JP3014204B2 - 流体機械 - Google Patents

流体機械

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JP3014204B2
JP3014204B2 JP4057799A JP5779992A JP3014204B2 JP 3014204 B2 JP3014204 B2 JP 3014204B2 JP 4057799 A JP4057799 A JP 4057799A JP 5779992 A JP5779992 A JP 5779992A JP 3014204 B2 JP3014204 B2 JP 3014204B2
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稲垣  光夫
英顕 笹谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一台の内部に複数の作
動室を並列に設けられた油圧ポンプ或いは圧縮機のよう
な、ベーン型の流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用パワーステアリングシステムと
冷却ファン駆動システムのように、2系統の流体作動シ
ステムを駆動するポンプとしては、例えば2台の油圧ポ
ンプを別々に使用するもの、あるいは同軸上に2台の油
圧ポンプを配列するタンデム型のもの等がある。しか
し、2台の油圧ポンプを使用する場合には大きな搭載ス
ペースが必要であり、タンデム型の場合にも、その体
格、重量面で小型化に限界がある。これに対して、パラ
レル型の場合には1台のポンプに2系統の作動室を構成
するために、タンデム型等に比べて小型軽量に構成する
ことができる。
【0003】一般に、ポンプ内部においては、各作動室
間に圧力不平衡が生じないように各作動室が配置構成さ
れるが、各作動室の配置構成が軸対称でないような場合
には、圧力不平衡状態となり作動室間の圧力差によって
不平衡な軸荷重が発生するので、強度及び耐久性を向上
させる必要上、軸受の強化やシャフト径の大径化等が必
要となり、それらが小型軽量化の阻害要因となる。タン
デム型の場合には、2つの作動室が2方向に偏心して軸
対称に配置構成されるとともに、両作動室の吐出ポート
同士、及び吸入ポート同士はハウジング内で連通して形
成されているため、基本的に作動室間に圧力不平衡は発
生しないが、パラレル型で単に1台のポンプに2系統の
流体作動システムを互いに独立に構成した場合には、2
つの作動室が2方向に偏心して軸対称に配置構成されて
いても、両作動室の各吐出ポート同士、吸入ポート同士
は各々非連通であるために、2系統の流体作動システム
の動作圧力が異なる時には両作動室間に圧力不平衡が生
じ、両作動室間の圧力差によっては非常に大きい不平衡
な軸荷重が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題を有するパラレル型のベーンポンプ、一般的に言
えばパラレル型の流体機械において、作動室間の圧力不
平衡を低減もしくは解消する手段を備えており、しか
も、小型軽量で、同時に2系統(複数系統)の流体作動
システムを駆動することが可能な流体機械を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するための手段として、ハウジングにロータを回転可
能に軸支し、上記ロータの外周面、上記ハウジング内
に固定されたカムリングの内周面との間の空間に作動室
を形成し、上記ロータには複数のベーンを半径方向にス
ライド可能に嵌挿したベーン型流体機械において、上記
作動室は上記ロータの回転の中心から見て複数の方向に
偏心させて複数個所に形成されており、それぞれの作動
室は互いに独立している複数系統の流体作動システムと
それぞれ別個に接続され、かつ、少なくとも一つの作動
室と流体作動システムとの間には流体作動システムを制
御するための制御機構が配設され、各作動室において昇
圧された作動流体により、上記各作動室に対応した複数
系統の流体作動システムをそれぞれ独立して駆動するよ
うに構成され、さらに上記ロータを支持する部材の内
周面と上記ロータの外周面との間には各作動室に対応さ
せて軸対称側に反力室を各々独立に形成するとともに、
各作動室とこれに対応した反力室とは各々独立に背圧溝
及び流路によって連通して、各作動室の吐出圧力を各反
力室へ導入することによって、各作動室内で発生する力
を各反力室内で発生する力によって相殺することができ
るように構成したことを特徴とする流体機械を提供す
る。
【0006】
【作用】流体機械が回転駆動されると、ロータの回転に
伴って複数のベーンは遠心力によって半径方向へ摺動
し、カムリングの内周面に先端を接触させて、シールさ
れた作動室を複数個所に形成する。それぞれの作動室は
互いに独立している複数系統の流体作動システムの各制
御機構へ加圧された作動流体を圧送するが、それと同時
に、各作動室の吐出圧力は、各々独立に背圧溝及び流路
を介してロータを回転可能に支持する部分の内周面にお
いて、各作動室とは軸対称側に形成されている反力室へ
導入されるので、各作動室内で発生する半径方向の力
は、それらに対向する方向の、各反力室において発生す
る力によって相殺され、ロータの軸受によって支持すべ
き半径方向力は、それらの力の差だけとなり、もし完全
に力が釣り合うとすれば軸受の負担は零となるので、反
力室を設けないものにくらべて、軸受を小型化すること
が可能になり、強力な軸受を使用する必要がなくなる。
しかも、1個のロータの周囲の複数個所にそれぞれ別個
に作動室を形成しているので、一台の流体機械を、互い
に独立の複数の系統の流体作動システムに共用すること
ができるので、システム全体を小型軽量化することが可
能となる。
【0007】
【実施例】パラレル型油圧ポンプの作動室、油圧反力室
の構成を図2〜図7に、パラレル型油圧ポンプを用いた
2系統の流体作動システム構成を図1に示す。図2〜図
4に示すように、ポンプ1はロータ11、複数のベーン
12、カムリング13、サイドプレート(フロントサイ
ドプレート141、リアサイドプレート142)シャフ
ト15及びハウジング16(フロントハウジング16
1、リアハウジング162)から構成される。ロータ1
1はハウジング16内に固定収納されたカムリング13
内に回転可能に軸支されるとともに、ロータ11とカム
リング13内周面の間には作動室111,112(図1
をも参照)が、ロータ11の回転の中心から見て2方向
に偏心して形成される。
【0008】フロントハウジング161とリアハウジン
グ162との間にはシャフト15が軸受151,152
により回転可能に架設される。シャフト15はロータ1
1とスプライン嵌合あるいはキー嵌合により連結され
る。ロータ11には複数のベーン12が半径方向にスラ
イド可能に嵌挿される(図1参照)。カムリング13と
リアハウジング162との間にはリアサイドプレート1
42が介設されるとともに、フロントハウジング161
との間にはフロントサイドプレート141が各々介設さ
れる(図2〜図4参照)。そして、フロントサイドプレ
ート141は付勢部材17によりカムリング13側へ押
圧されており、フロントサイドプレート141、カムリ
ング13、リアサイドプレート142及びリアハウジン
グ162間は各々密着している。リアサイドプレート1
42には、流体作動システム2に対応した作動室111
のための吸入ポート132と吐出ポート131が形成さ
れるとともに、流体作動システム3に対応した作動室1
12のための吸入ポート134と吐出ポート133が各
々形成される(図1をも参照)。
【0009】吸入ポート132は、それと連通してリア
ハウジング162に形成された吸入ポート632、流路
732と流路730を介して、リザーブタンク等の貯油
装置4に接続される(図1、図2参照)。同様に吸入ポ
ート134は、それと連通してリアハウジング162に
形成された吸入ポート634、流路734と流路730
を介して貯油装置4に接続される。吐出ポート131
は、それと連通してリアハウジング162に形成された
吐出ポート631と流路731を介して、リアハウジン
グ162に構成されたコントロールバルブ等の制御機構
21を介して作動装置22と接続される(図1及び図3
参照)。同様に吐出ポート133は、それと連通してリ
アハウジング162に形成された吐出ポート633と流
路733を介して制御機構31へ接続され、さらにそれ
を介して作動装置32と接続される(図4をも参照)。
【0010】さらに、図3、図5、図6に示すように、
リアサイドプレート142には作動室111に対応し
て、リアハウジング162のフロント側面との間に背圧
溝331、円弧状の背圧溝335、ロータ11のリア側
面との間に円弧状の背圧溝531、及び背圧溝335と
531の間に流路431が各々連通して形成される。同
様に、図4、図5、図6に示すように、作動室112に
対応して、リアハウジング162のフロント側面との間
に背圧溝333、円弧状の背圧溝337、ロータ11の
リア側面との間に円弧状の背圧溝533、及び背圧溝3
33と533の間に流路433が各々連通して形成され
る。
【0011】また、図1に示すように、ロータ11には
複数のベーン12と同数の嵌挿孔が形成されるが、これ
らは回転に伴って、作動室111に対応した嵌挿孔と、
作動室112に対応した嵌挿孔の、2種類の嵌挿孔83
1,833に分けられ(図2〜図4参照)、作動室11
1に対応して嵌挿孔831は回転によらず常時背圧溝5
31と連通状態にあり、また作動室112に対応して嵌
挿孔833は回転によらず常時背圧溝533と連通状態
になっている(図6をも参照)。
【0012】さらに、図3、図4、図5に示すように、
リアサイドプレート142の円筒状部分の内周面には、
2個の円弧状の溝145,146が相互に独立に対向し
て形成され、リアサイドプレート142内に嵌挿される
ロータ11のリア側の円筒状部分の外周面との間に油圧
反力室各々形成する。そして反力室145と背圧溝3
35の間には流路432、また反力室146と背圧溝3
37の間には流路434が各々連通して形成される。こ
れにより作動室111の吐出圧力が吐出ポート131、
背圧溝331,335、流路432を介して反力室14
5へ導入されるとともに、作動室112の吐出圧力が吐
出ポート133、背圧溝333,337、流路434を
介して反力室146へ導入される。
【0013】また、図3と図4に加えて図7にも示すよ
うに、フロントサイドプレート141にはロータ11の
フロント側面との間に円弧状の背圧溝532,534が
各々形成されるとともに、フロント側にはフロントハウ
ジング161のリア側面との間に円周溝535,536
が形成される。そして、図3に示すように、背圧溝53
2と円周溝536の間には流路433、また、図4に示
すように、背圧溝534と円周溝535の間には流路4
37が各々連通して形成される。
【0014】さらに、フロントサイドプレート141の
円筒状部分の内周面には2個の円弧状の溝147,14
相互に独立に対向して形成され、ロータ11のフロ
ント側の円筒状部分の外周面との間に油圧反力室各々
形成る(図3、図4参照)。そして反力室147と円
周溝536の間には流路435(図3参照)、また反力
室148と円周溝535の間には流路436が各々連通
して形成される(図4参照)。
【0015】これにより、図3に示すように、作動室1
11の吐出圧力が吐出ポート131、背圧溝331,3
35、流路431、背圧溝531、嵌挿孔831、背圧
溝532、流路433、円周溝536、及び流路435
を介して反力室147へ導入されるとともに、図4に示
すように、作動室112の吐出圧力が吐出ポート13
3、背圧溝333,337、流路433、背圧溝53
3、嵌挿孔833、背圧溝534、流路437、円周溝
535、及び流路436を介して反力室148へ導入さ
れる。
【0016】また、制御機構21,31としては、例え
ばフローコントロールバルブの様な流量調整作用を有す
る任意の手段を用いることができ、ポンプ回転数の上昇
等により作動装置22,32への流量が増加して余剰と
なった作動流体が、流路732,734を介して各々吸
入ポート132,134へ還流される。また、流路73
2,734は共に貯油装置4に連通して形成された流路
730にその一部または全部が連通して形成されてお
り、作動流体の吸入と余剰となった作動流体の還流の両
用途に兼用する。
【0017】以上の説明から明らかなように、本発明に
よる図示実施例の構成上の特徴は、1台のベーン型油圧
ポンプに2系統分のポンプを各々独立に作動できるよう
に対向して構成し、各作動室の吐出圧力を幾つかの背圧
溝、流路、嵌挿孔そして円周溝等を介して、各作動室と
は軸対称の位置に形成された油圧反力室に導入する構成
としたことである。なお、本発明においては、流体作動
システムは2系統に限定されず、複数の流体作動システ
ムの場合においても、同様の並列構成とすることができ
る。
【0018】ポンプ1を作動させると、ロータ11の回
転に伴って複数のベーン12は遠心力によって半径方向
へ摺動し、カムリング13の内周面にベーン12先端を
接触させながら回動する。流体作動システム2において
は、図1、図2に示すように、作動流体は貯油装置4、
流路730,732、吸入ポート632,132を介し
て吸入され、作動室111内で昇圧された後、吐出ポー
ト131より吐出されて、図3に示すように、吐出ポー
ト631、流路731を介して制御機構21へ送出され
る。
【0019】作動室111内での昇圧作用の際、ベーン
12の嵌挿孔831には、吐出ポート131、背圧溝3
31,335、流路431、背圧溝531を介して作動
室111の吐出圧力が導入される。これによりベーン1
2の底部は高圧力となり、先端部はカムリング13の内
周面に押付けられて離脱することなく、シール性を保持
して昇圧作用を行う。また、ポンプ回転数の上昇等によ
り余剰となった作動流体は、制御機構21の流量調整作
用により還流用流路732、吸入ポート632,132
を介して作動室111へ還流される(図1〜図3参
照)。
【0020】流体作動システム3においても、図1〜図
4に示すように、流体作動システム2と同様にして、作
動流体は貯油装置4、流路730,734、吸入ポート
634,134を介して吸入され、作動室112内で昇
圧された後、吐出ポート133から吐出され、吐出ポー
ト633、流路733を介して制御機構31へ送出され
る。そしてベーン12の嵌挿孔833には吐出ポート1
33、背圧溝333,337、流路433、及び背圧溝
533を介して作動室112の吐出圧力が導入される。
また、制御機構31で余剰となった作動流体は還流用流
路734、吸入ポート634,134を介して再び作動
室112へと還流される。パラレル型ベーンポンプは、
ポンプとして基本的には以上のような作動をする。
【0021】図示実施例のポンプ1においては、圧力不
平衡の低減もしくは解消は次のように行われる。ポンプ
1が作動して作動室111及び112の圧力が上昇する
と、作動室111の吐出圧力は吐出ポート131、背圧
溝331,335を経て、一方は流路432を介してロ
ータ11のリアハウジング162側の反力室145へ導
入されるとともに、他方は流路431、背圧溝531、
嵌挿孔831、背圧溝532、流路433、円周溝53
6、流路435を介してロータ11のフロントハウジン
グ161側の反力室147へ導入される(図3等を参
照)。また、作動室112の吐出圧力は吐出ポート13
3、背圧溝333,337を経て、一方は流路434を
介してロータ11のリアハウジング162側の反力室1
46へ導入されると共に、他方は流路433、背圧溝5
33、嵌挿孔833、背圧溝534、流路437、円周
溝535、流路436を介してロータ11のフロントハ
ウジング161側の反力室148へ導入される(図4等
を参照)。
【0022】すなわち、各作動室111及び112の吐
出圧力は以上のような経路を経て、各作動室111及び
112とは軸対称側に構成された油圧反力室145,1
47及び146,148へそれぞれ導入される。従っ
て、例えば流体作動システム2(図1)に着目すると、
ロータ11は作動室111内の圧力により図面(図3)
において下向きの力が発生するが同時に反力室145,
147内に導入された圧力により図面(図3)において
上向きの力が発生し、ロータ11に作用する。この際、
反力室145,147内の受圧面積が作動室111内の
受圧面積と等しいか、あるいはほぼ等しければ、ロータ
11に作用する上下方向の力は相殺されて解消するか、
あるいは大巾に低減することができる。流体作動システ
ム3の場合においても、作動室112内の圧力による図
面(図4)において上向きの力と反力室146,148
内の圧力による図面(図4)において下向きの力が流体
作動システム2の場合と同様に相殺される。その結果、
軸受151及び152の負担が小となるので、強力な軸
受を使用する必要がなくなり、軸受、ひいては全体を小
型軽量化することが可能になる。なお、流体作動システ
ムは2系統に限定されず、3系統以上がパラレルに併合
された流体作動システムの場合においても同様の構成と
すれば同じ作用効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、1台のベーンポンプの
ような流体機械を、パラレル型としてロータの周囲に複
数個所の作動室を形成し、複数の流体作動システムに対
して共用することができると共に、その吐出圧力を反力
室へ導入して、作動室の吐出圧力による半径方向の力を
相殺するので、軸受の負担が大幅に軽くなり、強力な大
型の軸受を使用する必要がなくなる結果、流体機械及び
流体作動システム全体を軽量小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としてのパラレル型ベーンポン
プの作動室断面図を含む流体作動システムの構成図であ
る。
【図2】実施例のパラレル型ベーンポンプの吸入側の構
造を示すA−A断面図である。
【図3】同じポンプにおける一方の流体作動システムの
吐出側と油圧反力室の構造を示すB−B断面図である。
【図4】同じポンプにおける他方の流体作動システムの
吐出側と油圧反力室の構造を示すC−C断面図である。
【図5】同じポンプにおけるリアサイドプレートに形成
した背圧溝及び流路を示すE−E断面図である。
【図6】リアサイドプレートに形成した背圧溝及び流路
を示すF−F断面図である。
【図7】フロントサイドプレート141に形成した背圧
溝及び流路を示すG−G断面図である。
【符号の説明】
1…ポンプ 2,3…流体作動システム 4…貯油装置 11…ロータ 12…ベーン 13…カムリング 15…シャフト 16…ハウジング 21,22…制御機構 111,112…作動室 131,133…吐出ポート 132,134…吸入ポート 141…フロントサイドプレート 142…リアサイドプレート 145,146,147,148…反力室 151,152…軸受 161…フロントハウジング 162…リアハウジング 331,333,335,337…背圧溝 431,432,433,434,435,436,4
37…流路 531,532,533,534…背圧溝 535,536…円周溝 631,633…吐出ポート 632,634…吸入ポート 730,731,732,733,734…流路 831,833…嵌挿孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 光夫 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式 会社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 笹谷 英顕 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−92388(JP,A) 特開 昭60−222579(JP,A) 特開 平1−195985(JP,A) 特開 平2−298683(JP,A) 特開 昭50−128030(JP,A) 実開 平1−157292(JP,U) 実開 昭60−84784(JP,U) 特公 昭31−4279(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 2/30 - 2/352 F04C 18/30 - 18/352 F04C 15/00 F04C 29/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングにロータを回転可能に軸支
    し、上記ロータの外周面、上記ハウジング内に固定さ
    れたカムリングの内周面との間の空間に作動室を形成
    し、上記ロータには複数のベーンを半径方向にスライド
    可能に嵌挿したベーン型流体機械において、 上記作動室は上記ロータの回転の中心から見て複数の方
    向に偏心させて複数個所に形成されており、それぞれの
    作動室は互いに独立している複数系統の流体作動システ
    ムとそれぞれ別個に接続され、かつ、少なくとも一つの
    作動室と流体作動システムとの間には流体作動システム
    を制御するための制御機構が配設され、各作動室におい
    て昇圧された作動流体により、上記各作動室に対応した
    複数系統の流体作動システムをそれぞれ独立して駆動す
    るように構成され、さらに上記ロータを支持する部材
    の内周面と上記ロータの外周面との間には各作動室に対
    応させて軸対称側に反力室を各々独立に形成するととも
    に、各作動室とこれに対応した反力室とは各々独立に背
    圧溝及び流路によって連通して、各作動室の吐出圧力を
    各反力室へ導入することによって、各作動室内で発生す
    る力を各反力室内で発生する力によって相殺することが
    できるように構成したことを特徴とする流体機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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