JP4413467B2 - 空気圧制御可能な枚葉紙保持機構を有する枚葉紙案内胴 - Google Patents

空気圧制御可能な枚葉紙保持機構を有する枚葉紙案内胴 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特許請求項1のおいて書き部分に記載の空気圧による制御の可能な枚葉紙保持機構を有する、印刷機用の枚葉紙案内胴に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の枚葉紙案内胴は、独国特許第 43 35 185 号公開公報より知られている。この枚葉紙案内胴は、返し胴として形成され、枚葉紙保持機構として空気圧による制御の可能な複数の吸引部を有し、後端部反転の技術思想に基づいて枚葉紙を反転するのに用いることができる。複数の吸引部は、吸引機能が働くように、一つの空気吸引用導管に機能的に連結され、この空気吸引用導管が、制御バルブ、及び上記返し胴の中空の軸部を介して、該中空の軸部の外側に設けられた負圧生成部(空気圧式機構)へと導かれている。一実施形態において、制御バルブは、返し胴の本体の内部の或る支点に、振り子運動するように支持されている。制御バルブには、枚葉紙案内胴の側部円板側に設けられた空気圧により動作可能な作動シリンダが、ピストン棒によって働き、この作動シリンダによって、表面、裏面印刷の運転時に、制御バルブがバルブタペットを介して半径方向カム付きのローラと係合状態とされるようになっている。半径方向カムは、カムシャフト上に設けられ、決められた回転角領域において吸引空気を制御するのに使用される。
【0003】
独国特許第 43 15 548 号公開公報より、空気圧制御可能な枚葉紙保持機構を有するさらに他の枚葉紙案内胴が知られている。回転バルブを介して、外側から、多径路遮断仕切り弁への空気を吸入する供給がなされる。枚葉紙案内胴は、この実施形態においては、枚葉紙把持部用機構として周囲に設けられた二つの吸引把持部アレイを有している。ここで、個々の吸引把持部アレイは、回転バルブに別々の回転バルブ接続部を有している。この回転バルブ接続部から、複数のホースが多径路遮断仕切り弁に導かれている。
【0004】
吸引部として形成された枚葉紙保持機構を有する枚葉紙案内胴の場合、とくに枚葉紙後端部を吸引する際には、反転運転時において、短時間にかなりの量が真空にされる必要がある。加えて、機械の回転数が増やされることによって、空気を吸引する制御に使用できる切り替え時間はますます短くなってきている。従来技術における上述の文献に従って解決しようとすると、次第にこの要求が満たされなくなってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記の欠点を解決し、とりわけ、反応の速い、空気圧で制御することのできる枚葉紙保持機構、および、空気を制御するための簡易な構成を有してなる冒頭に述べた類の枚葉紙案内胴を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による枚葉紙案内胴の第一の長所は、上記枚葉紙案内胴、かそれともその内部における少なくとも一つの空気用のタンク室の構成を用いて、空気を供給するための導管径路が短縮可能とされている点にある。しかも、空気を供給するための制御時間が著しく短縮される。
第一の実施形態においては、枚葉紙案内胴に設けられた少なくとも一つのタンク室から、スイッチング可能なバルブを介して、枚葉紙保持機構に必要とされる真空を得ることができるというのが同じく長所になっている。第二の実施形態においては、枚葉紙案内胴に設けられた少なくとも一つのタンク室から、スイッチング可能なバルブを介して、圧搾空気を得ることができるということ、そして、この圧搾空気が枚葉紙保持機構毎に導管の側でエゼクタに連結され、これにより、個々の枚葉紙保持機構に真空が作用するようになっていることが長所になっている。
【0007】
さらに、優れているのは、枚葉紙案内胴が、枚葉紙の搬送用に、等倍の大きさだけでなく何倍かの大きさ(2倍、3倍、等々)の胴として形成可能とされている点である。枚葉紙案内胴の構造上の形態に応じて、単体の枚葉紙保持機構が設けられるか、あるいは複数の枚葉紙保持機構が、一つの枚葉紙案内胴の外周側に対称的にずらされて配置される。
【0008】
さらなる実施形態において長所となるのは、タンク室が、スイッチングバルブによって吸引空気から圧搾空気に切換え可能とされているという点であり、これにより、吸引部用管を介して、この吸引部用管に配置された複数の吸引部を用いて、例えば、紙ぼこり、汚れ、あるいはパウダー等を吸引部用台から吹き飛ばすことができる。このこととは別に、圧搾空気を送り込むことによって、印刷材料を素早く吸引部から解放することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に基づき詳述する。
【0010】
枚葉紙を扱うオフセット輪転印刷機において、二つの印刷装置の間に、反転装置としての枚葉紙案内胴4が直列に配置されている。枚葉紙の搬送方向に対して上流側に設けられた第1の印刷装置は、枚葉紙案内胴としての圧胴1と、ゴムブランケット胴2と、プレート胴3とから構成されている。同じように、枚葉紙の搬送方向に対して枚葉紙案内胴4の下流側に設けられた第2の印刷装置は、枚葉紙案内胴としての圧胴1と、ゴムブランケット胴2と、プレート胴3とから構成されている。インキング装置、ならびに、必要に応じて用いられる湿し装置については、ここではこれ以上立ち入って説明はしない。
【0011】
上記プレート胴2、およびゴムブランケット胴3は、1倍(一回転周期分)の大きさとされ、圧胴1、ならびに返し胴としての枚葉紙案内胴4は、2倍の大きさに形成されている。
【0012】
図2に示す枚葉紙案内胴4は、好ましくは、例えば独国特許第 199 34 526 号公開公報より周知となっているような、胴の軸線13に対して対称な胴本体9から構成されている。枚葉紙案内胴4の胴外周部の内側には、胴の軸線13に対して平行平面とされた複数の部分面10が、枚葉紙保持機構5を支持するボードのそれぞれに対する台として、少なくとも一つの平面内に設けられている。これとは対照的に、複数の部分面10のそれぞれが或る一つの完全面10をなして台として形成されていていもよい。
【0013】
例えば2倍の大きさの胴を有する反転装置としての枚葉紙案内胴4は、胴本体9の半分毎の外周側の位置に、180°ずらされて対蹠点上に配置された二つの枚葉紙保持機構5を有している。枚葉紙14用の枚葉紙保持機構5は、本実施形態においては、それぞれ、振り子運動可能な吸引部用管11および複数の吸引把持部12を有する吸引部用機構8と、第1の把持部用機構6(裏面印刷用把持部)と、相応しい把持部用シャフトを有した第2の把持部用機構7(表面印刷用把持部)とから構成されている。この第2の把持部用機構7の把持部用シャフトは、該把持部用シャフトを制御するため、ローラクランクならびにカムローラと、把持部用支持部と、対応して設けられた半径方向カムとを備えている。それぞれの枚葉紙保持機構5は、さらに、把持部用機構6,7の揺動シャフトを相応に制御するのに用いられる半径方向カムを有する揺動シャフトと、例えばカム型ないし連結型の動力伝達装置といった揺動運動機構とを吸引部用機構8に対して有している。吸引部用機構8は、枚葉紙を案内する胴(圧胴1および枚葉紙案内胴〔返し胴〕4)の間で枚葉紙14を受け渡すのに用いられるとともに、枚葉紙案内胴4上で吸引部用機構8から隣接する第1の把持部用機構6(裏面印刷用把持部)に内的に枚葉紙を受け渡すのにも用いられる。
【0014】
枚葉紙案内胴4は、その両側が側壁部17内におけるそれぞれの軸受16に支持されている。図2に示す軸受16は、カラー28を回転自在に受け、このカラー28は、その自由端(側壁の外側)では駆動歯車18に連接され、他方の側(側壁の内側)ではその端面で枚葉紙案内胴4に着脱自在に接続されている。こういった接続や支持に関する技術思想は、独国特許第 42 27 643 号公開公報から知られている。
【0015】
枚葉紙案内胴4は、その外周に、少なくとも一つの固定して設けられた、空気圧を作用させ、空気圧を調整して入れることのできる第1のタンク室15を有しており、このタンク室15は、枚葉紙案内胴4の円周(把持部が描く円の軌跡)の内側に設けられている。本実施形態による枚葉紙案内胴4においては、少なくとも或る空気圧が印加可能な前記タンク室15は、胴本体9の内側に設けられている。例えば、タンク室15は、斯かる類の枚葉紙案内胴4ないし胴本体9の製造に際して、すでに空洞室として鋳造可能とされている。このとき、ウェブ板状の複数の垂直部26もしくは胴本体9によって、複数の独立した空洞室に(複数のタンク室15)に内部が分割されていることが好ましい。
【0016】
胴本体9、及び/又は、垂直部26によって境界を与えることに加えて、タンク室15は、蓋板(それぞれ上部、および下部)によって密閉され、これにより、各タンク室15が気密にカプセル化されている。図2および図3には、見やすいようにするため、タンク室15における蓋板の配置は図示されていない。
【0017】
図2による第一の実施形態において、枚葉紙案内胴4には、少なくとも或る負圧を付与することのできる第1のタンク室15が設けられている。タンク室15は、吸引部用機構8毎に、枚葉紙案内胴4に固定して設けられた個々のスイッチングバルブ23に、接続開口部25を介して連結されている。個々のスイッチングバルブ23は、電気的な制御導線22によって装置制御部に、そして、圧搾空気用導管20によって空気圧式機構に連結されている。
【0018】
このタンク室15から、胴本体9の(部分)面10に好適に固定されたボード上に設けられた吸引部用機構8の一つの吸引部用管11(枚葉紙保持機構5の一部)まで、供給管24が導かれている。
【0019】
第1のタンク室15の近くには、主としてこのタンク室15を密閉する蓋板に、少なくとも一つの制御可能なスイッチングバルブ23が固定されている。とりわけ、このスイッチングバルブ23は、仕切り弁を有した電気的−エア式操作可能なバルブとされていることが好ましい。このスイッチングバルブ23は、スイッチングバルブ23の仕切り弁の軸線が主として胴の軸線13に対して軸平行に配置されるように、枚葉紙案内胴4(ないし胴本体9)に固定されている。個々のスイッチングバルブ23は、さらに、第1のタンク室15と連通している接続開口部25を有し、しかも、特に電気的な制御導線22に連結されており、この制御導線22が計算機ユニットもしくは駆動制御室に機能的に接続されている。
【0020】
さらに、スイッチングバルブ23は、圧搾空気用導管20に連結され、この圧搾空気用導管20は、枚葉紙案内胴4ないし胴本体9の軸線方向に軸受16ないしとりわけカラー28を通って外側へ、空気圧式機構(図示せず)まで導かれている。圧搾空気用導管20は、胴の軸線に対して軸線平行に延び、胴本体9の内部に設けられた少なくとも一つの流路を介して導かれていることが好ましい。
第1のタンク室15は、少なくとも一つの真空用導管19に連結されており、この真空用導管19は、枚葉紙案内胴4ないし胴本体9の軸線方向に軸受16ないしとりわけカラー28を通って外側へ、空気圧式機構(図示せず)まで導かれている。
圧搾空気用導管20および真空用導管19は、このとき、少なくとも一つの回転伝達部27によって、直列に挿入された空気圧式機構に連結されている。
【0021】
外周に180°程ずらされて配置された二つの枚葉紙保持機構5を有する枚葉紙案内胴4の実施形態において、個々の吸引部用機構8に対して、少なくとも第1のタンク室15、あるいはこれに代わるものとして、蓋板によって密閉可能とされたさらなるタンク室15が、枚葉紙案内胴4に設けられている。複数のタンク室15の構成の場合、これらのタンク室15は、お互いに導管ないし流路によって各吸引部用機構8に連通している。
【0022】
複数の(好ましくは二つの)外周側に設けられた吸引部用機構8を有する好ましい一実施形態において、第1のタンク室15には、このタンク室15を密閉する互いに対向配置された蓋板(上部および下部)に、それぞれ一つのスイッチングバルブ23が設けられていることが好ましい。個々のスイッチングバルブ23は、それぞれ接続開口部25を介して第1のタンク室15に連通している。個々のスイッチングバルブ23は、圧搾空気用導管20および制御導線22に連結されている。
要約して述べれば、個々の吸引部用機構8には、一つの供給管24、少なくとも第1のタンク室15、ならびに(タンク室15に対する)接続開口部25を有するスイッチングバルブ23、さらには、制御導線22と圧搾空気用導管20とが、対応して設けられている。
【0023】
さらなる一実施形態において、枚葉紙案内胴4は、真空がさらに多く必要である場合には、第1のタンク室15に加えて、第2のタンク室21を有しており、この第2のタンク室21は、好ましくは、軸受16の内側、より具体的には、駆動歯車18のカラー28内の中心に設けられ、空気圧を供給する導管側において、少なくとも一つの第1のタンク室15に機能的に接続されている。この第2のタンク室21は、第1のタンク室15と同様、真空用導管19に連結されるとともに、回転伝達部27によって空気圧式機構に連結されている。
【0024】
第一の実施形態においては、以下のような動作となる。専ら枚葉紙保持機構5だけを有する枚葉紙案内胴4の実施形態の場合、装置制御部によって、スイッチングバルブ23に、制御導線22を介して制御パルスが角度相関された状態で伝達される。この制御パルスによって、圧搾空気用導管20内に入っている圧搾空気が活性化され、スイッチングバルブ23の可動仕切り弁のスイッチが入れられる。このとき、このスイッチングバルブ23によって、吸引部用管11ならびに吸引把持部12を含めた供給管24が、接続開口部25を介して第1のタンク室15に対して開放され、これにより、供給管24、吸引部用管11、および吸引把持部12から空気(周囲の圧力)が引かれて、枚葉紙を固定するために吸引把持部12に負圧(真空)が短い反応時間内に生じるようになっている。このため、空気圧式機構に連結された真空用導管19ならびに第1のタンク室15には、終始、印加する負圧が作用している。
【0025】
ずらした状態で外周側に配置された複数の枚葉紙保持機構5(吸引部用機構8)を有する枚葉紙案内胴4の実施形態の場合、装置制御部によって、スイッチングバルブ23に、制御導線22を介して制御パルスが角度相関された状態で伝達される。この制御パルスによって、さらに圧搾空気用導管20内に入っている圧搾空気が活性化され、スイッチングバルブ23の可動仕切り弁のスイッチが入れられる。このとき、このスイッチングバルブ23によって、吸引部用管11ならびに吸引把持部12を含めた供給管24が、接続開口部25を介して第1のタンク室15に対して開放され、これにより、供給管24、吸引部用管11、および吸引把持部12から空気(周囲の圧力)が引かれて、枚葉紙を固定するために吸引把持部12に負圧(真空)が短い反応時間内で生じるようになっている。このために、空気圧式機構に連結された真空用導管19ならびに第1のタンク室15は、終始、或る印加する負圧が作用している。
【0026】
例えば受け渡しのときのように、枚葉紙14を保持する吸引部用機構8で枚葉紙14を固定した状態を解除する必要があるときは、装置制御部によって、各吸引部用機構8に配設されたスイッチングバルブ23に、制御導線22を介して新たな制御パルスが角度相関された状態で伝達される。圧搾空気用導管20により、入っている圧搾空気を介してスイッチングバルブ23の仕切り弁のスイッチが入れられる。このとき、吸引部用機構8における負圧供給部が、この仕切り弁によって、短い反応時間で閉められてしまい、これにより、吸引把持部12、吸引部用管11、および供給管24が周囲の圧力で満たされる。このように、吸引把持部12、吸引部用管11、および供給管24が周囲の圧力で満たされることによって、前に負圧によって固定されていた枚葉紙が解放される。
【0027】
さらに好ましい実施形態において、供給管24、吸引部用管11、および吸引把持部12に圧搾空気を(負圧状態が解消された後)作用させることができるよう、圧搾空気用導管20が個々のスイッチングバルブ23に連結されている。この構成は、吸引部用機構8がさらに短い反応時間内に常圧に戻されなければならない場合に、そして/あるいは、例えば、紙くず、粉末粒子等といった吸引把持部12に付着した汚れを圧搾空気で除去するのに優れている。このようにして、吸引把持部12は、付着した汚れが吹き飛ばされ、汚れの無い状態にされる。
【0028】
図3に示す第二の実施形態において、枚葉紙案内胴4ないし胴本体9には、少なくとも一つの圧搾空気を働かせることのできる第一のタンク室15が設けられている。このタンク室15は、吸引部用機構8毎に、枚葉紙案内胴4ないし胴本体9に固定して設けられた個々のスイッチングバルブ23に、接続開口部25を介して連結されている。個々のスイッチングバルブ23は、延出した圧搾空気用導管31、および供給管24によって、配設された吸引部用機構8に連結されている。ここで、圧搾空気用導管31と、吸引部用機構8へ導かれる供給管24との間には、エゼクタ30が直列に挿入されて設けられている。このエゼクタ30は、さらに、例えば周囲への排出管32を有していて、枚葉紙案内胴4の外周部の内側において、この枚葉紙案内胴4ないし胴本体9に設けられている。
吸引部用機構8毎に、個々のスイッチングバルブ23は、電気的な制御導線22によって装置制御部に連結されている。
第1のタンク室15の近くには、主としてこのタンク室15を密閉する蓋板に、少なくとも一つの制御可能なスイッチングバルブ23が固定されている。とりわけ、このスイッチングバルブ23は、仕切り弁を有した電気的に操作可能なバルブとされていることが好ましい。このスイッチングバルブ23は、スイッチングバルブ23の仕切り弁の軸線が、胴の軸線13に対して軸平行に好適に設けられるよう、枚葉紙案内胴4(ないし胴本体9)に固定されている。
【0029】
加えて、スイッチングバルブ23は、圧搾空気を加えることのできる上記タンク室15を介して、このタンク室15に合流している圧搾空気供給管29に連結しており、枚葉紙案内胴4もしくは胴本体9の軸線方向に軸受16ないしとりわけカラー28を通って外側へ、圧搾空気を生成する空気圧式機構(図示せず)まで導かれている。圧搾空気供給管29は、胴の軸線13に対して軸線平行に延び、胴本体9の内部に設けられた少なくとも一つの流路を介して導かれていることが好ましい。
圧搾空気供給管29は、少なくとも一つの回転伝達部27によって、直列につながれた空気圧式機構(図示せず)に連結されている。
【0030】
外周に180°程ずらされて配置された二つの枚葉紙保持機構5を有する2倍の大きさとされた枚葉紙案内胴4の実施形態において、個々の吸引部用機構8に対して、少なくとも第1のタンク室15、あるいはこれに代わるものとして、蓋板によって密閉可能とされた他のタンク室15が、枚葉紙案内胴4ないし胴本体9に設けられている。複数のタンク室15の構成の場合、これらのタンク室15は、お互いに導管ないし流路によって各吸引部用機構8に連通している。
【0031】
複数の(好ましくは二つの)外周側に設けられた吸引部用機構8を有する好ましい一実施形態において、第1のタンク室15には、このタンク室15を密閉する互いに対向配置された蓋板(上部および下部)に、それぞれ一つのスイッチングバルブ23が(吸引部用機構8毎に)設けられていることが好ましい。個々のスイッチングバルブ23は、それぞれ接続開口部25を介して第1のタンク室15に連通し、かつ、圧搾空気供給管29に空気圧を供給する供給側で連結され、さらに、制御導線22に連結されている。
【0032】
さらなる一実施形態において、枚葉紙案内胴4は、正圧がさらに多く必要である場合には、第1のタンク室15に加えて、第2のタンク室21を有しており、この第2のタンク室21は、好ましくは、軸受16の内側ないし駆動歯車18のカラー28内の中心に設けられ、空気圧を供給する導管側において、少なくとも一つの第1のタンク室15に機能的に接続されている。この第2のタンク室21は、第1のタンク室15と同様、圧搾空気供給管29に連結されるとともに、回転伝達部27によって空気圧式機構(図示せず)に連結されている。
【0033】
第二の実施形態においては、以下のような動作となる。専ら枚葉紙保持機構5(吸引部用機構8)だけを有する枚葉紙案内胴4ないし胴本体9の実施形態の場合、装置制御部によって、スイッチングバルブ23に、制御導線22を介して制御パルスが角度相関された状態で伝達され、スイッチングバルブ23の可動仕切り弁のスイッチが入れられる。このとき、このスイッチングバルブ23によって、接続開口部25を介して、タンク室15内に入っている圧搾空気が圧搾空気用導管31に向かって解放される。圧搾空気は、圧搾空気用導管31によってエゼクタ30に導かれ、このエゼクタ30によって、空気が周辺に排出され、そして、それに先立って、供給管24、および吸引把持部12を有する吸引部用管11の空気(周囲の圧力)が引かれて、枚葉紙を固定するために吸引把持部12に負圧(真空)が短い反応時間内で生じるようになっている。このため、空気圧式機構に連結された圧搾空気供給管29、およびタンク室15には、終始、或る印加する正圧が作用している。
【0034】
ずらした状態で外周側に配置された複数の枚葉紙保持機構5(吸引部用機構8)を有する枚葉紙案内胴4ないし胴本体9の実施形態の場合、装置制御部によって、枚葉紙14を保持する各々制御すべき吸引部用機構8に配設されたスイッチングバルブ23に、制御導線22を介して制御パルスが角度相関された状態で伝達され、スイッチングバルブ23の可動仕切り弁のスイッチが入れられる。このとき、このスイッチングバルブ23によって、圧搾空気供給管31がタンク室15も合わせて接続開口部25を介して開放され、これにより、個々の操作される吸引部用機構8の供給管24、吸引部用管11、および吸引把持部12から空気(周囲の圧力)が引かれて、枚葉紙を固定するために吸引把持部12に負圧(真空)が短い反応時間内で生じるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 二つの印刷装置の間にある反転装置としての枚葉紙案内胴を示す側面図である。
【図2】 空気圧制御可能な枚葉紙保持機構を備えた第一の実施形態による枚葉紙案内胴を示す図である。
【図3】 空気圧制御可能な枚葉紙保持機構を備えた第二の実施形態による枚葉紙案内胴を示す図である。
【符号の説明】
1・・・圧胴
2・・・ゴムブランケット胴
3・・・プレート胴
4・・・枚葉紙案内胴
5・・・枚葉紙保持機構
6・・・第1の把持部用機構
7・・・第2の把持部用機構
8・・・吸引部用機構
9・・・胴本体
10・・・面(部分面)
11・・・吸引部用管
12・・・吸引把持部
13・・・胴の軸線
14・・・枚葉紙
15・・・第1のタンク室
16・・・軸受
17・・・側壁
18・・・駆動歯車
19・・・真空用導管
20・・・圧搾空気用導管
21・・・第2のタンク室
22・・・制御導線
23・・・スイッチングバルブ
24・・・供給管
25・・・接続開口部
26・・・垂直部
27・・・回転伝達部
28・・・カラー
29・・・圧搾空気供給管
30・・・エゼクタ
31・・・圧搾空気用導管
32・・・排出管

Claims (6)

  1. 印刷機内において空気圧制御可能な枚葉紙保持機構、とりわけ吸引部用機構を有する枚葉紙案内胴において、
    正圧を付与することのできる第1のタンク室(15)が設けられ、
    前記第1のタンク室(15)は、圧胴(1)同士の間若しくは枚葉紙案内胴(4)同士の間、又は圧胴(1)若しくは枚葉紙案内胴(4)内部において枚葉紙を受け渡すために用いられる前記吸引部用機構(8)毎に、該枚葉紙案内胴(4)に固定して設けられた個々のスイッチングバルブ(23)に接続開口部(25)を介して連結され、
    個々の前記スイッチングバルブ(23)は、圧搾空気用導管(31)と、該枚葉紙案内胴(4)に固定されて排出管(32)を有して直列に挿入されたエゼクタ(30)と、供給管(24)とによって、対応して設けられた吸引部用機構(8)に連結され、
    前記スイッチングバルブ(23)は、電気的な制御導線(22)によって装置制御部に連結されており、
    枚葉紙を前記枚葉紙案内胴(4)に固定する場合には、前記エゼクタ(30)が吸気することによって、前記吸入部用機構(8)近傍の空気が前記供給管(24)を介して前記エゼクタ(30)に導かれ、これにより前記吸入部用機構において負圧が発生し、
    枚葉紙を前記枚葉紙案内胴(4)から固定解除する場合には、前記スイッチングバルブ(23)が閉じて、圧搾空気が前記接続開口部(25)を介して前記エゼクタ(30)まで導かれることのないようにしていることを特徴とする枚葉紙案内胴。
  2. 請求項に記載の枚葉紙案内胴において、
    前記第1のタンク室(15)は、該枚葉紙案内胴(4)の軸線方向に設けられた少なくとも一つの圧搾空気供給管(29)によって連結され、この圧搾空気供給管(29)は、該枚葉紙案内胴(4)から外側へ、空気圧式機構まで導かれていることを特徴とする枚葉紙案内胴。
  3. 請求項またはに記載の枚葉紙案内胴において、
    前記圧搾空気供給管(29)は、軸受(16)もしくはカラー(28)を通って空気圧式機構まで導かれていることを特徴とする枚葉紙案内胴。
  4. 請求項またはに記載の枚葉紙案内胴において、
    該枚葉紙案内胴(4)と空気圧式機構との間で、前記圧搾空気供給管(29)が少なくとも一つの回転伝達部(27)によって機能的に接続されていることを特徴とする枚葉紙案内胴。
  5. 請求項またはに記載の枚葉紙案内胴において、
    前記第1のタンク室(15)は、対向配置された蓋板によって密閉され、かつ、それぞれの前記蓋板には、それぞれスイッチングバルブ(23)が設けられるとともに、それぞれの圧搾空気用導管(31)と、エゼクタ(30)と、供給管(24)とによって、それぞれの吸引部用機構(8)に連結され、かつ、それぞれの前記スイッチングバルブ(23)は、それぞれの接続開口部(25)を介して前記第1のタンク室(15)に連通し、かつ、それぞれの前記スイッチングバルブ(23)は、制御導線(22)に連結されていることを特徴とする枚葉紙案内胴。
  6. 請求項またはに記載の枚葉紙案内胴において、
    第2のタンク室(21)を有し、この第2のタンク室(21)は、駆動歯車18のカラー28内の中心に設けられるとともに、導管側において、前記第1のタンク室(15)に連結され、かつ、空気圧式機構とともに圧搾空気供給管(29)に連結されていることを特徴とする枚葉紙案内胴。
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