JP2006170280A - 直動案内軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 サイドシールの防塵性の向上を図ることにより、スライダ内への異物の侵入を防止して異物使用環境での寿命延長を図ることができる直動案内軸受装置を提供する。
【解決手段】 スライダ2の軸方向の端部に案内レール1に対して所定の締め代を持って装着されたサイドシール11を備えた直動案内軸受装置において、サイドシール11の案内レール1の上面中央部に対するの締め代δ1を該案内レール1の側面部に対する締め代δ2より大きくする。
【選択図】 図1
【解決手段】 スライダ2の軸方向の端部に案内レール1に対して所定の締め代を持って装着されたサイドシール11を備えた直動案内軸受装置において、サイドシール11の案内レール1の上面中央部に対するの締め代δ1を該案内レール1の側面部に対する締め代δ2より大きくする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば工作機械や半導体製造設備等に用いられる直動案内軸受装置に関する。
従来のこの種の直動案内軸受装置としては、例えば図5及び図6に示すものが知られている。
この直動案内軸受装置は、軸方向に延びる案内レール1と、該案内レール1上に軸方向に相対移動可能に跨架された断面略コ字状のスライダ2とを備えており、案内レール1の幅方向の両側面部にはそれぞれ軸方向に延びる転動体転動面3が片側上下二条列ずつ、合計4条列形成されている。スライダ2のスライダ本体2Aには、その両袖部4の内側面にそれぞれ転動体転動面3に対向する転動体転動面5が片側上下二条列ずつ、合計4条列形成されている。
この直動案内軸受装置は、軸方向に延びる案内レール1と、該案内レール1上に軸方向に相対移動可能に跨架された断面略コ字状のスライダ2とを備えており、案内レール1の幅方向の両側面部にはそれぞれ軸方向に延びる転動体転動面3が片側上下二条列ずつ、合計4条列形成されている。スライダ2のスライダ本体2Aには、その両袖部4の内側面にそれぞれ転動体転動面3に対向する転動体転動面5が片側上下二条列ずつ、合計4条列形成されている。
両転動体転動面3,5の間には転動体としての多数のころ6が転動自在に装填され、これらのころ6の転動を介してスライダ2が案内レール1上を軸方向に沿って相対移動できるようになっている。
この移動につれて、案内レール1とスライダ2との間に介在するころ6は転動してスライダ2の軸方向の端部に移動するが、スライダ2を軸方向に継続移動させていくためには、これらのころ6を無限に循環させる必要がある。
この移動につれて、案内レール1とスライダ2との間に介在するころ6は転動してスライダ2の軸方向の端部に移動するが、スライダ2を軸方向に継続移動させていくためには、これらのころ6を無限に循環させる必要がある。
このため、スライダ本体2Aの両袖部4内に軸方向に貫通する孔7を片側上下2箇所ずつ、合計4箇所形成して該孔7に内部がころ6の通路(転動体通路)8aとされた循環スリーブ8を嵌め込むと共に、スライダ本体2Aの軸方向の両端にそれぞれ転動体循環部品としての一対のエンドキャップ9をねじ10等を介して固定し、このエンドキャップ9に上記両転動体転動面3,5間と上記転動体通路8aとを連通する略円弧状に湾曲した方向転換路(図示せず)を形成することにより、ころ6の無限循環軌道を形成している。
そして、この例では、上側の転動体通路8aと下側の両転動体転動面3,5間とを連通する方向転換路と、下側の転動体通路8aと上側の両転動体転動面3,5間とを連通する方向転換路とを形成している。
また、エンドキャップ9の外面には、該エンドキャップ9と共にスライダ本体2Aの端面にねじ10等を介して固定されるサイドシール11が取り付けられている。
また、エンドキャップ9の外面には、該エンドキャップ9と共にスライダ本体2Aの端面にねじ10等を介して固定されるサイドシール11が取り付けられている。
サイドシール11は例えば鋼板等にゴムを焼付接着すること等により形成されており、エンドキャップ9と同様に略コ字状とされて内周部が所定の締め代を持って案内レール1に押圧接触するシール面とされている。そして、スライダ2が案内レール1上を軸方向に移動する際に、案内レール1上に付着した異物を排除してスライダ2内部の防塵を行うようになっている。
上記従来の直動案内軸受装置においては、サイドシール11の内周部の案内レール1に対する締め代は略均一とされているため、図5を参照して、サイドシール11の内周部が案内レール1に押圧接触した際には、サイドシール11の内周部の案内レール1の上面に押圧接触する部分13において、両端部近傍13aは案内レール1の上部両側部12を押圧接触する部分と連続しているため、案内レール1の上面中央部に押圧接触する部分13より剛性が高くなる。このため、案内レール1の上面中央部に押圧接触する部分13が逃げて防塵性を低下させる虞れがある。
本発明はこのような不都合を解消するためにされたものであり、サイドシールの防塵性の向上を図ることができる直動案内軸受装置を提供することを目的とする。
本発明はこのような不都合を解消するためにされたものであり、サイドシールの防塵性の向上を図ることができる直動案内軸受装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、軸方向に延びる転動体転動面を有する案内レールと、該案内レールの前記転動体転動面に対向する転動体転動面を有し、これらの両転動体転動面間に挿入された多数の転動体の転動を介して軸方向に沿って相対移動可能に前記案内レールに跨架されたスライダと、該スライダの軸方向の端部に前記案内レールに対して所定の締め代を持って装着されたサイドシールとを備えた直動案内軸受装置において、
前記サイドシールの前記案内レールの上面中央部に対する締め代δ1を該案内レールの側面部に対する締め代δ2より大きくしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記締め代δ1を前記締め代δ2の105〜130%に設定したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、前記サイドシールの前記締め代δ1の設定部分の形状を台形又はR形としたことを特徴とする。
前記サイドシールの前記案内レールの上面中央部に対する締め代δ1を該案内レールの側面部に対する締め代δ2より大きくしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記締め代δ1を前記締め代δ2の105〜130%に設定したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、前記サイドシールの前記締め代δ1の設定部分の形状を台形又はR形としたことを特徴とする。
本発明によれば、サイドシールの案内レールの上面中央部に対する締め代δ1を該案内レールの側面部に対する締め代δ2より大きくしているので、サイドシールの内周部が全域に渡って案内レールに適正な圧力で押圧接触し、これにより、サイドシールの防塵性が向上してスライダ内への異物の侵入が防止され、異物使用環境での直動案内軸受装置の寿命延長を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態の一例を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例である直動案内軸受装置のサイドシールを示す図、図2〜図4は本発明の他の実施の形態である直動案内軸受装置のサイドシールを示す図である。なお、各実施の形態共に、既に図5及び図6で説明した従来の直動案内軸受装置との相違点についてのみ説明し、必要部分については図5及び図6の符号を流用する。
本発明の実施の形態の一例である直動案内軸受装置は、図1に示すように、サイドシール11の内周部の案内レール1の上面中央部に対する締め代δ1を該案内レール1の側面部に対する締め代δ2より大きくしており、具体的には、サイドシール11の内周部の案内レール1の上面中央部に対する締め代δ1を該案内レール1の側面部に対する締め代δ2の105〜130%に設定している。
締め代δ1が締め代δ2の105%未満では、サイドシール11の案内レール1の上面中央部に押圧接触する部分13の押圧力が不十分となって良好な防塵性が得られない場合があり、一方、130%を超えると、サイドシール11の案内レール1の上面中央部に押圧接触する部分13の押圧力が強すぎてサイドシール11の摩耗、破損等の弊害が発生する虞れがある。
また、サイドシール11の締め代δ1の設定部分の形状、即ち、サイドシール11の案内レール1の上面中央部に押圧接触する部分13の形状は、この実施の形態では、同一肉厚の平面状としているが、特に限定されるものではなく、例えば図2に示すように、全域で案内レール1の上面部に向けて膨らむR形状としてもよく、また、図3に示すように、幅方向に中央部が部分的に案内レール1の上面部に向けて膨らむR形状としてもよく、更には、図4に示すように、台形形状としてもよい。
次に、表1に示すように、前記締め代δ1を前記締め代δ2の100〜150%に変化させたサイドシール11を用意し、それぞれをスライダ2に装着して案内レール1上を移動させた際のサイドシール11の防塵性を評価した。試験結果を表1に示す。試験は、案内レール1の上面に異物を塗布し、スライダ2を移動させてサイドシール11が通過した後の案内レール1の上面の異物の残量の有無により評価した。表1中の○は異物無し、×は異物有り、××は異物有り、且つシール損傷とする。
表1から締め代δ1を締め代δ2の105〜130%に設定することで、良好な防塵性が得られることが判る。
このようにこの実施の形態では、サイドシール11の案内レール1の上面中央部に対する締め代δ1を該案内レール1の側面部に対する締め代δ2より大きくしているので、サイドシール11の内周部が全域に渡って案内レールに適正な圧力で押圧接触し、これにより、サイドシール11の防塵性が向上してスライダ2内への異物の侵入が防止され、異物使用環境での直動案内軸受装置の寿命延長を図ることができる。
このようにこの実施の形態では、サイドシール11の案内レール1の上面中央部に対する締め代δ1を該案内レール1の側面部に対する締め代δ2より大きくしているので、サイドシール11の内周部が全域に渡って案内レールに適正な圧力で押圧接触し、これにより、サイドシール11の防塵性が向上してスライダ2内への異物の侵入が防止され、異物使用環境での直動案内軸受装置の寿命延長を図ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、転動体としてころを用いた直動案内軸受装置を例示したが、転動体としてボールを用いた直動案内軸受装置に本発明を適用してもよいのは勿論である。
その他、上記実施の形態において例示した転動体転動面、案内レール、転動体、スライダ、サイドシール等の材質,形状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施の形態では、転動体としてころを用いた直動案内軸受装置を例示したが、転動体としてボールを用いた直動案内軸受装置に本発明を適用してもよいのは勿論である。
その他、上記実施の形態において例示した転動体転動面、案内レール、転動体、スライダ、サイドシール等の材質,形状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
1 案内レール
2 スライダ
3 転動体転動溝(案内レール側)
5 転動体転動面(スライダ側)
6 ころ(転動体)
11 サイドシール
2 スライダ
3 転動体転動溝(案内レール側)
5 転動体転動面(スライダ側)
6 ころ(転動体)
11 サイドシール
Claims (3)
- 軸方向に延びる転動体転動面を有する案内レールと、該案内レールの前記転動体転動面に対向する転動体転動面を有し、これらの両転動体転動面間に挿入された多数の転動体の転動を介して軸方向に沿って相対移動可能に前記案内レールに跨架されたスライダと、該スライダの軸方向の端部に前記案内レールに対して所定の締め代を持って装着されたサイドシールとを備えた直動案内軸受装置において、
前記サイドシールの前記案内レールの上面中央部に対する締め代δ1を該案内レールの側面部に対する締め代δ2より大きくしたことを特徴とする直動案内軸受装置。 - 前記締め代δ1を前記締め代δ2の105〜130%に設定したことを特徴とする請求項1に記載した直動案内軸受装置。
- 前記サイドシールの前記締め代δ1の設定部分の形状を台形又はR形としたことを特徴とする請求項1又は2に記載した直動案内軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004361272A JP2006170280A (ja) | 2004-12-14 | 2004-12-14 | 直動案内軸受装置 |
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JP (1) | JP2006170280A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013122321A (ja) * | 2013-01-21 | 2013-06-20 | Nsk Ltd | リニアガイド装置用シール装置及びリニアガイド装置 |
WO2023162510A1 (ja) * | 2022-02-25 | 2023-08-31 | 日本トムソン株式会社 | 直動案内ユニット |
-
2004
- 2004-12-14 JP JP2004361272A patent/JP2006170280A/ja active Pending
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