景色を変更するなどして識別可能とする。
図4の画面例に示すように表示された列車時刻表において、ユーザは、例えば、駅名のハイパーリンクをタップして指定することで、当該駅について、後述する駅情報画面を表示させることができる。また、列車名のハイパーリンクをタップして指定することで、当該列車について、後述する列車情報画面を表示させることができる。また、駅名や列車名部分をダブルタップしたり、長押しでタップしたりすることで、列車時刻表における当該駅を示す行もしくは当該列車を示す列の背景色を変更して、当該駅もしくは当該列車を容易に見分けられるようにしてもよい(例えば、図4の例における左から5番目の列車)。また、列車時刻表内の「前の区間」もしくは「次の区間」の行にハイパーリンクが含まれている場合は、これをタップして指定することで、後述するように、当該列車が他の線区と跨って運行されている場合に当該他の線区の列車時刻表に素早く移動することができる。
また、図中の「メニュー」のプルダウンリストから、ユーザは、例えば、後述する複数路線の列車時刻表表示を行うことができる。また、列車時刻表を、現在時刻に関わらず始発から順に表示させるのに代えて、例えば、現在時刻から直近に始発駅などの所定の駅を発着する特定の列車が、列車時刻表の左端や中央などの所定の基準列に配置されるように表示させるよう切り替えることができる。また、後述する個別設定に基づいた列車時刻表の表示と、デフォルト設定での列車時刻表の表示とを切り替えたり、駅名や列車名の表示を日本語と英語(もしくは他の言語)との間で切り替えたりすることができる。
また、後述するような設定画面を表示させて、列車時刻表を表示させる際のユーザ毎の個別設定を指定することができる。個別設定の内容として、例えば、列車時刻表に表示する列車について、列車種別や列車名、行先、停車駅などの条件を指定することで絞り込むことができる。また、臨時列車の表示の有無を指定することで絞り込むこともできる。また、時系列での列車のソートの条件についても、基準とする駅や、着時刻/発時刻のいずれを基準とするかなどを指定することができる。また、表示する列車を絞り込んだ際に、絞り込まれた列車のいずれも停車しない駅については非表示としたり、これとは別に表示/非表示とする駅を指定したりすることもできる。また、表示する駅について、着時刻/発時刻、および番線のそれぞれについての表示の有無を指定することもできる。なお、これらの個別設定の内容は、設定情報14に保持される。
上述したような列車時刻表のインタフェースを採用することにより、ユーザは、簡易かつ少ない操作で必要な情報に素早くアクセスすることができる。また、カスタマイズにより不要な情報をフィルタリングして参照の容易性を向上させることができる。
<時刻表表示−複数線区制御>
本実施の形態では、図4に示したように、対象の線区内の各駅を縦軸とし、横軸に列車をソートして表示する列車時刻表を作成することができる。ここで、線区は、実際の路線図上の経路や、列車の運行経路とは必ずしも1対1に対応しない。例えば、路線図上のある経路上で、複数の線区が重複・並行的に存在する場合がある。例えば、JR(登録商標、以下同様)東日本の東京駅−上野駅間では、山手線に加えて京浜東北線、常磐線、…など複数種類の線区が存在する。また、1つの列車単位でも複数の線区を跨って運行される場合がある(例えば、線区間での列車の乗り入れ運行や、長距離の寝台列車等)。
このような場合に、線区を適切に取り扱わなければ、書籍の列車時刻表と同様の表示形式でかつ適切な列車時刻表を作成することは困難である。何も考慮しない場合には、例えば、東京駅などのように複数の線区が乗り入れる駅を基準として列車時刻表を表示する場合、乗り入れている全ての線区の列車が表示されてしまう可能性がある。また、路線図上で東京駅−上野駅間の経路を指定して列車時刻表を表示する場合、東京駅−上野駅間を走る全ての線区の列車が表示されてしまう可能性がある。
図5は、複数の線区が関連する状況の例について概要を示した図である。ここでは、「駅A」、「駅C」、「駅D」を順に通る「線区a」と、「駅B」、「駅C」を順に通る「線区b」が実線の矢印で模式的に示されている。また、「線区b」で運行する列車については、その全部もしくは一部が「駅C」から「線区a」に乗り入れて「駅D」まで運行していることが点線の矢印で示されている。なお、「駅A」〜「駅D」の各駅は、例えば各線区における代表的な駅であり、これら以外に図示しない他の駅が存在していてもよい。また、図5のパターンはあくまで一例であり、複数の線区が関連するパターンは他に多数存在する。
図5の例の場合、線区を特に考慮せずに、例えば、「駅C」を基準にしたり、「駅C」−「駅D」間の経路を指定したりして列車時刻表を表示する場合、「駅C」を通って「駅C」−「駅D」間を走る「線区a」および「線区b」の列車が全て該当して表示されてしまう。この場合でも、「駅C」−「駅D」間を主に利用するユーザにとっては特に問題とはならず、ニーズに合致する列車時刻表を得ることができる。
しかしながら、例えば 「駅A」を主に利用するユーザにとっては、「線区a」で運行される列車の情報のみ見られればよく、「駅C」から乗り入れてくる「線区b」の列車が列車時刻表に表示されると邪魔になる場合がある。一方、例えば「駅B」を主に利用するユーザにとっては、「線区b」で運行される列車の情報のみ見られればよく、「駅C」−「駅D」間の「線区a」の列車が不要である場合がある。またこの場合でも、「駅D」まで行くことが多い利用者の場合には、「駅C」−「駅D」間の「線区a」の列車も乗り換え対象として参照したい場合もある。
このように、複数の線区が関連することで、ある区間に複数の線区の列車が併存する場合や、ある列車が複数の線区を跨って運行される場合などにおいて、これを列車時刻表上でどのように取り扱うかについては、一律に決まるものではなく、例えば、各線区の列車の運行本数等や線区上の駅の規模、利用者数などによって異なり得る。書籍の時刻表の場合にはさらに紙面スペースとの関係なども考慮され得る。そこで、本実施の形態では、複数の線区が関連する区間毎に取扱いが異なる場合(将来的に取扱いが変更になる場合も含む)でも柔軟に対応することができるようなデータ構造を有し、複数の線区が関連する区間毎に所望の表示形式の列車時刻表を表示できるようにする。同じ区間でもユーザ毎に設定変更によって取扱いを変更できるようにしてもよい。
図6は、時刻表表示システム1における複数の線区を取り扱うためのデータ構造の例について概要を示した図である。ここでは、「列車1」(図5の例における「線区b」で運行され、終着駅は「駅D」)に係る情報について保持するデータ構造の例を模式的に示している(詳細なデータ構造については後述する)。図示するように、「列車1」のデータは「線区b」に加えて「線区a」にも関連付けられている。そして、「線区b」、「線区a」のデータはそれぞれ「駅取りb」、「駅取りa」のデータと関連付けられており、さらに「駅取りb」のデータは「駅B」および「駅C」と、「駅取りa」のデータは「駅A」、「駅C」および「駅D」とそれぞれ関連付けられている。
本実施の形態では、後述するように、時刻表列車テーブル16c、駅取りテーブル16e、縦型線区テーブル16fなどのテーブルによって、上記のような各列車と対応する駅取り、および線区との関連を管理することができるため、書籍の時刻表において実現されているような表示形式を再現するなど、複数の線区が関連する場合に柔軟な取扱いをすることができる。
例えば、図5、図6の例において、「線区b」で運行される「列車1」について、「線区b」内の「駅C」以降終着の「駅D」までの区間、すなわち「線区a」に乗り入れている区間(図中の「次の区間」)についても列車時刻表に表示したい場合、例えば、以下の様な処理を行うことで実現することができる。
図7は、時刻表表示システム1において複数の線区が関連する列車時刻表を表示する際の処理の流れの例について概要を示したフローチャートである。時刻表表示システム1の時刻表処理部13は、まず、対象の列車(「列車1」)の終着駅(「駅D」)と、線区の駅取り(「線区b」の「駅取りb」)を比較し(S01)、線区の駅取りに終着駅が含まれているか否かを判定する(S02)。含まれている場合には複数の線区に係る処理は不要であるため処理を終了する。
ステップS02で線区の駅取りに終着駅が含まれていない場合、列車についてのデータを検索し、対象の列車に対応する他の線区(駅取り)の情報(「線区a」の「駅取りa」)を全て抽出し(S03)、抽出した各駅取りを対象としたループ処理を行う(S04−S08)。ループ処理では、対象の駅取り(「駅取りa」)に元駅取りの最終駅(「駅取りb」の「駅C」)が含まれているか否かを判定する(S05)。含まれていない場合には次の駅取りに移ってループ処理を繰り返す(S08、S04)。
ステップS05で対象の駅取りに元駅取りの最終駅が含まれている場合、対象の駅取り(「駅取りa」)において元駅取りの最終駅(「駅C」)以降の運転区間があるか否かを判定する(S06)。運転区間がない場合には次の駅取りに移ってループ処理を繰り返す(S08、S04)。運転区間(「駅C」−「駅D」間)がある場合には、対象の駅取り(「駅取りa」)を「次の区間」として抽出し(S07)、次の駅取りに移ってループ処理を繰り返す(S08、S04)。全ての駅取りに対する処理を行ってループ処理を終了した場合には処理全体を終了する。
「次の区間」が抽出された場合は、対象の列車(「列車1」)の列車時刻表を表示する際に、対応する線区(「線区b」)の駅取りでの列車時刻表に対して、後述する画面例のように「次の区間」として後続の駅取りに係る線区(「線区a」)の列車時刻表を関連付けて表示することができる。同様に、対象の列車(「列車1」)の列車時刻表として後続の駅取りに係る線区(「線区a」)の列車時刻表を表示する際に、「前の区間」として元駅取りに係る線区(「線区b」)の駅取りでの列車時刻表を関連付けて表示することができる。
図8は、時刻表表示システム1において複数の線区が関連する列車時刻表を表示する際の処理の流れの他の例について概要を示したフローチャートである。ここでは、図5、図6の例において「線区b」に対応する「駅取りb」が「駅C」までではなく「駅D」まで含んでいるものとして設定されている場合、すなわち、「線区b」で運行される列車の列車時刻表として「駅D」まで駅取りとして表示することができる場合の処理例を示す。なお、この場合は、「線区b」で運行される「列車1」についての列車時刻表を表示する場合、終着駅である「駅D」までの駅取りでの列車時刻表を表示することが可能である。
時刻表表示システム1の時刻表処理部13は、まず、列車についてのデータを検索し、対象の列車に対応する他の線区(駅取り)の情報(「線区a」の「駅取りa」)を全て抽出し(S11)、抽出した各駅取りを対象としたループ処理を行う(S12−S16)。かかる処理は図7の例におけるステップS03、S04と同様である。ループ処理では、対象の駅取り(「駅取りa」)に元駅取り(「駅取りb」)のいずれかの駅が含まれているか否かを判定する(S13)。含まれていない場合には次の駅取りに移ってループ処理を繰り返す(S16、S12)。
ステップS13で対象の駅取りに元駅取りのいずれかの駅が含まれている場合、対象の駅取り(「駅取りa」)において、元駅取りの駅(「駅C」もしくは「駅D」)以降の運転区間があるか否かを判定する(S14)。運転区間がない場合には次の駅取りに移ってループ処理を繰り返す(S16、S12)。運転区間がある場合には、対象の駅取りを「次の区間」として抽出し(S15)、次の駅取りに移ってループ処理を繰り返す(S16、S12)。全ての駅取りに対する処理を行ってループ処理を終了した場合には処理全体を終了する。
図8の例では、図5、図6の例における「線区b」で運行される「列車1」についての列車時刻表を表示する場合、終着駅である「駅D」までの列車時刻表をそのまま表示することが可能である一方で、「線区a」への乗り入れ区間である「駅C」−「駅D」間について、図7の例と同様に、後述する画面例のように「次の区間」として後続の駅取りに係る「線区a」の列車時刻表を関連させて表示することができる。
このように、複数の線区が関連する場合において柔軟な対応をすることが可能であるが、図7、図8に示した処理手法はあくまで一例である。図6の例に示したようなデータ構造(詳細は後述)とすることで、複数の線区の取扱いに応じて各種の処理手法を実装することができる。
図9、図10は、時刻表表示システム1によって表示される複数の線区が関連する列車時刻表の画面例について概要を示した図である。図9では、JR東日本の「水戸線」(下り)の列車時刻表を表示した場合の例を示している。図示するように、「水戸線」(下り)の列車時刻表では、「小山」駅−「友部」駅−「勝田」駅の区間の駅取りが表示されるが、このうち、「水戸線」の区間は「小山」駅−「友部」駅間であり、「友部」駅−「勝田」駅間はJR東日本の「常磐線」の区間である。すなわち、「水戸線」の列車時刻表において、「常磐線」の区間に乗り入れている列車について乗り入れ区間の列車時刻表を表示可能であることを示している。
例えば、図9の列車時刻表において左から4番目の列車番号「761M」の列車(長押しタップ等の操作により背景色が変更されてハイライトされている)は、「小山」駅17:38始発で、「常磐線」の「勝田」駅が19:09終着であり、「友部」駅以降の「常磐線」区間の各駅の発着時刻についても表示されている。この列車については、図8に示したような処理によって「次の区間」が存在することを把握し、図9の列車時刻表の最下段の「次の区間」欄に図示するような下向きの矢印のハイパーリンクを表示する。ユーザがこれをタップして指定することで、「常磐線」区間での列車時刻表に自動的に表示を切り替えることができる。
なお、例えば、図7の処理フローのステップS07や図8の処理フローのステップS15において「次の区間」として抽出された運転区間が複数ある場合は、これらの運転区間(線区)をリスト表示して、ユーザに対象の線区を選択させるようにしてもよい。
図10では、「常磐線」(下り)の列車時刻表を表示した場合の例を示している。図示するように、例えば、図9の例で選択した「水戸線」の列車番号「761M」の列車が「常磐線」の時刻表に表示され(背景色のハイライトも引き継がれる)、「水戸線」からの乗り入れ区間である「友部」駅−「勝田」駅間の各駅についてのみ発着時刻が表示されている。なお、この場合は乗り入れ駅である「友部」駅の発時間によって列車の並び順がソートされる。また、この列車については、最上段の「前の区間」欄に表示された上向きの矢印のハイパーリンクをタップして指定することで、図9に示した「水戸線」区間の列車時刻表に自動的に表示を切り替えることができる。
<時刻表表示−駅情報表示>
図11は、時刻表表示システム1によって表示される駅情報の画面例について概要を示した図である。この画面は、図4や図9、図10の画面例に示した列車時刻表において、ユーザが駅名もしくは特定の列車のダイヤにおける時刻のハイパーリンクをタップして指定した場合に表示される画面であり、指定された駅、もしくは指定されたダイヤに対応する駅に係る詳細情報として、例えば、当該駅を通っている路線の情報を一覧表示する。
図11の例では、「東京駅」の詳細情報を表示しており、上段には、当該駅を発車する各路線の情報が表示されている。この情報は、例えば、時刻表データ16から当該駅が駅取りとして含まれる線区番号を取得し、各線区番号について時刻表データ16を参照して路線名を取得することで得ることができる。各路線における「下り」「上り」のボタンをタップすることで、対応する線区について、図4や図9、図10に示したような列車時刻表を表示させることができる。
また、下段には、当該駅を発車する各路線の列車について、基準時刻から直近に発車する列車の発車時刻が一定数(図11の例では2本ずつ)一覧表示されている。ユーザが列車時刻表において駅名を指定して当該画面を表示させた場合、基準時刻は現在時刻となる。一方、ユーザが列車時刻表において特定の列車のダイヤを指定して当該画面を表示させた場合、基準時刻は指定されたダイヤにおける時刻となる。この場合、画面上の「現在時刻」ボタンをタップすることで、基準時刻を現在時刻に切り替えることができる。また、一覧表示されている各路線名のハイパーリンクをタップすると、後述するような当該駅における対象路線の駅発時刻表を表示させることができる。
また、画面下部の「駅構内図」ボタンをタップすることで駅構内図を表示させ、「周辺地図」ボタンをタップすることで駅周辺の地図を表示させ、「路線図」ボタンをタップすることで当該駅を中心とした路線図を表示させることができる。駅周辺の地図については、例えば、公知の地図サービスと連携して表示を行い、周辺施設の検索機能などを実行可能なインタフェースを設けてもよい。
<時刻表表示−列車情報表示>
図12、図13は、時刻表表示システム1によって表示される列車情報の画面例について概要を示した図である。図12、図13の画面は、情報処理端末2のディスプレイ上でユーザがスクロールさせることにより連続的に表示されるものである。この画面は、例えば、図4や図9、図10の画面例に示した列車時刻表において、ユーザが列車名のハイパーリンクをタップして指定した場合に表示される画面であり、指定された列車に係る詳細情報として、例えば、当該列車の属性情報や、各停車駅での発着時刻(特定列車時刻表)を表示する。列車の指定方法は、上記の他にも例えば、ユーザが列車名を直接入力して指定する方法や、後述する経路検索画面においてユーザが列車名のハイパーリンクをタップして指定する方法など各種の方法を適宜とることができる。
図12、図13の例では、「あさま(登録商標)539号」の詳細情報を表示しており、図12の上段には、当該列車の属性情報が表示されている。属性情報には、例えば、時刻表データ16に保持されている列車番号や列車種別、運転日、編成情報などの情報が含まれる。「営業案内」ボタンをタップすることで繁忙期・閑散期などを示した営業案内のカレンダーを表示させることができる。また、「カレンダー」ボタンをタップすることで、当該列車の運転日カレンダーを表示させることができる。カレンダーとして一覧表示することにより、ユーザは、当該列車の運転日だけでなく、時刻変更や臨時列車、区間運休する日なども併せて視覚的に容易に把握することができる。
また、図12の下段には、当該列車についての特定列車時刻表が表示されており、停車駅の駅名のハイパーリンクをタップすることで、図11に示した駅情報画面を表示させることができる。そして、図13の上段に表示された「運賃・特急料金早見表」ボタンをタップすることで、当該列車について、図示しない運賃や料金の早見表を表示させることができる。なお、ここでは、上述した営業案内における繁忙期・閑散期に対応して適用される料金を表示するようにしてもよい。また、図13では、当該列車の編成や座席の図が表示されている。図12、図13の画面から、図示しない座席予約システムに連携して当該列車の座席の予約ができるようにしてもよい。
<時刻表表示−駅発時刻表、経路検索画面>
図14は、時刻表表示システム1によって表示される駅発時刻表の画面例について概要を示した図である。この画面は、図11に示した駅情報画面において一覧表示されている路線名のハイパーリンクのいずれかをユーザがタップして指定した場合に表示される画面であり、対象の駅における指定された路線の駅発時刻表を表示する。
図14の例では、「JR中央線 東京駅」の「高尾・青梅方面」の「2014年11月6日(木)」の駅発時刻表が表示されている。日付が表示されているボタンをタップすることで、対象の日付(もしくは全日や平日、土日祝の別など)を変更することができる。また、駅発時刻表における各時刻の部分をタップすることで、対応する列車について、図12、図13に示した列車情報画面を表示させることができる。また、画面下部の「凡例」ボタンをタップすることで、駅発時刻表において色分けや記号等により表示される行き先や列車種別についての凡例を表示させることができる。
図15は、時刻表表示システム1によって表示される経路検索の結果画面の例について概要を示した図である。この画面は、例えば、図示しないメインメニューや、図2に示した路線図などから経路検索サービスを行った場合に表示される画面であり、経路検索の結果情報として、例えば、候補の経路の一覧や、各経路の詳細な情報を表示する。なお、本実施の形態では、経路検索機能については、上述したように一般的な経路検索サービスを用いるため、詳細については省略する。
図15の例では、「四ツ谷」から「高崎」までの経路を検索した結果が表示されており、上段には候補経路の一覧、下段には候補経路の中から選択された経路の詳細情報が表示されている。例えば、下段の詳細表示において、経路中の駅名のハイパーリンクをタップすることで、当該駅について、図11に示した駅情報画面を表示させることができる。また、経路中の列車名または路線名のハイパーリンクをタップすることで、当該列車について、図12、図13に示した列車情報画面を表示させることができる。また、列車名の下部に表示された「時刻表」ボタンをタップすることで、当該列車について、図4や図9、図10に示した列車時刻表を表示させることができる。
なお、上記のように、図14や図15の画面からも、図11に示した駅情報画面や、図12、図13に示した列車情報画面を表示させることができる。すなわち、これらの画面を表示させるには、必ずしも図4や図9、図10に示した列車時刻表を表示させることが必要となるわけではない。
<時刻表表示−複数路線時刻表>
図16〜図19は、時刻表表示システム1によって表示される複数路線時刻表の画面例について概要を示した図である。この画面は、図4や図9、図10に示した列車時刻表において、ユーザが、図中の「メニュー」のプルダウンリストから複数路線の列車時刻表表示を行う旨を指定した場合に表示される画面であり、対象の列車時刻表をベースに、指定された乗継駅で路線を乗り換えた際の乗継路線の列車時刻表のデータを時刻表処理部13により取得して、時刻表形成部12により同一画面上に順次表示する。
図16の例では、図4に示した列車時刻表(「東北・山形・秋田新幹線」)において、「メニュー」から複数路線の列車時刻表表示が指定された場合に表示される列車時刻表が表示されており、さらに、出発駅として「東京駅」がタップにより指定された場合に表示されるポップアップメニューが表示されている。ここでは、ユーザは、当該ポップアップメニューにおいて「東京駅」を「乗継駅」ではなく「出発駅」として指定する。図17の例では、さらに、乗継駅として「新庄駅」がタップにより指定された場合に表示されるポップアップメニューが表示されている。ここでは、ユーザは、当該ポップアップメニューにおいて「新庄駅」を「出発駅」ではなく「乗継駅」として指定する。
図18の例では、図16、図17の画面例において出発駅と乗継駅が指定された結果として、上段には出発駅(「東京駅」)と乗継駅(「新庄駅」)のみが表示された列車時刻表(「東北・山形・秋田新幹線」)が表示され、下段には乗継駅からの乗継路線(「陸羽西線」)の列車時刻表が表示されている。さらに、乗継駅として「余目駅」がタップにより指定された場合に表示されるポップアップメニューが表示されている。ここでは、乗継路線として複数路線(「[特急]いなほ(登録商標)」など)が選択可能であるため、当該ポップアップメニューにおいて一覧から選択できるようにされている。
図19の例では、図18の画面例のポップアップメニューにおいて、「余目駅」からの乗継路線として「白新線・羽越本線」が選択された結果として、中段には最初の乗継駅(「新庄駅」)と次の乗継駅(「余目駅」)のみが表示された列車時刻表(「陸羽西線」)が表示され、下段には乗換駅(「余目駅」)からの乗継路線(「白新線・羽越本線」)の列車時刻表が表示されている。なお、各列車時刻表は、それぞれ個別に横方向(もしくは縦方向)にスクロールさせることができる。各路線において発車時刻が一定の範囲内にある列車同士が概ね縦に並ぶように、各路線の列車時刻表をスクロールの際に連動させるようにしてもよい。また、各列車時刻表の右上部にある「削除」ボタンをタップすることにより、当該列車時刻表を削除させることも可能である。また、本実施の形態では、3つの路線の列車時刻表を1つの画面に同時に出力する場合を例としているが、同時に表示する路線の数は3つに限られない。
このように、列車時刻表から出発駅、乗継駅、乗継路線、到着駅などを順次指定・選択していくことで、複数の列車時刻表を縦に並べた形で一覧表示させることができ、ユーザは、乗継を確認しながら効率的・効果的に列車の検索を行うことが可能となる。
なお、上述の図2以降に示したような各画面について、例えば、ユーザがブックマークとして指定できるようにすることで、対象の画面を即座に呼び出せるようにしてもよい。
以上に説明したように、本発明の一実施の形態である時刻表表示システム1によれば、ユーザは、図2に示したような路線図上の所定の位置をタップすることで、列車時刻表の表示対象の路線や駅、経路検索サービスでの出発駅や到着駅を、入力用の画面等に切り替えることなくスムーズに、かつ視覚的に容易に指示することができる。また、図4や図9、図10に示したようなインタフェースにより列車時刻表を表示することにより、ユーザは、簡易かつ少ない操作で必要な情報に素早くアクセスすることができる。また、カスタマイズにより不要な情報をフィルタリングして参照の容易性を向上させることができる。
また、ユーザは、各画面において駅名のハイパーリンクを指定することにより、図11に示したような駅情報画面を表示させることができ、対象の駅を通っている路線を一覧により容易に把握することができるとともに、駅構内や周辺の施設・設備等の情報にも素早くアクセスすることができる。また、ユーザは、各画面において列車名のハイパーリンクを指定することにより、図12、図13に示したような列車情報画面を表示させることができ、対象の列車についての特定列車時刻表や属性情報などを容易に把握することができるとともに、運転日や時刻変更、臨時列車等の日付によって変動する情報についてもカレンダー上で容易に把握することができる。
また、ユーザは、図4や図9、図10に示したような列車時刻表から出発駅、乗継駅、乗継路線、到着駅などを順次指定・選択していくことで、複数の列車時刻表を縦に並べた形で一覧表示させることができ、乗継を確認しながら効率的・効果的に列車の検索を行うことができる。
<時刻表表示−表示設定>
図20〜図24は、時刻表表示システム1において列車時刻表を表示させる際のユーザ毎の個別設定を指定する際の画面例について概要を示した図である。この画面は、図4や図9、図10などに示した列車時刻表において、ユーザが、図中の「メニュー」のプルダウンリストから列車時刻表の表示設定を行う旨を指定した場合に表示される画面である。上述したように、列車時刻表において、例えば、各ユーザにとって不要な情報を非表示とし、必要な情報のみを表示できるようにするなどのカスタマイズを可能とすることで、書籍の時刻表に対してユーザの利便性を大きく向上させることができる。
図20は、列車時刻表において表示される列車を絞り込むために列車の種別および列車名を指定する際の画面例を示している。チェックボックスのチェックを外すことで、対象の列車種別や列車名に該当する列車について列車時刻表に表示されないようにすることができる。図20の例は、JRの「東海道本線・伊東線」および「伊豆急行(伊豆急(登録商標))」の列車時刻表を表示する際の表示設定画面であるが、図示するように、チェックボックスにより選択可能な各項目は、例えば時刻表処理部13などが、対象の線区の駅取りや列車の内容に合致した項目を時刻表データ16から抽出して表示している。このような画面を介して線区毎に選択・設定された条件は、設定情報14に保持できるようにしてもよい。同様に、図21は、表示される列車の絞り込みの条件として列車の行き先を、図22は、列車の停車駅を指定する際の画面例をそれぞれ示している。
また、図23は、列車時刻表に臨時列車を表示するか否か、および各列車を並び替え(ソート)する際の基準駅と基準時刻(発時刻か着時刻か)を指定する際の画面例を示している。また、図24は、駅取りのうち列車時刻表に表示される駅および各駅での表示内容(着時刻、発時刻、番線)を設定する際の画面例を示している。なお、上記の図20〜図24の各画面は、例えば1つの設定画面により構成して、スクロールによって表示位置を切り替えるようにしてもよいし、複数画面やタブ画面により構成して画面単位で切り替えるようにしてもよい。
<データ構成>
図25は、路線図データ15および時刻表データ16に含まれる各テーブルの関連の例について概要を示した図である。以下、各テーブルのデータ構成(項目)の例について説明する。
図26は、路線図データ15に含まれる路線図座標テーブル15aのデータ構成の例について概要を示した図である。路線図座標テーブル15aは、図2の例に示した路線図におけるクリッカブル領域を特定する座標の情報を保持するテーブルであり、例えば、路線図画像コード、路線図画像データ、種別、座標情報、およびコードなどの各項目を有する。路線図画像コードの項目は、表示対象となる各路線図の画像データを一意に識別可能とするコード値の情報を保持する。路線図画像データの項目は、対象の路線図画像データの情報を保持する。当該データを保持するファイル名の情報であってもよい。種別の項目は、対象のクリッカブル領域の種別の情報を保持する。例えば、駅に対応するのか路線(線区)に対応するのか、もしくは他の交通機関関連施設(空港等)に対応するのかを区別可能なコード値等の情報を保持する。
座標情報の項目は、対象のクリッカブル領域を特定する座標情報を保持する。例えば、矩形などの多角形として定義される領域の各頂点座標であってもよいし、円形として定義される領域の中心座標と半径情報であってもよい。図26では便宜上1項目として示しているが、例えば、頂点毎に独立した別の項目として構成されていてもよい。コードの項目は、対象のクリッカブル領域に対応する駅や路線(線区)などを特定するコード値や番号の情報を保持する。当該項目の値は、後述する駅テーブル16aや駅取りテーブル16eなどに登録されている。
図27は、時刻表データ16に含まれる駅テーブル16aのデータ構成の例について概要を示した図である。駅テーブル16aは、列車時刻表に表示される駅の情報を保持するテーブルであり、例えば、駅コード、駅名称、位置情報、および駅構内画像データなどの各項目を有する。駅コードの項目は、対象の駅を一意に識別可能とするコード値の情報を保持する。駅名称の項目は、対象の駅の表示名称の情報を保持する。位置情報の項目は、対象の駅の位置を特定する情報を保持する。例えば、駅中心の緯度・経度情報および/または住所情報により保持することができる。駅構内画像データの項目は、対象の駅の構内図画像データの情報を保持する。当該データを保持するファイル名の情報であってもよい。
図28は、時刻表データ16に含まれる時刻表テーブル16bのデータ構成の例について概要を示した図である。時刻表テーブル16bは、時刻表の内容に係るデータ、すなわち各列車が各駅に停車する時刻情報を保持するテーブルであり、例えば、列車ID、駅コード、到着時刻、出発時刻、番線、および駅取り位置などの各項目を有する。
列車IDの項目は、時刻表データの対象の列車を特定するID情報を保持する。当該項目の値は、後述する時刻表列車テーブル16cに登録されている。駅コードの項目は、対象の列車が停車等する駅を特定するID情報を保持する。当該項目の値は、図27に示した駅テーブル16aに登録されている。到着時刻、出発時刻、および番線の各項目は、それぞれ、対象の列車が対象の駅に到着する時刻、出発する時刻、およびその番線の情報を保持する。駅取り位置の項目は、駅取りにおける対象の駅の位置の情報を保持する。
図29は、時刻表データ16に含まれる時刻表列車テーブル16cのデータ構成の例について概要を示した図である。時刻表列車テーブル16cは、列車時刻表における各列車の情報を保持するテーブルであり、例えば、列車ID、駅取り番号、運転日年月、運転日、列車名、号数、列車番号、列車種別、前直通列車ID、後直通列車ID、併結列車ID、始発駅コード、および終着駅コードなどの各項目を有する。
列車IDの項目は、時刻表表示システム1内において対象の列車を一意に識別可能とするID等の情報を保持する。駅取り番号は、対象の列車が運行される路線(線区)に対応する駅取りを特定する情報を保持する。当該項目の値は、後述する縦型線区テーブル16fに登録されている。運転日年月の項目は、対象の列車の運転年月をYYMM形式で保持する。複数の月の情報を保持するようにしてもよい。また、運転日の項目は、上記の運転日年月の項目で示される運転年月における運転日の情報を保持する。例えば、32ビットのデータで先頭から順に1日目、2日目、…として、ビットのオン/オフで運転日を指定することができる。
車名の項目は、対象の列車の表示名称の情報を保持する。当該項目の値は、例えば、後述する色情報テーブル16gに登録されている。号数、および列車番号の各項目は、それぞれ、対象の列車の号数、および列車番号の情報を保持する。なお、ここでの列車番号は、鉄道会社が設定している番号であり、同一の列車番号の列車であっても列車IDが異なるために時刻表表示システム1上では別列車として扱われる場合もある。列車種別の項目は、対象の列車の種別を特定するコード値等の情報を保持する
前直通列車ID、および後直通列車IDの各項目は、それぞれ、対象の列車が他の路線もしくは同一路線の他の列車との直通列車である場合に、その前後の列車を特定するID情報を保持する。前後の列車が複数ある場合には全ての列車の情報を保持するようにする。併結列車IDの項目は、対象の列車が他の列車と併結運転する場合に、併結対象の列車を特定するID情報を保持する。併結対象の列車が複数ある場合にはこれら全ての列車の情報を保持する。始発駅コードおよび終着駅コードの各項目は、それぞれ、対象の列車の始発駅および終着駅を特定するコード値の情報を保持する。当該項目の値は、図27に示した駅テーブル16aに登録されている。
図30は、時刻表データ16に含まれる列車情報テーブル16dのデータ構成の例について概要を示した図である。列車情報テーブル16dは、図29に示した時刻表列車テーブル16cの列車に対する追加情報や詳細情報を保持するテーブルであり、例えば、列車ID、設備情報、記事、運転日年月、運転日、編成表・席番図情報、および営業案内情報などの各項目を有する。
列車IDの項目は、対象の列車を特定するID情報を保持する。当該項目の値は、図29に示した時刻表列車テーブル16cに登録されている。設備情報の項目は、対象の列車に係る設備の情報を保持する。複数の設備を備える場合は、これらの情報を登録できるようにしてもよい。記事の項目は、対象の列車に関する全般的な記事(説明や特記事項など)の情報を保持する。
運転日年月の項目は、運転年月をYYMM形式で保持する。複数の月の情報を保持するようにしてもよい。また、運転日の項目は、上記の運転日年月の項目で示される運転年月における運転日の情報を保持する。例えば、32ビットのデータで先頭から順に1日目、2日目、…として、ビットのオン/オフで運転日を指定することができる。編成表・席番図情報の項目は、対象の列車の編成表や席番図の情報や画像データなどを保持する。営業案内情報の項目は、図12に示した列車情報の画面において「営業案内」ボタンをタップした際に遷移する営業案内情報の表示画面のURL(Uniform Resource Locator)や表示内容に係る情報を保持する。
図31は、時刻表データ16に含まれる駅取りテーブル16eのデータ構成の例について概要を示した図である。駅取りテーブル16eは、各路線(線区)の駅取りおよびこれに含まれる駅の情報を保持するテーブルであり、例えば、駅取り番号、駅コード、発着区分、および表示位置番号などの各項目を有する。駅取り番号の項目は、対象の駅取りを特定する番号の情報を保持する。当該項目の値は、後述する縦型線区テーブル16fに登録されている。駅コードの項目は、対象の駅を特定するコード値の情報を保持する。当該項目の値は、図27に示した駅テーブル16aに登録されている。発着区分の項目は、対象の駅に対して出発か到着かの区分を示すコード値の情報を保持する。表示位置番号の項目は、列車時刻表における対象の駅の表示位置を示す番号の情報を保持する。
図32は、時刻表データ16に含まれる縦型線区テーブル16fのデータ構成の例について概要を示した図である。縦型線区テーブル16fは、列車時刻表において縦軸として表示される路線(線区)の情報を保持するテーブルであり、例えば、駅取り番号、駅取り名称、方面名称、区間名称、およびダイヤ改正日などの各項目を有する。駅取り番号の項目は、対象の路線(線区)の駅取りを一意に識別可能とする番号やID等の識別情報を保持する。駅取り名称、方面名称、および区間名称の各項目は、対象の路線(線区)の駅取り、方面、および区間の表示名称の情報を保持する。ダイヤ改正日の項目は、対象の路線(線区)に対するダイヤ改正日の情報を保持する。
図33は、時刻表データ16に含まれる色情報テーブル16gのデータ構成の例について概要を示した図である。色情報テーブル16gは、列車時刻表を表示する際の色情報を保持するテーブルであり、例えば、種別、列車種別、列車名、および色などの各項目を有する。種別の項目は、対象の色情報の種別を特定するコード値等の情報を保持する。例えば、文字色についての色情報か、背景色についての色情報かなどを指定することができる。
列車種別の項目は、対象の色情報が適用される列車の種別の情報を保持する。列車種別の値は、図30に示した列車情報テーブル16dに登録されている。列車名の項目は、対象の色情報が適用される列車名の情報を保持する。例えば、新幹線(登録商標)の名称を表示する場合などに用いることができる。色の項目は、対象の色情報における色を特定する情報を保持する。例えば、HTML(HyperText Markup Language)におけるカラーコードにより指定することができる。
図34は、時刻表データ16に含まれる利用日マスタテーブル16hのデータ構成の例について概要を示した図である。利用日マスタテーブル16hは、列車時刻表における利用日パターンのデータを保持するテーブルであり、例えば、駅取り番号、利用日パターン、開始日、終了日、およびダイヤ改正日などの各項目を有する。駅取り番号の項目は、対象の利用日パターンが適用される路線(線区)を一意に識別可能とするIDやコード値等の情報を保持する。利用日パターンの項目は、対象の駅取りに適用される利用日(日毎の列車の運行有無の情報)のパターンの情報を保持する。例えば、利用日が全日、平日、土曜休日、指定日などのパターンについて、それぞれのビットのオン/オフで指定することができる。開始日および終了日の各項目は、それぞれ、対象の利用日パターンの有効期間/適用期間の開始日および終了日の情報を保持する。ダイヤ改正日の項目は、ダイヤ改正日の情報を保持する。
上述したように、本実施の形態では、図29に示した時刻表列車テーブル16cについて、1列車につき1レコードとなるようにし、全列車について必須となる項目についてのみデータを保持するようにするとともに、列車毎に保持の有無が異なる項目については、図30に示した列車情報テーブル16dなどの別テーブルに保持し、列車IDをキーとして関連付けるようにしている。これにより、データ容量を小さくし、処理性能を向上させることを意図している。なお、図25〜図34で示した各テーブルのデータ構成(項目)はあくまで一例であり、同様のデータを保持・管理することが可能な構成であれば、他のテーブル構成やデータ構成であってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記の実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、本実施の形態では、図2に示したような路線図からの指定により列車時刻表などを表示させているが、タブレット端末やスマートフォン等の情報処理端末2が一般的に備えるGPS(Global Positioning System)センサにより得られる位置情報と、現在時刻、および列車時刻表の情報に基づいて現在乗車中の列車を把握することも可能である。現在乗車中の列車の情報は、例えば、図2に示した路線図上に画像として表示したり、図4や図9、図10などに示した列車時刻表において識別可能なように強調表示したりすることができる。
また、図4や図9、図10などに示したような列車時刻表によって各地の路線における各駅での発着時刻等が居ながらにして分かることを利用したサービスを提供することも可能である。例えば、各列車の運行時の運転席や車窓からの風景を撮影した動画データを、列車情報に関連付けて時刻表データサーバ3や、図示しない動画配信用Webサーバなどに予め登録しておく。そして、情報処理端末2においてユーザにより列車時刻表等から列車が指定された際に、対応する動画データを配信する。これにより、ユーザに対して列車時刻表を通して居ながらにして擬似的な旅行をよりリアルに体験することができるサービスを提供することも可能である。
本発明は、列車時刻表を表示する時刻表表示システムおよび時刻表表示プログラムに利用可能である。
1…時刻表表示システム、2…情報処理端末、3…時刻表データサーバ、
10…ユーザインタフェース部、11…条件処理部、12…時刻表形成部、13…時刻表処理部、14…設定情報、15…路線図データ、15a…路線図座標テーブル、16…時刻表データ、16a…駅テーブル、16b…時刻表テーブル、16c…時刻表列車テーブル、16d…列車情報テーブル、16e…駅取りテーブル、16f…縦型線区テーブル、16g…色情報テーブル、16h…利用日マスタテーブル

Claims (6)

  1. 情報処理端末の画面上に、線区に係る駅取りに含まれる各駅を縦軸とし、前記線区で運行される各列車を横軸としたマトリクスの各セルに、前記各列車の前記各駅における着時刻および/または発時刻を表示する列車時刻表を表示する時刻表表示システムであって、
    前記情報処理端末は、
    前記線区、前記列車、前記駅、前記列車のダイヤ、および前記線区に係る駅取りの情報を少なくとも保持し、さらに、前記列車毎にその運転日に係る情報を保持し、また、前記各列車が、設備情報を含む列車情報として運転日によって異なるものを有する場合に、前記列車情報とその運転日に係る情報を保持する時刻表データ保持部と、
    ユーザから指定された前記線区および日付の情報を取得する条件処理部と、
    前記指定された線区に係る駅取りの情報と、当該駅取りに含まれる各駅の情報と、前記指定された線区で前記指定された日付に運行される各列車の情報と、当該各列車について前記指定された日付に係る前記列車情報がある場合には当該列車情報と、当該各列車についてのダイヤの情報と、を含む時刻表データを前記時刻表データ保持部から取得する時刻表処理部と、
    前記時刻表処理部により取得された前記時刻表データに基づいて、前記指定された線区に係る駅取りに含まれる各駅を縦軸とし、前記指定された線区で前記指定された日付に運行される各列車を横軸としたマトリクスの各セルに、当該各列車についてのダイヤの情報に基づいて着時刻および/または発時刻を表示することで、前記指定された線区の前記指定された日付に係る前記列車時刻表を形成して出力する時刻表形成部と、を有し、
    前記時刻表形成部は、
    ユーザから指定された第1の線区に係る第1の時刻表データを前記時刻表処理部から取得し、前記第1の線区で運行される列車に他の第2の線区でも運行されるものがある場合に、さらに前記第2の線区に係る第2の時刻表データを前記時刻表処理部から取得し、前記第1の時刻表データに基づいて形成した第1の列車時刻表に関連付けて前記第2の時刻表データに基づいて形成した第2の列車時刻表を出力し、
    前記指定された線区の前記指定された日付に係る前記列車時刻表に含まれる列車から前記条件処理部を介してユーザにより対象列車が指定された場合に、前記時刻表処理部により取得された前記時刻表データにおいて、前記対象列車について対応する前記列車情報がある場合には、その内容を取得して出力する、時刻表表示システム。
  2. 請求項1に記載の時刻表表示システムにおいて、
    前記時刻表形成部は、前記第1の列車時刻表と前記第2の列車時刻表とを併せて表示する、時刻表表示システム。
  3. 請求項1に記載の時刻表表示システムにおいて、
    前記時刻表形成部は、前記第1の列車時刻表に、前記第2の列車時刻表を表示させるためのハイパーリンクを表示する、時刻表表示システム。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の時刻表表示システムにおいて、
    前記時刻表形成部は、前記指定された線区に係る前記列車時刻表を形成して出力する際に、前記指定された線区で運行される各列車のうち、現在時刻から直近に所定の駅を発着する列車が、前記列車時刻表の所定の基準列に配置されるようにする、時刻表表示システム。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の時刻表表示システムにおいて、
    前記時刻表形成部は、前記指定された線区に係る前記列車時刻表に含まれる駅から前記条件処理部を介してユーザにより対象駅が指定された場合、もしくは前記指定された線区に係る前記列車時刻表に含まれる列車のダイヤから前記条件処理部を介してユーザにより前記対象駅における時刻が指定された場合に、前記対象駅を通る全ての前記線区、および前記各線区についてその時点での時刻以降に発着する所定の数の列車の情報を含む駅情報を、前記時刻表処理部から取得して、駅情報画面を作成して出力する、時刻表表示システム。
  6. 情報処理端末の画面上に、線区に係る駅取りに含まれる各駅を縦軸とし、前記線区で運行される各列車を横軸としたマトリクスの各セルに、前記各列車の前記各駅における着時刻および/または発時刻を表示する列車時刻表を表示する時刻表表示システムとして機能するよう、前記情報処理端末に処理を実行させる時刻表表示プログラムであって、
    前記情報処理端末は、前記線区、前記列車、前記駅、前記列車のダイヤ、および前記線区に係る駅取りの情報を少なくとも保持し、さらに、前記列車毎にその運転日に係る情報を保持し、また、前記各列車が、設備情報を含む列車情報として運転日によって異なるものを有する場合に、前記列車情報とその運転日に係る情報を保持する時刻表データ保持部を有し、
    ユーザから指定された前記線区および日付の情報を取得する条件処理と、
    前記指定された線区に係る駅取りの情報と、当該駅取りに含まれる各駅の情報と、前記指定された線区で前記指定された日付に運行される各列車の情報と、当該各列車について前記指定された日付に係る前記列車情報がある場合には当該列車情報と、当該各列車についてのダイヤの情報と、を含む時刻表データを前記時刻表データ保持部から取得する時刻表処理と、
    前記時刻表処理により取得された前記時刻表データに基づいて、前記指定された線区に係る駅取りに含まれる各駅を縦軸とし、前記指定された線区で前記指定された日付に運行される各列車を横軸としたマトリクスの各セルに、当該各列車についてのダイヤの情報に基づいて着時刻および/または発時刻を表示することで、前記指定された線区の前記指定された日付に係る前記列車時刻表を形成して出力する時刻表形成処理と、を前記情報処理端末に実行させ、
    前記時刻表形成処理は、
    ユーザから指定された第1の線区に係る第1の時刻表データを前記時刻表処理により取得し、前記第1の線区で運行される列車に他の第2の線区でも運行されるものがある場合に、さらに前記第2の線区に係る第2の時刻表データを前記時刻表処理により取得し、前記第1の時刻表データに基づいて形成した第1の列車時刻表に関連付けて前記第2の時刻表データに基づいて形成した第2の列車時刻表を出力し、
    前記指定された線区の前記指定された日付に係る前記列車時刻表に含まれる列車から前記条件処理を介してユーザにより対象列車が指定された場合に、前記時刻表処理により取得された前記時刻表データにおいて、前記対象列車について対応する前記列車情報がある場合には、その内容を取得して出力する、時刻表表示プログラム。
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