JP4412793B2 - 渦流式ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は可変吐出能力特性を有する渦流式ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
流体吸入口と流体吐出口、及びそれらの間に円環状に延びる流体の流路を設けられたハウジングと、該流路に対応して形成された複数個の羽根を有すると共に前記ハウジング内に回転可能に取り付けられたインペラ(羽根車)と、前記流体の流路の両端に接続する流体吸入口と流体吐出口との間に配置されてそれらの間の流体の流れを遮断する仕切部(ストリッパブロック)と、前記流路の有効な断面積を変化させるように該流路内で移動可能な隔壁部材とによって構成される可変吐出能力型の渦流式ポンプ(再生ポンプ)が提案されている(特開平8−177777号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の渦流式ポンプは吐出能力を減少させることは可能であるが、吐出能力を零にすることはできない。渦流式ポンプを駆動するために消費される動力の量は一般に回転数の3乗に比例して増大するので、自動車のエンジンのように、回転速度が自動車の走行条件というポンプに対する要求吐出量とは直接関係のない要因に応じて大幅に変動する原動機によって渦流式ポンプを駆動する場合には、エンジンが高速で回転していても渦流式ポンプの運転は停止したい状態がしばしば起こる。従って、そのような状態に対応するためには渦流式ポンプに電磁クラッチのような吐出能力の制御手段を併設する必要があり、それによって渦流式ポンプが大型化するとか、高価なものになるという問題があった。
【0004】
本発明は、従来の渦流式ポンプにおける前述のような問題に対処して、コストの大幅な上昇や体格の大型化を伴うことなく、簡単な構成によって渦流式ポンプの吐出能力を実質的に零まで変化させ得る新規な手段を提供し、それによって、渦流式ポンプを駆動するエンジンの高回転時や、渦流式ポンプの運転が不要となった状態において、渦流式ポンプの過剰な吐出能力を効果的に抑制することによって、渦流式ポンプを駆動するための無駄なエネルギー消費を防止することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の請求項1に記載された渦流式ポンプを提供する。即ち、本発明は、通常の渦流式ポンプにおいて、インペラとそれを回転駆動する駆動手段との間に、渦流式ポンプの本体内部に設けられ、駆動手段によって常時回転している部材からなる小型ポンプである圧力源から供給される流体の圧力を受けて作動することにより、回転動力の伝達及び遮断作用をするクラッチ機構を設けた点に特徴がある。従って、流体の圧力を制御することによって、クラッチ機構を係合状態として渦流式ポンプのインペラを回転させたり、停止させることができるから、電磁クラッチに比べて簡単な構成によって渦流式ポンプの吐出能力を自由に制御することができる。
【0006】
本発明においては、圧力源から供給される流体の圧力を受けて作動するクラッチ機構に、駆動手段によって常時回転している摩擦板を設けて、インペラを回転駆動する際に、摩擦板を流体の圧力によって駆動手段のシャフトに沿って変位させることにより、その摩擦板をインペラに形成された摩擦面に係合させて伝動を行うように構成することができる。このようにクラッチ機構を作動させるための圧力源は渦流式ポンプの本体の内部に設けられていてもよいし、本体とは別に外部に設けられていてもよい。
【0007】
圧力源を渦流式ポンプの本体の内部に設ける場合に、その圧力源は駆動手段によって常時回転している部材からなる小型ポンプとして構成することができる。本体の内部に設けられた圧力源を制御するためには、何らかの弁手段を設けるとよい。その弁手段は、例えば圧力源の高圧側と低圧側との間を連通・遮断する弁として構成することができる。この小型ポンプは、本体と同様に渦流式ポンプとすることができる。その場合の変形例として、流体入口と流体出口との間に延びる円環状の流体流路をシート状の弾性材料からなる流路形成部材によって覆うことにより、小型ポンプの吐出能力を零にする時に円環状の流体流路を流体が流れるのを抑制して、僅かでも動力が無駄になるのを防止することができる。
【0008】
本発明の渦流式ポンプは、望ましい用途として、例えば、自動車用エンジンの冷却水、或いはハイブリッド車両又は電気自動車用のインバータの冷却水を冷却水循環システム内で循環させるための冷却水ポンプや、車両暖房用のヒータコアへ循環させるためのポンプとして利用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1から図6に本発明の第1実施例としての渦流式ポンプ100の構造と、その作動状態を示す。第1実施例の渦流式ポンプ100は、メインポンプ部101と、吐出能力制御のためにメインポンプ部101に付属している小型のサブポンプ部102とから構成された複合型ポンプとなっている。この場合はサブポンプ部102にも、吐出能力はきわめて小さいものの形式的に見る限り渦流式ポンプに属するものを使用している。
【0010】
これらの図において、1はメインポンプ部101のインペラ、2はフロントハウジング、3はフロントハウジング2に対して図示しない通しボルト等によって一体化されたリアハウジング、4はリアハウジング3に概ね円環状に(仕切部となる不連続部分が設けられているので完全な円環状ではない)形成された渦流式ポンプ部101の流体流路であって、半円形の断面形を有する。5は軸シール、6はシャフトであって、その軸端にプーリ7が取り付けられており、プーリ7は軸受10を介してフロントハウジング2によって、シャフト6と共に回転可能に軸支されている。8はリアハウジング3に設けられた流体入口、9は流体入口8に隣接して同じリアハウジング3に設けられた流体出口であって、それらは前述の流体流路4の不連続部分(仕切部)の両側において、流体流路4の両端に接続している。
【0011】
メインポンプ部101の概ね円盤状のインペラ1は、滑り軸受11を介して、リアハウジング3に形成された短い軸部3aに回転自由に軸支されており、シャフト6に直接に連結されてはいない。インペラ1には、リアハウジング3に形成された前述の円環状の流体流路4に対向するように多数の放射状の溝1aが形成されている。放射状の溝1aはそれぞれ流体流路4の半円形の断面形に連続する半円形の断面形を有するので、流体流路4と放射状の溝1aの断面形は接続して図1に示すように略完全な円形を呈する。また、インペラ1のフロントハウジング2の側の背面には環状の平面としての摩擦面1b(図2及び図3参照)が形成されている。
【0012】
12はサブポンプ部102のインペラを示す。インペラ12は概ね円盤形で、シャフト6の内端部にボルトによって取り付けられており、プーリ7が図示しない自動車用のエンジン等によって回転駆動されるときは常時回転するようになっている。インペラ12には小さいながらも前述のインペラ1の放射状の溝1aに似た放射状の溝12aが多数形成されており、それらの放射状の溝12aは、フロントハウジング2の内面に円環状に形成された流体流路16に対向している。これらの放射状の溝12a及び環状の流体流路16もまた半円形の断面形を有する。従って、これらの部分からなるサブポンプ部102もまた小さな渦流式ポンプを構成するが、渦流式ポンプとしての性能(昇圧能力、流量、消費動力等)はメインポンプ部101に比べるときわめて小さく、それらを複合した渦流式ポンプ100の性能はメインポンプ部101のみによって決まる。
【0013】
渦流式ポンプ100の、従ってメインポンプ部101の吐出能力を制御するために、サブポンプ部102の円環状の流体流路16の一部に向かって進入することができる堰板状の弁板を備えている高低圧開閉バルブ17が設けられ、その弁板17aが図3に示すように流体流路16の一部へ進入したときは、円環状の流体流路16は断ち切られて不連続部分(仕切部)が形成される。高低圧開閉バルブ17はソレノイドや流体圧等によって駆動され、その弁板17aの位置は外部の信号によって図2又は図3に示すように制御される。図4に示すように、高低圧開閉バルブ17が制御されて弁板17aが流体流路16内へ進入し、流体流路16に不連続部分を形成したとき、不連続部分の両側がそれぞれサブポンプ部102の昇圧開始位置20と昇圧終了位置21になる。
【0014】
フロントハウジング2の内面には並行する2本の円環状の細い溝18及び19が形成されていて、図4から図6に示すように、溝18は前述の流体流路16の昇圧開始位置20と連通して低圧流路となると共に、それよりもプーリ7側に形成された溝19は昇圧終了位置21と連通してサブポンプ部102の供給圧流路となる。13はメインポンプ部のインペラ1とサブポンプ部のインペラ12との間に挿入された円盤状の摩擦板であって、フロントハウジング2の円筒状の内壁面に対して微小な間隙を残して実質的に気密に嵌合すると共に、シャフト6に対してキーやスプラインのような手段によって一体的に回転するが、軸方向には相対的に移動できるように、サブポンプ部のインペラ12のボス部12bによって軸支されている。この場合、前述の低圧流路18と供給圧流路19は、それぞれ摩擦板13の軸方向の前後に形成される空間に連通し得る。なお、14は摩擦板13の軸方向の可動範囲を制限するストッパであって、15は摩擦板13をサブポンプ部のインペラ12に向かって軸方向に付勢するリターンスプリングである。
【0015】
第1実施例の渦流式ポンプ100はこのような構成を有するから、シャフト6がプーリ7を介して自動車用のエンジン等によって常時回転駆動されている状態において、渦流式ポンプ100の、従って、メインポンプ部101の吐出能力を零としたい所謂OFF時には、図2に示すように高低圧開閉バルブ17の弁板17aをサブポンプ部の流体流路16内から外方へ退避させて、図5に示すように流体流路16を不連続部分(仕切部)のない完全な円環状とする。それによってサブポンプ部102の昇圧能力は零となり、昇圧開始位置20と昇圧終了位置21との間に差圧が発生しないので、低圧流路18と供給圧流路19内の流体の圧力は同じ高さとなる。その結果、図2に示すように摩擦板13はリターンスプリング15によって押されてメインポンプ部のインペラ1の摩擦面1bから離れ、シャフト6の回転がインペラ1へ伝達されないために、メインポンプ部101、従って、渦流式ポンプ100の吐出能力が実質的に零となる。
【0016】
メインポンプ部101によって加圧された流体を吐出させる必要がある渦流式ポンプ100の所謂ON時には、図3に示すように高低圧開閉バルブ17を作動させてその弁板17aをサブポンプ部102の流体流路16内へ進入させる。それによって図6に示すように、昇圧開始位置20と昇圧終了位置21との間において、流体流路16が弁板17aによって遮断されて不連続部分(仕切部)が生じるので、流体流路16の昇圧開始位置20、従って低圧流路18の流体の圧力よりも、昇圧終了位置21、従って供給圧流路19の流体の圧力の方が高くなるから、図3に示すように摩擦板13はメインポンプ部のインペラ1に向かって押圧されて、リターンスプリング15に抗して軸方向に移動し、摩擦面1bに接触してシャフト6の回転をインペラ1へ伝達し、メインポンプ部101を駆動状態とする。それによって、メインポンプ部101は、一般の渦流式ポンプと同様な作動原理によって、流体入口8から吸入した流体を流体流路4内を移動させる間に加圧して、流体出口9から圧力流体として吐出するようになる。
【0017】
従って、第1実施例の渦流式ポンプ100においては、高低圧開閉バルブ17の制御によって軸方向に移動する摩擦板13とインペラ1の摩擦面1bがクラッチ作用をするので、電磁クラッチのように構造が複雑、大型で、高価な別のクラッチを設ける必要がなく、吐出流量や昇圧能力(吐出能力)を簡単に零とすることができる。即ち、自動車用のエンジンのような動力源の高回転時等において、ポンプ100の吐出能力が過剰となったときには、高低圧開閉バルブ17を操作することによって過剰な吐出能力を容易に抑制することができる。なお、サブポンプ部102の流体流路16はメインポンプ部101の流体流路4に比べて十分に小さいので、高低圧開閉バルブ17のアクチュエータは小型のものでよく、小型で簡単な構造のサブポンプ部102を設けることによって、メインポンプ部101の大きな吐出能力を自由に制御することができる。この場合、サブポンプ部102によって加圧されて摩擦板13を移動させる作動流体としては、ハウジング2及び3内においてメインポンプ部101からサブポンプ部102内へ洩れてくる流体を使用するが、ハウジング内にある空気等を作動流体として使用することもできる。
【0018】
また、第1実施例においてはメインポンプ部101のみならず、サブポンプ部102をも渦流式ポンプとして構成しているが、本発明においては小型のサブポンプ部102を渦流式ポンプとして構成する必要はなく、摩擦板13のようなクラッチ機構の可動部分を移動させ得る流体圧力を発生し得るものであれば、小型の容積型ポンプ(例えば、トロコイドポンプやギアポンプ等)をサブポンプ部102として使用することもできる。そのような場合は、切換弁のような弁手段を使用して、渦流式ポンプ100のOFF時には容積型ポンプの吐出側流路を低圧流路18に連通する吸入側流路に短絡的に連通させる一方、ON時には吐出側流路を供給圧流路19に切り換えて連通させるように構成すればよい。なお、このように容積型ポンプを使用するときは、吐出側流路と吸入側流路との間に所定の圧力において開弁するリリーフ弁を設けるのがよい。
【0019】
なお、サブポンプ部102はメインポンプ部101と共に渦流式ポンプ100の内部に組み込まれている必要はないので、メインポンプ部101とサブポンプ部102が別体となっていてもよい。但しこの場合でも、摩擦板13はメインポンプ部101の側に設ける。
【0020】
また、ディーゼルエンジンを搭載している車両においては電動式の真空ポンプを設けることが多いが、この真空ポンプのようにサブポンプ部102として利用可能な圧力源が既に設けられている場合には、それを利用することによってサブポンプ部102を省略することができる。
【0021】
言うまでもなく、メインポンプ部101のインペラ1に形成される放射状の溝1aは渦流状の曲線となっていてもよいことなど、本発明においては一般の渦流式ポンプにおいて公知の各種の変形をとることができる。
【0022】
図7及び図8に本発明の第2実施例としての渦流式ポンプの要部のみを示す。第2実施例の渦流式ポンプの全体構成は概ね第1実施例の渦流式ポンプ100と同様であるから、第1実施例と重複する部分の説明は省略する。
【0023】
図2及び図3等に示した第1実施例の渦流式ポンプ100と比較して、図7及び図8に示す第2実施例の渦流式ポンプの構造上の特徴は、フロントハウジング2に円環状の溝として形成されているサブポンプ部102の流体流路16に、その溝の表面を覆うように、ゴム等の弾性に富むシート状の材料からなる円環状の流路形成部材30を図7に示すように取り付けた点にある。従って、第2実施例のサブポンプ部は102’として、第1実施例のサブポンプ部102と区別することにする。
【0024】
流路形成部材30は、それに力が作用していない状態においては平らになり、フロントハウジング2の溝状の流体流路16と、それに対向しているインペラ12側の多数の放射状の溝12aとの間を仕切る形になるから、流体流路16は無いのと同じ状態になる。この状態は渦流式ポンプのOFF時に対応するもので、第1実施例と同様な高低圧開閉バルブ17の弁板17aが流体流路16内に進入しておらず、流体流路16が不連続部分(仕切部)のない円環状になっていて、サブポンプ部102’が実質的に流体を加圧することがない。その時は流路形成部材30が平らになって溝状の流体流路16を覆い、その作用を略完全に阻止する。即ち、フロントハウジング2内にある何らかの流体がインペラ12の放射状の溝12aの中で回転による遠心力を受けても、流路形成部材30があるので流体流路16内へ流入することができなくなる。それによって、低圧流路18と供給圧流路19との間の圧力差は全く発生しないので、摩擦板13をインペラ1との係合位置へ移動させようとする力の発生は完全に防止される。また、流体流路16内を単に循環する流体の量が第1実施例の場合よりも少なくなるので、それによって生じる動力の無駄が減少する。
【0025】
第2実施例の渦流式ポンプのON時におけるサブポンプ部102’の作動状態は図8に示されている。図示しないが第1実施例のそれと同様な高低圧開閉バルブ17の作動によって弁板17aが流体流路16の一部に不連続部分が形成されて(第1実施例の図3及び図6を参照)、その不連続部分の両側の位置20,21の間に流体圧力の差が発生すると、サブポンプ部102’が昇圧能力を有するものとなるが、それと同時にメインポンプ部のインペラ1の側から流路形成部材30を押圧する圧力も高くなるので、その圧力によって流路形成部材30が図8に示すように流体流路16の底部に押しつけられて、流体流路16が溝として流体を流す作用をするようになる。それによって第1実施例のON時と同様な状態になり、摩擦板13が軸方向に移動してメインポンプ部のインペラ1を回転させるようになり、メインポンプ部が加圧された流体を吐出するようになる。
【0026】
本発明の渦流式ポンプは、例えば、自動車用エンジンの冷却水、或いはハイブリッド車両又は電気自動車用のインバータの冷却水を、放熱用のラジエータ等を含む冷却水循環システム内で循環させるための冷却水ポンプとして利用することができるし、また、自動車用エンジンの冷却水を車両暖房用のヒータコアへ循環させるための冷却水ポンプとして使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての渦流式ポンプを示す縦断面図である。
【図2】渦流式ポンプのOFF時の作動状態を示す図1のB部の拡大断面図である。
【図3】渦流式ポンプのON時の作動状態を示す図1のB部の拡大断面図である。
【図4】渦流式ポンプのサブポンプ部の構造を示す図1のA−A断面図である。
【図5】渦流式ポンプのOFF時の作動状態を示す図4のC部の拡大断面図である。
【図6】渦流式ポンプのON時の作動状態を示す図4のC部の拡大断面図である。
【図7】第2実施例としての渦流式ポンプの一部について、OFF時の作動状態を示す拡大断面図である。
【図8】第2実施例としての渦流式ポンプの一部について、ON時の作動状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1…メインポンプ部のインペラ
1a…放射状の溝
1b…摩擦面
4…メインポンプ部の流体流路
12…サブポンプ部のインペラ
12a…放射状の溝
13…摩擦板
14…ストッパ
15…リターンスプリング
16…サブポンプ部の流体流路
17…高低圧開閉バルブ
17a…弁板
18…低圧流路
19…サブポンプ部の供給圧流路
30…流路形成部材
100…渦流式ポンプ
101…メインポンプ部
102…サブポンプ部(第1実施例)
102’…サブポンプ部(第2実施例)

Claims (8)

  1. 流体入口及び流体出口と、前記流体入口及び流体出口の間に円環状に延びる流体の流路を設けられたハウジングと、前記流路に対応して概ね放射状に形成された複数個の溝を有すると共に前記ハウジング内に回転可能に取り付けられたインペラと、前記流体入口及び流体出口の間に配置されてそれらの間の流体の流れを遮断する仕切部とを備えている渦流式ポンプにおいて、
    圧力源から供給される流体の圧力を受けて回転動力の伝達作用と遮断作用をするクラッチ機構が、前記インペラとそれを回転駆動する駆動手段との間に設けられていて、かつ前記圧力源が渦流式ポンプの本体の内部に設けられ、前記駆動手段によって常時回転している部材によって構成される別の小型ポンプからなっていることを特徴とする可変吐出能力型の渦流式ポンプ。
  2. 請求項1において、前記クラッチ機構が前記駆動手段によって常時回転している摩擦板を備えており、前記インペラが回転駆動される際に、前記摩擦板が前記圧力源から供給される流体の圧力を受けて前記駆動手段のシャフトに沿って変位することにより、前記インペラに形成された摩擦面に係合し得るように構成されていることを特徴とする可変吐出能力型の渦流式ポンプ。
  3. 請求項1又は2において、前記本体の内部に設けられた前記圧力源を制御する弁手段を有することを特徴とする可変吐出能力型の渦流式ポンプ。
  4. 請求項において、前記弁手段が前記圧力源の高圧側と低圧側との間を連通・遮断する弁であることを特徴とする可変吐出能力型の渦流式ポンプ。
  5. 請求項ないしのいずれかにおいて、前記小型ポンプもまた渦流式ポンプであることを特徴とする可変吐出能力型の渦流式ポンプ。
  6. 請求項において、前記小型ポンプとしての渦流式ポンプがその流体入口と流体出口との間に円環状に延びる流体の流路を備えていて、その流路がシート状の弾性材料からなる流路形成部材によって覆われていることを特徴とする可変吐出能力型の渦流式ポンプ。
  7. 請求項1ないしのいずれかにおいて、自動車用エンジンの冷却水、或いはハイブリッド車両又は電気自動車用のインバータの冷却水のいずれか一方を、冷却水循環システム内で循環させるための冷却水ポンプとして適用されていることを特徴とする可変吐出能力型の渦流式ポンプ。
  8. 請求項1ないしのいずれかにおいて、自動車用エンジンの冷却水を車両暖房用のヒータコアへ循環させるための冷却水ポンプとして適用されていることを特徴とする可変吐出能力型の渦流式ポンプ。
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