JP4417983B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
前面枠には、例えば、光による演出を行うためのランプ基板や、音による演出を行うためのスピーカなどを含む、数多くの部材が配設されている。
一方で、前面枠の大きさは概ね決まっていて、上記各部材を配置可能なスペースも限られていることから、上記部材の多くは前後に重なり合う状態で前面枠に取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
このため、ランプ基板を取り外すには、大変手間と時間がかかり、それがランプ基板の交換やリサイクルを困難なものとしていた。
各種部材が組み付けられるベース部材に、リールの可変表示を行う可変表示部を視認可能とする表示パネルと、該表示パネルの周縁部を保持する前面カバー部材と、該前面カバー部材の発光源となるランプを実装したランプ基板を有する装飾部材と、スピーカと、を備えて前面枠を構成し、該前面枠を本体枠の一側方に回動可能に軸支した遊技機において、
前記前面枠の裏面側には、
当該前面枠への取付部となる取付板を有し、かつ、前記前面枠を本体枠の一側で回動自在に支持する蝶番装置を一方の側部に備えるとともに、
当該前面枠への取付部となる取付板を有し、かつ、前記前面枠を閉止状態で維持可能な施錠装置を他方の側部に備え、
前記前面カバー部材は、前方に膨出した膨出形状をなし、
前記ベース部材の上側両隅部に、前記スピーカが前方を臨む状態で配設し、該スピーカが配設されたベース部材に、前面から前記前面カバー部材を取り付けることで、前記ベース部材と前記前面カバー部材との間であって前記スピーカの前方に前記装飾部材を収納する収納部を形成し、
前記収納部は、前記前面枠の側部に開口部を有し、
前記装飾部材は、前記ベース部材に形成された装飾部材止着部により該ベース部材に止着され、
前記収納部の開口部を閉塞して前記前面枠の外壁面を構成する壁部と、
前記ランプ基板を取付可能な基板取付部と、を備え、
前記基板取付部は、前記壁部と略垂直な板状の起立面を有し、
前記起立面の前面側には、前記ランプ基板を取り付けるための第1取付支柱を立設する一方、前記起立面の裏面側には、前記装飾部材を前記ベース部材に取り付けるための第2取付支柱を立設し、
前記装飾部材止着部は、
前後方向に貫通する貫通穴を有する止着片と、
前記止着片の周縁から前方に向けて突設され、前記基板取付部の第2取付支柱を位置決めする位置決め壁と、を備え、
前記収納部の開口部から前記装飾部材を挿入し、該収納部の開口部周縁に形成した窪みに、前記装飾部材の壁部を嵌入させるとともに、前記基板取付部の第2取付支柱を位置決め壁に嵌合させ、
前記取付板に設けた止着部材挿通孔を介して、前記止着片の貫通穴と前記第2取付支柱の止着穴に、前記止着部材を通すことにより前記装飾部材を前記ベース部材に止着するようにしたことを特徴とする。
従って、ランプ基板の着脱が容易となる。よって、例えば、ランプ基板にランプ切れ等の故障が発生した場合には、ランプ基板の交換作業が容易となり、ランプ基板をリサイクルする場合には、ランプ基板の分離回収作業が容易となる。
また、収納部の開口部周縁に形成した窪みに、装飾部材の壁部を嵌入させると共に、基板取付部の第2取付支柱を位置決め壁に嵌合させ、止着片の貫通穴と第2取付支柱の止着穴に、止着部材を通すことにより、装飾部材をベース部材に止着するようにしたので、装飾部材が有するランプ基板の着脱が容易となる。
また、取付板を止着片の背部に配設し、止着部材を取付板に設けた止着部材挿通孔を介して、前面枠の裏面側から取り外し可能としたので、装飾部材を取り外す際に、取付板を取り外す手間を省くことができる。即ち、前面枠の裏面側から止着部材を取り外すことによって、前面枠の側部から、収納部に収納されている装飾部材が有するランプ基板を取り出すことができる。
また、壁部は、透光性を有する壁部と、遮光性を有する壁部の何れとしても良い。例えば、透光性を有する壁部であれば、ランプ基板のランプにより壁部を発光させることが可能となり、一方、遮光性を有する壁部であれば、該壁部で収納部内を視認不能に遮蔽することが可能となる。
従って、ランプ基板の着脱が容易となる。よって、例えば、ランプ基板にランプ切れ等の故障が発生した場合には、ランプ基板の交換作業が容易となり、ランプ基板をリサイクルする場合には、ランプ基板の分離回収作業が容易となる。
また、収納部の開口部周縁に形成した窪みに、装飾部材の壁部を嵌入させると共に、基板取付部の第2取付支柱を位置決め壁に嵌合させ、止着片の貫通穴と第2取付支柱の止着穴に、止着部材を通すことにより、装飾部材をベース部材に止着するようにしたので、装飾部材が有するランプ基板の着脱が容易となる。
また、取付板を止着片の背部に配設し、止着部材を取付板に設けた止着部材挿通孔を介して、前面枠の裏面側から取り外し可能としたので、装飾部材を取り外す際に、取付板を取り外す手間を省くことができる。即ち、前面枠の裏面側から止着部材を取り外すことによって、前面枠の側部から、収納部に収納されている装飾部材が有するランプ基板を取り出すことができる。
図1は、本発明に係る遊技機の一形態として例示するパチスロ遊技機の正面図である。図2は、図1のパチスロ遊技機の右側面図である。
各リール4a、4b、4cは、コインを賭けた(ベットした)状態でスタートレバー6(後述)が押圧されて所定時間経過するか、或いは対応するストップボタン7a、7b、7c(後述)の押圧により順次停止するようになっており、各リール4a、4b、4cが停止した状態において、リール表示窓部4を通して視認可能な可変表示部4Aにおける表示結果が予め定められた特定の表示結果態様となった場合(例えば、有効ライン上の図柄が揃った場合など)に、遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば、ボーナスゲームなど)が発生し、該特定遊技状態の発生に関連して、所要数のコインが遊技者に対して付与される(払出装置よりコインが払い出されるか、或いはクレジットとして記憶される)ようになっている。
即ち、上部ベース部材60Aの前面側には、図4に示すように、表示パネル3を収容するための凹状のパネル収容部3aが設けられ、このパネル収容部3aには、前述したリール表示窓部4と対応する位置に矩形状の開口部4dが設けられている。さらに、払出枚数表示部8、遊技進行表示部11、クレジット枚数表示部12、ベット枚数表示部25、遊技状態表示部26などの各表示部と対応する位置には、開口部74a、75a、76aがそれぞれ設けられ、上部ベース部材60Aの背部には、それら開口部74a、75a、76aを介して前方を臨む状態で、表示用LED基板74、75、76がそれぞれ取り付けられている。
また、パネル収容部3aの上部には、開口部4eを閉塞する状態で、上部ベース部材60Aの裏面側から演出表示ユニット70が取り付けられている。この演出表示ユニット70には、前述した演出表示部5を構成する表示器5aや、表示パネル3の発光源となるランプ基板5b,5bなどが配設され、表示器5aの背部には、各種電気部品(例えば、ランプ基板51,51、スピーカ77,77など)から延びる信号線を中継する中継基板78(図3)が配設されている。
また、上部ベース部材60Aの上側両側部には、装飾部材止着部85,85がそれぞれ設けられ、該装飾部材止着部85,85には、本発明に係る装飾部材50が取り付けられている。これら装飾部材止着部85及び装飾部材50については、後で詳細に説明する。
また、上部ベース部材60Aには、上記開口部80Aと対応する位置に、前方に突出する突条87が形成され、前面カバー部材66には、上記開口部80Aと対応する位置に、段部66aが形成されている。これら突条87と段部66aにより、開口部80A周縁には、装飾部材50の壁部53(後述)を嵌入可能な窪み80Bが形成されている。
この壁部53の内壁面には、図5に示すように、遊技機の中心方向に向けて、基板取付部52が突設されている。壁部53と基板取付部52とは、合成樹脂により一体成形されている。
ランプ基板51には、その前面側に複数のランプ51a,…が実装されている。また、ランプ基板51には、信号線51dを裏面側に通すための配線挿通部51cや、当該ランプ基板51を基板取付部52に取り付けるための取付穴51b(図7)などが設けられている。
取付支柱55は、図7に示すように、軸線が共通で外径の異なる大小の円柱を大きい方を下にして上下に組み合わせた形状の2段ボスとされ、その上段部55aの外径は、ランプ基板51の取付穴51bの内径より小さく、一方、下段部55bの外径は、ランプ基板51の取付穴51bの内径より大きく設定されている。また、取付支柱55の上段部55aの高さは、ランプ基板51の厚さより大きく設定されている。
即ち、ランプ基板51を基板取付部52に取り付けた状態において、図7に示すように、取付支柱55の上段部55aの外周面とランプ基板51の取付穴51bの内周面との間には、遊びt1が形成されるとともに、止着部材54のフランジ部54bの下面とランプ基板51の上面との間には、遊びt2が形成されるようになっている。
従って、例えば、基板取付部52に衝撃が加わったとしてもその衝撃が上記遊びt1、t2により吸収されて、ランプ基板51の破損やランプ切れ等が防止されることとなる。
また、両装飾部材止着部85の間には、図4に示すように、ランプ基板51より延びる信号線51dを通すための配線挿通孔86が形成されている。
その後、取付支柱56が開口部80Aを通過する少し手前で、装飾部材50を前方にスライドさせて、取付支柱56を位置決め壁85bに、壁部53を開口部80A周縁の窪み80Bに、それぞれ位置合わせした後、さらにランプ基板51を前進させることにより、取付支柱56を位置決め壁85bに、壁部53を窪み80Bに、それぞれ嵌合させる。
しかる後、開口部34a、41a、31a、89を介して前面枠2の裏面側から、止着部材88を、止着片85aの貫通穴、取付支柱56の止着穴56aの順に通すことにより、装飾部材50を上部ベース部材60Aに止着する。また、上部ベース部材60Aの裏面側に導出させた信号線51dを、表示器5a背部の中継基板78に接続する。これにより、装飾部材50が上部ベース部材60Aに取り付けられた状態となる。
そして、ランプ51a,…が前面カバー部材66に衝突しないように、装飾部材50を前後にスライド或いは傾倒させながら、開口部80Aからランプ基板51を引き出す。これにより、装飾部材50を前面枠2から取り外すことができる。
即ち、前面枠2の裏面側から止着部材88を取り外すことによって、前面枠2の側部から、収納部80に収納されているランプ基板51を取り出すことができる。
従って、ランプ基板51の着脱が容易となる。よって、例えば、ランプ基板51にランプ切れ等の故障が発生した場合には、ランプ基板51の交換作業が容易となり、ランプ基板51をリサイクルする場合には、ランプ基板51の分離回収作業が容易となる。
従って、遊技機の設置されている島に対して垂直な通路から、その島に設置されている遊技機の種類を識別することが可能となる。よって、遊技機の正面からだけでなく、遊技機の設置されている島に対して垂直な通路からも、当該パチンコ遊技機100を遊技者に対してアピールすることが可能となる。
また、この実施の形態では、止着部材54のフランジ部54bの下面とランプ基板51の上面との間に遊びt2を設けるようにしたが、例えば、止着部材54のフランジ部54bの下面とランプ基板51の上面との間にゴム等の緩衝部材を挟むようにしてもよい。この場合、緩衝部材によりランプ基板51に伝わる衝撃を吸収することができ、加えてランプ基板51の振動を防止することもできる。
また、ランプ基板51に実装されるランプ51aとしては、例えば、白熱灯、蛍光管、LEDなど、電力を利用して発光するものであれば、どのようなタイプのランプであってもよい。
また、この実施の形態では、装飾部材50を収納する収納部として、前面枠2の側部上側に開口部80Aを有する収納部80を例示したが、例えば、前面枠2の側部下側や、側部中央などに開口部を有する収納部であってもよい。
この第1の変形例では、図8に示すように、スピーカ77と重なり合う部分を避けた状態で、ランプ基板151にランプ51a,…が実装されている。この第1の変形例によれば、スピーカ77の出力音により生じる振動がランプ51a,…に伝わり難くなる。従って、スピーカ77による振動によってランプ切れが生じることを減少させることができる。
この第2の変形例では、図9に示すように、ランプ基板152に複数の貫通穴152a,…が設けられている。これら貫通穴152a,…は、スピーカ77と前後に重なり合う部分に配置されている。この第2の変形例によれば、スピーカ77から出力される音が、複数の貫通穴152a,…を通って、ランプ基板152より先に伝搬されることとなる。従って、スピーカ77から出力される音が遊技者側に伝わり易くなる。
この第3の変形例では、図10に示すように、ランプ基板153に切欠部153aを設け、該切欠部153aを介して前方を臨む状態でスピーカ77を配設している。この第3の変形例によれば、スピーカ77の出力音により生じる振動がランプ51a,…に伝わり難くなる。従って、スピーカ77による振動によってランプ切れが生じることを減少させることができる。
また、スピーカ77から出力される音がランプ基板153に遮られることがなくなり、スピーカ77から出力される音が遊技者側に伝わり易くなる。
従って、ランプ基板の着脱が容易となる。例えば、ランプ基板にランプ切れ等の故障が発生した場合には、ランプ基板の交換作業が容易となり、ランプ基板をリサイクルする場合には、ランプ基板の分離回収作業が容易となる。
また、スピーカの出力音により生じる振動がランプに伝わり難くなる。従って、スピーカによる振動によってランプ切れが生じることを減少させることができる。
また、スピーカから出力される音が、複数の貫通穴を通って、ランプ基板より先に伝搬されることとなる。従って、スピーカから出力される音が遊技者側に伝わり易くなる。
また、スピーカから出力される音がランプ基板に遮られることがなくなり、スピーカから出力される音が遊技者側に伝わり易くなる。
また、当該遊技機の種類を側面から識別可能となる。
従って、遊技機の設置されている島に対して垂直な通路から、その島に設置されている遊技機の種類を識別することが可能となる。よって、遊技機の正面からだけでなく、遊技機の設置されている島に対して垂直な通路からも、当該遊技機を遊技者に対してアピールすることが可能となる。
2 前面枠
50 装飾部材
51 ランプ基板
51a ランプ
52 基板取付部
53 壁部
60A 上部ベース部材
66 前面カバー部材
77 スピーカ
80 収納部
80A 開口部
85 装飾部材止着部
88 止着部材
90 識別情報
100 パチスロ遊技機(遊技機)
151、152、153 ランプ基板
152a 貫通孔
153a 切欠部
Claims (1)
- 各種部材が組み付けられるベース部材に、リールの可変表示を行う可変表示部を視認可能とする表示パネルと、該表示パネルの周縁部を保持する前面カバー部材と、該前面カバー部材の発光源となるランプを実装したランプ基板を有する装飾部材と、スピーカと、を備えて前面枠を構成し、該前面枠を本体枠の一側方に回動可能に軸支した遊技機において、
前記前面枠の裏面側には、
当該前面枠への取付部となる取付板を有し、かつ、前記前面枠を本体枠の一側で回動自在に支持する蝶番装置を一方の側部に備えるとともに、
当該前面枠への取付部となる取付板を有し、かつ、前記前面枠を閉止状態で維持可能な施錠装置を他方の側部に備え、
前記前面カバー部材は、前方に膨出した膨出形状をなし、
前記ベース部材の上側両隅部に、前記スピーカが前方を臨む状態で配設し、該スピーカが配設されたベース部材に、前面から前記前面カバー部材を取り付けることで、前記ベース部材と前記前面カバー部材との間であって前記スピーカの前方に前記装飾部材を収納する収納部を形成し、
前記収納部は、前記前面枠の側部に開口部を有し、
前記装飾部材は、前記ベース部材に形成された装飾部材止着部により該ベース部材に止着され、
前記収納部の開口部を閉塞して前記前面枠の外壁面を構成する壁部と、
前記ランプ基板を取付可能な基板取付部と、を備え、
前記基板取付部は、前記壁部と略垂直な板状の起立面を有し、
前記起立面の前面側には、前記ランプ基板を取り付けるための第1取付支柱を立設する一方、前記起立面の裏面側には、前記装飾部材を前記ベース部材に取り付けるための第2取付支柱を立設し、
前記装飾部材止着部は、
前後方向に貫通する貫通穴を有する止着片と、
前記止着片の周縁から前方に向けて突設され、前記基板取付部の第2取付支柱を位置決めする位置決め壁と、を備え、
前記収納部の開口部から前記装飾部材を挿入し、該収納部の開口部周縁に形成した窪みに、前記装飾部材の壁部を嵌入させるとともに、前記基板取付部の第2取付支柱を位置決め壁に嵌合させ、
前記取付板に設けた止着部材挿通孔を介して、前記止着片の貫通穴と前記第2取付支柱の止着穴に、前記止着部材を通すことにより前記装飾部材を前記ベース部材に止着するようにしたことを特徴とする遊技機。
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2007
- 2007-06-28 JP JP2007170375A patent/JP4417983B2/ja not_active Expired - Fee Related
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