JP4414540B2 - ラジアルタイヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤのロードノイズ低減を摩耗末期まで抑制できるラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
車輌の高級化、高品質化に伴い、特に乗用車においては車輌の低振動化が近年急激に進みつつある中、タイヤとしての要求特性にも低騒音化が求められている。
【0003】
特に、車内に生じるノイズの低減が望まれており、かかるノイズの一つとして走行中のタイヤが路面の凹凸をひろい、その振動が伝達されて車内の空気を振動させることに基づいて発生する、いわゆるロードノイズの改良要求は、極めて高くなってきている。
【0004】
従来より存在するロードノイズ低減方法としては、最も基本的にはタイヤトレッド部のゴムを軟化させる手法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した手法によるロードノイズを低減する方法は、トレッドゴムを軟化することによってロードノイズを低減できても、耐摩耗性が大きく低下し、また操縦安定性も大幅に悪化するため実用的でない。
【0006】
上記の諸問題を解決するために、ベルト補強層にPEN等の高モジュラス繊維を用い、例えば、100〜400Hz のロードノイズを大幅に低減した空気入りタイヤ(特開平9−066705号等)が提案されている。
【0007】
PEN等に代表される高温で伸度が高く、低温で伸度が低い特性を持つ繊維は、タイヤの製造が容易でかつノイズ低減効果が高いことから、ロードノイズ低減を目的として空気入りタイヤのベルト補強層として使用されている。
【0008】
しかし、PEN等の高モジュラス繊維をベルト補強層として用いると、新品時のロードノイズは低減できるが、走行を重ねることによりロードノイズが悪化する問題がある。
【0009】
本発明は上記事実を考慮し、新品時のロードノイズの低減を図りつつ、走行によるロードノイズ低減の悪化を抑制できるラジアルタイヤを提供することが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、一対のビード部と、両ビード部にトロイド状に跨がると共に端部がビードコアの回りをタイヤ内側から外側へ巻き上げられる少なくとも1枚のカーカスプライからなるカーカスと、前記カーカスプライの本体部分と巻き上げ部分との間に配置され前記ビードコアのタイヤ径方向外側へ延びるビードフィラーと、前記カーカスのクラウン部に位置するトレッド部と、前記カーカスのタイヤ幅方向外側に配置されるサイドトレッド部と、を備えると共に、前記トレッド部の内側に配置された少なくとも二層のベルト層の外周側に少なくとも一枚よりなるベルト補強層をトレッド部全体及び/又は両端部に配設し、前記ベルト補強層が繊維コードを複数本含むゴム引きされた狭幅のストリップを前記コードがタイヤ周方向に実質上、平行になるようにラセン状にエンドレスに巻きつけることにより形成されるラジアルタイヤであって、前記ベルト補強層コードが有機繊維コードからなり、かつ前記有機繊維コードが50±5°Cにおいて、1.4g/d荷重下の伸度が1.5%以上2.5%以下であり、かつ170±5°Cにおいて、0.7g/d荷重下の伸度が2.0%以上3.3%以下であり、前記サイドトレッド部と前記カーカスとの間に、少なくともタイヤ径方向内側端が前記ビードフィラーと重なり合う繊維補強ゴム層が配置され、タイヤ断面高さをSH、タイヤ径方向内側端からタイヤ径方向に沿って計測したビードフィラーの径方向外側端の高さをBFh、タイヤ径方向内側端からタイヤ径方向に沿って計測した前記繊維補強ゴム層のタイヤ径方向外側端の位置をSh、前記繊維補強ゴム層のゲージをt、としたときに、BFh/SH=15〜35%、Sh/SH=60〜75%、t=0.3〜1.5mm、に設定されており、前記繊維補強ゴム層の繊維は、太さが0.1〜1.0μmであることを特徴としている。
【0011】
次に、請求項1に記載のラジアルタイヤの作用を説明する。
【0012】
本発明のラジアルタイヤでは、ベルト層の外周側にベルト補強層をトレッド部全体及び/又は両端部に配設し、ベルト補強層が繊維コードを複数本含むゴム引きされた狭幅のストリップをコードがタイヤ周方向に実質上平行になるようにラセン状にエンドレスに巻きつけられ、またベルト補強層のコードが有機繊維コードからなり、さらにこの繊維コードは50±5°C、1.4g/d(12.3mN/dtex)荷重下の伸度が1.5%以上2.5%以下であり、かつ170±5°C、0.7g/d(6.2mN/dtex)荷重下の伸度が2.0%以上3.3%以下としている。
【0013】
このように、トレッド部全体及び/又はトレッド部の両端のサイド部に近い位置に、ベルト補強層をラセン状に巻きつけ、さらにこの補強層に用いるコードのモジュラスを高めて、タイヤ周方向の張力の高いバリヤー状補強層が配置されることによって、トレッド部の周方向の張力剛性が大きくなり、ベルトのいわゆるタガ効果が高まるため、タイヤ走行中時に路面の大小の凹凸の振動をトレッド面でひろいにくく、タイヤサイド部−リム部−ホイールヘと伝達されて車内に伝わる振動が減少し、つまりロードノイズが低減される。
【0014】
ベルト補強層は前記のようなラセン状に巻回した構造でなければ、タイヤ周方向にジョイントができてしまうため、周方向の張力が向上するよりも、ジョイント部でのジョイント上、下の層間のズレが発生してしまい、前記のようなコード物性を限定しても効果が見られない上、ジョイントによるユニフォミティーも著しく悪化し好ましくない。
【0015】
本発明では、ベルト補強層の有機繊維コードは通常のタイヤ走行時にベルト補強層の受ける温度すなわち50±5°Cにおいて、1.4g/d荷重下の伸度が2.5%以下としている。
【0016】
これによって路面の凹凸によるベルトの振動を低減することができる。この伸度が2.5%を越えるとこのベルトの振動を抑えきれず、ロードノイズ低減効果は得にくくなる。
【0017】
また、ベルト補強層の繊維コードは50±5°Cにおける応力一伸度曲線の1.4g/d荷重下での接線の傾きN1 と0.25g/d荷重下での接線の傾きN2 との比N1 /N2 が0.8〜1.3であることが好ましい。
【0018】
これによって、ベルトの振動入力に対するバリアー効果に均一性が保たれ、大入力及び小入力に対するベルト層の振動抑制にばらつきが発生しない。
【0019】
例えば、N1 /N2 が0.8未満の場合、大きな入力に対するバリアー効果が低下し、振動低減効果が小さくなり、N1 /N2 が1.3を超える場合、小さな入力に対するバリアー効果が低下し、振動低減効果が小さくなる。
【0020】
その結果、トレッド部全体の振動が発生し、ロードノイズは悪化する。
【0021】
この大入力および小入力に対するバリアー効果、すなわちロードノイズ低減効果は補強層コードの大荷重下と小荷重下における各々モジュラスの絶対値より、その比によって大きく左右される。
【0022】
さらに、ベルト補強層の繊維コードはタイヤ加硫成型時にコードの受ける温度すなわち170±5°Cにおいて、0.7g/d荷重下の伸度が2.0%以上3.3%以下であることが必要である。
【0023】
タイヤ製造時に生タイヤを加硫金型に装着し、生タイヤに内圧を充填させ、金型内面に押しつける時、拡張率が一定でないトレッド各部を十分な伸びを持って金型に密着させるため、ラセン状に巻きつけられたベルト補強層のコードは、トレッドを加硫金型に適合できる2.0%以上3.3%以下のような伸びが必要となり、これによってタイヤの加硫成型性は良好となり、ベルト補強層の性状は均一となり、接地性も均一となるため、タイヤのロードノイズ性、操縦安定性、耐偏摩耗性は優れたものとなる。
【0024】
有機繊維コードは加硫時の150〜180°Cのような高温において、十分な伸びを有し、製品タイヤにおいては、ベルト層を強く保持する、高い弾性率を維持する性質を有することができるため、これらの効果を発現する。
【0025】
ここで、0.7g/dの荷重での伸度としているのは加硫金型内でのラセン状に巻きつけたベルド補強層繊維コード1本当りに加わる平均張力が一般に0.7g/d前後であることによる。
【0026】
この伸度が高弾性率の通常のアラミドコードのように2.0%未満である場合、上記の説明からわかるように、加硫金型内でトレッドの充分な伸びが得られず、加硫成型が不良となり、タイヤ接地性も不均一となり、ロードノイズ低減効果が十分でなく、また操縦安定性等も悪化する。
【0027】
また、伸度が3.3%を超える場合、タイヤを加硫金型から取りはずした後、内圧充填冷却(ポストキュアーインフレーション)時に、トレッド部の周方向の伸びが大きくなり、高速耐久性が悪くなる。
【0028】
さらに、本発明のラジアルタイヤでは、走行の積み重ねにより硬化を起こしロードノイズの悪化に影響の大きい硬度の高いゴムからなるビードフィラーの高さを従来よりも低くしたので、走行の積み重ねによるロードノイズの悪化を抑えることが出来る。なお、ビードフィラーを低くしたことによる剛性の低下は、走行の積み重ねによる硬化を生じることのない繊維補強ゴム層で補っているので、タイヤの横剛性、縦剛性を維持しつつ、上記のようにロードノイズの悪化を抑えることが出来る。
【0029】
なお、BFh/SHが15%未満になると、タイヤの横剛性、縦剛性が低下し、操縦安定性が低下する。
【0030】
一方、BFh/SHが35%を越えると、ビードフィラーのボリュームが大きくなるので、ビードフィラーの硬化による影響が大きくなり、ロードノイズの悪化を招く。
【0031】
Sh/SHが60%未満になると、タイヤの横剛性、縦剛性が低下し、操縦安定性が低下する。
【0032】
Sh/SHが75%を越えると、タイヤの横剛性、縦剛性が高くなり過ぎ、ロードノイズが悪化する。
【0033】
tが0.3mm未満になると、タイヤの横剛性、縦剛性が低下し、操縦安定性が低下する。
【0034】
tが1.5mmを越えると、タイヤの横剛性、縦剛性が高くなり過ぎ、ロードノイズが悪化する。
本発明のラジアルタイヤでは、繊維補強ゴム層の繊維の太さを0.1〜1.0μmとしたので、確実な補強効果が得られる。
なお、繊維の太さが0.1μm未満になると確実な補強効果が得られなくなる。
一方、繊維の太さが1.0μmを越えると、繊維補強ゴム層の耐久性が低下する。
【0035】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記繊維補強ゴム層の繊維は、長さが10〜2000μmである、ことを特徴としている。
【0036】
次に、請求項2に記載のラジアルタイヤの作用を説明する。
【0037】
請求項2に記載のラジアルタイヤは、繊維補強ゴム層の繊維の長さを10〜2000μmとしたので、確実な補強効果が得られる。
【0038】
繊維補強ゴム層の繊維の長さが10μm未満になると確実な補強効果が得られなくなる。
一方、繊維の長さが2000μmを越えると、繊維補強ゴム層の耐久性が低下する。
【0039】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のラジアルタイヤにおいて、前記繊維補強ゴム層の繊維の配合量は、前記繊維補強ゴム層のゴム成分100重量部に対して、5〜30重量部であることを特徴としている。
【0040】
次に、請求項3に記載のラジアルタイヤの作用を説明する。
【0041】
繊維補強ゴム層の繊維の配合量を、繊維補強ゴム層のゴム成分100重量部に対して5〜30重量部とすることにより、ビードフィラーの高さを低くしたことによる剛性の低下を補うことができる。
【0042】
なお、繊維補強ゴム層の繊維の配合量が5重量部未満になると、補強効果を確保するために繊維補強ゴム層を厚くしなければならず、タイヤ重量が増加する。
【0043】
一方、繊維の配合量が30重量部を越えると、繊維補強ゴム層が脆くなったり、必要以上の補強を行うことによるロードノイズの悪化を招く。
【0044】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のラジアルタイヤにおいて、前記繊維補強ゴム層の繊維の配合量は、前記繊維補強ゴム層のゴム成分100重量部に対して、10〜20重量部であることを特徴としている。
【0045】
次に、請求項4に記載のラジアルタイヤの作用を説明する。
【0046】
繊維補強ゴム層の繊維の配合量を、繊維補強ゴム層のゴム成分100重量部に対して10〜20重量部とすることにより、ビードフィラーの高さを低くしたことによる剛性の低下を補うこととタイヤ重量とを高次元でバランスさせることができる。
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のラジアルタイヤにおいて、前記繊維はナイロン繊維であることを特徴としている。
【0058】
次に、請求項5に記載のラジアルタイヤの作用を説明する。
【0059】
ナイロン繊維は、ゴムとの相性が良く、安価であり、補強効果も高いためタイヤの補強として好ましい。
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のラジアルタイヤの一実施形態を図面にしたがって説明する。
【0070】
図1に示すように、ラジアルタイヤ10はビード部11に埋設されたビードコア12の周りにタイヤ内側から外側に折返して係止されるカーカス14を備えている。
【0071】
本実施形態のカーカス14は、2枚のカーカスプライから構成されているが、カーカスプライの枚数はこれに限らない。なお、カーカスプライは、繊維コードを実質的に周方向と直交する方向に配列されている。
【0072】
カーカス14の本体部14Aと巻上部14Bとの間には、ビードコア12のタイヤ径方向外側へ向かって硬質のゴムからなるビードフィラー15が延びている。
【0073】
また、ラジアルタイヤ10は、カーカス14のクラウン部に位置するトレッド部16と、カーカス14のサイド部に位置するサイドトレッド部18と、トレッド部16の内側に配置された少なくとも二層のベルト層20を備えている。
【0074】
ベルト層20はアラミド繊維及びスチールコードに代表される非伸長性コードが周方向(またはタイヤ赤道面CL)に対し10°〜30°の傾斜角度で配列されており、少なくとも2枚、互いのコードが異なる方向に交差するように重ね合わされている。
【0075】
ベルト層20の外周側には、ベルト補強層22が設けられている。
【0076】
ベルト補強層22は、ベルト層20全体を覆う幅広の第1ベルト補強層22Aと、ベルト層20の端部付近を覆う幅狭の第2ベルト補強層22Bから構成されている(C/L構造)。
【0077】
第1ベルト補強層22A及び第2ベルト補強層22Bは、各々繊維コードを復数本含むゴム引きされた狭幅のストリップを、前記繊維コードがタイヤ周方向に実質的に平行(0°〜5°)になるようにラセン状(スパイラル状)に、エンドレスに巻きつけられている。
【0078】
なお、第1ベルト補強層22A及び第2ベルト補強層22Bは、ベルト層20の幅方向外側にはみ出した方がよい。
【0079】
ここで、第1ベルト補強層22A及び第2ベルト補強層22Bに用いる繊維コードは、50±5°Cにおいて、1.4g/d荷重下の伸度が1.5%以上2.5%以下であり、かつ170±5°Cにおいて、0.7g/d荷重下の伸度が2.0%以上3.3%以下である有機繊維コードであり、50±5°Cにおいて、1.4g/d荷重下の伸度が1.6%以上2.3%以下であり、かつ170±5°Cにおいて、0.7g/d荷重下の伸度が2.3%以上3.0%以下である有機繊維コードであることが好ましい。
【0080】
有機繊維、例えば、ポリエチレン−2,6−ナフタレートは85モル%以上がポリエチレン−2,6−ナフタレートからなる重合体を用いることができる。
【0081】
この重合体は公知の方法例えば特開平5−163612の2欄26行〜3欄21行に従って合成することができ、同特許の4欄7行〜5欄35行に従って原糸を製造することができる。
【0082】
この重合体は通常の溶融重合、固相重合のいずれの方法によっても合成できる。
【0083】
また、有機繊維コードは、総表示デニール数の30%以上(残りは他の有機繊維)がポリエチレン−2,6−ナフタレート繊維で構成されることが好ましく、総表示デニール数の80%以上がポリエチレン−2,6−ナフタレート繊維で構成されることが更に好ましく、総表示デニール数の実質的に100%がポリエチレン−2,6−ナフタレート繊維で構成されることが最も好ましい。
【0084】
なお、このラジアルタイヤ10は、一般のラジアルタイヤと同様の行程を経て製造される。
【0085】
なお、第1ベルト補強層22A及び第2ベルト補強層22Bの有機繊維コードは、原糸を下撚りし、これを2本又は3本合わせて、逆方向に上撚りし、後で定義する撚り係数Rが0.20〜0.72であることが好ましく、0.20〜0.50であることがさらに好ましい。
【0086】
これによって、コードに適度の集束性が与えられるため、高レベルのロードノイズ低減効果が得られる。
【0087】
撚り係数Rは、0.20未満ではコード−ゴム間の接着性が悪くなり、0.72を越えると伸びが増大し、初期モジュラスが低下するため、ベルト補強層のタガ効果を低下させる。
【0088】
なお、前記撚り係数Rとは、R=N×(0.139×D/ρ)1/2 ×10-3〔式中、N:コードの撚り数(回/10cm)、D:コードの総表示デニール数、ρ:コードの比重〕で定義される。
【0089】
なお、前述の各種の測定、試験方法は次の通りである。
・170±5°Cにおける0.7g/dの荷重下での伸度の測定
20〜30°C(室温)でコードに0.0167g/dの荷重をかけた状態からコードの雰囲気温度を80°C/分の速度で170±5°Cに昇温し、10分間安定させる。
【0090】
その後、30mm/分の速度で0.7g/dの荷重になるまで引っ張る。
【0091】
その状態で、10分間クリープさせた時点でのコードの長さを測定し、室温時にコードに0.0167g/dの荷重をかけた時の長さと比べ、その伸びた分を室温時のコードに0.0167g/dの荷重をかけた長さで除して、170±5°Cにおける0.7g/d荷重下での伸度(%)とした。
【0092】
尚、初期サンプル長さは、250mmで行った。
【0093】
・50±5°Cにおける1.4g/d荷重下での伸度の測定 20〜30°C(室温)でコードに0.0167g/dの荷重をかけた状態からコードの雰囲気温度を5°C/分の速度で50±5°Cに昇温し、5分間安定させる。
【0094】
その後、300mm/分の速度でコードが破断するまで引張り、応力一伸度曲線を描き、その応力一伸度曲線から1.4g/d応力時の伸度を読み取り、これを50±5°Cにおける1.4g/d荷重下での伸度とした。
【0095】
・50±5°Cにおける応力一伸度曲線の1.4g/d荷重下での接線の傾きN1 と0.25g/d荷重下での接線の傾きN2 の比N1 /N2 の測定 前項で作成した応力一伸度曲線の1.4g/d荷重点及び0.25g/d荷重点において、接線を描き、単位伸度当りの荷重(g/d)をそれぞれN1 及びN2 とする。
【0096】
これは、接線の傾きであり、N1 をN2 で除した値を求めた。
【0097】
・tanδの測定は粘弾性測定装置(東洋精機製作所社製)を使用し、温度30°C、歪1%、周波数50Hzでtanδを測定した。
【0098】
サイドトレッド部18とカーカス14との間には、タイヤ径方向内側端がビードフィラー15と重なり合う繊維補強ゴム層(FRR)24が配置されている。
【0099】
ここで、タイヤ断面高さをSH、タイヤ径方向内側端からタイヤ径方向に沿って計測したビードフィラー15の径方向外側端の高さをBFh、タイヤ径方向内側端からタイヤ径方向に沿って計測した繊維補強ゴム層24のタイヤ径方向外側端の位置をSh、繊維補強ゴム層24のゲージをt、としたときに、各々BFh/SH=15〜35%、Sh/SH=60〜75%、t=0.3〜1.5mmの範囲内に設定されている。
【0100】
また、タイヤ径方向内側端からタイヤ径方向に沿って計測したカーカス14の巻上部14Bの巻き上げ端の高さをPhとしたときに、Ph/SH=50〜60%とすることが好ましい。
【0101】
繊維補強ゴム層24に配合する繊維としては、例えば、ナイロン−6、PET、PEN等を上げることができるが、ゴムを補強できる材質であれば上記の材質に限らない。
【0102】
また、繊維の太さは0.1〜1.0μm、長さは10〜2000μmの範囲内が好ましい。
【0103】
また、繊維補強ゴム層24の繊維のタイヤ周方向に対する角度は、0°〜30°の範囲内が好ましい。
【0104】
なお、本実施形態では、繊維補強ゴム層24に配合する繊維としてナイロン−6(太さ0.1〜1.0μm、長さ10〜2000μm)を用いており、繊維の角度を±20°に設定している。
【0105】
トレッド部16には、ウエット性能を確保するために、周方向に沿って延びる主溝17が複数本形成されている。なお、トレッド部16には、周方向に延びる主溝17の他にラグ溝が形成されていても良い。
(作用)
次に、ラジアルタイヤ10の作用を説明する。
【0106】
本実施形態のラジアルタイヤ10のように、ベルト層20の外周にベルト補強層22(第1ベルト補強層22A及び第2ベルト補強層22B)を設けたので、ベルト層20のいわゆるタガ効果が高まるため、タイヤ走行中時に路面の大小の凹凸の振動をトレッド面でひろいにくく、サイドトレッド部18−リム部−ホイールヘと伝達されて車内に伝わる振動が減少、つまりロードノイズが低減される。
【0107】
また、ベルト補強層22に用いる有機繊維コードが通常のタイヤ走行時にベルト補強層22の受ける温度、すなわち50±5°Cにおける1.4g/d荷重下の伸度を2.5%以下としているので、路面の凹凸によるベルト層20の振動を低減することができる。
【0108】
また、ベルト補強層22に用いる有機繊維コードの50±5°Cにおける応力一伸度曲線の1.4g/d荷重下での接線の傾きN1 と0.25g/d荷重下での接線の傾きN2 との比N1 /N2 を0.8〜1.3としたので、ベルト層20の振動入力に対するバリアー効果に均一性が保たれ、大入力及び小入力に対するベルト層20の振動抑制にばらつきが発生しない。
【0109】
さらに、ベルト補強層22の有機繊維コードは、タイヤ加硫成型時にコードの受ける温度、すなわち170±5°Cにおける0.7g/d荷重下の伸度を2.0%以上3.3%以下としたので、タイヤの加硫成型性が良好となり、ベルト補強層22の性状が均一となり、接地性も均一となるため、タイヤのロードノイズ性、操縦安定性、耐偏摩耗性が優れたものとなる。
【0110】
有機繊維コードは、加硫時の150〜180°Cのような高温において、十分な伸びを有し、製品タイヤにおいては、ベルト層20を強く保持する、高い弾性率を維持する性質を有することができるため、これらの効果を発現する。
【0111】
ベルト補強層22の有機繊維コードは、原糸を下撚りし、これを2本又は3本合わせて、逆方向に上撚りし、撚り係数Rを0.20〜0.72の範囲内としたので、有機繊維コードに適度の集束性が与えられるため、高レベルのロードノイズ低減効果が得られる。
【0112】
ここで、本実施形態のラジアルタイヤ10では、走行の積み重ねにより硬化を起こしロードノイズの悪化に影響の大きい硬度の高いゴムからなるビードフィラー15の高さを従来よりも低くしたので、走行の積み重ねによるロードノイズの悪化を抑えることが出来る。
【0113】
なお、ビードフィラー15を低くしたことによる剛性の低下は、走行の積み重ねによる硬化を生じることのないナイロン繊維を配合した繊維補強ゴム層24で補っているので、タイヤの横剛性、縦剛性を維持しつつ、上記のようにロードノイズの悪化を抑えることが出来る。
【0114】
なお、BFh/SHが15%未満になると、タイヤの横剛性、縦剛性が低下し、操縦安定性が低下する。
【0115】
一方、BFh/SHが35%を越えると、ビードフィラー15のボリュームが大きくなるので、ビードフィラー15の硬化による影響が大きくなり、ロードノイズの悪化を招く。
【0116】
Sh/SHが60%未満になると、タイヤの横剛性、縦剛性が低下し、操縦安定性が低下する。
【0117】
Sh/SHが75%を越えると、タイヤの横剛性、縦剛性が高くなり過ぎ、ロードノイズが悪化する。
【0118】
tが0.3mm未満になると、タイヤの横剛性、縦剛性が低下し、操縦安定性が低下する。
【0119】
tが1.5mmを越えると、タイヤの横剛性、縦剛性が高くなり過ぎ、ロードノイズが悪化する。
【0120】
繊維補強ゴム層24の繊維のタイヤ周方向に対する角度が0°〜30°の範囲から外れると、補強効果を確保するために繊維補強ゴム層24を厚くしなければならず、タイヤ重量が増加する。
【0121】
繊維の配合量が5重量部未満になると、補強効果を確保するために繊維補強ゴム層24を厚くしなければならず、タイヤ重量が増加する。
【0122】
繊維の配合量が30重量部を越えると、繊維補強ゴム層24が脆くなったり、必要以上の補強を行うことによるロードノイズの悪化を招く。
【0123】
なお、繊維補強ゴム層24の繊維の配合量を、繊維補強ゴム層24のゴム成分100重量部に対して10〜20重量部とすることにより、ビードフィラー15の高さを低くしたことによる剛性の低下を補うこととタイヤ重量とを高次元でバランスさせることができる。
【0124】
繊維補強ゴム層24の繊維の太さが0.1μm未満になると確実な補強効果が得られなくなる。
【0125】
繊維の太さが1.0μmを越えると、繊維補強ゴム層24の耐久性が低下する。
【0126】
繊維補強ゴム層24の繊維の長さが10μm未満になると確実な補強効果が得られなくなる。
【0127】
繊維の長さが2000μmを越えると、繊維補強ゴム層24の耐久性が低下する。
(試験例)
本発明の効果を確かめるため、比較例のタイヤ3種と本発明の適用された実施例のタイヤ1種とを用意し、走行音試験及び操縦安定性試験を行った。
【0128】
(1) 後記の実施例及び比較例のタイヤは下記の通りである。
【0129】
使用タイヤサイズは、205/65R15のチューブレス構造であり、タイヤの製造は、加硫条件170°C×13分、ポストキュアインフレーション条件内圧250kPA、26分で行った。
【0130】
カーカスは、1000D/2 (1000デニール2本撚り)の撚り数(下撚り×上撚り)47×47(回/10cm)のポリエチレンテレフタレートコードを使用したものを2枚、打込み数は55.0本/5cmのものを用いた。
【0131】
ベルト層は、1×5×0.23構造のスチールコードからなるプライを2枚配置し、コードの打込み角度は周方向に対して左右それぞれ26°、コードの打込み数は40.0本/5cmである。
【0132】
ベルト補強層は、周方向に対して角度0°〜5°でベルト層外側にラセン状に巻きつけた。
【0133】
ベルト補強層は図1に示す配置とした。
【0134】
この際、1層の第1ベルト補強層をベルト層の径方向外側全体を覆うように、ベルト層の両端で各々2.5mm広く巻きつけ、さらにその外周側の両端部に1層の第2ベルト補強層を一層各25mm幅になるように巻き付けた。
【0135】
この補強層は5〜20mm程度の狭幅のストリップを用いて、前記方法によりベルト層上に形成した。
【0136】
・走行音試験:205/65R15、内圧200kPA、リムサイズ6J−15の供試タイヤを2000cc排気量セダンタイプの自動車(国産車)に4輪とも装着し、ロードノイズ評価路のテストコースで60km/時の速度で走行し、テストドライバーによるフィーリング評価を行った。
【0137】
なお、タイヤは、新品タイヤと、30000km走行後のタイヤの両方を計測した。
【0138】
評価は、比較例1の走行音を100とする指数で表し、数値が大きい程走行音が小さいことを表している。
【0139】
・操縦安定性試験:テストコース(乾燥路)で種々のモードで走行し、テストドライバーによるフィーリング評価を行った。
【0140】
評価は、比較例1を100とする指数で示しており、数値が大きいほど操縦安定性に優れていることを表している。
【0141】
実施例のタイヤ:繊維補強ゴム層が設けられているタイヤであり、ベルト補強層の有機繊維コードとして用いられるポリエチレン−2,6−ナフタレート(PEN)コードは表示デニールが1670dtex/2、下撚りが39回/10cm、上撚りが39回/10cm〔撚り数が下×上(回/10cm)39×39と表示〕撚り係数が0.68であり、50±5°Cにおける1.4g/d荷重下の伸度が1.8%、170±5°Cにおける0.7g/d荷重下の伸度が2.6%である。その他の諸元は表1内に示す通りである。
【0142】
比較例1のタイヤ:繊維補強ゴム層が設けられていないタイヤであり、ベルト補強層の有機繊維コードとして用いられるナイロンコードは表示デニールが1400dtex/2、下撚りが13回/10cm、上撚りが13回/10cm〔撚り数が下×上(回/10cm)13×13と表示〕撚り係数が0.228であり、50±5°Cにおける1.4g/d荷重下の伸度が4.2%、170±5°Cにおける0.7g/d荷重下の伸度が4.5%である。その他の諸元は表1内に示す通りである。
【0143】
比較例2のタイヤ:繊維補強ゴム層が設けられていないタイヤであり、ベルト補強層の有機繊維コードとして用いられるポリエチレン−2,6−ナフタレート(PEN)コードは表示デニールが1670dtex/2、下撚りが39回/10cm、上撚りが39回/10cm〔撚り数が下×上(回/10cm)39×39と表示〕撚り係数が0.68であり、50±5°Cにおける1.4g/d荷重下の伸度が1.8%、170±5°Cにおける0.7g/d荷重下の伸度が2.6%である。その他の諸元は表1内に示す通りである。
【0144】
比較例3のタイヤ:繊維補強ゴム層を設けたタイヤであり、ベルト補強層の有機繊維コードとして用いられるナイロンコードは表示デニールが1400dtex/2、下撚りが13回/10cm、上撚りが13回/10cm〔撚り数が下×上(回/10cm)13×13と表示〕撚り係数が0.228であり、50±5°Cにおける1.4g/d荷重下の伸度が4.2%、170±5°Cにおける0.7g/d荷重下の伸度が4.5%である。その他の諸元は表1内に示す通りである。
【0145】
このような材料及び構造を有するラジアルタイヤに関し、走行音、操縦安定性を評価した結果を以下の表1に示す。
【0146】
【表1】
Figure 0004414540
【0147】
試験の結果から、本発明の提供された実施例のタイヤは、新品時のロードノイズが低く、3万km走行後もロードノイズが低く抑えられていることが分かる。
【0148】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載のラジアルタイヤは上記の構成としたので、新品時のロードノイズの低減を図りつつ、走行によるロードノイズ低減の悪化を抑制できる、という優れた効果を有する。また、繊維補強ゴム層により確実に補強を行える、という優れた効果を有する。
【0149】
請求項2に記載のラジアルタイヤは上記の構成としたので、確実に補強を行える、という優れた効果を有する。
【0150】
請求項3に記載のラジアルタイヤは上記の構成としたので、タイヤ重量の増加を抑えることができる、という優れた効果を有する。
【0151】
請求項4に記載のラジアルタイヤは上記の構成としたので、ビードフィラーの高さを低くしたことによる剛性の低下を補うこととタイヤ重量とを高次元でバランスさせることができる、という優れた効果を有する。
【0152】
【0153】
【0154】
請求項5に記載のラジアルタイヤは上記の構成としたので、安価に提供できる、という優れた効果を有する。
【0155】
【0156】
【0157】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るラジアルタイヤの断面図である。
【符号の説明】
10 ラジアルタイヤ
11 ビード部
14 カーカス
15 ビードフィラー
16 トレッド部
18 サイドトレッド部
20 ベルト層
22 ベルト補強層
24 繊維補強ゴム層

Claims (5)

  1. 一対のビード部と、両ビード部にトロイド状に跨がると共に端部がビードコアの回りをタイヤ内側から外側へ巻き上げられる少なくとも1枚のカーカスプライからなるカーカスと、前記カーカスプライの本体部分と巻き上げ部分との間に配置され前記ビードコアのタイヤ径方向外側へ延びるビードフィラーと、前記カーカスのクラウン部に位置するトレッド部と、前記カーカスのタイヤ幅方向外側に配置されるサイドトレッド部と、を備えると共に、前記トレッド部の内側に配置された少なくとも二層のベルト層の外周側に少なくとも一枚よりなるベルト補強層をトレッド部全体及び/又は両端部に配設し、前記ベルト補強層が繊維コードを複数本含むゴム引きされた狭幅のストリップを前記コードがタイヤ周方向に実質上、平行になるようにラセン状にエンドレスに巻きつけることにより形成されるラジアルタイヤであって、
    前記ベルト補強層コードが有機繊維コードからなり、かつ前記有機繊維コードが50±5°Cにおいて、1.4g/d荷重下の伸度が1.5%以上2.5%以下であり、かつ170±5°Cにおいて、0.7g/d荷重下の伸度が2.0%以上3.3%以下であり、
    前記サイドトレッド部と前記カーカスとの間に、少なくともタイヤ径方向内側端が前記ビードフィラーと重なり合う繊維補強ゴム層が配置され、
    タイヤ断面高さをSH、タイヤ径方向内側端からタイヤ径方向に沿って計測したビードフィラーの径方向外側端の高さをBFh、タイヤ径方向内側端からタイヤ径方向に沿って計測した前記繊維補強ゴム層のタイヤ径方向外側端の位置をSh、前記繊維補強ゴム層のゲージをt、としたときに、
    BFh/SH=15〜35%、
    Sh/SH=60〜75%、
    t=0.3〜1.5mm、
    に設定されており、
    前記繊維補強ゴム層の繊維は、太さが0.1〜1.0μmである、ことを特徴とするラジアルタイヤ。
  2. 前記繊維補強ゴム層の繊維は、長さが10〜2000μmである、ことを特徴とする請求項1に記載のラジアルタイヤ。
  3. 前記繊維補強ゴム層の繊維の配合量は、前記繊維補強ゴム層のゴム成分100重量部に対して、5〜30重量部である、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のラジアルタイヤ。
  4. 前記繊維補強ゴム層の繊維の配合量は、前記繊維補強ゴム層のゴム成分100重量部に対して、10〜20重量部である、ことを特徴とする請求項3に記載のラジアルタイヤ。
  5. 前記繊維はナイロン繊維である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のラジアルタイヤ。
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