JP4417347B2 - 既設流雪溝における投雪口の構築方法 - Google Patents

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本発明は、既設の流雪溝に投雪口を新規に構築するための構築方法に関する。
流雪溝を構築する際には、コンクリートを用いて定尺に成型された流雪溝部材を多数連結して構築する。
この構築の際、流雪溝に雪を投入するための投雪口が設けられるが、この投雪口は前記流雪溝部材にあらかじめ一体成型され、この投雪口が一体成型された流雪溝部材を必要な部位に連結することで、投雪口を有した流雪溝が構築される。
ところで、例えば、家屋や道路等の生活施設が新たに建設された場合、既設の流雪溝における投雪口以外に、前記生活施設に適した部位に投雪口を新規に配設する必要性が生じることがある。
この場合、新規な投雪口を設ける部位の流雪溝後部材を切断して取り除き、当該流雪溝部材と投雪口が一体に設けられた流雪溝部材に交換することで、投雪口を新規に配設している。
しかしながら、前記の投雪口を配設する方法では、取り除いた流雪溝部材を産業廃棄物として処理する必要があり、特に、大型の流雪溝部材では、その産業廃棄物とする処理コストの負担が大きいものである。
又、前記大型の流雪溝部材を取り除く作業においては、当該流雪溝部材周りを作業者が作業可能な程度に全て掘り返す作業や流雪溝部材を切断する作業、に対して相当数の作業者を要し、場合によっては、重機を用いて切断した流雪溝部材を取り除くとともに、投雪口が設けられた流雪溝部材を埋設する作業が必要になるため、作業時間が長い上に、前記の作業に要するコストも相当に高くなっている。
更には、流雪溝付近に、上下水道管、ガス管、通信ケーブル等の各種設備が埋設されている場合、前記重機の使用が不可能であったり、前記各種設備を破損させてしまったり等が発生することもあるので、この各種設備に対して破損させないように十分な注意を払って作業を行わなければならず、このような状況における作業でも相当な作業時間を要している。
すなわち、流雪溝に対して新たに投雪口を配設する際における、作業時間や作業及び処理に要する各種コストの低減が求められている。
尚、本発明に関連する先行技術文献については、本出願人の知り得る範囲において存在しない。
本発明は、流雪溝に対して新たに配設される投雪口の配設場所を選ばず、しかも作業時間や作業及び処理に要する各種コストの低減を課題とし、この課題を解決した既設流雪溝における投雪口の構築方法の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明が採用した第1発明は、既設の流雪溝の上面に開口部を開口し、当該開口部に対して、この開口部と地面とを連通する投雪口部材を連結して、既設の流雪溝に投雪口を構築する方法にしたことである。
又、開口部の開口による流雪溝の開口部周りの強度の低下を防止するという観点から、第2発明のように、前記開口部周りに当該開口部縁を補強する補強部材を固着し、当該補強部材を介して投雪口部材を連結することが好ましい。
又、流雪溝の埋設場所により地面から流雪溝の上面までの深さが異なるため、前記投雪口部材の長さを埋設場所ごとに調整する必要がある。
この場合、あらかじめ投雪口部材を長めに成型し、現場において適宜長さに切断して地面から流雪溝の上面までの深さに対応する方法も採用できるが、切断後に残る中途半端な長さの投雪口部材を産業廃棄物として廃棄処理せざるを得ない。
そのため、産業廃棄物の発生を抑制するという観点から、第3発明のように、投雪口部材の高さを定尺とし、当該投雪部材の下側にスペーサーを一個又は複数個介在させて高さの調整を行うことが好適である。
この場合、高さの異なる数種類のスペーサーを用意し、その数種類のスペーサーを組み合わせることによって、広い範囲での調整が期待できる。
本発明の既設流雪溝における投雪口の構築方法によれば、下記の優れた効果が期待できる。
第1発明によれば、流雪溝に対して新たに配設される投雪口の配設場所を選ばず、しかも作業時間や作業及び処理に要する各種コストの低減を実現した既設流雪溝における投雪口の構築方法を提供できる。
又、第2発明によれば、開口部の開口による流雪溝の開口部周りの強度の低下を防止できる。
又、第3発明によれば、産業廃棄物の発生を抑制できる。
以下、本発明に係る既設流雪溝における投雪口の構築方法を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
本形態における構築方法により、図1及び図2に示す構造の既設の流雪溝1の上面に投雪口2が構築される。
ここで、図1及び図2に示す構造の流雪溝1を説明する。
前記流雪溝1は、図面上断面略四角形状の管状に成型された鉄筋コンクリート製のものであり、定尺とする流雪溝本体11を複数連結して目的距離の流雪溝1に構成されて、地中に埋設されている。
又、流雪溝1の上面に構築された投雪口2は、流雪溝1の上面に開口された開口部12の周縁に載置固定された補強部材21と、当該補強部材21の上面に載置固定されたスペーサー22と、当該スペーサー22の上面に載置固定された投雪口本体23と、当該投雪口本体23の投雪口部23Aを開閉する開閉蓋24とから構成された投雪口部材2Aを流雪溝1の上面に載置固着することで構成されている。
前記投雪口部23Aから前記開口部12に亘って、平面視同形状の前記連通空間S1〜S3(図面上四角形)によって連通状にされており、投雪口部23Aから投入された雪が流雪溝1内に至るようにされている。
前記補強部材21は、平面視四角形状の環状体に成型された鉄筋コンクリート製のものであり、前記流雪溝1の上面に対して、前記開口部12を囲むとともに、当該開口部12と連通空間S3とが正対するように載置して固着されている。
又、補強部材21は、その補強機能を確保するために、平面視において前記スペーサー22と投雪口本体23よりも大きく成型されている。
前記スペーサー22は、平面視四角形状の環状体に成型された鉄筋コンクリート製のものであり、前記補強部材21の上面に対して、前記連通空間S3を囲むとともに、当該連通空間S3とスペーサー22の連通空間S2とが正対するように載置して固着されている。
尚、本形態では、スペーサーを一個使用した構造で例示しているが、地面から流雪溝の上面までの深さに応じてその使用個数を増やしたり、不使用にしたり、更には、異なる厚みのスペーサーを使用しても良い。
前記投雪口本体23は、平面視四角形状の環状体に成型された鉄筋コンクリート製のものであり、前記スペーサー22の上面に対して、前記連通空間S2を囲むとともに、当該連通空間S2と投雪口本体23の連通空間S1とが正対するように載置して固着されている。
又、前記投雪口部23Aは、連通空間S1の上端に、当該連通空間S1よりも平面視において一回り大きい嵌合凹部S1'が形成されており、当該嵌合凹部S1'に前記開閉蓋24を嵌合することによって、投雪口部23Aを塞ぐようにしている。
又、前記嵌合凹部S1'の深さは、前記開閉蓋24の厚みと略同等であり、当該開閉蓋24により塞がれた状態では、当該開閉蓋24の上面と地面Gとが同面となるようにされている。
前記開閉蓋24は、前記嵌合凹部S1'に適合する平面形状とする平板状に成型され、例えば、コンクリート成型品、金属成型品である。
尚、前記流雪溝、補強部材、スペーサー、投雪口本体の各部の固着の方法については、例えば、前記各部同士に亘って連結金具をあてがい、この連結金具をアンカーボルトで各部同士に固定することによって固着する方法、各部同士を接着剤により固着する方法等、コンクリート同士を固着する周知の方法が挙げられる。
以下、本形態の既設流雪溝における投雪口の構築方法を図3(a)乃至図3(e)に記載の工程図に基づいて説明する。
第1工程(図3(a)):投雪口2を配設する部位の地面Gを掘り上げて地中の流雪溝1を露出させる。
第2工程(図3(b)):露出した流雪溝1の上面を目的の大きさの開口部12をコンクリートカッター等の切断工具を用いて開口する。
このとき、開口部12の切断面には、鉄筋が露出しているので、この鉄筋の酸化を防止するために、前記切断面にポリマーセメントペーストやポリマーセメントモルタル等の塗布剤を塗布する。
第3工程(図3(c)):流雪溝1の上面に対して補強部材21を、前記開口部12を囲むとともに、当該開口部12と連通空間S3とを正対させて載置固着する。
第4工程(図3(d)):補強部材21の上面に対して、地面Gから補強部材21までの深さに応じて最適な厚さ又は個数のスペーサー22を、前記連通空間S3を囲むとともに、当該連通空間S3とスペーサー22の連通空間S2とを正対させて載置固着する。
第5工程(図3(e)):スペーサー22の上面に対して投雪口本体23を、前記連通空間S2を囲むとともに、当該連通空間S2と投雪口本体23の連通空間S1とを正対させて載置固着する。
そして、投雪口本体23の嵌合凹部S1'に開閉蓋24を嵌合し、地面Gを埋め戻すことにより、図1に示すような投雪口2が構築される。
本形態における既設流雪溝における投雪口の構築方法によれば、投雪口2を構築する部位の地面Gを掘り上げれば、投雪口2の構築作業が行える。
又、投雪口2の構築する作業において、生じる産業廃棄物となるものが、開口部12を開口した際に流雪溝1が切断されて生じるコンクリート廃材のみである。
そして、連通空間S1〜S3が開口部12と正対するように、補強部材21、スペーサー22、投雪口本体23を順に載置固着し、開閉蓋24を嵌合し、地面Gを埋め戻すことで投雪口2が構築できる。
又、厚みの異なるスペーサーを使用したり、スペーサーの個数を増減したりすることで、投雪口2の高さを高低調節できる。
したがって、流雪溝1に対して新たに配設される投雪口2の配設場所を選ばず、しかも作業時間や作業及び処理に要する各種コストの低減を実現した既設流雪溝における投雪口の構築方法を提供できる。
そして、前記方法で構築された投雪口2によれば、従来の流雪溝部材と一体形成された投雪口と同様に流雪溝に雪を投入できるし、仮に投雪口部23Aが破損しても、投雪口本体23を交換することができる。
しかも、前記投雪口2は、各種コストが低減されて構成したものであるので、極めて安価に提供することができる。
なお、本発明は、例示した実施の形態に限定するものでは無く、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。
例えば、例示した形態の投雪口部材は分割形態のものであるが、全て一体とした形態、あるいは、補強部材あるいは投雪口本体のみを分割した形態としたものでも良い。
本発明の投雪口の構築方法で構築された投雪口の一例を示す切欠正面図。 図1の分解斜視図。 本発明に係る投雪口の構築方法の工程図で模式的に示す。
符号の説明
1:流雪溝
2:投雪口
2A:投雪口部材
G:地面
12:開口部
21:補強部材
22:スペーサー
23:投雪口本体
S1:連通空間
S2:連通空間
S3:連通空間

Claims (3)

  1. 既設の流雪溝の上面に開口部を開口し、当該開口部に対して、この開口部と地面とを連通する投雪口部材を連結して、既設の流雪溝に投雪口を構築する既設流雪溝における投雪口の構築方法。
  2. 前記開口部周りに当該開口部縁を補強する補強部材を固着し、当該補強部材を介して投雪口部材を連結する請求項1に記載の既設流雪溝における投雪口の構築方法。
  3. 投雪口部材の高さを定尺とし、当該投雪部材の下側にスペーサーを一個又は複数個介在させて高さの調整を行う請求項1または請求項2に記載の既設流雪溝における投雪口の構築方法。
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