JP4412205B2 - エアースライド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械等の産業機械においてワークテーブル等の移動体をスライド可能に支持する装置として用いられるエアースライド装置に関する。
ワークテーブル等の移動体をスライド可能に支持する装置として、たとえば、図8に示すようなエアースライド装置が知られている(特許文献1参照)。図8において、符号10はエアースライド装置を示し、このエアースライド装置10は、ガイドレール12及び可動体14を備えている。
ガイドレール12は鋼等の金属材料からなり、その幅方向に沿う断面形状が矩形状に形成されている。可動体14はガイドレール12と同様に鋼等の金属材料からなり、その幅方向に沿う断面がほぼコ字状に形成されている。また、可動体14はガイドレール12の上面部121と対向する矩形状のパッド取付面141(図9参照)を有しており、このパッド取付面141には、円形状に形成された複数の静圧気体軸受パッド16が埋設されている。
静圧気体軸受パッド16は、カーボングラファイト等の多孔質材から形成されている。また、静圧気体軸受パッド16はガイドレール12の上面部121に向けて圧縮空気等の気体を噴出する気体噴出面161(図10参照)を有しており、従って、可動体14は静圧気体軸受パッド16の気体噴出面161から噴出する気体によりスライド可能に支持されるようになっている。
このようなエアースライド装置では、気体噴出パッド16の気体噴出面161が可動体14のパッド取付面141と面一になるように、気体噴出パッド16を可動体14のパッド取付面141を埋設することによって可動体14の負荷能力を高めている。
実公平6−47135号公報
しかしながら、気体噴出パッド16の気体噴出面161を可動体14のパッド取付面141と面一にすると、可動体14の上面部141に加わる偏荷重等により可動体14がガイドレール12に対して大きく傾斜した場合には、図11に示すように、可動体14のパッド取付面141がガイドレール12に接触し、ガイドレール12と可動体14との間に焼付きが発生するおそれがあった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、ガイドレールと可動体との間に焼付きが発生することを防止することのできるエアースライド装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、ガイドレールと、このガイドレールの上面部と対向するパッド取付面を有する可動体と、この可動体の前記パッド取付面に埋設された複数の静圧気体軸受パッドとを備え、前記ガイドレールの上面部に向けて前記静圧気体軸受パッドの気体噴出面から噴出する気体により前記可動体をスライド可能に支持するエアースライド装置において、前記複数の静圧気体軸受パッドが、二の静圧気体軸受パッドとその間の前記パッド取付面とが面一となるように前記可動体のスライド方向に配列され、前記静圧気体軸受パッドの前記気体噴出面が前記可動体の前記パッド取付面よりもガイドレール側に突出するように前記パッド取付面の前記スライド方向の両端部に逃げ加工部を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のエアースライド装置において、前記静圧気体軸受パッドがカーボングラファイト等の多孔質材からなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のエアースライド装置において、前記静圧気体軸受パッドが円形状に形成されていることを特徴とする。
請求項1〜4の発明に係るエアースライド装置によれば、可動体がガイドレールに対して傾斜すると、可動体よりも先に静圧気体軸受パッドがガイドレールに接触する。したがって、可動体の上面部に偏荷重等が作用しても可動体がガイドレールに接触することがないので、ガイドレールと可動体との間に焼付きが発生することを防止することができる。
請求項5及び6の発明に係るエアースライド装置によれば、静圧気体軸受パッドをカーボングラファイト等の摺動特性に優れた多孔質材で形成したことにより、静圧気体軸受パッドがガイドレールに接触しても摩擦熱の発生を抑制できるので、ガイドレールと可動体との間に焼付きが発生することを確実に防止することができる。
以下、図1〜図3を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。なお、図8〜図10に示したものと同一の部分には同一符号を付し、その部分の詳細な説明は割愛する。
図1は本発明の第1の実施形態に係るエアースライド装置の側面図、図2は図1のII−II断面図であり、これらの図に示されるように、可動体14のパッド取付面141の両端部には、静圧気体軸受パッド16の気体噴出面161が可動体14のパッド取付面141よりもガイドレール12側に突出するように、逃げ加工部としての逃げ面18が設けられている。
このように構成されるエアースライド装置では、可動体14の上面部に加わる偏荷重等により可動体14がガイドレール12に対して傾斜すると、図3に示すように、可動体14のパッド取付面141よりも先に静圧気体軸受パッド16がガイドレール12に接触する。したがって、静圧気体軸受パッド16の気体噴出面161が可動体14のパッド取付面141よりもガイドレール12側に突出するように、パッド取付面141の両端部に逃げ加工部としての逃げ面18を設けたことにより、可動体14の上面部に偏荷重等が作用しても可動体14のパッド取付面141がガイドレール12に接触することがないので、ガイドレール12と可動体14との間に焼付きが発生することを防止することができる。
次に、図4〜図7を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。
図4は本発明の第2の実施形態に係るエアースライド装置の断面図であり、同図に示されるように、第2の実施形態に係るエアースライド装置20は、ガイドレール22及び可動体24を備えている。ガイドレール22は鋼等の金属材料からなり、その幅方向に沿う断面形状が矩形状に形成されている。可動体24はガイドレール22と同様に鋼等の金属材料からなり、その幅方向に沿う断面が矩形状に形成されている。また、可動体14はガイドレール12の上面部121と対向する矩形状のパッド取付面141(図5参照)を有しており、このパッド取付面151には、円形状に形成された複数の静圧気体軸受パッド26が埋設されている。
静圧気体軸受パッド26は、摺動特性に優れた多孔質材(例えばカーボングラファイト)で形成されている。また、静圧気体軸受パッド26はガイドレール22の上面部221に向けて圧縮空気等の気体を噴出する気体噴出面261(図6参照)を有しており、可動体24は静圧気体軸受パッド26の気体噴出面261から噴出する気体によりスライド可能に支持されるようになっている。さらに、静圧気体軸受パッド26は、図5に示すように、その一部が可動体24のパッド取付面141からはみ出るようにパッド取付面141に配設されている。
このように構成されるエアースライド装置20では、可動体24に加わる偏荷重等により可動体24がガイドレール22に対して傾斜すると、図7に示すように、可動体24よりも先に静圧気体軸受パッド26がガイドレール22に接触する。したがって、静圧気体軸受パッド26の一部が可動体24のパッド取付面241からはみ出るように静圧気体軸受パッド26を可動体24のパッド取付面241に配設したことにより、可動体24の上面部に偏荷重等が作用しても可動体24がガイドレール12に接触することがないので、ガイドレール22と可動体24との間に焼付きが発生することを防止することができる。
また、上述した第2の実施形態では、静圧気体軸受パッド26を摺動特性に優れた多孔質材(例えばカーボングラファイト)で形成したことにより、静圧気体軸受パッド26がガイドレール22に接触しても摩擦熱の発生を抑制できるので、ガイドレール22と可動体24との間に焼付きが発生することを確実に防止することができる。
なお、本発明は上述した第1及び第2の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が実施可能であることは勿論である。
本発明の第1の実施形態に係るエアースライド装置の側面図である。 図1のII−II断面図である。 図1に示すエアースライド装置の作用を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るエアースライド装置の断面図である。 図4のV−V断面図である。 図4のVI−VI断面図である。 図4に示すエアースライド装置の作用を説明するための図である。 従来のエアースライド装置の一例を示す断面図である。 図8のIX−IX断面図である。 図8のX−X断面図である。 図8に示すエアースライド装置の可動体がガイドレールに対して傾いた状態を示す断面図である。
符号の説明
12,22 ガイドレール
14,24 可動体
141,241 パッド取付面
16,26 静圧気体軸受パッド
161,261 気体噴出面
18 逃げ面

Claims (3)

  1. ガイドレールと、このガイドレールの上面部と対向するパッド取付面を有する可動体と、この可動体の前記パッド取付面に埋設された複数の静圧気体軸受パッドとを備え、前記ガイドレールの上面部に向けて前記静圧気体軸受パッドの気体噴出面から噴出する気体により前記可動体をスライド可能に支持するエアースライド装置において、
    前記複数の静圧気体軸受パッドが、二の静圧気体軸受パッドとその間の前記パッド取付面とが面一となるように前記可動体のスライド方向に配列され、
    前記静圧気体軸受パッドの前記気体噴出面が前記可動体の前記パッド取付面よりもガイドレール側に突出するように前記パッド取付面の前記スライド方向の両端部に逃げ加工部を設けたことを特徴とするエアースライド装置。
  2. 前記静圧気体軸受パッドはカーボングラファイト等の多孔質材からなることを特徴とする請求項1記載のエアースライド装置。
  3. 前記静圧気体軸受パッドは円形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のエアースライド装置。
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