JP4417983B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、本体枠の一側方に回動可能に軸支された前面枠を備える遊技機に関する。
一般に、パチスロ遊技機等の遊技機には、本体枠に対して回動自在な状態で前面枠が取り付けられている。
前面枠には、例えば、光による演出を行うためのランプ基板や、音による演出を行うためのスピーカなどを含む、数多くの部材が配設されている。
一方で、前面枠の大きさは概ね決まっていて、上記各部材を配置可能なスペースも限られていることから、上記部材の多くは前後に重なり合う状態で前面枠に取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−197755号公報
しかしながら、上記従来の遊技機では、多くの部材が前後に重なり合う状態で前面枠に取り付けられていたため、例えば、前面枠の比較的前側に配置されるランプ基板にランプ切れ等の故障が発生して、ランプ基板を交換する場合などには、ランプ基板の着脱に障害となる他の部材(例えば、ランプ基板の背部に配置される部材)を一旦取り外さなければならないという煩わしさがあった。
このため、ランプ基板を取り外すには、大変手間と時間がかかり、それがランプ基板の交換やリサイクルを困難なものとしていた。
本発明は、上記実情に鑑みなされたもので、ランプ基板の着脱が容易な遊技機を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
各種部材が組み付けられるベース部材に、リールの可変表示を行う可変表示部を視認可能とする表示パネルと、該表示パネルの周縁部を保持する前面カバー部材と、該前面カバー部材の発光源となるランプを実装したランプ基板を有する装飾部材と、スピーカと、を備えて前面枠を構成し、該前面枠を本体枠の一側方に回動可能に軸支した遊技機において、
前記前面枠の裏面側には、
当該前面枠への取付部となる取付板を有し、かつ、前記前面枠を本体枠の一側で回動自在に支持する蝶番装置を一方の側部に備えるとともに、
当該前面枠への取付部となる取付板を有し、かつ、前記前面枠を閉止状態で維持可能な施錠装置を他方の側部に備え、
前記前面カバー部材は、前方に膨出した膨出形状をなし、
前記ベース部材の上側両隅部に、前記スピーカが前方を臨む状態で配設し、該スピーカが配設されたベース部材に、前面から前記前面カバー部材を取り付けることで、前記ベース部材と前記前面カバー部材との間であって前記スピーカの前方に前記装飾部材を収納する収納部を形成し、
前記収納部は、前記前面枠の側部に開口部を有し、
前記装飾部材は、前記ベース部材に形成された装飾部材止着部により該ベース部材に止着され、
前記収納部の開口部を閉塞して前記前面枠の外壁面を構成する壁部と、
前記ランプ基板を取付可能な基板取付部と、を備え、
前記基板取付部は、前記壁部と略垂直な板状の起立面を有し、
前記起立面の前面側には、前記ランプ基板を取り付けるための第1取付支柱を立設する一方、前記起立面の裏面側には、前記装飾部材を前記ベース部材に取り付けるための第2取付支柱を立設し、
前記装飾部材止着部は、
前後方向に貫通する貫通穴を有する止着片と、
前記止着片の周縁から前方に向けて突設され、前記基板取付部の第2取付支柱を位置決めする位置決め壁と、を備え、
前記収納部の開口部から前記装飾部材を挿入し、該収納部の開口部周縁に形成した窪みに、前記装飾部材の壁部を嵌入させるとともに、前記基板取付部の第2取付支柱を位置決め壁に嵌合させ、
前記取付板に設けた止着部材挿通孔を介して、前記止着片の貫通穴と前記第2取付支柱の止着穴に、前記止着部材を通すことにより前記装飾部材を前記ベース部材に止着するようにしたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ランプ基板を有する装飾部材を収納部の開口部から挿入し、ベース部材に設けた装飾部材止着部に前面枠の裏面側から止着部材を取り外し可能に止着して、装飾部材をベース部材に取り付けるようにしたので、前面枠の裏面側から止着部材を取り外すことによって、前面枠の側部から、収納部に収納されている装飾部材が有するランプ基板を取り出すことができる。
従って、ランプ基板の着脱が容易となる。よって、例えば、ランプ基板にランプ切れ等の故障が発生した場合には、ランプ基板の交換作業が容易となり、ランプ基板をリサイクルする場合には、ランプ基板の分離回収作業が容易となる。
また、収納部の開口部周縁に形成した窪みに、装飾部材の壁部を嵌入させると共に、基板取付部の第2取付支柱を位置決め壁に嵌合させ、止着片の貫通穴と第2取付支柱の止着穴に、止着部材を通すことにより、装飾部材をベース部材に止着するようにしたので、装飾部材が有するランプ基板の着脱が容易となる。
また、取付板を止着片の背部に配設し、止着部材を取付板に設けた止着部材挿通孔を介して、前面枠の裏面側から取り外し可能としたので、装飾部材を取り外す際に、取付板を取り外す手間を省くことができる。即ち、前面枠の裏面側から止着部材を取り外すことによって、前面枠の側部から、収納部に収納されている装飾部材が有するランプ基板を取り出すことができる。
ここで、遊技機には、例えば、パチスロ遊技機或いはスロットマシーンなど、遊技媒体にコインを用いる遊技機が含まれる他、例えば、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機など、遊技媒体に球を用いる弾球遊技機も含まれる。
また、壁部は、透光性を有する壁部と、遮光性を有する壁部の何れとしても良い。例えば、透光性を有する壁部であれば、ランプ基板のランプにより壁部を発光させることが可能となり、一方、遮光性を有する壁部であれば、該壁部で収納部内を視認不能に遮蔽することが可能となる。
本発明によれば、ランプ基板を有する装飾部材を収納部の開口部から挿入し、ベース部材に設けた装飾部材止着部に前面枠の裏面側から止着部材を取り外し可能に止着して、装飾部材をベース部材に取り付けるようにしたので、前面枠の裏面側から止着部材を取り外すことによって、前面枠の側部から、収納部に収納されている装飾部材が有するランプ基板を取り出すことができる。
従って、ランプ基板の着脱が容易となる。よって、例えば、ランプ基板にランプ切れ等の故障が発生した場合には、ランプ基板の交換作業が容易となり、ランプ基板をリサイクルする場合には、ランプ基板の分離回収作業が容易となる。
また、収納部の開口部周縁に形成した窪みに、装飾部材の壁部を嵌入させると共に、基板取付部の第2取付支柱を位置決め壁に嵌合させ、止着片の貫通穴と第2取付支柱の止着穴に、止着部材を通すことにより、装飾部材をベース部材に止着するようにしたので、装飾部材が有するランプ基板の着脱が容易となる。
また、取付板を止着片の背部に配設し、止着部材を取付板に設けた止着部材挿通孔を介して、前面枠の裏面側から取り外し可能としたので、装飾部材を取り外す際に、取付板を取り外す手間を省くことができる。即ち、前面枠の裏面側から止着部材を取り外すことによって、前面枠の側部から、収納部に収納されている装飾部材が有するランプ基板を取り出すことができる。
以下、この発明の実施の形態について、図1〜図10の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る遊技機の一形態として例示するパチスロ遊技機の正面図である。図2は、図1のパチスロ遊技機の右側面図である。
この実施の形態のパチスロ遊技機100は、遊技媒体にコインを用いた遊技機であって、その本体枠1には、前面枠2が左端を軸心として片開き形式に開閉自在に取り付けられている。
前面枠2の上半部には、図1に示すように、表示パネル3が取り付けられている。この表示パネル3の背部には、3個のリール4a、4b、4cが回転自在な状態で配置されており、表示パネル3のほぼ中央には、各リール4a、4b、4cの外周面に表記されている図柄を3個ずつ視認可能とする透明なリール表示窓部4が設けられている。
各リール4a、4b、4cは、コインを賭けた(ベットした)状態でスタートレバー6(後述)が押圧されて所定時間経過するか、或いは対応するストップボタン7a、7b、7c(後述)の押圧により順次停止するようになっており、各リール4a、4b、4cが停止した状態において、リール表示窓部4を通して視認可能な可変表示部4Aにおける表示結果が予め定められた特定の表示結果態様となった場合(例えば、有効ライン上の図柄が揃った場合など)に、遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば、ボーナスゲームなど)が発生し、該特定遊技状態の発生に関連して、所要数のコインが遊技者に対して付与される(払出装置よりコインが払い出されるか、或いはクレジットとして記憶される)ようになっている。
表示パネル3の上部には、図1に示すように、可変表示部4Aにおける可変表示に関連して所定の演出表示を行う演出表示部5が設けられている。一方、表示パネル3の下部には、コインの払出枚数を表示する払出枚数表示部8、遊技の進行に関する表示を行う遊技進行表示部11、コインのクレジット枚数を表示するクレジット枚数表示部12等が設けられている。表示パネル3の右側には、遊技状態に関する表示を行う遊技状態表示部26が設けられ、表示パネル3の左側には、コインのベット枚数を表示するベット枚数表示部25が設けられている。
表示パネル3の周囲には、前方に膨出する膨出形状の前面カバー部材65,65、66が装着され、これら前面カバー部材65,65、66の中、透光性を有する前面カバー部材66の背部には、前面カバー部材66の発光源となるランプを実装したランプ基板73、51,51(図4)や、スピーカ77,77(図4)などが配設されている。
前面枠2中央の傾斜面22には、ベットするコインを投入するコイン投入口15、コインのベット枚数(賭け枚数)を押圧回数によって設定可能な1ベットボタン10、コインのベット枚数を限度枚数(例えば、3枚)に設定可能なマックスベットボタン9が配設されている。即ち、コイン投入口15より所要数のコインを投入した状態或いは所要数のコインがクレジットされている状態で、1ベットボタン10或いはマックスベットボタン9を押圧することで、コインのベット枚数を設定することができ、このベット枚数に応じて有効ライン(有効な表示ライン)のパターンを設定することができる。
前面枠2の下半部には、矩形状の化粧パネル19が設けられ、この化粧パネル19の上方には、クレジットされたコインを返却するためのコイン返却スイッチ18、可変表示部4Aにおける可変表示を開始する(つまり、各リール4a、4b、4cの回転を開始する)ためのスタートレバー6、各々のリール4a、4b、4cの回転を停止させるためのストップボタン7a、7b、7c、施錠装置40(後述)の鍵穴40a等が設けられている。また、化粧パネル19の下方には、本体枠1に設置された払出装置(図示省略)より払い出されたコインを貯留可能な受皿23や、灰皿21などが設けられている。
図3は、前面枠の背面図である。
前面枠2の背部には、図3に示すように、コイン投入口15より投入されたコインを払出装置に流下案内すると共にコイン投入口15より投入されたコインが詰まった場合にコインの詰まりを解消してコインを受皿23へと返却可能な返却機構16が設置され、この返却機構16の下方には、返却機構16より排出されたコインや払出装置から払い出されたコインを受皿23へと流下案内する誘導樋24が設けられている。
前面枠2裏面側の一方の側部には、前面枠2を閉止状態で維持可能な施錠装置40が取り付けられ、他方の側部には、前面枠2を本体枠1の一側で回動自在に支持する蝶番装置30が取り付けられている。蝶番装置30と施錠装置40の各々は、前面枠2への取付部となる取付板31、41を備え、これら取付板31、41は、各々の上端部にて連結板34を介して相互に連結されている。
図4は前面枠上半部の分解斜視図である。
前面枠2は、上下のベース部材60A、60Bを結合してなる取付ベース部材60(図2参照)に、各種部材を組み付けて構成されている。
即ち、上部ベース部材60Aの前面側には、図4に示すように、表示パネル3を収容するための凹状のパネル収容部3aが設けられ、このパネル収容部3aには、前述したリール表示窓部4と対応する位置に矩形状の開口部4dが設けられている。さらに、払出枚数表示部8、遊技進行表示部11、クレジット枚数表示部12、ベット枚数表示部25、遊技状態表示部26などの各表示部と対応する位置には、開口部74a、75a、76aがそれぞれ設けられ、上部ベース部材60Aの背部には、それら開口部74a、75a、76aを介して前方を臨む状態で、表示用LED基板74、75、76がそれぞれ取り付けられている。
また、パネル収容部3aの上部には、開口部4eを閉塞する状態で、上部ベース部材60Aの裏面側から演出表示ユニット70が取り付けられている。この演出表示ユニット70には、前述した演出表示部5を構成する表示器5aや、表示パネル3の発光源となるランプ基板5b,5bなどが配設され、表示器5aの背部には、各種電気部品(例えば、ランプ基板51,51、スピーカ77,77など)から延びる信号線を中継する中継基板78(図3)が配設されている。
また、パネル収容部3aの上方には、開口部73aを介して前方を臨む状態で、前面カバー部材66の発光源となるランプ基板73が設置されている。また、上部ベース部材60Aの上側両隅部には、開口部77a,77aが設けられ、該開口部77a,77aには、スピーカ77,77が前方を臨む状態でそれぞれ設置されている。
また、上部ベース部材60Aの上側両側部には、装飾部材止着部85,85がそれぞれ設けられ、該装飾部材止着部85,85には、本発明に係る装飾部材50が取り付けられている。これら装飾部材止着部85及び装飾部材50については、後で詳細に説明する。
そして、パネル収容部3aには表示パネル3が収容され、パネル収容部3aの周囲(上部、側部)には、表示パネル3の周縁部を上部ベース部材60Aとの間に挟んで表示パネル3を押し付け保持する状態で、前面カバー部材66、65,65(図2)が取り付けられている。前面カバー部材66を上部ベース部材60Aに取り付けた状態において、上部ベース部材60Aと前面カバー部材66との間には、図5に示すように、前面枠2の側部(図2参照)に開口部80Aを有する凹状の収納部80が左右両側にそれぞれ形成されるようになっている。
また、上部ベース部材60Aには、上記開口部80Aと対応する位置に、前方に突出する突条87が形成され、前面カバー部材66には、上記開口部80Aと対応する位置に、段部66aが形成されている。これら突条87と段部66aにより、開口部80A周縁には、装飾部材50の壁部53(後述)を嵌入可能な窪み80Bが形成されている。
次に、本発明に係る装飾部材50について説明する。
装飾部材50は、図4〜図6に示すように、収納部80の開口部80Aを閉塞して前面枠2の外壁面を構成する壁部53と、前面カバー部材66の発光源となるランプ51a,…を実装したランプ基板51と、該ランプ基板51を取付可能な基板取付部52と、を備えている。
壁部53は、図2及び図5に示すように、収納部80の開口部80Aを閉塞し得る形状に形成されている。壁部53の外壁面には、図2に示すように、遊技機の種類を識別可能とする識別情報90が表記されている。この識別情報90としては、当該遊技機の種類を視覚的に識別可能であれば如何なる態様としてもよく、ここでは、当該遊技機の種類を文字で表したもの(機種名)が識別情報として用いられている。例えば、当該遊技機の種類を、記号やキャラクタ等で表現したものや、当該遊技機の製造元或いは販売元を、文字、記号、キャラクタ等で表現したものを、識別情報として用いることも可能である。また、当該遊技機の種類を視覚的に識別可能であれば、壁部53の形状(平面形状、立体形状)や色彩をもって識別情報とすることも可能である。
この壁部53の内壁面には、図5に示すように、遊技機の中心方向に向けて、基板取付部52が突設されている。壁部53と基板取付部52とは、合成樹脂により一体成形されている。
ランプ基板51は、図6に示すように、パネル収容部3aの周縁と上部ベース部材60Aの周縁との間に挟まれる領域に収容し得る形状に形成され、スピーカ77と前後に重なり合う状態で配置されている。即ち、前面枠2の限られたスペースを有効に活用しながらも、迫力のある音と光の演出が可能となっている。
ランプ基板51には、その前面側に複数のランプ51a,…が実装されている。また、ランプ基板51には、信号線51dを裏面側に通すための配線挿通部51cや、当該ランプ基板51を基板取付部52に取り付けるための取付穴51b(図7)などが設けられている。
基板取付部52は、図5に示すように、壁部53と略垂直な板状の起立面52Aを有している。この起立面52Aの前面側には、ランプ基板51を取り付けるための取付支柱55,…が立設され、起立面52Aの裏面側には、当該装飾部材50を上部ベース部材60Aに取り付けるための取付支柱56が立設されている。
取付支柱55は、図7に示すように、軸線が共通で外径の異なる大小の円柱を大きい方を下にして上下に組み合わせた形状の2段ボスとされ、その上段部55aの外径は、ランプ基板51の取付穴51bの内径より小さく、一方、下段部55bの外径は、ランプ基板51の取付穴51bの内径より大きく設定されている。また、取付支柱55の上段部55aの高さは、ランプ基板51の厚さより大きく設定されている。
即ち、ランプ基板51を基板取付部52に取り付けた状態において、図7に示すように、取付支柱55の上段部55aの外周面とランプ基板51の取付穴51bの内周面との間には、遊びt1が形成されるとともに、止着部材54のフランジ部54bの下面とランプ基板51の上面との間には、遊びt2が形成されるようになっている。
従って、例えば、基板取付部52に衝撃が加わったとしてもその衝撃が上記遊びt1、t2により吸収されて、ランプ基板51の破損やランプ切れ等が防止されることとなる。
次に、装飾部材止着部85について説明する。
装飾部材止着部85は、図5に示すように、前後方向に貫通する貫通穴を有する止着片85aと、該止着片85aを支持する支持部85cと、止着片85aの周縁から前方に向けて突設され、基板取付部52の取付支柱56を位置決めする位置決め壁85bと、を備えて構成されている。位置決め壁85bは、正面視横U字形状に形成され、収納部80の開口部80A側が開口している。
また、両装飾部材止着部85の間には、図4に示すように、ランプ基板51より延びる信号線51dを通すための配線挿通孔86が形成されている。
また、図5に示すように、上記止着片85aの背部には、上部ベース部材60Aの起立面、施錠装置40の取付板41(蝶番装置30の取付板31)、連結板34が、前後方向に重なり合う状態で配置され、それら起立面、取付板41(取付板31)、連結板34の各々には、前面枠2の裏面側に止着部材88を露出させて前面枠2の裏面側より止着部材88を取り外し可能とさせる開口部(止着部材挿通孔)41a(31a)、34a、89が設けられている。
次に、装飾部材50の取付方法について説明する。
装飾部材50の取付に先立って、スピーカ77,77と前面カバー部材66を上部ベース部材60Aに取り付ける。前面カバー部材66を上部ベース部材60Aに取り付けることで、前面枠2の両側部には、収納部80,80が形成されることとなる。
装飾部材50を取り付けるには、先ず、収納部80の開口部80Aに基板取付部52の先端を臨ませ、この状態で、装飾部材50を前進させることにより、徐々にランプ基板51を収納部80内に挿入していく。そして、ランプ基板51をある程度挿入したところで、ランプ基板51から延びる信号線51dを、上部ベース部材60Aの配線挿通孔86に通して上部ベース部材60Aの裏面側に導出させる。
その後、取付支柱56が開口部80Aを通過する少し手前で、装飾部材50を前方にスライドさせて、取付支柱56を位置決め壁85bに、壁部53を開口部80A周縁の窪み80Bに、それぞれ位置合わせした後、さらにランプ基板51を前進させることにより、取付支柱56を位置決め壁85bに、壁部53を窪み80Bに、それぞれ嵌合させる。
しかる後、開口部34a、41a、31a、89を介して前面枠2の裏面側から、止着部材88を、止着片85aの貫通穴、取付支柱56の止着穴56aの順に通すことにより、装飾部材50を上部ベース部材60Aに止着する。また、上部ベース部材60Aの裏面側に導出させた信号線51dを、表示器5a背部の中継基板78に接続する。これにより、装飾部材50が上部ベース部材60Aに取り付けられた状態となる。
一方、装飾部材50を取り外す場合には、先ず、信号線51dと中継基板78との接続を解除する。次に、前面枠2の裏面側から開口部34a、41a、31a、89にドライバ等の工具を挿入し、該工具により止着部材88を取り外す。
そして、ランプ51a,…が前面カバー部材66に衝突しないように、装飾部材50を前後にスライド或いは傾倒させながら、開口部80Aからランプ基板51を引き出す。これにより、装飾部材50を前面枠2から取り外すことができる。
以上のように、この実施の形態のパチスロ遊技機100によれば、ランプ基板51を備える装飾部材50が、前面枠2の裏面側から止着部材88により止着され、該止着部材88が、他の部材を取り外さなくとも着脱できる位置に取り付けられているので、装飾部材50を取り外す際に、他の部材を取り外す手間を省くことができる。
即ち、前面枠2の裏面側から止着部材88を取り外すことによって、前面枠2の側部から、収納部80に収納されているランプ基板51を取り出すことができる。
従って、ランプ基板51の着脱が容易となる。よって、例えば、ランプ基板51にランプ切れ等の故障が発生した場合には、ランプ基板51の交換作業が容易となり、ランプ基板51をリサイクルする場合には、ランプ基板51の分離回収作業が容易となる。
また、遊技機の種類を識別可能とする識別情報90が壁部53に表記されているので、当該パチンコ遊技機100の種類を側面から識別可能となる。
従って、遊技機の設置されている島に対して垂直な通路から、その島に設置されている遊技機の種類を識別することが可能となる。よって、遊技機の正面からだけでなく、遊技機の設置されている島に対して垂直な通路からも、当該パチンコ遊技機100を遊技者に対してアピールすることが可能となる。
なお、本発明はこの実施の形態のパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチスロ遊技機やスロットマシーン、或いはパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの弾球遊技機にも適用可能である。
また、この実施の形態では、止着部材54のフランジ部54bの下面とランプ基板51の上面との間に遊びt2を設けるようにしたが、例えば、止着部材54のフランジ部54bの下面とランプ基板51の上面との間にゴム等の緩衝部材を挟むようにしてもよい。この場合、緩衝部材によりランプ基板51に伝わる衝撃を吸収することができ、加えてランプ基板51の振動を防止することもできる。
また、ランプ基板51に実装されるランプ51aとしては、例えば、白熱灯、蛍光管、LEDなど、電力を利用して発光するものであれば、どのようなタイプのランプであってもよい。
また、この実施の形態では、装飾部材50を収納する収納部として、前面枠2の側部上側に開口部80Aを有する収納部80を例示したが、例えば、前面枠2の側部下側や、側部中央などに開口部を有する収納部であってもよい。
また、この実施の形態では、ランプ基板として、図6に示すランプ基板51を例示したが、これに限られるものではなく、例えば、以下に示すような構成とすることも可能である。
〈第1の変形例〉
この第1の変形例では、図8に示すように、スピーカ77と重なり合う部分を避けた状態で、ランプ基板151にランプ51a,…が実装されている。この第1の変形例によれば、スピーカ77の出力音により生じる振動がランプ51a,…に伝わり難くなる。従って、スピーカ77による振動によってランプ切れが生じることを減少させることができる。
〈第2の変形例〉
この第2の変形例では、図9に示すように、ランプ基板152に複数の貫通穴152a,…が設けられている。これら貫通穴152a,…は、スピーカ77と前後に重なり合う部分に配置されている。この第2の変形例によれば、スピーカ77から出力される音が、複数の貫通穴152a,…を通って、ランプ基板152より先に伝搬されることとなる。従って、スピーカ77から出力される音が遊技者側に伝わり易くなる。
〈第3の変形例〉
この第3の変形例では、図10に示すように、ランプ基板153に切欠部153aを設け、該切欠部153aを介して前方を臨む状態でスピーカ77を配設している。この第3の変形例によれば、スピーカ77の出力音により生じる振動がランプ51a,…に伝わり難くなる。従って、スピーカ77による振動によってランプ切れが生じることを減少させることができる。
また、スピーカ77から出力される音がランプ基板153に遮られることがなくなり、スピーカ77から出力される音が遊技者側に伝わり易くなる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明によれば、装飾部材を取り外す際に、他の部材を取り外す手間を省くことができる。
従って、ランプ基板の着脱が容易となる。例えば、ランプ基板にランプ切れ等の故障が発生した場合には、ランプ基板の交換作業が容易となり、ランプ基板をリサイクルする場合には、ランプ基板の分離回収作業が容易となる。
また、前面枠の限られたスペースを有効に活用しながらも、迫力のある音と光の演出が可能となる。
また、スピーカの出力音により生じる振動がランプに伝わり難くなる。従って、スピーカによる振動によってランプ切れが生じることを減少させることができる。
また、スピーカから出力される音が、複数の貫通穴を通って、ランプ基板より先に伝搬されることとなる。従って、スピーカから出力される音が遊技者側に伝わり易くなる。
また、スピーカの出力音により生じる振動がランプに伝わり難くなる。従って、スピーカによる振動によってランプ切れが生じることを減少させることができる。
また、スピーカから出力される音がランプ基板に遮られることがなくなり、スピーカから出力される音が遊技者側に伝わり易くなる。
また、迫力があって効果的な光による演出が可能となる。また、遊技機の外観をスッキリしたものとすることができる。
また、当該遊技機の種類を側面から識別可能となる。
従って、遊技機の設置されている島に対して垂直な通路から、その島に設置されている遊技機の種類を識別することが可能となる。よって、遊技機の正面からだけでなく、遊技機の設置されている島に対して垂直な通路からも、当該遊技機を遊技者に対してアピールすることが可能となる。
本発明に係る遊技機の一形態として例示するパチスロ遊技機の正面図である。 図1のパチスロ遊技機の右側面図である。 図1のパチスロ遊技機に備わる前面枠の背面図である。 図1のパチスロ遊技機に備わる前面枠上半部の分解斜視図である。 図1の矢印A−A線に沿った断面図である。 図5の装飾部材を示す正面図である。 図6の矢印B−B線に沿った平断面図である。 装飾部材の第1の変形例を示す正面図である。 装飾部材の第2の変形例を示す正面図である。 装飾部材の第3の変形例を示す正面図である。
符号の説明
1 本体枠
2 前面枠
50 装飾部材
51 ランプ基板
51a ランプ
52 基板取付部
53 壁部
60A 上部ベース部材
66 前面カバー部材
77 スピーカ
80 収納部
80A 開口部
85 装飾部材止着部
88 止着部材
90 識別情報
100 パチスロ遊技機(遊技機)
151、152、153 ランプ基板
152a 貫通孔
153a 切欠部

Claims (1)

  1. 各種部材が組み付けられるベース部材に、リールの可変表示を行う可変表示部を視認可能とする表示パネルと、該表示パネルの周縁部を保持する前面カバー部材と、該前面カバー部材の発光源となるランプを実装したランプ基板を有する装飾部材と、スピーカと、を備えて前面枠を構成し、該前面枠を本体枠の一側方に回動可能に軸支した遊技機において、
    前記前面枠の裏面側には、
    当該前面枠への取付部となる取付板を有し、かつ、前記前面枠を本体枠の一側で回動自在に支持する蝶番装置を一方の側部に備えるとともに、
    当該前面枠への取付部となる取付板を有し、かつ、前記前面枠を閉止状態で維持可能な施錠装置を他方の側部に備え、
    前記前面カバー部材は、前方に膨出した膨出形状をなし、
    前記ベース部材の上側両隅部に、前記スピーカが前方を臨む状態で配設し、該スピーカが配設されたベース部材に、前面から前記前面カバー部材を取り付けることで、前記ベース部材と前記前面カバー部材との間であって前記スピーカの前方に前記装飾部材を収納する収納部を形成し、
    前記収納部は、前記前面枠の側部に開口部を有し、
    前記装飾部材は、前記ベース部材に形成された装飾部材止着部により該ベース部材に止着され、
    前記収納部の開口部を閉塞して前記前面枠の外壁面を構成する壁部と、
    前記ランプ基板を取付可能な基板取付部と、を備え、
    前記基板取付部は、前記壁部と略垂直な板状の起立面を有し、
    前記起立面の前面側には、前記ランプ基板を取り付けるための第1取付支柱を立設する一方、前記起立面の裏面側には、前記装飾部材を前記ベース部材に取り付けるための第2取付支柱を立設し、
    前記装飾部材止着部は、
    前後方向に貫通する貫通穴を有する止着片と、
    前記止着片の周縁から前方に向けて突設され、前記基板取付部の第2取付支柱を位置決めする位置決め壁と、を備え、
    前記収納部の開口部から前記装飾部材を挿入し、該収納部の開口部周縁に形成した窪みに、前記装飾部材の壁部を嵌入させるとともに、前記基板取付部の第2取付支柱を位置決め壁に嵌合させ、
    前記取付板に設けた止着部材挿通孔を介して、前記止着片の貫通穴と前記第2取付支柱の止着穴に、前記止着部材を通すことにより前記装飾部材を前記ベース部材に止着するようにしたことを特徴とする遊技機。
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