JP4417636B2 - Game machine - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各々が識別可能な識別情報を可変表示可能な複数の可変表示領域を有する可変表示手段を備え、あらかじめ定められている可変表示の始動条件が成立した後、可変表示の開始条件の成立にもとづいて識別情報の可変表示を開始し、当該識別情報の可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能となる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機等の遊技機においては、遊技球の始動入賞に伴って可変表示装置で識別情報の可変表示を行い、その表示結果が特定表示態様となった場合に大当たりとするものが数多く提供されているが、このような遊技機においては、可変表示装置において、リーチ予告等の予告報知の演出を行うものがある。このように予告報知の演出を行う遊技機の場合、従来、演出効果を高めるために予告報知の種類に合わせて演出モードを変更するもの、例えば、予告報知の演出に関連させて可変表示装置の背景表示を変化させるもの(例えば、特許文献1)があった。
【0003】
一方、上記したような、遊技機においては、始動入賞の回数を一定回数だけ始動記憶しておき、始動記憶された回数分だけ順次識別情報の可変表示と表示結果の導出表示を繰り返し行うようになっており、大当りになると判定された始動記憶がある場合には、その始動記憶まで連続して複数回の予告演出、いわゆる連続予告を実行するものがあった。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−58822号公報(第7頁、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した特許文献1に記載されたものの場合、連続予告の演出態様が演出モード毎に設定されており、連続予告中に演出モードだけが変更されてしまうと、連続予告の演出態様と演出モードの演出態様との間で不整合が生じてしまうという問題があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、連続予告中に演出モードの移行条件が成立した場合であっても、演出モードの移行を行わずに現在実行されている演出モードに基づいて連続予告を継続することにより、遊技の興趣を向上させる遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、各々が識別可能な識別情報を可変表示可能な可変表示手段を備え、予め定められている可変表示の始動条件が成立した後、可変表示の開始条件の成立にもとづいて識別情報の可変表示を開始し、当該識別情報の可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能となる遊技機において、遊技制御プログラムに基づいて遊技の進行を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段が送信するコマンドに基づいて前記可変表示手段を制御する演出制御手段と、を備え、前記遊技制御手段は、前記特定表示結果とするか否かの判定に用いられる判定用数値データを更新する特定判定用数値データ更新手段と、リーチ状態を成立させるか否かの判定に用いられる判定用数値データを更新するリーチ判定用数値データ更新手段と、前記始動条件の成立時に前記判定用数値データを各々抽出して所定の記憶領域に格納するデータ抽出格納手段と、前記始動条件が成立したときに、当該始動条件の成立時に前記データ抽出格納手段により抽出された前記判定用数値データに基づいて可変表示の表示結果を前記特定表示結果とするか否か及び、リーチ状態が成立するか否かを判定する始動時判定処理を実行する始動時判定手段と、前記開始条件が成立したときに、前記記憶領域に格納される前記判定用数値データを読み出し、読み出した当該判定用数値データに基づいて可変表示の表示結果を前記特定表示結果とするか否かを判定する開始前判定処理を実行する開始前判定手段と、前記始動条件が成立したときに、前記始動時判定手段による判定結果を特定可能な判定結果コマンドと、前記始動条件が成立したが未だ開始されていない識別情報の可変表示の回数である始動記憶数を特定可能な始動記憶数コマンドと、を前記演出制御手段に送信するコマンド送信手段と、を備え、前記演出制御手段は、可変表示の演出を決定するために用いるデータであって、決定される可変表示の演出が異なる複数の演出モードを記憶する演出モード記憶手段と、所定条件の成立に基づいて現在の演出モードから前記演出モード記憶手段に記憶された複数の演出モードのうちより使用する演出モードを現在の演出モードから他の演出モードに切換える演出モード切換手段と、前記開始条件が成立したことに基づいて前記演出モード切換手段によって切換えられた演出モードに対応した識別情報の可変表示を実行する可変表示実行手段と、前記コマンド送信手段から受信した前記判定結果コマンドがリーチ状態が成立する旨を示すときに、複数回の可変表示に亘ってリーチ状態が成立することを予告する連続予告を実行するか否かを、当該リーチ状態が成立する可変表示の開始条件が成立する以前に決定する連続予告決定手段と、前記始動記憶数コマンドに基づいて前記始動記憶数を表示する始動記憶数表示手段の制御を行う始動記憶数表示制御手段と、前記連続予告の予告態様を前記演出モード毎に複数記憶する予告態様記憶手段と、前記連続予告決定手段によって連続予告を実行する旨の決定がされたときに、前記予告態様記憶手段に記憶された前記複数の予告態様のうちから前記演出モード切換手段によって切換えられた演出モードに対応した予告態様を選択する予告態様選択手段と、前記予告態様選択手段によって選択された予告態様に基づいて前記連続予告を実行する連続予告実行手段と、を備え、前記演出モード切換手段は、前記連続予告の実行中に前記所定条件が成立しても、現在の演出モードから他の演出モードに切換えることを規制する切換規制手段を含むことを特徴とする。このように構成することにより、連続予告の実行中に演出モードの移行条件が成立した場合であっても、演出モードが変化することなく現在実行されている演出モードによって連続予告が実行されるため、連続予告の演出態様と演出モードの演出態様との間で不整合が生じることがなく、全体として違和感のない統一された演出を行うことができる。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、リーチとは、導出表示した識別情報(リーチ状態の識別情報という)が大当りの識別情報(特定表示結果)の一部を構成しているときに未だ導出表示されていない識別情報(可変表示中の識別情報)については可変表示が行われていること、全てまたは一部の識別情報が大当りの識別情報の全てまたは一部を構成しながら同期して可変表示している状態である。
【0014】
具体的には、予め定められた複数の可変表示部に、予め定められた識別情報が導出表示されることで大当りとなる有効ラインが定められ、その有効ライン上の一部の可変表示部に予め定められた識別情報が導出表示されているときに未だ導出表示されていない有効ライン上の可変表示部において可変表示が行われている状態(例えば左,中,右の可変表示部のうち左,中の可変表示部には大当りの識別情報の一部となる識別情報(例えば「7」)が導出表示されている状態で右の可変表示部は未だ可変表示が行われている状態)、有効ライン上の可変表示部の全てまたは一部の識別情報が大当りの識別情報の全てまたは一部を構成しながら同期して可変表示している状態(例えば左,中,右の可変表示部の全てに可変表示が行われてどの状態が表示されても同一の識別情報が揃っている状態で変動表示が行われている状態)である。
【0015】
またリーチの際に、通常と異なる演出がランプや音で行われることがある。この演出をリーチ演出という。
【0016】
またリーチの際に、キャラクター(人物等を模した演出表示であり、識別情報とは異なるもの)を表示させたり、背景の表示態様を変化させたりすることがある。このキャラクターの表示や背景の表示態様の変化をリーチ演出表示という。
【0017】
まず、図1乃至図4を参照して実施形態に係る遊技機としての弾球遊技機1の全体の構成について説明する。弾球遊技機1は、図1及び図3に示すように、縦長な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられる前面枠3と、該前面枠3の前面上部に開閉自在に設けられる前面開閉枠4とから構成されている。また、前面枠3に設けられる主要構成部としては、上記した前面開閉枠4、遊技盤40、上皿19、下皿27、灰皿29、操作ハンドル30、機構板100、球発射装置87がある。また、図示の実施形態では、弾球遊技機1の側方に遊技者に遊技球を貸し出すためのカードユニット装置31が付設されている。
【0018】
前面開閉枠4には、後述する遊技盤40の遊技領域41をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設され、該円形透視窓5の裏面から複層ガラス板が装着されている。また、前面開閉枠4の上側には、円形透視窓5の外周に沿って、遊技効果ランプとしての装飾ランプ6〜8,15,16が臨んでいる。この装飾ランプ6〜8,15,16は、遊技状態に応じて点灯又は点滅されるものであり、特別の遊技状態の発生時や継続時を遊技者に報知すると共に遊技の雰囲気を盛り上げるものである。また、円形透視窓5の外周には、払い出すべく賞球が不足したこと(後述する球切れスイッチ115が作動したとき)を報知する球切れランプ9や、入賞球の発生に基づいて所定個数の賞球が払い出されたことを報知する賞球ランプ10(なお、賞球未払出分がある場合に報知する方式でもよい)が設けられ、更に、前面開閉枠4の上部左右に遊技の進行に応じた効果音を発生するスピーカ12a,12bが設けられている。なお、各ランプ6〜8,9,10,15,16の前方は、それぞれ透光性を有する赤色、緑色等のランプカバーで被覆されるようになっている。特に、球切れランプ9の点灯を赤色発光で行い、賞球ランプ10の点灯を緑色発光で行うことにより、遊技者に対して状況を報知するようになっている。また、スピーカ12a,12bの前面には、パンチメタル11が取り付けられてスピーカ12a,12bから発生される音声を通すようになっている。また、スピーカ12a,12bの近傍(パンチメタル11の裏面側)には、それぞれ光装飾用の遊技効果LEDとしての装飾LED37,38が前面開閉枠4に取り付けられている。
【0019】
次に、前面開閉枠4の下側に取り付けられる上皿19の構成について説明すると、上皿19は、複数の合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することにより構成されている。上皿19の開放側の上方には、球抜き操作レバー21が設けられている。この球抜き操作レバー21は、左右方向に移動可能に設けられ、スプリング(図示しない)の付勢力に抗して一方向に移動させることにより、上皿19に貯留されていた遊技球を裏面側に形成される球抜き路(図示しない)を流下させて下皿27に誘導するものである。
【0020】
上記した上皿19について、さらに詳細に説明すると、上皿19は、その上流側に形成される賞球払出口20から払い出された賞球を一旦貯留した後、発射位置に遊技球を供給するものである。また、上皿19には、弾球遊技機1に隣接して設けられるカードユニット装置31を介して遊技球を借り受ける際に操作する操作部が設けられている。この操作部は、球貸スイッチ24と返却スイッチ25(共に図4に符号のみを記載)と表示LED(図示しない)が実装される残高表示基板23(図4に符号のみを記載)からなり、該残高表示基板23が上皿19の上面に臨むように設けられている。また、上皿19の開放側には、前面開閉枠4を前面枠3に対して施錠し且つ前面枠3を外枠2に対して施錠する施錠装置(図示しない)を操作するためのシリンダー錠26が臨んでいる。
【0021】
また、前面枠3の下部に取り付けられる下皿27は、前記上皿19から溢れた賞球であって余剰球通路(図示しない)を介して接続樋93(図3参照)から排出される余剰の賞球を貯留するものであり、その下皿27の前面壁には、球抜き操作レバー28がスライド可能に取り付けられるようになっている。この球抜き操作レバー28を操作することにより、下皿27に貯留されていた賞球を下方に球抜きして持ち運び可能な球箱に移し替えることができる。また、下皿27の左側には、灰皿29が設けられ、右側には、操作ハンドル30が設けられている。操作ハンドル30は、図3に示す球発射装置87の発射装置電動機88(ステッピングモータ)の駆動を一時的に停止させるための単発発射スイッチ91及び遊技者が操作ハンドル30を触れていることを検知するタッチセンサ(図示しない)を内蔵していると共に、弾発力を調節する指掛け部32(図1参照)を備えるものである。
【0022】
一方、弾球遊技機1の背面には、図3に示すように、入賞球の発生に基づいて所定個数の賞球を払い出すための各種の機構を装備した機構板100が設けられると共に、前記操作ハンドル30に対応する裏面には、発射装置電動機88及び打球槌(図示しない)を有する球発射装置87が固着され、その球発射装置87の側方には、機構板100の余剰球通路から流下してきた遊技球を前記下皿27に誘導する接続樋93が固着されている。上記した構成のうち、球発射装置87には、発射制御基板90が付設されており、この発射制御基板90によって球発射装置87が駆動制御されるようになっている。
【0023】
以上で、弾球遊技機1の全体の概略構成を説明したが、以下、弾球遊技機1を構成する要素のうち、遊技盤40と、機構板100の詳細な構成について順次説明する。
【0024】
まず、主に図2を参照して遊技盤40について説明する。遊技盤40は、前面枠3の裏面側に一体的に形成される遊技盤収納枠部(図示しない)に収容固定されるべく、ほぼ正方形状の合板(図示しない)により形成され、その表面には、円形うず巻き状に誘導レール42が取り付けられ、該誘導レール42の内側が遊技領域41とされて発射された打球が落下するものである。遊技領域41には、図示の場合、可変表示装置44、特別可変入賞球装置48、入賞口としての普通可変入賞球装置58、通過球検出器61bを内蔵する通過口61a等が設けられると共に、単に打球を入賞とする入賞口、打球の流下方向,速度を変化せしめる風車又は多数の障害釘が設けられ、また、遊技領域41の最下方には、いずれの入賞装置にも入賞しない打球が取り込まれるアウト口69が設けられている。
【0025】
遊技領域41の構成をその遊技動作に従ってより詳細に説明すると、可変表示装置44の下方に普通可変入賞球装置58が設けられ、この普通可変入賞球装置58の両側方には、それぞれ通過球検出器61bを内蔵する通過口61aが設けられている。この通過球検出器61bは、遊技領域41を落下する打球の通過を検出すると、その検出信号に基づいて特別可変入賞球装置48の右側方に設けられる上下一対のLEDからなる普通図柄表示器63を可変表示(点灯移動)して表示結果を導出する(上下いずれか一方のLEDのみを点灯表示する)。しかして、普通図柄表示器63の表示結果が予め定められた当りLEDの点灯(図示の場合は、上方のLED)である場合に、普通可変入賞球装置58が所定時間開放される。なお、普通図柄表示器63の可変時間は、後述する非特別遊技状態のときに相対的に長く(例えば、30秒)、後述する特別遊技状態のときに相対的に短く(例えば、3〜5秒)設定されている。また、可変表示装置44の表示領域下部には、特別図柄の可変動作中に後述する始動球検出器60によって検出された球数を記憶表示する特別図柄始動記憶表示部46(最高4個まで記憶表示する)が表示される。なお、表示領域下部に表示される特別図柄始動記憶表示部46においては、始動記憶数の上限値を一定の4個としているが、これに限らず、予め定めた所定条件の成立に伴って始動記憶数の上限値を変更可能(例えば、確変大当りした場合には、20個に増加する等)に構成してもよい。また、特別図柄始動記憶表示部46を構成する点灯部のうち消灯状態のものは輪郭「○」を表示するようにしてもいいし、輪郭「○」も何も表示しないようにしてもよい。
【0026】
普通可変入賞球装置58は、遊技領域41のほぼ中央に配置される可変表示装置44と遊技領域41の前記アウト口69の上部に配置される特別可変入賞球装置48との間に配置され、ソレノイド59(図4に符号のみを記載)によって開閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞球装置である。そして、普通可変入賞球装置58には、始動球検出器60が内蔵され、開放中又は閉成中に受け入れた入賞球を検出するようになっている。しかして、打球が始動球検出器60によって検出されると可変表示装置44が可変表示を開始する。なお、普通可変入賞球装置58の開放時間は、非特別遊技状態のときに相対的に短く(例えば、0.5秒)、特別遊技状態のときに相対的に長く(例えば、2秒)設定されている。また、普通可変入賞球装置58が開放していない場合でも打球を受け入れるようになっている。
【0027】
可変表示装置44は、図2に示すように、識別情報(なお、本文中において、識別情報を図柄あるいは特別図柄ともいう)を可変表示する画像表示部160を有した液晶タイプの表示器であり、この画像表示部160は、左・中・右の3つの表示領域に識別情報を表示するものである。この画像表示部160の前方外周には、横長形状の窓開口が開設された装飾部材161が設けられる。この装飾部材161の外周には、装飾部材161を遊技盤40に取り付けるための取付穴164が穿設されている。そして、可変表示装置44の変動停止時における図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せ(例えば、同一の図柄が当りラインのいずれかに揃った場合)である特定表示結果となった場合に特定遊技状態となり、特別可変入賞球装置48を次に説明する所定の態様で開閉駆動するものである。ただし、特定表示結果の一部は、特別表示結果として設定され、この特別表示結果で特定遊技状態となったときには、その特定遊技状態終了後における前記普通図柄表示器63における当り(当りLEDの点灯)の出現確率や可変表示装置44における大当り図柄の出現確率が高くなる遊技者に有利な特別遊技状態となるように設定されている。これに対し、特別表示結果以外の特定表示結果は、特別遊技状態よりも遊技者に不利な非特別遊技状態となる非特別表示結果として設定されている。なお、可変表示装置44に大当り図柄が表示される際に、一旦仮表示結果(仮当り図柄の組み合わせ)を表示し、再可変表示させて表示結果(確定当り図柄の組み合わせ)を表示することが、一定の確率で行われる。この際、仮表示結果が特別遊技状態とはならない識別情報(非確変図柄)の組合せであっても表示結果において特別遊技状態となる識別情報(確変図柄)の組み合わせに昇格することがあり、これを成り上がりといい、非確変図柄の組み合わせから確変図柄の組み合わせに昇格する確率を成り上がり率という。
【0028】
また、可変表示装置44の近傍には、前述したような普通図柄記憶LED64に加えて、画像表示部160の外周部分を光装飾する飾りLED45(図4に符号のみを記載)と、可変表示装置44の可変動作中に前記始動球検出器60によって検出された球数を記憶表示する特別図柄始動記憶表示LED46(最高4個まで記憶表示する)と、が設けられている。なお、可変表示装置44は、液晶タイプのものに限らず、CRT,ドットマトリクス,LED,7セグメント,ドラム等により構成されるものであっても良い。
【0029】
特定遊技状態となったときに駆動制御される特別可変入賞球装置48は、ソレノイド50(図4に符号のみを記載)によって開閉駆動される開閉板49を有し、その開閉板49に受け入れられた打球を検出する入賞個数検出器52が設けられている。また、特別可変入賞球装置48内(開閉板49の内側)には、打球の検出(V入賞検出)に伴って特定遊技状態の継続権を成立させる特定球検出器51が設けられており、該特定球検出器51の上方には、一旦V入賞検出があると次に開閉板49を開放するまでは打球が特定球検出器51を通過しないようにするVシャッター53が設けられている。このVシャッター53は、ソレノイド43(図4に符号のみを記載)によって開閉駆動が行われる。なお、Vシャッターの他の例として、例えば、左右に並んだV入賞口と通常の入賞口の前面側に掛け渡されるシーソー状の可動部材により構成されるものがある。この可動部材の中心には、支点が設けられると共に、その一端には、ソレノイドが接続され、このソレノイドが駆動することにより、可動部材の両端が支点を中心に上下動するものである。このようなVシャッターの動作は、ソレノイドがOFFした状態では、可動部材のV入賞口側が下降してV入賞に遊技球が入賞し得る状態となる。この状態でV入賞口に遊技球が入賞すると、ソレノイドがONして可動部材のV入賞口側が上昇し、可動部材がV入賞口の前面側に位置して遮り、遊技球が入賞し難くなる。一方、可動部材の通常の入賞口側が下降して通常の入賞口へ遊技球の入賞がし易くなるというものである。
【0030】
しかして、特定遊技状態となった場合には、一定時間(例えば、28秒)が経過するまで又はその一定時間内に所定個数(例えば、10個)の入賞球が入賞するまで開閉板49を開放(以下、この開放を開放サイクルという)し、その開放サイクル中に受け入れられた打球が特定球検出器51によって検出されたときに継続権が成立して、再度上記した開放サイクルが実行され、各開放サイクルにおいて継続権が成立していることを条件に所定回数(例えば、最高16回)の開放サイクルを繰り返すことができるようになっている。
【0031】
以上説明した本実施形態において、打球が入賞する入賞口及び入賞装置には、入賞球を検出するための信号が導出される入賞球検出器51,52,55a,55b,65a,65bがすべて設けられている。これは、これらの検出信号に基づいて所定個数の賞球を払い出すために使用されるものである。しかして、これらの入賞球検出器51,52,55a,55b,65a,65bは、図4に示すように、遊技を統括的に制御する主基板151(遊技制御手段,事前判定手段,数値データ抽出手段,始動記憶手段,予告演出決定手段)に接続されている。
【0032】
遊技盤40の遊技領域41には、上記したようにスイッチやソレノイド、あるいは飾りランプや飾りLED等の電気的部品が多数設けられるが、これらは、主基板151や表示制御基板75に接続されるようになっている。即ち、図4に示すように、遊技盤40に設けられる各スイッチ51,52,55a,55b,65a,65b,61b及び各ソレノイド43,50,59は、主基板151に接続され、遊技盤40に設けられる飾りランプ56,67a(共に図4に遊技効果ランプとして符号のみを記載)、遊技盤40に設けられる飾りLED45(図4に遊技効果LEDとして記載)、特別図柄始動記憶LED46、普通図柄始動記憶LED64は、表示制御基板75に接続されている。
【0033】
一方、遊技盤40の裏面には、図3に示すように、前記可変表示装置44の裏面が突出して設けられている。この可変表示装置44の裏面部分には、識別情報の可変表示を含む演出制御を実行する表示制御基板75(演出モード記憶手段,演出モード切換手段,遊技演出制御手段,予告演出実行手段,予告演出記憶手段,予告演出選択手段)が表示制御基板カバー74に被覆されて取り付けられている。表示制御基板75は、可変表示装置44の可変表示動作を主基板151からの情報信号の種類に応じて駆動制御するものである。
【0034】
また、上記した可変表示装置44裏面の周囲には、カバー体70が取り付けられ、このカバー体70に連通するようにその下部に入賞球誘導カバー体71が取り付けられている。カバー体70には、その中央に前記可変表示装置44が挿入される窓孔72が形成されると共に、情報端子基板78が取り付けられている。なお、カバー体70は、窓孔72の外周部分に穿設された取付穴(図示しない)が遊技盤40の裏面にビス止めされることで取り付けられる。情報端子基板78は、弾球遊技機1の営業管理上必要な遊技情報(例えば、特定遊技状態中である旨を報知する大当り1情報、特別表示結果で特定遊技状態となり、その特定遊技状態中及びその大当りによる確率変動中である旨を報知する大当り2情報(特定遊技状態中と確率変動中に出力され続ける信号)、特別表示結果による特定遊技状態終了後の確率変動中である旨を報知する確率変動情報、始動球検出器をONした打球の数を報知する始動口情報、可変表示装置44の可変動作回数を報知する図柄確定回数1情報、普通可変表示装置の可変動作回数を報知する図柄確定回数2情報、及び普通可変入賞球装置58の開閉回数を報知する役物回数情報)を遊技場に設置される管理コンピュータに出力するための外部接続端子を有し、これらの情報が主基板151から与えられるようになっている。
【0035】
また、入賞球誘導カバー体71の後面側には、効果音制御基板82を収容する制御基板ボックス79が取り付けられている。効果音制御基板82は、前記スピーカ12a,12bを駆動制御するものであり、主基板151からの情報信号に応じて遊技内容に対応した効果音を発生させるものである。また、効果音制御基板82には、音量を切り替える音量スイッチ83(図4に符号のみを記載)が設けられている。
【0036】
次に、弾球遊技機1の背面に設けられる機構板100の構成について図3を参照して説明する。図3において、機構板100は、遊技球を貯留する貯留タンク105と該貯留タンク105に貯留された賞球を下流側に整列しながら誘導する球整列レール部材108及びカーブレール部材111と、カーブレール部材111からの遊技球を誘導する球通路114と、入賞に基づく賞球を払い出す球払出装置116と、主として遊技盤40に打ち込まれた入賞球を含む打球を処理する処理機構と、が機構板主体101上に設けられる。球整列レール部材108の下流側上部には、外部との信号線が接続される外部接続端子を有する情報端子基板132が設けられる。情報端子基板132に設けられる外部接続端子133からは、外部(例えば、管理コンピュータ)へ貯留タンク105にて遊技球が不足している旨の球切れ情報と貸球情報と賞球情報とが出力される。
【0037】
また、カーブレール部材111の下流側には、垂直状に球通路部材が設けられる。具体的には、左右2列の球通路114から球通路部材が構成され、該2列の球通路114には、それぞれ球切れスイッチ115が通路に臨むように設けられている。この球切れスイッチ115は、図4に示すように、主基板151に接続され、球切れスイッチ115が遊技球を検出しなくなったときには、球払出装置116の作動を停止して遊技球の払出を不能動化させるようになっている。球払出装置116は、ほぼ直方体形状をなすケースの内部に収納されて機構板主体101の前面側に着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0038】
また、機構板100の下部後面側には、電圧の異なる複数の電源を生成する電源ユニット基板137を収容する電源ユニットボックス136と、遊技盤40に設けられる可変表示装置44や特別可変入賞球装置48等の遊技装置の動作を制御する主基板151を収容する主基板ボックス150と、前記球払出装置116の動作を制御する払出制御基板144を収容する払出制御基板ボックス143が設けられる。電源ユニット基板(電源生成基板)137は、DC30V、DC21V、DC12V、DC5V、AC24Vの5種類の電圧を生成し、各制御基板に所定の電源を供給する。
【0039】
以上、弾球遊技機1の構成、遊技盤40の構成、及び機構板100の構成について説明してきたが、次に、配線接続される回路構成について、図4を参照して説明する。主基板151には、遊技盤40に設けられる各球検出器(スイッチ)51,52,55a,55b,61b,65a,65b及び始動球検出器60、また、満タンスイッチ129及び球切れスイッチ115、更に、払い出された賞球を検出する賞球カウントスイッチ120からの信号が入力されるものである。主基板151は、遊技盤40に設けられるソレノイド50を駆動制御すると共に、外部情報端子78へ遊技情報を出力し、また、表示制御基板75及び払出制御基板144と接続されて、制御信号を主基板151から各制御基板75,144への一方向通信によりそれぞれ出力するものである。この主基板151には、プログラムに従って制御動作を行うCPU151a、ワークメモリとして使用される記憶手段の一例であり、可変表示装置44によって行われる演出を記憶するRAM151b、及びゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM151cが含まれている。
【0040】
また、表示制御基板75は、主基板151から入力される表示制御信号に応じて可変表示装置(特別図柄表示器と記載)44及び普通図柄表示器63の表示結果を導出するように制御する。この表示制御基板75には、プログラムに従って制御動作を行うCPU75a,ワークメモリとして使用される記憶手段の一例であり、可変表示装置44によって行われる演出等を一時的に記憶するRAM75b,ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM75c,画像表示を行うための表示装置制御機能及び高速描画機能を有すると共に、CPU75aからの描画命令に従って動作し、特定演出を行うキャラクタ画像あるいは識別情報を表示させるVDP75d,VDP75dにより生成された画像データを展開するためのフレームバッファメモリであるVRAM75e,可変表示装置44に表示される画像の中でも使用頻度の高いキャラクタ画像データ、例えば、人物、動物、文字、図形、または記号を予め格納しておくためのキャラクタROM75fが含まれている。この表示制御基板75は、主基板151から入力される電飾制御信号に応じて、各種ランプ6〜10,15,16,56,67a及び各種LED37,38,45,64を表示駆動制御するものである。
【0041】
また、効果音制御基板82は、表示制御基板75から入力される効果音制御信号に応じてスピーカ12a,12bを駆動制御するものである。
【0042】
また、払出制御基板144は、主基板151から入力される払出制御信号に応じて球払出装置116を駆動制御すると共に、発射制御基板90へ発射制御信号を出力する。また、払出制御基板144は、カードユニット装置31、残高表示基板23と接続され、貸球払出の制御を行う。発射制御基板90は、払出制御基板144からの発射制御信号に応じて打球発射装置87の制御を行う。また、情報端子基板132は、主基板151、払出制御基板144と接続され、外部へ遊技情報を出力する。なお、上記した主基板151は、遊技の制御を進行するものであり、また、表示制御基板75は、可変表示装置44を制御するためのドライバ回路(図示しない)と、駆動部材55を制御するためのドライバ回路(図示しない)と、を備えている。
【0043】
次に遊技機の動作について説明する。図5は、主基板151における遊技制御手段(CPU151a,RAM151b及びROM151c等の周辺回路)が実行するメイン処理を示すフローチャートである。遊技機に対して電源が投入され、リセット端子の入力レベルがハイレベルになると、CPU151aは、ステップS1以降のメイン処理を開始する。メイン処理において、CPU151aは、まず、必要な初期設定を行う。
【0044】
初期設定処理において、CPU151aは、まず、割込禁止に設定する(ステップS1)。次に、割込モードを割込モード2に設定し(ステップS2)、スタックポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定する(ステップS3)。そして、内蔵デバイスレジスタの初期化を行う(ステップS4)。また、内蔵デバイス(内蔵周辺回路)であるCTC(カウンタ/タイマ)およびPIO(パラレル入出力ポート)の初期化(ステップS5)を行った後、RAMをアクセス可能状態に設定する(ステップS6)。なお、割込みモード2は、CPU151aが内蔵する特定レジスタ(Iレジスタ)の値(1バイト)と内蔵デバイスが出力する割込みベクタ(1バイト:最下位ビット0)から合成されるアドレスが、割込み番地を示すモードである。
【0045】
次いで、CPU151aは、入力ポートを介して入力されるクリアスイッチ(図示しない)の出力信号の状態を1回だけ確認する(ステップS7)。その確認においてオンを検出した場合には、CPU151aは、通常の初期化処理を実行する(ステップS11〜ステップS14)。
【0046】
クリアスイッチがオンの状態でない場合には、遊技機への電力供給が停止したときにRAM151bのデータ保護処理(例えばパリティデータの付加等の電力供給停止時処理)が行われたか否か確認する(ステップS8)。そのような保護処理が行われていないことを確認したら、CPU151aは初期化処理を実行する。RAM151bにバックアップデータがあるか否かは、例えば、電力供給停止時処理においてRAM151bに設定されるバックアップフラグの状態によって確認される。この例では、バックアップフラグ領域に「55H」が設定されていればバックアップあり(オン状態)を意味し、「55H」以外の値が設定されていればバックアップなし(オフ状態)を意味する。
【0047】
バックアップありを確認したら、CPU151aは、RAM151bのデータチェック(この例ではパリティチェック)を行う(ステップS9)。ステップS9では、算出したチェックサムと、電力供給停止時処理にて同一の処理によって算出され保存されているチェックサムとを比較する。不測の停電等の電力供給停止が生じた後に復旧した場合には、RAM151bのデータは保存されているはずであるから、チェック結果(比較結果)は正常(一致)になる。チェック結果が正常でないということは、RAM151bのデータが、電力供給停止時のデータとは異なっていることを意味する。そのような場合には、内部状態を電力供給停止時の状態に戻すことができないので、電力供給の停止からの復旧時でない電源投入時に実行される初期化処理を実行する。
【0048】
チェック結果が正常であれば、CPU151aは、遊技制御手段の内部状態と演出制御手段(CPU75a,RAM75b,ROM75c,VDP75d,VRAM75e及びキャラクタROM75f等の周辺回路)等の制御状態を電力供給停止時の状態に戻すための遊技状態復旧処理を行う(ステップS10)。そして、RAM151bに保存されていたPC(プログラムカウンタ)の退避値がPCに設定され、そのアドレスに復帰する。
【0049】
なお、この実施の形態では、バックアップフラグとチェックデータとの双方を用いてRAM151bのデータが保存されているか否かを確認しているが、いずれか一方のみを用いてもよい。すなわち、バックアップフラグとチェックデータとのいずれかを、状態復旧処理を実行するための契機としてもよい。
【0050】
初期化処理では、CPU151aは、まず、RAMクリア処理を行う(ステップS11)。また、所定の作業領域(例えば、普通図柄判定用乱数カウンタ、普通図柄判定用バッファ、特別図柄左中右図柄バッファ、特別図柄プロセスフラグ、払出コマンド格納ポインタ、賞球中フラグ、球切れフラグ、払出停止フラグなど制御状態に応じて選択的に処理を行うためのフラグ)に初期値を設定する作業領域設定処理を行う(ステップS12)。さらに、サブ基板(この実施の形態では払出制御基板144および表示制御基板75)を初期化するための初期化コマンドを各サブ基板に送信する処理を実行する(ステップS13)。初期化コマンドとして、可変表示装置44に表示される初期図柄を示すコマンド(表示制御基板75に対して)や賞球ランプ10および球切れランプ9の消灯を指示するコマンド等がある。
【0051】
そして、2ms毎に定期的にタイマ割込がかかるようにCPU151aに設けられているCTCのレジスタの設定が行われる(ステップS14)。すなわち、初期値として2msに相当する値が所定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。
【0052】
初期化処理の実行(ステップS11〜S14)が完了すると、メイン処理で、表示用乱数更新処理(ステップS17)および初期値用乱数更新処理(ステップS18)が繰り返し実行される。表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理が実行されるときには割込禁止状態とされ(ステップS16)、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理の実行が終了すると割込許可状態とされる(ステップS19)。表示用乱数とは、可変表示装置44に表示される図柄を決定するための乱数であり、表示用乱数更新処理とは、表示用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。また、初期値用乱数更新処理とは、初期値用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。初期値用乱数とは、大当りとするか否かを決定するための乱数を発生するためのカウンタ(大当り決定用乱数発生カウンタ)等の、カウント値の初期値を決定するための乱数である。後述する遊技制御処理において、大当り決定用乱数発生カウンタのカウント値が1周すると、そのカウンタに初期値が設定される。
【0053】
なお、表示用乱数更新処理が実行されるときには割込禁止状態とされるのは、表示用乱数更新処理が後述するタイマ割込処理でも実行されることから、タイマ割込処理における処理と競合してしまうことを避けるためである。すなわち、ステップS17の処理中にタイマ割込が発生してタイマ割込処理中で表示用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新してしまったのでは、カウント値の連続性が損なわれる場合がある。しかし、ステップS17の処理中では割込禁止状態にしておけば、そのような不都合が生ずることはない。
【0054】
タイマ割込が発生すると、CPU151aは、レジスタの退避処理(ステップS20)を行った後、図6に示すステップS21〜S33の遊技制御処理を実行する。遊技制御処理において、CPU151aは、まず、通過球検出器61b、始動球検出器60、特定球検出器51および入賞個数検出器52等のスイッチの検出信号を入力し、それらの状態判定を行う(スイッチ処理:ステップS21)。
【0055】
次に、遊技制御に用いられる大当り判定用の乱数等の各判定用乱数を生成するための各カウンタのカウント値を更新する処理を行う(ステップS22)。CPU151aは、さらに、初期値用乱数を生成するためのカウンタのカウント値を更新する処理および表示用乱数を生成するためのカウンタのカウント値を更新する処理を行う(ステップS23,S24)。
【0056】
図7は、各乱数を示す説明図である。各乱数を示す説明図である。各乱数は、以下のように使用される。
(1)ランダム1:大当りを発生させるか否か決定する(大当り判定用)
(2)ランダム2−1〜2−3(ランダム2):特別図柄の左中右のはずれ図柄決定用(特別図柄左中右)
(3)ランダム3:大当りを発生させる特別図柄の組合せを決定する(大当り図柄決定用)
(4)ランダム4:特別図柄の変動パターンを決定する(変動パターン決定用)(5)ランダム5:大当りを発生させない場合にリーチとするか否かを決定する(リーチ判定用)
(6)ランダム6:普通図柄にもとづく当りを発生させるか否か決定する(普通図柄当り判定用)
(7)ランダム7:ランダム1の初期値を決定する(ランダム1初期値決定用)(8)ランダム8:ランダム6の初期値を決定する(ランダム6初期値決定用)(9)ランダム9:予告演出を実行するか否かを決定する(予告判定用)
(10)ランダム10:予告演出の演出パターンを決定する(予告パターン決定用)
ステップS22では、CPU151aは、(1)の大当り判定用乱数、(3)の大当り図柄決定用乱数、(6)の普通図柄当り判定用乱数、および(9)の予告判定用乱数を生成するためのカウンタのカウントアップ(1加算)を行う。すなわち、それらが判定用乱数であり、それら以外の乱数が表示用乱数または初期値用乱数である。なお、遊技効果を高めるために、上記(1)〜(10)の乱数以外の普通図柄に関する乱数等も用いられている。
【0057】
さらに、CPU151aは、特別図柄プロセス処理を行う(ステップS25)。特別図柄プロセス制御では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステップS26)。普通図柄プロセス処理では、普通図柄表示器63の表示状態を所定の順序で制御するための普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
【0058】
次いで、CPU151aは、特別図柄に関する演出制御コマンドをRAM151bの所定の領域に設定して演出制御コマンドを送出する処理を行う(特別図柄コマンド制御処理:ステップS27)。また、普通図柄に関する演出制御コマンドをRAM151bの所定の領域に設定して演出制御コマンドを送出する処理を行う(普通図柄コマンド制御処理:ステップS28)。
【0059】
さらに、CPU151aは、例えばホール管理用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動情報などのデータを出力する情報出力処理を行う(ステップS29)。
【0060】
また、CPU151aは、入賞口スイッチ51,52,55a,55b,65a,65bの検出信号にもとづく賞球個数の設定などを行う賞球処理を実行する(ステップS30)。具体的には、入賞口スイッチ51,52,55a,55b,65a,65bの何れかがオンしたことにもとづく入賞検出に応じて、払出制御基板144に賞球個数を示す払出制御コマンドを出力する。払出制御基板144に搭載されている払出制御用CPUは、賞球個数を示す払出制御コマンドに応じて払出装置116を駆動する。
【0061】
そして、CPU151aは、始動入賞記憶数の増減をチェックする記憶処理を実行する(ステップS31)。また、遊技機の制御状態を遊技機外部で確認できるようにするための試験信号を出力する処理である試験端子処理を実行する(ステップS32)。さらに、所定の条件が成立したときにソレノイド回路(図示しない)に駆動指令を行う(ステップS33)。普通可変入賞球装置58または特別可変入賞球装置48を開状態または閉状態としたり、特別可変入賞球装置48内の遊技球通路を切り替えたりするために、ソレノイド回路は、駆動指令に応じてソレノイド43,50,59を駆動する。その後、レジスタの内容を復帰させ(ステップS34)、割込許可状態に設定する(ステップS35)。
【0062】
以上の制御によって、この実施の形態では、遊技制御処理は2ms毎に起動されることになる。なお、この実施の形態では、タイマ割込処理で遊技制御処理が実行されているが、タイマ割込処理では例えば割込が発生したことを示すフラグのセットのみがなされ、遊技制御処理はメイン処理において実行されるようにしてもよい。
【0063】
図8は、CPU151aが実行する特別図柄プロセス処理のプログラムの一例を示すフローチャートである。図8に示す特別図柄プロセス処理は、図6のフローチャートにおけるステップS25の具体的な処理である。CPU151aは、特別図柄プロセス処理を行う際に、変動短縮タイマ減算処理(ステップS310)を行い、遊技盤40に設けられている普通可変入賞球装置58に遊技球が入賞したことを検出するための始動球検出器60がオンしていたら、すなわち遊技球が普通可変入賞球装置58に入賞する始動入賞が発生していたら(ステップS311)、始動口スイッチ通過処理(ステップS312)を行った後に、内部状態に応じて、ステップS300〜S308のうちのいずれかの処理を行う。変動短縮タイマは、特別図柄の変動時間が短縮される場合に、変動時間を設定するためのタイマである。
【0064】
特別図柄通常処理(ステップS300):特別図柄の可変表示を開始できる状態になるのを待つ。特別図柄の可変表示が開始できる状態になると、始動入賞記憶数を確認する。始動入賞記憶数が0でなければ、特別図柄の可変表示の結果、大当りとするか否か決定する。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS301に移行するように更新する。
【0065】
特別図柄停止図柄設定処理(ステップS301):特別図柄の可変表示後の左中右図柄の停止図柄を決定する。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS302に移行するように更新する。
【0066】
変動パターン設定処理(ステップS302):特別図柄の可変表示の変動パターン(可変表示態様)を、変動パターン決定用乱数の値に応じて決定する。また、変動時間タイマをスタートさせる。このとき、表示制御基板75に対して、左中右最終停止図柄と変動態様(変動パターン)を指令する情報とが送信される。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS303に移行するように更新する。
【0067】
特別図柄変動処理(ステップS303):所定時間(ステップS302の変動時間タイマで示された時間)が経過すると、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS304に移行するように更新する。
【0068】
特別図柄停止処理(ステップS304):可変表示装置44において表示される全図柄が停止されるように制御する。具体的には、特別図柄停止を示す演出制御コマンドが送信される状態に設定する。そして、停止図柄が大当り図柄の組み合わせである場合には、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS305に移行するように更新する。そうでない場合には、内部状態をステップS300に移行するように更新する。
【0069】
大入賞口開放開始処理(ステップS305):特別可変入賞球装置48を開放する制御を開始する。具体的には、カウンタやフラグを初期化するとともに、ソレノイド50を駆動して特別可変入賞球装置48を開放する。また、プロセスタイマによって大入賞口開放中処理の実行時間を設定し、大当り中フラグをセットする。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS306に移行するように更新する。
【0070】
大入賞口開放中処理(ステップS306):特別可変入賞球装置48のラウンド表示の演出制御コマンドを表示制御基板75に送出する制御や特別可変入賞球装置48の閉成条件の成立を確認する処理等を行う。最後の特別可変入賞球装置48の閉成条件が成立したら、内部状態をステップS307に移行するように更新する。
【0071】
特定領域有効時間処理(ステップS307):特定球検出器51の通過の有無を監視して、特定遊技状態継続条件の成立を確認する処理を行う。特定遊技状態継続の条件が成立し、かつ、まだ残りラウンドがある場合には、内部状態をステップS305に移行するように更新する。また、所定の有効時間内に特定遊技状態継続条件が成立しなかった場合、または、全てのラウンドを終えた場合には、内部状態をステップS308に移行するように更新する。
【0072】
大当り終了処理(ステップS308):特定遊技状態が終了したことを遊技者に報知する表示制御を演出制御手段に行わせるための制御を行う。そして、内部状態をステップS300に移行するように更新する。
【0073】
図9は、この実施の形態で用いられる変動パターンの一例を示す説明図である。図9において、「EXT」とは、2バイト構成の演出制御コマンドにおける2バイト目のEXTデータを示す。また、「時間」は特別図柄の変動時間(識別情報の可変表示期間)を示す。
【0074】
この例では、特別図柄の各変動パターンは、確変大当りとするか否か、非確変大当りとするか否か、リーチとするか否か、リーチとする場合のリーチ態様、予告演出を行うか否か、および予告演出を行う場合の予告態様など、各種の演出態様の違いに応じて複数種類用意されている。
【0075】
なお、「通常変動」とは、リーチ態様を伴わない変動パターンである。「ノーマルリーチ」とは、リーチ態様を伴うが変動結果(停止図柄)が大当りを生じさせるものとならない変動パターンである。「リーチA」は、「ノーマルリーチ」とは異なるリーチ態様を持つ変動パターンである。また、リーチ態様が異なるとは、リーチ変動時間において異なった態様の変動態様(速度や回転方向等)やキャラクタ等が現れることをいう。例えば、「ノーマル」では単に1種類の変動態様によってリーチ態様が実現されるのに対して、「リーチA」では、変動速度や変動方向が異なる複数の変動態様を含むリーチ態様が実現される。
【0076】
また、「リーチB」は、「ノーマルリーチ」および「リーチA」とは異なるリーチ態様を持つ変動パターンである。そして、「リーチC」は、「ノーマルリーチ」、「リーチA」および「リーチB」とは異なるリーチ態様を持つ変動パターンである。なお、「リーチA」、「リーチB」および「リーチC」では、大当りとなる場合と大当りとならない場合とがある。
【0077】
また、「予告A」〜「予告D」は、後述する連続予告A〜連続予告Dの演出態様による予告演出である。
【0078】
なお、短縮表示パターンが用いられるようにしてもよい。短縮表示パターンは、左中右の図柄の変動時間が例えば1.0秒という極めて短い変動パターンである。
【0079】
また、この実施の形態では、高確率時(確変中)でも低確率時(非確変中=通常状態)でも変動パターン1〜89の変動パターンが用いられるが、高確率時には変動パターン1〜14のそれぞれの変動時間を短くするようにしてもよい。また、高確率時に用いられる変動パターン群(使用されうる複数の変動パターン)と低確率時に用いられる変動パターン群とを別にしてもよい。更に、遊技演出の演出モードの違いによって、変動パターン1〜14のそれぞれの変動時間を短くしたり、あるいは、演出モードの違いによって変動パターン群を分けてもよい。
【0080】
図10(A)は、大当り時変動パターン種別選択テーブルの一例を示す説明図である。大当り時変動パターン種別選択テーブルは、大当りと判定されたときに使用されるテーブルであって、変動パターン種別テーブルの選択のために用いられるテーブルである。図10(A)に示すように、大当り時変動パターン種別選択テーブルには、変動パターン種別テーブルとして、予告演出を行わないときに使用される大当り時変動パターン種別テーブル(テーブルTA)が一つ設定されているとともに、連続予告の残り回数に対応して、予告演出を行うときに使用される予告時変動パターン種別テーブル(テーブルT1〜テーブルT4)が設定されている。なお、大当り時変動パターン種別テーブルを複数設定しておくようにしてもよく、予告時変動パターン種別テーブルを連続予告の残り回数のそれぞれに対応して複数設定しておくようにしてもよい。
【0081】
図10(B)は、はずれ時変動パターン種別選択テーブルの一例を示す説明図である。はずれ時変動パターン種別選択テーブルは、はずれと判定されたときに使用されるテーブルであって、変動パターン種別テーブルの選択のために用いられるテーブルである。図10(B)に示すように、はずれ時変動パターン種別選択テーブルには、変動パターン種別テーブルとして、予告演出を行わないときに使用されるはずれ時変動パターン種別テーブル(テーブルTH)が一つ設定されているとともに、連続予告の残り回数と予告パターンとの組合せに対応して、予告演出を行うときに使用される予告時変動パターン種別テーブル(テーブルT5〜テーブルT20)が設定されている。なお、図10(B)には、リーチにもならないはずれの場合に使用される変動パターン種別テーブルのみが示されているが、図10(B)に示すはずれ時変動パターン種別選択テーブルには、リーチにもならないはずれの場合に使用される変動パターン種別テーブルのそれぞれに対応して、リーチとなったあとはずれとなる場合に使用される変動パターン種別テーブルも設定されているものとする。
【0082】
図11は、各変動パターン種別テーブルの一例を示す説明図である。各変動パターン種別テーブルには、変動パターン決定用乱数と比較される比較値が、各変動パターンに対応して振り分けられた状態で設定される。図11には、各変動パターン種別テーブルにて、各変動パターンに対応して振り分けられた比較値の数が表されている。
【0083】
なお、変動パターン決定用乱数と比較される各比較値は、各変動パターン種別テーブルの特性を考慮して振り分けされ、使用する変動パターン種別テーブルとの関係で出現し得る演出を示す変動パターンにのみ振り分けられる。具体的には、例えば、テーブルTAは、「大当り」かつ「予告演出なし」のときに使用されるテーブルであるため、テーブルTAでは、はずれとなる変動パターンや予告演出を行う変動パターンに対応して比較値が振り分けされることはない。
【0084】
図11に示すように、変動パターン種別テーブルTAでは、150個の比較値のうち、125個の比較値が変動パターン15に対応し、15個の比較値が変動パターン16に対応し、残りの比較値が他の1又は2以上の変動パターンに対応するように設定されている。変動パターン種別テーブルTHは、150個全ての比較値が変動パターン1に対応して振り分けられている。図11には、一部の変動パターン種別テーブルだけが表れているが、他の変動パターン種別テーブルも同様に、それぞれ比較値が振り分けされて設定されている。
【0085】
図12は始動口スイッチ通過処理(ステップS312)を示すフローチャートである。始動口スイッチ通過処理において、CPU151aは、始動入賞記憶数が最大値である4に達しているかどうか確認する(ステップS111)。始動入賞記憶数が4に達していなければ、始動記憶手段(CPU151a)によって始動入賞記憶数を1増やし(ステップS112)、大当り判定用乱数等の各乱数の値を抽出し、それらを始動入賞記憶数の値に対応した保存領域(特別図柄判定用バッファ)に格納する(ステップS113)。なお、乱数を抽出するとは、乱数を生成させるためのカウンタからカウント値を読み出して、読み出したカウント値を乱数値とすることである。ステップS113では、乱数のうち、大当り判定用乱数,はずれ図柄決定用乱数,大当り図柄決定用乱数,変動パターン決定用乱数,リーチ判定用乱数及び予告判定用乱数が抽出される。そして、変動時間を短縮するか否かの判定を行うための変動時間短縮判定時間をセットする(ステップS114)。
【0086】
図13(A)は、大当り判定モジュールで用いられる大当り判定テーブルの一例を示す説明図である。また、図13(B)は、リーチ判定モジュールで用いられるリーチ判定テーブルの一例を示す説明図である。さらに、図13(C)は、予告設定処理で用いられる予告判定テーブルの一例を示す説明図である。図13(A)に示すように、この実施の形態では、低確率時(非確変時)では大当り判定値は「3」であり、高確率時(確変時)では大当り判定値は「3」、「7」、「79」、「103」、「107」である。また、図13(B)に示すように、低確率時(非確変時)ではリーチ判定値は「0」、「1」、「11」であり、高確率時ではリーチ判定値は「0」、「1」、「9」、「11」、「12」である。さらに、図13(C)に示すように、保留記憶の全てがはずれであったときには予告判定値は「1」、「7」、「17」であり、保留記憶中に大当りとなるものがあったときには予告判定値は「0」〜「30」、「70」〜「99」である。
【0087】
図14は、大当り判定モジュールを示すフローチャートである。大当り判定処理において、CPU151aは、まず、そのときの状態が確変中であるか否か判定し(ステップS171)、確変中であれば、図13(A)に示された大当り判定テーブル中の高確率時のテーブルを使用することに決定する(ステップS172)。確変中でなければ、大当り判定テーブル中の低確率時のテーブルを使用することに決定する(ステップS173)。
【0088】
そして、CPU151a(数値データ抽出手段)によって抽出されているランダム1の値に一致する値が大当り判定テーブル中にあるか否かをCPU151a(事前判定手段)によって判定し(ステップS174,S175)、一致する値があれば大当りとすることにし(ステップS176)、一致する値がなければ大当りとしないことに決定する(ステップS177)。
【0089】
図15は、リーチ判定モジュールを示すフローチャートである。リーチ判定処理において、CPU151aは、まず、そのときの状態が確変中であるか否か判定し(ステップS151)、確変中であれば、図13(B)に示されたリーチ判定テーブル中の高確率時のテーブルを使用することに決定する(ステップS152)。確変中でなければ、リーチ判定テーブル中の低確率時のテーブルを使用することに決定する(ステップS152)。
【0090】
そして、抽出されているランダム5の値に一致する値がリーチ判定テーブル中にあるか否か判定し(ステップS154,S155)、一致する値があればリーチすることにし(ステップS156)、一致する値がなければリーチしないことに決定する(ステップS157)。
【0091】
図16は、特別図柄プロセス処理における特別図柄通常処理(ステップS300)を示すフローチャートである。特別図柄通常処理において、CPU151aは、特別図柄の変動を開始することができる状態(例えば特別図柄プロセスフラグの値がステップS300を示す値となっている場合)には(ステップS51)、始動入賞記憶数の値を確認する(ステップS52)。具体的には、始動入賞カウンタのカウント値を確認する。なお、特別図柄プロセスフラグの値がステップS300を示す値となっている場合とは、可変表示装置44において図柄の変動がなされていず、かつ、大当り遊技中でもない場合である。
【0092】
始動入賞記憶数が0でなければ、予告設定処理を実行する(ステップS53)。次いで、始動入賞記憶数=1に対応する保存領域に格納されている各乱数値を読み出してRAM151bの乱数バッファ領域に格納するとともに(ステップS54)、始動入賞記憶数の値を1減らし、かつ、各保存領域の内容をシフトする(ステップS55)。すなわち、始動入賞記憶数=n(n=2,3,4)に対応する保存領域に格納されている各乱数値を、始動入賞記憶数=n−1に対応する保存領域に格納する。
【0093】
次いで、CPU151aは、乱数格納バッファから大当り判定用乱数を読み出し(ステップS56)、可変表示の開始条件の成立に基づいて開始される可変表示の可変表示を当りとするか否かを判定する開始前判定手段(CPU151a)としての大当り判定モジュール(処理モジュール)を実行する(ステップS57)。大当りとすることに決定した場合には(ステップS58)、CPU151aは、大当りフラグをセットする(ステップS59)。そして、特別図柄プロセスフラグの値を特別図柄停止図柄設定処理に対応した値に更新する(ステップS60)。
【0094】
図17は、特別図柄通常処理における予告設定処理(ステップS53)を示すフローチャートである。なお、本例の予告設定処理は、始動入賞カウンタ=0のときは、何らの処理も実行されることなく終了するものとする。予告設定処理において、CPU151aは、確変状態でなければ(ステップS121)、連続予告演出を実現するための予告演出の実行回数のうち、未だ実行されていない残りの回数が記憶されている予告回数カウンタを読み出す(ステップS122)。読み出した予告回数カウンタのカウント値が0であれば(ステップS123)、CPU151aは、始動入賞カウンタのカウント値を処理数に設定するとともに(ステップS124)、検査回数カウンタのカウント値を初期値である0に設定する(ステップS125)。なお、検査回数カウンタは、後述するステップS126〜ステップS129のループ処理の繰り返し回数をカウントするためのカウンタである。
【0095】
次いで、CPU151aは、検査回数カウンタのカウント値を1加算し(ステップS126)、始動入賞記憶数=(検査回数カウンタのカウント値が示す数)に対応する保存領域に格納されている大当り判定用乱数値を読み出して(ステップS127)、大当り判定モジュール(処理モジュール)を実行する。すなわち、大当り判定サブルーチンをコールする(ステップS128)。大当り判定モジュールにおいて読み出した大当り判定用乱数値にもとづいて大当りとならないと判定された場合には(ステップS129)、CPU151aは、処理数を1減算し(ステップS130)、減算後の処理数が0になっていなければステップS126の処理に移行する(ステップS131)。なお、事前判定手段としての大当り判定モジュールと、上記した開始前判定手段としての大当りモジュールとは、共通の処理モジュールによるものである。
【0096】
すなわち、この例では、ステップS126〜ステップS131の処理が、処理数が0になるまで繰り返し実行される。ただし、この例では、ステップS126〜ステップS131のループ処理におけるステップS129にて大当りとなるとの判定がなされると、その時点でループ処理を終了する。つまり、ステップS126〜ステップS131では、保留中の可変表示の中に大当りとなるものがあると判定されるまで、または、処理数が0となるまで(保留中の可変表示についての判定を全て終えるまで)、始動入賞記憶数=1〜4に対応するそれぞれの保存領域に格納されている各大当り判定用乱数値が、抽出された時期が早い方から順番に読み出され、大当りとなるか否かの判定が実行される。
【0097】
CPU151aは、ステップS129において大当りとなると判定された場合には(ステップS129)、大当りあり時の予告判定テーブル(図13(C)の右側のテーブル)を使用テーブルとして設定する(ステップS142)。なお、ステップS129において大当りとなると判定された場合の図柄が確変図柄であるか非確変図柄であるかがCPU151aにより監視されており、確変大当りであるか否かの判定は、この監視結果により行われる。例えば、監視の結果、大当りが奇数の図柄によって構成されるものの場合、確変大当りとなり、「0」又は偶数の図柄によって構成される者の場合、非確変大当りとなる。また、CPU151aは、ステップS131において減算後の処理数が0となっていた場合には、始動入賞カウンタのカウント値を処理数に設定するとともに(ステップS132)、検査回数カウンタのカウント値を初期値である0に設定する(ステップS133)。なお、検査回数カウンタは、後述するステップS134〜ステップS137のループ処理の繰り返し回数をカウントするためのカウンタである。
【0098】
次いで、CPU151aは、検査回数カウンタのカウント値を1加算し(ステップS134)、始動入賞記憶数=(検査回数カウンタのカウント値が示す数)に対応する保存領域に格納されているリーチ判定用乱数値を読み出して(ステップS135)、リーチ判定モジュールを実行する。すなわち、リーチ判定サブルーチンをコールする(ステップS136)。リーチ判定モジュールにおいて読み出したリーチ判定用乱数値にもとづいてリーチとならないと判定された場合には(ステップS137)、CPU151aは、処理数を1減算し(ステップS138)、減算後の処理数が0になっていなければステップS134の処理に移行する(ステップS139)。
【0099】
すなわち、この例では、ステップS134〜ステップS139の処理が、処理数が0になるまで繰り返し実行される。ただし、この例では、ステップS134〜ステップS139のループ処理におけるステップS137にてリーチとなるとの判定がなされると、その時点でループ処理を終了する。つまり、ステップS134〜ステップS139では、保留中の可変表示の中にリーチとなるものがあると判定されるまで、または、処理数が0となるまで(保留中の可変表示についての判定を全て終えるまで)、始動入賞記憶数=1〜4に対応するそれぞれの保存領域に格納されている各リーチ判定用乱数値が、抽出された時期が早い方から順番に読み出され、リーチとなるか否かの判定が実行される。
【0100】
CPU151aは、ステップS137においてリーチとなると判定された場合には(ステップS137)、リーチ時の予告判定テーブル(図示しない)を使用テーブルとして設定する(ステップS143)。また、CPU151aは、ステップS139において減算後の処理数が0となっていた場合には、保留中の可変表示の中に大当りとなるものとリーチとなるものは含まれていないと判定し、はずれ時の予告判定テーブル(図13(C)の左側のテーブル)を使用テーブルとして設定する(ステップS144)。
【0101】
そして、CPU151aは、検査回数カウンタのカウント値が2以上であれば(ステップS145)、始動入賞記憶数=1に対応する保存領域に格納されている予告判定用乱数を抽出し(ステップS146)、予告演出決定手段(CPU151a)が使用テーブルとして設定されている予告判定テーブルを用いて連続予告を行うことにするか否か判定する(ステップS147)。
【0102】
連続予告を行うと判定された場合には、連続予告における予告演出の連続回数の残数をカウントする予告回数カウンタに、検査回数カウンタのカウント値を設定する(ステップS148)。そして、始動入賞記憶数=1に対応する保存領域に格納されている予告パターン決定用乱数値を抽出し(ステップS149)、その予告パターン決定用乱数にもとづいて予告パターンを決定する(ステップS150)。
【0103】
ステップS150での予告パターンの決定には、例えば、予告パターン決定用乱数の抽出値と比較される比較値が振り分けられた予告パターン決定用テーブル(図示せず)が用いられる。予告パターン決定用テーブルには、例えば、連続予告A〜連続予告Dを用いた連続回数分の予告演出の組合せが予め設定されており、その組合せに比較値が振り分けされている。従って、ステップS150では、連続回数分の予告演出が決定される。
【0104】
具体的には、ステップS148にて予告回数カウンタに「4」が設定された場合には、ステップS148にて4回分の予告演出の組合せが予め設定されている予告パターン決定用テーブルが用いられ、ステップS149で抽出された予告パターン決定用乱数値によって4回分の可変表示それぞれで実行される各予告演出が決定される。例えば、連続予告A、連続予告C、連続予告B、連続予告Dの順番で予告演出が実行されることが決定される。
【0105】
図18は、特別図柄プロセス処理における特別図柄停止図柄設定処理(ステップS301)を示すフローチャートである。特別図柄停止図柄設定処理において、CPU151aは、大当りフラグがセットされているか否か確認する(ステップS61)。大当りフラグがセットされている場合には、大当り図柄用乱数(ランダム3)の値(ステップS53において読み出したランダム3)に従って大当り図柄を決定する(ステップS62)。この実施の形態では、ランダム3の値に応じた大当り図柄テーブルに設定されている図柄番号の各図柄が、大当り図柄として決定される。大当り図柄テーブルには、複数種類の大当り図柄の組み合わせのそれぞれに対応した左中右の図柄番号が設定されている。そして、特別図柄プロセスフラグの値を変動パターン設定処理に対応した値に更新する(ステップS63)。
【0106】
大当りフラグがセットされていない場合には、CPU151aは、リーチ判定モジュールを実行する(ステップS65)。ここでは、リーチ判定モジュールにおいて、ステップS53で保存領域から読み出したランダム3の値すなわち乱数値バッファに格納されている値にもとづいてリーチとするか否かの決定が行われる(ステップS64)。また、ランダム2−1の値に従って左右図柄を決定し、ランダム2−2の値に従って中図柄を決定する(ステップS67)。ここで、決定された中図柄が左右図柄と一致した場合には、中図柄に対応した乱数の値に1加算した値に対応する図柄を中図柄の停止図柄として、大当り図柄と一致しないようにする。そして、ステップS63に移行する。
【0107】
ステップS66においてリーチしないことに決定された場合には、はずれの場合の停止図柄の決定を行う(ステップS68)。具体的には、ステップS53で読み出した値、すなわち抽出されているランダム2−1の値に従って左図柄を決定し、ランダム2−2の値に従って中図柄を決定するとともに、ランダム2−3の値に従って右図柄を決定する。なお、ここでは、左右図柄が一致した場合には右図柄を1図柄ずらし、リーチにもならないはずれとなるようにする。そして、ステップS63に移行する。なお、ステップS62において確変図柄が決定された場合には、大当り遊技の終了後に確変状態に移行することを示す確変フラグがセットされる。
【0108】
図19は、特別図柄プロセス処理における変動パターン設定処理(ステップS302)を示すフローチャートである。変動パターン設定処理において、CPU151aは、予告回数カウンタを読み出し(ステップS71)、読み出した予告回数カウンタのカウント値が0でなければ、予告時変動パターン種別テーブル選択処理を行う(ステップS73)。一方、ステップS71にて読み出した予告回数カウンタのカウント値が0であれば、大当りフラグの状態を確認し(ステップS74)、大当りフラグがセットされていれば大当り時変動パターン種別テーブル選択処理を行い(ステップS75)、大当りフラグがセットされていなければはずれ時変動パターン種別テーブル選択処理を行う(ステップS76)。
【0109】
次いで、CPU151aは、変動パターン決定用乱数カウンタから変動パターン決定用乱数を抽出し(ステップS77)、抽出した変動パターン決定用乱数と、ステップS73、ステップS75またはステップS76にて選択された変動パターン種別テーブルとを用いて変動パターンを決定する(ステップS78)。具体的には、ステップS78にて、予め用意されている複数種類の変動パターン(図9参照)の中から、使用テーブルとして設定されている変動パターン種別テーブルに配されている比較値のうち、抽出した変動パターン決定用乱数の値と一致する比較値が対応付けされている変動パターンとすることに決定される。
【0110】
変動パターンを決定すると、CPU151aは、決定した変動パターンの変動時間データを特別図柄プロセスタイマに設定する(ステップS79)。そして、CPU151aは、決定した変動パターン指定のコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットし(ステップS80)、サブルーチンであるコマンドセット処理を実行する(ステップS81)。
【0111】
コマンドセット処理を実行することによって演出制御コマンドが表示制御基板75に送信される。この実施の形態では、演出制御手段に送信されうる各演出制御コマンドはROM151cのコマンド送信テーブルに格納されている。また、コマンドセット処理では、CPU151aは、ポインタが示すROM151cのアドレスに格納されている演出制御コマンドデータを、演出制御コマンドデータを出力するための出力ポートに設定するとともに、コマンドを送信することを示す演出制御INT信号を出力する。
【0112】
図20は、予告時変動パターン種別テーブル選択処理(ステップS73)を示すフローチャートである。予告時変動パターン種別テーブル選択処理において、CPU151aは、予告回数カウンタを読み出して(ステップS73a)、その予告回数カウンタのカウント値を1減算する(ステップS73b)。
【0113】
次いで、CPU151aは、大当りフラグがセットされていれば(ステップS73c)、大当り時変動パターン種別選択テーブル(図10(A)参照)を使用テーブルに設定し(ステップS73d)、残り予告回数にもとづいて予告時変動パターン種別テーブルの何れかを選択して使用テーブルとして設定する(ステップS73e)。残り予告回数は、連続予告として実行される複数回の予告演出のうち未だ実行されていない予告演出の回数を意味し、ここでは予告回数カウンタのカウント値に1加算した値に一致する。また、ステップS73eでは、例えば図10(A)に示した大当り時変動パターン種別選択テーブルが用いられる場合には、予告回数カウンタのカウント値が2であれば、残り予告回数が3回であるときの予告時変動パターン種別テーブル3が選択される。
【0114】
大当りフラグがセットされていなければ(ステップS73c)、CPU151aは、はずれ時変動パターン種別選択テーブル(図10(B)参照)を使用テーブルに設定し(ステップS73f)、残り予告回数と予告パターン(ステップS139にて決定された予告パターン)とにもとづいて予告時変動パターン種別テーブルの何れかを選択して使用テーブルとして設定する(ステップS73g)。ステップS73gでは、例えば図10(B)に示したはずれ時変動パターン種別選択テーブルが用いられる場合には、予告回数カウンタのカウント値が2であれば、残り予告回数が3回であるときの予告時変動パターン種別テーブル13〜16のうち、予告パターンにおける今回の予告演出の演出態様(予告A〜予告Dのいずれか)に対応付けされている予告時変動パターン種別テーブルが選択される。例えば、予告パターンとして各残り予告回数にて実行される予告演出の態様が決定されているものとし、その予告パターンにおいて残り予告回数が3回のときに実行される予告演出が予告Bであるとすると、ステップS73gにて予告時変動パターン種別テーブル14が選択される。
【0115】
図21は、大当り時変動パターン種別テーブル選択処理(ステップS75)を示すフローチャートである。大当り時変動パターン種別テーブル選択処理において、CPU151aは、大当り時変動パターン種別選択テーブル(図10(A)参照)を使用テーブルに設定し(ステップS75a)、その大当り時変動パターン種別選択テーブルから大当り時変動パターン種別テーブル(テーブルTA)を使用テーブルとして選択して設定する(ステップS75b)。この例では、大当り時変動パターン種別テーブルは1つだけしか設けられていないが、例えば確変大当り時と非確変大当り時とで別個に設けられているような場合には、確変大当りか非確変大当りかを判定し、その判定結果に応じて大当り時変動パターン種別テーブルを選択するようにすればよい。
【0116】
図22は、はずれ時変動パターン種別テーブル選択処理(ステップS76)を示すフローチャートである。はずれ時変動パターン種別テーブル選択処理において、CPU151aは、はずれ時変動パターン種別選択テーブル(図10(B)参照)を使用テーブルに設定し(ステップS76a)、そのはずれ時変動パターン種別選択テーブルからはずれ時変動パターン種別テーブル(テーブルTH)を使用テーブルとして選択して設定する(ステップS76b)。この例では、はずれ時変動パターン種別テーブルは1つだけしか示されていないが、リーチにもならないはずれ時に使用されるテーブルと、リーチとなったあとはずれとなるときに使用されるテーブルとが設けられている。従って、リーチにもならないはずれとなるのかリーチとなったあとはずれとなるのかを判定し、その判定結果に応じてはずれ時変動パターン種別テーブルを選択するようにすればよい。
【0117】
図23は、2msタイマ割込処理における記憶処理(ステップ31)を示すフローチャートである。記憶処理において、CPU151aは、始動入賞記憶カウンタのカウント値が前回始動入賞記憶カウンタのカウント値と同じであるか否か確認する(ステップS161)。同じでなければ、すなわち始動入賞記憶数に変化が生じていれば、始動入賞記憶数に応じた始動入賞記憶指定のコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットし(ステップS162)、サブルーチンであるコマンドセット処理を実行する(ステップS163)。そして、始動入賞記憶カウンタのカウント値を、前回始動入賞記憶カウンタに設定しておく(ステップS164)。
【0118】
以上の処理によって、始動入賞記憶数が変化したときには、表示制御基板75に搭載されている演出制御手段に対して、始動入賞記憶数指定の演出制御コマンドが送信される(ステップS161〜S163)。
【0119】
上記のように、可変表示装置44において可変表示を開始できる条件(開始条件)が成立したときには、大当りとするか否か、またはずれリーチとするか否かが決定される(ステップS57,S65参照)。そして、その決定結果にもとづいて実際の可変表示の表示結果が導出される(ステップS62,S67,S68参照)。ただし、可変表示の開始条件が成立したときに用いられる乱数値は、可変表示の実行条件が成立したときに抽出され保存領域に保存された値である。
【0120】
図24は、表示制御基板75に送出される演出制御コマンドの内容の一例を示す説明図である。図24に示す例において、コマンド8000(H)〜8058(H)は、特別図柄を可変表示する可変表示装置44における特別図柄の変動パターンを指定する演出制御コマンドである。なお、変動パターンを指定するコマンド(変動パターンコマンド)は変動開始指示も兼ねている。
【0121】
コマンド88XX(H)(X=4ビットの任意の値)は、普通図柄の変動パターンに関する演出制御コマンドである。コマンド89XX(H)は、普通図柄の停止図柄を指定する演出制御コマンドである。コマンド8A00(H)は、普通図柄の可変表示の停止を指示する演出制御コマンドである。
【0122】
コマンド91XX(H)、92XX(H)および93XX(H)は、特別図柄の左中右の停止図柄を指定する演出制御コマンドである。「XX」には図柄番号が設定される。また、コマンドA000(H)は、特別図柄の可変表示の停止を指示する演出制御コマンドである。コマンドBXXX(H)は、大当り遊技開始から大当り遊技終了までの間に送出される演出制御コマンドである。そして、コマンドC000(H)〜EXXX(H)は、特別図柄の変動および大当り遊技に関わらない可変表示装置44の表示状態に関する演出制御コマンドである。
【0123】
コマンドD000(H)は、客待ちデモンストレーションを指定する演出制御コマンドである。
【0124】
コマンドE0XX(H)は、可変表示装置44における始動入賞記憶数を表示する表示エリアにおいて、表示色を変化させる始動記憶表示エリア18の個数を示す演出制御コマンドである。例えば、演出制御手段は、各始動記憶表示エリア18のうち「XX(H)」で指定される個数の始動記憶表示エリア18の表示色を変化させる。すなわち、コマンドE0XX(H)は、保留個数という情報を報知するために設けられている表示エリアの制御を指示するコマンドである。なお、表示色を変化させる始動記憶表示エリア18の個数に関するコマンドが、表示色を変化させるエリアの個数の増減を示すように構成されていてもよい。また、この実施の形態では、始動入賞記憶の上限値は4であるから、「XX」は0〜4のいずれかである。
【0125】
また、コマンドE400(H)は、高確率状態から低確率状態になったときに送信されるコマンドであり、コマンドE401(H)は、低確率状態から高確率状態になったときに送信されるコマンドである。
【0126】
表示制御基板75の演出制御手段は、主基板151の遊技制御手段から上述した演出制御コマンドを受信すると図24に示された内容に応じて可変表示装置44および普通図柄表示器63の表示状態を変更するとともに、ランプ・LEDの表示状態を変更し、必要ならば効果音制御基板82に対して音番号データを出力する。なお、図24に示された例以外の制御コマンドも遊技制御手段から演出制御手段に送信される。例えば、賞球ランプ10や球切れランプ9の表示状態、および普通図柄始動記憶LED64の点灯個数を示す制御コマンド等や、大当り遊技に関するより詳細な演出制御コマンドも遊技制御手段から演出制御手段に送信される。
【0127】
可変表示の開始を示す可変表示開始指定コマンドおよび可変表示態様を特定可能な可変表示態様指定コマンドは、変動パターン指定の演出制御コマンドで実現され、識別情報の表示結果を特定可能な識別情報指定コマンドは、左図柄指定、中図柄指定、右図柄指定の演出制御コマンドで実現され、可変表示の終了を示す可変表示終了指定コマンドは、特別図柄停止の演出制御コマンドで実現されている。また、この実施の形態では、変動パターン指定の演出制御コマンドが可変表示の開始を示す可変表示開始指定コマンドおよび可変表示態様を特定可能な可変表示態様指定コマンドとして兼用されているが、可変表示開始指定コマンドと可変表示態様を特定可能な可変表示態様指定コマンドとを別にしてもよい。
【0128】
次に、表示制御基板75の動作を説明する。図25は、CPU75aが実行するメイン処理を示すフローチャートである。メイン処理では、まず、RAM75bのクリアや各種初期値の設定、また表示制御の起動間隔を決めるための2msタイマの初期設定等を行うための初期化処理が行われる(ステップS701)。その後、CPU75aは、タイマ割込フラグの監視(ステップS702)の確認を行うループ処理に移行する。図26に示すように、タイマ割込が発生すると、CPU75aは、タイマ割込フラグをセットする(ステップS711)。メイン処理において、タイマ割込フラグがセットされていたら、CPU75aは、そのフラグをクリアし(ステップS703)、以下の表示制御処理を実行する。
【0129】
この実施の形態では、タイマ割込は2ms毎にかかる。すなわち、表示制御処理は、2ms毎に起動される。また、この実施の形態では、タイマ割込処理ではフラグセットのみがなされ、具体的な表示制御処理はメイン処理において実行されるが、タイマ割込処理で表示制御処理を実行してもよい。
【0130】
表示制御処理において、CPU75aは、まず、受信した表示制御コマンドを解析する(コマンド解析実行処理:ステップS704)。次いでCPU75aは、表示制御プロセス処理を行う(ステップS705)。表示制御プロセス処理では、制御状態に応じた各プロセスのうち、現在の制御状態に対応したプロセスを選択して実行する。そして、予告乱数カウンタを更新する処理を実行する(ステップS706)。その後、ステップS702のタイマ割込フラグの確認を行う処理に戻る。
【0131】
次に、主基板151からの表示制御コマンド受信処理について説明する。図27は、主基板151から受信した表示制御コマンドを格納するためのコマンド受信バッファの一構成例を示す説明図である。この例では、2バイト構成の表示制御コマンドを6個格納可能なリングバッファ形式のコマンド受信バッファが用いられる。従って、コマンド受信バッファは、受信コマンドバッファ1〜12の12バイトの領域で構成される。そして、受信したコマンドをどの領域に格納するのかを示すコマンド受信個数カウンタが用いられる。コマンド受信個数カウンタは、0〜11の値をとる。なお、必ずしもリングバッファ形式でなくてもよく、例えば、図柄指定コマンド格納領域を3個(2×3=6バイトのコマンド受信バッファ)、それ以外の変動パターン指定などのコマンド格納領域を1個(2×1=2バイトのコマンド受信バッファ)のようなバッファ構成としてもよい。効果音制御基板82においても同様に、リングバッファ形式でないバッファ形式としてもよい。この場合、表示制御基板75,効果音制御基板82は、変動パターンなどの格納領域に格納される最新のコマンドにもとづき制御される。これにより、主基板151からの指示に迅速に対応することができる。
【0132】
図28は、コマンド解析処理(ステップS704)の具体例を示すフローチャートである。主基板151から受信された演出制御コマンドは受信コマンドバッファに格納されるが、コマンド解析処理では、CPU75aは、コマンド受信バッファに格納されているコマンドの内容を確認する。
【0133】
コマンド解析処理において、CPU75aは、まず、コマンド受信バッファに受信コマンドが格納されているか否か確認する(ステップS511)。格納されているか否かは、コマンド受信個数カウンタの値と読出ポインタとを比較することによって判定される。両者が一致している場合が、受信コマンドが格納されていない場合である。コマンド受信バッファに受信コマンドが格納されている場合には、CPU75aは、コマンド受信バッファから受信コマンドを読み出す(ステップS512)。なお、読み出したら読出ポインタの値を+1しておく。
【0134】
受信した演出制御コマンドが特別図柄左指定の演出制御コマンド(91XX(H))であれば(ステップS513)、CPU75aは、「XX」で示される左図柄を示すデータを、RAMにおける左図柄格納領域に格納する(ステップS514)。また、特別図柄中指定の演出制御コマンド(92XX(H))であれば(ステップS516)、CPU75aは、「XX」で示される中図柄を示すデータを、RAMにおける中図柄格納領域に格納する(ステップS517)。そして、特別図柄右指定の演出制御コマンド(93XX(H))であれば(ステップS518)、CPU75aは、「XX」で示される右図柄を示すデータを、RAMにおける右図柄格納領域に格納する(ステップS519)。
【0135】
また、受信した演出制御コマンドが変動パターン指定の演出制御コマンドであれば(ステップS521)、CPU75aは、そのコマンドのEXTデータを変動パターンデータ格納領域に格納した後(ステップS522)、変動パターンカウンタの値を1加算し(ステップS523)、変動パターン受信フラグをセットする(ステップS524)。
【0136】
受信した演出制御コマンドが始動入賞記憶数指定の演出制御コマンドであれば(ステップS531)、CPU75aは、RAMにおける始動入賞数記憶領域の始動入賞記憶数を演出制御コマンドで指定された数に更新する(ステップS532)。また、可変表示装置44において表示色が変化する始動記憶表示エリア18の数を更新する(ステップS533)。さらに、予告乱数カウンタの値を+1する(ステップS534)。なお、予告乱数カウンタのカウント値が最大値を越えたら、その値を0に戻す。また、予告乱数カウンタが複数設けられている場合には、各予告乱数カウンタの歩進がなるべく同期しないように、例えば、予告乱数カウンタn(予告乱数カウンタが4つ設けられている場合であればn=1〜3)のカウント値が0に戻されるときに、予告乱数カウンタn+1のカウント値を+1するようにしてもよい。
【0137】
そして、ステップS512で読み出した受信コマンドがその他の演出制御コマンドである場合には、受信コマンドに対応するフラグをセットする(ステップS535)。
【0138】
図29は、上述した予告乱数カウンタの一つである演出手段決定用カウンタのカウント値の範囲の一例を示す説明図である。演出手段決定用予告乱数カウンタは、この例では、0〜150の範囲の数値をとるものとされている。
【0139】
図30は、演出手段決定用乱数にもとづく演出手段の選択方法の一例を示す説明図である。図30(A)には、受信した変動パターンコマンドが大当りを示すものであったときに使用される大当り時演出手段決定用テーブルの一例が示されており、図30(B)には、受信した変動パターンコマンドがはずれを示すものであったときに使用されるはずれ時演出手段決定用テーブルの一例が示されている。図30に示す各演出手段決定用テーブルは、表示制御基板75に搭載されているROMに格納されている。なお、各演出手段決定用テーブルに設定されている値を演出手段決定用判定値と呼ぶ。
【0140】
図30に示すように、演出手段決定用乱数の値に応じて、(1)スピーカ12a,12b(図30では「音」として表されている。)、(2)ランプ6〜8,15,16,56,67a・LED37,38,45、(3)可変表示装置44(図34では「表示」として表されている。)、(4)スピーカ12a,12bおよび可変表示装置44、(5)ランプ6〜8,15,16,56,67a・LED37,38,45および可変表示装置44、(6)スピーカ12a,12bとランプ6〜8,15,16,56,67a・LED37,38,45と可変表示装置44、のうちのいずれかが連続予告の演出を行うための演出手段として選択される。
【0141】
図30に例示した選択方法では、演出制御手段は、変動パターンコマンドにより可変表示結果が大当りとなることが特定される場合には、はずれと特定される場合に比べて、高い割合で、可変表示装置44を連続予告の演出に用いる演出手段として選択する。すなわち、演出制御手段に含まれる演出決定手段は、変動パターンコマンドにより所定の可変表示結果(この例では大当り)が特定される場合には、複数種類の演出手段のうち特定の演出手段(この例では可変表示装置44)を高い割合で選択する。
【0142】
さらに、変動パターンコマンドにより可変表示結果が大当りとなることが特定された場合には、はずれと特定される場合に比べて、複数の演出手段が選択される割合が高い。従って、遊技者は、複数の演出手段によって連続予告の演出が実行されるときには、実際に大当りが発生することを強く期待することができる。そして、変動パターンコマンドにより可変表示結果がはずれとなることが特定された場合には、全ての(この例では3つの)演出手段が選択される割合が極めて低い。従って、遊技者は、全ての演出手段によって連続予告の演出が実行されるときには、実際に大当りが発生することをさらに強く期待することができる。
【0143】
なお、この実施の形態では、演出手段決定用テーブルが、変動パターンコマンドが示す可変表示結果が大当りとされている場合とはずれとされている場合との2つに分かれているが、大当り、リーチ、はずれの場合の3つに分けてもよい。さらに、特定大当り、非特定大当り、リーチ、はずれの場合の4つに分けてもよい。
【0144】
図31は、受信した変動パターンコマンドにもとづく予告演出の演出態様の選択方法の一例を示す説明図である。図31には、受信した変動パターンコマンドに応じた連続予告の予告演出を判定するための予告態様判定用テーブルの一例が示されている。図31に示す予告態様判定用テーブルは、表示制御基板75に搭載されているROM75cに格納されている。なお、予告態様判定用テーブルに設定されている値を予告態様判定用判定値と呼ぶ。
【0145】
この例では、受信した変動パターンコマンドの種類に応じて、態様A、態様B、態様C、態様Dのうちのいずれかが連続予告の演出態様として選択される。なお、態様A〜Dは、演出手段として可変表示装置44が選択されている場合には、表示態様A〜表示態様Dであり、演出手段としてランプ・LEDが選択されている場合には、発光体態様A〜発光体態様Dであり、演出手段としてスピーカ12a,12bが選択されている場合には、音態様A〜音態様Dである。
【0146】
図32は、図25に示されたメイン処理における表示制御プロセス処理(ステップS705)を示すフローチャートである。表示制御プロセス処理では、表示制御プロセスフラグの値に応じてステップS800〜S806のうちのいずれかの処理が行われる。各処理において、以下のような処理が実行される。
【0147】
変動パターンコマンド受信待ち処理(ステップS800):コマンド受信割込処理によって、変動時間を特定可能な表示制御コマンド(変動パターンコマンド)を受信したか否か確認する。具体的には、変動パターンコマンドが受信されたことを示すフラグ(変動パターン受信フラグ)がセットされたか否か確認する。変動パターン受信フラグは、コマンド解析処理によって、変動パターン指定の表示制御コマンドが受信されたことが確認された場合にセットされる(ステップS524)。
【0148】
全図柄変動開始処理(ステップS802):左中右図柄の変動が開始されるように制御する。
【0149】
図柄変動中処理(ステップS803):変動パターンを構成する各変動状態(変動速度)の切替タイミングを制御するとともに、変動時間の終了を監視する。また、左右図柄の停止制御を行う。
【0150】
全図柄停止待ち設定処理(ステップS804):変動時間の終了時に、全図柄停止を指示する表示制御コマンド(特別図柄停止の表示制御コマンド)を受信していたら、図柄の変動を停止し停止図柄(確定図柄)を表示する制御を行う。
【0151】
大当り表示処理(ステップS805):変動時間の終了後、確変大当り表示または通常大当り表示の制御を行う。
【0152】
大当たり遊技中処理(ステップS806):大当たり遊技中の制御を行う。例えば、大入賞口開放前表示や大入賞口開放時表示の表示制御コマンドを受信したら、ラウンド数の表示制御等を行う。
【0153】
図33は、変動パターンテーブル毎に設定されているプロセスデータの一構成例を示す説明図である。プロセスデータは、プロセスタイマ設定値と演出制御実行データの組み合わせが複数集まったデータで構成されている。演出制御実行データは、表示制御実行データとランプ制御実行データとを含む。表示制御実行データは、特別図柄の変動期間中における可変表示装置44の表示状態を示すデータが設定されている。例えば、表示制御実行データ1には、可変表示開始時の可変表示装置44の表示状態を示すデータが設定されている。また、ランプ制御実行データは、特別図柄の変動期間中におけるランプ・LEDの表示状態を示すデータが設定されている。例えば、ランプ制御実行データ1には、可変表示開始時のランプ・LEDの表示状態を示すデータが設定されている。そして、特別図柄の変動期間中において、表示状態を切り替えるタイミング(例えば可変表示装置44において新たなキャラクタが登場するタイミング、ランプ・LEDを点灯状態から消灯状態に切り替えるタイミング)が到来すると、演出制御手段は、プロセスデータにおける次の演出制御実行データに従って、可変表示装置44およびランプ・LEDの表示状態を制御する。プロセスタイマ設定値には、切替のタイミングに応じた時間が設定されている。
【0154】
このように、演出制御手段が、ROM75cに記憶されているプログラムおよびプロセスデータにもとづいて演出手段を制御し、複数の演出手段(この実施の形態では可変表示装置44およびランプ・LED)の制御に関わるプログラムが、表示制御基板75に搭載されているROM75cに格納されている。そして、それらのプログラムを格納するROM75cを1つのROMとして構成することができる。従って、部品点数を減らすことができる。また、ROM75cに記憶されているプロセスデータのうち、プロセスタイマ設定値が共通化されている。従って、演出制御手段のROM容量を節減することができる。なお、演出制御実行データについても、表示制御実行データとランプ制御実行データとを共通化できるのであれば、1つの演出制御実行データとしてもよい。このように、この実施の形態では、複数の演出手段の制御に関わるデータのうち少なくとも一部のデータを同一ROMに格納することができる。
【0155】
図33に示すプロセスデータは、表示制御基板75におけるROM75cに格納されている。また、プロセスデータは、各変動パターンのそれぞれに応じて用意されている。また、予告演出に用いる演出手段の種類に応じて用意されている。例えば、変動パターン2で予告Aの予告演出を可変表示装置44で実行する場合のプロセスデータは、変動パターン2で予告Aの予告演出をランプ・LEDで実行する場合のプロセスデータとは別に用意されている。従って、CPU75aは、変動パターンと予告演出に使用する演出手段の種類とに応じて、使用するプロセスデータを選択する。
【0156】
図34は、図32に示された演出制御プロセス処理における変動パターンコマンド受信待ち処理(ステップS800)を示すフローチャートである。変動パターンコマンド受信待ち処理において、CPU75aは、変動パターン受信フラグがセットされたか否か確認する(ステップS871)。セットされていたら、そのフラグをリセットする(ステップS872)。そして、演出制御プロセスフラグの値を全図柄変動開始処理(ステップS802)に対応した値に変更する(ステップS873)。
【0157】
図35は、図32に示された演出制御プロセス処理における全図柄変動開始処理(ステップS802)を示すフローチャートである。全図柄変動開始処理において、CPU75aは、変動パターンカウンタを+1した後(ステップS910)、受信した変動パターンコマンドに基づいて予告するか否かを判定する(ステップS911)。具体的には、受信した変動パターンコマンドのEXTデータを参照して、予告演出の実行を指定する変動パターンコマンドがあるか否か判定する。例えば、受信した変動パターンコマンドのEXTデータが示す値と同一の値が、図35に示した予告態様判定用テーブルに設定されている予告態様判定用判定値の中に含まれているか否かを判定することによって行われる。
【0158】
次いで、CPU75aは、予告すると判定した場合には(ステップS912)、連続予告中フラグをセットし(ステップS913)、図31に示した予告態様判定用テーブルを用いて、受信した変動パターンコマンドのEXTデータが示す値と同一値の予告態様判定用判定値に対応付けされている予告態様で予告演出を実行することに決定する(ステップS914)。なお、ステップS914にて決定された予告態様を示す予告態様データは、表示制御基板75が備えるRAM75bに設けられている演出態様バッファに記憶される。
【0159】
また、CPU75aは、演出手段決定用予告乱数を抽出し(ステップS915)、受信した変動パターンコマンドのEXTデータに基づいて判定される大当り/はずれの判定結果に応じた演出手段決定用テーブルを使用テーブルに設定する。そして、抽出した演出手段決定用予告乱数の値と同一の演出手段決定用判定値に対応する演出手段を、予告演出にて使用する演出手段に決定する(ステップS916)。なお、ステップS916にて予告演出に使用することに決定された演出手段を示す演出手段名データは、表示制御基板75が備えるRAM75bに設けられている演出手段名バッファに記憶される。
【0160】
そして、決定した予告演出に対応した予告開始時間決定タイマをスタート(ステップS917)し、演出モードを選択した後、演出モードに対応したテーブルから可変表示の変動パターンのプロセスデータを設定する(ステップS918)。予告開始時間決定タイマは、可変表示装置44において図柄の変動が開始されてから、予告演出を開始するタイミングを決定するためのタイマである。なお、ステップS912において予告演出を行わないと判定した場合には、ステップS918に移行する。
【0161】
次に、特別図柄の可変表示の変動パターンに応じたプロセスデータを、演出モード毎に設定されたテーブルから選択する(ステップS919)。このとき、演出モード毎に異なる種類の変動パターンのプロセスデータが選択される。そして、選択したプロセスデータにおける演出実行データ1に対応したプロセスタイマをスタートさせる(ステップS920)。また、プロセスデータ中の表示制御実行データ1にもとづいてLCD制御を行う(ステップS921)。例えば、表示制御実行データ1の内容に応じた信号を、LCDによる可変表示装置44に与える。なお、表示制御実行データにはROMのアドレスが設定され、そのアドレスから始まる領域に、より詳細な制御データを格納しておき、それらの制御データに従ってLCD制御を行うように構成してもよい。また、プロセスデータ中のランプ制御実行データ1にもとづいてランプ・LED制御を行う(ステップS922)。例えば、ランプ制御実行データ1の内容に応じた信号を各ランプ・LEDに与える。なお、ランプ制御実行データにはROMのアドレスが設定され、そのアドレスから始まる領域に、より詳細な制御データを格納しておき、それらの制御データに従ってランプ・LED制御を行うように構成してもよい。
【0162】
また、変動パターンに応じた音番号データを効果音制御基板82に出力する(ステップS923)。効果音制御基板82において、音声合成用IC(図示しない)は、音番号データに応じたデータを音声データROM(図示しない)から読み出し、読み出したデータに応じた音声や効果音を発生し増幅回路(図示しない)に出力する。増幅回路は、音声合成用ICの出力レベルを、ボリューム(図示しない)で設定されている音量に応じたレベルに増幅した音声信号をスピーカ12a,12bに出力する。
【0163】
その後、変動時間タイマ(特別図柄の変動時間に応じたタイマ)をスタートし(ステップS924)、演出制御プロセスフラグの値を図柄変動中処理に対応した値にする(ステップS925)。
【0164】
図36は、演出制御プロセス処理における図柄変動中処理(ステップS803)を示すフローチャートである。図柄変動中処理において、CPU75aは、予告開始時間決定用タイマがタイムアウトしたか否か確認する(ステップS851)。タイムアウトしていたら、予告演出実行手段(CPU75a)は、予告演出を実行するため、演出手段名バッファに設定されている演出手段すなわち連続予告演出を実行することに決定されている演出手段を示すデータと演出態様バッファに設定されている演出態様(態様A、B、CまたはD)とに対応したプロセスデータを選択する(ステップS854)。すなわち、以後、選択したプロセスデータを用いて演出手段の演出を制御することに決定する。また、連続予告の演出でスピーカ12a,12bを使用する場合には、連続予告の演出態様に応じた音番号データを効果音制御基板82に出力する(ステップS855,S856)。効果音制御基板82において、音声合成用ICは、音番号データに応じたデータを音声データROMから読み出し、読み出したデータに応じた音声や効果音を発生し増幅回路に出力する。増幅回路は、音声合成用ICの出力レベルを、ボリュームで設定されている音量に応じたレベルに増幅した音声信号をスピーカ12a,12bに出力する。
【0165】
なお、演出制御手段は、予告演出の演出制御を、変動時間タイマがタイムアウトする前すなわち変動表示結果が確定する前に終了する。この終了時期は、リーチ演出表示態様となる旨を予告するリーチ予告報知として予告演出を実行する場合には例えば左右図柄が停止する前(リーチとなるか否かが確定する前)、大当りとなる旨を予告する大当り予告報知として予告演出を実行する場合には例えば左右図柄が揃った後(リーチとなった後)の可変表示期間中などとすればよい。このような予告演出は実際には大当り遊技などの発生を予告しているものではないが、遊技演出のバリエーションを豊富にするために効果的である。また、非確変大当り予告報知に用いられる予告の種類と確変大当り予告報知に用いられる予告の種類とを別にして、非確変大当り予告報知と確変大当り予告報知とを区別して実行するようにしてもよい。
【0166】
また、CPU75aは、プロセスタイマがタイムアウトしたら(ステップS861)、プロセスデータにおける演出制御実行データの切り替えを行う(ステップS862)。すなわち、プロセスデータにおいて、次に設定されているプロセスタイマをスタートさせるとともに(ステップS863)、次に設定されている表示制御実行データにもとづいてLCD制御を行う(ステップS864)。また、プロセスデータ中の次に設定されているランプ制御実行データにもとづいてランプ・LED制御を行う(ステップS865)。
【0167】
そして、変動時間タイマがタイムアウトしていたら(ステップS866)、特別図柄停止の表示制御コマンドの受信を監視するための監視タイマをスタートさせ(ステップS867)、演出制御プロセスフラグの値を全図柄停止待ち処理に対応した値にする(ステップS868)。
【0168】
図37は、表示制御プロセス処理における全図柄停止待ち処理(ステップS804)を示すフローチャートである。全図柄停止待ち処理において、CPU75aは、全図柄停止を指示する表示制御コマンド(特別図柄停止の表示制御コマンド)を受信しているか否か確認する(ステップS941)。全図柄停止を指示する表示制御コマンドを受信していれば、記憶されている停止図柄で図柄を停止させる制御を行う(ステップS942)。
【0169】
そして、ステップS943で大当り図柄を表示しない場合(はずれ図柄を表示した場合)には、CPU75aは、変動パターンカウンターが所定数となっているか否かを判定し(ステップS944)、所定数となっていなければ、変動パターンのモード変更が指定されているか否かを判定する(ステップS945)。変動パターンによりモード変更が指定されていた場合は、ステップS913の連続予告中フラグがONしているか否かを判定する(ステップS957)。ONしていると判定されたときは、ステップS946に進み、ONしていないと判定されたときは、乱数抽選により演出モードを変更するか否かを判定する(ステップS958)。演出モードを変更しないと判定されたときは、ステップS946に進み、演出モードを変更すると判定されたときには、演出モードを変更し(ステップS959)、変動パターンカウンターをリセットし(ステップS960)、CPU75aのモード変更バッファ内に、変更された演出モードに対応するデータ(図41参照)をセットする(ステップS961)。ステップS945でモード変更の指定がされていない場合は、連続予告中フラグ(ステップS913でセットされたフラグ)をリセットし(ステップS946)、表示制御プロセスフラグの値を変動パターンコマンド受信待ち処理(ステップS800)に対応した値に設定する(ステップS947)。上記のように、連続予告中フラグがONしている場合、即ち、連続予告実行中には、演出モード切換手段によって現在の演出モードから他の演出モードに切換えられることがない。
【0170】
一方、ステップS941で全図柄停止を指定する表示制御コマンドを受信していない場合には、監視タイマがタイムアウトしているかどうか確認する(ステップS948)。タイムアウトした場合には、何らかの異常が発生したと判断して、可変表示装置44にエラー画面を表示する制御を行う(ステップS949)。そして、ステップS943に移行する。
【0171】
ステップ943で大当り図柄を表示した場合には、CPU75aは、ステップS950〜S954の処理を実行するが、この処理は、上記したステップS957〜S961と同様であるため、説明を省略する。ステップS954を実行した後、表示制御プロセスフラグの値を大当り表示処理(ステップS805)に対応した値に設定し(ステップS955)、連続予告フラグ(ステップS913でセットされたフラグ)をリセットする(ステップS956)。
【0172】
また、ステップS944で変動パターンカウンターが所定数となっていた場合、ステップS957へ進む。
【0173】
図38は、表示制御基板75から効果音制御基板82に出力される音番号データの一例を示す説明図である。図38に示すように、音番号データには、特別図柄の変動パターンに応じた音番号データ、大当り遊技中における音番号データ、および連続予告の音態様A〜Dに応じた音番号データが含まれる。連続予告の音態様A〜Dに応じた音番号データは、上記のステップS856で表示制御基板75から効果音制御基板82に出力される音番号データである。なお、遊技演出の演出モード応じて音番号データを変えることにより、演出モード毎に発生する効果音を異ならせる構成のものであってもよい。また、表示制御基板75内での制御により、遊技演出の演出モード毎にランプ・LEDの発行による演出を異ならせてもよい。
【0174】
以上に説明したように、遊技制御手段は、始動入賞記憶に基づいて今後実行されていることが決定されている可変表示の中に大当りとなるものが含まれているかを確認し、大当りとなるものがあり、かつ大当りとなるのが次回の可変表示の表示結果ではない場合に、所定の割合で連続予告を行うことに決定し、さらに連続予告における各可変表示の際に実行される各予告演出の演出態様をそれぞれ決定する。始動入賞記憶に基づいて今後大当りとなることが決定されているものが含まれているかを確認する際には、可変表示が実行される時期が早いものから確認し、大当りとなることが決定されているものが確認されるとそこで確認処理を終了する。また、確認処理を行った回数を連続予告の実行回数に決定する。
【0175】
そして、遊技制御手段は、連続予告および予告態様を決定した場合には、今回の可変表示に関する予告についての決定結果を含む変動パターンコマンドを演出制御手段に向けて送信する。
【0176】
一方、演出制御手段は、遊技制御手段からの変動パターンコマンドにもとづいて今回の可変表示演出にて予告を行うか否かと、行う場合の今回の可変表示演出にて実行する予告演出の演出態様とを判定し、さらに予告演出で使用する演出手段を独自に決定する。
【0177】
例えば、始動入賞記憶数が「4」であり、始動入賞記憶数が「3」に対応する可変表示において大当りとすることが決定されており、始動入賞記憶数が1,2,4に対応する可変表示でははずれとすることが決定されている場合を想定する。その場合、遊技制御手段は、3回目の確認処理において、始動入賞記憶数が「3」に対応する可変表示が大当りとなることを確認する(ステップS129のY参照)。大当りとなるのが次回の可変表示の表示結果ではないので(ステップS145のY参照)、連続予告を行うか否か決定する処理を実行する(ステップS147参照)。連続予告を行うことに決定した場合には(ステップS147のY参照)、確認処理の回数である「3」を連続予告の実行回数に決定し(ステップS148参照)、連続予告における各可変表示の際に実行される各予告演出の演出態様を決定する(ステップS150参照)。
【0178】
各予告演出の演出態様等を決定すると、遊技制御手段は、今回実行する予告演出に関する情報を含む変動パターンを決定し(ステップS78参照)、その変動パターンを示す変動パターンコマンドを演出制御手段に向けて送信する(ステップS80,ステップS81参照)。演出制御手段は、変動パターンコマンドを受信すると、今回の可変表示演出にて予告を行うことに判定すると共に(ステップS912のY参照)、遊技演出の演出モードに応じた予告演出の演出態様を選択し(ステップS913参照)、実行する予告演出の演出態様についても判定する(ステップS914参照)。さらに、予告演出で使用する演出手段を決定する(ステップS916参照)。そして、可変表示演出を実行し、その中で予告演出を実行する。このようにして、1回目の予告演出が実行される。
【0179】
なお、2回目及び3回目については、始動入賞記憶にもとづく可変表示の表示結果の確認処理などは実行されない(上述したステップS123でNと判定されるため)。ただし、演出制御手段に送信される変動パターンコマンドには、その回で実行される予告演出の演出態様に関する情報を含む変動パターンコマンドが選択される(上述したステップS73で設定されたテーブルを用いて変動パターンが選択されるため)。従って、2回目及び3回目についても演出制御手段によって予告演出が実行される。そして、1回目と2回目とは予告演出は出現するがともに可変表示の表示結果ははずれとなり、3回目の可変表示にて予告演出の出現後に大当りとなる。従って、3回目の可変表示にて大当りとなることを、それ以前の3回の連続的な予告演出によって報知(すなわち連続予告演出を実行する)することができる。
【0180】
図13(C)に例示されたように、始動入賞記憶に基づく可変表示の中に可変表示結果が大当りとなるものがある場合には、大当りとなるものがない場合に比べて、高い確率で連続予告が行われることが決定される。従って、連続予告の信頼度(連続予告が実行された場合に、実際に大当りが発生する割合)は高く、遊技者は、連続予告の発生によって大当りの発生を強く期待することができる。なお、非確変大当りとなる場合に比べて、確変大当りとなる場合には、より高い確率で連続予告が行われることが決定されるようにしてもよい。このように構成すれば、確変大当りとなる場合には、連続予告が実行される確率も高くなり、遊技者にとってより信頼性の高い連続予告が実現される。すなわち、演出制御手段は、将来、大当りや確変大当りが出現することを示唆するような保留記憶数にもとづく演出を行うことができる。
【0181】
そして、演出制御手段は、連続予告を行うことが決定されている場合には、いずれの演出手段(可変表示装置44、ランプ・LED、スピーカ12a,12b)を用いるのかを独自に決定する。なお、演出用の可動部材が設けられている場合には、演出制御手段は、予告演出を実行する際に可動部材を用いるのか否かも独自に決定する。そして、変動パターン指定の演出制御コマンドを受信すると、可変表示装置44において特別図柄の変動が開始されるように制御し、連続予告を行うことに決定されている場合には、演出手段(可変表示装置44、ランプ・LED、スピーカ12a,12b)の一部または全部を用いて所定の演出態様で連続予告演出が実行されるように制御する。
【0182】
図39は、連続予告を実行するための手段の構成を示す概念図である。図39に示すように、本発明の遊技機は、可変表示に関わる決定に用いられる数値データ(例えば大当り判定用の乱数値を示す数値)を所定の数値範囲で更新する数値データ更新手段31aと、可変表示の実行条件の成立時(例えば始動入賞発生時)に、数値データ更新手段31aから数値データを抽出する数値データ抽出手段31bと、数値データ抽出手段31bが抽出した数値データを抽出順番が特定可能に格納する数値データ格納手段31cと、数値データ格納手段31cに格納されている数値データが所定の判定値(例えば大当り判定値)と合致するか否かの判定を行う判定処理を実行する格納データ判定手段31dとを含む。また、格納データ判定手段31dが所定の判定値に合致していると判定したときに、当該合致していると判定された数値データに対応する可変表示の実行条件の成立にもとづく可変表示の開始条件が成立する前の可変表示から、複数回の可変表示に亘って所定の予告演出を実行する予告演出実行手段80aを含む。さらに、数値データ格納手段31cに格納された数値データの数を特定する格納数特定手段31eと、判定処理において所定の判定値に合致していると判定された数値データの抽出順番より前の順番に数値データ格納手段31cによって格納された数値データがあるか否かを判定する格納状態判定手段31fと、格納状態判定手段31fによって数値データ格納手段31cによって格納された数値データがないと判定されたときに、格納データ判定手段31dの判定結果を無効とする無効化手段31gとを含む。
【0183】
このような構成によって、複数回の可変表示に亘った所定の予告演出を実行するとの判定結果と、その判定結果にもとづく演出内容とを確実に合致させることができ、複数回の可変表示に亘った所定の予告演出を確実に実行することができるようになる。具体的には、格納状態判定手段31fが、大当りとなると判定された可変表示の前に保留されている可変表示がなく、その大当りとなる可変表示が次回の可変表示であると判定した場合には、無効化手段31gが、格納データ判定手段31dによる連続予告を実行するか否かを決定するための判定処理の判定結果を無効とするように構成されているので、連続予告の実行が不可能であるときに連続予告を実行しようとしてしまうことを防止することができ、連続予告を実行するか否かの判定結果と、判定結果にもとづく演出内容とを合致させることができる。すなわち、連続予告を行うことに決定したのにもかかわらず、予告演出が1回の可変表示でしか実行されず、複数回の可変表示に亘った所定の演出がなされないような事態を回避することができる。
【0184】
なお、上述した実施の形態では、図17の予告設定処理にて説明したように、保留記憶中の大当り判定用乱数値を用いた判定処理(ステップS126〜ステップS131のループ処理)を実行したあと、検査回数が所定数以上(例えば2以上)でなかった場合には、上記の判定処理での判定結果にかかわらず連続予告演出を行わないことに決定するように構成(つまり、判定処理の判定結果を無効とする構成)されているが、図40に示すように、始動入賞カウンタが所定数以上であるときに限って(ステップS123aのY)、上記の判定処理を行うようにしてもよい。すなわち、始動入賞カウンタが所定数以上でないときには(ステップS123aのN)、保留記憶中の大当り判定用乱数値を用いた判定処理(ステップS126〜ステップS131のループ処理)を実行しない構成(つまり、判定処理を実行するための実行手段を無効とする構成)としてもよい。上記のように構成した場合であっても、複数回の可変表示に亘った所定の予告演出を実行するとの判定結果と、その判定結果にもとづく演出内容とを確実に合致させることができ、複数回の可変表示に亘った所定の予告演出を確実に実行することができるようになる。また、無駄な処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0185】
図41は、各演出モードに対応するデータの数値を表わす表である。本実施形態においては、演出モードとして、春,夏,秋,冬の四季が設定されており、各季節に対応するデータは、それぞれ「00」,「01」,「10」,「11」となっている。
【0186】
なお、上記した図5から図24のフローチャート等で示した制御は、可変表示装置44の可変表示開始時に、現在記憶されている始動記憶の全てに対して当りがあるかどうかを判断する、いわゆる開始時全スキャン(事前判定)を示したが、主基板151で行われる制御として、このような開始時全スキャンに限らず、始動入賞したときにその始動入賞が当りかどうかを判定する、いわゆる入賞時判定を行うものであってもよい。この入賞時判定による制御を第2実施形態として、図42乃至図56を参照して以下に説明する。
【0187】
なお、入賞時判定における主基板151が実行するメイン処理及び2msタイマ割り込み処理は、開始時全スキャンにおけるメイン処理及び2msタイマ割り込み処理(図5,6)と同様であるため、説明は省略する。
【0188】
図42は、各乱数を示す説明図である。各乱数を示す説明図である。各乱数は、以下のように使用される。
(1)ランダム1:大当りを発生させるか否か決定する(大当り判定用)
(2)ランダム2−1〜2−3(ランダム2):特別図柄の左中右のはずれ図柄決定用(特別図柄左中右)
(3)ランダム3:大当りを発生させる特別図柄の組合せを決定する(大当り図柄決定用)
(4)ランダム4:特別図柄の変動パターンを決定する(変動パターン決定用)(5)ランダム5:大当りを発生させない場合にリーチとするか否かを決定する(リーチ判定用)
(6)ランダム6:普通図柄にもとづく当りを発生させるか否か決定する(普通図柄当り判定用)
(7)ランダム7:ランダム1の初期値を決定する(ランダム1初期値決定用)(8)ランダム8:ランダム6の初期値を決定する(ランダム6初期値決定用)
また、開始時全スキャンにおいて示した特別図柄プロセス処理(図8)及び変動パターンの種類(図9)は、入賞時判定においても同様であるため、説明は省略する。
【0189】
図43は、入賞時判定における始動口スイッチ通過処理(ステップS312)を示すフローチャートである。打球が遊技盤40に設けられている普通可変入賞球装置(始動入賞口と記載)58に入賞すると、始動球検出器60がオンする。入賞確認処理において、CPU75aは、始動球検出器60がオンしたことを判定すると(ステップS211)、始動入賞記憶数が最大値である4に達しているかどうか確認する(ステップS212)。始動入賞記憶数が4に達していなければ、始動入賞記憶数を1増やし(ステップS213)、大当り判定用乱数等の各乱数の値を抽出し、それらを始動入賞記憶数の値に対応した保存領域(特別図柄判定用バッファ)に格納する(ステップS214)。なお、乱数を抽出するとは、乱数を生成させるためのカウンタからカウント値を読み出して、読み出したカウント値を乱数値とすることである。ステップS214では、図42に示された乱数のうち、ランダム1〜ランダム5が抽出される。
【0190】
次いで、CPU75aは、再度、ランダム1(大当り判定用乱数)を生成するためのカウンタからランダム1を抽出し(ステップS215)、大当り判定モジュールを実行する。すなわち、大当り判定サブルーチンをコールする(ステップS216)。大当り判定モジュールにおいてランダム1の値にもとづいて大当りではないと判定された場合には(ステップS217)、ランダム5(リーチ判定用乱数)を生成するためのカウンタからランダム5を抽出し(ステップS218)、リーチ判定モジュールを実行する。すなわち、リーチ判定サブルーチンをコールする(ステップS219)。
【0191】
さらに、CPU75aは、始動入賞記憶指定のコマンド送信テーブルをセットし(ステップS221)、サブルーチンであるコマンド作成処理を実行する(ステップS222)。なお、コマンド送信テーブルをセットするとは、コマンド送信テーブルのアドレスを指定する処理(アドレスを所定のレジスタ等に設定する処理)である。そして、コマンド作成処理を実行することによって表示制御コマンド等が表示制御基板75等に送信される。この実施の形態では、表示制御基板75に送信されうる各表示制御コマンドはROMのコマンド送信テーブルに格納されている。
【0192】
大当り判定モジュールにおいて大当りであると判定されている場合には(ステップS223)、高確率状態に移行することが可能になる大当り(確変大当り)となるか否かの判定を行う(ステップS224)。具体的には、ステップS214で抽出した乱数のうちランダム3(大当り図柄決定用乱数)を用いて大当り図柄を決定し、決定された大当り図柄が奇数の図柄番号の図柄であれば確変大当りとなると判定する。なお、ランダム3の値に応じた大当り図柄テーブルに設定されている図柄番号の各図柄が大当り図柄として決定される。また、大当り図柄決定用乱数を用いて大当り図柄を決定した後に確変大当りとするのか否かを決定するのではなく、確変とするか否かを決定する乱数を用いて確変大当りとするのか否かを決定するようにしてもよい。
【0193】
確変大当りとしない場合には、大当り入賞1指定のコマンド送信テーブルをセットし(ステップS225)、コマンド作成処理を実行する(ステップS226)。また、確変大当りとする場合には、大当り入賞2指定のコマンド送信テーブルをセットし(ステップS227)、コマンド作成処理を実行する(ステップS228)。
【0194】
ステップS223において大当りとしないように判定されたときには、リーチ判定モジュールにおいてリーチである(大当りとはしないがリーチとする、以下、はずれリーチともいう。)と判定されている場合には(ステップS231)、リーチ入賞指定のコマンド送信テーブルをセットし(ステップS232)、コマンド作成処理を実行する(ステップS233)。大当りでもなくはずれリーチでもない場合には、はずれ入賞指定のコマンド送信テーブルをセットし(ステップS234)、コマンド作成処理を実行する(ステップS235)。
【0195】
以上の処理によって、始動入賞記憶数が増えるときには、表示制御基板75に搭載されている演出制御手段に対して、始動入賞記憶数指定の表示制御コマンドが送信され、また、大当り入賞1指定、大当り入賞2指定、リーチ入賞指定またははずれ入賞指定の表示制御コマンドが送信される。なお、この実施の形態では、大当りではない場合には、リーチ入賞指定またははずれ入賞指定の表示制御コマンドが送信されるが、大当りではない場合には常にはずれ入賞指定の表示制御コマンドが送信されるようにしてもよい。以下、大当り入賞1指定、大当り入賞2指定、リーチ入賞指定およびはずれ入賞指定の表示制御コマンドを、入賞時判定結果コマンドまたは判定結果コマンドということがある。
【0196】
なお、リーチ入賞指定の表示制御コマンドはリーチ演出コマンドの一例であり、大当り入賞1指定の表示制御コマンドおよび大当り入賞2指定の表示制御コマンドは、特定表示結果コマンドの一例である。また、大当り入賞1指定の表示制御コマンドおよび大当り入賞2指定の表示制御コマンドのうち大当り入賞2指定の表示制御コマンドは、識別情報の表示結果が大当り遊技状態の生じやすい状態である確変状態(特別遊技状態)に移行させる条件となる特別の表示結果であるか否かを指定する特別表示結果コマンドの一例である。
【0197】
また、この時点で決定される大当りおよびリーチは、可変表示装置44における可変表示開始を開始させるための条件(実行条件であって開始条件ではない)の成立にもとづいて決定されたものである。可変表示装置44において可変表示を開始できる条件(開始条件)の成立したときには、あらためて、大当りとするか否か、またはずれリーチとするか否かが決定される。そして、その決定結果にもとづいて実際の可変表示の表示結果が導出される。ただし、可変表示の開始条件が成立したときに用いられる乱数値は、可変表示の実行条件が成立したときに抽出され保存領域に保存された値である。従って、可変表示の開始条件が成立したときの確変大当りとするか否かと、非確変大当りとするか否かと、はずれリーチとするか否かの決定結果は、可変表示の実行条件が成立したときの決定結果と同じになる。
【0198】
そして、表示結果決定手段による数値データの抽出に相当するステップS214の処理と、実行条件成立時判定手段による識別情報の表示結果に関わる判定に相当するステップS215〜S219の処理とは1回のタイマ割込処理内で完了する。従って、可変表示の開始条件が成立したときの確変大当りとするか否かと、非確変大当りとするか否かと、はずれリーチとするか否かの決定結果は、可変表示の実行条件が成立したときの決定結果と同じになることが保証される。
【0199】
図44(A)は、大当り判定モジュールで用いられる大当り判定テーブルの一例を示す説明図である。また、図44(B)は、リーチ判定モジュールで用いられるリーチ判定テーブルの一例を示す説明図である。図44(A)に示すように、この実施の形態では、低確率時(非確変時)では大当り判定値は「3」であり、高確率時(確変時)では大当り判定値は「3」、「7」、「79」、「103」、「107」である。また、図44(B)に示すように、リーチ判定値は、「0」、「1」、「11」である。
【0200】
なお、開始時全スキャンにおける大当たり判定処理(図14)及びリーチ判定処理(図15)は、入賞時判定においても同様であるため、説明は省略する。
【0201】
図45は、停止図柄設定処理(ステップS301)を示すフローチャートである。停止図柄設定処理において、CPU75aは、特別図柄の変動を開始することができる状態(特別図柄プロセスフラグの値がステップS301を示す値となっている場合)には(ステップS251)、始動入賞記憶数の値を確認する(ステップS252)。なお、特別図柄プロセスフラグの値がステップS301を示す値となっている場合とは、可変表示装置44において図柄の変動がなされていず、かつ、大当り遊技中でもない場合である。
【0202】
始動入賞記憶数が0でなければ、始動入賞記憶数=1に対応する保存領域に格納されている各乱数値を読み出すとともに(ステップS253)、始動入賞記憶数の値を1減らし、かつ、各保存領域の内容をシフトする(ステップS254)。すなわち、始動入賞記憶数=n(n=2,3,4)に対応する保存領域に格納されている各乱数値を、始動入賞記憶数=n−1に対応する保存領域に格納する。
【0203】
次いで、CPU75aは、減算後の始動入賞記憶数指定のコマンド送信テーブルをセットし(ステップS255)、コマンド作成処理を実行する(ステップS256)。さらに、大当り判定モジュールを実行する(ステップS257)。ここでは、大当り判定モジュールにおいて、ステップS253で保存領域から読み出したランダム1の値にもとづいて大当りとするか否かの判定が行われる。
【0204】
大当りとすることに決定した場合には(ステップS258)、CPU75aは、大当り図柄用乱数(ランダム3)の値に従って大当り図柄を決定する(ステップS259)。この実施の形態では、ランダム3の値に応じた大当り図柄テーブルに設定されている図柄番号の各図柄が、大当り図柄として決定される。大当り図柄テーブルには、複数種類の大当り図柄の組み合わせのそれぞれに対応した左中右の図柄番号が設定されている。また、変動パターン決定用乱数(ランダム4)の値にもとづいて特別図柄の変動パターンを決定する(ステップS260)。
【0205】
大当りとしないことに決定した場合には(ステップS258)、CPU75aは、リーチ判定モジュールを実行する(ステップS261)。ここでは、リーチ判定モジュールにおいて、ステップS253で保存領域から読み出したランダム3の値にもとづいて大当りとするか否かの判定が行われる。また、大当りとしない場合の停止図柄の決定を行う。この実施の形態では、ステップS253で読み出した値、すなわち抽出されているランダム2−1の値に従って左図柄を決定する(ステップS57)。リーチすることに決定した場合には、ランダム2−1の値に従って左右図柄を決定し、ランダム2−2の値に従って中図柄を決定する(ステップS263)。ここで、決定された中図柄が左右図柄と一致した場合には、中図柄に対応した乱数の値に1加算した値に対応する図柄を中図柄の停止図柄として、大当り図柄と一致しないようにする。そして、変動パターン決定用乱数(ランダム4)の値にもとづいて特別図柄の変動パターンを決定する(ステップS264)。
【0206】
大当りとせずリーチにもしないことに決定した場合には、CPU75aは、大当りとせずリーチにもしない場合の停止図柄の決定を行う。すなわち、ランダム2−1の値に従って左図柄を決定し、ランダム2−2の値に従って中図柄を決定するとともに、ランダム2−3の値に従って右図柄を決定する(ステップS265)。なお、ここでは、左右図柄が一致した場合には右図柄を1図柄ずらし、リーチにもならないはずれとなるようにする。そして、確変中か否かを確認する(ステップS266)。確変中あれば変動パターンをはずれ時短縮変動パターンとすることに決定する(ステップS267)。確変状態でなければランダム4の値に応じて変動パターンをはずれ時の通常変動パターンとすることに決定する(ステップS268)。なお、はずれ時短縮変動パターンは、左右中の図柄の変動時間が例えば1.0秒という通常変動パターンよりも変動期間が短い変動パターンである。
【0207】
以上のようにして、始動入賞があったときに図柄変動の表示態様が大当りとするか、リーチ態様とするか、はずれとするか判定されるとともに、その判定結果にもとづいて変動パターンが選択され、図柄の変動開始が可能となったときに演出に用いる変動パターンが決定されるとともにそれぞれの停止図柄の組合せが決定される。また、遊技制御手段は、決定結果にもとづく制御コマンド(変動パターンを特定可能な制御コマンド)を、表示制御基板75及び効果音制御基板82に送信する処理を行う。
【0208】
図46は、表示制御基板75に送出される表示制御コマンドの内容の一例を示す説明図である。図46に示す例において、コマンド8000(H)〜800E(H)は、特別図柄を可変表示する可変表示装置44における特別図柄の変動パターンを指定する表示制御コマンドである。なお、変動パターンを指定するコマンド(変動パターンコマンド)は変動開始指示も兼ねている。また、コマンド800E(H)は、短縮表示パターンを指定するコマンドである。
【0209】
コマンド88XX(H)(X=4ビットの任意の値)は、普通図柄の変動パターンに関する表示制御コマンドである。コマンド89XX(H)は、普通図柄の停止図柄を指定する表示制御コマンドである。コマンド8A00(H)は、普通図柄の可変表示の停止を指示する表示制御コマンドである。
【0210】
コマンド91XX(H)、92XX(H)および93XX(H)は、特別図柄の左中右の停止図柄を指定する表示制御コマンドである。「XX」には図柄番号が設定される。また、コマンドA000(H)は、特別図柄の可変表示の停止を指示する表示制御コマンドである。コマンドBXXX(H)は、大当り遊技開始から大当り遊技終了までの間に送出される表示制御コマンドである。そして、コマンドC000(H)〜EXXX(H)は、特別図柄の変動および大当り遊技に関わらない可変表示装置44の表示状態に関する表示制御コマンドである。
【0211】
コマンドE0XX(H)は、可変表示装置44における始動入賞記憶数を表示する表示エリアにおいて、表示色を変化させる始動記憶表示エリア18の個数を示す表示制御コマンドである。例えば、表示制御基板75は、各始動記憶表示エリア18のうち「XX(H)」で指定される個数の始動記憶表示エリア18の表示色を変化させる。すなわち、コマンドE0XX(H)は、保留個数という情報を報知するために設けられている表示エリアの制御を指示するコマンドである。なお、表示色を変化させる始動記憶表示エリア18の個数に関するコマンドが、表示色を変化させるエリアの個数の増減を示すように構成されていてもよい。また、この実施の形態では、始動入賞記憶の上限値は4であるから、「XX」は0〜4のいずれかである。
【0212】
また、コマンドE400(H)は、高確率状態から低確率状態になったときに送信されるコマンドであり、コマンドE401(H)は、低確率状態から高確率状態になったときに送信されるコマンドである。
【0213】
コマンドE5XX(H)は、始動入賞が生じたときに、コマンドE0XX(H)に続いて送信されるコマンドである。E500(H)ははずれ入賞指定の表示制御コマンドであり、E501(H)はリーチ入賞指定の表示制御コマンドであり、E502(H)は大当り1入賞指定の表示制御コマンドであり、E503(H)は大当り1入賞指定の表示制御コマンドである。
【0214】
表示制御基板75のCPU75aは、主基板151の遊技制御手段から上述した表示制御コマンドを受信すると図46に示された内容に応じて可変表示装置44および普通図柄表示器63の表示状態を変更する。
【0215】
なお、開始時全スキャンにおける表示制御メイン処理(図25),タイマ割込み処理(図26),表示制御コマンドを格納するためのコマンド受信バッファ(図27)は、入賞時判定においても同様であるため、説明は省略する。
【0216】
図47および図48は、コマンド解析処理(ステップS704)の具体例を示すフローチャートである。主基板151から受信された表示制御コマンドは受信コマンドバッファに格納されるが、コマンド解析処理では、受信コマンドバッファに格納されているコマンドの内容が確認される。
【0217】
コマンド解析処理において、CPU75aは、まず、コマンド受信バッファに受信コマンドが格納されているか否か確認する(ステップS611)。格納されているか否かは、コマンド受信カウンタの値と読出ポインタとを比較することによって判定される。両者が一致している場合が、受信コマンドが格納されていない場合である。コマンド受信バッファに受信コマンドが格納されている場合には、CPU75aは、コマンド受信バッファから受信コマンドを読み出す(ステップS612)。なお、読み出したら読出ポインタの値を+1しておく。
【0218】
受信した表示制御コマンドが特別図柄左指定の表示制御コマンド(91XX(H))であれば(ステップS613)、CPU75aは、「XX」で示される左図柄を示すデータを、RAMにおける左図柄格納領域に格納する(ステップS614)。また、特別図柄中指定の表示制御コマンド(92XX(H))であれば(ステップS616)、CPU75aは、「XX」で示される中図柄を示すデータを、RAMにおける中図柄格納領域に格納する(ステップS617)。そして、特別図柄右指定の表示制御コマンド(93XX(H))であれば(ステップS618)、CPU75aは、「XX」で示される右図柄を示すデータを、RAMにおける右図柄格納領域に格納する(ステップS619)。
【0219】
また、受信した表示制御コマンドが変動パターン指定の表示制御コマンドであれば(ステップS621)、CPU75aは、そのコマンドのEXTデータを変動パターンデータ格納領域に格納し(ステップS622)、変動パターン受信フラグをセットする(ステップS623)。
【0220】
受信した表示制御コマンドが始動入賞記憶数指定の表示制御コマンドであれば(ステップS631)、CPU75aは、RAMにおける始動入賞数記憶領域の始動入賞記憶数を表示制御コマンドで指定された数に更新する(ステップS632)。また、可変表示装置44において表示色が変化する始動記憶表示エリア18の数を更新する(ステップS633)。さらに、同期乱数カウンタの値を+1する(ステップS634)。同期乱数カウンタとは、連続予告を実行するか否か決定するための同期乱数を生成するためのカウンタである。なお、この実施の形態では、同期乱数カウンタのカウント値は0〜126の範囲の値をとり、カウント値が127になったら、その値を0に戻す。
【0221】
また、受信した表示制御コマンドがはずれ入賞指定の表示制御コマンドであれば(ステップS635)、CPU75aは、同期乱数カウンタの値を+1するとともに(ステップS636)、同期乱数カウンタのカウント値を読み出すことによって同期乱数を抽出し(ステップS637)、連続予告の判定を行う(ステップS638)。受信した表示制御コマンドがリーチ入賞指定の表示制御コマンドである場合にも(ステップS639)、同期乱数カウンタの値を+1するとともに(ステップS640)、同期乱数を抽出し(ステップS641)、連続予告の判定を行う(ステップS642)。
【0222】
また、受信した表示制御コマンドが大当り入賞1指定の表示制御コマンドである場合にも(ステップS651)、同期乱数カウンタの値を+1するとともに(ステップS652)、同期乱数を抽出し(ステップS653)、連続予告の判定を行う(ステップS654)。さらに、受信した表示制御コマンドが大当り入賞2指定の表示制御コマンドである場合にも(ステップS655)、同期乱数カウンタの値を+1するとともに(ステップS656)、同期乱数を抽出し(ステップS657)、連続予告の判定を行う(ステップS658)。
【0223】
そして、ステップS612で読み出した受信コマンドがその他の表示制御コマンドである場合には、受信コマンドに対応するフラグをセットする(ステップS659)。
【0224】
次に、連続予告の判定について説明する。図49は、始動入賞記憶数と連続予告の実行回数の関係の一例を示す説明図である。図49(A)は、はずれ入賞指定の表示制御コマンドを受信した場合の始動入賞記憶数と連続予告の実行回数の関係を示し、図49(B)は、リーチ入賞指定の表示制御コマンドを受信した場合の始動入賞記憶数と連続予告の実行回数の関係を示し、図49(C)は、大当り入賞1指定の表示制御コマンドを受信した場合の始動入賞記憶数と連続予告の実行回数の関係を示す。そして、図49(D)は、大当り入賞2指定の表示制御コマンドを受信した場合の始動入賞記憶数と連続予告の実行回数の関係を示す。
【0225】
図49に示すように、この実施の形態では、はずれ入賞指定の表示制御コマンドを受信した場合には、同期乱数の値が29または124(連続予告判定値)に一致すれば連続予告を実行可能であり、リーチ入賞指定の表示制御コマンドを受信した場合には、同期乱数の値が7、29、79または124(連続予告判定値)に一致すれば連続予告を実行可能であり、大当り入賞1指定の表示制御コマンドを受信した場合には、同期乱数の値が7〜27または105〜124(連続予告判定値)に一致すれば連続予告が実行可能である。そして、大当り入賞2指定の表示制御コマンドを受信した場合には、同期乱数の値が3〜67または85〜124(連続予告判定値)に一致すれば連続予告が実行可能である。
【0226】
図50は、ステップS638,S642,S654,S658で、CPU75a(予告演出決定手段)によって実行される連続予告の判定処理例を示すフローチャートである。連続予告の判定処理において、CPU75aは、まず、連続予告が実行されているか否か判定する(ステップS661)。実行中であるか否かは、実行中にセットされている内部フラグである連続予告実行中フラグによって判定できる。連続予告の実行中でなければ、連続予告判定テーブルを選択する(ステップS662)。連続予告判定テーブルとは、図34に示された情報が設定されているテーブルであり、はずれ入賞指定の表示制御コマンドを受信した場合には図49(A)に示す情報に対応したテーブルが選択され、リーチ入賞指定の表示制御コマンドを受信した場合には図49(B)に示す情報に対応したテーブルが選択され、大当り入賞1指定の表示制御コマンドを受信した場合には図49(C)に示す情報に対応したテーブルが選択され、大当り入賞2指定の表示制御コマンドを受信した場合には図49(D)に示す情報に対応したテーブルが選択される。
【0227】
そして、CPU75aは、抽出されている同期乱数の値と同じ連続予告判定値が連続予告判定テーブルに設定されているか否か確認し(ステップS663)、一致しているものがあれば、連続予告判定テーブルから対応する実行回数を抽出する。実行回数が0でなければ(ステップS664)、CPU75a(予告演出実行手段)によって予告演出選択処理を実行するとともに(ステップS665)、実行回数をRAMにおける実行回数バッファに格納し(ステップS666)、連続予告抽選済フラグセットする(ステップS667)。
【0228】
以上の処理によって、同期乱数カウンタは、始動入賞記憶数指定、はずれ入賞指定、リーチ入賞指定、大当り入賞1指定、大当り入賞2指定の表示制御コマンドを受信する度に歩進し、はずれ入賞指定、リーチ入賞指定、大当り入賞1指定、大当り入賞2指定の表示制御コマンドを受信すると連続予告を行うか否かの抽選が実行される。そして、連続予告を行うことに決定された場合には、そのときの始動入賞記憶数に応じてあらかじめ決められた実行回数が決定されるとともに、実行される連続予告演出の内容が決定される。
【0229】
後述するように、CPU75aは、0回でない実行回数が決定された後、可変表示装置44において特別図柄の可変表示を行う場合には、実行回数分の特別図柄の可変表示期間において予告演出(連続予告)を行う。
【0230】
図51は、演出選択テーブルの一例を示す説明図である。この実施の形態では、はずれ入賞指定の表示制御コマンドを受信した場合に選択される演出選択テーブル1と、リーチ入賞指定の表示制御コマンドを受信した場合に選択される演出選択テーブル2と、大当り入賞1指定の表示制御コマンドを受信した場合に選択される演出選択テーブル3と、大当り入賞2指定の表示制御コマンドを受信した場合に選択される演出選択テーブル4がある。
【0231】
この実施の形態では、各演出選択テーブルには、選択確率を異ならせた複数の予告演出が設定されている。例えば、演出選択テーブル1が選択された場合には、80/100の確率で予告Aを実行することに決定され、20/100の確率で予告Bを実行することに決定される。具体的には、各演出選択テーブルに設定されている各予告には、連続予告演出決定用乱数の抽出値と比較される比較値が、例えば選択確率に応じた数だけ割り当てられている。なお、連続予告演出決定用乱数は、本例では0〜99の値の範囲の乱数とされ、表示制御基板75が備えるRAM領域に格納されており、連続予告演出を決定するために用いられる乱数である。連続予告演出決定用乱数は、例えばステップS706で更新される。
【0232】
図52は、連続予告演出選択処理の一例を示すフローチャートである。連続予告演出選択処理において、CPU75a(予告演出選択手段)は、受信した表示制御コマンドに応じて使用する演出選択テーブルをROM75c(予告演出記憶手段)から選択する(ステップS665a)。そして、CPU75aは、連続予告演出決定用乱数を抽出し、その抽出値に従って予告演出A〜予告演出Eのいずれかを選択して、連続予告演出として実行する予告演出を決定する(ステップS665b)。
【0233】
なお、入賞時判定のメイン処理における表示制御プロセス処理は、開始時全スキャンの表示制御プロセス処理(ステップS705)と同様であるため、説明を省略する。
【0234】
図53は、図32に示された入賞時判定での表示制御プロセス処理における全図柄変動開始処理(ステップS802)を示すフローチャートである。なお、本フローチャートにおいては、ステップS810〜S830まで示されているが、ステップS816〜S827は、開始時全スキャンの全図柄変動開始処理のフローチャートにおけるステップS914〜S925と同様であるため、説明を省略し、ステップS810〜S815及びステップS828〜S830までを説明する。予告演出設定処理において、CPU75aは、変動パターンカウンタを+1した後(ステップS810)、連続予告を実行中であるか否か確認する(ステップS811において、カウンタの値が0であるか否かを見る)。実行中でなければ(カウンタの値が0であれば)、連続予告抽選済フラグがセットされているか否か確認する(ステップS812)。連続予告抽選済フラグがセットされていれば、すなわち、連続予告を行うことに決定されていれば、連続予告抽選済フラグをリセットし(ステップS813)、実行回数バッファの内容を実行回数カウンタに設定した後(ステップS814)、連続予告実行中フラグをセットする(ステップS815)。
【0235】
ステップS811において連続予告実行中であると確認したら(カウンタの値が0でなければ)、CPU75aは、実行回数カウンタを−1し(ステップS828)、実行回数カウンタが0でなければステップS816に移行する(ステップS829)。実行回数カウンタが0になった場合には、決定された実行回数分の連続予告が既に完了していることになる。その場合には、連続予告実行中フラグをリセットした後(ステップS830)、ステップS820へ進む。また、ステップ812において連続予告抽選済フラグがセットされていない場合もステップS820へ進む。なお、ステップS823及びS824は、CPU75a(遊技演出制御手段)によって実行されるものである。
【0236】
なお、表示制御プロセス処理における図柄変動中処理(ステップS803)は、開始時全スキャンにおけるステップS851,S854〜S856,S861〜S868(図36)と同様であるため、説明を省略する。
【0237】
図54は、表示制御プロセス処理における全図柄停止待ち処理(ステップS804)を示すフローチャートである。全図柄停止待ち処理において、CPU75aは、全図柄停止を指示する表示制御コマンド(特別図柄停止の表示制御コマンド)を受信しているか否か確認する(ステップS971)。全図柄停止を指示する表示制御コマンドを受信していれば、記憶されている停止図柄で図柄を停止させる制御を行う(ステップS972)。
【0238】
そして、ステップS973で大当り図柄を表示しない場合(はずれ図柄を表示した場合)には、CPU75aは、変動パターンカウンターが所定数となっているか否かを判定し(ステップS974)、所定数となっていなければ、変動パターンのモード変更が指定されているか否かを判定する(ステップS975)。変動パターンによりモード変更が指定されていた場合は、ステップS815の連続予告実行中フラグがONしているか否かを判定する(ステップS988)。ONしていると判定されたときは、ステップS977に進み、ONしていないと判定されたときは、乱数抽選により演出モードを変更するか否かを判定する(ステップS989)。演出モードを変更しないと判定されたときは、ステップS977に進み、演出モードを変更すると判定されたときには、演出モードを変更し(ステップS990)、変動パターンカウンターをリセットし(ステップS991)、CPU75aのモード変更バッファ内に、変更された演出モードに対応するデータ(図41参照)をセットする(ステップS992)。ステップS975でモード変更の指定がされていない場合は、表示制御プロセスフラグの値を変動パターンコマンド受信待ち処理(ステップS800)に対応した値に設定する(ステップS977)。上記のように、連続予告中フラグがONしている場合、即ち、連続予告実行中には、演出モード切換手段によって現在の演出モードから他の演出モードに切換えられることがない。
【0239】
一方、ステップS971で全図柄停止を指定する表示制御コマンドを受信していない場合には、監視タイマがタイムアウトしているかどうか確認する(ステップS978)。タイムアウトした場合には、何らかの異常が発生したと判断して、可変表示装置44にエラー画面を表示する制御を行う(ステップS979)。そして、ステップS973に移行する。
【0240】
ステップ973で大当り図柄を表示した場合には、CPU75aは、ステップS980〜S984の処理を実行するが、この処理は、上記したステップS988〜S992と同様であるため、説明を省略する。ステップS984を実行した後、表示制御プロセスフラグの値を大当り表示処理(ステップS805)に対応した値に設定し(ステップS985)、実行回数カウンタをクリアした後(ステップS986)、連続予告実行中フラグ(ステップS815でセットされたフラグ)をリセットする(ステップS987)。また、ステップS974で変動パターンカウンターが所定数となっていた場合、ステップS988へ進む。
【0241】
なお、ステップS986及びステップS987の処理をステップ980の処理の前に実行するようにしてもよい。即ち、大当りに係る連続予告が大当りの表示によって終了した後に、直ちに演出モードを変更することができる状態にするようにしてもよい。
【0242】
図55は、表示制御プロセス処理における大当り表示処理(ステップS805)を示すフローチャートである。大当り表示処理において、CPU75aは、確変大当りか否か判定する(ステップS951)。CPU75aは、例えば、確定図柄にもとづいて確変大当りか否かを判定することができる。確変大当りであれば、CPU75aは、例えば、「確変大当り」を可変表示装置44に表示させる表示制御を行う(ステップS952)。具体的には、「確変大当り」の表示指示をVDP75dに通知する。すると、VDP75dは、指示された表示の画像データを作成する。また、画像データを背景画像と合成する。確変大当りでなければ、CPU75aは、例えば、「大当り」を可変表示装置44に表示させる表示制御を行う(ステップS953)。そして、表示制御プロセスフラグの値を大当り遊技中処理(ステップS806)に対応した値に設定する(ステップS954)。
【0243】
図56は、表示制御プロセス処理における大当り遊技中処理(ステップS806)を示すフローチャートである。大当り遊技中処理において、CPU75aは、主基板31から大当り終了表示の表示制御コマンドを受信したら(ステップS861)、可変表示装置44に大当りの終了を示す表示を行わせる制御を行った後(ステップS862)、表示制御プロセスフラグの値を変動パターンコマンド受信待ち処理(ステップS800)に対応した値に設定する。なお、大当り遊技中処理において、CPU75aは、大入賞口開放前表示や大入賞口開放時表示の表示制御コマンドを受信したら、ラウンド数の表示制御等を行う。
【0244】
次に、本実施形態に係る画像表示部160で行われる予告表示の表示態様の一例について、図57を参照して説明する。図57は、可変表示装置44において連続予告表示が行われない場合の表示態様(A〜D)及び連続予告表示が行われる場合の表示態様(E〜H)を示す図である。
【0245】
まず、可変表示装置44において連続予告表示が行われない場合の表示態様について簡単に説明する。普通可変入賞球装置58に球が入賞すると、画像表示部160で識別情報170の可変表示が開始(図57(A))された後、所定時間が経過すると識別情報170による表示結果が導出される(図57(B))。このとき、識別情報170の背景には、「春の背景」180aとして画像表示部160に「桜の木と花びら」が表示されている(図57(A),(B))。更に、普通可変入賞球装置58に球が入賞すると、再び識別情報170の可変表示が開始されるが(図57(C))、このとき、本実施形態においては、識別情報170の可変表示の開始と同時に背景が「夏の背景」180bに変化して画像表示部160に「花火」の画像が表示される。そして、所定時間が経過すると、識別情報170による表示結果が再び導出される(図57(D))。このように、本実施形態においては、連続予告が実行されていない場合には、演出モードの移行条件が成立することにより、可変表示が開始する毎に背景が変化するが、以下に示すように、連続予告が実行されている場合には、演出モードの移行条件が成立した場合でも背景は変化することなく、連続予告が実行された時点での背景に対応した連続予告が実行される。
【0246】
そこで、次に、連続予告実行中に演出モードの移行条件(所定条件)が成立した場合の表示態様について説明する。弾球遊技機1において、普通可変入賞球装置58に球が入賞すると、始動球検出器60による検知信号に基づいて可変表示を指令する旨の表示制御コマンドが主基板151から表示制御基板75に送信される。主基板151からの制御コマンドが表示制御基板75によって受信されると、この表示制御コマンドに基づき、表示制御基板75のCPU75aによって、識別情報170が停止した状態から、可変表示装置44の画像表示部160で識別情報170の可変表示が実行される。このように、画像表示部160で識別情報170の可変表示が実行されている間に、更に普通可変入賞球装置58に球が入賞すると、主基板151のCPU151aに入賞したことが記憶される。即ち、可変表示装置44の可変表示の開始条件が成立していない始動条件の成立が記憶される。そして、CPU151aに記憶された始動条件の成立は、図57(E)に示すように、その成立回数が個別に特定可能なように特別図柄始動記憶表示46に表示される。なお、図示の場合には、2個目までが表示されており、これは、識別情報170の可変表示が実行されている間に、普通可変入賞球装置58に球が2個入賞したことを示している。
【0247】
また、始動記憶手段に記憶された始動条件に基づく可変表示の表示結果が、予め定められた特定表示結果(大当り)となるか否かが主基板151のCPU151a(入賞時判定手段)によって、それぞれの始動記憶について判定される。なお、本説明においては、左から2個目(2番目)の特別図柄始動記憶表示46に基づく可変表示の表示結果が大当りになるとする。上記のように、識別情報170の可変表示の実行中に普通可変入賞球装置58に球が入賞して始動条件が記憶され、記憶されたいずれかの始動条件に基づく可変表示の表示結果が入賞時判定手段によって特定表示結果となると判定されたときには、以下に示すように、複数回の可変表示に亘って所定の予告演出を行う連続予告が表示制御基板75のCPU75a(予告演出実行手段)によって実行される。
【0248】
上記のように、2番目の特別図柄始動記憶表示46に基づく可変表示の表示結果が、入賞時判定手段によって特別表示結果となると判定されており、図57(E)に示すように、1番目の特別図柄始動記憶表示46に基づく可変表示が実行されると、予告表示200cが表示される。このとき、背景には、「秋の背景」180cとして画像表示部160に「月」が表示されており、予告表示200cとして「月見団子」の画像が表示される。
【0249】
「月」の画像による「秋の背景」180c及び「月見団子」の画像による予告表示200cが表示されて所定時間が経過すると、図57(F)に示すように、左,中,右の可変表示部に識別情報170が表示される。この場合の始動記憶は、可変表示の表示結果が大当りとはならないと判定されているため、表示結果は図57(F)に示すように、はずれの表示結果となる。なお、予告表示200cとして表示されていた「月見団子」の画像は、識別情報170が表示されると同時に消滅する。
【0250】
上記のように、連続予告のうち、最初の予告が行われた可変表示に係る表示結果が表示されて所定時間が経過すると、図57(G)に示すように、可変表示装置44の画像表示部160で再び識別情報170の可変表示が実行される。この可変表示は、2個表示されていた特別図柄指導記憶表示46のうち、左端に表示されていた特別図柄始動記憶表示46に基づくものであるため、可変表示の開始と同時に特別図柄始動記憶表示46の表示が、図57(G)に示すように1個に減少する。
【0251】
このとき、識別情報170の可変表示が実行されることにより、演出モードの移行条件が成立することになるが、この場合、連続予告が実行されているため、背景は変化することがなく、背景には、「秋の背景」180cとして画像表示部160に「月」が引き続き表示されており、予告表示200cとして再び「月見団子」の画像が表示される。
【0252】
可変表示が実行されて所定時間が経過すると、図57(H)に示すように、左,中,右の可変表示部に識別情報170が表示される。この場合の始動記憶は、可変表示の表示結果が大当りになると判定されているため、表示結果は図57(H)に示すように、当りの表示結果となり、表示結果の情報に「当り」の当り表示210が表示される。なお、予告表示200cとして表示されていた「月見団子」の画像は、識別情報170が表示されると同時に消滅する。
【0253】
上記のように、連続予告が実行されている場合には、演出モードの移行条件が成立した場合でも背景は変化することなく、連続予告が実行された時点での背景に対応した連続予告が実行される。
【0254】
なお、連続予告が実行されない場合においては、演出モードが「春」,「夏」,「秋」,「冬」というように、四季が変化するように変わってゆき、同じ季節が連続して表示されることがない。即ち、演出モード切換手段は、現在選択されている演出モードと同一の演出モードに切り換えないようになっている。
【0255】
ここで、それぞれの季節を表わす背景である複数の演出モードは、表示制御基板75のROM75c(演出モード記憶手段)に記憶されており、可変表示の終了(所定条件の成立;ステップS972)に基づいて表示制御基板75のCPU75a(演出モード切換手段)によって切り替えられるものである。そして、切り替えられた演出モードに基づいて表示制御基板75のCPU75a(遊技演出制御手段)によって遊技演出の制御が行われることで、背景の画像が上記のように変化するものである。なお、可変表示の開始時に基づいて演出モード切換手段によって演出モードが切り換えられるものであってもよい。また、上記したそれぞれの季節を表わす背景や識別情報及び識別情報の変動パターン等が、可変表示の演出を決定するために用いるデータとして演出モード記憶手段に記憶されている。
【0256】
また、上記した「月見団子」による予告表示200cで行われる予告演出の演出態様は、表示制御基板75のCPU75a(予告演出記憶手段)に記憶されるものである。なお、上記した実施形態においては、「秋の背景」180cに対応する予告表示として「月見団子」200cの画像を表示するものを示したが、「春の背景」180aに対応する予告表示として「桜の花びら」、「夏の背景」180bに対応する予告表示として「蚊取り線香」等を設定し、これらの予告演出の演出態様を表示制御基板75のCPU75a(予告演出記憶手段)に演出モード毎に複数記憶するものであってもよい。
【0257】
また、本実施形態においては、上記のように、始動記憶に基づく可変表示が実行(所定条件の成立)される毎に背景が変化(演出モードを選択)するものを示したが、所定回数(例えば、50回)の可変表示が実行されたときに背景が変化したり、リーチ等の所定の変動パターンが実行されたときに背景が変化するもの等であってもよい。
【0258】
また、上記した実施形態において、画像表示部160において季節の背景が切り替わる際、既に表示されている背景が徐々に消えていく、いわゆるフェイドアウトをしながら新たな背景が表示されるものであるが、このフェイドアウトの方向として、画像表示部160の上部から下部に向けてフェイドアウトするもの、下部から上部に向けてフェイドアウトするもの、左側方から右側方に向けてフェイドアウトするもの、右側方から左側方に向けてフェイドアウトするもの、中心から外側に向けてフェイドアウトするもの、外側から中心に向けてフェイドアウトするもの等が考えられる。また、これらのフェイドアウトの方向は、専用のテーブルによる乱数抽出によって決定するもの、始動記憶表示の個数によって異なるもの、始動記憶表示の中に当りとなるものが含まれているときと含まれていないときとで異なるもの、識別情報170の変動パターンの違い、例えば、リーチ表示を行うときと行わないときとで異なるもの、現在表示されている背景の種類によって異なるもの等が考えられる。
【0259】
以上、実施形態に係る弾球遊技機1について詳細に説明してきたが、本実施形態においては、各々が識別可能な識別情報を可変表示可能な可変表示手段(可変表示装置44)を備え、予め定められている可変表示の始動条件が成立した後、可変表示の開始条件の成立にもとづいて識別情報の可変表示を開始し、当該識別情報の可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能となる弾球遊技機1において、可変表示の演出を決定するために用いるデータであって、決定される可変表示の演出が異なる複数の演出モードを記憶する演出モード記憶手段(遊技制御基板75のROM75c)と、所定条件の成立に基づいて現在の演出モードから前記演出モード記憶手段に記憶された複数の演出モードのうちより使用する演出モードを現在の演出モードから他の演出モードに切換える演出モード切換手段(遊技制御基板75のCPU75a,ステップS952,959)と、該演出モード切換手段によって切換えられた演出モードに対応した可変表示の演出を制御する遊技演出制御手段(遊技制御基板75のCPU75a,ステップS913,S918)と、前記始動条件が成立したときに、当該始動条件に基づく可変表示の表示結果が前記特定表示結果となるか否かの判定に用いる数値データを抽出する数値データ抽出手段(主基板151のCPU151a,RAM151b,ステップS113)と、前記始動条件が成立したが未だ前記開始条件が成立していない当該始動条件に対応する数値データを記憶する始動記憶手段(主基板151のCPU151a,ステップS113)と、前記始動記憶手段に記憶された数値データが抽出される起因となった始動条件の成立に基づく開始条件が成立する前に、当該数値データによって特定表示結果となるか否かを判定する事前判定処理を実行する事前判定手段(主基板151のCPU151a,ステップS128)と、前記事前判定手段によって特定表示結果となると判定されたときに、複数回の可変表示に亘って所定の予告演出を行う連続予告を実行するか否かを決定する予告演出決定手段(主基板151のCPU151a,ステップS147)と、前記連続予告の演出態様を前記演出モード毎に複数記憶する予告演出記憶手段(遊技制御基板75のROM75c)と、前記予告演出決定手段によって連続予告を実行する旨の決定がされたときに、演出モードに対応して前記予告演出記憶手段に記憶された複数の連続予告の態様のうちから前記演出モード切換手段によって切換えられた演出モードに対応した演出態様を選択する予告演出選択手段(遊技制御基板75のCPU75a,ステップS914)と、前記予告演出選択手段によって選択された演出態様に基づいて前記連続予告を実行する予告演出実行手段(遊技制御基板75のCPU75a,ステップS854)と、を備え、前記演出モード切換手段は、前記連続予告の実行中に前記所定条件が成立しても、現在の演出モードから他の演出モードに切換えることを規制する切換規制手段(表示制御基板75のCPU75a,ステップS950,S957)を含むことにより、連続予告の実行中に演出モードの移行条件が成立した場合であっても、演出モードが変化することなく現在実行されている演出モードによって連続予告が実行されるため、連続予告の演出態様と演出モードの演出態様との間で不整合が生じることがなく、全体として違和感のない統一された演出を行うことができる。
【0260】
また、本実施形態においては、前記事前判定手段は、前記連続予告の実行中には事前判定処理を実行しない(ステップS123でNであるとき(予告回数カウンタが0でないとき)に、ステップS126〜S131を実行しないようにする)機能を有することにより、連続予告の実行中に大当り判定の制御が行われることがないため、制御基板における制御のための処理負担を軽減することができ、処理速度の高速化,制御回路の簡素化等を図ることができる。
【0261】
また、本実施形態においては、前記可変表示の開始条件が成立したときに、当該開始条件に基づいて開始される可変表示の表示結果を特定表示結果とするか否かを判定する開始前判定処理を実行する開始前判定手段(主基板151のCPU151a,ステップS57)を備え、該開始前判定処理と前記事前判定処理とを、共通の処理モジュール(大当り判定テーブル:図14)により構成したことにより、開始前判定手段と事前判定手段とを設けたときのプログラム量を削減することができ、コストの低減等を図ることができる。
【0262】
また、本実施形態においては、前記始動記憶手段は、前記数値データを始動条件の成立した順番に記憶し、前記事前判定処理は、前記始動記憶手段に記憶されている数値データを記憶された順番に従って判定を行う(主基板151のCPU151a,ステップS126〜S131)と共に、特定表示結果となると判定したときは、その後に記憶されている数値データに対して判定をしない機能(主基板151のCPU151a,ステップS129)を有することにより、一度大当りの判定がされた場合には、その後、大当りであるか否かの判定を行う必要がなくなるため、制御基板における制御のための処理負担を軽減することができ、処理速度の高速化,制御回路の簡素化等を図ることができる。
【0263】
また、本実施形態においては、前記所定条件は、前記可変表示装置において特定の可変表示が実行されることが決定されたときに成立することにより、所定の態様による可変表示が実行されると演出モードが変更される(表示制御基板75のCPU75a,ステップS952,S959)ため、遊技者は、演出モードが変更されたことを容易に認識することができ、これにより、遊技の興趣を向上することができる。
【0264】
また、本実施形態においては、前記所定の条件は、前記可変表示装置において所定回数の可変表示が実行されたときに成立することにより、所定回数の可変表示が実行される毎に演出モードが変更され(表示制御基板75のCPU75a,ステップS952,S959)、定期的に演出態様が変化するため、遊技者は、可変表示の実行に対して期待を持つことができ、遊技に飽きることがない。
【0265】
更に、本実施形態においては、前記演出モード切換手段は、前記所定条件の成立に基づいて演出モードの切換えを行うときは、現在選択されている演出モードと同一の演出モードには切換えない機能(表示制御基板75のCPU75a,ステップS952,S959)を有することにより、連続して同一の演出モードが選択されることがなく、変化に富んだ演出を実行することができ、遊技者が演出に飽きてしまうことがない。
【0266】
なお、上記した実施形態においては、現在の演出モードから他の演出モードに切換える所定条件が成立した場合であっても、連続予告の実行中においては現在の演出モードから他の演出モードに切換わらないものを示したが、このようなものに限らず、連続予告の実行中において成立した所定条件を記憶しておき、連続予告が終了した時点で無条件に、あるいは、連続予告が終了した後に一定の条件が成立した時点で、記憶しておいた前記所定条件に基づいて現在の演出モードから他の演出モードに切換えるものであってもよい。
【0267】
具体的な処理としては、まず、開始時全スキャンについて説明すると、図37の全図柄停止待ち処理において、ステップS950及びステップS957で連続予告中フラグがONである場合には、成立した所定条件を記憶した後に次のステップに進む処理を行い、連続予告中フラグがONでない場合には、所定条件の記憶をリセットした後に次のステップに進む処理を行う。また、ステップS945において、変動パターンが演出モードの変更を指定するものでない場合に、ステップS950と同様の連続予告中フラグがONであるか否かを判定する処理を行い、連続予告中フラグがONである場合には、そのままステップS946に進む。連続予告中フラグがONでない場合には、上記した、成立した所定条件の記憶があるか否かを判定する処理を行う。所定条件の記憶がない場合には、そのままステップS946に進む。所定条件の記憶がある場合には、所定条件の記憶をリセットした後、ステップS958〜ステップS961と同様の処理を行った後、ステップS946に進む。
【0268】
次に、入賞時判定について説明すると、図54の全図柄停止待ち処理において、ステップS980及びステップS988で連続予告実行中フラグがONである場合には、成立した所定条件を記憶した後に次のステップに進む処理を行い、連続予告中フラグがONでない場合には、所定条件の記憶をリセットした後に次のステップに進む処理を行う。また、ステップS975において、変動パターンが演出モードの変更を指定するものでない場合に、ステップS988と同様の連続予告実行中フラグがONであるか否かを判定する処理を行い、連続予告実行中フラグがONである場合には、そのままステップS977に進む。連続予告実行中フラグがONでない場合には、上記した、成立した所定条件の記憶があるか否かを判定する処理を行う。所定条件の記憶がない場合には、そのままステップS977に進む。所定条件の記憶がある場合には、所定条件の記憶をリセットした後、ステップS989〜ステップS992と同様の処理を行った後、ステップS977に進む。
【0269】
上記したような処理を行うことにより、連続予告の実行中に現在の演出モードから他の演出モードに切換える所定条件が成立した場合、連続予告が終了するまでは現在の演出モードから他の演出モードに切換わらないが、連続予告が終了した後に現在の演出モードから他の演出モードに切換わるため、演出表示に変化を持たせることができ、演出効果の向上を図ることができる。
【0270】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1の発明においては、連続予告の実行中に演出モードの移行条件が成立した場合であっても、演出モードが変化することなく現在実行されている演出モードによって連続予告が実行されるため、連続予告の演出態様と演出モードの演出態様との間で不整合が生じることがなく、全体として違和感のない統一された演出を行うことができる。
【0272】
【0273】
【0274】
【0275】
【0276】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における弾球遊技機を示す正面図である。
【図2】 遊技盤を示す正面図である。
【図3】 弾球遊技機の裏面に設けられる各基板を示す説明図である。
【図4】 主基板と各種制御基板及び電気部品との関係を示すブロック図である。
【図5】 主基板が実行するメイン処理を示すフローチャートである。
【図6】 2msタイマ割込処理を示すフローチャートである。
【図7】 各乱数を示す説明図である。
【図8】 CPU151aが実行する特別図柄プロセス処理のプログラムの一例を示すフローチャートである。
【図9】 この実施の形態で用いられる変動パターンの一例を示す説明図である。
【図10】 大当り時変動パターン種別選択テーブルの一例及びはずれ時変動パターン種別選択テーブルの一例を示す説明図である。
【図11】 各変動パターン種別テーブルの一例を示す説明図である。
【図12】 始動口スイッチ通過処理を示すフローチャートである。
【図13】 大当り判定モジュールで用いられる大当り判定テーブルの一例及びリーチ判定モジュールで用いられるリーチ判定テーブルの一例を示す説明図である。
【図14】 大当り判定モジュールを示すフローチャートである。
【図15】 リーチ判定モジュールを示すフローチャートである。
【図16】 特別図柄プロセス処理における特別図柄通常処理を示すフローチャートである。
【図17】 特別図柄通常処理における予告設定処理を示すフローチャートである。
【図18】 特別図柄プロセス処理における特別図柄停止図柄設定処理を示すフローチャートである。
【図19】 特別図柄プロセス処理における変動パターン設定処理を示すフローチャートである。
【図20】 予告時変動パターン種別テーブル選択処理を示すフローチャートである。
【図21】 大当り時変動パターン種別テーブル選択処理を示すフローチャートである。
【図22】 はずれ時変動パターン種別テーブル選択処理を示すフローチャートである。
【図23】 2msタイマ割込処理における記憶処理を示すフローチャートである。
【図24】 表示制御基板に送出される演出制御コマンドの内容の一例を示す説明図である。
【図25】 CPU75aが実行するメイン処理を示すフローチャートである。
【図26】 タイマ割込処理を示すフローチャートである。
【図27】 主基板から受信した表示制御コマンドを格納するためのコマンド受信バッファの一構成例を示す説明図である。
【図28】 コマンド解析処理の具体例を示すフローチャートである。
【図29】 予告乱数カウンタの一つである演出手段決定用カウンタのカウント値の範囲の一例を示す説明図である。
【図30】 演出手段決定用乱数にもとづく演出手段の選択方法の一例を示す説明図である。
【図31】 受信した変動パターンコマンドにもとづく予告演出の演出態様の選択方法の一例を示す説明図である。
【図32】 メイン処理における表示制御プロセス処理を示すフローチャートである。
【図33】 変動パターンテーブル毎に設定されているプロセスデータの一構成例を示す説明図である。
【図34】 演出制御プロセス処理における変動パターンコマンド受信待ち処理を示すフローチャートである。
【図35】 演出制御プロセス処理における全図柄変動開始処理を示すフローチャートである。
【図36】 演出制御プロセス処理における図柄変動中処理を示すフローチャートである。
【図37】 表示制御プロセス処理における全図柄停止待ち処理を示すフローチャートである。
【図38】 表示制御基板から効果音制御基板に出力される音番号データの一例を示す説明図である。
【図39】 本実施形態の概要を示す概念図である。
【図40】 予告設定処理の別の実施形態を示すフローチャートの一部である。
【図41】 各演出モードに対応するデータの数値を表わす表である。
【図42】 各乱数を示す説明図である。
【図43】 入賞時判定における始動口スイッチ通過処理を示すフローチャートである。
【図44】 大当り判定モジュールで用いられる大当り判定テーブルの一例及びリーチ判定モジュールで用いられるリーチ判定テーブルの一例を示す説明図である。
【図45】 停止図柄設定処理を示すフローチャートである。
【図46】 表示制御基板に送出される表示制御コマンドの内容の一例を示す説明図である。
【図47】 コマンド解析処理の具体例を示すフローチャートである。
【図48】 コマンド解析処理の具体例を示すフローチャートである。
【図49】 始動入賞記憶数と連続予告の実行回数の関係の一例を示す説明図である。
【図50】 ステップS638,S642,S654,S658で実行される連続予告の判定処理例を示すフローチャートである。
【図51】 演出選択テーブルの一例を示す説明図である。
【図52】 連続予告演出選択処理の一例を示すフローチャートである。
【図53】 入賞時判定での表示制御プロセス処理における全図柄変動開始処理を示すフローチャートである。
【図54】 表示制御プロセス処理における全図柄停止待ち処理を示すフローチャートである。
【図55】 表示制御プロセス処理における大当り表示処理を示すフローチャートである。
【図56】 表示制御プロセス処理における大当り遊技中処理を示すフローチャートである。
【図57】 可変表示装置で実行される予告表示の表示態様を示す図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機(遊技機)
44 可変表示装置
75 表示制御基板(演出モード記憶手段,演出モード切換手段,遊技演出制御手段,予告演出実行手段,予告演出記憶手段,予告演出選択手段,切換規制手段)
75a CPU
75b RAM
75c ROM
151 主基板(遊技制御手段,事前判定手段,数値データ抽出手段,始動記憶手段,予告演出決定手段)
151a CPU
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention comprises variable display means having a plurality of variable display areas capable of variably displaying identification information that can be individually identified. After a predetermined variable display start condition is satisfied, the variable display start condition is The present invention relates to a gaming machine that starts variable display of identification information based on establishment, and can be controlled to a specific gaming state advantageous to a player when the display result of variable display of the identification information becomes a specific display result. .
[0002]
[Prior art]
In gaming machines such as pachinko machines, a lot of bonuses are offered when the variable display device performs variable display of identification information in accordance with the start winning of the game ball and the display result is in a specific display mode. However, in some of such gaming machines, there is a variable display device that produces a notice notification such as a reach notice. Thus, in the case of a gaming machine that performs the effect of the advance notice, conventionally, in order to enhance the effect of the production, the effect mode is changed in accordance with the type of the advance notice, for example, the variable display device is related to the effect of the advance notice. There is one that changes the background display (for example, Patent Document 1).
[0003]
On the other hand, in the gaming machine as described above, the start winning number is stored for a predetermined number of times, and the variable display of the identification information and the display result derivation display are sequentially repeated for the number of start stored times. When there is a start memory that is determined to be a big hit, there are some that perform a plurality of notice effects, so-called continuous notice until the start memory.
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2002-58822 A (Page 7, FIG. 4)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of what is described in Patent Document 1 described above, if the effect mode of continuous notice is set for each effect mode, and only the effect mode is changed during the continuous notice, the effect mode and effect of continuous notice are changed. There is a problem that inconsistency occurs with the mode effect mode. The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and the object of the present invention is to execute the present mode without changing the production mode even if the conditions for changing the production mode are satisfied during the continuous notice. An object of the present invention is to provide a gaming machine that improves the interest of the game by continuing the continuous notice based on the effect mode.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, there is provided variable display means capable of variably displaying identification information that can be individually identified, and after a predetermined variable display start condition is established, the variable information is variable. A game in which variable display of identification information is started based on the establishment of a display start condition, and when the display result of the variable display of the identification information becomes a specific display result, the game can be controlled to a specific game state advantageous to the player A game control means for controlling the progress of a game based on a game control program, and an effect control means for controlling the variable display means based on a command transmitted by the game control means, wherein the game control means Is used for determining whether or not the reach state is established, and specific determination numerical data updating means for updating the determination numerical data used for determining whether or not to obtain the specific display result. Reach determination numerical data update means for updating determination numerical data, data extraction storage means for extracting the determination numerical data and storing them in a predetermined storage area when the start condition is satisfied, and the start condition Whether or not to make the display result of variable display the specific display result based on the numerical data for determination extracted by the data extraction and storage means when the start condition is satisfied as well as A start time determination means for executing a start time determination process for determining whether or not a reach state is satisfied, and reading and reading the determination numerical data stored in the storage area when the start condition is satisfied And a pre-start determination means for executing a pre-start determination process for determining whether or not the display result of variable display is set as the specific display result based on the determination numerical data, and when the start condition is satisfied, A determination result command capable of specifying the determination result by the determination means at the time of starting, a start memory number command capable of specifying a start memory number that is the number of variable display times of identification information that has been satisfied but has not yet been started, Command transmission means for transmitting to the effect control means, the effect control means is data used to determine the effect of variable display, the variable display of the determined variable display An effect mode storage means for storing a plurality of effect modes with different output, and an effect mode to be used from a plurality of effect modes stored in the effect mode storage means from the current effect mode based on establishment of a predetermined condition Effect mode switching means for switching from one effect mode to another effect mode, and variable display for executing variable display of identification information corresponding to the effect mode switched by the effect mode switching means based on the establishment of the start condition Whether the execution means and continuous notice for notifying that the reach state is established over a plurality of variable displays when the determination result command received from the command transmission means indicates that the reach state is established. Continuous notice determination means for determining whether or not the variable display start condition for establishing the reach state is satisfied, and the start Start memory number display control means for controlling the start memory number display means for displaying the start memory number based on a stored number command; and a notice mode storage means for storing a plurality of notice modes of the continuous notice for each effect mode; When the continuous notice determining means decides to execute the continuous notice, the effect mode is switched to the effect mode switched by the effect mode switching means from among the plurality of notice modes stored in the notice mode storage means. A notice mode selecting means for selecting a corresponding notice mode; and a continuous notice executing means for executing the continuous notice based on the notice mode selected by the notice mode selecting means; Including switching restriction means for restricting switching from the present production mode to another production mode even if the predetermined condition is satisfied during execution of the continuous notice. It is characterized by. By configuring in this way, even if the transition condition of the production mode is satisfied during execution of the continuous notice, the continuous notice is executed by the currently executed production mode without changing the production mode. In addition, there is no inconsistency between the production mode of the continuous notice and the production mode of the production mode, and a unified production without any sense of incongruity can be performed as a whole.
[0008]
[0009]
[0010]
[0011]
[0012]
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In the following description, reach is not yet derived and displayed when the derived and displayed identification information (referred to as reach state identification information) forms part of the jackpot identification information (specific display result). The identification information (identification information during variable display) is variably displayed, and all or part of the identification information is variably displayed synchronously while constituting all or part of the jackpot identification information. State.
[0014]
Specifically, an effective line that is a big hit is determined by deriving and displaying predetermined identification information on a plurality of predetermined variable display units, and a part of the variable display units on the effective line is determined. A state in which variable display is being performed on the variable display section on the active line that has not been derived and displayed when the predetermined identification information is derived and displayed (for example, left of the left, middle, and right variable display sections , In the state in which the identification information (for example, “7”) that is a part of the identification information of the big hit is derived and displayed in the variable display portion in the middle, and the variable display portion on the right is still in the variable display state) A state in which all or part of the identification information of the variable display section on the active line is variably displayed synchronously while constituting all or part of the jackpot identification information (for example, the left, middle, and right variable display sections Variable display on all and in which state Be displayed is the same state of variable display in a state where the identification information is aligned is being performed).
[0015]
In addition, during the reach, unusual effects may be performed with lamps and sounds. This production is called reach production.
[0016]
In the case of a reach, a character (an effect display imitating a person or the like, which is different from identification information) may be displayed, or the background display mode may be changed. This change of character display and background display mode is called reach effect display.
[0017]
First, with reference to FIG. 1 thru | or FIG. 4, the whole structure of the ball game machine 1 as a game machine which concerns on embodiment is demonstrated. As shown in FIGS. 1 and 3, a bullet ball game machine 1 includes an outer frame 2 that is formed into a vertically long frame, and is pivotally supported on one side of the outer frame 2 so as to be openable and closable. 1 comprises a front frame 3 provided with almost all of the main components integrated, and a front opening / closing frame 4 provided openably on the front upper portion of the front frame 3. The main components provided in the front frame 3 include the front opening / closing frame 4, the game board 40, the upper plate 19, the lower plate 27, the ashtray 29, the operation handle 30, the mechanism plate 100, and the ball launcher 87. . In the illustrated embodiment, a card unit device 31 for lending a game ball to a player is attached to the side of the ball game machine 1.
[0018]
The front opening / closing frame 4 is provided with a circular see-through window 5 through which a game area 41 of a game board 40 to be described later can be substantially seen through, and a multilayer glass plate is mounted from the back of the circular see-through window 5. Further, on the upper side of the front opening / closing frame 4, decorative lamps 6 to 8, 15, 16 as game effect lamps face along the outer periphery of the circular see-through window 5. These decoration lamps 6-8, 15, and 16 are lit or flashed in accordance with the gaming state, and notify the player of the occurrence or continuation of a special gaming state and increase the gaming atmosphere. is there. In addition, a predetermined number of balls are provided on the outer periphery of the circular see-through window 5 based on the occurrence of a ball break lamp 9 for notifying that the number of prize balls is insufficient to be paid out (when a ball break switch 115 described later is activated) or the occurrence of a winning ball. A prize ball lamp 10 for notifying that a prize ball has been paid out (a system for notifying that a prize ball has not been paid out may be used) is provided on the upper left and right sides of the front opening / closing frame 4. Speakers 12a and 12b that generate sound effects according to the progress are provided. The front of each of the lamps 6 to 8, 9, 10, 15, 16 is covered with a lamp cover of red or green having translucency. In particular, the player is notified of the situation by turning on the ball break lamp 9 with red light emission and turning on the prize ball lamp 10 with green light emission. In addition, a punch metal 11 is attached to the front surfaces of the speakers 12a and 12b so as to pass sound generated from the speakers 12a and 12b. In addition, decoration LEDs 37 and 38 as game effect LEDs for light decoration are attached to the front opening / closing frame 4 in the vicinity of the speakers 12a and 12b (on the back side of the punch metal 11), respectively.
[0019]
Next, the structure of the upper plate 19 attached to the lower side of the front opening / closing frame 4 will be described. The upper plate 19 is configured by fixing a plate member in which a plurality of synthetic resin members are combined. A ball removal operation lever 21 is provided above the open side of the upper plate 19. The ball removal operation lever 21 is provided so as to be movable in the left-right direction, and moves the game ball stored in the upper plate 19 on the back side by moving it in one direction against the biasing force of a spring (not shown). The ball extraction path (not shown) formed on the bottom plate 27 is caused to flow down and guided to the lower plate 27.
[0020]
The upper plate 19 will be described in more detail. The upper plate 19 temporarily stores the prize balls paid out from the prize ball payout opening 20 formed on the upstream side thereof, and then supplies the game balls to the launch position. To do. In addition, the upper plate 19 is provided with an operation unit that is operated when borrowing a game ball via a card unit device 31 provided adjacent to the ball game machine 1. The operation unit includes a ball lending switch 24 and a return switch 25 (both are shown only with reference numerals in FIG. 4) and a balance display board 23 (only reference numerals are shown in FIG. 4) on which display LEDs (not shown) are mounted. The balance display substrate 23 is provided so as to face the upper surface of the upper plate 19. Further, on the open side of the upper plate 19, a cylinder lock for operating a locking device (not shown) that locks the front opening / closing frame 4 to the front frame 3 and locks the front frame 3 to the outer frame 2. 26 is on the way.
[0021]
The lower plate 27 attached to the lower part of the front frame 3 is a prize ball overflowing from the upper plate 19 and is discharged from a connecting rod 93 (see FIG. 3) through an excess ball passage (not shown). The ball removing operation lever 28 is slidably attached to the front wall of the lower plate 27. By operating the ball removal operation lever 28, the prize balls stored in the lower plate 27 can be removed and transferred to a portable ball box. An ashtray 29 is provided on the left side of the lower plate 27, and an operation handle 30 is provided on the right side. The operation handle 30 detects that the player touches the operation handle 30 and the single-shot switch 91 for temporarily stopping the driving of the launcher motor 88 (stepping motor) of the ball launcher 87 shown in FIG. A touch sensor (not shown) is provided, and a finger hook 32 (see FIG. 1) for adjusting the elastic force is provided.
[0022]
On the other hand, as shown in FIG. 3, a mechanism plate 100 equipped with various mechanisms for paying out a predetermined number of prize balls based on the occurrence of winning balls is provided on the back of the ball game machine 1. A ball launcher 87 having a launcher motor 88 and a ball striking rod (not shown) is fixed to the back surface corresponding to the operation handle 30, and an excess ball passage of the mechanism plate 100 is located on the side of the ball launcher 87. A connection rod 93 for guiding the game ball flowing down from the lower tray 27 is fixed. Among the above-described configurations, the ball launcher 87 is provided with a launch control board 90, and the ball launcher 87 is driven and controlled by the launch control board 90.
[0023]
The overall schematic configuration of the bullet ball gaming machine 1 has been described above, but the detailed configuration of the game board 40 and the mechanism plate 100 among the components constituting the bullet ball gaming machine 1 will be sequentially described below.
[0024]
First, the game board 40 will be described mainly with reference to FIG. The game board 40 is formed of a substantially square plywood (not shown) so as to be housed and fixed in a game board storage frame (not shown) integrally formed on the back side of the front frame 3, and is formed on the surface thereof. The guide rail 42 is attached in a circular spiral shape, and a ball hit by the inside of the guide rail 42 serving as a game area 41 falls. The game area 41 is provided with a variable display device 44, a special variable winning ball device 48, an ordinary variable winning ball device 58 as a winning port, a passing port 61a incorporating a passing ball detector 61b, etc. A winning opening for simply winning a ball, a windmill flow direction, a windmill that changes the speed, or a number of obstacle nails are provided, and at the bottom of the game area 41, a ball that does not win any winning device is taken in. An out port 69 is provided.
[0025]
The configuration of the game area 41 will be described in more detail according to the game operation. An ordinary variable winning ball device 58 is provided below the variable display device 44, and a passing ball is detected on both sides of the normal variable winning ball device 58, respectively. A passage port 61a is provided in which the container 61b is built. When this passing ball detector 61b detects the passing of a hit ball falling through the game area 41, the normal symbol display 63 comprising a pair of upper and lower LEDs provided on the right side of the special variable winning ball device 48 based on the detection signal. Is variably displayed (lighted and moved) to derive the display result (only one of the upper and lower LEDs is lit and displayed). Thus, when the display result of the normal symbol display 63 is a predetermined hit LED lighting (upper LED in the case of illustration), the normal variable winning ball device 58 is opened for a predetermined time. Note that the variable time of the normal symbol display 63 is relatively long (for example, 30 seconds) in a non-special game state to be described later, and relatively short (for example, 3 to 5) in a special game state to be described later. Sec) is set. A special symbol start memory display unit 46 (stores up to four symbols) that stores and displays the number of balls detected by a start ball detector 60 (to be described later) during the variable operation of the special symbol at the bottom of the display area of the variable display device 44. Display). In addition, in the special symbol start memory display unit 46 displayed at the lower part of the display area, the upper limit value of the start memory number is set to a constant four, but this is not restrictive, and the start is started when a predetermined condition is established in advance. You may comprise so that the upper limit of the number of memory | storage numbers can be changed (for example, when it is a probable big hit, it increases to 20 pieces etc.). Further, among the lighting parts constituting the special symbol start memory display part 46, those in the off state may be displayed with the outline “◯”, or the outline “O” may not be displayed at all.
[0026]
The normal variable winning ball device 58 is disposed between the variable display device 44 disposed substantially at the center of the game area 41 and the special variable winning ball device 48 disposed above the out port 69 of the game area 41. This is an electric tulip type variable winning ball apparatus that is driven to open and close by a solenoid 59 (only the reference numeral is shown in FIG. 4). The ordinary variable winning ball device 58 has a built-in starting ball detector 60 for detecting a winning ball received during opening or closing. Thus, when the hit ball is detected by the starting ball detector 60, the variable display device 44 starts variable display. The opening time of the normal variable winning ball device 58 is set to be relatively short (for example, 0.5 seconds) in the non-special game state and relatively long (for example, 2 seconds) in the special game state. Has been. Further, even when the normally variable winning ball apparatus 58 is not open, the hit ball is accepted.
[0027]
As shown in FIG. 2, the variable display device 44 is a liquid crystal display having an image display unit 160 that variably displays identification information (in the text, the identification information is also referred to as a symbol or a special symbol). The image display unit 160 displays identification information in three display areas of left, middle, and right. A decorative member 161 having a horizontally long window opening is provided on the front outer periphery of the image display unit 160. An attachment hole 164 for attaching the decoration member 161 to the game board 40 is formed in the outer periphery of the decoration member 161. Then, it is specified when the combination of symbols at the time when the variable display device 44 stops changing is a specific display result that is a combination of predetermined jackpot symbols (for example, when the same symbol is aligned with any of the winning lines). The game state is entered, and the special variable winning ball device 48 is driven to open and close in a predetermined manner described below. However, a part of the specific display result is set as a special display result. When the special display result is set to the specific game state, the normal symbol display 63 after the end of the specific game state (the hit LED is turned on) ) And an appearance probability of jackpot symbols on the variable display device 44 are set to be in a special gaming state advantageous to the player. On the other hand, the specific display result other than the special display result is set as a non-special display result that is in a non-special game state that is more disadvantageous to the player than the special game state. When the big hit symbol is displayed on the variable display device 44, the temporary display result (provisional symbol combination) may be displayed once, and the display result (determined symbol combination) may be displayed again. , Done with a certain probability. At this time, even if the temporary display result is a combination of identification information (non-probable variation) that does not become a special gaming state, it may be promoted to a combination of identification information (probability variation) that becomes a special gaming state in the display result. The probability of promotion from a combination of non-probable variable symbols to a combination of probabilistic symbols is called a rise rate.
[0028]
Further, in the vicinity of the variable display device 44, in addition to the normal symbol storage LED 64 as described above, a decoration LED 45 (only the reference numeral is shown in FIG. 4) for light-decorating the outer peripheral portion of the image display unit 160, and the variable display device A special symbol start memory display LED 46 (stores and displays up to four) is provided for storing and displaying the number of balls detected by the start ball detector 60 during the variable operation of 44. The variable display device 44 is not limited to the liquid crystal type, but may be a CRT, a dot matrix, an LED, a 7 segment, a drum, or the like.
[0029]
The special variable winning ball device 48 that is driven and controlled when a specific gaming state is reached has an opening / closing plate 49 that is opened and closed by a solenoid 50 (only the reference numeral is shown in FIG. 4), and is received by the opening / closing plate 49. A winning number detector 52 for detecting a hit ball is provided. In addition, a special ball detector 51 is provided in the special variable winning ball device 48 (inside the opening and closing plate 49) to establish the right to continue the specific gaming state with the detection of the hit ball (V winning detection). Above the specific ball detector 51, a V shutter 53 is provided to prevent a hit ball from passing through the specific ball detector 51 until the opening / closing plate 49 is next opened once the V prize is detected. The V shutter 53 is opened and closed by a solenoid 43 (only the reference numeral is shown in FIG. 4). In addition, as another example of the V shutter, for example, there is one constituted by a seesaw-like movable member that is stretched over the front side of a V winning opening arranged in the left and right and a normal winning opening. A fulcrum is provided at the center of the movable member, and a solenoid is connected to one end of the movable member. When the solenoid is driven, both ends of the movable member move up and down around the fulcrum. The operation of the V shutter is such that when the solenoid is turned off, the V winning opening side of the movable member descends and the game ball can win a V prize. In this state, when a game ball wins the V winning opening, the solenoid is turned on, the V winning opening side of the movable member is raised, the movable member is positioned on the front side of the V winning opening and is blocked, and the gaming ball is difficult to win. . On the other hand, the normal winning opening side of the movable member descends and it becomes easy to win a game ball to the normal winning opening.
[0030]
When the specific gaming state is reached, the opening / closing plate 49 is held until a predetermined time (for example, 28 seconds) elapses or a predetermined number (for example, 10) of winning balls are won within the predetermined time. Opening (hereinafter, this opening is referred to as an opening cycle), and when the hit ball received during the opening cycle is detected by the specific ball detector 51, the right to continue is established, and the above opening cycle is executed again. The opening cycle can be repeated a predetermined number of times (for example, up to 16 times) on condition that the continuation right is established in each opening cycle.
[0031]
In the present embodiment described above, all of the winning ball detectors 51, 52, 55a, 55b, 65a, and 65b from which signals for detecting the winning ball are derived are provided in the winning port and the winning device for winning the hit ball. It has been. This is used to pay out a predetermined number of prize balls based on these detection signals. Therefore, as shown in FIG. 4, these winning ball detectors 51, 52, 55a, 55b, 65a, 65b have a main board 151 (game control means, pre-determination means, numerical data) for overall control of the game. Extracting means, starting storage means, notice effect determining means).
[0032]
As described above, the game area 41 of the game board 40 is provided with a large number of electrical components such as switches, solenoids, decoration lamps and decoration LEDs, which are connected to the main board 151 and the display control board 75. It is like that. That is, as shown in FIG. 4, the switches 51, 52, 55 a, 55 b, 65 a, 65 b, 61 b and the solenoids 43, 50, 59 provided on the game board 40 are connected to the main board 151. Decoration lamps 56 and 67a (both are shown only as a game effect lamp in FIG. 4), a decoration LED 45 (shown as a game effect LED in FIG. 4), a special symbol start memory LED 46, and a normal symbol. The start memory LED 64 is connected to the display control board 75.
[0033]
On the other hand, as shown in FIG. 3, the back surface of the variable display device 44 protrudes from the back surface of the game board 40. On the back surface portion of the variable display device 44, a display control board 75 (effect mode storage means, effect mode switching means, game effect control means, notice effect execution means, notice effect) that executes effect control including variable display of identification information. A storage means and a notice effect selection means) are covered and attached to the display control board cover 74. The display control board 75 drives and controls the variable display operation of the variable display device 44 in accordance with the type of information signal from the main board 151.
[0034]
Further, a cover body 70 is attached around the back surface of the variable display device 44 described above, and a winning ball guiding cover body 71 is attached to the lower portion thereof so as to communicate with the cover body 70. A window hole 72 into which the variable display device 44 is inserted is formed at the center of the cover body 70, and an information terminal board 78 is attached to the cover body 70. The cover body 70 is attached by attaching a mounting hole (not shown) drilled in the outer peripheral portion of the window hole 72 to the back surface of the game board 40. The information terminal board 78 is a game information necessary for business management of the ball game machine 1 (for example, one jackpot information notifying that the game is in a specific game state, a special display result, and a specific game state. And 2 jackpot information (a signal that continues to be output during the specific gaming state and during the probability fluctuation) to notify that the probability variation due to the jackpot is in progress, and the fact that the probability variation after the end of the specific gaming state due to the special display result Probability change information to be performed, start port information for informing the number of hit balls with the start ball detector turned on, symbol determination number 1 information for informing the number of variable operations of the variable display device 44, and the number of variable operations of the normal variable display device are informed. An external connection terminal for outputting the symbol confirmation number 2 information and the number of times of opening / closing of the ordinary variable winning ball apparatus 58 to a management computer installed in the game hall. Information is adapted to be supplied from the main board 151.
[0035]
A control board box 79 that houses the sound effect control board 82 is attached to the rear surface side of the winning ball guiding cover body 71. The sound effect control board 82 drives and controls the speakers 12a and 12b, and generates sound effects corresponding to the game contents in accordance with information signals from the main board 151. The sound effect control board 82 is provided with a volume switch 83 (only the reference numeral is shown in FIG. 4) for switching the volume.
[0036]
Next, the structure of the mechanism plate 100 provided on the back surface of the ball game machine 1 will be described with reference to FIG. In FIG. 3, the mechanism plate 100 includes a storage tank 105 for storing game balls, a ball alignment rail member 108 and a curve rail member 111 for guiding the prize balls stored in the storage tank 105 while aligning them downstream, and a curve. A ball passage 114 for guiding a game ball from the rail member 111, a ball payout device 116 for paying out a winning ball based on a winning, and a processing mechanism for processing a hit ball including a winning ball mainly driven into the game board 40. It is provided on the mechanism plate main body 101. An information terminal board 132 having external connection terminals to which signal lines to the outside are connected is provided at the upper part on the downstream side of the ball alignment rail member 108. The external connection terminal 133 provided on the information terminal board 132 outputs out of ball information, rented information, and prize ball information to the outside (for example, a management computer) that game balls are insufficient in the storage tank 105. Is done.
[0037]
Further, on the downstream side of the curve rail member 111, a spherical passage member is provided vertically. Specifically, a spherical passage member is constituted by two rows of the ball passages 114 on the left and right sides, and in each of the two rows of the ball passages 114, a ball break switch 115 is provided so as to face the passage. As shown in FIG. 4, the ball break switch 115 is connected to the main board 151, and when the ball break switch 115 no longer detects a game ball, the ball dispenser 116 is stopped and the game ball is dispensed. It is designed to be deactivated. The ball payout device 116 is housed inside a substantially rectangular parallelepiped case and is detachably attached to the front side of the mechanism plate main body 101.
[0038]
Further, on the lower rear surface side of the mechanism plate 100, a power unit box 136 that houses a power unit board 137 that generates a plurality of power sources having different voltages, a variable display device 44 provided in the game board 40, and a special variable winning ball device. A main board box 150 that houses a main board 151 that controls the operation of a gaming machine such as 48, and a payout control board box 143 that houses a payout control board 144 that controls the operation of the ball payout apparatus 116 are provided. The power supply unit board (power generation board) 137 generates five types of voltages of DC30V, DC21V, DC12V, DC5V, and AC24V, and supplies predetermined power to each control board.
[0039]
The configuration of the ball game machine 1, the configuration of the game board 40, and the configuration of the mechanism plate 100 have been described above. Next, a circuit configuration that is wired-connected will be described with reference to FIG. 4. On the main board 151, each ball detector (switch) 51, 52, 55 a, 55 b, 61 b, 65 a, 65 b provided on the game board 40 and the starting ball detector 60, the full switch 129 and the ball cut switch 115 are provided. Further, a signal from the prize ball count switch 120 for detecting the prize ball that has been paid out is input. The main board 151 drives and controls the solenoid 50 provided on the game board 40 and outputs game information to the external information terminal 78. The main board 151 is connected to the display control board 75 and the payout control board 144, and receives the control signal. The signals are output from the board 151 by one-way communication to the control boards 75 and 144, respectively. The main board 151 stores a CPU 151a that performs a control operation according to a program, a storage unit used as a work memory, a RAM 151b that stores an effect performed by the variable display device 44, a program for game control, and the like. ROM 151c is included.
[0040]
In addition, the display control board 75 performs control so as to derive the display results of the variable display device (described as a special symbol display) 44 and the normal symbol display 63 in accordance with a display control signal input from the main board 151. This display control board 75 is an example of a CPU 75a that performs a control operation according to a program, a storage means used as a work memory, a RAM 75b that temporarily stores effects and the like performed by the variable display device 44, and a game control ROM 75c for storing programs and the like, VDP 75d and VDP 75d having a display device control function and a high-speed drawing function for image display, and operating according to a drawing command from CPU 75a to display a character image or identification information for performing a specific effect Of the images displayed on the VRAM 75e, which is a frame buffer memory for expanding the generated image data, and the variable display device 44, character image data frequently used, for example, a person, animal, character, figure, or symbol is stored in advance. A store for storing Kuta ROM75f are included. This display control board 75 performs display drive control of the various lamps 6 to 10, 15, 16, 56, 67a and the various LEDs 37, 38, 45, 64 in accordance with the illumination control signal input from the main board 151. It is.
[0041]
The sound effect control board 82 drives and controls the speakers 12 a and 12 b in accordance with the sound effect control signal input from the display control board 75.
[0042]
Further, the payout control board 144 drives and controls the ball payout device 116 in accordance with the payout control signal input from the main board 151 and outputs a firing control signal to the firing control board 90. In addition, the payout control board 144 is connected to the card unit device 31 and the balance display board 23 and controls the lending payout. The launch control board 90 controls the hitting ball launcher 87 according to the launch control signal from the payout control board 144. The information terminal board 132 is connected to the main board 151 and the payout control board 144, and outputs game information to the outside. Note that the main board 151 described above progresses game control, and the display control board 75 controls a driver circuit (not shown) for controlling the variable display device 44 and the driving member 55. A driver circuit (not shown).
[0043]
Next, the operation of the gaming machine will be described. FIG. 5 is a flowchart showing main processing executed by game control means (peripheral circuits such as the CPU 151a, RAM 151b, and ROM 151c) on the main board 151. When power is turned on to the gaming machine and the input level of the reset terminal becomes high level, the CPU 151a starts main processing after step S1. In the main process, the CPU 151a first performs necessary initial settings.
[0044]
In the initial setting process, the CPU 151a first sets the interrupt prohibition (step S1). Next, the interrupt mode is set to interrupt mode 2 (step S2), and a stack pointer designation address is set to the stack pointer (step S3). Then, the built-in device register is initialized (step S4). Further, after initialization (step S5) of CTC (counter / timer) and PIO (parallel input / output port) which are built-in devices (built-in peripheral circuits), the RAM is set in an accessible state (step S6). In interrupt mode 2, an address synthesized from the value (1 byte) of the specific register (I register) built in the CPU 151a and the interrupt vector (1 byte: least significant bit 0) output from the built-in device indicates the interrupt address. Is the mode shown.
[0045]
Next, the CPU 151a checks the state of the output signal of a clear switch (not shown) input via the input port only once (step S7). When ON is detected in the confirmation, the CPU 151a executes normal initialization processing (steps S11 to S14).
[0046]
If the clear switch is not in the on state, it is confirmed whether or not the data protection processing of the RAM 151b (for example, processing at the time of power supply stop such as addition of parity data) is performed when power supply to the gaming machine is stopped ( Step S8). If it is confirmed that such protection processing is not performed, the CPU 151a executes initialization processing. Whether there is backup data in the RAM 151b is confirmed by, for example, the state of the backup flag set in the RAM 151b in the power supply stop process. In this example, if “55H” is set in the backup flag area, it means that there is a backup (ON state), and if a value other than “55H” is set, it means that there is no backup (OFF state).
[0047]
After confirming that there is a backup, the CPU 151a performs a data check (parity check in this example) of the RAM 151b (step S9). In step S9, the calculated checksum is compared with the checksum calculated and stored by the same process in the power supply stop process. When the power supply is stopped after an unexpected power outage or the like, the data in the RAM 151b should be stored, so the check result (comparison result) is normal (matched). That the check result is not normal means that the data in the RAM 151b is different from the data when the power supply is stopped. In such a case, since the internal state cannot be returned to the state when the power supply is stopped, an initialization process that is executed when the power is turned on is not performed when the power supply is stopped.
[0048]
If the check result is normal, the CPU 151a determines the internal state of the game control means and the control state of the effect control means (CPU 75a, RAM 75b, ROM 75c, VDP 75d, VRAM 75e, and peripheral circuits such as the character ROM 75f), etc. A game state restoration process for returning to (1) is performed. Then, the saved value of the PC (program counter) stored in the RAM 151b is set in the PC and returns to the address.
[0049]
In this embodiment, it is confirmed whether or not the data in the RAM 151b is stored using both the backup flag and the check data, but only one of them may be used. That is, either the backup flag or the check data may be used as an opportunity for executing the state recovery process.
[0050]
In the initialization process, the CPU 151a first performs a RAM clear process (step S11). In addition, a predetermined work area (for example, a normal symbol determination random number counter, a normal symbol determination buffer, a special symbol left middle right symbol buffer, a special symbol process flag, a payout command storage pointer, a winning ball flag, a ball out flag, a payout A work area setting process for setting an initial value to a flag such as a stop flag for selectively performing processing according to the control state is performed (step S12). Furthermore, a process of transmitting an initialization command for initializing the sub-boards (in this embodiment, the payout control board 144 and the display control board 75) to each sub-board is executed (step S13). As the initialization command, there are a command indicating the initial symbol displayed on the variable display device 44 (for the display control board 75), a command for instructing to turn off the winning ball lamp 10 and the ball-out lamp 9, and the like.
[0051]
Then, the CTC register provided in the CPU 151a is set so that a timer interrupt is periodically generated every 2 ms (step S14). That is, a value corresponding to 2 ms is set in a predetermined register (time constant register) as an initial value.
[0052]
When the execution of the initialization process (steps S11 to S14) is completed, the display random number update process (step S17) and the initial value random number update process (step S18) are repeatedly executed in the main process. When the display random number update process and the initial value random number update process are executed, the interrupt prohibited state is set (step S16). When the display random number update process and the initial value random number update process are finished, (Step S19). The display random number is a random number for determining the symbol displayed on the variable display device 44, and the display random number update process is a process for updating the count value of the counter for generating the display random number. . The initial value random number update process is a process for updating the count value of the counter for generating the initial value random number. The initial value random number is a random number for determining the initial value of the count value, such as a counter for generating a random number for determining whether or not to make a big hit (a big hit determination random number generation counter). In a game control process described later, when the count value of the jackpot determination random number generation counter makes one round, an initial value is set in the counter.
[0053]
Note that when the display random number update process is executed, the interrupt is prohibited. The display random number update process is also executed in the timer interrupt process described later, and thus conflicts with the process in the timer interrupt process. This is to avoid that. That is, if the timer interrupt is generated during the process of step S17 and the counter value for generating the display random number is updated during the timer interrupt process, the continuity of the count value is impaired. There is a case. However, such an inconvenience does not occur if the interrupt is prohibited during the process of step S17.
[0054]
When a timer interrupt occurs, the CPU 151a performs a register saving process (step S20), and then executes the game control processes of steps S21 to S33 shown in FIG. In the game control process, the CPU 151a first inputs detection signals from switches such as the passing ball detector 61b, the starting ball detector 60, the specific ball detector 51, and the winning number detector 52, and determines their state ( Switch processing: Step S21).
[0055]
Next, a process of updating the count value of each counter for generating each determination random number such as a big hit determination random number used for game control is performed (step S22). The CPU 151a further performs processing for updating the counter value for generating the initial value random number and processing for updating the counter value for generating the display random number (steps S23 and S24).
[0056]
FIG. 7 is an explanatory diagram showing each random number. It is explanatory drawing which shows each random number. Each random number is used as follows.
(1) Random 1: Decide whether or not to generate a big hit (for big hit judgment)
(2) Random 2-1 to 2-3 (Random 2): For determining the left middle right of the special symbol (special symbol left middle right)
(3) Random 3: Determines the combination of special symbols that generate a big hit (for determining big hit symbols)
(4) Random 4: Determine special symbol variation pattern (for variation pattern determination) (5) Random 5: Determine whether or not to reach when a big hit is not generated (for reach determination)
(6) Random 6: Determines whether or not to generate a hit based on a normal symbol (for normal symbol hit determination)
(7) Random 7: Determine initial value of random 1 (for determining random 1 initial value) (8) Random 8: Determine initial value of random 6 (for determining initial value of random 6) (9) Random 9: Decide whether to perform the notice effect (for notice judgment)
(10) Random 10: Determine the effect pattern of the notice effect (for notice pattern determination)
In step S22, the CPU 151a generates (1) big hit determination random number, (3) big hit symbol determination random number, (6) regular symbol determination random number, and (9) notice determination random number. The counter is counted up (added by 1). That is, they are determination random numbers, and other random numbers are display random numbers or initial value random numbers. In addition, in order to improve the game effect, random numbers related to ordinary symbols other than the random numbers (1) to (10) are also used.
[0057]
Further, the CPU 151a performs special symbol process processing (step S25). In the special symbol process control, corresponding processing is selected and executed according to a special symbol process flag for controlling the pachinko gaming machine 1 in a predetermined order according to the gaming state. The value of the special symbol process flag is updated during each process according to the gaming state. Further, normal symbol process processing is performed (step S26). In the normal symbol process, the corresponding process is selected and executed according to the normal symbol process flag for controlling the display state of the normal symbol display 63 in a predetermined order. The value of the normal symbol process flag is updated during each process according to the gaming state.
[0058]
Next, the CPU 151a performs a process of setting an effect control command related to the special symbol in a predetermined area of the RAM 151b and sending the effect control command (special symbol command control process: step S27). In addition, processing for setting the effect control command related to the normal symbol in a predetermined area of the RAM 151b and sending the effect control command is performed (normal symbol command control processing: step S28).
[0059]
Further, the CPU 151a performs information output processing for outputting data such as jackpot information, start information, probability variation information supplied to the hall management computer, for example (step S29).
[0060]
Further, the CPU 151a executes a prize ball process for setting the number of prize balls based on the detection signals of the prize opening switches 51, 52, 55a, 55b, 65a, 65b (step S30). Specifically, a payout control command indicating the number of winning balls is output to the payout control board 144 in response to winning detection based on whether any of the winning opening switches 51, 52, 55a, 55b, 65a, 65b is turned on. . The payout control CPU mounted on the payout control board 144 drives the payout device 116 in accordance with a payout control command indicating the number of prize balls.
[0061]
And CPU151a performs the memory | storage process which checks the increase / decrease in the number-of-start winning memory | storage number (step S31). In addition, a test terminal process, which is a process for outputting a test signal for enabling the control state of the gaming machine to be confirmed outside the gaming machine, is executed (step S32). Further, when a predetermined condition is satisfied, a drive command is issued to a solenoid circuit (not shown) (step S33). In order to switch the normal variable winning ball device 58 or the special variable winning ball device 48 to an open state or a closed state, or to switch the game ball path in the special variable winning ball device 48, the solenoid circuit is operated in response to a drive command. 43, 50, 59 are driven. Thereafter, the contents of the register are restored (step S34), and the interrupt permission state is set (step S35).
[0062]
With the above control, in this embodiment, the game control process is started every 2 ms. In this embodiment, the game control process is executed by the timer interrupt process. However, in the timer interrupt process, for example, only a flag indicating that an interrupt has occurred is set, and the game control process is performed by the main process. May be executed.
[0063]
FIG. 8 is a flowchart showing an example of a special symbol process processing program executed by the CPU 151a. The special symbol process shown in FIG. 8 is a specific process of step S25 in the flowchart of FIG. When performing the special symbol process, the CPU 151a performs a variable shortening timer subtraction process (step S310) to detect that the game ball has won the normal variable winning ball device 58 provided in the game board 40. If the starting ball detector 60 is turned on, that is, if a starting winning that causes the game ball to win the ordinary variable winning ball device 58 has occurred (step S311), after performing the starting port switch passing process (step S312), Depending on the internal state, any one of steps S300 to S308 is performed. The variation shortening timer is a timer for setting the variation time when the variation time of the special symbol is shortened.
[0064]
Special symbol normal processing (step S300): Waits until the variable symbol variable display can be started. When the special symbol variable display can be started, the start winning memory number is confirmed. If the start winning memorization number is not 0, it is determined whether or not to win the game as a result of variable display of special symbols. Then, the internal state (special symbol process flag) is updated so as to shift to step S301.
[0065]
Special symbol stop symbol setting process (step S301): The stop symbol of the left middle right symbol after variable display of the special symbol is determined. Then, the internal state (special symbol process flag) is updated so as to shift to step S302.
[0066]
Fluctuation pattern setting process (step S302): A variation pattern (variable display mode) of variable symbol special display is determined in accordance with the variation pattern determining random number. Also, a variable time timer is started. At this time, the left middle right final stop symbol and information for instructing the variation mode (variation pattern) are transmitted to the display control board 75. Then, the internal state (special symbol process flag) is updated so as to shift to step S303.
[0067]
Special symbol variation process (step S303): When a predetermined time (the time indicated by the variation time timer in step S302) elapses, the internal state (special symbol process flag) is updated to shift to step S304.
[0068]
Special symbol stop process (step S304): Control is performed so that all symbols displayed on the variable display device 44 are stopped. Specifically, it sets to the state where the production control command which shows special symbol stop is transmitted. If the stop symbol is a combination of jackpot symbols, the internal state (special symbol process flag) is updated to shift to step S305. If not, the internal state is updated to shift to step S300.
[0069]
Large winning opening opening process (step S305): Control for opening the special variable winning ball device 48 is started. Specifically, the counter and flag are initialized, and the solenoid 50 is driven to open the special variable winning ball device 48. Also, the process timer sets the execution time of the big prize opening opening process and sets the big hit flag. Then, the internal state (special symbol process flag) is updated so as to shift to step S306.
[0070]
Processing during opening of the special winning opening (step S306): control for sending the effect control command for round display of the special variable winning ball device 48 to the display control board 75 and processing for confirming the closing condition of the special variable winning ball device 48 Etc. When the closing condition of the last special variable winning ball device 48 is satisfied, the internal state is updated to shift to step S307.
[0071]
Specific area valid time processing (step S307): The presence or absence of passage of the specific ball detector 51 is monitored, and processing for confirming that the specific game state continuation condition is satisfied is performed. If the specific game state continuation condition is satisfied and there are still remaining rounds, the internal state is updated to shift to step S305. Further, when the specific game state continuation condition is not satisfied within a predetermined valid time, or when all the rounds are finished, the internal state is updated so as to shift to step S308.
[0072]
Big hit end process (step S308): Control for causing the effect control means to perform display control for notifying the player that the specific gaming state has ended. Then, the internal state is updated so as to shift to step S300.
[0073]
FIG. 9 is an explanatory diagram showing an example of a variation pattern used in this embodiment. In FIG. 9, “EXT” indicates the second byte of EXT data in the effect control command having a two-byte structure. “Time” indicates the variation time of the special symbol (variable display period of identification information).
[0074]
In this example, each variation pattern of the special symbol is a probability variation jackpot, whether it is a non-probability variation jackpot, whether to reach, whether to reach, whether to perform a notice effect In addition, a plurality of types are prepared according to differences in various types of effects, such as a notice mode when performing a notice effect.
[0075]
The “normal fluctuation” is a fluctuation pattern that does not involve a reach mode. “Normal reach” is a fluctuation pattern that involves a reach mode, but the fluctuation result (stop symbol) does not cause a big hit. “Reach A” is a variation pattern having a reach form different from “normal reach”. Further, the difference in reach mode means that a change mode (speed, rotation direction, etc.), a character, or the like of a different mode appears in the reach change time. For example, in “normal”, the reach mode is realized by only one type of change mode, whereas in “reach A”, a reach mode including a plurality of change modes with different speeds and directions of change is realized.
[0076]
Further, “reach B” is a variation pattern having a reach form different from “normal reach” and “reach A”. “Reach C” is a variation pattern having a reach form different from “normal reach”, “reach A”, and “reach B”. Note that “reach A”, “reach B”, and “reach C” may or may not be a big hit.
[0077]
Further, “notice A” to “notice D” are notice effects according to the effect modes of continuous notice A to continuous notice D described later.
[0078]
A shortened display pattern may be used. The shortened display pattern is a very short variation pattern in which the variation time of the left middle right symbol is 1.0 seconds, for example.
[0079]
Further, in this embodiment, the fluctuation patterns 1 to 89 are used both at high probability (during probability change) and at low probability (during non-probability change = normal state), but at high probability, the change patterns 1 to 14 are used. You may make it shorten each fluctuation time. Moreover, the variation pattern group used at the time of high probability (a plurality of variation patterns that can be used) may be separated from the variation pattern group used at the time of low probability. Furthermore, the variation time of each of the variation patterns 1 to 14 may be shortened depending on the difference in the effect mode of the game effect, or the variation pattern group may be divided depending on the difference in the effect mode.
[0080]
FIG. 10A is an explanatory diagram showing an example of a big hit hour variation pattern type selection table. The big hit hour variation pattern type selection table is a table used when it is determined that the big hit is, and is a table used for selection of the fluctuation pattern type table. As shown in FIG. 10A, in the big hit time fluctuation pattern type selection table, one big hit time fluctuation pattern type table (table TA) used when no notice effect is performed is set as the fluctuation pattern type table. In addition, corresponding to the remaining number of continuous notices, a notice time variation pattern type table (table T1 to table T4) used when the notice effect is performed is set. Note that a plurality of big hit time variation pattern type tables may be set, or a plurality of notice time variation pattern type tables may be set corresponding to the remaining number of continuous notices.
[0081]
FIG. 10B is an explanatory diagram showing an example of the variation pattern type selection table at the time of loss. The variation pattern type selection table at the time of loss is a table used when it is determined that there is a loss, and is a table used for selection of the variation pattern type table. As shown in FIG. 10 (B), in the deviation variation pattern type selection table, one variation pattern type table (table TH) is used as a variation pattern type table that is used when a notice effect is not performed. In addition, corresponding to the combination of the remaining number of continuous notices and the notice pattern, a notice time variation pattern type table (table T5 to table T20) used when the notice effect is performed is set. In FIG. 10B, only the variation pattern type table used in the case of an outage that cannot be reached is shown, but the outbreak variation pattern type selection table shown in FIG. Assume that a variation pattern type table used in the case of a shift after reaching reach is also set corresponding to each of the variation pattern type table used in the case of a shift that does not become reach.
[0082]
FIG. 11 is an explanatory diagram showing an example of each variation pattern type table. In each variation pattern type table, comparison values to be compared with variation pattern determination random numbers are set in a state of being distributed corresponding to each variation pattern. FIG. 11 shows the number of comparison values distributed in correspondence with each variation pattern in each variation pattern type table.
[0083]
In addition, each comparison value to be compared with the random number for determining the variation pattern is allocated in consideration of the characteristics of each variation pattern type table, and only the variation pattern showing the effects that can appear in relation to the variation pattern type table to be used. Sorted. Specifically, for example, since the table TA is a table used when “big hit” and “no notice effect”, the table TA corresponds to a fluctuation pattern that causes a loss or a notice pattern that causes a notice effect. The comparison value is not distributed.
[0084]
As shown in FIG. 11, in the variation pattern type table TA, out of 150 comparison values, 125 comparison values correspond to the variation pattern 15, 15 comparison values correspond to the variation pattern 16, and the remaining values. The comparison value is set so as to correspond to one or more other fluctuation patterns. In the variation pattern type table TH, all 150 comparison values are distributed corresponding to the variation pattern 1. In FIG. 11, only a part of the variation pattern type table appears, but in the other variation pattern type tables, the comparison values are assigned and set in the same manner.
[0085]
FIG. 12 is a flowchart showing the start port switch passing process (step S312). In the start port switch passing process, the CPU 151a checks whether or not the start winning memorized number has reached the maximum value of 4 (step S111). If the starting winning memory number has not reached 4, the starting storing means (CPU 151a) increases the starting winning memory number by 1 (step S112), extracts random number values such as a big hit determination random number, and stores them in the starting winning memory. The data is stored in a storage area (special symbol determination buffer) corresponding to the number value (step S113). Note that extracting a random number means reading a count value from a counter for generating a random number and setting the read count value as a random value. In step S113, among the random numbers, a jackpot determination random number, a loss symbol determination random number, a jackpot symbol determination random number, a variation pattern determination random number, a reach determination random number, and a notice determination random number are extracted. Then, a variation time reduction determination time for determining whether or not to reduce the variation time is set (step S114).
[0086]
FIG. 13A is an explanatory diagram showing an example of a jackpot determination table used in the jackpot determination module. FIG. 13B is an explanatory diagram showing an example of a reach determination table used in the reach determination module. Further, FIG. 13C is an explanatory diagram showing an example of a notice determination table used in the notice setting process. As shown in FIG. 13A, in this embodiment, the big hit determination value is “3” at the time of low probability (non-probability change), and the big hit determination value is “3” at the time of high probability (when probability change). , “7”, “79”, “103”, “107”. As shown in FIG. 13B, the reach determination values are “0”, “1”, and “11” when the probability is low (non-probability change), and the reach determination value is “0” when the probability is high. , “1”, “9”, “11”, “12”. Further, as shown in FIG. 13 (C), when all of the on-hold storage is out of date, the notice determination values are “1”, “7”, and “17”, and there is a big hit in the on-hold storage. The notice determination values are “0” to “30” and “70” to “99”.
[0087]
FIG. 14 is a flowchart showing the jackpot determination module. In the big hit determination process, the CPU 151a first determines whether or not the state at that time is in a probable change (step S171), and if in the probable change, the high in the big hit determination table shown in FIG. It is decided to use the table at the time of probability (step S172). If the probability change is not in progress, it is determined to use the low probability table in the jackpot determination table (step S173).
[0088]
Then, it is determined by the CPU 151a (preliminary determination means) whether or not there is a value that matches the random 1 value extracted by the CPU 151a (numerical data extraction means) in the jackpot determination table (steps S174, S175). If there is a value to be hit, it is determined to be a big hit (step S176), and if there is no matching value, it is determined not to be a big hit (step S177).
[0089]
FIG. 15 is a flowchart showing the reach determination module. In the reach determination process, the CPU 151a first determines whether or not the state at that time is in the probability change state (step S151), and if it is in the probability change state, the high in the reach determination table shown in FIG. It is decided to use the table at the time of probability (step S152). If the probability change is not in progress, it is determined to use the low probability table in the reach determination table (step S152).
[0090]
Then, it is determined whether or not there is a value that matches the extracted random value 5 in the reach determination table (steps S154 and S155), and if there is a matching value, the reach is determined (step S156) and the values match. If there is no value, it is decided not to reach (step S157).
[0091]
FIG. 16 is a flowchart showing the special symbol normal process (step S300) in the special symbol process. In the special symbol normal process, the CPU 151a can start the variation of the special symbol (for example, when the value of the special symbol process flag is a value indicating step S300) (step S51), the start winning memory is stored. The value of the number is confirmed (step S52). Specifically, the count value of the start winning counter is confirmed. The case where the value of the special symbol process flag is a value indicating step S300 is a case where the symbol is not changed in the variable display device 44 and is not in the big hit game.
[0092]
If the start winning memory number is not 0, a notice setting process is executed (step S53). Next, each random number value stored in the storage area corresponding to the starting winning memory number = 1 is read and stored in the random number buffer area of the RAM 151b (step S54), and the starting winning memory number is decreased by 1, and The contents of each storage area are shifted (step S55). That is, each random number value stored in the storage area corresponding to the start winning memory number = n (n = 2, 3, 4) is stored in the storage area corresponding to the starting winning memory number = n−1.
[0093]
Next, the CPU 151a reads out the jackpot determination random number from the random number storage buffer (step S56), and before starting to determine whether or not to win the variable display of the variable display that is started based on the establishment of the variable display start condition. The big hit determination module (processing module) as the determination means (CPU 151a) is executed (step S57). When it is determined to be a big hit (step S58), the CPU 151a sets a big hit flag (step S59). Then, the value of the special symbol process flag is updated to a value corresponding to the special symbol stop symbol setting process (step S60).
[0094]
FIG. 17 is a flowchart showing the advance notice setting process (step S53) in the special symbol normal process. It should be noted that the notice setting process in this example is terminated without executing any process when the start winning counter = 0. In the notice setting process, if the CPU 151a is not in a certain change state (step S121), the notice number counter that stores the remaining number of notices that have not yet been executed among the number of notice effects that are executed to realize the continuous notice effect. Is read (step S122). If the count value of the read notice counter is 0 (step S123), the CPU 151a sets the count value of the start winning counter to the processing number (step S124), and the count value of the inspection counter is an initial value. It is set to 0 (step S125). The inspection number counter is a counter for counting the number of repetitions of loop processing in steps S126 to S129 described later.
[0095]
Next, the CPU 151a adds 1 to the count value of the inspection number counter (step S126), and the jackpot determination disturbance stored in the storage area corresponding to the number of starting winning memories = (the number indicated by the count value of the inspection number counter). The numerical value is read (step S127), and the big hit determination module (processing module) is executed. That is, the jackpot determination subroutine is called (step S128). When it is determined that no big hit is made based on the big hit determination random number value read by the big hit determination module (step S129), the CPU 151a subtracts 1 from the number of processes (step S130), and the number of processes after the subtraction is 0. If not, the process proceeds to step S126 (step S131). The jackpot determination module as the pre-determination unit and the jackpot module as the pre-start determination unit described above are based on a common processing module.
[0096]
That is, in this example, the processes in steps S126 to S131 are repeatedly executed until the number of processes becomes zero. However, in this example, if it is determined in step S129 in the loop processing of step S126 to step S131 that a big hit is made, the loop processing is terminated at that point. That is, in steps S126 to S131, until it is determined that there is a big hit among the variable displays that are on hold, or until the number of processes becomes zero (all determinations on the variable display that is on hold are finished. Until each jackpot determination random number value stored in each storage area corresponding to the start winning memory number = 1 to 4 is read out in order from the earlier extracted time, and whether or not it is a jackpot Is determined.
[0097]
When it is determined in step S129 that the game is a big hit (step S129), the CPU 151a sets the notice determination table (the table on the right side of FIG. 13C) when there is a big win as the use table (step S142). Note that the CPU 151a monitors whether the symbol when it is determined to be a big hit in step S129 is a probability variation symbol or a non-probability variation symbol, and whether or not it is a probability variation big hit is determined based on this monitoring result. Is called. For example, as a result of monitoring, if the jackpot is constituted by an odd number of symbols, it becomes a probability variation jackpot, and if it is constituted by “0” or an even number of symbols, it becomes a non-probability variation jackpot. If the number of processes after subtraction is 0 in step S131, the CPU 151a sets the count value of the start winning counter to the number of processes (step S132), and sets the count value of the inspection number counter to the initial value. Is set to 0 (step S133). The inspection number counter is a counter for counting the number of repetitions of loop processing in steps S134 to S137 described later.
[0098]
Next, the CPU 151a adds 1 to the count value of the inspection number counter (step S134), and the reach determination disturbance stored in the storage area corresponding to the number of starting winning memories = (the number indicated by the count value of the inspection number counter). The numerical value is read (step S135), and the reach determination module is executed. That is, the reach determination subroutine is called (step S136). When it is determined that the reach is not reached based on the reach determination random number value read by the reach determination module (step S137), the CPU 151a subtracts 1 from the number of processes (step S138), and the number of processes after the subtraction is 0. If not, the process proceeds to step S134 (step S139).
[0099]
That is, in this example, the processes in steps S134 to S139 are repeatedly executed until the number of processes becomes zero. However, in this example, when it is determined in step S137 in the loop processing from step S134 to step S139 that reach is reached, the loop processing is terminated at that point. In other words, in steps S134 to S139, until it is determined that there is a reachable variable display, or until the number of processes becomes 0 (all determinations regarding the variable display being held are finished. Up to), whether or not each reach determination random number value stored in each storage area corresponding to the start winning memory number = 1 to 4 is read out in order from the earliest extracted time, and whether or not reach is reached Is determined.
[0100]
When it is determined in step S137 that reach is reached (step S137), the CPU 151a sets a reach determination table (not shown) as a use table (step S143). In addition, when the number of processes after subtraction is 0 in step S139, the CPU 151a determines that the big display and the reach are not included in the pending variable display, and the deviation is lost. The hour notice determination table (the table on the left side of FIG. 13C) is set as a use table (step S144).
[0101]
If the count value of the inspection number counter is 2 or more (step S145), the CPU 151a extracts the preliminary determination determination random number stored in the storage area corresponding to the start winning memory number = 1 (step S146). The notice effect determining means (CPU 151a) decides whether or not to perform the continuous notice using the notice determination table set as the use table (step S147).
[0102]
If it is determined that the continuous notice is to be performed, the count value of the inspection number counter is set in the notice number counter that counts the remaining number of the continuous notice effects in the continuous notice (step S148). Then, the random number value for determining the notice pattern stored in the storage area corresponding to the number of start winning memories = 1 is extracted (step S149), and the notice pattern is determined based on the notice pattern determining random number (step S150). .
[0103]
For the determination of the notice pattern in step S150, for example, a notice pattern determination table (not shown) in which a comparison value to be compared with the extracted value of the random number for determining the notice pattern is assigned. In the notice pattern determination table, for example, combinations of notice effects for a continuous number of times using continuous notice A to continuous notice D are set in advance, and comparison values are assigned to the combinations. Therefore, in step S150, the notice effect for the continuous number of times is determined.
[0104]
Specifically, when “4” is set in the notice count counter in step S148, a notice pattern determination table in which combinations of notice effects for four times are preset in step S148 is used. Each notice effect to be executed in each of the four variable displays is determined by the random number value for determining the notice pattern extracted in step S149. For example, it is determined that the notice effect is executed in the order of the continuous notice A, the continuous notice C, the continuous notice B, and the continuous notice D.
[0105]
FIG. 18 is a flowchart showing the special symbol stop symbol setting process (step S301) in the special symbol process. In the special symbol stop symbol setting process, the CPU 151a checks whether or not the big hit flag is set (step S61). When the big hit flag is set, the big hit symbol is determined according to the value of the big hit symbol random number (random 3) (random 3 read in step S53) (step S62). In this embodiment, each symbol of the symbol number set in the jackpot symbol table corresponding to the value of random 3 is determined as a jackpot symbol. In the jackpot symbol table, left, middle and right symbol numbers corresponding to a plurality of types of combinations of jackpot symbols are set. Then, the value of the special symbol process flag is updated to a value corresponding to the variation pattern setting process (step S63).
[0106]
When the big hit flag is not set, the CPU 151a executes a reach determination module (step S65). Here, in the reach determination module, it is determined whether or not to reach based on the random 3 value read from the storage area in step S53, that is, the value stored in the random value buffer (step S64). Further, the left and right symbols are determined according to the value of random 2-1, and the middle symbol is determined according to the value of random 2-2 (step S67). Here, when the determined middle symbol matches the left and right symbols, the symbol corresponding to the value obtained by adding 1 to the random number value corresponding to the middle symbol is set as the stop symbol of the middle symbol so as not to match the jackpot symbol To do. Then, the process proceeds to step S63.
[0107]
If it is decided not to reach in step S66, a stop symbol in the case of a loss is determined (step S68). Specifically, the left symbol is determined according to the value read in step S53, that is, the extracted random 2-1 value, the middle symbol is determined according to the random 2-2 value, and the random 2-3 value is determined. The right design is determined according to. Here, when the left and right symbols match, the right symbol is shifted by one symbol so that it does not become reach. Then, the process proceeds to step S63. When the probability variation symbol is determined in step S62, a probability variation flag indicating that the game is shifted to the probability variation state after the big hit game is ended is set.
[0108]
FIG. 19 is a flowchart showing the variation pattern setting process (step S302) in the special symbol process. In the variation pattern setting process, the CPU 151a reads the notice number counter (step S71). If the read notice number counter is not 0, the notice pattern counter table is selected (step S73). On the other hand, if the count value of the notice counter read in step S71 is 0, the state of the big hit flag is confirmed (step S74), and if the big hit flag is set, the big hit hour variation pattern type table selection processing is performed. (Step S75) If the big hit flag is not set, the off-time variation pattern type table selection processing is performed (Step S76).
[0109]
Next, the CPU 151a extracts the variation pattern determination random number from the variation pattern determination random number counter (step S77), and the variation pattern determination random number extracted in step S73, step S75, or step S76. A variation pattern is determined using the table (step S78). Specifically, in step S78, among the comparison values arranged in the variation pattern type table set as the use table from among a plurality of types of variation patterns (see FIG. 9) prepared in advance, It is determined that the comparison value that matches the extracted variation pattern determination random number value is associated with the variation pattern.
[0110]
When the variation pattern is determined, the CPU 151a sets the variation time data of the determined variation pattern in the special symbol process timer (step S79). Then, the CPU 151a sets the address of the determined command transmission table for specifying the variation pattern in the pointer (step S80), and executes a command setting process which is a subroutine (step S81).
[0111]
The effect control command is transmitted to the display control board 75 by executing the command set process. In this embodiment, each effect control command that can be transmitted to the effect control means is stored in the command transmission table of the ROM 151c. Further, in the command set process, the CPU 151a indicates that the effect control command data stored at the address of the ROM 151c indicated by the pointer is set as an output port for outputting the effect control command data and the command is transmitted. An effect control INT signal is output.
[0112]
FIG. 20 is a flowchart showing the change pattern type table selection process at the time of notice (step S73). In the notice variation pattern type table selection process, the CPU 151a reads the notice count counter (step S73a), and subtracts 1 from the count value of the notice count counter (step S73b).
[0113]
Next, if the big hit flag is set (step S73c), the CPU 151a sets the big hit hour variation pattern type selection table (see FIG. 10A) as the usage table (step S73d), and based on the remaining notice count. One of the change pattern type tables at the time of notice is selected and set as a use table (step S73e). The remaining number of notices means the number of notice effects that have not yet been executed among a plurality of notice effects that are executed as continuous notices, and here corresponds to the value obtained by adding 1 to the count value of the notice number counter. In step S73e, for example, when the big hit hour variation pattern type selection table shown in FIG. 10A is used, if the count value of the notice count counter is 2, the remaining notice count is three. The notice variation pattern type table 3 is selected.
[0114]
If the big hit flag is not set (step S73c), the CPU 151a sets the variation pattern type selection table at the time of loss (see FIG. 10B) as the use table (step S73f), and the remaining notice count and the notice pattern (step Based on the notice pattern determined in S139), one of the change pattern type tables at the time of notice is selected and set as a use table (step S73g). In step S73g, for example, when the loss variation pattern type selection table shown in FIG. 10B is used, if the count value of the notice count counter is 2, the notice when the remaining notice count is three is given. Of the time variation pattern type tables 13 to 16, the time variation pattern type table at the time of notice associated with the effect mode (any one of notice A to notice D) of the current notice effect in the notice pattern is selected. For example, it is assumed that the mode of the notice effect that is executed at each remaining notice number is determined as the notice pattern, and the notice effect that is executed when the remaining notice number is 3 times in the notice pattern is the notice B. Then, the notice variation pattern type table 14 is selected in step S73g.
[0115]
FIG. 21 is a flowchart showing the big hit hour variation pattern type table selection process (step S75). In the big hit hour variation pattern type table selection process, the CPU 151a sets the big hit hour variation pattern type selection table (see FIG. 10A) as a use table (step S75a), and from the big hit hour variation pattern type selection table, The variation pattern type table (table TA) is selected and set as a use table (step S75b). In this example, only one big hit variation pattern type table is provided. However, for example, when the probability variation big hit and the non-probable big hit are provided separately, the probability variation big hit or the non-probable big hit The big hit hour variation pattern type table may be selected according to the determination result.
[0116]
FIG. 22 is a flowchart showing the variation pattern type table selection process at the time of loss (step S76). In the deviation variation pattern type table selection process, the CPU 151a sets the deviation variation pattern type selection table (see FIG. 10B) as the usage table (step S76a), and the deviation from the deviation variation pattern type selection table. The variation pattern type table (table TH) is selected and set as a use table (step S76b). In this example, only one variation pattern type table at the time of loss is shown, but a table used at the time of failure that does not become reach and a table used at the time of loss after reaching reach are provided. It has been. Therefore, it is only necessary to determine whether it will be a non-reach or a non-reach and a non-reach and then a non-reach, and depending on the determination result, the shift variation pattern type table may be selected.
[0117]
FIG. 23 is a flowchart showing the storage process (step 31) in the 2 ms timer interrupt process. In the storage process, the CPU 151a confirms whether or not the count value of the start winning storage counter is the same as the count value of the previous start winning storage counter (step S161). If they are not the same, that is, if there is a change in the number of starting winning memories, the address of the command sending table for starting winning memory designation corresponding to the number of starting winning memories is set in the pointer (step S162), and a command set as a subroutine is set. Processing is executed (step S163). Then, the count value of the starting winning memory counter is set in the previous starting winning memory counter (step S164).
[0118]
When the start winning memory number is changed by the above processing, an effect control command for designating the start winning memory number is transmitted to the effect control means mounted on the display control board 75 (steps S161 to S163).
[0119]
As described above, when a condition (start condition) that allows variable display to be started is satisfied in the variable display device 44, it is determined whether to make a big hit or to make a shift reach (see steps S57 and S65). ). Based on the determination result, an actual variable display result is derived (see steps S62, S67, and S68). However, the random number value used when the variable display start condition is satisfied is a value extracted when the variable display execution condition is satisfied and stored in the storage area.
[0120]
FIG. 24 is an explanatory diagram showing an example of the contents of the effect control command sent to the display control board 75. In the example shown in FIG. 24, commands 8000 (H) to 8058 (H) are effect control commands for designating a variation pattern of the special symbol in the variable display device 44 that variably displays the special symbol. Note that a command for specifying a variation pattern (variation pattern command) also serves as a variation start instruction.
[0121]
The command 88XX (H) (X = any value of 4 bits) is an effect control command related to a normal symbol variation pattern. Command 89XX (H) is an effect control command for designating a stop symbol of a normal symbol. Command 8A00 (H) is an effect control command for instructing stop of variable display of normal symbols.
[0122]
Commands 91XX (H), 92XX (H), and 93XX (H) are effect control commands for designating a left middle right stop symbol of a special symbol. A symbol number is set in “XX”. Command A000 (H) is an effect control command for instructing stop of variable symbol special display. The command BXXX (H) is an effect control command that is sent from the start of the big hit game to the end of the big hit game. Commands C000 (H) to EXXXX (H) are effect control commands related to the display state of the variable display device 44 that are not related to special symbol variations and jackpot games.
[0123]
Command D000 (H) is an effect control command for designating a customer waiting demonstration.
[0124]
The command E0XX (H) is an effect control command indicating the number of start memory display areas 18 for changing the display color in the display area for displaying the start winning memory number in the variable display device 44. For example, the effect control means changes the display color of the number of start memory display areas 18 designated by “XX (H)” in each start memory display area 18. That is, the command E0XX (H) is a command for instructing control of a display area provided for informing information on the number of reserved items. Note that the command related to the number of start memory display areas 18 for changing the display color may be configured to indicate increase / decrease in the number of areas for changing the display color. In this embodiment, since the upper limit value of the start winning memory is 4, “XX” is any one of 0-4.
[0125]
The command E400 (H) is a command transmitted when the high probability state is changed to the low probability state, and the command E401 (H) is transmitted when the low probability state is changed to the high probability state. It is a command.
[0126]
When the effect control means of the display control board 75 receives the effect control command described above from the game control means of the main board 151, the display state of the variable display device 44 and the normal symbol display 63 is changed according to the contents shown in FIG. At the same time, the lamp / LED display state is changed, and if necessary, the sound number data is output to the sound effect control board 82. Note that control commands other than the example shown in FIG. 24 are also transmitted from the game control means to the effect control means. For example, a control command indicating the display state of the winning ball lamp 10 or the ball-out lamp 9, the number of lighting of the normal symbol start memory LED 64, and a more detailed presentation control command related to the big hit game are transmitted from the gaming control means to the presentation control means. Is done.
[0127]
The variable display start designation command indicating the start of variable display and the variable display mode designation command capable of specifying the variable display mode are realized by the variation pattern designation effect control command, and the identification information designation command capable of identifying the display result of the identification information. Is realized by an effect control command for designating the left symbol, middle symbol, and right symbol, and a variable display end designating command indicating the end of variable display is realized by an effect control command for stopping the special symbol. In this embodiment, the production control command for specifying the variation pattern is also used as the variable display start specifying command for indicating the start of variable display and the variable display mode specifying command for specifying the variable display mode. The designation command and the variable display mode designation command that can specify the variable display mode may be separated.
[0128]
Next, the operation of the display control board 75 will be described. FIG. 25 is a flowchart showing main processing executed by the CPU 75a. In the main processing, first, initialization processing is performed for clearing the RAM 75b, setting various initial values, and initializing a 2 ms timer for determining the display control activation interval (step S701). Thereafter, the CPU 75a shifts to a loop process for confirming the monitoring of the timer interrupt flag (step S702). As shown in FIG. 26, when a timer interrupt occurs, the CPU 75a sets a timer interrupt flag (step S711). If the timer interrupt flag is set in the main process, the CPU 75a clears the flag (step S703) and executes the following display control process.
[0129]
In this embodiment, the timer interrupt takes every 2 ms. That is, the display control process is started every 2 ms. In this embodiment, only the flag is set in the timer interrupt process, and the specific display control process is executed in the main process. However, the display control process may be executed in the timer interrupt process.
[0130]
In the display control process, the CPU 75a first analyzes the received display control command (command analysis execution process: step S704). Next, the CPU 75a performs display control process processing (step S705). In the display control process process, a process corresponding to the current control state is selected and executed from among the processes corresponding to the control state. And the process which updates a notice random number counter is performed (step S706). Thereafter, the process returns to the process of checking the timer interrupt flag in step S702.
[0131]
Next, display control command reception processing from the main board 151 will be described. FIG. 27 is an explanatory diagram showing a configuration example of a command reception buffer for storing a display control command received from the main board 151. In this example, a command reception buffer of a ring buffer format capable of storing six display control commands having a 2-byte configuration is used. Therefore, the command reception buffer is configured by a 12-byte area of reception command buffers 1 to 12. A command reception number counter indicating in which area the received command is stored is used. The command reception number counter takes a value from 0 to 11. It is not always necessary to use the ring buffer format. For example, three symbol designating command storage areas (2 × 3 = 6 byte command receiving buffer) and other command storing areas for designating other variation patterns ( (2 × 1 = 2-byte command reception buffer). Similarly, the sound effect control board 82 may have a buffer format other than the ring buffer format. In this case, the display control board 75 and the sound effect control board 82 are controlled based on the latest command stored in a storage area such as a variation pattern. Thereby, it is possible to quickly respond to an instruction from the main board 151.
[0132]
FIG. 28 is a flowchart illustrating a specific example of command analysis processing (step S704). The effect control command received from the main board 151 is stored in the reception command buffer, but in the command analysis process, the CPU 75a checks the content of the command stored in the command reception buffer.
[0133]
In the command analysis process, the CPU 75a first checks whether a received command is stored in the command receiving buffer (step S511). Whether it is stored or not is determined by comparing the value of the command reception number counter with the read pointer. The case where both match is the case where the received command is not stored. When the received command is stored in the command receiving buffer, the CPU 75a reads the received command from the command receiving buffer (step S512). When read, the value of the read pointer is incremented by one.
[0134]
If the received effect control command is a special symbol left designation effect control command (91XX (H)) (step S513), the CPU 75a uses the left symbol storage area in the RAM as data indicating the left symbol indicated by "XX". (Step S514). If the special design control command (92XX (H)) is specified (step S516), the CPU 75a stores the data indicating the middle symbol indicated by "XX" in the middle symbol storage area in the RAM ( Step S517). If it is the special symbol right designation effect control command (93XX (H)) (step S518), the CPU 75a stores the data indicating the right symbol indicated by "XX" in the right symbol storage area in the RAM ( Step S519).
[0135]
If the received effect control command is an effect control command for designating a variation pattern (step S521), the CPU 75a stores the EXT data of the command in the variation pattern data storage area (step S522), and then stores the variation pattern counter. The value is incremented by 1 (step S523), and the fluctuation pattern reception flag is set (step S524).
[0136]
If the received effect control command is an effect control command for specifying the start winning memory number (step S531), the CPU 75a updates the start winning memory number in the start winning number storage area in the RAM to the number specified by the effect control command. (Step S532). Further, the number of start memory display areas 18 whose display colors change in the variable display device 44 is updated (step S533). Further, the value of the notice random number counter is incremented by 1 (step S534). When the count value of the notice random number counter exceeds the maximum value, the value is returned to zero. Further, when a plurality of notice random number counters are provided, for example, the notice random number counter n (in the case where four notice random number counters are provided is provided) so that the advance of each notice random number counter is not synchronized as much as possible. When the count value of n = 1 to 3) is returned to 0, the count value of the notice random number counter n + 1 may be incremented by one.
[0137]
If the received command read in step S512 is another effect control command, a flag corresponding to the received command is set (step S535).
[0138]
FIG. 29 is an explanatory diagram showing an example of a range of count values of a rendering means determination counter that is one of the above-described notice random number counters. In this example, the effect means determining notice random number counter takes a numerical value in the range of 0 to 150.
[0139]
FIG. 30 is an explanatory diagram showing an example of a method for selecting effect means based on a random number for determining effect means. FIG. 30A shows an example of a big hit effect means determination table used when the received fluctuation pattern command indicates a big hit, and FIG. 30B shows a reception. An example of a table for determining the off-stage effect means used when the changed pattern command indicates a loss is shown. Each presentation means determination table shown in FIG. 30 is stored in a ROM mounted on the display control board 75. The values set in each effect means determination table are referred to as effect means determination values.
[0140]
As shown in FIG. 30, (1) speakers 12a and 12b (represented as “sound” in FIG. 30) and (2) lamps 6 to 8, 15, 16, 56, 67a · LEDs 37, 38, 45, (3) variable display device 44 (shown as “display” in FIG. 34), (4) speakers 12a, 12b and variable display device 44, (5) Lamps 6-8, 15, 16, 56, 67a · LEDs 37, 38, 45 and variable display device 44, (6) Speakers 12a, 12b and lamps 6-8, 15, 16, 56, 67a · LEDs 37, 38, 45 And the variable display device 44 are selected as effect means for performing the effect of continuous notice.
[0141]
In the selection method illustrated in FIG. 30, when the variable display result is determined to be a big hit by the change pattern command, the effect control means displays the variable display at a higher rate than when it is determined to be out of place. The device 44 is selected as effect means used for the effect of continuous notice. That is, the effect determining means included in the effect control means is a specific effect means (in this example) of a plurality of kinds of effect means when a predetermined variable display result (in this example, a big hit) is specified by the variation pattern command. Then, the variable display device 44) is selected at a high rate.
[0142]
Furthermore, when it is specified that the variable display result is a big hit by the variation pattern command, the ratio of selecting a plurality of rendering means is higher than when the deviation is specified. Accordingly, the player can strongly expect that a big hit will actually occur when a continuous notice effect is executed by a plurality of effect means. And when it is specified that the variable display result is out of place by the variation pattern command, the ratio of selecting all (three in this example) effect means is extremely low. Therefore, the player can expect more strongly that a big hit will actually occur when a continuous notice effect is executed by all the effect means.
[0143]
In this embodiment, the presentation means determination table is divided into two cases, that is, the case where the variable display result indicated by the variation pattern command is a big hit and the case where it is out of the big hit. , It may be divided into three cases of detachment. Further, it may be divided into four cases of specific big hit, non-specific big hit, reach, and off.
[0144]
FIG. 31 is an explanatory diagram showing an example of a method for selecting the effect mode of the notice effect based on the received variation pattern command. FIG. 31 shows an example of a notice mode determination table for determining a notice effect of continuous notice according to the received variation pattern command. 31 is stored in a ROM 75c mounted on the display control board 75. The value set in the notice mode determination table is referred to as a notice mode determination value.
[0145]
In this example, according to the type of the received variation pattern command, any one of the mode A, the mode B, the mode C, and the mode D is selected as the effect mode of the continuous notice. The modes A to D are the display modes A to D when the variable display device 44 is selected as the production means, and the lights are emitted when the lamp / LED is selected as the production means. When the speaker 12a, 12b is selected as the production means, the sound mode A is the sound mode D.
[0146]
FIG. 32 is a flowchart showing the display control process (step S705) in the main process shown in FIG. In the display control process process, any one of steps S800 to S806 is performed according to the value of the display control process flag. In each process, the following process is executed.
[0147]
Fluctuation pattern command reception waiting process (step S800): It is confirmed whether or not a display control command (variation pattern command) capable of specifying the fluctuation time has been received by the command reception interrupt process. Specifically, it is confirmed whether or not a flag (variation pattern reception flag) indicating that a variation pattern command has been received is set. The variation pattern reception flag is set when it is confirmed by command analysis processing that a variation pattern designation display control command has been received (step S524).
[0148]
All symbol variation start processing (step S802): Control is performed so that variation of the left middle right symbol is started.
[0149]
Symbol variation processing (step S803): Controls the switching timing of each variation state (variation speed) constituting the variation pattern, and monitors the end of the variation time. In addition, stop control of the left and right symbols is performed.
[0150]
All symbol stop waiting setting process (step S804): If a display control command (special symbol stop display control command) for instructing all symbol stop is received at the end of the variation time, the symbol variation is stopped and the stop symbol ( Control to display the fixed symbol).
[0151]
Big hit display process (step S805): After the end of the fluctuation time, the control of the probability variable big hit display or the normal big hit display is performed.
[0152]
Process during jackpot game (step S806): Control during jackpot game is performed. For example, when a display control command for display before opening the big winning opening or display when opening the big winning opening is received, display control of the number of rounds is performed.
[0153]
FIG. 33 is an explanatory diagram of a configuration example of process data set for each variation pattern table. The process data is composed of data obtained by collecting a plurality of combinations of process timer set values and presentation control execution data. The effect control execution data includes display control execution data and lamp control execution data. As the display control execution data, data indicating the display state of the variable display device 44 during the variation period of the special symbol is set. For example, the display control execution data 1 is set with data indicating the display state of the variable display device 44 at the start of variable display. The lamp control execution data is set to data indicating the lamp / LED display state during the special symbol fluctuation period. For example, in the lamp control execution data 1, data indicating the lamp / LED display state at the start of variable display is set. When the timing for switching the display state (for example, the timing at which a new character appears in the variable display device 44, the timing at which the lamp / LED is switched from the lit state to the unlit state) arrives during the special symbol fluctuation period. Controls the display state of the variable display device 44 and the lamp / LED according to the next effect control execution data in the process data. In the process timer set value, a time corresponding to the switching timing is set.
[0154]
Thus, the effect control means controls the effect means based on the program and process data stored in the ROM 75c, and controls a plurality of effect means (the variable display device 44 and the lamp / LED in this embodiment). The related program is stored in the ROM 75 c mounted on the display control board 75. And ROM75c which stores those programs can be comprised as one ROM. Therefore, the number of parts can be reduced. Of the process data stored in the ROM 75c, the process timer set value is shared. Therefore, the ROM capacity of the effect control means can be saved. Note that the effect control execution data may be one effect control execution data as long as the display control execution data and the lamp control execution data can be shared. Thus, in this embodiment, at least a part of the data related to the control of the plurality of rendering means can be stored in the same ROM.
[0155]
The process data shown in FIG. 33 is stored in the ROM 75c in the display control board 75. Further, process data is prepared for each variation pattern. Moreover, it prepares according to the kind of effect means used for a notice effect. For example, the process data in the case where the notice display effect of the notice A is executed by the variable display device 44 in the variation pattern 2 is prepared separately from the process data in the case of executing the notice effect of the notice A by the lamp / LED in the change pattern 2. ing. Therefore, the CPU 75a selects process data to be used according to the variation pattern and the type of effect means used for the notice effect.
[0156]
FIG. 34 is a flowchart showing a variation pattern command reception waiting process (step S800) in the effect control process shown in FIG. In the variation pattern command reception waiting process, the CPU 75a checks whether or not the variation pattern reception flag is set (step S871). If it is set, the flag is reset (step S872). Then, the value of the effect control process flag is changed to a value corresponding to all symbol variation start processing (step S802) (step S873).
[0157]
FIG. 35 is a flowchart showing all symbol variation start processing (step S802) in the effect control process shown in FIG. In the all symbol variation start processing, the CPU 75a increments the variation pattern counter by 1 (step S910), and then determines whether or not to notify based on the received variation pattern command (step S911). Specifically, with reference to the received EXT data of the fluctuation pattern command, it is determined whether there is a fluctuation pattern command that specifies execution of the notice effect. For example, whether or not the same value as the value indicated by the EXT data of the received variation pattern command is included in the notice mode determination value set in the notice mode determination table shown in FIG. This is done by judging.
[0158]
Next, when it is determined that the CPU 75a is to give a notice (step S912), the CPU 75a sets a continuous notice flag (step S913), and uses the notice mode determination table shown in FIG. It is determined that the notice effect is executed in the notice mode associated with the determination value for notice mode determination having the same value as the data (step S914). Note that the notice mode data indicating the notice mode determined in step S914 is stored in an effect mode buffer provided in the RAM 75b provided in the display control board 75.
[0159]
Further, the CPU 75a extracts a notice means random number for determining the effect means (step S915), and uses the effect means determination table according to the jackpot / loss determination result determined based on the received EXT data of the variation pattern command. Set to. Then, the effect means corresponding to the same effect means determination value as the extracted effect means determination notice random number is determined as the effect means used in the notice effect (step S916). Note that the effect means name data indicating the effect means determined to be used for the notice effect in step S916 is stored in the effect means name buffer provided in the RAM 75b of the display control board 75.
[0160]
Then, a notice start time determination timer corresponding to the decided notice effect is started (step S917), and after selecting the effect mode, the process data of the variable display variation pattern is set from the table corresponding to the effect mode (step S918). ). The notice start time determination timer is a timer for determining the timing for starting the notice effect after the change of the symbol is started in the variable display device 44. If it is determined in step S912 that the notice effect is not performed, the process proceeds to step S918.
[0161]
Next, process data corresponding to the variation pattern of the variable display of the special symbol is selected from the table set for each effect mode (step S919). At this time, different types of variation pattern process data are selected for each rendering mode. Then, a process timer corresponding to the effect execution data 1 in the selected process data is started (step S920). Also, LCD control is performed based on the display control execution data 1 in the process data (step S921). For example, a signal corresponding to the content of the display control execution data 1 is given to the variable display device 44 using an LCD. Note that a ROM address may be set in the display control execution data, and more detailed control data may be stored in an area starting from the address, and LCD control may be performed according to the control data. Further, lamp / LED control is performed based on the lamp control execution data 1 in the process data (step S922). For example, a signal corresponding to the content of the lamp control execution data 1 is given to each lamp / LED. Note that the ROM address is set in the lamp control execution data, and more detailed control data is stored in an area starting from the address, and the lamp / LED control is performed according to the control data. Good.
[0162]
Further, the sound number data corresponding to the variation pattern is output to the sound effect control board 82 (step S923). In the sound effect control board 82, a speech synthesis IC (not shown) reads data corresponding to the sound number data from a sound data ROM (not shown), generates a sound and sound effect corresponding to the read data, and an amplifier circuit (Not shown). The amplifier circuit outputs an audio signal obtained by amplifying the output level of the speech synthesis IC to a level corresponding to the volume set by a volume (not shown) to the speakers 12a and 12b.
[0163]
Thereafter, a variation time timer (a timer corresponding to the variation time of the special symbol) is started (step S924), and the value of the effect control process flag is set to a value corresponding to the symbol variation process (step S925).
[0164]
FIG. 36 is a flowchart illustrating the process during symbol variation (step S803) in the effect control process. In the symbol variation processing, the CPU 75a checks whether or not the notice start time determination timer has timed out (step S851). If the time-out has occurred, the notice effect execution means (CPU 75a) indicates the effect means set in the effect means name buffer, that is, the effect means determined to execute the continuous notice effect in order to execute the notice effect. And process data corresponding to the production mode (mode A, B, C, or D) set in the production mode buffer is selected (step S854). That is, thereafter, it is decided to control the effect of the effect means using the selected process data. Further, when the speakers 12a and 12b are used for the effect of continuous notice, the sound number data corresponding to the effect of the effect of continuous notice is output to the sound effect control board 82 (steps S855 and S856). In the sound effect control board 82, the speech synthesis IC reads data corresponding to the sound number data from the sound data ROM, generates sound and sound effects corresponding to the read data, and outputs them to the amplifier circuit. The amplifier circuit outputs an audio signal obtained by amplifying the output level of the speech synthesis IC to a level corresponding to the volume set by the volume to the speakers 12a and 12b.
[0165]
The effect control means ends the effect control of the notice effect before the time-out of the change time timer, that is, before the change display result is determined. This end time is a big hit, for example, before the left and right symbols stop (before it is decided whether or not to reach) when the notice effect is executed as a reach notice notification for notifying that the reach effect display mode is to be set. When a notice effect is executed as a jackpot notice notice for notifying the effect, for example, it may be during a variable display period after the left and right symbols are aligned (after reaching reach). Such a notice effect is not actually a notice of the occurrence of a big hit game or the like, but is effective for enriching variations of the game effect. In addition, the type of the notice used for the non-probable big jackpot notice and the type of the notice used for the probable big jackpot notice are separated, and the non-probable jackpot notice and the probable jackpot notice are executed separately. Good.
[0166]
Further, when the process timer times out (step S861), the CPU 75a switches effect control execution data in the process data (step S862). That is, in the process data, the next set process timer is started (step S863), and LCD control is performed based on the next set display control execution data (step S864). Further, lamp / LED control is performed based on the lamp control execution data set next in the process data (step S865).
[0167]
If the variable time timer has timed out (step S866), a monitoring timer for monitoring reception of the special symbol stop display control command is started (step S867), and the value of the effect control process flag is set to all symbol stop waits. A value corresponding to the process is set (step S868).
[0168]
FIG. 37 is a flowchart showing the all symbol stop waiting process (step S804) in the display control process. In the all symbol stop waiting process, the CPU 75a checks whether or not a display control command (special symbol stop display control command) for instructing all symbol stop has been received (step S941). If a display control command for instructing stop of all symbols has been received, control is performed to stop the symbols with the stored stop symbol (step S942).
[0169]
When the big hit symbol is not displayed in step S943 (when the loss symbol is displayed), the CPU 75a determines whether or not the variation pattern counter is a predetermined number (step S944), and the predetermined number is reached. If not, it is determined whether or not change pattern mode change is designated (step S945). If the mode change is designated by the variation pattern, it is determined whether or not the continuous notice flag in step S913 is ON (step S957). When it is determined that the effect mode is ON, the process proceeds to step S946. When it is determined that the effect mode is not ON, it is determined whether or not the effect mode is changed by random lottery (step S958). When it is determined not to change the effect mode, the process proceeds to step S946. When it is determined to change the effect mode, the effect mode is changed (step S959), the variation pattern counter is reset (step S960), and the CPU 75a Data (see FIG. 41) corresponding to the changed effect mode is set in the mode change buffer (step S961). If the mode change is not designated in step S945, the continuous in-progress flag (the flag set in step S913) is reset (step S946), and the display control process flag value is changed to the variable pattern command reception wait process (step S946). A value corresponding to (S800) is set (step S947). As described above, when the continuous notice flag is ON, that is, during continuous notice execution, the effect mode switching means does not switch the present effect mode to another effect mode.
[0170]
On the other hand, if the display control command for designating all symbols to be stopped is not received in step S941, it is confirmed whether the monitoring timer has timed out (step S948). If time-out occurs, it is determined that some abnormality has occurred, and control is performed to display an error screen on the variable display device 44 (step S949). Then, control goes to a step S943.
[0171]
When the big hit symbol is displayed in step 943, the CPU 75a executes the processes of steps S950 to S954, which are the same as the above-described steps S957 to S961, and thus the description thereof is omitted. After executing step S954, the value of the display control process flag is set to a value corresponding to the jackpot display process (step S805) (step S955), and the continuous notice flag (flag set in step S913) is reset (step S955). S956).
[0172]
If the variation pattern counter is a predetermined number in step S944, the process proceeds to step S957.
[0173]
FIG. 38 is an explanatory diagram showing an example of sound number data output from the display control board 75 to the sound effect control board 82. As shown in FIG. 38, the sound number data includes sound number data corresponding to the variation pattern of the special symbol, sound number data during the big hit game, and sound number data corresponding to the sound modes A to D of the continuous notice. It is. The sound number data corresponding to the sound modes A to D of the continuous notice is the sound number data output from the display control board 75 to the sound effect control board 82 in step S856 described above. In addition, the thing of the structure which changes the sound effect produced for every production mode by changing sound number data according to the production mode of game production may be sufficient. In addition, by the control in the display control board 75, the effect by issuing lamps / LEDs may be varied for each game effect effect mode.
[0174]
As explained above, the game control means confirms whether or not a variable display that is determined to be executed in the future based on the start winning memory includes a big hit and wins a big hit. When there is something and the big win is not the result of the next variable display, it is decided to give a continuous notice at a predetermined rate, and each notice that is executed at the time of each variable display in the continuous notice The production mode of production is determined respectively. When confirming whether there is a thing that will be a big hit in the future based on the start winning memory, it is decided from the earliest time when variable display is executed and it will be decided that it will be a big hit If it is confirmed, the confirmation process is terminated. In addition, the number of times of performing the confirmation process is determined as the number of times of continuous notice.
[0175]
Then, when the game control means determines the continuous notice and the notice mode, the game control means transmits a variation pattern command including a decision result regarding the notice regarding the current variable display to the effect control means.
[0176]
On the other hand, the effect control means determines whether or not to give a notice in the current variable display effect based on the variation pattern command from the game control means, and an effect mode of the notice effect to be executed in the current variable display effect when performing Further, the production means to be used in the notice production is determined uniquely.
[0177]
For example, it is determined to be a big hit in the variable display corresponding to the start winning memory number “4” and the starting winning memory number “3”, and the start winning memory numbers correspond to 1, 2, and 4. Assume that the variable display is determined to be out of place. In that case, in the third confirmation process, the game control means confirms that the variable display corresponding to the start winning memory number “3” is a big hit (see Y in step S129). Since it is not the display result of the next variable display that is a big hit (see Y in step S145), a process of determining whether or not to perform continuous notice is executed (see step S147). If it is decided to perform the continuous notice (see Y in step S147), “3”, which is the number of confirmation processes, is decided as the number of executions of the continuous notice (see step S148), and each variable display in the continuous notice is determined. An effect mode of each notice effect to be executed is determined (see step S150).
[0178]
When the effect mode of each notice effect is determined, the game control means determines a change pattern including information on the notice effect to be executed this time (see step S78), and directs the change pattern command indicating the change pattern to the effect control means. (See step S80 and step S81). Upon receiving the variation pattern command, the effect control means determines to give a notice for the current variable display effect (see Y in step S912) and selects the effect mode of the notice effect according to the game effect effect mode. (Refer to Step S913) and the effect mode of the notice effect to be executed is also determined (see Step S914). Further, the production means used for the notice production is determined (see step S916). And a variable display effect is performed and a notice effect is performed in it. In this way, the first notice effect is executed.
[0179]
For the second time and the third time, the confirmation processing of the display result of the variable display based on the start winning memory is not executed (because it is determined as N in step S123 described above). However, as the variation pattern command transmitted to the effect control means, a variation pattern command including information related to the effect mode of the notice effect executed at that time is selected (using the table set in step S73 described above). Because the variation pattern is selected). Therefore, the notice effect is also executed by the effect control means for the second time and the third time. In the first time and the second time, the notice effect appears, but the display results of the variable display are different from each other, and the third variable display becomes a big hit after the notice effect appears. Accordingly, it is possible to notify that a big hit is made in the third variable display by the previous three consecutive notice effects (that is, the continuous notice effect is executed).
[0180]
As illustrated in FIG. 13C, in the case where there is a variable display result based on the start winning memory when the variable display result is a big hit, the probability is higher than in the case where there is no big win. It is decided that continuous notice will be given. Therefore, the reliability of the continuous notice (the rate at which the big hit is actually generated when the continuous notice is executed) is high, and the player can strongly expect the occurrence of the big hit by the occurrence of the continuous notice. Note that it may be determined that the continuous advance notice is performed with a higher probability in the case of the probable big hit than in the case of the non-probable big hit. With such a configuration, when the probability variation is a big hit, the probability that the continuous notice is executed is increased, and the continuous notice with higher reliability for the player is realized. That is, the effect control means can perform an effect based on the number of reserved memories that suggests that a big hit or a probable big hit will appear in the future.
[0181]
Then, when it is determined that continuous notice is given, the effect control means uniquely determines which effect means (variable display device 44, lamp / LED, speakers 12a, 12b) to use. In the case where an effect movable member is provided, the effect control means also uniquely determines whether or not to use the movable member when executing the notice effect. Then, when the effect control command specifying the change pattern is received, the variable display device 44 is controlled to start the change of the special symbol, and if it is decided to perform the continuous notice, the effect means (variable display) The device 44, the lamp / LED, and a part or all of the speakers 12a and 12b) are used to control the continuous notice effect to be executed in a predetermined effect mode.
[0182]
FIG. 39 is a conceptual diagram showing a configuration of means for executing continuous notice. As shown in FIG. 39, the gaming machine according to the present invention includes numerical data updating means 31a for updating numerical data (for example, a numerical value indicating a random number for jackpot determination) used for determination relating to variable display within a predetermined numerical range. When the variable display execution condition is satisfied (for example, when a start prize is generated), the numerical data extraction means 31b for extracting numerical data from the numerical data update means 31a and the numerical data extracted by the numerical data extraction means 31b are extracted in order. A numerical data storage unit 31c that stores the data in an identifiable manner and a determination process that determines whether the numerical data stored in the numerical data storage unit 31c matches a predetermined determination value (for example, a big hit determination value). Storage data determination means 31d. In addition, when the stored data determination unit 31d determines that the predetermined determination value is met, start of variable display based on the establishment of the variable display execution condition corresponding to the numerical data determined to match It includes a notice effect executing means 80a for executing a predetermined notice effect over a plurality of variable displays from the variable display before the condition is satisfied. Further, a storage number specifying means 31e for specifying the number of numerical data stored in the numerical data storage means 31c, and an order prior to the extraction order of the numerical data determined to match the predetermined determination value in the determination process Storage state determination means 31f for determining whether or not there is numerical data stored by the numerical data storage means 31c, and the storage state determination means 31f determines that there is no numerical data stored by the numerical data storage means 31c. And invalidation means 31g for invalidating the determination result of the stored data determination means 31d.
[0183]
With such a configuration, it is possible to reliably match the determination result that the predetermined notice effect over a plurality of variable displays is executed with the content of the effect based on the determination results, and the variable display over a plurality of variable displays. The predetermined notice effect can be executed reliably. Specifically, when the storage state determination unit 31f determines that there is no variable display held before the variable display determined to be a big hit, and that the variable display that is a big hit is the next variable display. Is configured so that the invalidation means 31g invalidates the determination result of the determination process for determining whether or not to execute the continuous notice by the stored data determination means 31d. It is possible to prevent the continuous notice from being executed when possible, and to match the determination result on whether or not to execute the continuous notice and the production content based on the determination result. That is, it is possible to avoid a situation in which the announcement effect is executed only by one variable display and the predetermined effect is not made over a plurality of variable displays, even though it is decided to perform the continuous notice. be able to.
[0184]
In the above-described embodiment, as described in the notice setting process of FIG. 17, after executing the determination process (loop processing from step S126 to step S131) using the jackpot determination random number value stored in reserve. When the number of inspections is not equal to or greater than a predetermined number (for example, 2 or more), the configuration is such that it is determined not to perform the continuous notice effect regardless of the determination result in the determination process (that is, determination of the determination process) As shown in FIG. 40, the above determination process may be performed only when the start winning counter is equal to or greater than a predetermined number (Y in step S123a). . That is, when the start winning counter is not equal to or greater than the predetermined number (N in Step S123a), the determination process using the jackpot determination random number stored in the pending storage (the loop process from Step S126 to Step S131) is not executed (that is, the determination) The configuration may be such that execution means for executing the process is invalidated. Even when configured as described above, it is possible to reliably match the determination result of executing a predetermined notice effect over a plurality of variable displays with the content of the effect based on the determination result. The predetermined notice effect over the variable display of the number of times can be surely executed. In addition, it is possible to prevent unnecessary processing from being executed.
[0185]
FIG. 41 is a table showing data numerical values corresponding to each effect mode. In this embodiment, four seasons of spring, summer, autumn, and winter are set as the production mode, and the data corresponding to each season are “00”, “01”, “10”, and “11”, respectively. It has become.
[0186]
It should be noted that the control shown in the flowcharts of FIGS. 5 to 24 and the like described above is a so-called determination of whether or not there is a hit with all currently stored start memories when the variable display of the variable display device 44 is started. Although the start full scan (preliminary determination) is shown, the control performed on the main board 151 is not limited to such a start full scan, but it is determined whether or not the start winning is a hit when the start winning is won. The determination at the time of winning may be performed. The control based on the winning determination will be described below as a second embodiment with reference to FIGS.
[0187]
The main process and the 2 ms timer interrupt process executed by the main board 151 in the determination at the time of winning are the same as the main process and the 2 ms timer interrupt process (FIGS. 5 and 6) in all the scans at the start, and thus the description thereof is omitted.
[0188]
FIG. 42 is an explanatory diagram showing each random number. It is explanatory drawing which shows each random number. Each random number is used as follows.
(1) Random 1: Decide whether or not to generate a big hit (for big hit judgment)
(2) Random 2-1 to 2-3 (Random 2): For determining the left middle right of the special symbol (special symbol left middle right)
(3) Random 3: Determines the combination of special symbols that generate a big hit (for determining big hit symbols)
(4) Random 4: Determine special symbol variation pattern (for variation pattern determination) (5) Random 5: Determine whether or not to reach when a big hit is not generated (for reach determination)
(6) Random 6: Determines whether or not to generate a hit based on a normal symbol (for normal symbol hit determination)
(7) Random 7: Determine initial value of random 1 (for determining random 1 initial value) (8) Random 8: Determine initial value of random 6 (for determining initial value of random 6)
Further, the special symbol process (FIG. 8) and the variation pattern type (FIG. 9) shown in the start-up full scan are the same in the determination at the time of winning.
[0189]
FIG. 43 is a flowchart showing the start port switch passing process (step S312) in the determination at the time of winning. When the hit ball wins an ordinary variable winning ball apparatus (described as a starting winning opening) 58 provided on the game board 40, the starting ball detector 60 is turned on. In the winning confirmation process, when the CPU 75a determines that the starting ball detector 60 is turned on (step S211), the CPU 75a confirms whether or not the starting winning memory number has reached a maximum value of 4 (step S212). If the starting winning memory number has not reached 4, the starting winning memory number is increased by 1 (step S213), and random numbers such as jackpot determination random numbers are extracted and stored corresponding to the starting win memory number. Store in the area (special symbol determination buffer) (step S214). Note that extracting a random number means reading a count value from a counter for generating a random number and setting the read count value as a random value. In step S214, random numbers 1 to 5 are extracted from the random numbers shown in FIG.
[0190]
Next, the CPU 75a again extracts random 1 from the counter for generating random 1 (random number for jackpot determination) (step S215), and executes the jackpot determination module. That is, the big hit determination subroutine is called (step S216). When the big hit determination module determines that the big hit is not based on the value of random 1 (step S217), random 5 is extracted from the counter for generating random 5 (reach determination random number) (step S218). The reach determination module is executed. That is, the reach determination subroutine is called (step S219).
[0191]
Further, the CPU 75a sets a command transmission table for specifying a start winning memory (step S221), and executes a command creation process which is a subroutine (step S222). Note that setting the command transmission table is a process of specifying an address of the command transmission table (a process of setting the address in a predetermined register or the like). Then, by executing the command creation process, a display control command or the like is transmitted to the display control board 75 or the like. In this embodiment, each display control command that can be transmitted to the display control board 75 is stored in a ROM command transmission table.
[0192]
When it is determined that the big hit is made in the big hit determination module (step S223), it is determined whether or not the big hit (probability change big hit) that enables the transition to the high probability state is made (step S224). Specifically, among the random numbers extracted in step S214, the big hit symbol is determined using random 3 (big hit symbol determination random number), and if the determined big hit symbol is a symbol with an odd symbol number, it is a probable big hit. judge. Each symbol of the symbol number set in the jackpot symbol table corresponding to the value of random 3 is determined as the jackpot symbol. Whether or not to make a promiscuous big hit using a random number that determines whether or not to make a probable change, instead of deciding whether or not to make a promising big hit after determining the big win symbol using a random number for determining the big win symbol May be determined.
[0193]
When the probability variation is not a big hit, a command transmission table for designating a big hit winning 1 is set (step S225), and a command creation process is executed (step S226). Further, in the case of a promising big hit, a command transmission table for designating a big win 2 is set (step S227), and a command creation process is executed (step S228).
[0194]
If it is determined in step S223 that the jackpot will not be a big hit, the reach determination module determines that it is a reach (not a big hit but a reach, hereinafter also referred to as a loss reach) (step S231). Then, a reach transmission designation command transmission table is set (step S232), and command creation processing is executed (step S233). If it is neither a big win nor a miss reach, a command transmission table for designating a miss prize is set (step S234), and a command creation process is executed (step S235).
[0195]
As a result of the above processing, when the starting winning memory number increases, a display control command for designating the starting winning memory number is transmitted to the effect control means mounted on the display control board 75, and the big win winning 1 designation, the big win A display control command for winning 2 designation, reach winning designation or out-of-place winning designation is transmitted. In this embodiment, when it is not a big win, a display control command for specifying a reach winning prize or a lost winning prize is transmitted, but when it is not a big hit, a display control command for specifying a lost winning prize is always transmitted. You may do it. Hereinafter, the display control command for the jackpot winning 1 designation, the jackpot winning 2 designation, the reach winning designation, and the extra winning designation may be referred to as a winning judgment result command or a judgment result command.
[0196]
The display control command for the reach winning designation is an example of the reach effect command, and the display control command for the jackpot winning 1 designation and the display control command for the jackpot winning 2 designation are examples of the specific display result command. Among the display control commands for the jackpot winning 1 designation and the display control command for the jackpot winning 2 designation, the display control command for the jackpot winning 2 designation is a probability change state (special status) in which the display result of the identification information is a state in which the jackpot gaming state is likely to occur. It is an example of a special display result command for designating whether or not the display result is a special display result that is a condition for shifting to (gaming state).
[0197]
The jackpot and reach determined at this time are determined based on the establishment of a condition (execution condition, not start condition) for starting variable display in the variable display device 44. When a condition (start condition) that allows variable display to be started in the variable display device 44 is satisfied, it is determined again whether to make a big hit or to make a shift reach. Based on the determination result, an actual variable display result is derived. However, the random number value used when the variable display start condition is satisfied is a value extracted when the variable display execution condition is satisfied and stored in the storage area. Therefore, the decision result of whether or not to make a probable big hit when the variable display start condition is met, whether to make a non-probable big hit or not, and the result of deciding whether or not to make the reach reach when the variable display execution condition is met It becomes the same as the decision result.
[0198]
The processing in step S214 corresponding to the extraction of numerical data by the display result determining means and the processing in steps S215 to S219 corresponding to the determination related to the display result of the identification information by the execution condition establishment time determining means are one timer. Completed in the interrupt process. Therefore, the decision result of whether or not to make a probable big hit when the variable display start condition is met, whether to make a non-probable big hit or not, and the result of deciding whether or not to make the reach reach when the variable display execution condition is met Is guaranteed to be the same as the decision result.
[0199]
FIG. 44A is an explanatory diagram showing an example of a jackpot determination table used in the jackpot determination module. FIG. 44B is an explanatory diagram showing an example of a reach determination table used in the reach determination module. As shown in FIG. 44 (A), in this embodiment, the jackpot determination value is “3” at the low probability (non-probability change), and the jackpot determination value is “3” at the high probability (probability change). , “7”, “79”, “103”, “107”. Further, as shown in FIG. 44B, the reach determination values are “0”, “1”, and “11”.
[0200]
Note that the jackpot determination process (FIG. 14) and reach determination process (FIG. 15) in all the scans at the start are the same in the determination at the time of winning, and thus the description thereof is omitted.
[0201]
FIG. 45 is a flowchart showing the stop symbol setting process (step S301). In the stop symbol setting process, the CPU 75a is in a state in which the variation of the special symbol can be started (when the value of the special symbol process flag is a value indicating step S301) (step S251), Is confirmed (step S252). The case where the value of the special symbol process flag is a value indicating step S301 is a case where the symbol is not changed in the variable display device 44 and is not in the big hit game.
[0202]
If the starting winning memory number is not 0, each random number value stored in the storage area corresponding to the starting winning memory number = 1 is read (step S253), the value of the starting winning memory number is decreased by 1, and each The contents of the storage area are shifted (step S254). That is, each random number value stored in the storage area corresponding to the start winning memory number = n (n = 2, 3, 4) is stored in the storage area corresponding to the starting winning memory number = n−1.
[0203]
Next, the CPU 75a sets a command transmission table for designating the number of starting winning prizes after subtraction (step S255), and executes a command creation process (step S256). Further, the big hit determination module is executed (step S257). Here, in the jackpot determination module, it is determined whether or not the jackpot is determined based on the random 1 value read from the storage area in step S253.
[0204]
When it is determined to be a big hit (step S258), the CPU 75a determines a big hit symbol according to the value of the big hit symbol random number (random 3) (step S259). In this embodiment, each symbol of the symbol number set in the jackpot symbol table corresponding to the value of random 3 is determined as a jackpot symbol. In the jackpot symbol table, left, middle and right symbol numbers corresponding to a plurality of types of combinations of jackpot symbols are set. Further, the variation pattern of the special symbol is determined based on the value of the variation pattern determining random number (random 4) (step S260).
[0205]
When it is determined not to be a big hit (step S258), the CPU 75a executes a reach determination module (step S261). Here, in the reach determination module, it is determined whether or not the jackpot is based on the random 3 value read from the storage area in step S253. Moreover, the stop symbol when not hitting a big hit is determined. In this embodiment, the left symbol is determined according to the value read in step S253, that is, the extracted random 2-1 value (step S57). If it is decided to reach, the left and right symbols are determined according to the value of random 2-1, and the middle symbol is determined according to the value of random 2-2 (step S263). Here, when the determined middle symbol matches the left and right symbols, the symbol corresponding to the value obtained by adding 1 to the random number value corresponding to the middle symbol is set as the stop symbol of the middle symbol so as not to match the jackpot symbol To do. Then, the variation pattern of the special symbol is determined based on the value of the variation pattern determination random number (random 4) (step S264).
[0206]
If it is decided not to win and not reach, the CPU 75a determines a stop symbol when neither hit nor reach. That is, the left symbol is determined according to the random 2-1 value, the middle symbol is determined according to the random 2-2 value, and the right symbol is determined according to the random 2-3 value (step S265). Here, when the left and right symbols match, the right symbol is shifted by one symbol so that it does not become reach. Then, it is confirmed whether or not the probability change is in progress (step S266). If the probability change is in progress, it is determined that the change pattern is a reduced change pattern when the change occurs (step S267). If it is not the probability variation state, the variation pattern is determined to be the normal variation pattern at the time of deviation according to the value of random 4 (step S268). In addition, the fluctuation pattern shortened at the time of detachment is a fluctuation pattern in which the fluctuation period is shorter than the normal fluctuation pattern in which the fluctuation time of the left and right symbols is 1.0 seconds, for example.
[0207]
As described above, it is determined whether the display mode of the symbol variation is a big hit, a reach mode, or a loss mode when a start winning is received, and a variation pattern is selected based on the determination result. When the change of the symbol can be started, the change pattern used for the production is determined and the combination of the respective stop symbols is determined. Further, the game control means performs a process of transmitting a control command (a control command capable of specifying a variation pattern) based on the determination result to the display control board 75 and the sound effect control board 82.
[0208]
FIG. 46 is an explanatory diagram showing an example of the contents of a display control command sent to the display control board 75. As shown in FIG. In the example shown in FIG. 46, commands 8000 (H) to 800E (H) are display control commands for designating a special symbol variation pattern in the variable display device 44 that variably displays the special symbol. Note that a command for specifying a variation pattern (variation pattern command) also serves as a variation start instruction. Command 800E (H) is a command for designating a shortened display pattern.
[0209]
The command 88XX (H) (X = any value of 4 bits) is a display control command related to a normal symbol variation pattern. The command 89XX (H) is a display control command for designating a normal symbol stop symbol. Command 8A00 (H) is a display control command for instructing stop of variable display of normal symbols.
[0210]
Commands 91XX (H), 92XX (H), and 93XX (H) are display control commands for designating a left middle right stop symbol of a special symbol. A symbol number is set in “XX”. Command A000 (H) is a display control command for instructing stop of variable symbol special display. The command BXXX (H) is a display control command that is sent from the start of the big hit game to the end of the big hit game. The commands C000 (H) to EXXXX (H) are display control commands relating to the display state of the variable display device 44 that is not related to special symbol fluctuations and jackpot games.
[0211]
The command E0XX (H) is a display control command indicating the number of start memory display areas 18 for changing the display color in the display area for displaying the start winning memory number in the variable display device 44. For example, the display control board 75 changes the display color of the number of start memory display areas 18 designated by “XX (H)” in each start memory display area 18. That is, the command E0XX (H) is a command for instructing control of a display area provided for informing information on the number of reserved items. Note that the command related to the number of start memory display areas 18 for changing the display color may be configured to indicate increase / decrease in the number of areas for changing the display color. In this embodiment, since the upper limit value of the start winning memory is 4, “XX” is any one of 0-4.
[0212]
The command E400 (H) is a command transmitted when the high probability state is changed to the low probability state, and the command E401 (H) is transmitted when the low probability state is changed to the high probability state. It is a command.
[0213]
The command E5XX (H) is a command transmitted subsequent to the command E0XX (H) when a start winning is generated. E500 (H) is a display control command for designation of an extra prize, E501 (H) is a display control command for designation of a reach prize, E502 (H) is a display control command for designation of a big win, E503 (H) Is a display control command for designating one winning prize.
[0214]
When the CPU 75a of the display control board 75 receives the display control command described above from the game control means of the main board 151, the display state of the variable display device 44 and the normal symbol display 63 is changed according to the contents shown in FIG. .
[0215]
Note that the display control main process (FIG. 25), the timer interrupt process (FIG. 26), and the command reception buffer (FIG. 27) for storing display control commands in all scans at the start are the same in the determination at the time of winning. The description is omitted.
[0216]
47 and 48 are flowcharts showing a specific example of the command analysis process (step S704). The display control command received from the main board 151 is stored in the reception command buffer. In the command analysis process, the content of the command stored in the reception command buffer is confirmed.
[0217]
In the command analysis process, the CPU 75a first checks whether a received command is stored in the command receiving buffer (step S611). Whether it is stored or not is determined by comparing the value of the command reception counter with the read pointer. The case where both match is the case where the received command is not stored. When the reception command is stored in the command reception buffer, the CPU 75a reads the reception command from the command reception buffer (step S612). When read, the value of the read pointer is incremented by one.
[0218]
If the received display control command is a special symbol left designation display control command (91XX (H)) (step S613), the CPU 75a uses the left symbol storage area in the RAM as data indicating the left symbol indicated by "XX". (Step S614). If it is a display control command (92XX (H)) designated for special symbols (step S616), the CPU 75a stores the data indicating the middle symbol indicated by "XX" in the intermediate symbol storage area in the RAM ( Step S617). If the display control command (93XX (H)) designates the special symbol right (step S618), the CPU 75a stores the data indicating the right symbol indicated by "XX" in the right symbol storage area in the RAM ( Step S619).
[0219]
If the received display control command is a variation pattern designation display control command (step S621), the CPU 75a stores the EXT data of the command in the variation pattern data storage area (step S622), and sets the variation pattern reception flag. Set (step S623).
[0220]
If the received display control command is a display control command for designating the start prize memory number (step S631), the CPU 75a updates the start prize memory number in the start prize number storage area in the RAM to the number designated by the display control command. (Step S632). Further, the number of start memory display areas 18 whose display colors change in the variable display device 44 is updated (step S633). Further, the value of the synchronous random number counter is incremented by 1 (step S634). The synchronous random number counter is a counter for generating a synchronous random number for determining whether or not to execute continuous notice. In this embodiment, the count value of the synchronous random number counter takes a value in the range of 0 to 126, and when the count value reaches 127, the value is returned to 0.
[0221]
If the received display control command is a display control command for specifying a winning prize (step S635), the CPU 75a increments the value of the synchronous random number counter by 1 (step S636), and reads the count value of the synchronous random number counter. A synchronous random number is extracted (step S637), and a continuous notice is determined (step S638). Even when the received display control command is a reach control designation display control command (step S639), the value of the synchronous random number counter is incremented by 1 (step S640), and the synchronous random number is extracted (step S641). A determination is made (step S642).
[0222]
In addition, when the received display control command is a display control command designated as big win 1 (step S651), the value of the synchronous random number counter is incremented by 1 (step S652), and the synchronous random number is extracted (step S653). The continuous notice is determined (step S654). Further, even when the received display control command is a display control command for designating the big win 2 (step S655), the value of the synchronous random number counter is incremented by 1 (step S656), and the synchronous random number is extracted (step S657). The continuous notice is determined (step S658).
[0223]
If the received command read in step S612 is another display control command, a flag corresponding to the received command is set (step S659).
[0224]
Next, the determination of continuous notice will be described. FIG. 49 is an explanatory diagram showing an example of the relationship between the number of start winning memories and the number of times of continuous notice execution. FIG. 49A shows the relationship between the number of starting prizes stored and the number of consecutive notices executed when a display control command for specifying a winning prize is received, and FIG. 49B receives a display control command for specifying a reach prize. FIG. 49C shows the relationship between the number of start winning memories and the number of times of continuous notice execution when a display control command designating a big hit prize 1 is received. Indicates. FIG. 49D shows the relationship between the number of start winning memories and the number of executions of the continuous notice when the display control command designating the big hit winning 2 is received.
[0225]
As shown in FIG. 49, in this embodiment, when a display control command for specifying a winning prize is received, continuous notice can be executed if the value of the synchronous random number matches 29 or 124 (continuous notice judgment value). When the reach control designation display control command is received, the continuous notice can be executed if the value of the synchronous random number matches 7, 29, 79 or 124 (continuous notice judgment value), and the jackpot prize 1 When a designated display control command is received, continuous notice can be executed if the value of the synchronous random number matches 7 to 27 or 105 to 124 (continuous notice determination value). Then, when the display control command designating the big hit prize 2 is received, the continuous notice can be executed if the value of the synchronous random number matches 3 to 67 or 85 to 124 (continuous notice determination value).
[0226]
FIG. 50 is a flowchart showing an example of a continuous notice determination process executed by the CPU 75a (notice effect determining means) in steps S638, S642, S654, and S658. In the continuous notice determination process, the CPU 75a first determines whether or not the continuous notice is being executed (step S661). Whether or not it is being executed can be determined by a continuous advance notice executing flag that is an internal flag set during execution. If the continuous notice is not being executed, the continuous notice determination table is selected (step S662). The continuous notice determination table is a table in which the information shown in FIG. 34 is set, and when a display control command for specifying an extra prize is received, a table corresponding to the information shown in FIG. 49 (A) is selected. When a reach winning designation display control command is received, a table corresponding to the information shown in FIG. 49B is selected, and when a big win winning 1 designation display control command is received, FIG. 49C is selected. When the table corresponding to the information shown in FIG. 49 is selected and the display control command designating the big win 2 is received, the table corresponding to the information shown in FIG.
[0227]
Then, the CPU 75a checks whether or not the same continuous notice determination value as that of the extracted synchronous random number is set in the continuous notice determination table (step S663). Extract the corresponding execution count from the table. If the number of executions is not 0 (step S664), the CPU 75a (notification effect execution means) executes a notice effect selection process (step S665), and stores the number of executions in an execution number buffer in the RAM (step S666). The notice lottery completed flag is set (step S667).
[0228]
By the above processing, the synchronous random number counter advances each time a display control command for starting winning memory designation, missed prize designation, reach prize designation, jackpot prize 1 designation, jackpot prize 2 designation is received, and missed prize designation. When a display control command for specifying a reach winning prize, a jackpot winning prize 1 designation, or a jackpot winning prize 2 designation is received, a lottery for determining whether or not to perform a continuous notice is executed. When it is determined to perform the continuous notice, the number of executions determined in advance according to the number of start winning memories at that time is determined, and the contents of the continuous notice effect to be executed are determined.
[0229]
As will be described later, when the CPU 75a performs variable display of the special symbol on the variable display device 44 after the non-zero number of executions is determined, the notice effect (continuous) Notice).
[0230]
FIG. 51 is an explanatory diagram of an example of the effect selection table. In this embodiment, an effect selection table 1 that is selected when a display control command for specifying a winning prize is received, an effect selection table 2 that is selected when a display control command for specifying a reach prize is received, and a jackpot winning prize There is an effect selection table 3 that is selected when a display control command of 1 designation is received, and an effect selection table 4 that is selected when a display control command of 2 wins is designated.
[0231]
In this embodiment, a plurality of notice effects with different selection probabilities are set in each effect selection table. For example, when the production selection table 1 is selected, it is decided to execute the notice A with a probability of 80/100, and to decide to execute the notice B with a probability of 20/100. Specifically, for each notice set in each effect selection table, a comparison value to be compared with the extracted value of the random number for determining the continuous notice effect is assigned, for example, according to the selection probability. In this example, the random number for determining the continuous notice effect is a random number in the range of 0 to 99 and is stored in the RAM area of the display control board 75, and is used for determining the continuous notice effect. It is. The random number for determining the continuous notice effect is updated in step S706, for example.
[0232]
FIG. 52 is a flowchart illustrating an example of continuous notice effect selection processing. In the continuous notice effect selection process, the CPU 75a (notice effect selection means) selects an effect selection table to be used from the ROM 75c (notice effect storage means) in accordance with the received display control command (step S665a). Then, the CPU 75a extracts a random number for determining the continuous notice effect, selects any one of the notice effects A to E according to the extracted value, and determines the notice effect to be executed as the continuous notice effect (step S665b).
[0233]
Note that the display control process in the main process for determination at the time of winning is the same as the display control process for all scans at the start (step S705), and a description thereof will be omitted.
[0234]
FIG. 53 is a flowchart showing the entire symbol variation start process (step S802) in the display control process process in the winning determination shown in FIG. In this flowchart, steps S810 to S830 are shown, but steps S816 to S827 are the same as steps S914 to S925 in the flowchart of all symbol variation start processing at the start of all scans, and thus the description thereof is omitted. Steps S810 to S815 and Steps S828 to S830 will be described. In the notice effect setting process, the CPU 75a increments the variation pattern counter by 1 (step S810), and confirms whether or not the continuous notice is being executed (in step S811, sees whether or not the counter value is 0). ). If it is not in execution (if the value of the counter is 0), it is confirmed whether or not the continuous notice lottery flag has been set (step S812). If the continuous notice lottery flag has been set, that is, if it has been decided to perform the continuous notice, the continuous notice lottery flag is reset (step S813), and the contents of the execution number buffer are set in the execution number counter. After that (step S814), a continuous notice execution flag is set (step S815).
[0235]
If it is confirmed in step S811 that continuous notice is being executed (if the counter value is not 0), the CPU 75a decrements the execution number counter (step S828), and if the execution number counter is not 0, the process proceeds to step S816. (Step S829). When the execution number counter reaches 0, it means that the continuous notice for the determined number of executions has already been completed. In this case, after resetting the continuous notice execution flag (step S830), the process proceeds to step S820. If the continuous notice lottery flag is not set in step 812, the process proceeds to step S820. Steps S823 and S824 are executed by the CPU 75a (game effect control means).
[0236]
Note that the symbol variation in-process (step S803) in the display control process is the same as steps S851, S854 to S856, and S861 to S868 (FIG. 36) in the start-up all scans, and thus description thereof is omitted.
[0237]
FIG. 54 is a flowchart showing all symbol stop waiting processing (step S804) in the display control process. In the all symbol stop waiting process, the CPU 75a checks whether or not a display control command (special symbol stop display control command) instructing all symbol stops is received (step S971). If the display control command for instructing stop of all symbols has been received, control is performed to stop the symbol with the stored stop symbol (step S972).
[0238]
When the big hit symbol is not displayed at step S973 (when the loss symbol is displayed), the CPU 75a determines whether or not the variation pattern counter is a predetermined number (step S974), and the predetermined number is reached. If not, it is determined whether or not change pattern mode change is designated (step S975). If the mode change is designated by the variation pattern, it is determined whether or not the continuous notice execution flag in step S815 is ON (step S988). When it is determined that it is ON, the process proceeds to step S977, and when it is determined that it is not ON, it is determined whether or not to change the effect mode by random number lottery (step S989). If it is determined not to change the effect mode, the process proceeds to step S977. If it is determined to change the effect mode, the effect mode is changed (step S990), the variation pattern counter is reset (step S991), and the CPU 75a Data (see FIG. 41) corresponding to the changed effect mode is set in the mode change buffer (step S992). If the mode change is not designated in step S975, the value of the display control process flag is set to a value corresponding to the variation pattern command reception waiting process (step S800) (step S977). As described above, when the continuous notice flag is ON, that is, during continuous notice execution, the effect mode switching means does not switch the present effect mode to another effect mode.
[0239]
On the other hand, if the display control command for designating the stop of all symbols has not been received in step S971, it is confirmed whether the monitoring timer has timed out (step S978). If the timeout has occurred, it is determined that some abnormality has occurred, and control is performed to display an error screen on the variable display device 44 (step S979). Then, control goes to a step S973.
[0240]
When the big hit symbol is displayed in step 973, the CPU 75a executes the processing of steps S980 to S984, and since this processing is the same as the above-described steps S988 to S992, description thereof will be omitted. After executing step S984, the value of the display control process flag is set to a value corresponding to the jackpot display process (step S805) (step S985), the execution number counter is cleared (step S986), and the continuous advance notice execution flag is set. (The flag set in step S815) is reset (step S987). If the variation pattern counter is a predetermined number in step S974, the process proceeds to step S988.
[0241]
Note that the processing in step S986 and step S987 may be executed before the processing in step 980. In other words, it may be possible to change the effect mode immediately after the continuous announcement related to the jackpot is ended by the jackpot display.
[0242]
FIG. 55 is a flowchart showing the jackpot display process (step S805) in the display control process. In the big hit display process, the CPU 75a determines whether or not it is a probable big hit (step S951). For example, the CPU 75a can determine whether or not the probability big hit is based on the confirmed symbol. If it is the probability variation big hit, for example, the CPU 75a performs display control for displaying “probability big hit” on the variable display device 44 (step S952). Specifically, the display instruction of “probability big hit” is notified to the VDP 75d. Then, the VDP 75d creates image data for the indicated display. Also, the image data is synthesized with the background image. If it is not the probable big hit, the CPU 75a performs display control for displaying, for example, “big hit” on the variable display device 44 (step S953). Then, the value of the display control process flag is set to a value corresponding to the big hit game processing (step S806) (step S954).
[0243]
FIG. 56 is a flowchart showing the big hit game processing (step S806) in the display control process. In the big hit game processing, when the CPU 75a receives a big hit end display control command from the main board 31 (step S861), the CPU 75a performs a control for causing the variable display device 44 to display the big hit end (step S862). ), The value of the display control process flag is set to a value corresponding to the variation pattern command reception waiting process (step S800). In the big hit game process, the CPU 75a performs display control of the number of rounds, etc., when receiving a display control command for display before opening the big winning opening or displaying when the big winning opening is opened.
[0244]
Next, an example of the display mode of the notice display performed by the image display unit 160 according to the present embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 57 is a diagram illustrating a display mode (A to D) when the continuous notice display is not performed on the variable display device 44 and a display mode (E to H) when the continuous notice display is performed.
[0245]
First, a display mode in the case where continuous notice display is not performed in the variable display device 44 will be briefly described. When a ball is won in the normal variable winning ball device 58, the display result of the identification information 170 is derived when a predetermined time elapses after the variable display of the identification information 170 is started on the image display unit 160 (FIG. 57A). (FIG. 57B). At this time, “cherry tree and petals” is displayed on the image display unit 160 as the “spring background” 180a in the background of the identification information 170 (FIGS. 57A and 57B). Further, when a ball is won in the normal variable winning ball apparatus 58, the variable display of the identification information 170 is started again (FIG. 57C). At this time, in this embodiment, the variable display of the identification information 170 is changed. Simultaneously with the start, the background changes to “summer background” 180 b and an image of “fireworks” is displayed on the image display unit 160. Then, when the predetermined time has elapsed, the display result based on the identification information 170 is derived again (FIG. 57D). As described above, in the present embodiment, when the continuous notice is not executed, the background changes when the variable display is started by satisfying the condition mode transition condition. When the continuous notice is executed, the background is not changed even when the condition mode transition condition is satisfied, and the continuous notice corresponding to the background when the continuous notice is executed is executed.
[0246]
Then, next, the display mode when the transition condition (predetermined condition) of the effect mode is satisfied during the continuous notice execution will be described. In the ball game machine 1, when a ball wins the normal variable winning ball device 58, a display control command for instructing variable display based on a detection signal from the starting ball detector 60 is sent from the main board 151 to the display control board 75. Sent. When the control command from the main board 151 is received by the display control board 75, the image display unit of the variable display device 44 starts from the state where the identification information 170 is stopped by the CPU 75 a of the display control board 75 based on the display control command. In 160, variable display of the identification information 170 is executed. As described above, when a ball is further won in the normal variable winning ball apparatus 58 while the variable display of the identification information 170 is being executed in the image display unit 160, it is stored that the winning is made in the CPU 151a of the main board 151. That is, the establishment of the start condition that does not satisfy the variable display start condition of the variable display device 44 is stored. The establishment of the start condition stored in the CPU 151a is displayed on the special symbol start storage display 46 so that the number of establishment can be individually specified as shown in FIG. 57 (E). In the case shown in the figure, up to the second item is displayed. This indicates that two balls have been won in the normal variable winning ball device 58 while the variable display of the identification information 170 is being executed. Show.
[0247]
Whether the display result of variable display based on the start condition stored in the start storage means becomes a predetermined specific display result (big hit) or not is determined by the CPU 151a (winning time determination means) of the main board 151, respectively. The start memory is determined. In this description, it is assumed that the display result of variable display based on the second (second) special symbol start memory display 46 from the left is a big hit. As described above, during execution of variable display of the identification information 170, the normal variable winning ball device 58 wins a ball and the starting condition is stored, and the display result of the variable display based on one of the stored starting conditions is the winning prize. When it is determined by the time determination means that the specific display result is obtained, as shown below, the CPU 75a (notification effect executing means) of the display control board 75 generates a continuous notice for performing a predetermined notice effect over a plurality of variable displays. Executed.
[0248]
As described above, the display result of the variable display based on the second special symbol start memory display 46 is determined to be the special display result by the winning time determination means, and as shown in FIG. When the variable display based on the special symbol start memory display 46 is executed, a notice display 200c is displayed. At this time, “Moon” is displayed on the image display unit 160 as “Autumn background” 180c, and an image of “Tsunami dumpling” is displayed as the notice display 200c.
[0249]
When a predetermined time has elapsed after the “autumn background” 180c by the “moon” image and the notice display 200c by the “moon moon dumpling” image are displayed, as shown in FIG. 57 (F), the left, middle, and right Identification information 170 is displayed on the variable display section. Since the start memory in this case is determined that the display result of the variable display does not become a big hit, the display result is an out-of-order display result as shown in FIG. It should be noted that the image of “Tsunami Dango” displayed as the notice display 200c disappears at the same time as the identification information 170 is displayed.
[0250]
As described above, when a predetermined time elapses after the display result related to the variable display for which the first notice has been made among the continuous notices is displayed, the image display of the variable display device 44 is performed as shown in FIG. The variable display of the identification information 170 is executed again by the unit 160. Since this variable display is based on the special symbol start memory display 46 displayed at the left end of the two special symbol instruction memory displays 46 displayed, the special symbol start memory display is displayed simultaneously with the start of the variable display. The display of 46 is reduced to one as shown in FIG.
[0251]
At this time, the variable display of the identification information 170 is executed, so that the transition condition of the effect mode is satisfied. In this case, since the continuous notice is executed, the background does not change, and the background In this case, “Moon” is continuously displayed on the image display unit 160 as the “Autumn background” 180c, and the image of “Tsunami dumpling” is displayed again as the notice display 200c.
[0252]
When a predetermined time elapses after the variable display is executed, the identification information 170 is displayed on the left, middle, and right variable display sections as shown in FIG. Since the start memory in this case is determined that the display result of the variable display is a big hit, the display result is a win display result as shown in FIG. A winning display 210 is displayed. It should be noted that the image of “Tsunami Dango” displayed as the notice display 200c disappears at the same time as the identification information 170 is displayed.
[0253]
As described above, when continuous notice is executed, the background does not change even if the condition mode transition condition is satisfied, and the continuous notice corresponding to the background when the continuous notice is executed is executed. Is done.
[0254]
If the continuous notice is not executed, the production mode will change as the four seasons change, such as “Spring”, “Summer”, “Autumn”, “Winter”, and the same season will be displayed continuously. It will not be done. That is, the effect mode switching means does not switch to the same effect mode as the currently selected effect mode.
[0255]
Here, a plurality of effect modes as backgrounds representing the seasons are stored in the ROM 75c (effect mode storage means) of the display control board 75, and based on the end of variable display (satisfaction of predetermined conditions; step S972). The display control board 75 is switched by a CPU 75a (effect mode switching means). The background image changes as described above by controlling the game effect by the CPU 75a (game effect control means) of the display control board 75 based on the switched effect mode. The effect mode may be switched by the effect mode switching means based on the start of variable display. The background representing each season, the identification information, the variation pattern of the identification information, and the like are stored in the effect mode storage means as data used to determine the effect of variable display.
[0256]
In addition, the effect mode of the notice effect performed by the notice display 200c by the above-mentioned “Tsukimi Dango” is stored in the CPU 75a (notice effect storage means) of the display control board 75. In the above-described embodiment, the display of the image of “Tsukimi Dango” 200c is shown as the notice display corresponding to the “autumn background” 180c, but the notice display corresponding to the “spring background” 180a is “ “Mosquito trapping incense stick” or the like is set as a notice display corresponding to “Sakura Petal” and “Summer background” 180b, and a plurality of effect forms of these notice effects are displayed in the CPU 75a (notice effect storage means) of the display control board 75 for each effect mode. It may be memorized.
[0257]
Further, in the present embodiment, as described above, the background changes (selects the effect mode) every time the variable display based on the start-up memory is executed (the predetermined condition is satisfied). For example, the background may be changed when 50 times of variable display is executed, or the background may be changed when a predetermined variation pattern such as reach is executed.
[0258]
Further, in the above-described embodiment, when the season background is switched in the image display unit 160, the already displayed background gradually disappears, and a new background is displayed while performing so-called fade-out. As the direction of this fade-out, those that fade out from the top to the bottom of the image display unit 160, those that fade out from the bottom to the top, those that fade out from the left side to the right side, and from the right side to the left side The one that fades out, the one that fades out from the center toward the outside, the one that fades out from the outside toward the center, etc. The direction of these fade-outs is determined by random number extraction using a dedicated table, is different depending on the number of start memory displays, and is not included when the start memory display includes a winning one. It can be different from time to time, a difference in the variation pattern of the identification information 170, for example, when the reach display is performed and when it is not performed, and different depending on the type of the currently displayed background.
[0259]
As described above, the ball game machine 1 according to the embodiment has been described in detail. In the present embodiment, variable display means (variable display device 44) that can variably display identification information that can be individually identified is provided in advance. When the specified variable display start condition is satisfied and then the variable information display starts based on the variable display start condition being satisfied, and the variable information display result of the identification information becomes the specific display result. In the ball game machine 1 that can be controlled to a specific gaming state that is advantageous to the player, the data used for determining the variable display effect, and a plurality of effect modes with different variable display effects determined. Effect mode storage means for storing (ROM 75c of game control board 75) and a plurality of effect modes stored in the effect mode storage means from the current effect mode based on the establishment of a predetermined condition. Effect mode switching means (CPU 75a of game control board 75, steps S952, 959) for switching the effect mode to be used from the current effect mode to another effect mode, and the effect mode switched by the effect mode switching means. Game effect control means (CPU 75a of game control board 75, steps S913, S918) for controlling the corresponding variable display effect, and when the start condition is satisfied, the display result of the variable display based on the start condition is the specified Numerical data extraction means (CPU 151a, RAM 151b, step S113 of the main board 151) for extracting numerical data used for determining whether or not a display result is obtained, and the start condition is satisfied, but the start condition is not yet satisfied Start storage means (main substrate 15 for storing numerical data corresponding to the start condition) CPU 151a, step S113), and whether the numerical data stored in the start storage means is the specific display result before the start condition based on the establishment of the start condition that caused the extraction is established. A pre-determining unit (CPU 151a of the main board 151, step S128) for executing a pre-determination process for determining whether or not a predetermined display result is determined by the pre-determining unit, a plurality of variable displays are performed. A notice effect determining means (CPU 151a of the main board 151, step S147) for determining whether or not to execute a continuous notice for performing a predetermined notice effect, and a notice for storing a plurality of effect modes of the continuous notice for each effect mode. It is determined that the continuous notice is executed by the effect storage means (ROM 75c of the game control board 75) and the notice effect determination means. A notice effect for selecting the effect mode corresponding to the effect mode switched by the effect mode switching means from among the plurality of continuous notice modes stored in the notice effect storage means corresponding to the effect mode. Selection means (CPU 75a of game control board 75, step S914) and notice effect execution means for executing the continuous notice based on the effect mode selected by the notice effect selection means (CPU 75a of game control board 75, step S854) The effect mode switching means is a switching restriction means (display control board) for restricting switching from the current effect mode to another effect mode even if the predetermined condition is satisfied during execution of the continuous notice. 75 CPU 75a, steps S950 and S957), the transition condition of the production mode during the execution of the continuous notice Even if is established, there is a discrepancy between the effect mode of the continuous notice and the effect mode of the effect mode because the continuous notice is executed according to the effect mode currently being executed without changing the effect mode. It does not occur, and it is possible to produce a unified production without any sense of incongruity as a whole.
[0260]
Further, in the present embodiment, the prior determination unit does not execute the prior determination process during execution of the continuous notice (when N in Step S123 (when the notice number counter is not 0), Step S126). To prevent execution of S131), the big hit determination control is not performed during the execution of the continuous notice, so that the processing load for the control on the control board can be reduced. The speed can be increased and the control circuit can be simplified.
[0261]
Further, in the present embodiment, when the variable display start condition is satisfied, the pre-start determination process for determining whether the display result of the variable display started based on the start condition is the specific display result And a pre-start determination process and the pre-determination process are configured by a common processing module (big hit determination table: FIG. 14). Thus, the amount of program when the pre-start determination unit and the pre-determination unit are provided can be reduced, and the cost can be reduced.
[0262]
In the present embodiment, the start storage means stores the numerical data in the order in which the start conditions are established, and the preliminary determination process stores the numerical data stored in the start storage means. The determination is performed in accordance with the order (CPU 151a of main board 151, steps S126 to S131), and when it is determined that a specific display result is obtained, a function (CPU 151a of main board 151) that does not perform determination on numerical data stored thereafter. , Step S129), once the big hit is determined, it is not necessary to determine whether or not it is a big hit after that, thereby reducing the processing load for control on the control board. The processing speed can be increased, the control circuit can be simplified, and the like.
[0263]
Further, in the present embodiment, the predetermined condition is established when it is determined that the specific variable display is executed in the variable display device, so that the variable display according to the predetermined aspect is executed. Since the mode is changed (CPU 75a of display control board 75, steps S952, S959), the player can easily recognize that the effect mode has been changed, thereby improving the interest of the game. Can do.
[0264]
In the present embodiment, the predetermined condition is satisfied when a predetermined number of variable displays are executed in the variable display device, so that the rendering mode is changed every time the predetermined number of variable displays are executed. (CPU 75a of display control board 75, steps S952 and S959) Since the production mode is periodically changed, the player can have an expectation for the execution of the variable display and is not bored with the game.
[0265]
Further, in the present embodiment, the effect mode switching means is a function that does not switch to the same effect mode as the currently selected effect mode when the effect mode is switched based on the establishment of the predetermined condition ( By having the CPU 75a of the display control board 75 and steps S952 and S959), the same production mode is not continuously selected, and a variety of productions can be executed, and the player gets bored with the production. There is no end.
[0266]
In the above-described embodiment, even if a predetermined condition for switching from the current effect mode to another effect mode is satisfied, the current effect mode is switched to another effect mode during the continuous notice. Not shown, but not limited to this, remember the predetermined conditions established during the execution of the continuous notice, unconditionally when the continuous notice ends, or after the continuous notice ends When a certain condition is established, the current effect mode may be switched to another effect mode based on the stored predetermined condition.
[0267]
As a specific process, first, all the scans at the start will be described. In the all symbol stop waiting process of FIG. 37, when the continuous notice flag is ON in steps S950 and S957, the predetermined condition established is satisfied. After storing, the process proceeds to the next step, and when the continuous advance notice flag is not ON, the process proceeds to the next step after resetting the storage of the predetermined condition. In step S945, if the variation pattern does not specify the change of the effect mode, a process for determining whether or not the continuous notice flag is ON as in step S950 is performed, and the continuous notice flag is ON. If YES, the process proceeds directly to step S946. When the continuous advance notice flag is not ON, the above-described process for determining whether or not there is a stored predetermined condition is performed. If the predetermined condition is not stored, the process directly proceeds to step S946. If there is a storage of the predetermined condition, after resetting the storage of the predetermined condition, the same processing as in steps S958 to S961 is performed, and then the process proceeds to step S946.
[0268]
Next, the winning time determination will be described. In the all symbol stop waiting process of FIG. 54, if the continuous notice execution flag is ON in step S980 and step S988, the next step is executed after storing the established predetermined condition. If the continuous advance notice flag is not ON, the process proceeds to the next step after resetting the storage of the predetermined condition. In step S975, if the variation pattern does not specify a change in the effect mode, a process for determining whether or not the continuous notice execution flag is ON as in step S988 is performed, and the continuous notice execution flag is set. If is ON, the process directly proceeds to step S977. When the continuous advance notice execution flag is not ON, the above-described process for determining whether or not there is a stored predetermined condition is performed. If the predetermined condition is not stored, the process directly proceeds to step S977. If there is a storage of the predetermined condition, the storage of the predetermined condition is reset, the same processing as in Steps S989 to S992 is performed, and then the process proceeds to Step S977.
[0269]
By performing the process as described above, if a predetermined condition for switching from the current production mode to another production mode is satisfied during execution of the continuous notice, the current production mode is changed to another production mode until the continuous notice ends. However, since the current effect mode is switched to another effect mode after the continuous notice is finished, the effect display can be changed, and the effect of the effect can be improved.
[0270]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, in the invention of claim 1, even if the transition condition of the effect mode is satisfied during execution of the continuous notice, the effect mode is currently executed without changing. Since the continuous notice is executed according to the production mode, there is no inconsistency between the production mode of the continuous notice and the production mode of the production mode, and a unified production without any sense of incongruity can be performed as a whole.
[0272]
[0273]
[0274]
[0275]
[0276]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a ball game machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing a game board.
FIG. 3 is an explanatory view showing each board provided on the back surface of the ball game machine.
FIG. 4 is a block diagram showing the relationship between the main board, various control boards, and electrical components.
FIG. 5 is a flowchart showing a main process executed by the main board.
FIG. 6 is a flowchart showing a 2 ms timer interrupt process.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing each random number.
FIG. 8 is a flowchart illustrating an example of a special symbol process processing program executed by a CPU 151a.
FIG. 9 is an explanatory diagram showing an example of a variation pattern used in this embodiment.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing an example of a big hit time variation pattern type selection table and an example of a loss variation pattern type selection table.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing an example of each variation pattern type table.
FIG. 12 is a flowchart showing a start port switch passing process.
FIG. 13 is an explanatory diagram showing an example of a jackpot determination table used in the jackpot determination module and an example of a reach determination table used in the reach determination module.
FIG. 14 is a flowchart showing a big hit determination module.
FIG. 15 is a flowchart illustrating a reach determination module.
FIG. 16 is a flowchart showing a special symbol normal process in the special symbol process.
FIG. 17 is a flowchart showing a notice setting process in a special symbol normal process.
FIG. 18 is a flowchart showing a special symbol stop symbol setting process in a special symbol process.
FIG. 19 is a flowchart showing a variation pattern setting process in the special symbol process.
FIG. 20 is a flowchart showing a change pattern type table selection process at the time of notice.
FIG. 21 is a flowchart showing a big hit hour variation pattern type table selection process;
FIG. 22 is a flowchart showing a variation pattern type table selection process at the time of loss.
FIG. 23 is a flowchart showing a storage process in a 2 ms timer interrupt process.
FIG. 24 is an explanatory diagram showing an example of contents of an effect control command sent to the display control board.
FIG. 25 is a flowchart illustrating main processing executed by a CPU 75a.
FIG. 26 is a flowchart showing timer interrupt processing.
FIG. 27 is an explanatory diagram showing a configuration example of a command reception buffer for storing display control commands received from the main board.
FIG. 28 is a flowchart illustrating a specific example of command analysis processing.
FIG. 29 is an explanatory diagram showing an example of a range of count values of an effect means determination counter that is one of the advance random number counters.
FIG. 30 is an explanatory diagram showing an example of a method for selecting effect means based on a random number for determining effect means.
FIG. 31 is an explanatory diagram showing an example of a method for selecting a production mode of a notice effect based on a received variation pattern command.
FIG. 32 is a flowchart showing display control process processing in main processing;
FIG. 33 is an explanatory diagram showing a configuration example of process data set for each variation pattern table.
FIG. 34 is a flowchart showing a variation pattern command reception waiting process in the effect control process.
FIG. 35 is a flowchart showing a total symbol variation start process in the effect control process.
FIG. 36 is a flowchart showing a process during symbol variation in the effect control process.
FIG. 37 is a flowchart showing all symbol stop waiting processing in display control process processing;
FIG. 38 is an explanatory diagram showing an example of sound number data output from the display control board to the sound effect control board.
FIG. 39 is a conceptual diagram showing an outline of the present embodiment.
FIG. 40 is a part of a flowchart showing another embodiment of the advance notice setting process;
FIG. 41 is a table showing numerical values of data corresponding to each effect mode.
FIG. 42 is an explanatory diagram showing each random number.
FIG. 43 is a flowchart showing start port switch passing processing in determination at the time of winning a prize.
FIG. 44 is an explanatory diagram showing an example of a jackpot determination table used in the jackpot determination module and an example of a reach determination table used in the reach determination module.
FIG. 45 is a flowchart showing a stop symbol setting process.
FIG. 46 is an explanatory diagram showing an example of the content of a display control command sent to the display control board.
FIG. 47 is a flowchart illustrating a specific example of command analysis processing;
FIG. 48 is a flowchart illustrating a specific example of command analysis processing;
FIG. 49 is an explanatory diagram showing an example of a relationship between the number of start winning memories and the number of times of continuous notice execution.
FIG. 50 is a flowchart showing an example of continuous notice determination processing executed in steps S638, S642, S654, and S658.
FIG. 51 is an explanatory diagram showing an example of an effect selection table.
FIG. 52 is a flowchart showing an example of continuous notice effect selection processing.
FIG. 53 is a flowchart showing all symbol variation start processing in display control process processing in winning determination.
FIG. 54 is a flowchart showing all symbol stop waiting processing in display control process processing;
FIG. 55 is a flowchart showing jackpot display processing in display control process processing;
FIG. 56 is a flowchart showing big hit game processing in display control process processing;
FIG. 57 is a diagram showing a display mode of a notice display executed by the variable display device.
[Explanation of symbols]
1 Ball game machine (game machine)
44 Variable display device
75 display control board (effect mode storage means, effect mode switching means, game effect control means, notice effect execution means, notice effect storage means, notice effect selection means, switching restriction means)
75a CPU
75b RAM
75c ROM
151 Main board (game control means, prior judgment means, numerical data extraction means, start-up storage means, notice effect determination means)
151a CPU

Claims (1)

各々が識別可能な識別情報を可変表示可能な可変表示手段を備え、予め定められている可変表示の始動条件が成立した後、可変表示の開始条件の成立にもとづいて識別情報の可変表示を開始し、当該識別情報の可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能となる遊技機において、
遊技制御プログラムに基づいて遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
該遊技制御手段が送信するコマンドに基づいて前記可変表示手段を制御する演出制御手段と、を備え、
前記遊技制御手段は、
前記特定表示結果とするか否かの判定に用いられる判定用数値データを更新する特定判定用数値データ更新手段と、
リーチ状態を成立させるか否かの判定に用いられる判定用数値データを更新するリーチ判定用数値データ更新手段と、
前記始動条件の成立時に前記判定用数値データを各々抽出して所定の記憶領域に格納するデータ抽出格納手段と、
前記始動条件が成立したときに、当該始動条件の成立時に前記データ抽出格納手段により抽出された前記判定用数値データに基づいて可変表示の表示結果を前記特定表示結果とするか否か及び、リーチ状態が成立するか否かを判定する始動時判定処理を実行する始動時判定手段と、
前記開始条件が成立したときに、前記記憶領域に格納される前記判定用数値データを読み出し、読み出した当該判定用数値データに基づいて可変表示の表示結果を前記特定表示結果とするか否かを判定する開始前判定処理を実行する開始前判定手段と、
前記始動条件が成立したときに、前記始動時判定手段による判定結果を特定可能な判定結果コマンドと、前記始動条件が成立したが未だ開始されていない識別情報の可変表示の回数である始動記憶数を特定可能な始動記憶数コマンドと、を前記演出制御手段に送信するコマンド送信手段と、を備え、
前記演出制御手段は、
可変表示の演出を決定するために用いるデータであって、決定される可変表示の演出が異なる複数の演出モードを記憶する演出モード記憶手段と、
所定条件の成立に基づいて現在の演出モードから前記演出モード記憶手段に記憶された複数の演出モードのうちより使用する演出モードを現在の演出モードから他の演出モードに切換える演出モード切換手段と、
前記開始条件が成立したことに基づいて前記演出モード切換手段によって切換えられた演出モードに対応した識別情報の可変表示を実行する可変表示実行手段と、
前記コマンド送信手段から受信した前記判定結果コマンドがリーチ状態が成立する旨を示すときに、複数回の可変表示に亘ってリーチ状態が成立することを予告する連続予告を実行するか否かを、当該リーチ状態が成立する可変表示の開始条件が成立する以前に決定する連続予告決定手段と、
前記始動記憶数コマンドに基づいて前記始動記憶数を表示する始動記憶数表示手段の制御を行う始動記憶数表示制御手段と、
前記連続予告の予告態様を前記演出モード毎に複数記憶する予告態様記憶手段と、
前記連続予告決定手段によって連続予告を実行する旨の決定がされたときに、前記予告態様記憶手段に記憶された前記複数の予告態様のうちから前記演出モード切換手段によって切換えられた演出モードに対応した予告態様を選択する予告態様選択手段と、
前記予告態様選択手段によって選択された予告態様に基づいて前記連続予告を実行する連続予告実行手段と、を備え、
前記演出モード切換手段は、前記連続予告の実行中に前記所定条件が成立しても、現在の演出モードから他の演出モードに切換えることを規制する切換規制手段を含むことを特徴とする遊技機。
Each has variable display means that can variably display identification information that can be identified. After a predetermined variable display start condition is satisfied, variable information display is started based on the satisfaction of the variable display start condition. In the gaming machine that can be controlled to a specific gaming state advantageous to the player when the display result of the variable display of the identification information becomes the specific display result,
Game control means for controlling the progress of the game based on the game control program;
Production control means for controlling the variable display means based on a command transmitted by the game control means,
The game control means includes
Specific determination numerical data updating means for updating determination numerical data used for determining whether or not to obtain the specific display result;
Reach determination numerical data update means for updating determination numerical data used to determine whether or not the reach state is established;
Data extraction and storage means for extracting each of the determination numerical data and storing them in a predetermined storage area when the start condition is satisfied;
When the start condition is satisfied, and whether the said specific display result display result of the variable display based on the determination numerical data extracted by the data extracting storage means holds, the start-up conditions, reach A start time determination means for executing a start time determination process for determining whether or not the state is established;
When the start condition is satisfied, the determination numerical data stored in the storage area is read out, and whether or not the variable display result is set as the specific display result based on the read determination numerical data. A pre-start determination means for executing a pre-start determination process;
A determination result command that can specify a determination result by the start-time determination means when the start condition is satisfied, and a start memory number that is the number of variable displays of identification information that has been satisfied but the start condition is not yet started And a command transmission means for transmitting the start memory number command capable of specifying to the effect control means,
The production control means includes
Effect mode storage means for storing a plurality of effect modes, which are data used for determining the effect of variable display, wherein the determined effects of variable display are different;
Effect mode switching means for switching from the current effect mode to another effect mode among the plurality of effect modes stored in the effect mode storage means from the current effect mode based on establishment of the predetermined condition;
Variable display executing means for executing variable display of identification information corresponding to the effect mode switched by the effect mode switching means based on the establishment of the start condition;
Whether or not to execute a continuous notice for notifying that the reach state is established over a plurality of variable displays when the determination result command received from the command transmission means indicates that the reach state is established. Continuous notice determination means that is determined before the variable display start condition for establishing the reach state is established;
Start memory number display control means for controlling the start memory number display means for displaying the start memory number based on the start memory number command;
Notice mode storage means for storing a plurality of notice modes of the continuous notice for each effect mode;
Corresponding to the effect mode switched by the effect mode switching means from among the plurality of notice modes stored in the notice mode storage means when the continuous notice determination means determines to execute the continuous notice. A notification mode selection means for selecting the notification mode,
Continuous notice executing means for executing the continuous notice based on the notice mode selected by the notice mode selecting means,
The effect mode switching means includes a switching restriction means for restricting switching from the current effect mode to another effect mode even if the predetermined condition is satisfied during the execution of the continuous notice. .
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