JP4411839B2 - セラミック構造体、セラミック構造体の製造方法および非可逆回路素子 - Google Patents

セラミック構造体、セラミック構造体の製造方法および非可逆回路素子 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、接続部材を介して複数のセラミック焼結体が接続されたセラミック構造体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器の小型化、軽量化および薄型化に伴って、電子機器に用いられる電子部品の低背化が求められている。そこで、従来、複数段のセラミック基板を積み重ね、その間に半導体デバイスなどを実装することにより、電子部品を低背化することが行われていた。その際、複数のセラミック基板どうしは導電性バンプなどにより接続されていた。
【0003】
図17は、従来のセラミック構造体を示す概略断面図である。図17に示すように、セラミック基板901a、901bは電極パッド902上に形成されたはんだなどからなる導電性バンプ903を介して接続されている。電極パッド902はセラミック基板901a、901bの内部に形成された導電体904に接続されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
セラミック基板901a、901bは以下のようにして、導電性バンプ903により接続されている。まず、電極パッド902上に金属ボールを溶融して接続し、その金属ボールが固着したセラミック基板901bを平端面が形成された基材に押し付けることにより、平坦化したボールを得る。その平坦化したボールを支持基材上に塗布した導電性接着剤に当接することにより、平坦化したボール上に導電性接着剤を転写し、セラミック基板901aの導体パターン905に位置合わせをして、セラミック基板901aと901bとを接続する。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−135711号公報(第4−7頁、第4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の方法では、セラミック基板901a、901bを予め作製し、積み重ねる位置を合わせる必要があった。また、導電性バンプ903は金属ボールを溶融して形成されるが、溶融後の金属ボールの形状をコントロールすることは困難であり、また、金属ボールを基板に接続する際に押圧することにより、ずれが生じる恐れがあったため、導電性バンプ903を設計通りに作製することは困難であるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、位置合わせが容易であり、設計通りの形状の接続部材を有するセラミック構造体を作製することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にかかるセラミック構造体の製造方法は、表面に導体を形成した複数のセラミック成形体を準備する工程と、前記セラミック成形体の焼結温度では焼結せず、厚み方向にビア導体が形成された接続部材形成用セラミックグリーンシートを準備する工程と、前記セラミック成形体と前記接続部材形成用セラミックグリーンシートとを、前記セラミック成形体により前記接続部材形成用セラミックグリーンシートを挟むようにして積層し、複合積層体を作製する工程と、前記複合積層体を、前記セラミック成形体が焼結し、前記接続部材形成用セラミックグリーンシートが焼結しない温度で、かつ前記ビア導体を構成する金属の融点以下の温度で焼成する工程と、焼成後の前記複合積層体から、前記接続部材形成用セラミックグリーンシートを除去する工程と、を備え、前記接続部材形成用セラミックグリーンシートを介して隣接する複数のセラミック成形体が互いに異なるセラミック材料からなることを特徴としている。
【0018】
請求項2の発明にかかるセラミック構造体の製造方法は、請求項1に記載のセラミック構造体の製造方法において、前記セラミック成形体の焼成温度では焼結しない収縮抑制用セラミックグリーンシートを準備する工程と、前記収縮抑制用セラミックグリーンシート上に、前記セラミック成形体と前記接続部材形成用セラミックグリーンシートとを、前記セラミック成形体が前記接続部材形成用セラミックグリーンシートを挟む状態で積層し、その上に前記収縮抑制用セラミックグリーンシートを積層することにより、収縮抑制用セラミックグリーンシートを備えた複合積層体を作製する工程と、前記複合積層体を、前記セラミック成形体が焼結し、前記接続部材形成用セラミックグリーンシートおよび収縮抑制用セラミックグリーンシートが焼結しない温度で、かつ前記ビア導体を構成する金属の融点以下の温度で焼成する工程と、焼成後の前記複合積層体から、前記接続部材形成用セラミックグリーンシートおよび前記収縮抑制用セラミックグリーンシートを除去する工程と、を備えることを特徴としている。
【0019】
請求項3の発明にかかるセラミック構造体の製造方法は、請求項2に記載のセラミック構造体の製造方法において、前記収縮抑制用セラミックグリーンシートの厚み方向にビア導体が形成されていることを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1は本実施形態にかかるセラミック構造体を示す概略断面図である。
図1に示すように、セラミック構造体100は、セラミック焼結体101a、101bが、一定の間隔をあけ、かつ接続部材102を介して積み重ねられている。
【0022】
セラミック焼結体101a、101bは、本実施形態においては複数のセラミック層からなるセラミック多層基板であるが、積層コンデンサやチップ抵抗などでもよい。セラミック焼結体101a、101bの表面には導体103が形成され、セラミック焼結体101a、101bのセラミック層間には内部導体104が形成され、また内部導体104を接続するビア導体105が形成されている。
【0023】
接続部材102は、焼結金属からなる柱状の接続部材である。焼結金属とは、例えばAgなどを含む導体ペーストが、セラミックを焼成する際に焼き付けられて形成されたものである。接続部材102は、セラミック焼結体101aの表面に形成された導体103と、セラミック焼結体101bの表面に形成された導体103とを電気的機械的に接続する。なお、接続部材102はセラミック焼結体101aの表面に露出したビア導体105と、セラミック焼結体101bの表面に露出したビア導体105とを接続してもよい。接続部材102は導体103と直接的に接続されているため、その間にはんだを介さない。
【0024】
図2は本実施形態にかかるセラミック構造体の変形例を示す概略断面図である。
図2に示すように、セラミック構造体200は、セラミック焼結体101a、101bが、一定の間隔をあけ、かつ接続部材102を介して積み重ねられている。
【0025】
セラミック焼結体101a、101bは、本実施形態においては複数のセラミック層からなるセラミック多層基板であるが、積層コンデンサやチップ抵抗などでもよい。セラミック焼結体101a、101bの表面には導体103が形成され、セラミック焼結体101a、101bのセラミック層間には内部導体104が形成され、また内部導体104を接続するビア導体105が形成されている。セラミック焼結体101aの一方主面またはセラミック焼結体101bの一方主面に、厚膜抵抗220が形成されている。
【0026】
セラミック焼結体101aとセラミック焼結体101bの接続状態はセラミック構造体100と同様である。
【0027】
図3は本実施形態にかかるセラミック構造体の変形例を示す概略断面図である。
図3に示すように、セラミック構造体300は、セラミック焼結体101a、101bが、一定の間隔をあけ、かつ接続部材102を介して積み重ねられ、セラミック焼結体101aの一方主面に電子部品321が実装されている。
【0028】
セラミック焼結体101a、101bの構造、およびセラミック焼結体101aとセラミック焼結体101bの接続状態はセラミック構造体100と同様である。
【0029】
本実施形態にかかるセラミック構造体は、接続部材が柱状であるため、接合ピッチ精度が向上し、また、セラミック焼結体に電子部品を実装する場合、セラミック焼結体への電子部品の微細接合が可能となる。
【0030】
また、焼成後に接続部材形成用セラミックグリーンシートを除去することにより、セラミック基板の外表面が大きくなるため、セラミック基板の放熱性がよい。
【0031】
さらに、接続部材が、例えばAgを含む焼結金属である場合、はんだで接続されている場合に比べて、セラミック基板間の導通抵抗が低くなる。
【0032】
セラミック構造体100は、例えば、以下に示す方法で作製することができる。
図4は本実施形態にかかるセラミック構造体の製造方法を示す概略工程図である。
【0033】
まず、基板用セラミックグリーンシートおよび接続部材形成用セラミックグリーンシートを準備する。
基板用セラミックグリーンシートは、セラミック粉末に、バインダ、可塑剤、溶剤、および分散剤などを加えてボールミルやアトラクターなどで混合してなるスラリーを、脱泡後、ドクターブレード法などの方法により、基板用セラミックグリーンシートを作製することができる。
【0034】
セラミック粉末としては、例えば、CaO−Al23−SiO2系ガラス粉末あるいはMgO−Al23−SiO2系ガラス粉末などの結晶化ガラス、あるいはそのガラス粉末にアルミナ、ジルコン、ムライト、コージェライト、アノーサイト、シリカ、などのセラミックフィラーを添加したものを用いることができる。また、バインダとしては、例えば、ポリビニルブチラール、メタアクリルポリマー、およびアクリルポリマーなどを用いることができる。可塑剤としては、例えば、フタル酸の誘導体などを用いることができる。溶剤としては、例えば、アルコール類、ケトン類および塩素系有機溶剤などを用いることができる。分散剤としては、例えば、ポリオキシエチレン系、ポリオキシアルキレングリコール系、ポリビニル系分散剤などを用いることができる。
【0035】
接続部材形成用セラミックグリーンシートは、基板用セラミックグリーンシートと同様の製造方法により作製される。ただし、その焼結温度は、基板用セラミックグリーンシートよりも高いものである。例えば、基板用セラミックグリーンシートとして、焼結温度が1100℃以下のものを用いる場合には、収縮抑制用セラミックグリーンシートに含まれるセラミック粉末としては、例えば、アルミナ、ジルコニア、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、ムライト、酸化マグネシウム、炭化ケイ素などの粉末を用いることができる。
【0036】
次に、Ag、Cu、Au、Ag−Pd、Ag−Ptなどの金属粉末を含む導体ペーストを、基板用セラミックグリーンシートおよび接続部材形成用セラミックグリーンシートに設けられたビアホールに充填し、ビア導体を形成する。次に、導体ペーストを基板用セラミックグリーンシートの所定の位置にスクリーン印刷し、導体を形成する。導体ペーストに含まれる金属の融点はセラミック成形体の焼結温度より高い。
【0037】
次に、図4に示すように、導体113、内部導体114およびビア導体115が形成された基板用セラミックグリーンシート116とビア導体112の形成された接続部材形成用セラミックグリーンシート118とを、基板用セラミックグリーンシート116が接続部材形成用セラミックグリーンシート118を挟むように配置し、積層、圧着する。これにより、接続部材形成用セラミックグリーンシート118を挟んで、基板用セラミックグリーンシート116の積層された積層体であるセラミック成形体111a、111bが積層されている複合積層体110を作製する。
【0038】
複合積層体110を作製するために、セラミック成形体111a、111bを積層、圧着する際の圧力は50MPa以上、温度は40〜90℃であることが望ましい。
【0039】
次に、複合積層体110を、基板用セラミックグリーンシート116が焼結し、接続部材形成用セラミックグリーンシート118が焼結しない温度で、かつ前記金属の融点以下の温度で焼成する。この温度で焼成することにより、基板用セラミックグリーンシート116が焼結する際には、接続部材形成用セラミックグリーンシート118が基板用セラミックグリーンシート116の収縮を抑制する。一方、基板用セラミックグリーンシート116の焼結温度を超えると、基板用セラミックグリーンシート116が接続部材形成用セラミックグリーンシート118の収縮を抑制するため、複合積層体110の収縮が抑制される。
【0040】
次に、焼成後の複合積層体から接続部材形成用セラミックグリーンシート118を除去する。これにより、接続部材形成用セラミックグリーンシート118に形成されていたビア導体112が、先に図1において示した接続部材102となる、セラミック構造体100を作製する。
【0041】
次に、セラミック構造体200は、例えば、以下に示す方法で作製することができる。
図5は本実施形態にかかるセラミック構造体の変形例の製造方法を示す概略工程図である。
【0042】
まず、セラミック構造体100を作製する際に準備したのと同様の、基板用セラミックグリーンシート、接続部材形成用セラミックグリーンシート、および導体ペーストを準備する。
次に、導体ペーストを、基板用セラミックグリーンシートおよび接続部材形成用セラミックグリーンシートに設けられたビアホールに充填し、ビア導体を形成する。次に、導体ペーストを基板用セラミックグリーンシートの所定の位置にスクリーン印刷し、導体を形成する。導体ペーストに含まれる金属の融点はセラミック成形体の焼結温度より高い。また、基板用セラミックグリーンシートの所定の位置に抵抗ペーストをスクリーン印刷し、厚膜抵抗を形成する。
【0043】
次に、図5に示すように、導体113、内部導体114およびビア導体115が形成された基板用セラミックグリーンシート116と、ビア導体112および厚膜抵抗220が形成された接続部材形成用セラミックグリーンシート118を、基板用セラミックグリーンシート116が接続部材形成用セラミックグリーンシート118を挟むように配置し、積層、圧着する。この際、厚膜抵抗220の形成された基板用セラミックグリーンシート116は、厚膜抵抗220が接続部材用セラミックグリーンシート118に接するように配置される。なお、これにより、接続部材形成用セラミックグリーンシート118を挟んで、基板用セラミックグリーンシート116の積層された積層体であるセラミック成形体111a、111bが積層されている複合積層体210を作製する。
【0044】
複合積層体210を作製するために、セラミック成形体111a、111bを積層、圧着する際の圧力は50MPa以上、温度は40〜90℃であることが望ましい。
【0045】
次に、複合積層体110を焼成したのと同様の条件で複合積層体210を焼成し、接続部材形成用セラミックグリーンシート118を除去し、図2に示すセラミック構造体200を作製する。
【0046】
以下、セラミック構造体100のその他の製造方法について説明する。
図6、7は本実施形態にかかるセラミック構造体の製造方法の変形例をを示す概略工程図である。図8は本実施形態にかかるセラミック構造体の変形例を示す概略断面図である。
【0047】
まず、上述したセラミック構造体100の製造方法と同様にして、基板用セラミックグリーンシートおよび接続部材形成用セラミックグリーンシートを準備する。次に、接続部材形成用セラミックグリーンシートと同様の材料を用いて、同様の方法により収縮抑制用セラミックグリーンシートを作製する。収縮抑制用セラミックグリーンシートと接続部材形成用セラミックグリーンシートは異なる材料から形成されてもよい。
【0048】
次に、図6に示すように、導体113、内部導体114およびビア導体115が形成された基板用セラミックグリーンシート116とビア導体112の形成された接続部材形成用セラミックグリーンシート118とを、基板用セラミックグリーンシート116が接続部材形成用セラミックグリーンシート118を挟むように配置し、さらにその両側に収縮抑制用セラミックグリーンシート119を積層して、圧着し、収縮抑制用セラミックグリーンシート119を備えた複合積層体110を作製する。
【0049】
次に、収縮抑制用セラミックグリーンシート119を備えた複合積層体110を、基板用セラミックグリーンシート116が焼結し、接続部材形成用セラミックグリーンシート118および収縮抑制用セラミックグリーンシート119が焼結しない温度で、かつ前記金属の融点以下の温度で焼成する。焼成後、接続部材形成用セラミックグリーンシート118を除去する際に収縮抑制用セラミックグリーンシート119も除去し、図1に示すセラミック構造体100を作製する。
【0050】
また、図7に示すように、収縮抑制用セラミックグリーンシート119と基板用セラミックグリーンシート116の間に、ビア導体が形成された収縮抑制用セラミックグリーンシート419を積層して、圧着し、収縮抑制用セラミックグリーンシート119およびビア導体が形成されたセラミックグリーンシート419を備えた複合積層体110を形成する。
【0051】
次に、収縮抑制用セラミックグリーンシート119およびビア導体が形成されたセラミックグリーンシート419を備えた複合積層体110を、基板用セラミックグリーンシート116が焼結し、接続部材形成用セラミックグリーンシート118、収縮抑制用セラミックグリーンシート119およびビアが形成されたセラミックグリーンシート419が焼結しない温度で、かつ前記金属の融点以下の温度で焼成する。焼成後、接続部材形成用セラミックグリーンシート118を除去する際に収縮抑制用セラミックグリーンシート119およびビアが形成されたセラミックグリーンシート419も除去し、図8に示すセラミック構造体400を作製する。
【0052】
セラミック成形体400に備えられている接続部材402には電子部品を実装することができる。
【0053】
本実施形態にかかるセラミック構造体の製造方法によれば、複数のセラミック焼結体が積み重なった形状のセラミック構造体を作製する場合に、セラミックグリーンシートを積層する際に、焼成後に形成されるセラミック焼結体の位置を合わせることができるため、位置合わせが容易である。
【0054】
また、セラミック成形体を別々に焼成する必要がなく、一括焼成することができるため、実装工程も不要となり低コスト化が可能となる。
【0055】
接続部材は、予め接続部材形成用セラミックグリーンシートに形成されたビア導体を焼結することにより作製された柱状の焼結金属であるため、設計通りの接続部材を作製することができる。
【0056】
また、セラミック焼結体間の空間に厚膜抵抗を形成したり、電子部品を実装することができる。
【0057】
さらに、収縮抑制用セラミックグリーンシートを用いることにより、焼成時の複合積層体の収縮を抑制することができ、反りや歪みのないセラミック構造体を作製することができる。
【0058】
セラミック構造体の最上部に接続部材が形成されたセラミック構造体については、その接続部材に容易に電子部品を実装することができる。
(実施形態2)
図9は本実施形態にかかるセラミック構造体を示す概略断面図である。図10は本実施形態にかかるセラミック構造体の製造方法を示す概略工程図である。
図9に示すように、セラミック構造体500は、互いに異なるセラミック層からなるセラミック多層基板である、第1のセラミック焼結体501と第2のセラミック焼結体502とからなる。第1、第2のセラミック焼結体501、502構造、および第1のセラミック焼結体501と第2のセラミック焼結体502の接続状態は実施形態1と同様である。
【0059】
まず、実施形態1で示した方法と同様の方法により、第1の基板用セラミックグリーンシート、第1の基板用セラミックグリーンシートとは材料の異なる第2の基板用セラミックグリーンシート、および接続部材形成用セラミックグリーンシートを準備する。
【0060】
次に、図10に示すように、導体113、内部導体114およびビア導体115が形成された第1の基板用セラミックグリーンシート516、導体103およびビア導体105が形成された第2の基板用セラミックグリーンシート517、およびビア導体112の形成された接続部材形成用セラミックグリーンシート118とを、第1の基板用セラミックグリーンシート516と第2の基板用セラミックグリーンシート517とが接続部材形成用セラミックグリーンシート118を挟むように配置し、積層、圧着する。これにより、接続部材形成用セラミックグリーンシート118を挟んで、第1、第2の基板用セラミックグリーンシート516、517の積層された積層体であるセラミック成形体511、512が積層されている複合積層体510を作製する。
【0061】
複合積層体510を作製するために、セラミック成形体511、512を積層、圧着する際の圧力は50MPa以上、温度は40〜90℃であることが望ましい。
【0062】
次に、実施形態1に示した方法と同様の方法により焼成し、接続部材形成用セラミックグリーンシート118を除去し、図9に示すセラミック構造体500を作製する。
【0063】
セラミック焼結体のセラミックが異なる場合、接続部材形成用セラミックグリーンシートを設けずに積層して同時焼成すると、収縮挙動の差から反りや歪みが生じセラミック焼結体間に隙間ができることがある。しかし、本実施形態にかかるセラミック構造体の製造方法によれば、接続部材形成用セラミックグリーンシートによりセラミック焼結体の反りや歪みが抑制され、セラミック焼結体間のずれを抑制することができる。
(実施形態3)
図11は本実施形態にかかるセラミック構造体を示す概略断面図である。図12は本実施形態にかかるセラミック構造体の製造方法を示す概略工程図である。図11に示すように、セラミック構造体600は、第1のセラミック焼結体601、第2のセラミック焼結体602が、一定の間隔をあけ、かつ接続部材102を介して積み重ねられている。第2のセラミック焼結体602は、一方主面602aから他方主面602bに向けて貫通する貫通孔622が形成された枠型のセラミック基板であり、一方主面602aに導体103が形成されているセラミック基板である。第1のセラミック焼結体601は、一方主面601bに導体103が形成されているセラミック基板である。第1、第2のセラミック焼結体601、602のセラミック層間に内部導体104が形成され、また内部導体104を接続するビア導体105が形成されている。
【0064】
セラミック焼結体601、602の構造、およびセラミック焼結体601とセラミック焼結体602の接続状態は実施形態1と同様である。
【0065】
セラミック構造体600は、第1のセラミック焼結体601の一方主面601bを底面とし、第2のセラミック焼結体602の貫通孔622を側面とする凹部623を有する。凹部623を利用して電子部品621を実装することができるため、回路モジュールを小型化、低背化することができる。
【0066】
セラミック構造体600は、例えば、以下に示す方法で作製することができる。
まず、実施形態1で示した方法と同様の方法により、第1の基板用セラミックグリーンシート、第2の基板用セラミックグリーンシート、および接続部材形成用セラミックグリーンシートを準備する。
【0067】
次に、図12に示すように、ビア導体112の形成された接続部材形成用セラミックグリーンシート118と導体113、内部導体114およびビア導体115が形成された第1の基板用セラミックグリーンシート116を積層して、接続部材形成用セラミックグリーンシート118を備えた第1のセラミック成形体611を作製する。次に、ビア導体112の形成された接続部材形成用セラミックグリーンシート118と導体113、内部導体114およびビア導体115が形成された第2の基板用セラミックグリーンシート117を積層し、第2の基板用セラミックグリーンシート117からなる積層体の積層方向に貫通孔622を形成して、貫通孔622の形成された接続部材形成用セラミックグリーンシート118aを備えた第2のセラミック成形体を作製する。次に、第1のセラミック成形体611と第2のセラミック成形体612とを接続部材形成用セラミックグリーンシート118、118aを挟むように配置し、積層、圧着する。これにより、接続部材形成用セラミックグリーンシート118、118aを挟んで、セラミック成形体611、612が積層されている複合積層体610を作製する。
【0068】
複合積層体610を作製するために、セラミック成形体611、612を積層、圧着する際の圧力は50MPa以上、温度は40〜90℃であることが望ましい。
【0069】
その後、実施形態1に示した方法と同様の方法により焼成し、接続部材形成用セラミックグリーンシート118、118aを除去し、図11に示すセラミック構造体600を作製する。
【0070】
本実施形態にかかるセラミック構造体の製造方法によれば、複数のセラミック焼結体が積み重なった形状のセラミック構造体であり、凹部を有するセラミック構造体を作製する場合に、セラミックグリーンシートを積層する際に、焼成後に形成されるセラミック焼結体の位置を合わせることができるため、位置合わせが容易である。
【0071】
また、セラミック成形体を別々に焼成する必要がなく、一括焼成することができるため、実装工程も不要となり低コスト化が可能となる。
(実施形態4)
図13は本実施形態にかかるセラミック構造体のを示す概略断面図である。図14は本実施形態にかかるセラミック構造体の製造方法示す概略工程図である。
図13に示すように、セラミック構造体700は、第1のセラミック焼結体701と第2のセラミック焼結体702aとが一定の間隔をあけ、かつ、接続部材102を介して積み重ねられ、第1のセラミック焼結体701と第3のセラミック焼結体702bが一定の間隔をあけ、かつ、接続部材を介して積み重ねられた構造を有している。また、第2のセラミック焼結体702aと第3のセラミック焼結体702bとは、第1のセラミック焼結体701の一方主面上において一定の間隔をあけ、対向するように配置されている。第1のセラミック焼結体701の一方主面と、第2、第3のセラミック焼結体702a、702bの対向する側面とが凹部723を形成する。
【0072】
セラミック焼結体701、702a、702bの構造、およびセラミック焼結体701とセラミック焼結体702aの接続状態、セラミック焼結体701とセラミック焼結体702bの接続状態は実施形態1と同様である。
【0073】
セラミック構造体700は、例えば、以下に示す方法で作製することができる。
まず、実施形態1で示した方法と同様の方法により、基板用セラミックグリーンシート、および接続部材形成用セラミックグリーンシートを準備する。
【0074】
次に、図14に示すように、ビア導体112の形成された接続部材形成用セラミックグリーンシート118と導体113、内部導体114およびビア導体115が形成された基板用セラミックグリーンシート116を積層して、接続部材形成用セラミックグリーンシート118を備えた第1のセラミック成形体711を作製する。次に、ビア導体112の形成された接続部材形成用セラミックグリーンシート118と導体113、内部導体114およびビア導体115が形成された基板用セラミックグリーンシート116を積層して、接続部材形成用セラミックグリーンシート118を備えたセラミック成形体を作製し、その後所定の大きさに切断して、セラミック成形体712a、712bを作製する。
【0075】
次に、第1のセラミック成形体711上に、第2のセラミック成形体712と第3のセラミック成形体713とが一定の間隔をあけて対向するように、かつ、第1のセラミック成形体711と第2、第3のセラミック成形体712a、712bが接続部材形成用セラミックグリーンシート118を挟むように配置し、積層、圧着する。第1のセラミック成型体711の一方主面と、第2、第3のセラミック成形体712a、712bの対向する側面とが凹部723を形成する。これにより、接続部材形成用セラミックグリーンシート118を挟んで、第1のセラミック成形体711と第2、第3のセラミック成形体712a、712bが積層されている複合積層体710を作製する。
【0076】
複合積層体710を作製するために、第1、第2、第3のセラミック成形体711、712a、712bを積層、圧着する際の圧力は50MPa以上、温度は40〜90℃であることが望ましい。
【0077】
その後、実施形態1に示した方法と同様の方法により焼成し、接続部材形成用セラミックグリーンシート118を除去し、図13に示すセラミック構造体700を作製する。
【0078】
本実施形態にかかるセラミック構造体の製造方法によれば、複数のセラミック焼結体が積み重なった形状のセラミック構造体であり、凹部を有するセラミック構造体を作製する場合に、セラミックグリーンシートを積層する際に、焼成後に形成されるセラミック焼結体の位置を合わせることができるため、位置合わせが容易である。
【0079】
また、セラミック成形体を別々に焼成する必要がなく、一括焼成することができるため、実装工程も不要となり低コスト化が可能となる。
【0080】
また、本実施形態にかかるセラミック構造体は凹部を有することから、以下に示す非可逆回路素子に用いる場合に有効である。
【0081】
図15は本実施形態にかかるセラミック構造体を利用した非可逆回路素子を示す分解斜視図である。図16は本実施形態にかかるセラミック構造体を利用した非可逆回路素子の電気等価回路図である。
図15に示すように、非可逆回路素子は、永久磁石801、中心電極組立体802、積層基板803、上ヨーク804および下ヨーク805とを備える。
【0082】
中心電極組立体802は矩形状のフェライト806の上面に3つの中心電極807を絶縁層を介在させて略120度ごとに交差するように配置している。フェライト806には、永久磁石801により直流磁界が印加される。
【0083】
積層基板803には、図13に示す、表面に導体が形成された第1、第2、第3のセラミック基板711、712a、712bからなるセラミック構造体700を用いる。セラミック構造体700は、第1のセラミック焼結体701の一方主面と、第2、第3のセラミック焼結体702a、702bの対向する側面とが形成する凹部723を有する。この凹部723は図15積層基板803の凹部808にあたる。
【0084】
積層基板803は、中心電極807の一方端面と電気的に接続される中心電極用接続電極809や、中心電極807の他方端面と電気的に接続されるアース用接続電極810を備え、その内部には誘電体シートやコンデンサ電極や回路用電極などが内蔵され、整合回路が形成されている。
【0085】
金属製の上ヨーク804は、略箱形状であり、上部および4つの側部811とからなる。
【0086】
金属製の下ヨーク805は底部812と一対の側部813とからなる。下ヨーク805はアース用接続電極809と電気的に接続され、アースとなる。積層基板803の凹部808に下ヨーク805の底部812がはめ込まれて固定される。下ヨーク805の側部813と、上ヨーク804の一対の側部811とを接合することにより金属ケースとなり、永久磁石801と中心電極組立体802と積層基板803を囲む磁路を形成する。
【0087】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明にかかるセラミック多層基板の製造方法の一実施例を説明する。まず、CaO−Al23−SiO2系ガラス粉末とアルミナ粉末とを等重量比率で混合した混合粉末100重量部に、ポリビニルブチラールを15重量部、イソプロピルアルコールを40重量部、トルエンを20重量部をそれぞれ加え、ボールミルで24時間混合してなるスラリーを、脱泡後、ドクターブレード法により、厚さ100μmの基板用セラミックグリーンシートを作製した。
【0088】
次に、アルミナ粉末100重量部に、ポリビニルブチラールを15重量部、イソプロピルアルコールを40重量部、トルエンを20重量部、およびポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを1重量部をそれぞれ加え、ボールミルで24時間混合してなるスラリーを、脱泡後、ドクターブレード法により、厚さ100μmの接続部材形成用セラミックグリーンシートを作製した。
【0089】
次に、Agペーストを基板用セラミックグリーンシートおよび接続部材形成用セラミックグリーンシートに設けられたビアホールに充填し、ビア導体を形成する。次に、導体ペーストを基板用セラミックグリーンシートの所定の位置にスクリーン印刷し、導体を形成した。
【0090】
次に、基板用セラミックグリーンシートを10枚積層し、その上に接続部材形成用セラミックグリーンシートを2枚積層し、さらにその上に基板用セラミックグリーンシートを10枚積層し、圧力100MPa、温度60℃で圧着し、複合積層体を作製した。
【0091】
次に、複合積層体110を900℃で30分間焼成した。
次に、超音波洗浄を実施し、焼成後の複合積層体から接続部材形成用セラミックグリーンシートを除去し、セラミック構造体を作製した。
【0092】
(実施例2)
以下、本発明にかかるセラミック多層基板の製造方法の一実施例を説明する。
まず、MgO−Al23−SiO2系ガラス粉末とアルミナ粉末とを等重量比率で混合した混合粉末100重量部に、ポリビニルブチラールを15重量部、イソプロピルアルコールを40重量部、トルエンを20重量部をそれぞれ加え、ボールミルで24時間混合してなるスラリーを、脱泡後、ドクターブレード法により、厚さ100μmの第1の基板用セラミックグリーンシートを作製した。
【0093】
次に、CaO−Al23−SiO2系ガラス粉末とアルミナ粉末とを等重量比率で混合した混合粉末100重量部に、ポリビニルブチラールを15重量部、イソプロピルアルコールを40重量部、トルエン20重量部をそれぞれ加え、ボールミルで24時間混合してなるスラリーを、脱泡後、ドクターブレード法により、厚さ100μmの第2の基板用セラミックグリーンシートを作製した。
【0094】
次に、アルミナ粉末100重量部に、ポリビニルブチラールを15重量部、イソプロピルアルコールを40重量部、トルエンを20重量部、およびポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを1重量部をそれぞれ加え、ボールミルで24時間混合してなるスラリーを、脱泡後、ドクターブレード法により、厚さ100μmの接続部材形成用セラミックグリーンシートを作製した。
【0095】
次に、Agペーストを第1、第2の基板用セラミックグリーンシートおよび接続部材形成用セラミックグリーンシートに設けられたビアホールに充填し、ビア導体を形成する。次に、導体ペーストを基板用セラミックグリーンシートの所定の位置にスクリーン印刷し、導体を形成した。
【0096】
次に、第1の基板用セラミックグリーンシートを10枚積層し、その上に接続部材形成用セラミックグリーンシートを2枚積層し、さらにその上に第2の基板用セラミックグリーンシートを10枚積層し、圧力100MPa、温度60℃で圧着し、複合積層体を作製した。
【0097】
次に、複合積層体を900℃で30分間焼成した。
次に、超音波洗浄を実施し、焼成後の複合積層体から接続部材形成用セラミックグリーンシートを除去し、セラミック構造体を作製した。
【0098】
【発明の効果】
本発明にかかるセラミック多層基板の製造方法によれば、セラミックグリーンシートを積層する際に、焼成後に形成されるセラミック焼結体の位置を合わせることができ、位置合わせが容易である。また、セラミックグリーンシートに導体ペーストを充填することにより接続部材の形状を決定することができるため、設計通りの接続部材を有するセラミック構造体を作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1にかかるセラミック構造体を示す概略断面図である。
【図2】実施形態1にかかるセラミック構造体の変形例を示す概略断面図である。
【図3】実施形態1にかかるセラミック構造体の変形例を示す概略断面図である。
【図4】実施形態1にかかるセラミック構造体の方法を示す概略工程図である。
【図5】実施形態1にかかるセラミック構造体の変形例の製造方法を示す概略工程図である。
【図6】実施形態1にかかるセラミック構造体の製造方法の変形例を示す概略工程図である。
【図7】実施形態1にかかるセラミック構造体の製造方法の変形例を示す概略工程図である。
【図8】実施形態1にかかるセラミック構造体の変形例を示す概略断面図である。
【図9】実施形態2にかかるセラミック構造体を示す概略断面図である。
【図10】実施形態2にかかるセラミック構造体の製造方法を示す概略工程図である。
【図11】実施形態3にかかるセラミック構造体を示す概略断面図である。
【図12】実施形態3にかかるセラミック構造体の製造方法を示す概略工程図である。
【図13】実施形態4にかかるセラミック構造体を示す概略断面図である。
【図14】実施形態4にかかるセラミック構造体の製造方法を示す概略工程図である。
【図15】実施形態4にかかるセラミック構造体を利用した非可逆回路素子を示す概略分解図である。
【図16】実施形態4にかかるセラミック構造体を利用した非可逆回路素子の電気等価回路図である。
【図17】従来のセラミック多層基板を示す概略断面図である。
【符号の説明】
100 セラミック構造体
101、501、502 セラミック焼結体
102、402 接続部材
103、113 導体
104、114 内部導体
105、112、115 ビア導体
110 複合積層体
111、511、512 セラミック成形体
116、516、517 基板用セラミックグリーンシート
118 接続部材形成用セラミックグリーンシート
119 収縮抑制用セラミックグリーンシート
220 厚膜抵抗
321 電子部品
419 ビア導体を形成した収縮抑制用
セラミックグリーンシート
622 貫通孔
623 凹部

Claims (3)

  1. 表面に導体を形成した複数のセラミック成形体を準備する工程と、
    前記セラミック成形体の焼結温度では焼結せず、厚み方向にビア導体が形成された接続部材形成用セラミックグリーンシートを準備する工程と、
    前記セラミック成形体と前記接続部材形成用セラミックグリーンシートとを、前記セラミック成形体により前記接続部材形成用セラミックグリーンシートを挟むようにして積層し、複合積層体を作製する工程と、
    前記複合積層体を、前記セラミック成形体が焼結し、前記接続部材形成用セラミックグリーンシートが焼結しない温度で、かつ前記ビア導体を構成する金属の融点以下の温度で焼成する工程と、
    焼成後の前記複合積層体から、前記接続部材形成用セラミックグリーンシートを除去する工程と、
    を備え
    前記接続部材形成用セラミックグリーンシートを介して隣接する複数のセラミック成形体が互いに異なるセラミック材料からなることを特徴とする、セラミック構造体の製造方法。
  2. 前記セラミック成形体の焼成温度では焼結しない収縮抑制用セラミックグリーンシートを準備する工程と、
    前記収縮抑制用セラミックグリーンシート上に、前記セラミック成形体と前記接続部材形成用セラミックグリーンシートとを、前記セラミック成形体が前記接続部材形成用セラミックグリーンシートを挟む状態で積層し、その上に前記収縮抑制用セラミックグリーンシートを積層することにより、収縮抑制用セラミックグリーンシートを備えた複合積層体を作製する工程と、
    前記複合積層体を、前記セラミック成形体が焼結し、前記接続部材形成用セラミックグリーンシートおよび収縮抑制用セラミックグリーンシートが焼結しない温度で、かつ前記ビア導体を構成する金属の融点以下の温度で焼成する工程と、
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載のセラミック構造体の製造方法。
  3. 前記収縮抑制用セラミックグリーンシートの厚み方向にビア導体が形成されていることを特徴とする、請求項2に記載のセラミック構造体の製造方法。
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