JP4415687B2 - バルコニー等の外部床の壁際の排水構造 - Google Patents

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この発明は、建物本体の外側に張り出して設けられるバルコニー等の外部床の壁際の排水構造に関する。
バルコニー等の外部床の構造としては、建物本体の外壁と一体となった本体型のものと、建物本体とは別体で、腕木などによって、建物本体に付帯的に取り付けられる付帯型のものとがある。
一般的に、建物一体型のものでは、バルコニーと外壁との間は隙間無く施工され、壁際から軒裏に水が漏れ出ることはない。
しかしながら、付帯型の構造ではバルコニー等の外部の床と建物本体の外壁面とは構造的に切り離されているから、この部分の隙間に何らかの原因で水が入ると、その水がバルコニー床の軒裏天井から落ちることになる。
従来、付帯型のバルコニーでは、壁際から雨水が漏れるのは場合によっては已むを得ないこととして、許容しているのが現状である。しかし、居住者の立場からは必ずしも理解できるものとは言い難く、乾式構造による優れた防水施工が求められている。
他方、下記の特許文献1,2には、防水鋼板からなる防水パンの壁側の側壁と建物本体との隙間を、建物本体の外壁から突出させた水切りカバーで覆うとともに、その水切りカバー先端下方のバルコニー床の面に排水溝を設けることが開示されている。
特開平5−44246号公報 特開2002−194859号公報
上記特許文献に記載された発明は、水切りカバーで前記隙間への雨水などの侵入を防ぎながら、水切りカバーの上面を伝って流れる水をバルコニー床面の溝へ流して、その溝から竪樋などへ排出するものである。
しかしながら、この従来の構造は、水切りカバーがバルコニー床の溝より上方にある場合を前提とするものであり、上方からではなくバルコニー床と外壁面との隙間へ直接漏れ出た水は、溝へ流すことは出来ない。
すなわち、パネル構造の外壁では、外壁パネル間の縦目地部のシールを雨水が通過して裏側へ侵入することがある。このような浸入水は、その下方の横目地部に設けた水切材で受けて、その横目地部から外部へ排出するようにしているが、その横目地部が前記溝よりも低い位置にあると、その溝へ流すことは不可能である。
特に、例えば2階のバルコニー床は、その壁側の端部が、1階の外壁パネルと2階の外壁パネルとの境界である横目地と同じ高さに位置するから、このような状態になり易く、バルコニー床よりも上方において縦目地内に侵入した雨水が、丁度バルコニー床と外壁との間の隙間へ排出されることとなる。
そして、このような隙間内で横目地部から排出された水は、そのまま軒裏へ落下する不都合がある。
この発明は、かかる従来の付帯型バルコニーなどの付帯型の外部床の欠点を解消することを目的とする。すなわち、特に付帯型のバルコニー等の外部床において、建物本体と外部床との隙間へ直接入り込んだ水を軒裏側へ落下させることのない、排水構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、この発明は、バルコニー等の外部床における建物本体側の端部に、前記外部床の床面及び前記建物本体の外壁の横目地部よりも上方に立ち上がった立ち上がり支持壁を設けて、この立ち上がり支持壁における前記外壁との対面側の面に、前記横目地部より壁外に排出される水を受けて排出するための樋を一体に設けたことを特徴とするものである。
上記において、前記樋は、通常、前記横目地部より張り出した水切材の先端部に対応して、その水切材先端の下方に配置される。
また、前記立ち上がり支持壁と前記樋とが押出成形によって一体に形成されている。
また、前記樋同士の接続部の内側に跨って、外面に水密材を張った接続用樋を嵌合して装着するものであり、その際、前記立ち上がり支持壁に、前記接続用樋を装着するための切欠部乃至開口部を形成してある。
更に、前記樋で受けられた水は、前記外部床の水を排出する排水管へ合流させるように構成してある。
また、前記樋の水流れ方向の下流部に設けられた出口に排水升が設けられ、この排水升を介して前記排水管へ合流させるように構成してある。この場合、前記排水升が前記樋と共に前記立ち上がり支持壁と一体となっている。
更に、前記横目地部よりも上方において、前記外壁より張り出した防水カバーで前記立ち上がり支持壁と前記外壁との間を覆ってなり、前記立ち上がり支持壁を挟んで前記外壁側とは反対側に、前記外部床の床構成要素である防水パンの側壁が立ち上がっている。
この発明によれば、バルコニー等の外部床における建物本体側の端部に、外壁の横目地部より壁外に排出される水を受けて排出するための樋を設けているので、バルコニー等の外部床の上方において外壁の縦目地部から侵入した雨水が横目地部からそのまま軒裏へ落下することがない。
また、このような樋を設けることで、湿式工法で隙間を完全に塞ぐ必要がないので、付帯型バルコニーのコストを大幅に増大させることがなく、低コストであるという付帯型バルコニーの優位性を損なうことがない。
かかる樋を、外部床より立ち上がった立ち上がり支持壁へ一体に設けることで、立ち上がり支持壁の取付と同時に施工でき、樋の施工のために現場作業を大幅に増大させることがない。
また、樋同士の接続部に跨って、接続用の樋を水密材を介して嵌合することで、その接続部の隙間からの水漏れを防止でき、その際、立ち上がり支持壁に作業用の切欠若しくは開口を設けることで、立ち上がり支持壁の取付後にその接続用樋を容易に取り付けることが出来る。
また、樋の排水側に排水升を設けることで、水がその樋から溢れて落下するのを防止できる。
更に、樋で受けた水を、バルコニー等の床面の水を排水する排水管へ合流させるようにすることで、樋のための特別の排水管が不要となり、それだけコストを抑えることが出来る。
図1は、付帯型バルコニーの概略構造を示す分解斜視図であって、建物本体(1)の入隅コーナーの部分を示している。(2)は、建物本体(1)の梁であり、図のようなH形鋼からなるものである。(3)(4)は、梁(2)の外側に取り付けられた上下一対の外壁パネルである。
(6)は、バルコニー床フレームであり、一つの具体例として、この図のように、建物本体(1)外壁面と平行な一対の横フレーム(7)(8)と、それら横フレーム(7)(8)間に、互いに間隔を置いて渡された複数本の桟材(9)(9)…とからなる。互いに平行な横フレーム(7)(8)はいずれもリップ溝形鋼からなり、建物本体(1)側の横フレーム(7)は、図2のようにその溝部(10)が外向きとなるように、他方の横フレーム(8)は溝部(10)が内向きとなるようにして配置されている。それら横フレーム(7)(8)間に多数配置される桟材(9)(9)は、リップ無しの溝形鋼で構成されている。
バルコニーの施工に際しては、先ず、この床フレーム(6)が建物本体(1)へ、外壁パネル(3)(4)の外側に張り出すようにして固定される。その取付け構造は図示していないが、例えば、建物本体(1)の骨組から、外壁の図示されていない縦目地部等を通して突出させた腕木などを用いて固定される。
床フレーム(6)の上面には下地板(12)が、床フレーム(6)の取付前若しくは取付後に設置して固定される。この下地板(12)には、望ましくは所定厚の合板が用いられる。
また、外壁パネル(3)(4)側に面していない側の横フレーム(8)には、その外側面に手摺り支柱(5)の下端プレート(11)が固定されて、その手摺り支柱(5)が上方へ突出して設けられる
(13)は、望ましくは鋼板製の防水パンであり、下地板(12)の上面に設置されるものであって、四辺形の底部(14)の4辺の外周には、側壁(15)が立ち上がっている。
(16)は、防水パン(13)の側壁(15)の外側へ重なるようにして設置される立上がり支持壁を示している。(17)は、それら側壁(15)及び立ち上がり支持壁(16)からなる壁側防水壁と建物本体の外壁面(19)との間の隙間(20)(図3)を、上方から覆う防水カバーである。次に、その壁際の防水構造の詳細を、図2及び図3に基づいて説明する。
立ち上がり支持壁(16)は、基本的に、垂直部(21)と、その垂直部(21)の下端の下部水平部(22)とからなる概略断面L字状であって、垂直部(21)の上端から前記下部水平部(22)とは反対方向に突出した上部支持片(23)を備えている。
下部水平部(22)は、その上面の幅方向の中央部に、長手方向に沿った凹部(22a)を形成するような折れ曲がった断面形状である。立ち上がり支持壁(16)は、この凹部(22a)部分へ上方から差し込んだビス等の固定具(24)により、前記下地板(12)の建物本体(1)側の端部上面へ、その端部に沿って固定される。このとき、上部支持片(23)が壁側となり、下部水平部(22)がその反対側となる。
防水パン(13)は、この立ち上がり支持壁(16)の取付け後に、その下部水平部(22)を覆うようにして設置される。なお、防水パン(13)の底部(14)の裏側に発泡樹脂などからなる断熱材(25)が設けられている。図1では防水パン(13)全体を一体ものとして示しているが、複数のユニットに分割して形成される場合もある。
上記立ち上がり支持壁(16)と防水パン(13)とを取り付けた状態では、防水パン(13)の側壁(15)の外側の面に、支持壁(16)の垂直部(21)が重なるように接している。また、防水パン(13)の側壁(15)の上端は、図のように内側(バルコニー床の中央側)へ向けて折曲げる等により、内方へ突出する水返し片(26)が設けられている。この水返し片(26)の上面と立ち上がり支持壁(16)の上部支持片(23)の上面との間には、上部支持片(23)側が高くなるような段差がある。
立ち上がり支持壁(16)の垂直部(21)には、更に、外壁面(19)との対面側の面の下端部近傍に、水平方向に沿った樋(29)を一体に形成している。この樋(29)は、その垂直部(21)の面から鈎状に突出した部分(28)を一体に形成することで、その垂直部(21)の面との間で上方に向かって解放された溝状となっている。
図3のように、建物本体(1)の外壁部には、前記垂直部(21)の上端よりも少し低いところで、外壁パネル(3)(4)間の横目地部(18)が位置している。前記樋(29)は、更にこの横目地部(18)の下方に位置している。
(31)は、外壁パネル(3)(4)の内側から前記の横目地部(18)を通って、外壁面(19)側に突出するように設けられた水平水切材である。この外壁の水平水切材(31)の外側の先端が下向きに折り曲げられ、この折曲げられた先端部(32)の下方に前記樋(29)が位置している。なお、(33)は、平水切材(31)の下面より下方に突出させたカバー片である。
上記において、立ち上がり支持壁(16)は、望ましくは、垂直部(21)、下部水平部(22)、上部支持片(23)及び樋(29)が一体となった状態で、アルミニウム等の押出成形等によって一体に形成されるが、これに限られるものでない。
なお、外壁パネル(3)(4)は、外壁面(19)を構成するサイディング材(35)と、そのサイディング材の裏面に取り付けた溝型の枠材(36)からなる。(37)は、梁(2)の上面又は下面に沿って配置された軸組フレームであり、図のようなリップ付き溝形鋼からなり、外壁パネル(3)(4)は、これらの軸組フレーム(37)を介して支持されるものであるが、その詳細は省略する。また、水平水切材(31)は、その内側の端部とカバー片(33)の先端を、梁(2)等へ固定した図3のジョイント金具(30)へ係合して取り付けられるが、その詳細についても省略する。
防水カバー(17)は、その上面が水平であるか又はバルコニー床方向に向かって僅かに下り傾斜した上面部(40)と、その上面部(40)のバルコニー床中央側の先端から下向きに突出した前面部(41)とを備えている。更に、上面部(40)の前面部(41)側とは反対側の先端には、取付片(42)が上方へ突出して設けられている。その取付片(42)の上端は、上面部(40)と同じ方向へ折曲されて、その折曲片(39)の先端には、断面が垂直なフランジ片(43)が上方に突出して設けられている。
更に、上面部(40)の裏面には、前面部(41)寄りの位置において、伸縮性を備えた水密材(44)が予め接着して設けられている。この伸縮性水密材(44)は、望ましくは、独立又は連続発泡(圧縮されると気泡が潰れて空洞が繋がらないようになるもの)構造の樹脂発泡体からなるものであり、これを所定幅の帯状にして、上面部(40)の裏面へ長手方向に沿って接着している。
他方、前面部(41)の裏面には、その下端近傍位置においてひれ状パッキン(45)が水平方向に突出して設けられている。このひれ状パッキン(45)は、可撓性の大きいゴムその他の軟質材からなるもので、先端に向かって徐々に薄肉となって可撓性を増している。また、前面部(41)側の根元部には、フランジ状の取付部(46)が一体に形成され、前面部(41)の裏面に形成された取付溝(47)へ差し込んで、その前面部(41)のほぼ長手方向全長に亘って取り付けられている。
上記の構成からなる防水カバー(17)は、防水パン(13)の側壁部(15)及び立ち上がり支持壁(16)と外壁面(19)との間の隙間を塞ぐようにして、上方から設置される。そして、取付片(42)の外側から、この取付片(42)を貫通して差し込まれるビス(48)その他の固定具により、上部側の外壁パネル(3)下端の外面に固定される。
このとき、前面部(41)は、側壁部(15)の内側面に対面している。そして、その下端のひれ状パッキン(45)が、立ち上がり支持壁(16)の垂直部(21)へ当接している。その際、ひれ状パッキン(45)は、その先端が上方へ撓んだ状態で弾性的に当接している。
他方、上面部(40)は、図のように、水密材(44)よりも壁側の部分が、垂直部(21)上端の上部支持片(23)の上面へ載置されている。この状態で、水密材(44)は、側壁部(15)上端の水返し片(26)の上面へ強く押し付けられて、圧縮状態に保持され、これにより、側壁部(15)と上面部(40)との隙間を密封している。
なお、取付片(42)の上部側には、その上端の水平折曲片(39)、フランジ片(43)及び外壁面(19)とで形成された溝へ湿式シール材(49)を充填している。
上記の防水構造において、防水パン(13)からなるバルコニー床内に大雨や清掃時の水が溜まって壁側へ溢れた場合でも、防水カバー(17)があることにより、また、その防水カバー(17)と外壁面(19)との間がシール材(49)で密封されていることにより、その防水カバー(17)を乗り越えて軒裏側へ水が漏れ出ることはない。
更に、防水カバー(17)の前面部(41)と側壁部(15)の間から上方へ上がろうとする水は、先ず第1にひれ状パッキン(45)によって阻止される。仮に、大量の水が同時に押し寄せたような場合に、一部がこのひれ状パッキン(45)の先端をすり抜けて、その上部側の隙間(50)内へ入った場合でも、まず、水返し片(26)によって下方へ落下させられる。そして、なおも水返し片(26)の上部側へ回り込んだとしても、水密材(44)が隙間を密封しているので、その裏側へ回り込むことはほぼ完全に阻止される。
更に、防水パン(13)よりも上方において、外壁パネル(3)の図示しない縦目地部から裏側へ侵入した雨水は、その外壁パネル(3)の裏面を伝って下方へ流れて、前記横目地部(5)に設けた水平水切材(31)の上面で受け止められ、その水平水切材(31)の上面の傾斜に沿って横目地部(5)から外部へ流れ出る。この外部へ流れ出た雨水は、水切材(31)の下向きの先端部からその下方の樋(29)内へ落ち、この樋(29)によって排水される。
図4は、樋(29)の長手方向の一カ所に設けられた排水出口(51)部分で切断した断面を示している。(52)は、樋(29)の下面において、排水出口(51)へ接続する排水升である。図1で示すように、この排水升(52)は比較的偏平な箱形であって、図1でも示すように、予め下地板(12)の壁側の端部に形成した切欠部(53)において、床フレーム(6)の壁側の横フレーム(7)へ載せて、その下地板(12)の厚み内に収まるようにして設置されている。
この排水升(52)の上面側の入り口部(54)が樋(29)の排水口(51)へ接続され、下面側に突出する出口部(55)が、図5でも示すように、ホース(56)を介して、床フレーム(6)の下側において横方向に配置された排水管(57)へ接続されている。この排水管(57)は、図示していないが、図5の矢印方向から流れてくる防水パン(13)からの水を排水するためのものであり、樋(29)の水をこの排水管(57)へ合流させた後、竪樋(58)から下方へ排水される。
なお、図1で示すように、排水升(52)は立ち上がり支持壁(16)の設置前に予め取り付けておかれる。また、樋(29)とともに予め一体形成することも考えられる。
図6は、立ち上がり支持壁(16)(16)同士の長手方向の接続部を示し、特に、樋(29)(29)同士の接続部の水仕舞い構造を示す。(60)は、樋(29)の内側へ嵌合して取り付けられる接続用樋である。他方、立ち上がり支持壁(16)(16)の接続側の端部は、上端の上部支持片(23)から垂直部(21)にかけて切欠(61)(61)されており、端部同士を接続すると接続用樋(60)が充分入る大きさの開口が出来るようになっている。
そこで、この接続用樋(60)を、その開口部から樋(29)(29)に跨って嵌合することにより、接続の隙間から水が漏れないように塞ぐものである。接続用樋(60)の外面には、軟質発泡体の水密材(61)が予め張り付けられており、樋(29)との隙間を完全に塞ぐようにしている。
この発明は、上記実施形態で示したバルコニー床に最適であるが、必ずしもこれに限られるものではなく、ベランダその他建物本体の外側に張り出した他の外部床に適用することも可能である。
この発明を付帯型バルコニーに実施した場合のバルコニーの概略構造を示す要部の分解斜視図である。 同じく壁際部の断面の斜視図である。 同じく壁際の縦断面図である。 同じく壁際の縦断面であって、とくに樋の排水口の部分で切断した断面を示す。 排水升と排水管との接続部を示すバルコニー床下方から見上げた斜視図である。 立ち上がり支持壁同士の接続部における樋同士の接続部の水仕舞い構造を示す斜視図である。
符号の説明
(5) 横目地部
(16) 立ち上がり支持壁
(29) 樋
(31) 水平水切材
(51) 排水出口
(52) 排水升
(57) 排水管
(61) 切欠部

Claims (10)

  1. バルコニー等の外部床における建物本体側の端部に、前記外部床の床面及び前記建物本体の外壁の横目地部よりも上方に立ち上がった立ち上がり支持壁を設けて、この立ち上がり支持壁における前記外壁との対面側の面に、前記横目地部より壁外に排出される水を受けて排出するための樋を一体に設けたことを特徴とするバルコニー等の外部床の壁際の排水構造。
  2. 前記樋は、前記横目地部より張り出した水切材の先端部に対応して、その水切材先端の下方に配置されている請求項1記載のバルコニー等の外部床の壁際の排水構造。
  3. 前記立ち上がり支持壁と前記樋とが押出成形によって一体に形成されたものである請求項1又は2記載のバルコニー等の外部床の壁際の排水構造。
  4. 前記樋同士の接続部の内側に跨って、外面に水密材を張った接続用樋を嵌合して装着してなる請求項1から3の何れかに記載のバルコニー等の外部床の壁際の排水構造。
  5. 前記立ち上がり支持壁に、前記接続用樋を装着するための切欠部乃至開口部を形成してある請求項4記載のバルコニー等の外部床の壁際の排水構造。
  6. 前記樋で受けられた水は、前記外部床の水を排出する排水管へ合流させるように構成してある請求項1から5の何れかに記載のバルコニー等の外部床の壁際の排水構造。
  7. 前記樋の水流れ方向の下流部に設けられた出口に排水升が設けられて、この排水升を介して前記排水管へ合流させるように構成してある請求項6記載のバルコニー等の外部床の壁際の排水構造。
  8. 前記排水升が前記樋と共に前記立ち上がり支持壁と一体となっている請求項7記載のバルコニー等の外部床の壁際の排水構造。
  9. 前記横目地部よりも上方において、前記外壁より張り出した防水カバーで前記立ち上がり支持壁と前記外壁との間を覆ってなる請求項1から8の何れかに記載のバルコニー等の外部床の壁際の排水構造。
  10. 前記立ち上がり支持壁を挟んで前記外壁側とは反対側に、前記外部床の床構成要素である防水パンの側壁が立ち上がっている請求項1から9の何れかに記載のバルコニー等の外部床の壁際の排水構造。
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