JPH08205028A - 特殊効果回路 - Google Patents

特殊効果回路

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JPH08205028A
JPH08205028A JP7013834A JP1383495A JPH08205028A JP H08205028 A JPH08205028 A JP H08205028A JP 7013834 A JP7013834 A JP 7013834A JP 1383495 A JP1383495 A JP 1383495A JP H08205028 A JPH08205028 A JP H08205028A
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circuit
signal
video signal
memory circuit
input video
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JP7013834A
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Makoto Hashimoto
誠 橋本
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画面上に動画像の画像軌跡を描くことによっ
て動きの分析や特殊効果を付与する特殊効果回路に関
し、動き量の大きい入力映像信号に対しても充分な動き
分析および特殊効果を得ると共に、静止画領域のSNR
を改善することを目的とする。 【構成】 フィールドまたはフレームでの動画領域を動
きに応じて蓄積するための画像メモリ回路と、入力映像
信号にはないフィールドまたはフレーム間の動画領域を
動きに応じて補間するための画像メモリ回路と、静止画
領域のSNRを改善するための加算回路および係数乗算
回路とを設け、各画像メモリ回路の出力信号を適切に選
択することによって入力映像信号の動画像の理想的な画
像軌跡を描くと共に静止画領域のSNRを改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面上に動画像の軌跡
を描くことによって動きの分析や特殊効果として応用す
る特殊効果回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の特殊効果回路のブロック
図である。この特殊効果回路はフィールドまたはフレー
ム単位で入力映像信号Saの動画領域を検出する動き検
出回路40と、1フィールド以上の記憶容量を有し入力
映像信号Saを記憶する画像メモリ回路41と、入力映
像信号Saの輝度または色相から映像内のある物体画像
を検出する輝度・色相検出回路42と、動き検出回路4
0および輝度・色相検出回路42の出力を受けて画像メ
モリ回路41を制御するメモリコントローラ43とから
なっている。
【0003】動き検出回路40は、図8に示すように、
1フィールドまたは1フレーム以上の記憶容量を有する
画像メモリ回路40aと、1フィールドまたは1フレー
ム間の差分を取る減算回路40bと、その差分信号を変
換するデコーダ回路40cとで構成されている。
【0004】この構成において、動き検出回路40は入
力映像信号Saのフィールドまたはフレーム間の差分を
取ることによって動画領域を検出し、動画領域に関しハ
イレベルの制御信号をメモリコントローラ43へ出力す
る。また、輝度・色相検出回路42は画像内の物体画像
を輝度または色相により検出し、物体画像領域に関しハ
イレベルの制御信号をメモリコントローラ43へ出力す
る。
【0005】メモリコントローラ43は動き検出回路4
0および輝度・色相検出回路42からの制御信号をもと
に、その制御信号が共にハイレベルのときのみ画像メモ
リ回路41へ入力される入力映像信号Saに対し書き換
えを行うように指令する。この動作により入力映像信号
Saの画像領域と輝度あるいは色相である物体画像を検
出し、その動きを再生する。こうして映像信号中の画像
の動きに応じて動画領域の書き換えを行い、動画像の画
像軌跡を描く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の特殊効果回路
は、画像軌跡を描くために動画領域および物体領域をフ
ィールド単位またはフレーム単位で検出した後、動画領
域および物体領域の画像メモリへの書き込みをフィール
ド単位またはフレーム単位で行っていた。
【0007】このため、画像軌跡はフィールド単位また
はフレーム単位でのみしか描くことができず、速い動き
のある画像、すなわち動き量が大きい入力映像信号に対
しては充分な動き分析や特殊効果を得ることができない
といった不都合があった。
【0008】また、動画領域のみの画像メモリへの書き
換えにより、静止画領域では画像情報が1フィールドま
たは1フレームのみの情報となるため、SNR(Signal
toNoise Ratio )の改善ができないという不都合があ
った。
【0009】そこで、本発明は動き量の大きい入力映像
信号に対しても充分な動き分析および特殊効果が得るこ
とができ、しかも静止画領域のSNRを改善することが
できる特殊効果回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
特殊効果回路は、入力映像信号の動きを検出して制御信
号を出力する動き検出回路と、1フィールド以上の映像
信号を記憶する第1のメモリ回路と、第1のメモリ回路
を制御して映像信号を1フィールド以上遅延させる第1
のメモリコントローラと、入力映像信号を1フィールド
以上または1フィールド以下記憶する第2のメモリ回路
と、動き検出回路からの制御信号によって動画領域を適
切な位置で読み出し入力映像信号にはない動画領域を出
力するように第2のメモリ回路を制御する第2のメモリ
コントローラと、入力映像信号および第1のメモリ回路
の出力を加算して所定の係数を乗算する加算回路および
係数乗算回路と、動き検出回路からの制御信号に基づい
て入力映像信号、第1のメモリ回路の出力信号、第2の
メモリ回路の出力信号または係数乗算回路の出力信号の
いずれか1の信号を選択して第1のメモリ回路へ出力す
るセレクタとを備える。
【0011】また、本発明の請求項2記載の特殊効果回
路は、入力映像信号の動きを検出して制御信号を出力す
る動き検出回路と、1フィールド以上の映像信号を記憶
する第1のメモリ回路と、第1のメモリ回路を制御して
映像信号を1フィールド以上遅延させる第1のメモリコ
ントローラと、入力映像信号および第1のメモリ回路の
出力を加算して所定の係数を乗算する加算回路および係
数乗算回路と、動き補正型内挿回路と、動き検出回路か
らの制御信号に基づいて入力映像信号、第1のメモリ回
路の出力信号、動き補正型内挿回路の出力信号または係
数乗算回路の出力信号のいずれか1の信号を選択して第
1のメモリ回路へ出力するセレクタとを備える。
【0012】
【作用】本発明の構成において、入力映像信号の動画領
域を検出した後、動画領域を蓄積し、さらに入力映像信
号にはないフィールドまたはフレーム間の動画像を動き
に応じて補間して動画像の軌跡を描くことにより、これ
まで分析のできなかった動き量の大きな入力映像信号に
対しても充分な動き分析および特殊効果を得ることがで
き、かつ静止領域のSNRの改善がなされる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明による特殊効果回路の第1の
実施例を示すブロック図で、請求項1記載の発明に対応
する実施例である。本実施例による特殊効果回路は、フ
ィールドまたはフレーム単位で入力映像信号Saの動画
領域および動き量を検出する動き検出回路1、1フィー
ルド以上または1フィールド以下の記憶容量を有し入力
映像信号Saを記憶する画像メモリ回路2、動き検出回
路1からの後述する制御信号M1に応じて画像メモリ回
路2を制御するメモリコントローラ3、入力される複数
の信号の中から1の信号を選択して出力するセレクタ4
を備える。
【0014】また、セレクタ4の出力側には1フィール
ド以上の記憶容量を有する画像メモリ回路5、この画像
メモリ回路5を制御するメモリコントローラ6を備え、
画像メモリ回路5の出力は外部に出力されると共に、セ
レクタ4および加算回路7に入力される。加算回路7は
画像メモリ回路5からの出力と入力映像信号Saとを加
算する回路であり、その出力は係数乗算回路8で所定の
定数が乗算されてセレクタ4に入力される。係数乗算回
路8の係数は1/2である。
【0015】こうしてセレクタ4には、入力映像信号S
a、画像メモリ回路2の出力である映像信号Sb、画像
メモリ回路5の出力である映像信号Sc、係数乗算回路
8の出力である映像信号Sdがそれぞれ入力される。
【0016】ここで、画像メモリ回路5は請求項1記載
の第1のメモリ回路に対応し、画像メモリ回路2は同じ
く第2のメモリ回路に対応し、メモリコントローラ6は
同じく第1のメモリコントローラに対応し、メモリコン
トローラ3は同じく第2のメモリコントローラに対応す
る。
【0017】図2は、動き検出回路1のブロック図であ
る。この回路は1フィールドまたは1フレーム以上の記
憶容量を有する画像メモリ回路1a、入力映像信号Sa
と画像メモリ回路1aの出力とから1フィールド間また
は1フレーム間の差分を取る減算回路1b、その差分信
号を変換するデコーダ1cで構成され、デコーダ1cか
ら後述する制御信号M1、制御信号S1,S2,S3を
出力する。
【0018】この構成において、入力映像信号Saは動
き検出回路1、画像メモリ回路2、セレクタ4および加
算回路7にそれぞれ入力される。動き検出回路1はフィ
ールドまたはフレーム単位で入力映像信号Saの動画領
域および動き量を検出し、制御信号M1、制御信号S
1,S2,S3を出力する。
【0019】制御信号M1は入力映像信号Saの動き量
(ベクトル)Vに応じた信号で、「M1=αV」(ただ
し、α<1)で表されメモリコントローラ3に入力され
る。また、制御信号S3は動画領域に関してハイレベル
となる信号であり、制御信号S2は制御信号M1に応じ
て画像メモリ回路2から読み出される信号領域がハイレ
ベルとなる制御信号であり、制御信号S1は動き量Vの
基準領域がハイレベルとなり前フィールドと前々フィー
ルド(または前フレームと前々フレーム)との間で出力
された制御信号S1,S2が再度ハイレベルとなる制御
信号であり、それぞれセレクタ4の制御端子に入力され
る。
【0020】メモリコントローラ3は、制御信号M1に
応じて画像メモリ回路2を制御し、画像メモリ回路2に
記憶されている映像信号を読み出す。これにより画像メ
モリ回路2からは入力映像信号Saを「αV」移動した
信号Sbが出力され、セレクタ4に入力される。
【0021】セレクタ4は制御信号S1,S2,S3を
もとに制御信号S3がハイレベルのときは入力映像信号
Saを出力し、制御信号S2がハイレベルのときは画像
メモリ回路2からの信号Sbを出力し、制御信号S1が
ハイレベルのときは画像メモリ回路6からの信号Scを
出力し、制御信号S1〜S3がともにローレベルのとき
は係数乗算回路8からの信号Sdを出力する。
【0022】メモリコントローラ6は映像信号を記憶す
る1フィールド以上の記憶容量を有する画像メモリ回路
5を制御して映像信号を1フィールド以上遅延させ、外
部およびセレクタ4、加算回路7に入力する。
【0023】次に、本実施例の動作を、図3に示す動作
説明図を参照しながらさらに説明する。動き検出回路1
において、前フィールドまたは前フレーム上に領域Oa
が存在し、現フィールドまたは現フレーム上でその領域
Oaが領域Obに移動するとすると、移動した領域Ob
と動き量Vとが検出され、制御信号M1がメモリコント
ローラ3へ入力される。
【0024】メモリコントローラ3は動き検出回路1か
ら出力される制御信号M1(=αV)に応じて画像メモ
リ回路2から信号Sbを読み出すように画像メモリ回路
2を制御する。したがって、画像メモリ回路2からは領
域Oaを「αV」移動させた領域Ocが得られる。
【0025】また、動き検出回路1は入力映像信号Sa
の動画領域を検出し、領域Obに関してハイレベルとな
る制御信号S3と、画像メモリ回路2から制御信号M1
に応じて読み出された領域Ocがハイレベルとなる制御
信号S2と、動き量Vの基準領域がハイレベルとなり、
さらに前フィールドまたは前々フィールド(前フレーム
または前々フレーム)間で出力された制御信号S1,S
2が再度ハイレベルとなる制御信号S1をセレクタ4に
入力する。
【0026】セレクタ4では、制御信号S1,S2,S
3をもとに制御信号S3がハイレベルのときは入力映像
信号Saの領域Ob、制御信号S2がハイレベルのとき
は画像メモリ回路2からの領域Oc、制御信号S1がハ
イレベルのときは画像メモリ回路5からの信号を出力
し、制御信号S1,S2,S3がともにローレベルのと
きは係数乗算回路8からの信号を出力する。
【0027】このとき、画像メモリ回路5には前フィー
ルドまたは前フレームの信号が記憶されているため、制
御信号S1がハイレベルのときは画像メモリ回路5の出
力を再度出力することになり、セレクタ4で1フィール
ドまたは1フレーム上に領域Oa、領域Ob、領域Oc
を存在させることができ、その信号を画像メモリ回路5
へ入力することによって動画領域の軌跡を描くことが可
能となる。また、制御信号S1,S2,S3がともにロ
ーレベルのときは係数乗算回路8からの信号を出力する
ことで静止画領域のSNRが改善される。
【0028】このように、本実施例によれば、入力映像
信号Saにはないフィールドまたはフレーム間の動画像
を、動きに応じて補間して動画像の軌跡を描くことによ
り、動き量の大きい入力映像信号に対しても効果的な動
き分析および特殊効果を得ることができ、さらに静止画
領域のSNRの改善がなされる特殊効果回路を提供する
ことができる。
【0029】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図4は、本発明による特殊効果回路の第2の実施
例を示すブロック図で、請求項2記載の発明に対応する
実施例である。本実施例による特殊効果回路は、フィー
ルドまたはフレーム単位での動画領域および動き量を検
出する動き検出回路11、1フィールド以上の記憶容量
を有し入力映像信号Saを記憶する画像メモリ回路1
2,13、画像メモリ回路12の出力側に接続された画
像メモリ回路14、動き検出回路11からの後述する制
御信号M2に応じて画像メモリ回路14を制御するメモ
リコントローラ15、動き検出回路11からの後述する
制御信号M3に応じて画像メモリ回路13を制御するメ
モリコントローラ16、画像メモリ回路14の出力に所
定の定数を乗算する係数乗算回路17、画像メモリ回路
13の出力に所定の定数を乗算する係数乗算回路18、
係数乗算回路17および18の出力を加算する加算回路
19を備える。
【0030】ここで、画像メモリ回路12,13,1
4、メモリコントローラ15,16、係数乗算回路1
7,18、および加算回路19によって動き補正型内挿
回路20が構成されている。この動き補正型内挿回路2
0の出力すなわち加算回路19の出力はセレクタ21に
入力される。セレクタ21の出力側には1フィールド以
上の記憶容量を有する画像メモリ回路22、この画像メ
モリ回路22を制御するメモリコントローラ23を備え
る。
【0031】画像メモリ回路22の出力は外部に出力さ
れると共に、セレクタ21および加算回路24に入力さ
れる。加算回路24は画像メモリ回路22からの出力信
号と入力映像信号Saとを加算する回路であり、その出
力は係数乗算回路25を経てセレクタ21に入力され
る。係数乗算回路25の係数は1/2である。
【0032】こうしてセレクタ21には入力映像信号S
a、動き補正型内挿回路20の出力である映像信号S
b、画像メモリ回路22の出力である映像信号Sc、係
数乗算回路25の出力である映像信号Sdがそれぞれ入
力される。
【0033】図5は、動き検出回路11のブロック図で
ある。この回路はフィールドまたはフレーム単位で動画
領域および動き量を検出する回路で、1フィールド以上
の記憶容量を有する画像メモリ回路11a、入力映像信
号Saおよび画像メモリ回路11aの出力信号から1フ
ィールド間または1フレーム間の差分を取る減算回路1
1b、その差分信号を変換するデコーダ11cで構成さ
れ、デコーダ11cから後述する制御信号M2,M3、
制御信号S4,S5,S6を出力する。
【0034】なお、画像メモリ回路22は請求項2記載
の第1のメモリ回路に対応し、メモリコントローラ23
は同じく第1のメモリコントローラに対応し、加算回路
24および係数乗算回路25は同じく加算回路および係
数乗算回路に対応する。
【0035】この構成において、入力映像信号Saは動
き検出回路11、動き補正型内挿回路20の画像メモリ
回路12,13、セレクタ21および加算回路24にそ
れぞれ入力される。動き検出回路11はフィールドまた
はフレーム単位で入力映像信号Saの動画領域および動
き量を検出し、制御信号M2,M3、制御信号S3,S
4,S5を出力する。
【0036】制御信号M2,M3は入力映像信号Saの
動き量Vに応じた信号で、「M2={x/(x+y)}
×V」、「M3=−{y/(x+y)}×V」(ただ
し、xおよびyは正の整数)で表され、制御信号M2は
メモリコントローラ15に入力され、制御信号M3はメ
モリコントローラ16に入力される。
【0037】また、制御信号S6は入力映像信号Saの
動画領域に関しハイレベルとなる信号であり、制御信号
S5は画像メモリ回路14から制御信号M2または画像
メモリ回路13から制御信号M3に応じて読み出された
動画領域に関しハイレベルとなる信号であり、制御信号
S4は動き量Vの基準領域がハイレベルとなり、さらに
前フィールドと前々フィールド(または前フレームと前
々フレーム)との間で出力された制御信号S4,S5が
再度ハイレベルとなる信号であり、それぞれセレクタ2
1の制御端子に入力される。
【0038】メモリコントローラ15は、画像メモリ回
路14で動き検出回路11内の画像メモリ回路11aの
遅延量と同等の遅延がなされた信号を画像メモリ回路1
4に書き込み、動き検出回路11からの制御信号M2に
応じて信号を読み出すように画像メモリ回路14を制御
する。これにより、画像メモリ回路14からフィールド
またはフレームの映像信号を「{x/(x+y)}×
V」移動した信号が得られる。
【0039】また、メモリコントローラ16は、画像メ
モリ回路13の信号を制御信号M3に応じて読み出すよ
うに画像メモリ回路13を制御する。これにより、画像
メモリ回路13において、入力映像信号Saを「−{y
/(x+y)}×V」移動した信号が得られる。
【0040】画像メモリ回路14と画像メモリ回路13
の出力は、それぞれ係数乗算回路17,18に入力さ
れ、それらの出力は加算回路19で加算されて動き補正
型内挿回路20の出力信号Sbとしてセレクタ21に入
力される。ここで、係数乗算回路17の係数は「x/
(x+y)」、係数乗算回路18の係数は「y/(x+
y)」である。
【0041】セレクタ21では、動き検出回路11から
の制御信号S4,S5,S6をもとに制御信号S6がハ
イレベルのときは入力映像信号Saを出力し、制御信号
S5がハイレベルのときは動き補正型内挿回路20から
の信号Sbを出力し、制御信号S4がハイレベルのとき
は画像メモリ回路22からの信号Scを出力し、制御信
号S4,S5,S6が共にローレベルのときは係数乗算
回路25からの信号Sdを出力する。
【0042】メモリコントローラ23は1フィールド以
上の記憶容量を有する画像メモリ回路22を制御して映
像信号を1フィールド以上遅延させ、外部およびセレク
タ21、加算回路24に入力する。
【0043】次に、本実施例の動作を、図6に示す説明
図を参照しながらさらに説明する。動き検出回路11に
おいて前フィールドまたはフレーム上に領域Oaが存在
し、現フィールドまたはフレーム上でその領域Oaが領
域Obに移動すると、移動した領域Obと動き量Vが検
出され、制御信号M2がメモリコントローラ15へ入力
され、制御信号M3がメモリコントローラ16へ入力さ
れる。
【0044】メモリコントローラ15は制御信号M2
(M2={x/(x+y)}×V)に応じて、画像メモ
リ回路14から信号を読み出すように画像メモリ回路1
4を制御する。また、メモリコントローラ16は制御信
号M3(M3=−{y/(x+y)}×V)に応じて、
画像メモリ回路13から信号を読み出すように画像メモ
リ回路13を制御する。
【0045】これにより、画像メモリ回路14からは領
域Oaを「{x/(x+y)}×V」移動した領域Pが
得られ、画像メモリ回路13からは領域Obを「−{y
/(x+y)}×V」移動した領域Qが得られる。さら
に、領域Pに対し係数乗算回路17で「x/(x+
y)」倍し、領域Qに対し係数乗算回路18で「y/
(x+y)」倍した信号が加算回路19で加算平均され
て領域Ocが得られる。
【0046】また、動き検出回路11では、入力映像信
号Saの動画領域を検出し、領域Obに関しハイレベル
となる制御信号S6と、画像メモリ回路14から制御信
号M2または画像メモリ回路13から制御信号M3に応
じて読み出された動画領域のみハイレベルとなる制御信
号S5と、動き量Vの基準領域がハイレベルとなり、前
フィールドまたは前フレームと前々フィールドまたは前
々フレームとの間で出力された制御信号S4,S5が再
度ハイレベルとなる制御信号S4をセレクタ21に入力
する。
【0047】セレクタ21では、制御信号S4,S5,
S6をもとに、制御信号S6がハイレベルのときは入力
映像信号Saの領域Ob、制御信号S5がハイレベルの
ときは加算回路19からの領域Ocを出力し、制御信号
S4がハイレベルのときは画像メモリ回路22からの信
号Scを出力し、制御信号S4,S5,S6が共にロー
レベルのときは係数乗算回路25からの信号Sdを出力
する。
【0048】このとき、画像メモリ回路22には前フィ
ールドまたはフレームの信号が記憶されているため、制
御信号S4がハイレベルのときは画像メモリ回路22の
出力を再度出力することにより、セレクタ21で1フィ
ールドまたは1フレーム上に領域Oa、領域Ob、領域
Ocを存在させ得ることができ、その信号を画像メモリ
回路22へ入力することによって動画領域の軌跡を描く
ことができる。また、制御信号S4,S5,S6がとも
にローレベルのときは係数乗算回路25からの信号を出
力することで静止画領域のSNRが改善される。
【0049】このように、本実施例によれば、入力映像
信号にはないフィールドまたはフレーム間の動画像を、
動きに応じて補間して動画像の軌跡を描くことにより、
動き量の大きい入力映像信号に対しても理想的な動き分
析および特殊効果を得ることができ、さらに静止画領域
のSNRの改善がなされる特殊効果回路を提供すること
ができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、フィールドまたはフレ
ームでの動画領域を動きに応じて蓄積するための画像メ
モリ回路と、入力映像信号にはないフィールドまたはフ
レーム間の動画領域を動きに応じて補間するための画像
メモリ回路等と、静止画領域のSNR改善のための加算
回路および係数乗算回路を設け、それぞれの回路の出力
および入力信号を適切に選択する構成にしたので、速い
動きのある画像すなわち動き量の大きい入力映像信号に
おいて動画像の効果的な軌跡を描くことができ、充分な
動き分析および特殊効果を得ることができると共に、静
止画領域のSNR改善がなされる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による特殊効果回路の第1の実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1に示す動き検出回路のブロック図である。
【図3】図1に示す回路の動作を説明するための説明図
である。
【図4】本発明による特殊効果回路の第2の実施例を示
すブロック図である。
【図5】図4に示す動き検出回路のブロック図である。
【図6】図4に示す回路の動作を説明するための説明図
である。
【図7】従来の特殊効果回路のブロック図である。
【図8】図7に示す動き検出回路のブロック図である。
【符号の説明】
1,11 動き検出回路 2,5,12,13,14,22 画像メモリ回路 4,21 セレクタ 7,19,24 加算回路 3,6,15,16,23 メモリコントローラ 8,17,18,25 係数乗算回路 20 動き補正型内挿回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号の動きを検出して制御信号
    を出力する動き検出回路と、 1フィールド以上の映像信号を記憶する第1のメモリ回
    路と、 前記第1のメモリ回路を制御して映像信号を1フィール
    ド以上遅延させる第1のメモリコントローラと、 前記入力映像信号を1フィールド以上または1フィール
    ド以下記憶する第2のメモリ回路と、 前記動き検出回路からの制御信号によって動画領域を適
    切な位置で読み出し前記入力映像信号にはない動画領域
    を出力するように前記第2のメモリ回路を制御する第2
    のメモリコントローラと、 前記入力映像信号および前記第1のメモリ回路の出力を
    加算して所定の係数を乗算する加算回路および係数乗算
    回路と、 前記動き検出回路からの制御信号に基づいて前記入力映
    像信号、前記第1のメモリ回路の出力信号、前記第2の
    メモリ回路の出力信号または前記係数乗算回路の出力信
    号のいずれか1の信号を選択して前記第1のメモリ回路
    へ出力するセレクタと、を備えることを特徴とする特殊
    効果回路。
  2. 【請求項2】 入力映像信号の動きを検出して制御信号
    を出力する動き検出回路と、 1フィールド以上の映像信号を記憶する第1のメモリ回
    路と、 前記第1のメモリ回路を制御して映像信号を1フィール
    ド以上遅延させる第1のメモリコントローラと、 前記入力映像信号および前記第1のメモリ回路の出力を
    加算して所定の係数を乗算する加算回路および係数乗算
    回路と、 動き補正型内挿回路と、 前記動き検出回路からの制御信号に基づいて前記入力映
    像信号、前記第1のメモリ回路の出力信号、前記動き補
    正型内挿回路の出力信号または前記係数乗算回路の出力
    信号のいずれか1の信号を選択して前記第1のメモリ回
    路へ出力するセレクタと、を備えることを特徴とする特
    殊効果回路。
JP7013834A 1995-01-31 1995-01-31 特殊効果回路 Pending JPH08205028A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000149041A (ja) * 1998-11-10 2000-05-30 Toshiba Corp 動画像加工装置および方法および記憶媒体
US6771319B2 (en) * 2000-08-23 2004-08-03 Sony Corporation Method and apparatus for simultaneously displaying both moving and still pictures on a display

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JP2000149041A (ja) * 1998-11-10 2000-05-30 Toshiba Corp 動画像加工装置および方法および記憶媒体
US6771319B2 (en) * 2000-08-23 2004-08-03 Sony Corporation Method and apparatus for simultaneously displaying both moving and still pictures on a display

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