JP4642171B2 - 画像再生装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像再生装置および方法、並びに記録媒体に関し、特に、複数の画像信号を入力し、同時に複数の画像信号を復号することにより、復号された画像信号を同期させて出力するようにした画像再生装置および方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、画像再生装置の構成例を表している。MPEG(Moving Picture Experts Group)方式により、符号化された符号化データはVBV(Video Buffering Verifier)バッファ1に入力され、蓄積される。VBVバッファ1は符号化データが可変レートである場合、可変長復号器2に一定のデータを連続して供給するためにある。可変長復号器2は入力された符号化データを復号し、画像信号成分を逆量子化器3に出力し、動きベクトルを動き補償予測器7に出力する。
【0003】
逆量子化器3において、入力された信号が逆量子化される。逆DCT(IDCT)器4において、逆量子化器3より出力されたDCT(Discrete Cosine Transform)係数が逆DCT処理される。動き補償予測器7は、画像メモリ6に記憶されている、既に復号されている画像信号を動きベクトルに対応して動き補償して、予測信号を生成する。IDCT器4の出力は、加算器5に入力されて、動き補償予測器7の出力する予測信号と加算されて復号され、画像メモリ6に記憶される。画像メモリ6に記憶された画像信号はそこから読み出され、図示せぬ表示部などに出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、デジタル衛星放送の場合、1つのトランスポンダに対応する伝送チャンネルには、複数(例えば、3つ)のチャンネルの画像信号が含まれている。この3つのチャンネルの画像を動画として、1つのマルチ画面に同時に表示させるとき、図1に示した1つのチャンネルの復号系が3チャンネル分必要となる。
その結果、装置がコスト高となり、大型化する課題がある。
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、構成を複雑にしたり、装置を大型化あるいはコスト高とすることなく、複数の画像信号を復号できるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像再生装置は、複数の画像信号を入力する入力手段と、前記入力手段で入力された前記複数の画像信号を各々独立に蓄積する第1の蓄積手段と、前記第1の蓄積手段に蓄積された前記複数の画像信号の中から所定のものを選択する第1の選択手段と、動きベクトルの演算結果に基づいて前記第1の蓄積手段の読み出しを制御する制御手段であって、前記画像信号の各フレームにおける動きベクトルの演算結果により、そのフレームが静止画像であるか否かを判断し、静止画像であると判断した場合、前記画像信号のスキップおよびリピートを可能な状態に制御する制御手段と、前記第1の選択手段で選択された前記画像信号を復号する復号手段と、前記復号手段で復号された画像信号の中から、所定の画像信号を選択する第2の選択手段と、前記第2の選択手段で選択された前記画像信号を蓄積する第2の蓄積手段とを備える。
【0007】
本発明の画像処理方法は、複数の画像信号を入力する入力ステップと、前記入力ステップで入力された前記複数の画像信号を各々独立に蓄積する第1の蓄積ステップと、前記第1の蓄積ステップで蓄積された前記複数の画像信号の中から所定のものを選択する第1の選択ステップと、動きベクトルの演算結果に基づいて前記第1の蓄積ステップで蓄積された画像信号の読み出しを制御する制御ステップであって、前記画像信号の各フレームにおける動きベクトルの演算結果により、そのフレームが静止画像であるか否かを判断し、静止画像であると判断した場合、前記画像信号のスキップおよびリピートを可能な状態に制御する制御ステップと、前記第1の選択ステップで選択された前記画像信号を復号する復号ステップと、前記復号ステップで復号された画像信号の中から、所定の画像信号を選択する第2の選択ステップと、前記第2の選択ステップで選択された前記画像信号を蓄積する第2の蓄積ステップとを含む。
【0008】
本発明の記録媒体のプログラムは、複数の画像信号を入力する入力ステップと、前記入力ステップで入力された前記複数の画像信号を各々独立に蓄積する第1の蓄積ステップと、前記第1の蓄積ステップで蓄積された前記複数の画像信号の中から所定のものを選択する第1の選択ステップと、動きベクトルの演算結果に基づいて前記第1の蓄積ステップで蓄積された画像信号の読み出しを制御する制御ステップであって、前記画像信号の各フレームにおける動きベクトルの演算結果により、そのフレームが静止画像であるか否かを判断し、静止画像であると判断した場合、前記画像信号のスキップおよびリピートを可能な状態に制御する制御ステップと、前記第1の選択ステップで選択された前記画像信号を復号する復号ステップと、前記復号ステップで復号された画像信号の中から、所定の画像信号を選択する第2の選択ステップと、前記第2の選択ステップで選択された前記画像信号を蓄積する第2の蓄積ステップとからなるプログラムを実行させる。
【0009】
本発明の画像再生装置、画像再生方法、および記録媒体においては、入力された複数の画像信号が各々独立に蓄積され、蓄積された複数の画像信号の中から所定のものが、動きベクトルの演算結果に基づき選択され、選択された画像信号が復号され、復号された画像信号の中から、所定の画像信号が選択され、蓄積される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明を適用した画像再生装置の構成例を示すブロック図である。複数のチャンネルの画像信号が多重化されているトランスポートストリームが、多重分離器(以下、Demuxと称する)11に入力される。Demux11において、各チャンネルの画像信号が分離されて、対応する各チャンネルのVBVバッファ1−1乃至VBVバッファ1−nに入力され、蓄積される。VBVバッファ1−1乃至VBVバッファ1−nより読み出された画像信号は、信号切換器12に入力されて、スイッチ制御器23からのスイッチ切換信号に基づき選択される。選択されたVBVバッファ1−i(i=1,2,3,・・・,n)の画像信号は、可変長復号器2に入力される。なお、スイッチ切換信号による信号切換器12の動作は後述する。復号制御器21は、VBVバッファ1−1乃至1−nの出力するリードポインタRPとライトポインタWPに基づいて、VBVバッファ1−1乃至1−nの読み出しと書き込みを制御する。
【0011】
可変長復号器2乃至動き補償予想器7の機能は、図1を参照して説明した場合と同様であるので、その説明は省略する。復号された画像信号は、加算器5から信号切換器13に入力され、スイッチ制御器23の出力するスイッチ切換信号に基づいて、画像メモリ6−1乃至画像メモリ6−nのうちの、対応するチャンネルのものに入力される。画像メモリ6−1乃至画像メモリ6−nは、それぞれ、MPEG方式における、Iピクチャ画像またはPピクチャ画像からなる2フレーム分の参照画像、およびBピクチャを出力する際のマクロブロック単位の画像をフィールド単位の画像に変換する時に使用するフィールド画像1枚分を保持する。画像メモリ6−1乃至画像メモリ6−nは、表示制御器22からの表示制御信号に基づき、表示タイミングが制御されて、画像信号を出力する。また、画像メモリ6−1乃至画像メモリ6−nの出力する画像信号は、スイッチ制御器23が出力するスイッチ切換信号により制御される信号切換器14により、所定のチャンネルのものが選択され、動き補償予測器7に入力される。
次に、その動作について、入力されるトランスポートストリームが3チャンネルの画像信号を含む場合を例として説明する。Demux11に入力されたトランスポートストリームはチャンネルごとに、3つの符号化データに分離される。分離された1チャンネル目のデータはVBVバッファ1−1に入力され、蓄積される。2チャンネル目、または3チャンネル目のデータはそれぞれVBVバッファ1−2、またはVBVバッファ1−3に入力され、蓄積される。VBVバッファ1−1乃至VBVバッファ1−3は、それぞれ蓄積されている符号化データを信号切換器12に出力する。
【0012】
信号切換器12において、まず、VBVバッファ1−1から出力された1チャンネル目の符号化データが、スイッチ制御器23からのスイッチ切換信号により選択され、可変長復号器2に入力される。1チャンネル目の符号化データは可変長復号器2乃至動き補償予測器7により復号され(この復号処理は、図1を参照して説明した場合と同様であるので省略する)、信号切換器13に出力される。
【0013】
信号切換器13において、スイッチ制御器23からのスイッチ切換信号により1チャンネル目の画像信号が選択され、画像メモリ6−1に出力され、蓄積される。2チャンネル目の符号化データは、1チャンネル目のデータと同様に復号されて、画像信号として、画像メモリ6−2に蓄積される。3チャンネル目の符号化データは、復号され、画像メモリ6−3に蓄積される。
【0014】
表示制御器22は、所定の表示タイミングで、画像メモリ6−1乃至画像メモリ6−3から、それぞれのチャンネルの画像信号を同時に読み出させる。この画像信号は、1画面の画像となるように、図示せぬ後段の回路で合成され、表示部にマルチ画面として表示される。
【0015】
なお、1チャンネル目の画像信号を動き補償するとき、スイッチ制御器23から出力されるスイッチ制御信号に基づいて、信号切換器14において、既に復号されて画像メモリ6−1に蓄積されている画像信号が選択され、動き補償予測器7に入力される。2チャンネル目、または3チャンネル目の画像信号が復号される場合も同様である。
【0016】
以上に述べたように、本発明を適用した画像再生装置は、複数の符号化データを信号切換器12で、時分割して復号系(可変長復号器2乃至動き補償予測器7)に供給して復号し、復号した複数の画像信号を、信号切換器13で選択して、画像メモリ6−1乃至画像メモリ6−nに蓄積し、表示制御器22による表示制御信号に基づいて、複数の画像信号の同期を確保して、画像メモリ6−1乃至画像メモリ6−nから、画像信号を出力する。
【0017】
次に、複数のVBVバッファ1−1乃至VBVバッファ1−nのメモリ状態を監視し、その書き込みと読み出しを制御する復号制御器21、複数の画像信号の表示タイミングを制御する表示制御器22、および可変長復号器2に出力する符号化データの切換え、もしくは復号された画像信号を切換える、スイッチ制御器23の機能の詳細をさらに説明する。
【0018】
最初に、復号制御器21の構成を、図3を参照して説明する。復号制御器21は、VBVバッファ1−1乃至VBVバッファ1−nの、それぞれのメモリ状態を監視し、その書き込みと読み出しを制御するVBVバッファ監視部31−1乃至31−nを有している。VBVバッファ監視部31−1は、VBVバッファ1−1から入力される、ライトポインタWPからリードポインタRPを減算する減算器50−1、その減算結果を読み出し停止設定値と比較する比較器51−1、および読み出しスキップ設定値と比較する比較器52−1を有している。また、可変長復号器2から入力された1映像フレーム内の動きベクトル値の絶対値を加算する動きベクトル絶対値加算回路53−1、同様に、入力された動きベクトルの2乗値を加算する動きベクトル2乗値加算回路54−1も有している。動きベクトル絶対値加算回路53−1と動きベクトル2乗値加算回路54−1から、それぞれ出力された値は、スイッチ55−1に出力される。
【0019】
スイッチ55−1は、入力された2つの値のうち、図示せぬコントローラなどにより選択された値は、比較器56−1に出力される。比較器56−1は、スイッチ55−1から入力された動き量を示すデータと、動画像認識設定値とを比較し、その比較結果をスイッチ57−1に出力する。比較器56−1から出力される比較結果は、スイッチ57−1を制御する信号として用いられ、スイッチ57−1は、その制御信号に基づいて、比較器51−1からの読み出し停止信号、または、比較器52−1からのスキップ信号を、VBVバッファ1−1乃至1−nに対して出力する。なお、図示は省略するが、VBVバッファ監視部31−2乃至VBVバッファ監視部31−nも、VBVバッファ監視部31−1と同様に構成されている。
【0020】
VBVバッファ1−iのメモリ状態は、VBVバッファ1−iに入力された符号化データ書き込み位置を示すライトポインタWP(Write Point)と、読み出し位置を示すリードポインタRP(Read Point)を比較することで監視される。
【0021】
VBVバッファ1−1のメモリ状態を、図4を参照して説明する。VBVバッファ1−1はリングメモリとして構成されている。いま、ライトポインタWPがアドレスを45を示し、リードポインタRPがアドレス15を示しているものとする。また、1回に書き込まれる符号化データのデータ量は、VBVバッファにおける5アドレス分に相当するものとする。このような状態で、1回目の符号化データが入力されると、このデータはアドレス45から書き込まれるので、書き込みが終了すると、ライトポインタWPは、1回目の符号化データの最終アドレス49の次のアドレス50に移動される。以下、同様の動作が繰り返される。
【0022】
いま、簡単のため、1回の読み出しで、5アドレス分のデータが読み出されるものとすると、1回目の読み出しが完了したとき、リードポインタRPは、アドレス20に移動される。以下、同様の動作が繰り返される。
【0023】
書き込みと読み出しは独立に行われ、リードポインタRPと、ライトポインタWPは、お互いに、他方を追いかけるように動作する。従って、VBVバッファ1−1の、リードポインタRPとライトポインタWPを比較することにより、メモリ状態を監視することができる。
【0024】
図3の、VBVバッファ監視部31−1の減算器50−1において、リードポインタRPとライトポインタWPのアドレスの差(WP−RP)が算出され、比較器51−1と比較器52−1に入力される。比較器51−1において、差(WP−RP)と読み出し停止設定値の比較が行われる。比較器51−1は、差(WP−RP)が、読み出し停止設定値以下の場合(リードポインタRPの位置が、ライトポインタWPの位置に、閾値以上に近づいた場合)、VBVバッファ1−1に読み出し停止信号を出力する。また、比較器52−1において、差(WP−RP)と読み出しスキップ設定値の比較が行われる。比較器52−1は、差(WP−RP)が読み出しスキップ設定値以上の場合(ライトポインタWPの位置が、リードポインタRPの位置に、閾値以上近づいた場合)、VBVバッファ1−1に、読み出しスキップ信号を出力する。
【0025】
動きベクトル絶対値加算回路53−1は、可変長復号器2の出力する動きベクトル値を入力とし、入力映像信号の1フレーム内の動きベクトルの絶対値の総和、もしくは、部分和を算出する。動きベクトル2乗値加算回路54−1は、可変長復号器2の出力する動きベクトル値を入力とし、入力映像信号の1フレーム内の動きベクトルの2乗値の総和、もしくは、部分和を算出する。動きベクトル絶対値加算回路53−1と、動きベクトル2乗値加算回路54−1から出力された値は、スイッチ55−1により選択され、比較器56−1に出力される。比較器56−1は、スイッチ55−1から出力された値と、予め設定されている動画像認識設定値とを比較し、動きベクトルの演算結果の方が、動画像認識設定値より小さい場合に、スイッチ57−1を閉じるような信号を、スイッチ57−1に対して出力する。
【0026】
すなわち、入力映像信号の各フレームにおける動きベクトルの演算結果により、そのフレームが動画像か静止画像かを判断し、静止画像と判断した場合のみ、スイッチ57−1を閉じて、比較器51−1と比較器52−1とが出力する読み出し停止信号または読み出しスキップ信号を、後段のVBVバッファ1−1乃至1−nに対して入力画像信号のスキップおよびリピートを可能とさせる。このように、静止画像と判断される画像に対してのみ、スキップまたはリピートの処理を選択的に行うようにすることで、画像の継ぎ目の不自然さを軽減する事が可能となる。
【0027】
次に、VBVバッファ1−1乃至1−nの具体的な例を、図4を参照してさらに説明する。VBVバッファ1−1乃至1−nは、基本的に同様の処理を行うので、ここでは、VBVバッファ1−1に関してのみ説明する。読み出し停止信号が出力される場合は、VBVバッファ1−1の符号化データの読み出しが、書き込みに較べて、進んでいる状態に相当し、例えば、ライトポインタWPの値が45で、リードポインタRPの値が35となり、差(WP−RP)が+10(=45−35)となり、読み出し停止設定値(+10)以下になったようなときである。このとき読み出しが停止され、画像メモリ6−1乃至画像メモリ6−nからは、同一フレームの画像が読み出され、静止画が表示される。
【0028】
逆に、読み出しスキップ信号が出力される場合は、VBVバッファ1−1の符号化データの読み出しが、書き込みに較べて遅延している状態に相当し、例えば、ライトポインタWPが15となり、リードポインタRPが25となり、差(WP−RP)が、読み出しスキップ設定値(−10)以上になったときである。このとき、書き込みが優先され、読み出しは、1フレーム分の画像の再生をスキップするように行われる。
【0029】
ここでは、読み出し停止設定値、読み出しスキップ設定値を、+10または−10として、説明したが、実際の設定値は符号化データのデータ長などから適宜設定される。つまり、VBVバッファ監視部31−1が、VBVバッファ1−1のメモリ状態を、符号化データのVBVバッファ1−1の読み込み、および書き込みを監視することにより、正常であるか否か判定する。
【0030】
次に、表示制御器22について、図5を参照して説明する。表示制御器22は、複数の符号化データがそれぞれ有するPTS(Presentation Time Stamp)信号を入力して、そのいずれか1つを選択するPTS選択器61、Demux11から出力される複数の符号化データのSTC(System Time Clock)信号を入力して、そのいずれか1つを選択するSTC選択器62、およびPTS選択器61が出力するPTS信号とSTC選択器62が出力するSTC信号の一致を検出する一致検出器63を有している。
【0031】
ユーザからの指令に対応して、PTS選択器61は、複数の符号化データの任意の1つのPTS信号を選択し、STC選択器62は、Demux11から出力される複数の符号化データの任意の1つのSTC信号を選択する(通常、PTS選択器61で選択したチャンネルのSTC信号が、選択される)。一致検出器63は、選択されたPTSとSTCが一致したとき、表示タイミング信号を画像メモリ6−1乃至6−nに出力する。STC信号は、複数の符号化データの基準時刻を表しており、PTS信号は、復号された画像信号の表示時刻を表している。これにより、複数の画像信号が、表示制御器22で決定した、表示タイミングの基準時刻に同期して、画像メモリ6−1乃至画像メモリ6−nから出力される。
【0032】
また、表示制御器22は、図6に示すように、クロック発生回路71と、クロック発生回路71が出力する基準クロックを分周する分周回路72から構成することもできる。この構成例においては、複数の画像信号の表示タイミングの基準時刻が、クロック発生回路71の出力する基準クロックを、分周回路72で任意の値で分周して生成される。
【0033】
スイッチ制御器23は、可変長復号器2からの可変長復号ステータス信号に基づいて、例えば、各符号化データの復号が、マクロブロック単位で完了するごとに、信号切換器12,13および14の入力信号選択を、連動して切換えるスイッチ切換信号を出力する。
【0034】
次に、図7を参照して、上述した一連の処理を実行するプログラムをコンピュータにインストールし、コンピュータによって実行可能な状態とするために用いられる媒体について説明する。
【0035】
プログラムは、図7(A)に示すように、パーソナルコンピュータ81に内蔵されている記録媒体としてのハードディスク82に予めインストールした状態でユーザに提供することができる。
【0036】
あるいはまた、プログラムは、図7(B)に示すように、フロッピーディスク83、CD-ROM84、MOディスク85、DVD86、磁気ディスク87、半導体メモリ88などの記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納し、パッケージソフトウエアとして提供することができる。
【0037】
さらに、プログラムは、図7(C)に示すように、ダウンロードサイト91から、無線で衛星92を介して、パーソナルコンピュータ93に転送したり、ローカルエリアネットワーク、インターネットといったネットワーク94を介して、有線または無線でパーソナルコンピュータ93に転送し、パーソナルコンピュータ93において、内蔵するハードディスクなどにダウンロードさせるようにすることができる。
本明細書における媒体とは、これら全ての媒体を含む広義の概念を意味するものである。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明の画像再生装置、画像再生方法、および記録媒体によれば、復号系の構成が複雑になることを抑制し、かつ、装置が大型化、あるいはコスト高になることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の画像再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した画像再生装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の復号制御器21の構成を示すブロック図である。
【図4】図2のVBVバッファ1−1の処理を説明する図である。
【図5】図2の表示制御器22の構成を示すブロック図である。
【図6】図2の表示制御器22の他の構成を示すブロック図である。
【図7】媒体を説明する図である。
【符号の説明】
1−1乃至1−n VBVバッファ, 2 可変長復号器, 6−1乃至6−n画像メモリ, 11 Demux, 12,13,14 信号切換器, 21復号制御器, 22 表示制御器, 23 スイッチ制御器, 31−1乃至31−n VBVバッファ監視部, 50−1 減算器, 51−1,52−1 比較器, 61 PTS選択器, 62 STC選択器, 63 一致検出器,71 クロック発生回路, 72 分周回路

Claims (11)

  1. 複数の画像信号を入力する入力手段と、
    前記入力手段で入力された前記複数の画像信号を各々独立に蓄積する第1の蓄積手段と、
    前記第1の蓄積手段に蓄積された前記複数の画像信号の中から所定のものを選択する第1の選択手段と、
    動きベクトルの演算結果に基づいて前記第1の蓄積手段の読み出しを制御する制御手段であって、前記画像信号の各フレームにおける動きベクトルの演算結果により、そのフレームが静止画像であるか否かを判断し、静止画像であると判断した場合、前記画像信号のスキップおよびリピートを可能な状態に制御する制御手段と、
    前記第1の選択手段で選択された前記画像信号を復号する復号手段と、
    前記復号手段で復号された画像信号の中から、所定の画像信号を選択する第2の選択手段と、
    前記第2の選択手段で選択された前記画像信号を蓄積する第2の蓄積手段と
    を備えることを特徴とする画像再生装置。
  2. 前記制御手段は、前記画像信号の1フレーム内の動きベクトルの絶対値の総和もしくは部分和である第1の値を算出し、前記画像信号の1フレーム内の動きベクトルの2乗値の総和もしくは部分和である第2の値を算出し、前記第1の値または前記第2の値のうちの選択された一方の値と、予め設定されている動画像認識設定値を比較することで、前記判断を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の画像再生装置。
  3. 前記第2の蓄積手段に蓄積されている前記画像信号の表示を制御する表示制御手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像再生装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記複数の画像信号の任意の1つの画像信号に含まれる基準信号に基づいて、全ての前記複数の画像信号の表示タイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像再生装置。
  5. 前記表示制御手段は、独立した基準信号に基づいて、前記複数の画像信号の表示タイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載の画像再生装置。
  6. 前記制御手段は、前記画像信号の前記第1の蓄積手段の書き込みと読み出しの状態を検出して、その書き込みと読み出しを制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の画像再生装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1の蓄積手段における前記画像信号の書き込みポイントが読み出しポイントに所定の閾値以上近づいたとき、書き込みを停止させ、読み出しポイントが書き込みポイントに所定の閾値以上に近づいたとき、読み出しを停止させる
    ことを特徴とする請求項に記載の画像再生装置。
  8. 複数の画像信号を入力する入力ステップと、
    前記入力ステップで入力された前記複数の画像信号を各々独立に蓄積する第1の蓄積ステップと、
    前記第1の蓄積ステップで蓄積された前記複数の画像信号の中から所定のものを選択する第1の選択ステップと、
    動きベクトルの演算結果に基づいて前記第1の蓄積ステップで蓄積された画像信号の読み出しを制御する制御ステップであって、前記画像信号の各フレームにおける動きベクトルの演算結果により、そのフレームが静止画像であるか否かを判断し、静止画像であると判断した場合、前記画像信号のスキップおよびリピートを可能な状態に制御する制御ステップと、
    前記第1の選択ステップで選択された前記画像信号を復号する復号ステップと、
    前記復号ステップで復号された画像信号の中から、所定の画像信号を選択する第2の選択ステップと、
    前記第2の選択ステップで選択された前記画像信号を蓄積する第2の蓄積ステップと
    を含むことを特徴とする画像再生方法。
  9. 前記制御ステップは、前記画像信号の1フレーム内の動きベクトルの絶対値の総和もしくは部分和である第1の値を算出し、前記画像信号の1フレーム内の動きベクトルの2乗値の総和もしくは部分和である第2の値を算出し、前記第1の値または前記第2の値のうちの選択された一方の値と、予め設定されている動画像認識設定値を比較することで、前記判断を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の画像再生方法。
  10. 複数の画像信号を入力する入力ステップと、
    前記入力ステップで入力された前記複数の画像信号を各々独立に蓄積する第1の蓄積ステップと、
    前記第1の蓄積ステップで蓄積された前記複数の画像信号の中から所定のものを選択する第1の選択ステップと、
    動きベクトルの演算結果に基づいて前記第1の蓄積ステップで蓄積された画像信号の読み出しを制御する制御ステップであって、前記画像信号の各フレームにおける動きベクトルの演算結果により、そのフレームが静止画像であるか否かを判断し、静止画像であると判断した場合、前記画像信号のスキップおよびリピートを可能な状態に制御する制御ステップと、
    前記第1の選択ステップで選択された前記画像信号を復号する復号ステップと、
    前記復号ステップで復号された画像信号の中から、所定の画像信号を選択する第2の選択ステップと、
    前記第2の選択ステップで選択された前記画像信号を蓄積する第2の蓄積ステップと
    からなるプログラムを実行させることを特徴とする記録媒体。
  11. 前記制御ステップは、前記画像信号の1フレーム内の動きベクトルの絶対値の総和もしくは部分和である第1の値を算出し、前記画像信号の1フレーム内の動きベクトルの2乗値の総和もしくは部分和である第2の値を算出し、前記第1の値または前記第2の値のうちの選択された一方の値と、予め設定されている動画像認識設定値を比較することで、前記判断を行う
    ことを特徴とする請求項10に記載の記録媒体。
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