JP4414042B2 - 船舶用エンジンの海水ストレーナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船舶においてエンジンの冷却水として使用される海水を取水するための船舶用エンジンの海水ストレーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
船舶(主として小型船舶)においては、一般に、船底に取り付けた海水ストレーナから取水した海水をエンジンの冷却水として使用しているが、従来の海水ストレーナとしては、例えば実用新案登録第3059818号公報に開示される如く、海水ポンプの吸込側に吸込管を介して接続される取水管とその下端部から同心をなして下拡がりに連なる漏斗状の吸込体とで構成されるストレーナ本体と、その下端開口部たる吸込口部に設けられたフィルタ板と、ストレーナ本体をその吸込口部が船底の外面に開口する状態で船底に取り付ける取付部材とからなり、複数のスリット状の吸込孔を形成したフィルタ板とストレーナ本体とを、フィルタ板が船尾方向に下り傾斜する形態で、鋳造により一体構成したもの(以下「従来ストレーナ」という)が周知である。
【0003】
而して、かかる従来ストレーナによれば、船舶の航走に伴って、海水がフィルタ板を通過して吸込体から取水管へと流入するが、航走方向と逆方向である船尾方向に下り傾斜するフィルタ板により海水を掬い取る如くして吸込口部へと誘導させることから、ストレーナによる航走抵抗の増加を可及的に回避しつつ良好な取水作用を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、海水には多くの海生繁殖物(特に、カキ,フジツボ等の貝類)が存在しているため、それらが海水と共にストレーナ本体内に侵入して、その内壁面に付着,繁殖し、強固に着床することになる。そして、かかる海生繁殖物が大量に着床すると、ストレーナ本体内における円滑な海水流動を妨げることになり、その結果、エンジン側への冷却水(海水)の供給量不足を生じて、エンジンのオーバヒート等を招来する虞れがある。したがって、ストレーナ本体内に着床した貝類等を定期的に清掃除去する必要がある。
【0005】
しかし、従来ストレーナにあっては、ストレーナ本体がフィルタ板と一体構成されているため、ストレーナ本体の内壁面における着床物の除去はフィルタ板に形成された吸込孔から棒状部材を挿入して行う他なく、極めて面倒であった。
【0006】
さらに、従来ストレーナにあっては、吸込体が取水管と同心をなす下拡がりの円錐台形状をなすものであり、ストレーナ本体内に形成される流路が取水管と軸線を同一とする直線状をなしている。一方、船舶の航走に伴って海水は吸込口部に船尾側から船首側へと向かって当該流路の軸線と交差する方向に行われる。したがって、フィルタ板から流入した海水が吸込体の船尾側内壁面に衝突して渦を生じることになり、海水の円滑な流動が行われず且つ海水流が相互に干渉して損失水頭が大きくなり、ストレーナによる取水効率が頗る悪くなる。
【0007】
また、従来ストレーナにあっては、フィルタ板を船尾方向(海水の流入方向)に下り傾斜させることによって、航走時におけるフィルタ板の海水抵抗を軽減させるように図っているが、フィルタ板の船尾側端部と船底の外面(下面)との間に段差があるため、この段差の周辺領域において、フィルタ板の表面(下面)に沿って船尾方向に相対流動してフィルタ板の船尾側端部を通過した海水により渦流(後流)が生じ易い。したがって、フィルタ板を船尾方向に下り傾斜させるのみでは、ストレーナによる航走抵抗の増加をさほど回避できない。
【0008】
本発明は、このような問題を生じることなく、海水を良好且つ効率良く取水することができる船舶用エンジンの海水ストレーナを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成すべく、取水管及びその下端部に連設された下拡がり漏斗状の吸込体で一体構成されるストレーナ本体と、吸込体の下端開口部たる吸込口部に着脱自在に取り付けられたフィルタ板と、ストレーナ本体をその吸込口部が船底の外面に開口する状態で船底に取り付ける取付部材とからなる船舶用エンジンの海水ストレーナを提案するものであり、特に、吸込体の吸込口部及びフィルタ板は同心状の円形をなしており、吸込体は、吸込口部の中心が取水管の軸線に対して船首方向に所定量偏倚した状態で、取水管に連設されており、フィルタ板は、船底から船尾方向に下り傾斜する船首側のフィルタ部分と該部分から船尾方向へ上り傾斜する船尾側の非フィルタ部分とからなる鉛直断面略V字形状をなしており、フィルタ部分にはその略全面において複数の吸込孔が穿設されており、吸込体の船首側内壁面はフィルタ部分の船首側端部から取水管の船首側内壁面に連なっており、吸込体の船尾側内壁面は、船尾方向において取水管の船尾側内壁面から膨出した状態で、非フィルタ部分の船尾側端部から取水管の船尾側内壁面に連なっている。
【0010】
また、かかる海水ストレーナにあっては、吸込体の船首内壁面を、船尾方向において取水管の船首側内壁面より膨出した状態で、吸込体の船尾側内壁面に連なるようにしておくことが好ましい。さらに、吸込体の船首側内壁面に、カキ,フジツボ等の貝類の着床を防止しうる船底塗料を塗布しておくことが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3及び図4〜図6に基づいて具体的に説明する。
【0012】
図1〜図3は本発明の第1の実施の形態を示したもので、この実施の形態における本発明に係る船舶用エンジンの海水ストレーナ(以下「第1海水ストレーナ」という)1aは、ストレーナ本体2とこれを船底(船舶の底壁)3に取り付ける取付部材4とストレーナ本体2に着脱自在に取り付けられたフィルタ板5を具備する。
【0013】
ストレーナ本体2は、図1〜図3に示す如く、前述した海水ポンプに給水管を介して接続される取水管20と、その下端部に連設された吸込体21とからなる一体構成の鋳造物である。吸込体21は、図1及び図2に示す如く、取水管20の下端部から下方に拡がる漏斗状のもので、その下端開口部は円形の吸込口部22に形成されている。吸込口部22の外周部には、これと同心をなす円環状の当接フランジ23が突設されている。なお、吸込口部22は取水管20の軸線24に直交する平面上に開口されている。
【0014】
取付部材4は、図1及び図3に示す如く、吸込体21を船底3に穿設した取付孔30に挿通させると共に当接フランジ23を船底3の外面(下面)に衝合させた状態で、ストレーナ本体2を船底3に取り付けうるものである。すなわち、取付部材4は、取水管20に挿入させた下拡がり漏斗状の挟圧体40と取水管20の外周ねじ部25に螺合させたナット41,41とからなり、ナット41,41を締め付けて前記当接フランジ23と挟圧体40の下端フランジ42(当接フランジ23と略同一径の円環状をなす)とで船底3を挟圧することにより、ストレーナ本体2を上記した状態に固定するようになっている。
【0015】
フィルタ板5は、図2〜図4に示す如く、吸込口部22と略同一径をなす円板状のもので、一対のビス50,50により吸込口部22に同心状をなして着脱自在に取り付けられている。なお、ビス50,50は、航走方向(A方向)に直交する船幅方向(図3における左右方向)に平行するフィルタ板5の直径線上においてフィルタ板5の外周端近傍部に穿設した貫通孔51,51に挿通されており、吸込体21の下端内周部に形成した膨出部26,26に螺着されている。
【0016】
フィルタ板5は、図1及び図2に示す如く、その中央部(上記直径線上の部分)52において略V字状に屈曲された鉛直断面略V字形状をなす鋳造物であり、船底3から当該中央部たる屈曲頂部52へと船尾方向(反A方向)に下り傾斜するフィルタ部分53と屈曲頂部52から船尾方向に上り傾斜する非フィルタ部分54とからなる板状体である。フィルタ部分53には、その略全面に亘って、複数のスリット状の吸込孔55…が船幅方向に並列して穿設されている。各吸込孔55は、フィルタ板5の中央部52からフィルタ板5の外周端近傍部まで航走方向(船首方向)に直線状に延びている。このフィルタ板5は、当該ストレーナにおける実質的な海水吸込口として機能するものである。なお、フィルタ部分53(及び非フィルタ部分54)の傾斜角度は、航走抵抗を可及的に減じることを条件として適宜に設定される。
【0017】
而して、吸込体21は、図1に示す如く、吸込口部23の中心27が取水管20の軸線24に対して船首方向(航走方向)に所定量L偏倚した状態で、取水管20の下端部に連設されている。そして、吸込体21の船首側内壁面21aは、取水管20の船首側内壁面20aから船尾方向に食み出すことなく、吸込孔55…の船首側端部55a…から非フィルタ部分54と略平行をなして取水管20の船首側内壁面20bへと円滑に連なっている。一方、吸込体21の船尾側内壁面21bは、図1に示す如く、取水管20の船尾側内壁面20bから船尾方向へ湾曲状に膨出した状態で、非フィルタ部分54の船尾側端部54aから取水管20の船尾側内壁面20bに円滑に連なっている。なお、船幅方向においては、図3に示す如く、取水管20の軸線24と吸込口部22の中心27とは齟齬せず一致している。
【0018】
ところで、船底3の外面には、一般に、海生繁殖物(特に、フジツボ,カキ等の貝類)の付着,繁殖による着床を回避する等のために適宜の船底塗料が塗装されるが、第1海水ストレーナ1aにあっては、吸込体21の船首側内壁面21aに当該船底塗料を塗布(塗装)してある。
【0019】
また、図4〜図6は本発明の第2の実施の形態を示したもので、この実施の形態における本発明に係る船舶用エンジンの海水ストレーナ(以下「第2海水ストレーナ」という)1bは、以下の点を除いて、第1海水ストレーナ1aと同一構成をなすものである。なお、以下の説明においては、第1海水ストレーナ1aと同一構成部分については、図4〜図6に同一符号を付すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0020】
すなわち、第2海水ストレーナ1bにあっては、フィルタ板5は、図4及び図5に示す如く、ビス50,50が取り付けられるフィルタ板中央部より船尾方向側の部分を屈曲頂部56とした鉛直断面略V字形のものとされていて、フィルタ板5におけるフィルタ部分53の占める面積比率を第1海水ストレーナ1aの場合より大きく設定してある。そして、フィルタ部分53には、その略全面に配して、第1吸込孔57…及びこれに船尾方向に若干の間隔を隔てて縦列する第2吸込孔58…が船幅方向に並列状に形成されている。なお、各吸込孔57,58は航走方向に延びるスリット状のものである。
【0021】
さらに、吸込体21の船首側内壁面21aの上端側部分21cは、図4に示す如く、船尾方向(反A方向)において取水管20の船首側内壁面20aより湾曲状に膨出させた状態で、第1吸込孔57の船首側端部57aから当該船首側内壁面20aに円滑に連なっている。
【0022】
また、第2海水ストレーナ1bにあっても、第1海水ストレーナ1aと同様に、吸込体21の船首側内壁面21a(膨出部分21cも含む)に船底塗料を塗布(塗装)してある。
【0023】
以上のように構成された第1又は第2海水ストレーナ1a,1bによれば、船舶の航走に伴って、海水6がフィルタ板5のフィルタ部分53を通過して吸込体21から取水管20へと流入する。このとき、海水6は、航走方向と逆方向である船尾方向に下り傾斜するフィルタ部分53により海水6を掬い取る如くして吸込口部22へと誘導される。また、フィルタ部分53に連なる非フィルタ部分54が船尾方向に上り傾斜されていることから、航走に伴ってフィルタ部分53を通過した海水による渦流(後流)の発生は非フィルタ部分54の存在によって防止される。したがって、ストレーナ1a,1bによる航走抵抗の増加を確実に回避しつつ良好な取水作用を行うことができる。
【0024】
また、吸込体21の船尾側内壁面21bが船尾方向に湾曲状に膨出した状態で取水管20の船尾側内壁面20bに連なっていることから、フィルタ部分53から吸込口部22を経て取水管20に至る湾曲状の海水流動路が形成されることになる。すなわち、この海水流動路は、図1又は図4に示す如く、フィルタ部分53から非フィルタ部分54に沿って海水流入方向(フィルタ部分53からの海水流入方向)と略平行に延びる入口路7とこの流入路7から緩やかな湾曲状をなして取水管20へと方向転換する連通路8とで構成される。したがって、フィルタ部分23から流入した海水6が、ストレーナ本体2の船尾側内壁面つまり吸込体21の船尾側内壁面21bに衝突して渦を生じることなく、入口路7から連通路8を経て取水管20内へと円滑に流入することになる。その結果、ストレーナ本体2内で海水流が相互に干渉するようなことがなく、損失水頭が可及的に小さくなり、ストレーナ1a,1bによる取水効率が従来ストレーナに比して大幅に向上する。かかる点は、第2海水ストレーナ1bにおける如く、船首側内壁面21aにも船尾側内壁面21bと略平行をなす膨出部21cを形成しておくことにより、より顕著となる。
【0025】
さらに、上記入口路7と連通路8とで構成される湾曲状の海水流動路においては、曲率半径の大きな外周側の船尾側内壁面21b上の海水流6bの流速が曲率半径の小さな内周側である船首側内壁面21a上の海水流6aの流速より大きくなる。ところで、高速流と低速流とが混在する領域にあって、カキ,フジツボ等の着床現象は、一般に、低速流領域において顕著に発生し、高速流領域においては殆どみられない。
【0026】
したがって、ストレーナ本体2内においても、高速流6bが形成される船尾側内壁面21bにはカキ,フジツボ等の着床は殆ど生じず、かかる着床は専ら低速流6aが形成される船首側内壁面21aで生じることになる。すなわち、ストレーナ本体2内においては、カキ,フジツボ等の着床が船首側内壁面21aに集中して行われることから、全体として、ストレーナ本体2内におけるカキ等の着床量が減少することになる。かかる点は、第2海水ストレーナ1bにおける如く、船首側内壁面21aにも船尾側内壁面21bと略平行をなす膨出部21cを形成しておくことにより、上記海水流6a,6b間の流速差がより大きくなるため、より顕著となる。なお、取水管20内においては、海水6がより高速で流動するため、内壁面への着床はない。
【0027】
このように、カキ,フジツボ等の着床が船首側内壁面21aに集中して行われることから、前述した如く当該内壁面21aに船底塗料を塗布しておくと、カキ,フジツボ等の着床を極めて長期に亘って効果的に防止することができる。しかも、船首側内壁面21a上の海水流6aは低速であることから、当該内壁面21aに塗布された船底塗料が容易に剥がれるようなことがなく、船底塗料による上記効果を長期に亘って維持することができる。
【0028】
また、フィルタ板5は、従来ストレーナのようにストレーナ本体2に一体形成されたものでなく、ビス50の操作によりストレーナ本体2から容易に取り外しできるものである。したがって、ストレーナ本体2内を清掃する必要が生じた場合にも、その作業をフィルタ板5の脱着により容易に行うことができる。
【0029】
なお、本発明は上記した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において、適宜に改良,変更することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように、本発明の海水ストレーナにあっては、海生繁殖物(特に、カキ,フジツボ等の貝類)の付着,繁殖のよる着床を可及的に回避することができ、仮に着床したとしても、ストレーナ本体の内壁面における極く僅かな領域においてカキ等が着床するに止まる。したがって、フィルタ板を着脱自在として、ストレーナ本体の内部清掃を容易に行いうることとも相俟って、海生繁殖物の着床除去作業を頻繁に行う必要がなく、その作業も極めて容易に行うことができる。特に、カキ等の着床が集中する部分(吸込体の船首側内壁面)に船底塗料を塗布しておくことにより、カキ等の着床を長期に亘って極めて効果的に防止することができる。さらに、吸込口部から取水管への海水流動を円滑に行うことができ、ストレーナ本体内における損失水頭の低減を図ることができる。
【0031】
したがって、本発明の海水ストレーナによれば、エンジンへの海水供給を円滑且つ良好に行うことができ、エンジンがオーバヒートするようなトラブルの発生がない。しかも、フィルタ板の船尾側部分を船尾方向に上り傾斜する非フィルタ部分に構成したことによって、フィルタ板の船首側部分であるフィルタ部分を船尾方向に下り傾斜させたこととも相俟って、ストレーナ本体への海水流入の円滑性を確保しつつ、ストレーナによる航走抵抗の増加を効果的に回避することができ、船舶の航走を常に安定した状態で良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1海水ストレーナを示す縦断正面図である。
【図2】第1海水ストレーナの底面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う縦断側面図である。
【図4】第2海水ストレーナを示す縦断正面図である。
【図5】第2海水ストレーナの底面図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿う縦断側面図である。
【符号の説明】
1a,1b…海水ストレーナ、2…ストレーナ本体、3…船底、4…取付部材、5…フィルタ板、6…海水、6a,6b…海水流、20…取水管、20a…取水管の船首側内壁面、20b…取水管の船尾側内壁面、21…吸込体、21a…吸込体の船首側内壁面、21b…吸込体の船尾側内壁面、22…吸込口部、24…取水管の軸線、27…吸込口部の中心、52,56…屈曲頂部、53…フィルタ部分、54…非フィルタ部分、54a…非フィルタ部分の船尾側端部、55,57,58…吸込孔、55a,57a…吸込孔の船首側端部(フィルタ部分の船首側端部)、A…航走方向(船首方向)。

Claims (2)

  1. 取水管及びその下端部に連設された下拡がり漏斗状の吸込体で一体構成されるストレーナ本体と、吸込体の下端開口部たる吸込口部に着脱自在に取り付けられたフィルタ板と、ストレーナ本体をその吸込口部が船底の外面に開口する状態で船底に取り付ける取付部材とからなる海水ストレーナであって、吸込体の吸込口部及びフィルタ板は同心状の円形をなしており、吸込体は、吸込口部の中心が取水管の軸線に対して船首方向に所定量偏倚した状態で、取水管に連設されており、フィルタ板は、船底から船尾方向に下り傾斜する船首側のフィルタ部分と該部分から船尾方向へ上り傾斜する船尾側の非フィルタ部分とからなる鉛直断面略V字形状をなしており、フィルタ部分にはその略全面において複数の吸込孔が穿設されており、吸込体の船首側内壁面は、船尾方向において取水管の船首側内壁面より膨出した状態で、フィルタ部分の船首側端部から取水管の船首側内壁面に連なっており、吸込体の船尾側内壁面は、船尾方向において取水管の船尾側内壁面から膨出した状態で、非フィルタ部分の船尾側端部から取水管の船尾側内壁面に連なっていることを特徴とする船舶用エンジンの海水ストレーナ。
  2. 吸込体の船首側内壁面に船底塗料を塗布してあることを特徴とする、請求項1に記載する船舶用エンジンの海水ストレーナ。
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