JP4419210B2 - 画像処理装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

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    • H04N5/147Scene change detection

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理装置および方法、並びに記録媒体に関し、特に、フィールド差分の情報、フレーム差分の情報、水平エッジ情報、および画像の特徴情報を用いて動き検出を行う画像処理装置および方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
入力された画像データから動きを検出する手法として、フィールド間での差分を用いる方法と、フレーム間での差分を用いる方法とがあり、共に、簡単な回路構成で実現できることから、一般的に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
画像データがインターレースに入力される場合、フィールド差分だけを用いた場合、連続する2枚のフィールドには、上下方向に1ライン分のずれがある。従って、差分を算出するために、一方のフィールドは、隣合うラインから、その間に位置する画素を補間により算出し上述した1ライン分の補正を行った上で、他方のフィールドとの差分を算出する。このように、一方のフィールドからは、補間された画素データを用いてフィールド差分値を算出することになり、その補間のために、画像にぼけが生じてしまい、その結果、動き検出の精度が落ちてしまうといった課題があった。
【0004】
また、動き検出に、フレーム間での差分を用いる方法を適用した場合、差分を算出する画像の間には、2フィールドの開きがある。従って、フレーム差分を算出する2枚の画像が一致している場合でも、その2枚の画像の間にある画像も、同様に一致しているとは限らず、このことが動き検出を行う上で、検出漏れの原因となるという課題があった。
【0005】
ところで、動き検出における誤検出は、特に、水平方向のエッジ部分で生じることが多い。エッジ部分は、コントラストの差が大きいため、対象物のわずかな振動や、動き検出を行う回路によるわずかなジッタなどによる影響を大きく受けてしまい、本来動いていないと判断されるべき画像に対しても、動き検出の結果が、めまぐるしく変化してしまう可能性があるといった課題もあった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、フィールド差分の情報、フレーム差分の情報、水平エッジ情報、および映像の特徴情報も用いることにより、動き検出の精度を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理装置は、画像信号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記画像信号から、注目している画素のフィールド差分値を算出するフィールド差分値算出手段と、前記記憶手段に記憶されている前記画像信号から、前記注目している画素のフレーム差分値と、前記注目している画素が位置する水平方向のラインに対して隣接する上側および下側に位置するラインに位置する画素のフレーム差分値を算出するフレーム差分値算出手段と、前記注目している画素における前記フィールド差分値算出手段により算出されたフィールド差分値と、前記フレーム差分値手段により算出された3つのフレーム差分値を用いて前記画像信号に基づく画像の動領域を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された前記動領域のうち、静止領域であると判断された領域内に存在する、動領域と判断された領域を、静止領域に転換する転換手段とを備え、前記検出手段は、前記フィールド差分値と前記3つのフレーム差分値のそれぞれに対応し、かつそれぞれの差分値毎に複数個設定されている複数のしきい値を保持する保持手段と、前記注目している画素に対して下側に隣接する画素との差分値を算出し、その差分値と所定の閾値を比較し、その比較結果に基づいて、前記それぞれの差分値毎に前記しきい値を一括して切り換える切り換え手段と、前記フィールド差分値と前記3つのフレーム差分値を、それぞれ前記切り換え手段により切り換えられたしきい値と比較する比較手段と、前記注目している画素を含むフィールドとそのフィールドの前後のフィールドを用いて、それらのフィールド間でシーンチェンジがあったか否かを判断し、シーンチェンジがないと判断されたときには、前記比較手段による比較結果を出力し、シーンチェンジがあったと判断されたときには、そのシーンチェンジがあったと判断されたフィールドに応じて、前記比較手段による比較結果と予め設定されている所定の値を選択して、出力する出力手段とを備え、前記出力手段により出力された前記3つのフレーム差分値に基づく3つの出力の論理積を算出し、その論理積の結果と、前記出力手段により出力された前記フィールド差分値に基づく出力との論理和を算出することにより、前記画像信号に基づく画像の動領域を検出する。
【0010】
本発明の画像処理方法は、画像信号を記憶手段に記憶させる記憶ステップと、前記記憶手段に記憶されている前記画像信号から、注目している画素のフィールド差分値を算出するフィールド差分値算出ステップと、前記記憶手段に記憶されている前記画像信号から、前記注目している画素のフレーム差分値と、前記注目している画素が位置する水平方向のラインに対して隣接する上側および下側に位置するラインに位置する画素のフレーム差分値を算出するフレーム差分値算出ステップと、前記注目している画素における前記フィールド差分値算出ステップの処理で算出されたフィールド差分値と、前記フレーム差分値ステップの処理で算出された3つのフレーム差分値を用いて前記画像信号に基づく画像の動領域を検出する検出ステップと、前記検出ステップの処理で検出された前記動領域のうち、静止領域であると判断された領域内に存在する、動領域と判断された領域を、静止領域に転換する転換ステップとを備え、前記検出ステップは、前記フィールド差分値と前記3つのフレーム差分値のそれぞれに対応し、かつそれぞれの差分値毎に複数個設定されている複数のしきい値を保持する保持ステップと、前記注目している画素に対して下側に隣接する画素との差分値を算出し、その差分値と所定の閾値を比較し、その比較結果に基づいて、前記それぞれの差分値毎に前記しきい値を一括して切り換える切り換えステップと、前記フィールド差分値と前記3つのフレーム差分値を、それぞれ前記切り換えステップの処理で切り換えられたしきい値と比較する比較ステップと、前記注目している画素を含むフィールドとそのフィールドの前後のフィールドを用いて、それらのフィールド間でシーンチェンジがあったか否かを判断し、シーンチェンジがないと判断されたときには、前記比較ステップによる比較結果を出力し、シーンチェンジがあったと判断されたときには、そのシーンチェンジがあったと判断されたフィールドに応じて、前記比較ステップによる比較結果と予め設定されている所定の値を選択して、出力する出力ステップとを備え、前記出力ステップの処理で出力された前記3つのフレーム差分値に基づく3つの出力の論理積を算出し、その論理積の結果と、前記出力ステップの処理で出力された前記フィールド差分値に基づく出力との論理和を算出することにより、前記画像信号に基づく画像の動領域を検出する。
【0011】
本発明の記録媒体は、画像信号を記憶手段に記憶させる記憶ステップと、前記記憶手段に記憶されている前記画像信号から、注目している画素のフィールド差分値を算出するフィールド差分値算出ステップと、前記記憶手段に記憶されている前記画像信号から、前記注目している画素のフレーム差分値と、前記注目している画素が位置する水平方向のラインに対して隣接する上側および下側に位置するラインに位置する画素のフレーム差分値を算出するフレーム差分値算出ステップと、前記注目している画素における前記フィールド差分値算出ステップの処理で算出されたフィールド差分値と、前記フレーム差分値ステップの処理で算出された3つのフレーム差分値を用いて前記画像信号に基づく画像の動領域を検出する検出ステップと、前記検出ステップの処理で検出された前記動領域のうち、静止領域であると判断された領域内に存在する、動領域と判断された領域を、静止領域に転換する転換ステップとを備え、前記検出ステップは、前記フィールド差分値と前記3つのフレーム差分値のそれぞれに対応し、かつそれぞれの差分値毎に複数個設定されている複数のしきい値を保持する保持ステップと、前記注目している画素に対して下側に隣接する画素との差分値を算出し、その差分値と所定の閾値を比較し、その比較結果に基づいて、前記それぞれの差分値毎に前記しきい値を一括して切り換える切り換えステップと、前記フィールド差分値と前記3つのフレーム差分値を、それぞれ前記切り換えステップの処理で切り換えられたしきい値と比較する比較ステップと、前記注目している画素を含むフィールドとそのフィールドの前後のフィールドを用いて、それらのフィールド間でシーンチェンジがあったか否かを判断し、シーンチェンジがないと判断されたときには、前記比較ステップによる比較結果を出力し、シーンチェンジがあったと判断されたときには、そのシーンチェンジがあったと判断されたフィールドに応じて、前記比較ステップによる比較結果と予め設定されている所定の値を選択して、出力する出力ステップとを備え、前記出力ステップの処理で出力された前記3つのフレーム差分値に基づく3つの出力の論理積を算出し、その論理積の結果と、前記出力ステップの処理で出力された前記フィールド差分値に基づく出力との論理和を算出することにより、前記画像信号に基づく画像の動領域を検出する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録している。
【0012】
本発明の画像処理装置、画像処理方法、および記録媒体においては、記憶されている画像信号から、注目している画素のフィールド差分値が算出され、記憶されている画像信号から、注目している画素のフレーム差分値と、注目している画素が位置する水平方向のラインに対して隣接する上側および下側に位置するラインに位置する画素のフレーム差分値が算出され、注目している画素における算出されたフィールド差分値と、算出された3つのフレーム差分値が用いられて画像信号に基づく画像の動領域が検出され、検出された動領域のうち、静止領域であると判断された領域内に存在する、動領域と判断された領域が、静止領域に転換される。またフィールド差分値と3つのフレーム差分値のそれぞれに対応し、かつそれぞれの差分値毎に複数個設定されている複数のしきい値が保持され、注目している画素に対して下側に隣接する画素との差分値が算出され、その差分値と所定の閾値が比較され、その比較結果に基づいて、それぞれの差分値毎にしきい値が一括して切り換えられ、フィールド差分値と3つのフレーム差分値が、それぞれ切り換えられたしきい値と比較され、注目している画素を含むフィールドとそのフィールドの前後のフィールドが用いられて、それらのフィールド間でシーンチェンジがあったか否かが判断され、シーンチェンジがないと判断されたときには、比較結果が出力され、シーンチェンジがあったと判断されたときには、そのシーンチェンジがあったと判断されたフィールドに応じて、比較結果と予め設定されている所定の値が選択されて、出力され、出力された3つのフレーム差分値に基づく3つの出力の論理積が算出され、その論理積の結果と、出力されたフィールド差分値に基づく出力との論理和が算出されることにより、画像信号に基づく画像の動領域が検出される。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した記録再生装置1の一実施の形態の構成を示すブロック図である。アンテナ2により受信された番組は、チューナ3に出力され、ユーザが所望とする番組の信号のみ選択され、スイッチ4に出力される。スイッチ4は、外部入力端子5に接続されている図示されていない装置からのデータも入力される。スイッチ4は、マイクロコンピュータ6の指示により、チューナ3からの出力、または、外部入力端子5からの出力のうち、どちらか一方を選択し、映像信号を映像信号処理部7に、音声信号を音声信号処理部8に、それぞれ出力する。
【0014】
映像信号処理部7は、入力された映像信号にAGC(Automatic Gain Control)などの処理を施し、A/D(Analog/Digital)変換部9に出力する。同様に、音声信号処理部8は、入力された音声信号に所定の処理を施し、A/D変換部10に出力する。A/D変換部9は、入力された映像信号を、A/D変換部10は、入力された音声信号を、それぞれ、デジタル信号に変換する。A/D変換部9によりデジタル信号に変換された映像信号は、映像信号圧縮器11に出力され、A/D変換部10によりデジタル信号に変換された音声信号は、音声信号圧縮器12に出力される。
【0015】
映像信号圧縮器11に入力された映像信号は、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)2方式の圧縮方式が用いられて、圧縮され、メモリ13に出力され、記憶される。同様に、音声信号圧縮器12に入力された音声信号は、例えば、MPEGオーディオ方式の圧縮方式が用いられて、圧縮され、メモリ14に出力され、記憶される。
【0016】
メモリ13に記憶された映像データと、メモリ14に記憶された音声データは、マイクロコンピュータ6の指示に従い、メモリコントローラ15がコントロールすることにより、読み出され、バス16を介して、記録用変調器17に入力される。記録用変調器17は、入力された映像データまたは音声データに、エラー訂正データの付加やEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調などの処理を施し、ディスク18に出力し、記録させる。ディスク18は、内蔵型のハードディスク、着脱可能な光ディスクや磁気ディスクなどである。ディスク18へのデータの記録は、マイクロコンピュータ6の指示により、ディスクコントローラ19がディスク18を制御することにより行われる。
【0017】
ディスク18に記録されているデータは、再生用復調器20により、読み出され、EFM復調やエラー訂正などの処理が行われた後、バス16を介して、映像データはメモリ21に、音声データはメモリ22に、それぞれ出力され、記憶される。メモリ21に記憶された映像データは、マイクロコンピュータ6の指示に従い、メモリコントローラ15がコントロールすることにより、読み出され、映像信号伸張器23に出力される。同様に、メモリ22に記憶されている音声データは、読み出され、音声信号伸張器24に出力される。
【0018】
映像信号伸張部23は、入力された圧縮されている映像データに伸張処理を施し、メモリ25、動き検出回路26、および映像処理回路27に出力する。メモリ25に記憶された映像信号は、動き検出回路26と映像処理回路27に出力される。メモリ25は、動き検出および映像処理において必要なメモリであり、数フィールド分の映像信号を記憶することができる。
【0019】
動き検出回路26は、フィールド差分とフレーム差分を適応的に組み合わせ(詳細は後述する)、動き検出を行う。検出された動き検出結果の情報は、結果用メモリ28に記憶される。映像処理回路27は、結果用メモリ28から読み出した動き検出結果の情報と複数のフィールドの映像データを用いて、例えば、フレーム静止画の生成や拡大縮小などの処理を行う。映像処理回路27からの出力は、D/A変換部29に出力され、アナログ信号に変換される。アナログ信号に変換された映像データは、映像信号処理部30に出力される。映像信号処理部30は、入力された映像信号にエンファンシスなどの処理を施し、コンポジット映像信号として、記録再生装置1に接続されているモニタ41に出力する。
【0020】
一方、音声信号伸張器24に入力された音声データは、伸張処理が施されD/A変換部31に出力される。D/A変換部31に入力されたデジタル信号の音声データは、アナログ信号に変換され、音声信号処理部32に出力され、増幅などの所定の処理が施され、接続されているスピーカ42に出力される。
【0021】
操作部33は、リモートコントローラ、ボタン、ジョグダイヤルなどから構成され、ユーザが所望の処理を記録再生装置1に対して行うときに操作される。マイクロコンピュータ6は、操作部33からの操作信号に従い、各部を制御する。
【0022】
図2は、動き検出回路26の詳細を示すブロック図である。メモリ25は、3つのフィールドメモリ51−1乃至51−3から構成されている。映像信号伸張器23から出力された映像データは、メモリ25のフィールドメモリ51−1に入力されるとともに、動き検出回路26のシーンチェンジ検出回路61と加算器62−1にも入力される。フィールドメモリ51−1に記憶された映像データは、フィールドメモリ51−2に順次入力され、記憶され、フィールドメモリ51−2に記憶された映像データは、フィールドメモリ51−3に順次入力され、記憶される。
【0023】
従って、時刻tにおいて入力された映像データが加算器62−1に入力されるとき、フィールドメモリ51−1から出力される映像データは、1フィールド前の時刻t−1に入力された映像データであり、フィールドメモリ51−2から出力される映像データは2フィールド前の映像データであり、フィールドメモリ51−3から出力される映像データは、3フィールド前の映像データである。すなわち、1フィールド毎に、フィールドメモリ51−1からフィールドメモリ51−2へ、フィールドメモリ51−2からフィールドメモリ51−3へと映像データは、流れていく。実際に回路を構成する場合、画像データを移動させるのではなく、メモリ25内に複数のバンクを設け、そのバンクを切り換えることにより行うようにしても良い。
【0024】
以下の説明においては、時刻tにおいてフィールドメモリ51−1から出力される映像データをフィールドnとし、動き検出回路26の加算器62−1に入力される映像データをフィールドn+1とし、フィールドメモリ51−2から出力される映像データをフィールドn−1とし、フィールドメモリ51−3から出力される映像データをフィールドn−2とする。
【0025】
シーンチェンジ検出回路61は、映像信号伸張器23からのフィールドn+1の映像データとフィールドメモリ51−1からのフィールドnの映像データとを用いて、シーンチェンジを検出する。シーンチェンジの検出は、フィールド差分を用いて行う方法やフィールド間のヒストグラムを比較する方法などにより行われる。判定された結果は、動領域判定回路63に出力される。
【0026】
加算器62−1は、映像信号伸張器23から出力されたフィールドn+1の映像データから、フィールドメモリ51−2から出力されたフィールドn−1の映像データを減算し(以下、この減算された値をフレーム差分値aとする)、動領域判定回路63に出力する。
【0027】
フィールドメモリ51−1から出力されたフィールドnの映像データは、加算器62−2とディレイライン部64−1にも出力される。ディレイライン部64−1は、加算器62−2に、フィールドメモリ51−1から直接供給されるフィールドnの所定のライン(ラインmとする)の前のライン(ラインm−1とする)の映像データを加算器62−2に供給する。加算器62−2は、フィールドnのラインmの映像データとラインm−1の映像データとを加算し、その値を乗算器65に出力する。乗算器65は、入力された値に1/2を乗算し、その値を加算器62−3に出力する。このようにして、フィールドnに、フィールドn−1に存在するラインの映像データと同位置に存在するラインの映像データが生成される。
【0028】
加算器62−3は、フィールドnの生成されたラインの映像データから、フィールドメモリ51−2から出力されたフィールドn−1の対応する位置に位置するラインの映像データを減算することにより、フィールド差分値を算出し、動領域判定回路63に出力する。
【0029】
フィールドメモリ51−1から出力されたフィールドnの映像データは、加算器62−4にも入力される。加算器62−4には、ディレイライン部64−1から出力されたフィールドnの映像データも入力される。加算器62−4は、フィールドメモリ51−1から出力されたフィールドnのラインmの映像データから、ディレイライン部64−1から出力されたフィールドnのラインm−1の映像データを減算することにより、ライン差分値を算出し、動領域判定回路63に出力する。
【0030】
フィールドメモリ51−3から出力されたフィールドn−2の映像データは、加算器62−5とディレイライン部64−2に入力される。ディレイライン部64−2は、ディレイライン部64−1と同様に処理により、例えば、フィールドメモリ51−3から加算器62−4に供給されているラインの映像データがラインmの映像データのとき、その前のラインm−1の映像データを加算器62−6に供給する。
【0031】
加算器62−5は、フィールドメモリ51−3から供給されるフィールドn−2の映像データから、フィールドメモリ51−1から供給されるフィールドnの映像データを減算することにより、フレーム差分値(以下、フレーム差分値cとする)を算出し、動領域判定回路63に出力する。
【0032】
加算器62−6は、ディレイライン部64−2から出力されたフィールドn−2の映像データから、ディレイライン64−1から出力されたフィールドnの映像データを減算することにより、フレーム差分値(以下、フレーム差分値bとする)を算出し、動領域判定回路63に出力する。
【0033】
動領域判定回路63は、各部において算出された値(入力された値)、シーンチェンジ検出回路61からシーンチェンジに関する情報、および、マイクロコンピュータ6からのモードに関する情報を用いて、動きがあると判断される領域を判断し、その結果を孤立領域除去回路66に出力する。詳細は後述するが、動領域判定回路63、孤立領域除去回路66、動領域拡張回路67、およびソフトスイッチング回路68により、動き検出がされる。
【0034】
図3は、動領域判定回路63の詳細を示す図である。マイクロコンピュータ6(図1)からのモードに関する情報と、シーンチェンジ検出回路61(図2)から出力されたシーンチェンジに関する情報は、判定情報選択回路81に入力される。判定情報選択回路81は、入力された情報に基づき、スイッチ81−1乃至81−4を制御する。加算器62−3から出力されたフィールド差分値は、動領域判定回路63の絶対値回路83−1に入力され、絶対値が算出され、比較器84−1に出力される。比較器84−1には、スイッチ85−1からの出力も入力される。比較器84−1による比較結果は、スイッチ81−1の端子Aに出力される。
【0035】
同様に、加算器62−1から出力されたフレーム差分値aは、絶対値回路83−2を介して比較器84−2に入力される。比較器84−2には、スイッチ85−2からの出力も入力される。比較器84−2からの出力は、スイッチ81−2の端子Aに出力される。加算器62−6から出力されたフレーム差分値bは、絶対値回路83−3を介して比較器84−3に入力される。比較器84−3には、スイッチ85−3からの出力も入力される。比較器84−3からの出力は、スイッチ81−3の端子Aに出力される。さらに、加算器62−5から出力されたフレーム差分値cは、絶対値回路83−4を介して比較器84−4に入力される。比較器84−4には、スイッチ85−4からの出力も入力される。比較器84−4からの出力は、スイッチ81−4の端子Aに出力される。
【0036】
加算器62−4から出力されたライン差分値は、絶対値回路83−5を介して比較器84−5に入力される。比較器84−5は、予め設定されたしきい値とライン差分値を比較し、その比較結果に基づいて、スイッチ85−1乃至85−4を制御する。
【0037】
スイッチ81−1乃至81−4の、それぞれのB端子には、VCC(値として1)が供給されている。また、スイッチ81−2乃至81−4の、それぞれのC端子には、値として0が供給されている。スイッチ81−2乃至81−4からの出力は、OR回路86に入力され、論理和が算出され、その結果が、AND回路87に出力される。AND回路87は、OR回路86から出力された値と、スイッチ81−1から出力された値との論理積を算出し、その結果を動領域判定の結果として出力する。
【0038】
次に、図4のフローチャートを参照して、動き検出回路26の動作について説明する。ステップS1において、フィールド差分が取られる。ここで、時刻tにおいて動き検出回路26に入力されるフィールドn+1、フィールドメモリ51−1から出力されるフィールドn、フィールドメモリ51−2から出力されるフィールドn−1、およびフィールドメモリ51−3から出力されるフィールドn−2との擬似的な位置関係を図5に示す。
【0039】
図5に示したように、映像信号はインターレースに入力されるため、隣あうフィールド間には、1ラインのずれが生じている。すなわち、フィールドn−2の一番上に位置するラインをラインmとし、その次のラインをm+1とすると、フィールドn−1の一番上に位置するラインnは、ラインmとラインm+1の中間に位置することになる。図5に示したように、所定のフィールド内の所定のライン上に位置する画素を画素A乃至Fとする。
【0040】
図5の一部分を垂直方向に切り出して、時間順に並べると、換言すれば、画素A乃至Fを全て含む平面で切り出し、その一部を取り出すと図6に示したようになる。このように、映像信号はインターレースに入力されるため、例えば、フィールドnの画素Bと画素Cの間に、フィールドn−1の画素Aが位置するという位置関係になる。従って、ステップS1において行われるフィールド差分を算出為には、例えば、図7に示すように、フィールドn−1とフィールドnとのフィールド差分を算出する為には、フィールドnの画素Bと画素Cとの間に、フィールドnの画素Aに対応する位置に位置する画素Gを補間(生成)する必要がある。すなわち、画素Bと画素Cとを足し合わし、その足し合わされた値の半分(平均)の値が画素Gの画素データとなる。
【0041】
図2に示した動き検出回路26において、フィールドメモリ51−1に記憶されてるデータがフィールドnのものであるとき、フィールドメモリ51−2に記憶されているデータは、フィールドn−1のものである。そのようなときに、フィールドメモリ51−1から画素Cのデータが出力されると、ディレイライン部64−1からは画素Bのデータが出力される。そのため、加算器62−2では、画素Bのデータと画素Cのデータとが加算されることになる。その加算されたデータは、乗算器65に入力され、1/2が乗算されることにより、平均値が算出され、加算器62−3に出力される。加算器62−3には、フィールドメモリ51−2から出力されたフィールドn−1の画素Aのデータも入力され、その入力された画素Aのデータを、乗算器65から出力された画素Bと画素Cとの平均値(画素Gのデータ)から減算することにより、フィールド差分値が算出される。
【0042】
このように、各フィールド内に存在する全ての画素に対して、同様の処理が施されることにより、フィールド差分値が算出されると、ステップS2に進み、フレーム差分値が算出される。フレーム差分値は、同じライン配列をしているフィールド同士の画素データが用いられて算出される。すなわち、図8に示したように、フィールドn−2とフィールドn、フィールドn−1とフィールドn+1との間で、それぞれフレーム差分値が算出される。例えば、図2に示した動き検出回路26において、フィールドn+1の画素Dのデータが入力されたとき、フィールドメモリ51−2からフィールドn−1の画素Aのデータが出力される。その結果、加算器62−1には、画素Aのデータと画素Dのデータとが入力される。加算器62−1は、画素Aのデータから画素Dのデータを減算することにより、フレーム差分値aを算出する。
【0043】
本実施の形態においては、1つのフレーム差分値だけではなく、そのフレーム差分値を算出した画素(注目画素)があるラインの、上下に位置するライン内の画素(画素A,Dに対しては、画素B,C,E,F)も用いられて、さらにフレーム差分値が算出され、後述する動画領域の判定に用いられる。上述したように、画素Aと画素Dとを用いてフレーム差分値が算出される処理と並行して、画素Bと画素E、画素Cと画素Fとの間でのフレーム差分値が、それぞれ算出される。
【0044】
上述したように、フィールドメモリ51−1からフィールドnの画素Cのデータが出力されているとき、ディレイライン部64−1からは、画素Bのデータが出力されているので、その画素Bのデータを用いる。また、そのとき、フィールドメモリ51−3からは、画素Cに対応する位置に位置する、フィールドn−2の画素Fのデータが出力される。さらに、ディレイライン部64−2からは、画素Eのデータが出力される。画素Bと画素Eからフレーム差分値b、画素Cと画素Fとからフレーム差分値cが、それぞれ算出される。
【0045】
このようにしてステップS2において、フレーム差分値が算出されると、ステップS3において、水平エッジが検出される。水平エッジの検出は、ライン間の差分値を取ることにより行われ、1つのフィールド内に存在する上下に隣り合う画素データが用いられる。すなわち、図9に示したように、フィールドnにおけるエッジを検出する場合、例えば、画素Bと画素Cとの差分値が取られることにより行われる。図2に示した動き検出回路26においては、フィールドメモリ51−1から出力されたフィールドnの画素Cのデータと、その画素Cのデータに対応するデータとしてディレイライン部64−1から出力されたフィールドnの画素Bのデータとが、加算器62−4に入力され、画素Cのデータから画素Bのデータが減算されることにより、ライン差分値が算出される。
【0046】
このようにして、ライン差分値が算出されると、ステップS4に進み、ステップS1乃至S3において算出された差分値が用いられて、動領域判定処理が、動領域判定回路63により行われる。図10は、ステップS4の動領域判定処理の詳細を示すフローチャートである。まず、ステップS11において、動領域判定回路63のスイッチ85−1乃至85−4(図3)の接続処理が行われる。図11は、スイッチ85の接続処理の詳細を示すフローチャートである。
【0047】
ステップS21において、比較器84−5において、絶対値回路83−5により絶対値が算出されたライン差分値が、Edge_th1よりも小さいか否かが判断される。ライン差分値が、Edge_th1よりも小さいと判断された場合、ステップS22に進み、スイッチ85−1乃至85−4が、それぞれ、端子Aと接続される。スイッチ85−1は、端子Aと接続されることにより、フィールド差分値のしきい値Field_th1を比較器83−1に供給する。同様に、スイッチ85−2が接続されることにより、フレーム差分値aのしきい値Frame_th1Aが比較器84−2に、スイッチ85−3が接続されることにより、フレーム差分値bのしきい値Frame_th1Bが比較器84−3に、スイッチ85−4が接続されることにより、フレーム差分値cのしきい値Frame_th1Cが比較器84−4に、それぞれ供給される。
【0048】
一方、ステップS21において、ライン差分値はEdge_th1よりも小さくはないと判断された場合、ステップS23に進み、ライン差分値が、Edge_th1より大きく、かつ、Edge_th2より小さいか否かが判断される。ライン差分値は、Edge_th1より大きく、かつ、Edge_th2より小さいと判断された場合、ステップS24に進みスイッチ85−1乃至85−4が、それぞれ端子Bと接続される。スイッチ85−1乃至85−4は、それぞれ端子Bと接続されることにより、所定のしきい値を、対応する比較器84−1乃至84−4に供給する。
【0049】
ステップS23において、ライン差分値がEdge_th2よりも大きいと判断された場合、ステップS25に進みスイッチ85−1乃至85−4は、それぞれ端子Cと接続される。スイッチ85−1乃至85−4は、それぞれ端子Cと接続されることにより、所定のしきい値を、対応する比較器84−1乃至84−4に供給する。
【0050】
このようにして、スイッチ85−1乃至85−4は、ライン差分値に応じて、端子A乃至Cのうちの、いづれかの端子と接続される。比較器84−1は、絶対値が算出されたフィールド差分値と、スイッチ85−1から供給されるしきい値とを比較し、その比較結果が、フィールド差分値の方がしきい値よりも大きい場合、動領域候補と見なし、”1”をスイッチ81−1の端子Aに出力し、フィールド差分値の方がしきい値よりも小さい場合、静止領域候補と見なし、”0”をスイッチ81−1の端子Aに出力する。
【0051】
比較器84−2乃至84−4も同様に、それぞれ入力されたフレーム差分値a乃至cを、対応するスイッチ85−1乃至85−4から供給されたしきい値と比較し、その比較結果に応じた値として、0または1を、対応するスイッチ81−2乃至81−4の端子Aに出力する。
【0052】
このようにステップS11(図10)において、スイッチ85の接続処理が行われ、それぞれの差分値としきい値との比較結果が出力されると、ステップS12において、スイッチ81−1乃至81−4の接続処理が行われる。図12は、ステップS12のスイッチ81の接続処理の詳細を説明するフローチャートである。
【0053】
ステップS31において、動領域判定回路63の判定情報選択回路81は、フィールド差分モードであるか否かを判断する。判定情報選択回路81には、機器モードとシーンチェンジ検出結果が入力される。機器モードとは、記録再生装置1のモード情報である。例えば、記録再生装置1が、DVD(Digital Video Disk)プレーヤである場合、サーチ時などに有効な映像データが間欠的にしか入力されないときがある。本実施の形態においては、通常再生時では、連続する4フィールド分の映像情報を使用して処理を行っている。仮に、連続する2枚のフィールドが間欠的に入力されるような場合、連続する2フィールド分の映像情報だけを使用して処理を行うように、処理モードを変更しなくてはならない。このような場合、フィールド差分情報だけを用いて動領域の判定を行わなくてはならない。このようなモードのことを、フィールド差分モードと称する。
【0054】
ステップS31において、判定情報選択回路81がフィールド差分モードであると判断した場合、ステップS32に進む。ステップS32において、スイッチ81−1は端子Aに、スイッチ81−2乃至81−4は端子Bに、それぞれ接続される。スイッチ81−1乃至81−4の端子Aには、それぞれ対応する比較器84−1乃至84−4から出力された”1”または”0”が供給されており、端子Bには、”1”が供給されている。また、スイッチ81−2乃至82−4の端子Cには、”0”が供給されている。
【0055】
一方、ステップS31において、判定情報選択回路81により、フィールド差分モードではないと判断された場合、ステップS33に進み、シーンチェンジありか否かが判断される。シーンチェンジ情報は、シーンチェンジ検出回路61から供給されるようにするほかに、予め、検出された情報を記録媒体などに記録し、必要に応じて読み出すようにしても良い。
【0056】
ステップS33において、シーンチェンジがあると判断された場合、ステップS34以下の処理で、どのフィールド間で、シーンチェンジがあるのかが判断され、その判断結果に応じた処理が実行される。まず、ステップS34において、シーンチェンジは、フィールドn+1とフィールドnの間であるか否かが判断される。シーンチェンジが、フィールドn+1とフィールドnの間であると判断された場合、ステップS35に進む。図13に示すように、シーンチェンジがフィールドnとフィールドn+1の間にある場合、フィールドn+1の画素Dのデータを用いて算出された差分値、すなわち、フレーム差分値aからの情報は、動領域の判定に用いないようにする。換言すれば、フィールド差分値、フレーム差分値b,cから得られる情報のみで、動領域の判定を行うようにする。
【0057】
従って、ステップS35において、スイッチ81−1が端子A(フィールド差分値からの比較結果)に、スイッチ81−2が端子C(フレーム差分値aからの情報は用いないため、”0”)に、スイッチ81−3,81−4が端子A(フレーム差分値b,cからの比較結果)に、それぞれ接続される。
【0058】
ステップS34において、シーンチェンジがフィールドn+1とフィールドnの間ではないと判断された場合、ステップS36において、シーンチェンジがフィールドnとフィールドn−1の間にあるか否かが判断される。図14に示すように、シーンチェンジがフィールドnとフィールドn−1の間にあると判断された場合、ステップS37に進む。このように、シーンチェンジがフィールドnとフィールドn−1の間にある場合、フィールドnとフィールドn−1の間には、相関がないものと見なし、画面全体を動領域とする。従って、フィールド差分値およびフレーム差分値a乃至cから得られる比較結果に関係なしに、動領域と判定されるように、スイッチ81−1乃至81−4が、それぞれ端子Bと接続され、OR回路86およびAND回路87に”1”が供給されるようにする。
【0059】
ステップS36において、シーンチェンジがフィールドnとフィールドn−1の間にはないと判断された場合、図15に示すように、シーンチェンジがフィールドn−1とフィールドn−2の間にあることになる。そこで、ステップS38に進み、スイッチ81−1,81−2を端子Aに、スイッチ81−3,81−4を端子Cに、それぞれ接続する。このようにするのは、フィールドn−2の画素E,Fから得られる情報を用いないようにするためである。すなわち、画素E,Fから算出されるフレーム差分値bとフレーム差分値cとから得られる比較結果(比較器84−3,84−4から出力される値)を用いないようにする。そのため、スイッチ81−3,81−4は、それぞれ端子Cと接続され、OR回路86には”0”が供給される。
【0060】
シーンチェンジがある場合は、上述したように、シーンチェンジの存在する位置により、動領域を判定するために用いる差分値を選択するようにしたが、ステップS33において、シーンチェンジが存在しないと判断された場合は、図6に示したような状態なので、画素A乃至Fから得られる全ての情報を用いて動領域の判定を行う。すなわち、ステップS39において、スイッチ81−1乃至81−4が、それぞれ端子Aと接続されることにより、画素A乃至Fを用いて算出されたフィールド差分値およびフレーム差分値a乃至cとしきい値との比較により得られた比較結果が用いられて動領域の判定が行なわれる。
【0061】
このようにして、ステップS12(図10)において、スイッチ81−1乃至81−4が、端子A、端子B、または端子Cのうちのいずれかの端子と接続されると、ステップ13に進む。ステップS13において、OR回路86とAND回路87は、入力されたデータを用いて、それぞれ論理和と論理積を算出する。OR回路86は、スイッチ81−2乃至81−4から供給されるデータから論理和を算出するわけだが、これは、3つのフレーム差分値a乃至cから得られる結果が全て静止である場合のみ、フレーム差分情報による判定結果が静止であるというデータを出力させるために設けられている。
【0062】
AND回路87は、フィールド差分値から得られた動領域の結果(スイッチ81−1から出力された結果)と、フレーム差分値から得られた動領域の結果(OR回路86から出力された結果)との論理積を算出することにより、動領域判定回路63における最終的な動領域の判定結果を出力する。フィールド差分値から得られた動領域の結果とフレーム差分値から得られた動領域の結果、両方とも動領域である(”1”)場合のみ、動領域判定結果として、動領域であることを示す”1”が出力される。
【0063】
このように、シーンチェンジ情報などの映像特徴情報、水平エッジ情報、機器のモード情報などにより、使用するフィールド差分情報とフレーム差分情報を適応的に切り換えながら、動領域を検出することにより、動き検出の精度を向上させることが可能となる。
【0064】
ステップS4(図4)において、動領域判定処理が終了されると、ステップS5に進み、孤立領域除去回路66により、孤立領域除去が行われる。ここで、孤立領域とは、静止領域であると判断された領域内に存在する、動領域と判断された領域のことをいう。図16に示すように、画素a乃至dが動領域であると判断された場合でも、それらの画素を囲む画素が、静止領域であると判断された場合、画素a乃至dは、全て静止領域に転換され、静止領域として取り扱われる。ただし、このように、動領域が静止領域に転換されるのは、その動領域が所定の大きさの範囲内である場合に限られる。この孤立領域除去の処理は、ノイズによる影響を軽減する、換言すれば、ノイズにより誤って動領域と判断された領域をなくすために行われる。
【0065】
ステップS5において、孤立領域除去の処理が終了されると、ステップS6に進み、動領域拡張回路67により、動領域の拡張処理が行われる。動領域の拡張は、動領域と判断された領域の水平方向の両端に位置する所定数の画素を、静止領域から動領域に転換させる処理である。ステップS6における動領域拡張処理が終了されたら、ステップS7において、ソフトスイッチング回路68により、ソフトスイッチング処理が行われる。ソフトスイッチング処理は、動領域と静止領域との境界部分を滑らかに変化する係数を持たせることを目的としている。これは、動き検出回路26による結果を用いて、映像処理回路27が映像信号を生成する際に、検出された動き検出結果を2枚のフィールド画像のミックス比率として使用するため、緩やかに係数値を変化させた方がよいからである。
【0066】
ここで、図17を参照して、映像処理回路27の行う映像処理について説明する。フィールドnとフィールドn−1から動きぶれのないフレーム静止画を作成する際、例えば、画素Wのデータは、隣接する画素X,Y,Zのデータを用いて、次式(1)に従って算出される。
【0067】
W=((Y+Z)/2)×md+X×(1−md) ・・・(1)
式(1)において、X,Y,Z,Wは、それぞれ、画素X,Y,Z,Wのデータであり、mdは動き検出係数である。また、動き検出係数mdは、0以上、1以下の数値であり、0のときは静止領域、1のときは動領域を表す。
【0068】
このように画素Wのデータは算出されるため、動き検出係数mdの値は、0または1の、どちらか一方の値しか持たないものではなく、緩やかに変化させた方が、動領域と静止領域との境界がきれいに変化する画像が得られる。
【0069】
ステップS7において、動領域と静止領域との間でのソフトスイッチング処理が終了されると、その結果が、動き検出の検出結果として、結果用メモリ28(図1)に出力され、記憶される。結果用メモリ28に記憶された動き検出結果は、上述したように、映像処理回路27が映像信号を生成する際に用いられる。
【0070】
ここで、ステップS5乃至S7の処理について、図18を参照してさらに説明する。図18(A)は、ステップS5において、孤立領域が除去された後のライン上の画素を示している。4つの動領域の画素が中央に位置し、静止領域の画素が、その動領域の両端に位置している。このように、動領域と静止領域とが存在しているときに、ステップS6において、動領域の拡張が行われると、図18(B)に示したようになる。図18(B)に示した状態では、動領域の4つの画素の両端に位置する2つの静止領域の画素が、新たに動領域として転換されている。図18(B)に示した例では、動領域に転換された画素数は2であるが、それ以外の画素数でも、勿論良い。
【0071】
図18(B)に示した状態から、さらに、ステップS7において、ソフトスイッチング処理が行われると、図18(C)に示したようになる。すなわち、動領域拡張処理により拡張された動領域を含む動領域内の画素の動き検出係数は、全て1であり、その領域と最も隣接する静止領域の画素から順に、動き検出係数が0.75,0.5,0,25というように、段階的に変化している。この段階的に動き係数が変化する部分が、ソフトスイッチング処理による領域である。ソフトスイッチング領域以外の静止領域の動き係数は、全て0である。ソフトスイッチングによる動き検出係数は、さらに細かく段階的な数値を設定するようにしても良い。
【0072】
上述した実施の形態は、一例であり、例えば、動き検出回路26に入力される映像信号をLPF(Low Pass Filter)をかけて、ノイズを軽減させたり、または、動領域判定回路63に入力されるフィールド差分値やフレーム差分値にLPFをかけてノイズを軽減させるようにしても良い。
【0073】
動領域判定回路63の判定情報選択回路81に用いられる情報は、機器モードとシーンチェンジ検出結果に限らず、他の情報を用いるようにしても良い。また、上述した実施の形態においては、フレーム差分値a乃至cを用いたが、さらに、他の差分値を用いるようにしても良い。例えば、図19に示したように、画素Hと画素J、画素Iと画素Kを、それぞれ用いて、フレーム差分値を算出し、動き検出に用いるようにしても良い。
【0074】
さらに、図3に示した動領域判定回路63では、比較器84−5において、2つのしきい値を用い、比較器84−1乃至84−4においては、それぞれ3つのしきい値を用いて、入力された差分値を比較するようにしたが、さらに多くのしきい値を用いて、比較を行うようにしても良い。
【0075】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウエアとしての記録再生装置1に組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどにインストールされる。
【0076】
次に、図20を参照して、上述した一連の処理を実行するプログラムをコンピュータにインストールし、コンピュータによって実行可能な状態とするために用いられる媒体について、そのコンピュータが汎用のパーソナルコンピュータである場合を例として説明する。
【0077】
プログラムは、図20(A)に示すように、コンピュータ101に内蔵されている記録媒体としてのハードディスク102や半導体メモリ103に予めインストールした状態でユーザに提供することができる。
【0078】
あるいはまた、プログラムは、図20(B)に示すように、フロッピーディスク111、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory)112、MO(Magneto-Optical)113、DVD(Digital Versatile Disk)114、磁気ディスク115、半導体メモリ116などの記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納し、パッケージソフトウェアとして提供することができる。
【0079】
さらに、プログラムは、図20(C)に示すように、ダウンロードサイト121から、デジタル衛星放送用の人工衛星122を介してパーソナルコンピュータ123に無線で転送したり、ローカルエリアネットワーク、インターネットといったネットワーク131を介して、パーソナルコンピュータ123に有線で転送し、パーソナルコンピュータ123において、内蔵するハードディスクなどに格納させることができる。
【0080】
本明細書における媒体とは、これら全ての媒体を含む広義の概念を有するものである。
【0081】
また、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0082】
以上の如く、本発明によれば動き検出の精度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録再生装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の動き検出回路26の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図2の動領域判定回路63の内部構成を示すブロック図である。
【図4】動き検出回路26の動作を説明するフローチャートである。
【図5】フィールドと画素との関係を説明する図である。
【図6】時間的に示した各画素の位置関係を説明する図である。
【図7】フィールド差分を説明する図である。
【図8】フレーム差分を説明する図である。
【図9】ライン差分を説明する図である。
【図10】図4のステップS4の処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図11】図10のステップS11の処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図12】図10のステップS12の処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図13】シーンチェンジがあった場合の処理を説明する図である。
【図14】シーンチェンジがあった場合の処理を説明する図である。
【図15】シーンチェンジがあった場合の処理を説明する図である。
【図16】孤立領域除去の処理を説明する図である。
【図17】フレーム静止画作成処理について説明する図である。
【図18】図4のステップS5乃至S7の処理を説明する図である。
【図19】フレーム差分について説明する図である。
【図20】媒体を説明する図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置, 26 動き検出回路, 51 フィールドメモリ, 61 シーンチェンジ検出回路, 62 加算器, 63 動領域判定回路, 64 ディレイライン部, 66 孤立領域除去回路, 67 動領域拡張回路, 68 ソフトスイッチング回路

Claims (3)

  1. 画像信号を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記画像信号から、注目している画素のフィールド差分値を算出するフィールド差分値算出手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記画像信号から、前記注目している画素のフレーム差分値と、前記注目している画素が位置する水平方向のラインに対して隣接する上側および下側に位置するラインに位置する画素のフレーム差分値を算出するフレーム差分値算出手段と、
    前記注目している画素における前記フィールド差分値算出手段により算出されたフィールド差分値と、前記フレーム差分値手段により算出された3つのフレーム差分値を用いて前記画像信号に基づく画像の動領域を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された前記動領域のうち、静止領域であると判断された領域内に存在する、動領域と判断された領域を、静止領域に転換する転換手段と
    を備え
    前記検出手段は、
    前記フィールド差分値と前記3つのフレーム差分値のそれぞれに対応し、かつそれぞれの差分値毎に複数個設定されている複数のしきい値を保持する保持手段と、
    前記注目している画素に対して下側に隣接する画素との差分値を算出し、その差分値と所定の閾値を比較し、その比較結果に基づいて、前記それぞれの差分値毎に前記しきい値を一括して切り換える切り換え手段と、
    前記フィールド差分値と前記3つのフレーム差分値を、それぞれ前記切り換え手段により切り換えられたしきい値と比較する比較手段と、
    前記注目している画素を含むフィールドとそのフィールドの前後のフィールドを用いて、それらのフィールド間でシーンチェンジがあったか否かを判断し、シーンチェンジがないと判断されたときには、前記比較手段による比較結果を出力し、シーンチェンジがあったと判断されたときには、そのシーンチェンジがあったと判断されたフィールドに応じて、前記比較手段による比較結果と予め設定されている所定の値を選択して、出力する出力手段と
    を備え、
    前記出力手段により出力された前記3つのフレーム差分値に基づく3つの出力の論理積を算出し、その論理積の結果と、前記出力手段により出力された前記フィールド差分値に基づく出力との論理和を算出することにより、前記画像信号に基づく画像の動領域を検出する
    画像処理装置。
  2. 画像信号を記憶手段に記憶させる記憶ステップと、
    前記記憶手段に記憶されている前記画像信号から、注目している画素のフィールド差分値を算出するフィールド差分値算出ステップと、
    前記記憶手段に記憶されている前記画像信号から、前記注目している画素のフレーム差分値と、前記注目している画素が位置する水平方向のラインに対して隣接する上側および下側に位置するラインに位置する画素のフレーム差分値を算出するフレーム差分値算出ステップと、
    前記注目している画素における前記フィールド差分値算出ステップの処理で算出されたフィールド差分値と、前記フレーム差分値ステップの処理で算出された3つのフレーム差分値を用いて前記画像信号に基づく画像の動領域を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの処理で検出された前記動領域のうち、静止領域であると判断された領域内に存在する、動領域と判断された領域を、静止領域に転換する転換ステップと
    を備え
    前記検出ステップは、
    前記フィールド差分値と前記3つのフレーム差分値のそれぞれに対応し、かつそれぞれの差分値毎に複数個設定されている複数のしきい値を保持する保持ステップと、
    前記注目している画素に対して下側に隣接する画素との差分値を算出し、その差分値と所定の閾値を比較し、その比較結果に基づいて、前記それぞれの差分値毎に前記しきい値を一括して切り換える切り換えステップと、
    前記フィールド差分値と前記3つのフレーム差分値を、それぞれ前記切り換えステップの処理で切り換えられたしきい値と比較する比較ステップと、
    前記注目している画素を含むフィールドとそのフィールドの前後のフィールドを用いて、それらのフィールド間でシーンチェンジがあったか否かを判断し、シーンチェンジがないと判断されたときには、前記比較ステップによる比較結果を出力し、シーンチェンジがあったと判断されたときには、そのシーンチェンジがあったと判断されたフィールドに応じて、前記比較ステップによる比較結果と予め設定されている所定の値を選択して、出力する出力ステップと
    を備え、
    前記出力ステップの処理で出力された前記3つのフレーム差分値に基づく3つの出力の論理積を算出し、その論理積の結果と、前記出力ステップの処理で出力された前記フィールド差分値に基づく出力との論理和を算出することにより、前記画像信号に基づく画像の動領域を検出する
    画像処理方法。
  3. 画像信号を記憶手段に記憶させる記憶ステップと、
    前記記憶手段に記憶されている前記画像信号から、注目している画素のフィールド差分値を算出するフィールド差分値算出ステップと、
    前記記憶手段に記憶されている前記画像信号から、前記注目している画素のフレーム差分値と、前記注目している画素が位置する水平方向のラインに対して隣接する上側および下側に位置するラインに位置する画素のフレーム差分値を算出するフレーム差分値算出ステップと、
    前記注目している画素における前記フィールド差分値算出ステップの処理で算出されたフィールド差分値と、前記フレーム差分値ステップの処理で算出された3つのフレーム差分値を用いて前記画像信号に基づく画像の動領域を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの処理で検出された前記動領域のうち、静止領域であると判断された領域内に存在する、動領域と判断された領域を、静止領域に転換する転換ステップと
    を備え
    前記検出ステップは、
    前記フィールド差分値と前記3つのフレーム差分値のそれぞれに対応し、かつそれぞれの差分値毎に複数個設定されている複数のしきい値を保持する保持ステップと、
    前記注目している画素に対して下側に隣接する画素との差分値を算出し、その差分値と所定の閾値を比較し、その比較結果に基づいて、前記それぞれの差分値毎に前記しきい値を一括して切り換える切り換えステップと、
    前記フィールド差分値と前記3つのフレーム差分値を、それぞれ前記切り換えステップの処理で切り換えられたしきい値と比較する比較ステップと、
    前記注目している画素を含むフィールドとそのフィールドの前後のフィールドを用いて、それらのフィールド間でシーンチェンジがあったか否かを判断し、シーンチェンジがないと判断されたときには、前記比較ステップによる比較結果を出力し、シーンチェンジがあったと判断されたときには、そのシーンチェンジがあったと判断されたフィールドに応じて、前記比較ステップによる比較結果と予め設定されている所定の値を選択して、出力する出力ステップと
    を備え、
    前記出力ステップの処理で出力された前記3つのフレーム差分値に基づく3つの出力の論理積を算出し、その論理積の結果と、前記出力ステップの処理で出力された前記フィールド差分値に基づく出力との論理和を算出することにより、前記画像信号に基づく画像の動領域を検出する
    処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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