JP4418123B2 - 大断面トンネル用セグメントの接合構造 - Google Patents

大断面トンネル用セグメントの接合構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4418123B2
JP4418123B2 JP2001114454A JP2001114454A JP4418123B2 JP 4418123 B2 JP4418123 B2 JP 4418123B2 JP 2001114454 A JP2001114454 A JP 2001114454A JP 2001114454 A JP2001114454 A JP 2001114454A JP 4418123 B2 JP4418123 B2 JP 4418123B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
segment
joint
tunnel
tip
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001114454A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002309895A (ja
Inventor
昌弘 寺田
正人 三宅
径 豊島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2001114454A priority Critical patent/JP4418123B2/ja
Publication of JP2002309895A publication Critical patent/JP2002309895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4418123B2 publication Critical patent/JP4418123B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路トンネル等の大きな断面のトンネルの覆工構造をシールド工法で構築する場合において、コンクリート構体の天井壁をなす頂版および床面をなす底版の先端と、この大断面トンネル用セグメントとの接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、トンネルを走る高速道路などの分岐点にあっては、上り車線と下り車線あるいは、行き先が異なる複数車線など複数の道路が一旦トンネル内で合流し、しばらく両道路が併走した後、分流してそれぞれの方向に走行していく用に構築されている。このような道路トンネルの出入路分合流地点のトンネル断面は大断面とならざるを得ない。
【0003】
このような大断面トンネルは、従来開削工法で構築で構築されることが多い。一方、シールド工法は、これまで設計や施工技術の進歩により、様々な断面形状のトンネルや大断面のトンネル等が構築されている。しかし、複雑化し大型化した断面のトンネルを構築するにあたっては、次の工法、すなわち、▲1▼単に一本のシールドトンネルの直径を大径化する方法、▲2▼複数本のシールドトンネルを隣同士が一部重なり合うように平行に掘削し、各トンネル間を連通させることにより、横に長い大断面トンネルを構築する方法、▲3▼間隔をあけて複数本のシールドトンネルを掘削し、その後、両トンネル間を多数の支保工を用いて掘削し、天井部をフラットなセグメントを用いて構築して、両シールドトンネルと連通させることにより、横に長い大断面のトンネルを構築する方法がある。
【0004】
さらに、▲4▼として、図12に示す大断面の道路分岐部トンネルを構築する方法がある。これは、セグメント7を組んでセグメントリング7aを構築しトンネル内壁を構築しながら、間隔をあけて複数本のシールドトンネル6を地中4に掘削する。その後、両トンネル間を掘削し、セグメントリング7aの一部を切除すると共に、両シールドトンネル6間に略工字形のコンクリート構体11を構築し、さらに、コンクリート構体11の天井壁をなす頂版12と前記セグメントリング7aの切除部10の切除先端部10aを頂版または底版フランジ部コンクリートで接合一体化する。こうして、略工字形のコンクリート構体11の頂版12でトンネル天井部が構築され、垂直ウェブでトンネル仕切り壁1が構築され、その両側に上り車線(または内回り線)2aと下り車線(または外回り線)2bのある道路3が構築されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記▲4▼の方法を改良するものである。すなわち、▲4▼の従来工法では、略工字形のコンクリート構体11の頂版または底版12と、セグメントリング7aの切除先端部10aとの接合部が剛接合となるために接合部近傍のセグメントに大きな曲げモーメントが発生しセグメントの強度が不足するという問題があった。
【0006】
本発明は、前記の課題を解決した大断面トンネル用セグメントの接合構造と接合方法を提供することを目的とする。
【0007】
【問題を解決するための手段】
前記の従来の問題点を有利に解決するために、本発明は次のように構成する。
【0008】
第1の発明は、内壁面にセグメントが構築された複数本のシールドトンネルの間に、トンネル仕切り壁または外壁をなす垂直な壁または柱と、天井壁をなす頂版および床面をなす底版からなるコンクリート構体が構築されているとともに、セグメントリングにおける前記コンクリート構体と接する側が所定の範囲に渡って切除されていて、その切除先端部と前記頂版および底版を接合した大断面のトンネルにおいて、前記頂版および底版の先端に、前記接合部に作用するせん断力を受ける、あご部を設け、当該あご部のセグメント下部支持面に前記セグメントの切除先端部を載置すると共に、前記接合部に作用する圧縮軸力を伝達し、かつ、接合部の回転モーメントを緩衝するため、あご部のセグメント切除端縁当接部に埋設した緩衝部材に前記セグメントの切除先端面を当接し、頂版および底版に植設してあり、かつ緩衝部材を貫通するアンカー筋を前記セグメントの切除先端部における継手板に挿通させたうえ、アンカー筋の先端ねじ部に固定ナットを締結し、頂版および底版とセグメントの切除先端部を一体化したことを特徴とする。
【0009】
第2の発明は、第1の発明に記載のセグメントの切除先端部と前記コンクリート構体の頂版および底版との接合構造において、前記あご部のセグメント下部支持面を無くすることで、前記緩衝部材の前端当接面が頂版および底版における先端上部の外形面をなしており、頂版および底版に植設してあり、かつ緩衝部材を貫通するアンカー筋を前記セグメントの切除先端部における継手板に挿通させたうえ、アンカー筋の先端ねじ部に固定ナットを締結し、頂版および底版とセグメントの切除先端部を一体化したことを特徴とする。
【0010】
第3の発明は、第1または第2の発明において、セグメントの切除先端部と前記コンクリート構体の頂版および底版との接合構造に作用する曲げ力を緩衝するため、前記固定ナットをばね部材を介して継手板側に締結するように構成したことを特徴とする。
【0011】
第4の発明は、第1〜第3の何れか1項記載の発明において、前記緩衝部材がゴムなどの止水性弾性部材で構成されるされていることを特徴とする。
【0012】
【作用】
本発明によると、大断面トンネルにおいて、トンネル仕切り壁または外壁をなす垂直な壁または柱と、天井壁をなす頂版および床面をなす底版を具備したコンクリート構体と、セグメントリングの切除先端部との接合が、当該接合部に作用するせん断力を受けるあご部と、圧縮軸力を伝達し、かつ、接合部の回転を吸収する緩衝部材と、曲げ力のアンカー筋への伝達を吸収する当該アンカー筋に嵌合するねじ部材等の各部材の全部又は複数の組合せによりなるので、アンカー筋の先端ねじ部に固定ナットを締結することで、上方からの鉛直大荷重を最も受けるコンクリート構体の頂版の先端とセグメントとの接合部を強固に接合一体化できる。さらに、頂版および底版の先端にあご部を設け、ばね部材を介して固定ナットを締結することで頂版および底版先端とセグメントとの接合部強度は一層向上する。さらに、緩衝部材を止水性弾性部材で構成することにより接合部の止水性も完璧にできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、この発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0014】
図1〜図3は、本発明が実施される大断面トンネルの構築工程を3段階で示す断面説明図であり、図4〜図7、図8〜図11は、本発明の実施形態1、2として、前記大断面トンネルにおける略工字形のコンクリート構体と、シールドトンネルの内壁を構成する鋼製セグメントとの接合部を示す、各部拡大断面図である。
【0015】
図1〜図3において、図3は大断面トンネル9の完成状態示す。この大断面トンネル9は、トンネル内が中間仕切り壁1によって仕切られ、中間仕切り壁1の両側の一方を上り車線(または、内回り)2aとし、他方を下り車線(または、外回り)2bとした複数の道路3が併走する道路トンネルの出入路分合流地点を示している。
【0016】
各図によって、大断面トンネルの構築工程を説明する。図1に示すように、所定の間隔を置いて、地中4に2列の山止め壁5(一部を2点錯線で示す)が打設されていて、各山止め壁5を切除しながらシールド掘削機を掘進させることで、所定の間隔離れた位置に2列のシールドトンネル6が平行に構築される(第1の工程)。この場合、シールドトンネル6の中心と各山止め壁5が揃うように掘削する。また、各シールドトンネル6の内壁には鋼製セグメント7が構築されている(鋼製セグメント7の構造は後述する)。
【0017】
次に、図1に示すように、両シールドトンネル6の下端部を直線で結ぶ位置を掘削底面8として、この掘削底面8から上側で、かつ、両山止め壁5の内側を掘削する。このように掘削することで、両シールドトンネル6の鋼製セグメントリング7aの一部が地中から露出する。
【0018】
次に、このように露出した左右の鋼製セグメントリング7aの2点鎖線で示す一部を切除する(以下、これを切除部10という)。その後、図2に示すように、両鋼製セグメントリング7aの中間位置に断面略工字形で、トンネル長手方向に沿って所定の長さを有するコンクリート構体11を構築する。コンクリート構体11における垂直ウェブ部分は、トンネルの中間仕切り壁1となり、頂版12はトンネル中間部天井壁となるもので、前記鋼製セグメントリング7aにおける切除部10の上部切除先端部10aが頂版先端12aのあご部22に載置され、アンカー筋24等の連結部材を介して両部材が接合されている。底版13はトンネル中間部底版となるもので、前記鋼製セグメントリング7aにおける切除部10の下部切除先端部10bが底版先端のあご部22に載置され、アンカー筋24等の連結部材を介して両部材が接合されている。その後の工程で、道路3が構築され、さらにコンクリート構体11の上方部の掘削部は埋め戻される(図3参照)。
【0019】
前記のコンクリート構体11の頂版12の先端部12aと、鋼製セグメントリング7aの切除部10との接合構造及び接合工法が、本発明の主要部であるので、図4〜図11に示す各実施形態につき順に説明する。
【0020】
図4〜図7に示す実施形態1において、略図的に図示する鋼製セグメントリング7aにおける切除部10の上部切除先端部10aをコンクリート構体11の頂版12に載置するため、当該頂版12の先端12aには、セグメント下部支持面22aとセグメント切除端縁当接面22bが断面略L字形をなすように構成されたあご部22を設けてある。
【0021】
あご部22のセグメント下部支持面22aは、鋼製セグメントリング7aの上部切除先端部10aの下面が面接触して載置できるよう、若干傾斜した載置曲面に設けられている。また、セグメント切除端縁当接面22bは、頂版12に埋設した角形のゴムブロックからなる緩衝部材23の前面によって形成されると共に、前記当接面22bは、上部切除先端部10aの傾斜位置する継手板16が面接触できるよう、当該継手板16と同じ傾斜角に形成されている。
【0022】
頂版12の先端12aには、緩衝部材23を貫通するアンカー筋24が埋設されていて、アンカー筋24の基端は、頂版12のコンクリート26に埋設されたH形鋼などからなるアンカーフレーム25にボルト・ナット14でねじ結合されている。また、アンカー筋24の先端のねじ部には固定ナット27が締結される。
【0023】
一方、鋼製セグメントリング7aにおける鋼製セグメント7は、主桁15と、主桁15の両端に固着される継手板16と、両主桁15間に掛け渡される縦リブ19と、両主桁15の外端縁に固着されたスキンプレート20を鋼殻として構成されている。
【0024】
各鋼製セグメント7間は、各継手板16のボルト孔に連結ボルト17を挿通して結合される(図4に略図で示す)。鋼製セグメントリング7a間も略同様な公知の連結手段で連結される。従って、鋼製セグメントリング7aにおける切除部10は、図1に点線で示す位置に配置された各セグメントにおける継手板16のボルト孔から連結ボルト17を脱嵌し、当該点線位置の鋼製セグメント7をトンネル軸方向にわたって取り外すことで形成される。(図1参照)。
【0025】
前記の構成において、頂版12における、あご部22のセグメント下部支持面22aに鋼製セグメントリング7aの上部切除先端部10aの下面を載置すると共に、上部切除先端面である継手板16を緩衝部材23のセグメント切除端縁当接面22bに当接し、かつ当接面22bから突出するアンカー筋24を継手板16のボルト孔28に挿通し、アンカー筋24の先端のねじ部に固定ナット27を締結する。継手板16と固定ナット27の間において、アンカー筋24にはコイルばね、皿ばねなどのばね部材29が嵌合してあって、固定ナット27を締結することで、固定ナット自体の締結力に加えて、ばね部材29の弾発力により継手板16を緩衝部材23に一層強く押付けて、このようにアンカー筋24を介してコンクリート構体11と鋼製セグメントリング7aを強固に結合一体化できる。
【0026】
前記のコンクリート構体11と鋼製セグメントリング7aとの接合部には、矢印(イ)方向のせん断力と、矢印(ロ)方向の圧縮軸力と、矢印(ハ)方向の曲げ力が作用するが、あご部22のセグメント下部支持面22aに鋼製セグメントリング7aの上部切除先端部10aの下面が載っているので、矢印(イ)方向のせん断力に強固に抵抗できる。また、緩衝部材23と継手板16が面接触で圧接していることで、接合部は回転が可能となるので矢印(ハ)方向の曲げ力が小さくなり強固に抵抗できる。また、アンカー筋24にばね部材29を嵌合していることで、矢印(ハ)方向の曲げ力を吸収してアンカー筋24に曲げモーメント伝わらないように連結でき、アンカー筋24の補強を不要にできる。さらに、アンカー筋24に固定ナット27を締結し、緩衝部材23と継手板16を面接触で圧接させることで、緩衝部材23で矢印(ロ)方向の圧縮軸力を受けることができる。また、緩衝部材23がゴムなどの止水性弾性部材であることにより、コンクリート構体11と鋼製セグメントリング7aとの接合部における止水性も完璧になる。
【0027】
このように実施形態1によると、コンクリート構体11の頂版12と鋼製セグメントリング7aの上部切除先端部10aとの接合部が、あご部22、緩衝部材23、アンカー筋24、固定ナット27、ばね部材29等で構成されるので、上方からの鉛直大荷重を最も受ける頂版12の先端12aとセグメントリング7aとの接合部を強固に接合一体化でき、当該接合部の破壊や分断などの恐れをなくすことができる。
【0028】
図8〜図11は本発明の実施形態2を示す。各図において、実施形態1と同一要素には同一符号を付して重複説明を省略し、実施形態1と相違する点を中心に説明する。
【0029】
実施形態2は、あたかも、実施形態1におけるあご部22、つまり、セグメント下部支持面22aを無くしたごとき構成である。したがって、実施形態2では、緩衝部材23の前面、つまりセグメント切除端縁当接面22bが、頂版12における先端上部の外形面をなしている。そして、実施形態1と同様に、頂版12に埋設のアンカーフレーム25に固着されたアンカー筋24が、緩衝部材23を貫通していて先端のねじ部に固定ナット27が螺合されている。
【0030】
この実施形態2おいても、コンクリート構体11の頂版12と鋼製セグメントリング7aの上部切除先端部10aとの接合部が、緩衝部材23とアンカー筋24と固定ナット27とばね部材29等で構成されているので、上方からの鉛直大荷重を最も受ける頂版12の先端12aとセグメントリング7aとの接合部を強固に接合一体化でき、当該接合部の破壊や分断などの恐れをなくすことができ、かつ、接合部における止水性も完璧である。
【0031】
実施形態2の場合、実施形態1におけるような、鋼製セグメントリング7aの上部切除先端部10aを載置するあご部22が無いので、その分、実施形態1に比べて構造が簡略化される。反面、あご部22が無いだけ、実施形態1に比べて接合部に加わるせん断力に対して強度的に劣るが、そのために補強が必要な場合は、アンカー筋24の径を太くし、或いはアンカー筋24の本数を増やすことで対応できる。実施形態1、2の何れを適用するかは、本発明を実施する大断面トンネルの実施条件によって適宜選択するとよい。
【0032】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるので次のような効果を有している。
【0033】
本発明によると、大断面トンネルにおいて、トンネル仕切り壁をなす垂直ウェブと天井壁をなす頂版を具備したコンクリート構体と、セグメントリングの上部切除先端部との接合部構造を、頂版に埋設した緩衝部材にセグメントの切除先端部における継手板に当接し、頂版および底版に植設したアンカー筋を前記部材に挿通させ、アンカー筋先端のねじ部に固定ナットを締結して構成するので、上方からの鉛直大荷重を最も受けるコンクリート構体の頂版および底版の先端と鋼製セグメントとの接合部を、簡易な構成でかつ強固に接合一体化できる。さらに、頂版および底版の先端にあご部を設け、ばね部材を介して固定ナットを締結することで頂版および底版先端と鋼製セグメントとの接合部強度は一層向上する。さらに、緩衝部材をゴムなどの止水性弾性部材で構成することにより接合部の止水性も完璧にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される大断面トンネルの第1構築工程の断面説明図である。
【図2】本発明が実施される大断面トンネルの第2構築工程の断面説明図である。
【図3】本発明が実施される大断面トンネルの第3構築工程の断面説明図である。
【図4】実施形態1として、略工字形コンクリート構体の上フランジプレートと、シールドトンネルの内壁を構成する鋼製セグメントとの接合部構造を示す拡大断面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】図4のB−B断面図である。
【図7】図4のC−C断面図である。
【図8】実施形態2として、略工字形のコンクリート構体と、シールドトンネルの内壁を構成する鋼製セグメントとの接合部構造を示す拡大断面図である。
【図9】図8のD−D断面図である。
【図10】図8のE−E断面図である。
【図11】図8のF−F断面図である。
【図12】従来の大断面トンネルを示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 仕切り壁
2a 上り車線
2b 下り車線
3 道路
4 地中
5 山止め壁
6 シールドトンネル
7 鋼製セグメント
7a 鋼製セグメントリング
8 掘削底面
9 大断面トンネル
10 切除部
10a 上部切除先端部
10b 下部切除先端部
11 コンクリート構体
12 頂版
12a 頂版の先端
13 底版
14 ボルト・ナット
15 コンクリート
16 継手板
17 連結ボルト
18 主桁
19 縦リブ
20 スキンプレート
21 フランジ端部位置
22 あご部
22a セグメント下部支持面
22b セグメント切除端縁当接部
23 緩衝部材
24 アンカー筋
25 アンカーフレーム
26 コンクリート
27 固定ナット
28 ボルト孔
29 ばね部材

Claims (4)

  1. シールドトンネルの壁面を構成するセグメントの一部を取外し、シールドトンネルの外側に鉄筋コンクリートまたは鉄筋鉄骨コンクリート製などのトンネル仕切り壁または外壁をなす垂直な壁または柱と、天井壁をなす頂版および床面をなす底版とからなるコンクリート構体が構築されているとともに、セグメントリングにおける前記コンクリート構体と接する側が所定の範囲に渡って切除されていて、シールドトンネルの残置された部分と前記コンクリート構体を接合して構成される大断面のトンネルにおいて、
    前記、天井壁をなす頂版および床面をなす底版の先端に、前記接合部に作用するせん断力を受ける、あご部を設け、当該あご部のセグメント下部支持面に前記セグメントの切除先端部を載置すると共に、前記接合部に作用する圧縮軸力を伝達し、かつ、接合部の回転モーメントを緩衝するため、あご部におけるセグメント切除端縁当接部に埋設した緩衝部材に前記セグメントの切除先端面を当接し、頂版および底版に植設してあり、かつ緩衝部材を貫通するアンカー筋を前記セグメントの切除先端部における継手板に挿通させたうえ、アンカー筋の先端ねじ部に固定ナットを締結し、頂版および底版とセグメントの切除先端部を一体化したことを特徴とする大断面トンネル用セグメントの接合構造。
  2. 請求項1記載のセグメントの切除先端部と前記コンクリート構体の頂版および底版との接合構造において、前記あご部のセグメント下部支持面を無くすることで、前記緩衝部材の前端当接面が頂版および底版における先端上部の外形面をなしており、頂版および底版に植設してあり、かつ緩衝部材を貫通するアンカー筋を前記セグメントの切除先端部における継手板に挿通させたうえ、アンカー筋の先端ねじ部に固定ナットを締結し、頂版および底版とセグメントの切除先端部を一体化したことを特徴とする大断面トンネル用セグメントの接合構造。
  3. セグメントの切除先端部と前記コンクリート構体の頂版および底版との接合構造に作用する曲げ力を緩衝するため、前記固定ナットをばね部材を介して継手板側に締結するように構成したことを特徴とする請求項1または2記載の大断面トンネル用セグメントの接合構造。
  4. 前記緩衝部材は、ゴムなどの止水性弾性部材で構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の大断面トンネル用セグメントの接合構造。
JP2001114454A 2001-04-12 2001-04-12 大断面トンネル用セグメントの接合構造 Expired - Fee Related JP4418123B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001114454A JP4418123B2 (ja) 2001-04-12 2001-04-12 大断面トンネル用セグメントの接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001114454A JP4418123B2 (ja) 2001-04-12 2001-04-12 大断面トンネル用セグメントの接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002309895A JP2002309895A (ja) 2002-10-23
JP4418123B2 true JP4418123B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=18965521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001114454A Expired - Fee Related JP4418123B2 (ja) 2001-04-12 2001-04-12 大断面トンネル用セグメントの接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4418123B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5005604B2 (ja) * 2008-04-04 2012-08-22 新日本製鐵株式会社 トンネル構造物
JP5548146B2 (ja) * 2011-02-04 2014-07-16 大成建設株式会社 セグメントリング目地構造および地下構造物
CN108590757A (zh) * 2018-06-20 2018-09-28 彭健 一种捷装装置及其安装方法
CN112796786A (zh) * 2021-01-28 2021-05-14 中国建筑第四工程局有限公司 一种用于水工盾构建筑结构加强固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002309895A (ja) 2002-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105756685B (zh) 一种管片衬砌加强型联合支护结构
JP4418123B2 (ja) 大断面トンネル用セグメントの接合構造
CN109578011B (zh) 一种市政隧道内的支护结构及其施工方法
JP2014118762A (ja) 連接軌道ブロック、及び、連接軌道ブロック支持用工事桁の架設方法
JP3096652B2 (ja) 拡幅トンネル及び非常駐車帯の構築方法
JP3908978B2 (ja) 大断面トンネル用セグメントの接合部構造及び接合部構築方法
KR101609760B1 (ko) 경사지용 옹벽을 이용한 확장 인도 시공방법
JPH06136723A (ja) アーチ型シェルター
KR200199750Y1 (ko) 포스트용지지구조체
JP4597013B2 (ja) シールドトンネルの接合部施工方法
JP4141321B2 (ja) シールドトンネルの合流部の構築方法
CN111236242B (zh) 一种贝雷梁抗扭基坑水下开挖平台
CN219733400U (zh) 一种托顶煤巷道桁架支护系统
JP4006689B2 (ja) ソイルセメント柱列壁を利用した地下ピットおよびソイルセメント柱列壁用芯材
KR20190096652A (ko) 패널형 지중 압입 터널 구조체
JP2002089194A (ja) アーチトンネル用湾曲版据付構造
JPH0330476Y2 (ja)
JP2011080310A (ja) トンネルの構築方法
JP2019127728A (ja) シールドトンネルと支保工の仮設構造
CN212454463U (zh) 一种适用于风化岩区域隧道施工的支护结构
JP4059751B2 (ja) トンネル覆工内面保護・補強用のセグメント及びトンネル覆工内面保護・補強構造
JPS624618Y2 (ja)
JP4457536B2 (ja) 鋼製セグメントの継手構造
JPH03212599A (ja) セグメント
JP4191536B2 (ja) シールドトンネルの合流部の構築方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091127

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4418123

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees